765プロ 事務所前
冬馬「・・・来ちまった」
冬馬「・・・まだいんのかな、あいつ」
冬馬「他の奴らは・・・いない方がいいな」
冬馬「いや、頼む!居ないでくれよ・・・」
冬馬「・・・」ウロウロ
冬馬「あー・・・くそっ!」
ガチャ
冬馬「!」
元スレ
冬馬「765プロのライブか・・・どうすんだよ、これ・・・」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1448545398/
P「誰か居ると思ったら・・・お前、ジュピターの」
P「お」
冬馬「天ヶ瀬冬馬だ!」
P「そう何度もまちがえねーよ」
冬馬「おって言おうとしてただろ!」
P「まぁ、そんなこたいいんだ」
P「こんな時間にどうした?俺が残業してたからいいものの、もう事務所をしめて帰る所だったぞ」
冬馬「・・・ってことは、あんた以外には、誰もいないんだな?」
P「まぁな・・・」
冬馬「そいつは好都合だ」
P「まさか・・・」
P「ついに961プロは、俺の命を・・・!?」
冬馬「んなわけないだろ!」
冬馬「これだよ、これ・・・」ピラッ
P「ん、これは・・・うちの事務所の、ライブチケットじゃないか」
P「お前・・・」
冬馬「勘違いすんなよ、俺が自分から買ったわけじゃないぜ」
冬馬「アンタの所の、アイツに、天海春香に貰ったんだよ」
P「・・・あぁ、そういえば春香のやつ、知り合い用に追加で3枚チケットが欲しいって言ってたな」
P「それで、これがどうしたんだ?」
冬馬「・・・わりぃんだけど、こいつは返させてもらう」
冬馬「行きたがってるファン、たくさん居るだろ。そいつらに回してやってくれ」
P「そうか、わかった」ピラッ
P「・・・ん?これ、2枚しかないぞ?」
冬馬「翔太は急に写真撮影の仕事、北斗の奴は海外ロケでライブに行けなくなっちまってな」
P「てことは、お前は」
冬馬「・・・せっかくチケット用意されたのに、誰も行かないってワケにはいかないだろ!」
P「意外と律儀なんだな、冬馬」
冬馬「そんなんじゃ、ねーよ」
P「いや、お前自ら、チケットを返しに来てくれたわけだろ?」
冬馬「・・・それは」
P「ま、なんにせよありがとな」
P「もう遅い時間だけど・・・大丈夫か?男とはいえ、お前もアイドルなんだし、俺が家まで・・・」
冬馬「いや、そこまでしなくていいぜ」
P「そうか・・・それじゃ、俺は事務所に戻って帰る準備をしてくる」
P「気をつけて帰れよ」
冬馬「・・・待ってくれ!」
P「ん?なんだ?まだ何か用事か?」
冬馬「用事っていうか・・・どっちかっていうと、チケットが、ついでなんだよ!」
P「・・・はぁ?」
冬馬「アンタに、どうしても聞かなきゃなんねーことがあるんだ」
P「なんだ、深刻そうな顔して・・・」
冬馬「じ、実は・・・」
冬馬「765プロのライブって、何を用意すればいいんだ・・・?」
P「・・・」
P「・・・はあぁ?」
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冬馬「わりぃな、わざわざ事務所に上げてもらっちまって」
P「・・・外で長々と話すわけにもいかないだろ」
P「それに、実物を見せながら話した方がいいものもあるしな」
P「でも、拍子抜けしたよ、まさかお前がそんな事で・・・」
P「あんな、あんな深刻な顔をな・・・ははは」
冬馬「し、仕方ねぇだろ!翔太や北斗抜きで、こういう場所に行ったことねーんだよ!」
P「前にも一度ライブに来てくれてたじゃないか、あの時と一緒じゃ駄目なのか?」
冬馬「いや、あの時はただただ、お前らのライブを、ライバルとして観察してただけだった・・・」
冬馬「でも、よくよく考えたらよ・・・俺のこの席は、もしかしたら、本当に来たかったファンの席なんじゃないかって思って・・・」
P「それで、本気でライブを見るつもりになったのか」
冬馬「おう・・・だから、恥を承知でアンタに頼んでるんだ」
冬馬「頼む!教えてくれ!」
P「お、おい・・・そんなに頭下げるなって!」
P「俺としても、アイドルのファンが増えるのはいいことだし、全然構わないぞ!」
冬馬「べ、別にアンタらの所のファンになる気はねぇよ!」
P「よきかなよきかな」
P「じゃあ、さっそくレクチャー開始だ」
P「ほら、メモ用紙とペン」
冬馬「あぁ?いや、別に口頭で・・・」
P「無理すんな、覚えることは、多いからな・・・」ニヤリ
冬馬「・・・え?」
P「そんじゃまず、当日までにカバンに準備しておく持ち物からはじめるぞ!」
冬馬「と、当日までにって・・・当日でいいじゃねーか」
P「お前、遠足とかも当日にカバンに用意詰めて、しおりとか忘れるタイプだっただろ」
