1 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:00:30.13 N0nTjNxDO 1/52



・・・・・



「?」

仁奈「…」ウトウト

「…」

「仁奈」

仁奈「?」カク

仁奈「あ…。えへへ、Pでやがりますかー…。どーしたでごぜーますか?」コク…

「うん」

「疲れてるなら、もう帰っても大丈夫だぞ? なんだったら送ってくけど」

仁奈「……」

仁奈「…………」ボー…

仁奈「にへ」ニヘラ

「」ビク

仁奈「ふふ。心配にはおよばねーですよ。仁奈は…なんともねーですから…」

仁奈「…ふみゅ」カクン

(どこが?)


元スレ
市原仁奈「なんともない」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376722830/

3 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:06:37.27 xZAJCOGuo 2/52



ぱさ


仁奈「ん…」モゾ

「冷房効いてるし、風邪引かないようにな」

仁奈「…」エヘヘ

仁奈「…うん。…ありがと…P」ニコ

「…、おう」

仁奈「……えへへ」モフモフ…

「…」ナデナデ



美玲「……」ポリポリ

美玲「顔、にやついてるぞ」

「仕方ない。仁奈だし」

美玲「…、まあ、それは、仕方ないけど…」ポリポリ…

(あ、仕方ないんだ)

4 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:10:35.64 N0nTjNxDO 3/52


(美玲は、仁奈には本当に甘いな)クス

美玲「?」ポリポリ

美玲「おい。さっきよりもにやついてるぞ」

「仕方ないだろ。仁奈可愛いし」キリ

美玲「お、おお。さっきも聞いたけど…」

美玲「でもなんでウチを見て言うんだよ」

「仕方ない仕方ない」ウンウン

美玲「ッ、それ以上にやにやすんなッ」ガリリ

「いたいです」ブシャア

6 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:15:44.03 xZAJCOGuo 4/52


「美玲はまだ帰らないのか?」

美玲「…」フン

美玲「こいつをこのままにして帰れないだろ」

「…なるほど」

美玲「…、まだひっかかれ足りないのか?」

「もう十分です」ゴメンナサイ

美玲「ふん」


ぽすん


美玲「…」ナデナデ

仁奈「ん…」

美玲「本でも読んでる。オマエは仕事に戻れよ」

「了解です」ハイ

7 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:19:35.73 N0nTjNxDO 5/52









カタカタ…


「…ふう」

(そろそろ、何人か戻って来る時間かな)ギシ


がちゃ


まゆ「戻りましたぁ……あ、プロデューサーさん。お疲れさまです」ペコ

きらり「おっすおっすたっだいまー☆」ニョワー

「おっすおっす。お疲れさまー」ニョワー

「二人はまたあいつと飯にでも行くのか?」

まゆ「うふふ。分かっちゃいますかぁ?♪」

(まあいつものことだし)

きらり「うぇへへへー☆ 分かっちゃうかにぃー♪」ニョヘラー

(嬉しそうだし)



※この二人はべつのPが付いている設定です
分かり辛いですが、
まゆ(きらり)「プロデューサーさん(ちゃん)」→仁奈たちのP
まゆ(きらり)「Pさん(ちゃん)」→まゆ(きらり)P
って感じで区別しています

