ほむら「し、知らないわ」
まどか「あのね、むしゃぶりつきたくなるようなナイスバディに誰でもなれる、魔法の有酸素運動なんだって」
ほむら「そ、そう……」
まどか「でね、私って胸が小さいからやってみようかなって思って昨日……その体操の歌を聞いてみたの」
ほむら「……」
まどか「何度聞いてみても……テンションがおかしくなったほむらちゃんの声にしか聞こえないの!」
まどか「でもほむらちゃんって胸に関しては私と同レベルだし……」
まどか「もしもほむらちゃんが歌ってたら……それって詐欺……だよね?」
まどか「だから……ね?自首しよう?」
ほむら「ま、待ってまどか!それはきっとただ単に似ているだけよ!」
ほむら「むしろ効果があったら私に進めて欲しいぐらいだわ!」
まどか「ねぇほむらちゃん……ほむらちゃんの事を信じたいのに信じられないの……」
まどか「だから……一度だけ、マーベラスって叫んでみて?」
元スレ
まどか「ねぇ、ほむらちゃん!プリップリン体操って知ってる?」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1310917790/
まどか「どうしてなのほむらちゃん……胸が小さい人のコンプレックスを……ほむらちゃんもわかってるよね?」
まどか「それなのにどうしてこんな詐欺を……」
ほむら「あの……まどか?」
まどか「ほむらちゃんのこと……大好きだったのに……尊敬もしてたのに……幻滅だよ……」
ほむら「鹿目さん?」
まどか「どうして……どうしてなの……」
ほむら「わかったわ……マーベラスって叫んだら私の潔白が証明できるのね?」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「マーベラス!」
まどか「……ほむらちゃん……」
ほむら「わかってくれた?」
まどか「自主しよ?私たち……ずっと友達だから……捕まっても私はずっと友達だからね?」
ほむら「だから違うのよまどか……」
まどか「でも……声が完全に一致してたよ?」
ほむら「というかそもそもその体操で胸が大きくなるってことになってるの?」
まどか「うん、なんかドリル髪の巨乳の人のシルエットと一緒に乗ってたよ?」
ほむら「よくある詐欺のパターンね」
まどか「やっぱり……ほむらちゃんは詐欺をしていたんだね……ねぇ、自首してよほむらちゃん……」
まどか「私、これ以上ほむらちゃんが犯罪者になっていくの見たくないよ……」
ほむら「だからやってないわ……」
まどか「でも、やっぱりほむらちゃんの声にしか聞こえないよ……似てるなんてものじゃないよ……」
ほむら「わかったわ……じゃあ製作している場所に乗り込みましょう?」
まどか「それは迷惑だからだめだよほむらちゃん!」
ほむら「じゃあどうしたら私の身の潔白が……」
ほむら「ちょっと待って!そういえばさっきドリル髪の巨乳の人って言ったわよね?」
まどか「うん、その人のシルエットに噴出しがあって……」
ほむら「その雑誌は持ってる?」
まどか「うん……」
ほむら「ちょっと見せて!」
まどか「?」
ほむら「やはり……」
まどか「どうしたの?」
ほむら「まどか、巴マミに会いに行きましょう」
まどか「うん」
マミ「何のようかしら?」
ほむら「あなた、このシルエットの写真に覚えはあるかしら?」
マミ「あっこのシルエット……私じゃない!というか前に写真を取りたいってう人に取らせてあげた写真じゃない」
ほむら「そう……つまり私の声もいつのまにか集められていたのかもしれないわ」
まどか「ほむらちゃん……なんでマミさんが写真でわかったの?やっぱり犯人はほむらちゃんなんじゃ……ねぇ、自首したほうがいいよほむらちゃん……」
ほむら「ねぇまどか……お願いだから信じてくれないかしら?」
まどか「でも……」
マミ「少なくとも写真をとった人は暁美さんではなかったわ」
まどか「ほむらちゃんがその気になれば時を止められちゃうし……」
ほむら「確かにそうだけど……そんな事のために使わないわ」
ほむら「仮に、その詐欺を私がしていたとして……胸が小さい自分がこんな詐欺をするなんて惨めじゃない……」
まどか「つまり胸の大きいマミさんが犯人ってほむらちゃんはいいたいの?」
マミ「フォローしてあげたのにそんな言い方ってひどいじゃない!」
ほむら「もういや……」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「わかったわ……自首……はしないけど……警察に調べてもらいましょう?」
まどか「だめだよほむらちゃん!警察の方だって忙しいんだよ?こんなしょぼい詐欺を調べる暇なんて無いよ!」
ほむら(そのしょぼい詐欺に濡れ衣を着せられて困ってるのだけど……)
ほむら「そう……」
まどか「そういえば……ほむらちゃん!ネコミミモードっていってみて」
ほむら「?ネコミミモード」
まどか「……このネコミミをつけて甘えるような感じでお願い」
ほむら「ネコミミモ~ド」
マミ「あらかわいい」
まどか「そうやって何人の男の人達をたぶらかせてきたの?」
ほむら「え?」
まどか「ネコミミモードって曲もこの前かわいいってさやかちゃんに言われて聞いてみたんだ……」
まどか「そしたら……ほむらちゃんの声に聞こえるんだ……でね……キスしたくなっちゃったとか……」
ほむら「身に覚えが無いのだけど……」
まどか「体は覚えてないけど頭は覚えてるってこと?」
まどか「ほむらちゃんはてっきり私だけをみてくれてるのかと思ってたけど……そんなことはなかったんだね……」
ほむら「えっと……まどかのこと……私は大好きよ?」
まどか「そうやって何人騙したの!ほむらちゃん!」
ほむら「騙してなんか……」
まどか「もういいよ……自首しよ?ほむらちゃん……」
ほむら「冤罪よ……お願いだから信じて……」
ほむら「そうだわ!まどか、あなただって似た声の人がいるじゃない」
まどか「?」
ほむら「例えば日本の文化みたいになってるゲームのヒロインの子!」
まどか「あぁあれ?私の仕事」
ほむら「え?」
まどか「声優さんのお仕事してるから」
ほむら「あ……そうなの……」
まどか「そうなのもなにもダンスインザヴァンパイアバンドで共演したじゃんほむらちゃん」
ほむら「え?あっうん……」
ほむら(その理論で行くと私も仕事だったでよくないかな?)
ほむら「ちょっと待って!その前に中学生で仕事もくそもないわ!」
ほむら「だいたいその話は現実世界の中の人のおはなしよ!」
まどか「小五から声優業やってる子役出身だから問題ないよほむらちゃん」
ほむら「……」
まどか「それより詐欺の話に戻るけど」
ほむら「もう好きにして……」
まどか「じゃあ……自首しよっかほむらちゃん……」
ほむら「えぇ……やってないけどもう自白するわ……」
こうして暁美ほむらは逮捕され、前科がついた
出所後も前科がついた女を雇ってくれるような会社はなく
途方にくれていると鹿目まどかとであい、結婚
今では専業主婦として幸せな家庭を築いている
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんをお嫁さんにできたよ」
おわり