冬馬「うっ・・・」
P「ライブ・・・特に遠征において忘れ物は致命的だからな」
冬馬「そんなもん、現地で調達すれば・・・」
P「黙らっしゃい!」
冬馬「!?」
P「そんな事にお金を使うな!その分物販で使える金が減るだろ!!」
冬馬「物販・・・って、俺はべつに」
P「じゃあまず準備一つ目から」
P「まずは全ての始まり」
P「夢の世界・・・輝きの向こう側への船のチケット」
P「ライブチケットだ!!」
冬馬「そんなもん、忘れようがねーだろ」
P「俺は今まで、遠征先にチケットを忘れたPたちの無念を見てきたんだ」
P「前日寝る前にチェック、当日家を出る前チェック、行きの交通機関の中でのチェックを忘れるな」
冬馬「そんなにかよ・・・」
P「ライブに入るために必要なものでもあり、そもそもこれ自体が高価なものだからな」
P「途中でなくしたりしないように」
冬馬「俺は、タダでもらったようなもんなんだけどな」
P「恵まれてる事を自覚しやがれ・・・」ギリィ
冬馬「アンタだって、プロデューサーなんだから、タダみたいなもんじゃねーか」
P「プロデューサーにも、色々あるんだよ・・・」
冬馬「よくわかんねーけど、765プロって意外にブラックなのか・・・?」
P「そして第二の生命線」
P「お金だ」
冬馬「これも忘れようがねーな」
P「これはなぁ・・・本当に万能だぞ」
P「ライブ会場へ向かうとき、物販でグッズを買うとき、駅などのロッカーに荷物を預けるとき・・・」
P「さらに遠征なら、ホテル代も必要だからな」
P「できるだけ余裕を持っていくべきだ」
P「ちなみに、去年の俺は物販を欲張りすぎて、家に帰れなくなった」
冬馬「・・・おいおい、あんた、プロデューサーだろ?」
冬馬「移動費もロッカーも泊まる場所も、事務所持ちじゃないのかよ」
P「色々、あるだよ・・・」
P「ちなみに」
冬馬「・・・?」
P「冬馬、財布を出してみろ」
冬馬「・・・これだけど」スッ
P「ギルティ!」パンッ
冬馬「ぐふっ・・・な、なにしやがる!」
P「なんだこのチャラチャラした長財布は!」
冬馬「べ、別にそんなの個人の勝手だろうが!」
P「ライブ会場周辺は必然的に人でいっぱいだ」
P「このような財布をズボンのポケットなどに入れておくのは好ましくない」
P「・・・まぁ、これはどんなイベントにも言えるコトだが」
P「そしてベストな選択肢は・・・」
P「これだ!」バンッ
冬馬「こ、これは・・・」
冬馬「アンタのとこの、高槻が持ってるカエルの財布じゃねぇか・・・」
P「べろちょろだ」
P「このように、紐などで身体や衣類と繋がっているものが盗難や紛失対策に最適だぞ」
P「やよいは賢いなぁ!」
冬馬「いや、これは・・・俺一応アイドルだし・・・」
冬馬「ていうか大人として・・・」
P「イベント中は恥など捨てろ」
P「よし、これで終わりだ」
冬馬「そうか・・・ありがとな!助かったぜ!」
P「おう、じゃあ気をつけて帰れよ」
冬馬「それじゃ・・・って違うだろ!」
冬馬「もっと、こう・・・あるだろ!サイリウムとか名刺とか!」
P「そうだな」
P「今説明したのは必要最低限だ」
P「これさえあればライブに行けるってものだな」
P「ここから先は持ってくるかどうかは個人の好みになるぞ」
冬馬「俺はそれをアンタに聞きにきたんだよ!」
P「じゃあサイリウムの説明からだ」
P「これはなんというか・・・光る棒だな」
P「アイドルの歌や動きに合わせてノリノリで振ると、楽しくなれる棒だ」
冬馬「いや、合ってるけどよ・・・」
P「冬馬は、こういったアイテムは一切持ってないのか?」
冬馬「一応、持ってるには持ってるぜ・・・ほら」
P「ふむ、緑色の・・・」
冬馬「俺たちジュピターの公式グッズだ」
P「足りないな、全然足りない」
P「765プロのライブは、13人のアイドルが歌って踊るライブだ」
P「亜美と真美は同じ色としても、12色はあった方が楽しめる」
小鳥「ちくわ大明神」
冬馬「誰だいまの」
冬馬「12色も必要なのか・・・揃えるのに骨が折れそうだな」
P「そんな冬馬におすすめなのがこれ」
P「公式サイリウムだ!」
冬馬「お!全員分の色が揃ってる上に、限定のマークまで付いてるじゃねーか!」
P「これは当日の物販でも買えるが・・・非常に厳しい戦いになる事が予想される」
P「現地調達しようと思ったら、売り切れ・・・そんな悲劇を防ぐためにも、事前にインターネットなどで購入することをおすすめするぞ」
冬馬「これはいい事を聞いたぜ」
冬馬「な、なぁ・・・せっかくだしアンタのを1回見せてくれよ」
P「・・・え?」