8 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:24:28.30 xZAJCOGuo 6/52


まゆ「もう少しだけお仕事がかかるそうなので、」

まゆ「少しだけ、事務所でのんびりしていてくれって言われたんです」

「そっか」

きらり「他にはだれもいないのかにぃ?」キョロキョロ

「あ、そうだ。ちょっとだけ静かにな」

まゆ「?」


仁奈「…くぅ」モフ…

美玲「ん…」モゾ


「仁奈と美玲がいるんだけど、二人とも寝てるところなんだ」

まゆ「あらぁ……ふふふ」ニコニコ

きらり「…………」ウズウズ

「起きちゃうからはぴはぴしちゃだめだぞ」

きらり「わ、分かってるよぉー! もぉー! きらりは気の遣える女の子だにぃ!?」バシバシ

「いた、ちょ」バキボキ

まゆ「き、きらりちゃん。静かに、ね?」

9 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:28:24.32 N0nTjNxDO 7/52


きらり「あ、ありゃ…えへへ、ごめんにぃ。プロデューサーちゃんだいじょぶー?」サスサス

「お、おう。なんとかな」ハハ…

まゆ「うふふ。でもたしかに」


仁奈「……もふ」スピー

美玲「むにゃ」モゾ…


まゆ「あの二人、とっても可愛いですねぇ」

きらり「だよね? だよねっ☆」ウキャー

「そうだな」

10 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:31:40.28 xZAJCOGuo 8/52


まゆ「だから、あの、プロデューサーさん」

「ん?」

まゆ「起きないようそーっと、近くから寝顔を見るくらいなら…大丈夫ですよね?」

「…うん、大丈夫だよ」

「そっとな」

きらり「うぇへへ☆ きらりんパワー☆ で音を殺すにぃ…!」ソー…

(たまにこの子がなにを言っているのか俺には分からん…)

まゆ「うふ♪ まゆも忍び足には自信がありますよぉ♪」ソー…

(ふぇぇ……この二人怖いよぉ)

12 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:35:34.66 N0nTjNxDO 9/52



ぽん


仁奈「にゅ」

まゆ「……」ナデナデ

まゆ「可愛いね。きらりちゃん」

きらり「…」コクコクコクコク

きらり「……うぇへー。か、かわいいにぃ…お、お持ち帰りしたい……でも我慢すぅ…」ナデナデ

美玲「……んぅ」モゾモゾ

まゆ「ふふ。きらりちゃんは偉いですねぇ」ニコニコ

きらり「そんなことないにぃー」ニョワー



(…楽しそうだな)

13 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:38:13.46 xZAJCOGuo 10/52



ブー ブー


まゆ「あっPさんからだぁ♪」パッ

きらり「ま、まゆちゃん。しーっだよー」シー

まゆ「あ、そ、そうでしたぁ…」ゴメンナサイ…

(まゆちゃんも可愛いなあ)


こそこそ


まゆ「それじゃあプロデューサーさん、私たちはお先に失礼しますねぇ」

きらり「また明日! だにぃ☆」ニョワー

「うん。お疲れさま。また明日」


ばたんっ


「……二人とも、いいお姉さんだな」ウン

14 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:44:19.10 N0nTjNxDO 11/52



がちゃ


小梅「お…お疲れさま、です」

みく「おつにゃー」

「おう。お疲れさま」

小梅「は、はい。……ここは、れ、冷房がよく効いてて……すず、くしゅ」

「っと悪い。冷えすぎてたかな」サスサス

小梅「あ…」

小梅「い、いえ。急に……ひ、冷えた、から……その」//

みく「……」ニャーン

みく「Pチャン! みくも体が冷えちゃったにゃ! だからっ暖めて欲しい――」

「おう、電子レンジなら好きに使っていいぞ」

みく「ボケにしてもひどくないかにゃ」

15 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:46:53.81 xZAJCOGuo 12/52


小梅「?」

小梅「……」とてとて



みく「にゃー! 肌で暖めろって言ってんだにゃ! 女の子にこんなこと言わせるにゃー!」ガバッ

「口調も台詞も女の子のそれじゃねえだろ!」ガシッ



ニャーニャーニャー!!


