「おや、雨宿りかい」
そう声をかけたのは、他ならぬ私の後輩が、バス停で雨をしのいでいたからである。
雨の音にぼやけてしまって、私の声だとすぐにはわからなかったのだろう。
突然かけられた何者かの声に、強張るようにして、セーラー服の彼女はこちらを振り向いた。
私の姿を見るなり、一息ついて
「先輩も、ですか」
といった。
「うん。おかげでセーラー服がびしょ濡れだ」
元スレ
先輩「この雨はやまない」後輩「何を賭けますか」
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