1 : 名無しさ... - 18/11/25 01:04:37 Q8q 1/12


ガチャ

「おはようございます」

P「いわゆるギャップってやつかな。世間はやっぱそういうのに弱いんだなあ」

「あ、Pさん。おはようございます」

P「流行りに乗ってみたいのは山々だが……流行を発信する側の芸能事務所が後手に回るってのもなぁ」

「…………」

P「やるならやるで何か一味足さなきゃならんのだろうが……」

「Pさーん……?」

P「うーん……そう簡単には思いつかんな……」

「…………相当集中してるみたいですね」

元スレ
モバP「ふーん、敬語を崩す女の子が流行ってんのか」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1543075477/

2 : 名無しさ... - 18/11/25 01:18:08 Q8q 2/12

P「やっぱただ敬語を崩すだけじゃ弱いよなぁ」

「あ、プロデューサーさんに何かご用ですか?」

P「よっぽど敬語のイメージが強くて、且つ敬語を崩しそうにない子じゃなきゃダメか」

「あ、ちひろさん。いえ、違うんです。えっと、その……ただ見ていただけと言いますか……」

P「うん、真面目な子のタメ口ってのは心を許してくれた感じがしていいものだ」

「あらあら♪」

P「でもなあ、ヘタすると逆に距離を置かれたような感じになるかも」

「違います。そういうことではなくて……」

P「タメ口には時として小馬鹿にするようなニュアンスが含まれるしだな……」

「私はまだ何も言ってませんよー?」

「…………」

P「そういや、泰葉なんか最初はタメ口が出たこともあったなあ……」

「……!? まだそんなこと覚えていたんですか……」

P「泰葉のタメ口……うん、何か一つ足せばウケるかもだな」

「…………」

3 : 名無しさ... - 18/11/25 01:19:25 Q8q 3/12


ヒョコ

泰葉「Pさん、さっきから何ばしよっと?」

4 : 名無しさ... - 18/11/25 01:23:24 Q8q 4/12

P「」

泰葉「仕事ばしよっとかなーって思っちょったらなんか違うっぽいけん、覗いてみたらさ」

P「」

泰葉「何ね、雑誌ば見とるだけたいね」

P「」

泰葉「そんなんじゃいけんよー? Pさーん、聞いとるー?」




P「」ブーッ!!!!

泰葉「Pさん!?!?!?」

5 : 名無しさ... - 18/11/25 01:30:01 Q8q 5/12

──────────

P「……なんでこんなことをした?」ドクドク

泰葉「すみません……まさか鼻血を噴き出すとは思わなくて……」

P「お前アイドルだろ。客観的に自分を見たことはないのか?」ドクドク

泰葉「すみません……」

P「自分がどれだけ可愛いか分かってないのか?」ドクドク

泰葉「はい……すみません……」


泰葉「でも挨拶ばしたのにシカトするPさんも悪かと思うっちゃけど」

P「」ブーッ!!!!

7 : 名無しさ... - 18/11/25 01:35:00 Q8q 6/12

P「なんで追い打ちかけた?」ダバダバ

泰葉「すみませんでした……」

P「俺が鼻血を出す瞬間をはっきり見たはずだな?」ダバダバ

泰葉「はい……」

P「二度目はもう完全に確信犯だな?」ダバダバ

泰葉「すみません……」



周子「はよざいまーす……うわ何この血だまり」

8 : 名無しさ... - 18/11/25 01:41:31 Q8q 7/12

P「よっ、周子。遅刻だぞ」ドクドク

周子「うわ何その血」

P「こっちも色々あったんだよ。で、寝坊か?」グイッ

周子「その通りで……。ごめん、見逃して?」

P「トレーナーさんに言え。俺は知らん」

周子「うへえ。ちょっとくらい口利きしてくれてもええやんかー」

P「泰葉も後から周子の方に合流だったか。もう二度とこんなことはしないように」

泰葉「はい……」シュン

P「……そんな顔するなって。別に悪いことはしてない。不意打ちがいけないだけだ」

周子「はあ……きっついなー」

9 : 名無しさ... - 18/11/25 01:49:51 Q8q 8/12

──────────


シャアアアアアア…

キュッ


周子「ふぃー、さっぱりさっぱり」

周子「この後は……泰葉と現場に直行か」

周子「なんか珍しく怒られてたみたいだけど、どうしたんだろ?」

周子「泰葉マジメだからなー。かなり応えてるだろうし。ここはおねーさんがちょいとからかって癒やしてあげよっかね」

周子「たとえばそうだなー……」

周子「あ、いつもタメ口だし急に敬語使って驚かせてやろっかな」

周子「その後すぐ謝ってかいぐりかいぐりしよーっと」






周子「あ、岡崎さんお疲れさまーっす」

周子「やっぱあたし考えたんですけど、後輩だし敬語使うべきかなーと思いまして……岡崎さん?」

10 : 名無しさ... - 18/11/25 01:51:11 Q8q 9/12




泰葉「うん、うちも外ではそがんした方がよかと思うよ?」

周子「」ブーッ!!!!

11 : 名無しさ... - 18/11/25 01:56:38 Q8q 10/12

周子「…………こういうことね」ドクドク

泰葉「すみませんでした……」

周子「ダメよこんなん。怒られて当たり前やんか」

泰葉「はい、すみません……」

周子「不意打ちじゃなけりゃウェルカムかもしれんけど、不意打ちはいかん」

泰葉「けど周子さんばっかしタメ口でズルかたいね。うちの方が先輩ばい?」

周子「」ブーッ!!!!

12 : 名無しさ... - 18/11/25 02:05:15 Q8q 11/12

周子「泰葉さあ……あたしの趣味知ってる?」ダバダバ

泰葉「……献血です」

周子「はい正解。あのさ、見てよこの出血量」ダバダバ

周子「ただですら血少ないのに無くなっちゃう」ダバダバ

泰葉「はい……」

周子「献血断られちゃう」ダバダバ

泰葉「すみません……」

周子「泰葉は知らないかもしれないけど、献血ルームっておにぎりせんべい食べ放題なんだよ」ダバダバ

周子「どうしてくれんの? あたしのおやつタイム」ダバダバ

泰葉「はい……すみません……」

泰葉「…………別によかやろ」ボソッ

周子「泰葉」ブーッ!!!!

泰葉「なんで怒られんばいけんと? 好いとう人に喜んでもらいたかだけとにさ」

周子「泰葉、泰葉ステイ」ブーッ!!



終了

13 : 名無しさ... - 18/11/25 02:07:50 Q8q 12/12

おしまい
献血ルームはミニサラダも食べ放題
長崎弁が不自然なのは経歴的に泰葉が訛ってるワケないからです。ただのそういう演技です
別に筆者が大して訛ってないから適当に言い訳こいたとかそういうことではありません

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