16 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:49:54.08 N0nTjNxDO 13/52



ぽすんっ

もぞもぞ


仁奈「くぅ?」

美玲「んん…」モゾ

小梅「……」モコモコ

小梅「え、へへ。あったかい」モフモフ

小梅「…。おやすみ、なさい」モゾ…

仁奈「もふ…」ピー…

美玲「んぅ」ムニャ

小梅「…♪」…スヤスヤ

17 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:52:44.27 xZAJCOGuo 14/52



にゃんにゃん


みく「ぜぇ…ぴ、Pチャン…な、なかなか手ごわいにゃあ…」フニャー…

「と、年頃の女の子が、軽々しく男に抱きつこうとしないの」ハァー…

みく「え? みくはべつに、Pチャンのことを男だとは思ってないにゃあ」

「えっ 俺なんだと思われてんの?」

みく「雄」

「生々しいわ!」ペチン

みく「ふにゃっ!? に、にゃにするんにゃ!」フシャー!

18 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:55:08.64 N0nTjNxDO 15/52


「おっと。いかんいかん。仁奈と美玲が寝てるんだった…」

みく「ふふん。Pチャンてばーおっちょこちょいだにゃぁー」

「だれのせいだよ…。まあとにかく、いまからでも静かに…」チラ

「……」

みく「? ……あ」



仁奈「…♪」モフピー…

美玲「……くぅ」

小梅「…」スヤスヤ



「…いつの間に」

みく「…」ニャー

みく「三人ともかわいいにゃ!」モフモフダニャ!

「本当だな」

19 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:57:42.26 xZAJCOGuo 16/52



ぽすんっ


「……」

みく「仕方にゃいので、みくも大人しくしてるにゃ」

「…それはいいんだが」

「俺は椅子じゃないぞ」

みく「もぉー♪ …Pチャンでがまんしてあげるって、言ってるん

「えい」ペイッ

みく「しゃべってるところでにゃげることないにゃ!?」ポーイ

「さて。仕事仕事っと」ギイ

みく「無視するにゃぁ!」

「ほら。静かに」シー

みく「あ、う……は、はい」ゴメンニャサイ…

「よし」ナデナデ

みく「あっ……。ふふ、分かったにゃっ。大人しくしてるにゃー」ニコニコ

「そっか。みくはえらいな」ナデナデ

みく「うんっみくはえらいにゃっ」ニパー

20 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 16:59:55.26 N0nTjNxDO 17/52









「…」


仁奈「…」zz…

美玲「ん…」ムニャ

小梅「……」スヤスヤ

みく「…にゃ…んぅ」モゾモゾ

仁奈「えへへ…へへ…♪」モフモフ


「…」

「みくはいいお姉ちゃんって感じだな」クス

29 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/17 23:58:40.51 utCPxuX1o 18/52



がちゃ


比奈「ただいまーっス」

「戻りましたー」

「お疲れさまです」

比奈「はい …?」

比奈「わ、なんだか」


  もふもふ  すやすや…


「みんな幸せそうですね」ニコ

「ええ」

「ということで、少々お静かにお願いします」コソ

比奈「りょーかいっス」クス

「しー、ですね」ハーイ

30 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 00:03:37.52 g/dxzUuDO 19/52


仁奈「…」モフ…ピー…



比奈「やー…」

比奈「それにしても、相変わらず仁奈ちゃんは天使っスねぇ」ナデナデ

「比奈ちゃんも天使っスよー」ナデナデ

比奈「気のせいっス」

「比奈ちゃんも天使だよ?」ナデナデ

比奈(なんでこの二人が揃うといつも私に矛先が来るんスかぁ…)

「ねー」

「ねー」

比奈「…、もー」ハア…

「顔赤いぞ」

比奈「気のせいっス」

31 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 00:10:17.05 jE0FniDAo 20/52



ぽん


「そうだ。あの、もう夜になりますけど…」

「仁奈ちゃん。起こしてあげなくて平気ですか?」

「ああ、それなら…」

「さっきご家族に電話を入れておきました。お姉さんも帰りが遅くなるそうなので、よかったらもうしばらく預かっておいてくれと」

「それに…仁奈もその方が喜ぶだろうって」

「そうでしたか」

比奈「私がお姉ちゃんなら抱き締めて離さないっスけどねー。よくできたお姉ちゃんでスねぇ」モフモフ

「ね。そんな大人の女性になりたいね」モフモフ

「いやあんたらも大人でしょうが」

もふもふ
仁奈「…??」ウーン

32 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 00:14:49.82 g/dxzUuDO 21/52



