双海真美「歌織お姉ちゃーん! ドリフト教えて~」
桜守歌織「いいわよ。どんなレースゲームなの?」
真美「ゲームじゃなくて……ここに兄ちゃんからあずかった車のキーがあるよん」
歌織「あら、そうなの?」
真美「うん。だから、実際にやって見せて!」
元スレ
桜守歌織「音速の貴婦人講座」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1616766332/
歌織「え、えっと……流石にダメよ」
真美「えっ、なんで?」
歌織「結構スピードも必要だし、広いスペースも必要だから……」
真美「ええ~、見たかったのに~」
歌織「うーん……」
歌織「あっ。ねぇ、真美ちゃん。ドリフト、やってみたくない?」
真美「え?」
(数日後)
中谷育「わぁ! 車がいっぱいある!」
箱崎星梨花「すごいです!」
歌織「ふふっ。性能差があるから、手前のから選んでね」
真美「ゴーカートでドリフトって出来るの?」
歌織「マシン次第だけどね。あと、普通のじゃなくて……あ、育ちゃん、星梨花ちゃん」
星梨花「はい」
育「なぁに?」
歌織「2人はゴーカートに乗るのもあまりなかったのよね」
育「うん、そうだね」
星梨花「そうですね」
歌織「それなら、最初は2人で交互に運転席と助手席に乗って、コースに慣れてくれる?」
育「わかった!」
星梨花「わかりました!」
歌織「それじゃあ、真美ちゃん。まずは私が実演するから、助手席に乗って見ててね」
真美「ラジャー!」
歌織「出発前に、ちょっとブレーキを確かめるわね」グッグッ
歌織「……なるほど」
真美「行けそう?」
歌織「ええ。これなら出来そうよ」
真美「んっふっふ~、楽しみですな~。あ、真美たちの番だよ」
3、2、1、ゴー
真美「ゴー!」
ブウウウン
真美「イエーイ! 速いよ速いよ~!」
歌織「さて、真美ちゃん、説明するわね」
真美「オーケー」
歌織「ゴーカートだと、普通のドリフトだとただ滑ってるだけになって、遅くなるの」
真美「へえ、そうなんだ」
歌織「このくらいのマシンなら、ブレーキングドリフトの方がスピードが出るのよ」
真美「ブレーキングドリフト?」
歌織「普通、カーブだと徐々にブレーキを踏んで、スピードを落として曲がるじゃない?」
真美「そうだね」
歌織「そこを一気にブレーキを踏み込んで、ハンドルを切って、またアクセル全開にするの」
真美「うーん?」
歌織「もうすぐ最初のカーブだし一回目、やってみるわね」
真美「わくわく!」
ブウウウン
ドンッ
真美「ひえっ!」
シュルシュル
真美「うわああ!」
ギュンッ
真美「……おお!すごーい!」
歌織「ドリフトしたの、わかったかしら?」
真美「なんとなく! 何か後ろのタイヤがシュルシュルってして、スピードがギュンってでたっぽい!」
歌織「そうそう。ゴーカートだと、このブレーキングドリフトが一番減速せずに曲がれるのよ」
真美「すごいっしょ!」
歌織「おさらいすると、ブレーキを一気に踏み込んで、ハンドルを切って、車体を傾ける」
真美「ふむふむ」
歌織「曲がりたい方向に傾いたら、また一気にアクセルを……次のカーブでもやるからね」
真美「うん!」
ドンッ
真美「うわっ!」
シュルシュル
真美「うわああ!」
ギュンッ
真美「……うおお!めちゃくちゃはやい!」
……
(一周後)
真美「すごかったっしょ……真美にできるかな?」
歌織「タイミングはそれほど心配ないと思うけど、ブレーキを踏み込む強さが難しいかもしれないわね」
真美「どのくらいの強さなの?」
歌織「人によって感じ方が違うから、難しいんだけど……完全に止めるのを10だとすると、8くらいかしら」
真美「80%ねぃ、了解」
歌織「しかも普通は、ブレーキは徐々に踏むから……一気に踏み込むのに慣れないといけないわね」