冬馬「俺、緑色以外のサイリウムって見たことないからさ・・・どんな色なのか気になっちまって」
P「あ、あはは・・・いや、俺はだな・・・」
冬馬「・・・どうした?もしかして、見せられないのか?」
P「・・・すまん冬馬!俺が使ってるのは公式サイリウムじゃなくて・・・」
P「これなんだ」
冬馬「・・・なんか、さっき見た公式サイリウムよりちょっと太いな」
冬馬「それに、一本しかないじゃねーか」
P「これはカラフルプロと言ってな」
P「こうやってボタンを押すと・・・」
冬馬「うおっ・・・色が変わった!?」
P「そう、これは一本で全ての色を賄える」
P「全貧乏プロデューサーの味方なんだ!」
冬馬「スゲーな、これ」
P「初ライブなんかで、色々準備に費用がかさんで余裕がなかったり」
P「たくさんのサイリウムを管理する自信がないなら、これもオススメだな」
冬馬「あんた、それでいいのかよ・・・765プロの人間として」
P「・・・皆も公式リウム買ってね!」
冬馬「もう遅いだろ」
冬馬「それじゃ、これ一本あればいいってワケか?」
P「いや、そうでもないんだ」
P「まず、カラフルプロでは、真のイメージカラーである黒色を光らせる事はできない」
冬馬「あんた、さっき自分で全色って・・・」
P「ギルティ!」
冬馬「ぐふっ」
P「黒はサイリウムとしては珍しい色だが、公式以外にもいくつかのメーカーが出してくれている」
P「そちらを別途購入してくれ」
冬馬「黒がイメージカラーって、765プロのアイツだけなんじゃねーか?」
P「そしてカラフルプロのもう一つの弱点」
P「それは、白と黄色の発色だ」
冬馬「・・・どういうことだ?」
P「カラフルプロは、三つの電球の光を組み合わせて色を作る」
P「だから、しばらく付けていると・・・」
冬馬「・・・白だった色が、ちょっとピンクが混ざったような色になったな」
P「いおゆきわっほい!」
冬馬「突っ込まねーぞ・・・」
P「このように、色のバランスが崩れて別の色のようになってしまうんだ」
P「この現象はどの色でも起こり得るが、特に白と黄色が顕著だな」
P「だから、白と黄色も別に購入するのがオススメだな」
冬馬「なるほどな」
P「・・・何度も言うが、本当におすすめなのは公式リウムだぞ!」
P「それに、レギュレーション違反・・・」
P「持ってきちゃいけないサイリウムなんかもあるんだが」
P「これは面倒くさいから自分で調べてくれ」
P「そして、サイリウムといえばこれ」
P「プロデューサー達が一番ワクワクするものでもあり」
P「ライブ後に、一番切なさを感じさせてくれるモノでもある」
P「UO(ウルトラオレンジ)だ!」
冬馬「おい、ちょっと待ってくれ」
冬馬「オレンジは、公式サイリウムにもカラフルプロにもあるんだろ?」
冬馬「なんで使い捨てのサイリウムをわざわざ・・・」
P「こいつはな、光のレベルが違うんだ」
P「例えるなら初期の春香の歌唱力と今の春香の歌唱力くらいある」
冬馬「わかんねーよ・・・」
P「あずささんと千早」
冬馬「納得、だぜ」
P「試しに光らせてみよう」ポキッ
冬馬「うおっ・・・スゲーなこれ」
P「こいつは自分リスタートや、キラメキラリといった盛り上がる曲で使われる事が多いな」
冬馬「へー・・・コイツを、皆が使うわけか?」
P「あぁ、一度見たら、しばらくは忘れられない光景になるぞ」
P「・・・やよいのキラメキラリ、久しぶりに聞きたいなぁ・・・」
冬馬「なんで落ち込んでるんだよアンタ」
P「こういった使い捨てサイリウムは、現地やその周辺では売り切れる事も多い」
P「それだけじゃなく、東京でのライブのはずが、前日に大阪のバス乗り場近くのお店で売り切れている事だってある」
P「できるだけ、早めに調達してくれ」
冬馬「そんなもん、今の世の中ネットとかで・・・」
P「痛い目を見るから、早めに買っとけ、マジで」
冬馬「お、おう・・・」
P「サイリウムの話だけで長くなってしまったな」
冬馬「アンタがメモれって言った訳が分かったぜ・・・」
P「次は名刺だが・・・」
P「こういう文化は、冬馬の所にはあるのか?」
冬馬「いや、俺たちジュピターのライブ・・・というか、961プロに所属してるアイドルにはないぜ」
P「そうか、なら説明する必要があるな」
P「これはまぁ、ぶっちゃければ完全に趣味だな」
P「作って、前々から仲のいい人・・・それに、ライブ前や後に仲良くなった人に渡すんだ」
P「仲良くなりたい人に渡してもいい」
冬馬「結構アバウトなんだな」
P「ぶっちゃけ気軽に、お菓子と一緒に配ってもいいくらいだ」ヌルヌル
冬馬「お、おい!なんだよその気味の悪い動き!や、やめろ!こっちへ来るな!