もふもふ


「…」オトナ…

「え、ええまあ、一応」

(一応て)

「それよりプロデューサーさん。あんたらって、なんだか可愛いですね」

「はい?」

「あんたらー、アンタラー。ふふっそんな怪獣とか居そう……」フフフ…

(やばい久し振りに楓さんについて行けない)

比奈「甲殻類っぽいスね。おいしそうかも」

「よくついて行けるな…」

比奈「プロデューサーもまだまだっスね」フフーン

「アンタラーとゴデチアだと、どっちが強いでしょうか?」

「知りません」

34 : >>33 ありがとうww ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 00:20:57.66 jE0FniDAo 22/52


「四人が起きたらご飯にでも行こうと思ってたけど」

「どうする? それまで待ってるのも退屈か」

比奈「ん、そうでスね…」モフモフ…



仁奈「…むにゃ」ウヘヘ



比奈「…」ニコ

比奈「今日は帰りまス。仁奈ちゃんよく寝てるし。邪魔しちゃ悪いし」

「そっか」

比奈「はい。楓さん、私と一緒にご飯でも――」



仁奈「……」スピー

「くぅ」



比奈「……」

「……」

比奈「…天使っスね」

「天使だな」

37 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 00:26:19.05 g/dxzUuDO 23/52


美玲「…ん…」モフ

仁奈「ふみゅ」モフモフ

「ぐうぐう」モゾ

小梅「……」スヤスヤ

みく「にゃぁ…」フトン… モゾ



比奈「…なんか」

比奈「なんで一緒に寝てんスか! ――とか、どうでもよくなるっスねぇ」ホッコリ

「まったくだ」ホッコリ

比奈「…ふふ」ニコ

比奈「じゃ、楓さんのこと、よろしくお願いしまス」

「了解。お疲れさま」

比奈「はい。また明日」ニコ

39 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 00:31:58.69 jE0FniDAo 24/52








「……、さて」

「みんなが寝ている間に、俺はもう一仕事するかなー」ヨシ


ぽてっ


……もふころん


「?」

仁奈「にゅう」アウー コロコロ…

「……」

「まあ、狭いからそうなるよな」

40 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 00:36:04.80 g/dxzUuDO 25/52


「にしたって、一番年下の仁奈をはじき出すことはなかろうに…まったく」ブツブツ

「よっと」モフ

仁奈「?? …ふわ…」

「…かるいな」

仁奈「…」エヘヘ

「……」ナデナデ

(仁奈だけ仮眠室に連れて行ってやるか)

仁奈「…ん」


ぎゅう


「ん?」

仁奈「…」

仁奈「……パパ…」

(…寝惚けてるのか)

仁奈「んぅ……さむい」ギュウ

「あ…そっか。大丈夫だぞ。すぐ布団に連れて行って――」

仁奈「や」ギュー

仁奈「…ひとりぼっちは、いや……。おいて、かないで…」

「…………」

41 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 00:41:09.90 jE0FniDAo 26/52



なでなで


仁奈「んぅ」ムニャ

「分かったよ。一緒にいよう」

仁奈「…」コク


もふ


仁奈「…えへへ」

仁奈「こうすると、あったけーです…」ギュー…

「そっか」

仁奈「……はぃ…」カクン

仁奈「…ね……、ずっと、仁奈と、一緒にいてくだせー……」

「……」ナデ

「うん。いるよ。大丈夫」

仁奈「…」エヘヘ

仁奈「ほんとですか?」

「本当だよ」

仁奈「…………」ニヘヘ

42 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 00:47:36.54 g/dxzUuDO 27/52


