姉「弟を姉萌えに目覚めさせる本を買ってきました」
弟「そんな本あんのかよ!うさんくせーな!」
姉「ふむふむ。『基本的に弟は姉を好きなものです』か」
弟「いきなりでたらめが書いてあるな」
姉「『まずは抱きついてチューして反応を見てみましょう』か」
弟「そんなことしたら殴るぞ。マジで」
姉「抱きっ」
弟「やめろや!」
姉「チュー」
弟「・・・」
姉「・・・? キャアッ!なな何で勃起してんのよ!もー!////」
弟「性格の割にウブなところ治せよもー・・・」
元スレ
姉「ロリコンの弟を姉萌えに目覚めさせるにはっと」弟「ねーよ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1339578908/
姉「ふむふむ。『お風呂上がりに裸でリビングへ行きましょう』か」
姉「裸は恥ずかしいな・・・。どうしたらいいんだろ」
弟「Tシャツ1枚だけ着てみたら?もちろんノーブラで」
姉「ノーブラもやだ」
弟「じゃあブラ着けてていいから」
姉「Tシャツ1枚もブラが透けるからやだ」
弟「じゃあ上に何か羽織ってていいから・・・」
姉「っていうかすっぴんを弟に見られるのやだ」
弟「え!?今までずっとメイクしてたの?」
姉「だから弟が寝てから風呂入ってるし」
弟「そのページ破り捨てろ!」
姉「ふむふむ。『朝は優しく起こしてあげましょう。好感度UPです』か」
姉「おとうと~。起きて~ん」
弟「Zzz」
姉「弟。起きてよ」
弟「グーグー」
姉「弟ってば!起きなさい!!」
弟「ふぇ!?な、なんだよ!」
姉「優しくじゃ起こせないじゃない!もー!」
弟「つーか朝の5時じゃねえか!起こすの早すぎんだよ!」
姉「だってこれから朝のランニングあるし」
弟「毎朝ランニングしてたのか・・・。って姉ちゃん今すっぴん?」
姉「・・・」
姉「忘れろ!!」バキッ
弟「がはっ!・・・Zzz」
弟は記憶を失った
弟「おはよう」
姉「あ・・・弟。お、おはよ!」
弟「なんか頭がめっちゃ痛い」
姉「あ、あれー?どうしちゃったんだろうねー!アハ、アハハハ!」
弟「っていうかここはどこ?」
姉「えっ」
弟「アンタ誰?」
姉「ちょっと、どうしたのよ?お姉ちゃんのことわかるでしょ?」
弟「ね・え・ちゃ・ん?うぅ・・・思い出せない・・・」
姉「ナンテコッタイ」
姉「あなたの名前は弟!」
弟「お・と・う・と?」
姉「ここは私たちの家!」
弟「い・え?」
姉「私はあなたのお姉ちゃん!」
弟「ね・え・ちゃ・ん?」
姉「そして私たちは愛し合っていたの!」
弟「そ・れ・は・う・そ」
姉「何でこれだけ嘘なのよ」
弟「だって顔が邪念に満ち溢れてたし」
姉「私のせいで記憶喪失に・・・。でもこれは姉萌えにするチャンスでは!」
弟「ここが俺の部屋か・・・。ん?この本は・・・!」
姉「弟ー!ちょっと話が・・・」
弟「JSの写真ぐへへへへ」
姉「コラー!!!!」ビリビリビリ
弟「何すんだよ!」
姉「こんなロリエロいもの見ちゃいけません!」
弟「覚えてないけどこれって俺のおかずだったんだろ?全部破いちゃってどうしてくれるんだよ」
姉「弟には私がいるでしょ!」
弟「じゃあ裸とか見せてくれるのかよ!」
姉「えー!?そ、それは・・・」
弟「裸が嫌ならおっぱい触らせてくれよ!」
姉「恥ずかしいから無理ー!」
弟「何でこの人性格の割にウブなん・・・」
弟「結局お宝は姉に全部捨てられたが、俺ってロリコンだったんだな」
弟「ん?姉の人が着替えてる」
姉「♪」ヌギヌギ
弟「ロリコンだったんじゃ着替え見ても興奮しないだろうな。いやそれ以前に姉に興奮するわけないか」
姉「あー汗かいた。ブラも変えよっと」
弟「!? お、おっぱいが無い・・・!いや、正確には無いんじゃなくて限りなく貧乳なんだ・・・」
ムクムクムク
弟「マジかよ・・・」
ガチャ
姉「あ」
弟「あ」
姉「何よ!着替え見てもどーせ興奮しなかったとか言うんでしょ!ふん!」
弟「・・・どーやら俺は今まで姉の人に冷たい反応だったらしいな」
弟「とりあえず抜いてこよう」
姉「ふむふむ。『もしも弟が記憶喪失になったら危険です』か。え?え?」
『弟とは生まれた時からずっと姉と暮らしてきたからこそ姉を好きになるものです』
『記憶喪失になっちゃったらそれまでの人生がリセットされちゃいます』
『つまり姉はただの一般女性と同等の価値になるので正直もう姉に見られることはありません』
『よって姉萌えにするなんて無理無理』
姉「ガーーーン」
姉「そ、そんな・・・」
姉「ぐすん」
姉「そんなのやだ」
姉「寂しいよぅ」