真美「へえ……歌織お姉ちゃんは何で出来るの?」
歌織「子どもの頃に教わったのよ。ピアノとか歌とか射撃と一緒に」
真美「……んん? 射撃?」
育「歌織さん、はやいよー!」
歌織「あ、育ちゃん、星梨花ちゃん、どうだった?」
育「たのしかった! でも、どんどんはなされちゃったね」
真美「そりゃ、歌織お姉ちゃんのドリフトスキルは天下一だからねぃ」
育「いいなあ、わたしもよこにのってみたいな」
歌織「ふふっ、今日帰る頃には育ちゃんもドリフトできるようになってるかもしれないわよ」
育「ほんとう!?」
歌織「ええ。星梨花ちゃんもよ」
星梨花「本当ですか?」
歌織「もちろん。まずは真美ちゃんにマスターしてもらうから、そうしたら2人にも教えるわよ」
育「やった!」
星梨花「ありがとうございます!」
(真美運転)
ドン
シュルシュル
ギュンッ
歌織「すごいじゃない、真美ちゃん」
真美「え? できてた?」
歌織「いい感じよ。次は踏む強さはそれくらいで、もうちょっと思い切って一気に踏み込んで」
真美「ラジャー!」
歌織「あ、でも勢いをつけると強く踏みすぎるかもしれないから、そこは気をつけて」
真美「オーケー!よーし……」
ドンッ
シュルシュル
ギュンッ
……
(その後、かわいいダイジェスト)
ドンッ
育「わっ!」
シュルシュル
育「わわわ!」
ギュンッ
育「……うわあ! はやい!」
……
ドンッ
星梨花「ふわっ!」
シュルシュル
星梨花「はわわっ!」
ギュンッ
星梨花「……ドキドキしました。すごいです!」
……
(数時間後)
歌織「みんなすごいじゃない」
真美「んっふっふ~。そうだよねぃ」
育「歌織さんのせつめいが、すごくわかりやすかったからだよ!」
星梨花「そうですよ。まさか、わたしでもちょっとできるようになるなんて思ってませんでした」
歌織「真美ちゃんはまだブレがあるけど、上手く行った時は完璧ね」
真美「んっふっふ~。そうっしょそうっしょ」
歌織「育ちゃんと星梨花ちゃんも、タイミングはばっちりだったから、あとはパワーがつけばすぐできるようになると思うわ」
育「そっか。きたえないとね!」
星梨花「はい!」
歌織「さて、それじゃあ今日はこの辺で……」
真美「あ、歌織お姉ちゃん。最後に1人で乗ってきていーよ。真美たち待ってるから」
歌織「え?」
真美「今日は真美たちの練習だったから、本気出してないっしょ? だから、思いっきり走ってきてよ」
歌織「……いいかしら?」
育「うん!」
星梨花「はい!」
歌織「それじゃあ、お言葉に甘えて1回だけ……いってきます」
真美育星梨花「いってらっしゃい!」
(一周後)
歌織「みんな、待っててくれてありがとう」
真美「気持ちよかった?」
歌織「ええ。ちょっと本気だしちゃった」
星梨花「すごく速かったです!」
育「本当、びゅんっ!ってかんじだったよ」
歌織「ふふふ……それじゃあ、今度こそ帰りましょうか」
真美「その前に……はいっ、どうぞ!」
歌織「え? キーホルダー?」
真美「そうそう。歌織お姉ちゃんが並んでる間に、ダッシュで買ったんだよねぃ」
星梨花「わたしたちから、今日のお礼です!」
育「みんなでえらんだんだよ!」
歌織「……ふふっ、ありがとう。大切に使わせて貰うわね」
真美「ちょー楽しかったから、また誘ってねぃ」
育「わたしも、おねがい!」
星梨花「わたしも、またお願いします!」
歌織「ええ。また行きましょう」
(翌日)
歌織「ということで、みんなのスケジュールを知りたいんですけど」
P「いや、そもそも何を教えてるんですか?」
おわり
28 : 名無しさ... - 21/03/26 23:32:34 3GD 28/28歌織さん、誕生日(フライング)おめでとう!
元ネタはオファーより。小さい子たちに何を教えようとしてるんですかね?
完結報告してきます。