仁奈「じゃー…やくそくでごぜーます。ずっと、一緒」

「おう。約束」

仁奈「……ふふ」

仁奈「…なら、仁奈はもう、なんともねーです。なんにも、怖くねーです。あったけーです…」

仁奈「……くぅ」…スピー…

「…」

「…」ナデナデ

「約束な」

46 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 10:56:15.99 UQJpdmwLo 28/52



ぱちっ


美玲「……、ん…」モゾ

美玲「…」グシグシ

美玲「? ……」



小梅「……」スヤスヤ

みく「くー…」ムニャー

「……くぅ…」スピー…

美玲「……」ナンダコレ

美玲「…」ハア…

美玲「動けないし……暑いし」

美玲「……」

美玲(まあ…たまにはこんなのもいいか)

美玲「あ、こいつはひんやりしてて…気持ち良いな」ピト

小梅「……」スヤスヤ

47 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:00:17.60 g/dxzUuDO 29/52



かくん


「…ん」

(いかんいかん。ちょっとうとうとしてたか…)ゴシ

「?」

美玲「……」キョロキョロ

「お、美玲は起きたのか。おはよう」ナデナデ

美玲「…おう」

美玲「なあ」

「どうした」

美玲「それ」

「?」ナデナデ

美玲「ずるい」

「ずるいって…、…ああ」ナデナデ

48 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:03:35.76 UQJpdmwLo 30/52



なでなで
仁奈「♪」モフモフ



「美玲もこっちに来ればいいじゃん」ナデナデ

美玲「…動けないんだよ」ガッチリ

みく「にゃふー…」スリスリ

美玲(暑い)

「…」クス

美玲「…」ム

美玲「さっきにやにやすんなって言ったばっかりだろ」フン

「さっきか。美玲は寝ちゃってたから、あれからけっこう経ってるけどな」

美玲「うぐ…」

美玲「さ、さっきなもんはさっきだ。い、いいから、にやにやすんなッ」モゾモゾ…

(引っかきたくても身動きのとれない美玲可愛い)

49 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:06:33.56 g/dxzUuDO 31/52


「…」

「というか」

美玲「なんだよ」

「いや…べつに、なにも構わないんだが」ナデナデ

「仁奈が俺の方にいるのをずるいって言うの、恥ずかしくなかったか?」

美玲「……、……」

美玲「……、はっ」

美玲「、恥ずかしくなんてないモンッ!」

「そっかー」

美玲「……」//ボシュー

美玲「あ、ああぁあぁ。い、いちいち、にやにやすんにゃぁッ」

「いまにゃあって」

美玲「噛んでにゃい!」

(美玲は可愛いなあ)ホクホク

50 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:10:48.24 UQJpdmwLo 32/52


みく「いまにゃあって言ったかにゃぁ!」ガバッ

美玲「わ」ビクッ

「言ってないよ」

みく「にゃはっ☆ みくの猫耳をごまかそうったってそうはいかないにゃ!」

「言ってないよ」

みく「えっ」

みく「い、いや、でもみくはたしかに聞いて」

「言ってないよ」

みく「……」ニャーン…

みく「そ、そんな気もして来たにゃあ……み、みくの空耳かも。ごめ――」

「美玲は言ってたけどな」

みく「やーっぱ言ってたんだにゃあ! もー! どーしてみくをからかうの!」ニャー

「自分の意見には責任を持って、最後まで自分を曲げないようにな」

みく「いじめだにゃ! これってぜーったい、いじめだにゃー!」フニャー!