姉「弟が好きなのに」
姉「弟を好きになっちゃいけなかったの?」
姉「わたし、これからどうしよう」
ガチャ
弟「姉の人いる?」
姉「ぐすん。なによ」
弟「泣いてんの?」
姉「泣いてないし」
弟「泣いてんじゃん」
姉「泣いてないってば!もう出てってよ!」
弟「いや、ご飯作ったから」
姉「は?」
弟「食べる?」
姉「ご飯って。弟が作ったの?」
弟「うん」
姉「私のために?」
弟「そうだよ」
姉「じーん」
弟「じゃ。冷めないうちに食べてね」
姉「おいしー!」モクモク
姉「弟の記憶を呼び戻す本を買ってきました」
弟「なんだそのピンポイントのタイトルは」
姉「ふむふむ。『記憶を呼び戻すには姉の深い愛情が必要です』か」
弟「適当すぎんだろ」
姉「『深い愛情とはつまり・・・』」
弟「?」
姉「こんなの無理だし!もー!ランニング行ってくる!」
弟「どれどれ。『深い愛情とはつまりSEXです』か」
弟「姉の人にはキツい方法だなw」
弟「姉の人とSEXねぇ・・・」ムクムク
弟「おっといかん。姉の人が帰ってくる前に抜いてこねば」
弟「姉ちゃん!俺記憶が戻ったよ!」
姉「本当!?」
弟「いやー今まで迷惑かけてゴメンな!」
姉「ううん、記憶が戻ってくれて嬉しいよ」
弟「今まで通り仲良くしような!」
姉「えっ」
弟「今度の日曜にデートしようぜ!ご飯食べて映画見てそれから・・・」
姉「弟はそんなこと言わない」
弟「え、な、何言って」
姉「弟は私のこと嫌ってるもん!仲良くとかデートしようとか絶対言わないもん!」
弟「・・・」
姉「何で記憶が戻ったとか嘘つくの!もー出てって!」
弟「てっきり喜んでくれると思ったのに・・・。何がダメだったんだろう・・・」
弟「というわけなんだよ。妹の人よ。全くわけがわからないよ」
妹「わかってない」
弟「え?」
妹「お兄ちゃん全っ然姉心というものがわかってないよ!」
弟「そ、そうなの?」
妹「お姉ちゃんはね。どんなに自分のことを嫌っててもそれが大好きなお兄ちゃんなのよ」
妹「それじゃあお姉ちゃんを同情してるだけ。お姉ちゃんのプライドを踏みにじる行為よ」
弟「そんなつもりじゃなかったんだ!」
妹「でも事実そうしちゃったんだから謝らなきゃ。でも普通に謝ってもダメね。ここはキスの一つでもしてあげたら?」
弟「キスか。お安いご用だ。行ってくる!」
妹「お兄ちゃんも変わったわね。前はロリコン一筋だったのに。まぁそれは私にも責任あるんだけどね」
弟「姉の人ー!」ドタドタ
姉「なによ。出てって」
弟「姉の人ゴメン!俺は喜ばせるつもりだったんだ。でも結果傷つけることになってしまって本当にゴメン!」
姉「ふーんだ!謝ったって許してあげないもんね。べー」
弟「どうしたら許してくれるんだ」
姉「お姉ちゃんごめんなさい。僕が悪かったよ。お姉ちゃんのこと大好きだよ。って言ってキスしてくれたら許してあげる」
弟「どさくさまぎれにこの人は」
姉「はよ」
弟「お姉ちゃんごめんなさい。僕が悪かったよ。お姉ちゃんのこと大好きだよ」
姉「キャー////」
弟「ん~・・・」ズイッ
姉「ゴクリ・・・」
姉「ねえ」
弟「なに?」
姉「やっぱりやめよ」
弟「ん?」
姉「恥ずかしいよ」
弟「恥ずかしがってる顔が可愛い」
姉「え///」
弟「記憶なんて戻らなくていい。俺は姉の人のことが」
姉「ちょっと待って」
姉「それは私に先に言わせて」
弟「こういうのは男が言うもんだろ」
姉「お願い。ずっと夢だったの。弟に告白するの」
弟「・・・わかったよ」
姉「ありがと」
姉「弟・・・大好き!」
姉「キャー///言っちゃった言っちゃったー/// チラッ キャー///」
弟「・・・」
姉「あれ?どうしたの?」
弟「あれ?何で俺姉ちゃんの部屋にいるんだ?」
姉「・・・?」
弟「あったまいてー・・・なんかずっと寝てたような気分だ」
姉「え。ちょっとちょっと」
弟「なに?姉ちゃんどうしたん。顔真っ赤だよ」
姉「今私が言ったこと覚えてる?」
弟「ちょっとちょっと」
姉「ちゃうわ!その前!」
弟「覚えてない」
姉「キスわ??」
弟「するかボケ!」
妹「結局お兄ちゃん記憶戻ったの?」
姉「みたい」
妹「それで?キスしたの?」
姉「してない。ぐすん」
妹「あっそ。まぁどーせ恥ずかしくてキスもしてなかったんだろーけど」
姉「ギク」
妹「でもこれで良かったじゃん。前のお兄ちゃんに戻って」
姉「やだやだ!前の弟がいーい!私のこと好きだって!」
妹「言ったの?」
姉「言う前に記憶戻った」
弟「言うわけねーだろバカ姉!」
ソーメン食ってくるから終わり