P「これは作る人も作らない人もいる」
P「渡すだけでも、貰うだけでもいいんだ」
P「名刺の作り方に関しては、自分で調べてくれ」
冬馬「適当すぎんだろ」
P「いや、本当にこれ、各自の趣味が丸出しになるものだから・・・」
冬馬「・・・なんだかよ、楽しそうだな、この名刺のシステム」
P「まぁ、特徴的な文化だな」
冬馬「いつか、ジュピターの名刺を作ってくれるファンが、出来たらいいんだけどな」
P「黒井社長は許さないんじゃないか?765プロの真似など許さん!ってな・・・ははは」
冬馬「そうだな・・・オッサンの下で働いてる限りは、ちょっと無理かもしれねーな」
P「次は出演者へのファンレターだ」
冬馬「あー・・・これは俺もわかるぜ」
冬馬「貰うと嬉しいもんなんだよな、これ」
P「あぁ、自分の思いの丈を、手紙に綴って、アイドルへ届けるんだ」
冬馬「そうだな・・・って、俺は書かねーぞ!?」
冬馬「大体んなもん、直接会って言えば済む話だからな」
P「自分が恵まれてる事を自覚しやがれ・・・」ギリィ
冬馬「アンタの立場で怒るのは意味わかんねえよ!」
P「特殊なのはこれくらいだな」
P「後は雨具、タオル、水分と・・・まぁ一般的なものだな」
P「と言っても、タオルと水分は必要不可欠だ」
冬馬「水分なんて現地調達でいいだろ」
P「現地と言っても・・・ライブ会場の近くに着くまでには買っておけよ」
P「ライブ会場の自販機などでは、基本的にスポーツドリンク類は買えないと思え」
P「戦争だからな」
冬馬「マジかよ・・・」
P「最後に、プロデューサーとしての紳士的な心を持つ」
P「これで終わりだ」
冬馬「プロデューサーはアンタだけだろ?」
P「・・・色々あるんだよ」
P「これで、事前準備編は終わりだ」
P「長々と、すまなかったな」
冬馬「いや、全然いいぜ」
冬馬「聞いたのはこっちだしな・・・感謝してる」
冬馬「それじゃ、時間も遅くなっちまったし、そろそろ俺は・・・」
冬馬「って・・・事前準備編?」
冬馬「ってことはまさか・・・」
P「次はコール編だ」
冬馬「い、いや・・・待ってくれよ」
冬馬「俺は明日も仕事が・・・」
P「今夜は寝かせないぞ?」ニッコリ
冬馬「冗談だろ・・・おい・・・」
おわり
翌日
小鳥「おはようございます~」
P「おはようございます」
小鳥「あ、プロデューサーさん、昨夜はお楽しみでしたね!」
P「なんで知ってるんですか!?」
小鳥「こんなこともあろうかとカメラを・・・」
P「・・・はぁ、まぁいいです」
P「ところで音無さん」
P「・・・次の765プロのライブ、一体いつ開催なんですか!!!」
やっぱりおわり
73 : 以下、\... - 2015/11/27 00:43:11.694 G0H5YWqw0 41/42乙乙ライブ一回行ってみたいけどコール覚えれそうにないなぁ
>>73
P「コールはノリでいい」
P「コール知らなくても曲の2番に入る頃には何故か適応できてるぞ!」
P「まるで究極生命体になった気分だ!」
冬馬「いくつかの曲は、原曲の中にコールが入ってるおかげで意外と覚えてるもんだな」
P「あ、でも担当アイドルの曲と歌マス、READYなんかは覚えていった方が最初から楽しいぞ!」