美玲(うるせぇ)

51 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:15:03.20 g/dxzUuDO 33/52



ぺち


みく「ふにゃっ」

「……」

「みくちゃん。人が寝ているときには、静かにね」ニッコリ

みく「…」

みく「が、がってんしょうちにゃ」

「…」ニコ

「……くぅ」パタ

みく「……」ドキドキ

「怒られたな」

みく「お、大人しくするにゃあ。みくは違いの分かるおんにゃだよ!」

「それはなんか違う気がする」

みく「というか怒られたのはPチャンのせいでもあるにゃ!」コソコソ

「人のせいにするなよ」

みく「どの口が言うんにゃ!?」フシャー

美玲(子どもの喧嘩かよ)

52 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:18:11.03 UQJpdmwLo 34/52



むく


小梅「……」

美玲「…お」

小梅「……」ボー…

美玲「…、お、おはよ」

小梅「……」

小梅「…」ニヘラ

美玲「」ビクッ

小梅「えへ。み、美玲さんは、……あ、あったかいね」

美玲「…、そ、そうか? …というかお前がつめたいんだろ」

小梅「……そ、そかな」

美玲「うん」

小梅「……えへ」ヘ… フラ…

美玲(寝惚けてるな)

53 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:21:24.99 g/dxzUuDO 35/52



どさ


美玲「うぐ。おも…くは、ない」

小梅「……ま、まだ、…寝たりない、です」

美玲「……」フン

美玲「じゃあもうちょっと寝てれば」

小梅「……えへへ。や、優しい…ですね」

美玲「べつに」

美玲「お前、ひんやりしてて気持ちいいから…。それだけだ」

小梅「……う、うん」ニコ

小梅「じ、じゃあ……もうちょっと。こ、して、ます」モコモコ

美玲「…好きにしろ」



「…」ニヤニヤ

みく「…」ニヤニヤ

美玲「…………」イライラ

美玲「…はぁ」ナデナデ

小梅「♪」スヤスヤ

54 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:25:50.36 UQJpdmwLo 36/52



ぱっ


「うお」

仁奈「……」

「びっくりした。仁奈。目が覚めたのか」

仁奈「…」

「?」

「どうかしたか?」

仁奈「お腹が空きやがりました」グー

「…………」ポカン

「ぷ、はは。そっか。そうだよな」ナデナデ

仁奈「はい。ぺこぺこでやがります」グーグー

55 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:29:30.00 g/dxzUuDO 37/52


「じゃ、もう少ししたら、みんなでご飯を食べに行こう」

仁奈「ホントですか!?」ワーイ

みく「わーい!」ニャ!

「わーい」

(いつの間に起きたんですか)

小梅「わ、わーい」

美玲「……」

「…」

美玲「…」

美玲「わ、わーい…」

「…」グッ

美玲「無言でガッツポーズはやめろ」

57 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:33:09.97 UQJpdmwLo 38/52


美玲(あーなんだこれ…なんだこれホント…)グルグル…

「仁奈はなにが食べたい?」

仁奈「えっと」

仁奈「えへへ。みんなと一緒ならなんでもいいですよ!」ニパッ

「…そっか」

仁奈「はい!」

みく(仁奈チャンはいい子だにゃー)コソ

(そうね)フフ

58 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:37:02.86 g/dxzUuDO 39/52


「よし。じゃあどこか適当なファミレスにでも行こう」

「「「「はーい」」」」ニャ!


・・・・・


仁奈「…」

「?」

「仁奈。行くぞー」

仁奈「あ…はい」トテトテ

「…どうかしたか?」

仁奈「…いえ」

59 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:41:09.61 UQJpdmwLo 40/52


仁奈「今日はいつもと違うみんなでごぜーますね」

「……」

仁奈「あ、べつに、それでも仁奈はたのしーですよ」

仁奈「だから、えっと…たのしーです!!」

「変わってないな」

仁奈「あれ?」

60 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:44:38.25 g/dxzUuDO 41/52


「……」

仁奈「…その、あと、えと…」ワタワタ…

「…」クス


ぽん


仁奈「わぷ」

「よしよし」

「仁奈だって、たまにはわがまま言ったっていいんだぞ」

仁奈「……、」

仁奈「そうでごぜーますか?」

「おう」

仁奈「……」エヘヘ

61 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:48:10.49 UQJpdmwLo 42/52


仁奈「じゃあ…」

仁奈「今度はきっと、また、いつものみんなでご飯に連れてってくだせー!」ニパッ

「おう。了解」

仁奈「約束ですよ!」

「ああ」

「…って、考えてみると仁奈との約束はこれで二つ目か。はは、仁奈は欲張りだなー、なんて」

仁奈「??」…フタツ?

