1 : 名無しさ... - 26/06/17 01:33:59 G9jT 1/12【注意】
・このSSは、大阪にある小さな芸能事務所である728プロに所属するアイドルとプロデューサー、その周辺の人々を描くシリーズの一作です。独自設定と独自解釈が多数あります。
・時事ネタです。
・極めて短いです。
以上を踏まえ、お付き合いくださいませ。
前作 姫川友紀「悪い夢」
https://ayamevip.com/archives/59876072.html
元スレ
姫川友紀「頑張っていつだって信じてる」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1781627639/
姫川友紀「合同ライブ?」
信頼厚いプロデューサー(以下P)「そう。今度ほかの事務所との合同でやらないかって誘いが来たんよ」
ユッキ「ふむふむ……色んなところが出るんだね!しかもドームで!」
P「そうそう。大手からうちみたいな中堅、小さいところにも満遍なくオファーが行っとるみたいよ。各事務所が1人ずつってことやし、多分どこのプロダクションもエースを出してくるやろな」
ユッキ「プロデューサー的にはどうなの?このオファー」
P「行くべきやな。ユッキが」
ユッキ「めっちゃストレート!」
P「やってユッキはそんだけの実力も人気もあるやん。紛うことなく事務所のエースはお前や」
ユッキ「えへへ、嬉しいこと言ってくれるじゃん!……ほんとにいいの?」
P「野球とか何でもそうやけど、エースってのはそのチームを象徴するもんや。『この人が投げれば勝てる』かもしれんし、いわゆる暗黒エースってのもそうかもしれん」
ユッキ「防御率5点台でも12勝で勝ち越すみたいな?」
P「2001年の前川やないかい」
ユッキ「さっすがプロデューサー……」
P「何年近鉄ファンやっとると思っとんの。そんで、ユッキは明るさと泥臭さ上等のアイドルや。うちの事務所を象徴するに相応しい、そういう人間やと俺は信じとる」
ユッキ「……」
P「確かに、何か一つがユッキより上なアイドルはうちにもおる。それでも俺はこの事務所を一言で表すときに、お前しか浮かばんかった。多分、一人のファンとしても」
ユッキ「……!」
P「やから、俺はこのマウンドを託したい。728プロの押しも押されもせんエースの、ユッキに」
ユッキ「……もっちろん!ばっちり完封、してくるねっ!」
P(多分完封するほど出番長くないんやけどな」
ユッキ「声出てる声出てる」
当日
ワーワー
P「次やな」
ユッキ「うん……」ガクブル
P「……お前、一人やったか?」
ユッキ「一人?」
P「思い出せ。ユッキの横、みんながおったやろ。ありすも唯も朋も」
ユッキ「一番大事な人忘れてるよ?」
P「聞こえんな」
P「とにかく、ユッキはそんな思いを背負っとるんや。みんなが託した願いを。それがここで主役を張るってことなんやから」
ユッキ「重たいこと言ってくれるじゃん」
P「エースってのはそういうものや。楽しいぞ、全てが自分の背中にのしかかる感覚は」
ユッキ「プレッシャーかけるねぇ」
P「でもな、それを少しでも分けることは出来る。その荷物を軽くすることが出来る。それが応援、やないかな」
ユッキ「……そっか。あたし、応援される側なんだね」
P「そう。ステージ立つ前に気付けて良かったな」
P「スカウトした時、関西に来るように言った時、俺は何度もお前を信じた。やから言わせて欲しい。今度は俺を信じろ」
ユッキ「らしくないじゃん。もっと世の中嫌いだったんじゃなかったっけ?」
P「変えたんや。ユッキがな」
ユッキ「あはは、そうかも!……いやー、あたしが変えちゃったのかー」
P「楽しそうで何より」
ユッキ「あたしも変えられたもん。これでお互い様、でしょ?」
P「……かもな」クスッ
ヒメカワサーン!ソロソロオネガイシマース!
ユッキ「行ってくるよ。でもプロデューサー、一つだけ約束してほしいんだ」
P「なんやいきなり」
ユッキ「そんな難しい話じゃないよ?プロデューサーがいつもやってくれてることだもん」
P「ほう」
ユッキ「……」
P「……」
ユッキ「……///」カァァァ
P「何照れとんねん!」
ユッキ「だって、いやー、これ結構恥ずかしくてさー……///」
P「ほら、出番来るぞ!」トンッ
ユッキ「わっ、ぼーりょくはんたい!」
P「この弱さで!?」
ユッキ「……っはは、なんかアホらしくなっちゃった!ねぇプロデューサー!」
P「ん?」
ユッキ「あたしの応援、任せたよ!」
おしまい
12 : 名無しさ... - 26/06/17 01:42:17 G9jT 12/12姫川友紀のシンデレラNo.1が来たわけですが、あれすごくいいと思うんですよ。特に「あたしの応援任せたよ!」っていうPを信頼しきっている部分が。
ということである意味時事ネタSSです。僕が姫川友紀を好きな理由はこういうところなんですよ。普段仄暗い小説ばっか書いてて言うことではないですが。
ちなみにタイトルは東京女子流の楽曲からです。サビの原曲が横浜時代の内川の応援歌なのは見なかったふりしてください
完結報告してきます