仁奈「ね、ねえ、P。仁奈はいまの約束しか覚えてねーですよ?」グイグイ

「そっか。まあ、べつにそれでいいよ」

仁奈「よ、よくねーです。気になっちまいますよ。ねーねー」グイグイ

(可愛い)

62 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:51:14.92 g/dxzUuDO 43/52


みく「おーい! 二人ともー早く来るにゃー。置いてっちゃうよー!」

「車で行くんだから置いて行きようがないだろ」

みく「楓チャンが今日こそは峠を攻めると張り切ってるにゃ」

「あの人に運転させると攻める=谷底へダイブになっちまうぞ! とめろとめろ!」ダッ

仁奈「あ、ま、待ってくだせー!」モフモフ


・・・・ぱたん

63 : ※おまけがあります  ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:55:12.15 UQJpdmwLo 44/52


「仁奈」

仁奈「え?」

「約束な。俺忘れっぽいから。代わりに覚えておいてくれ」

仁奈「…。はい! 分かりやがりましたよ! Pはしたかねーですね!」ヘヘー

「うん。ありがとう」

「じゃあ行くか」

仁奈「はい!」



・・・・・おしまい


64 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 11:59:05.62 g/dxzUuDO 45/52



☆おまけ



がちゃ


輝子「た、ただいまー」フヒ

輝子「……?」


輝子「みんな寝てる…」キョロ

仁奈「むにゃ」モフピー

「…ん…」コク

輝子「……、し、親友も、寝てるな」フヒ

輝子「……」フヒヒ

輝子「ね、寝込みを襲うのは、よくない」ウン

輝子「……フヒ、いいんだよー。マイフレンドはたくさんいるよー…」モゾ

輝子「……」ギュウ


輝子「…うん、これも、幸せ。マジで」

輝子「…………」フヒ

輝子「お、お疲れ親友。ひゃはっごーとぅーすりーぷだぜぇ…」サスサス

「??」ウーン…

65 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 12:05:05.90 UQJpdmwLo 46/52



がちゃ


幸子「戻りましたー …おや」

幸子「……カワイイボクが戻って来てもだれも起きないとは。みなさんよほどお疲れみたいですね」

幸子「…」チラ

「……」コク…

幸子「…プロデューサーさんが寝てどうするんです。頼りないですねぇ」クス

幸子「……まあ、いつもそれだけ頑張っているということですか」

幸子「そういうことにしておいてあげましょう、ボクは優しいので」フフーン

「……」

幸子「…」ナデナデ

幸子「?」

輝子「…………むにゅ」
キノコ「…」zz…

幸子「」ビクッ

66 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 12:09:06.14 g/dxzUuDO 47/52


幸子「……」

幸子「し、輝子さん、なぜわざわざプロデューサーさんの机の下で…。というか、みなさんいるのにボッチですか」

輝子「」キ、キノコガイルカラ

幸子「…」ハア

幸子「仕方ないですねーまったく」


もぞ


輝子「?」zz…

幸子「…さすがに、二人は狭いですね…。まあいいや」ギュウ

輝子「ん…ぅ」モゾ

幸子「ふふ。ボクもボッチにしようたってそうはいきませんからね。寝苦しくても一緒に寝させてもらいますよ」

輝子「……くぅ」

幸子「……ぐぅ…」

輝子「……」フヒヒヒ

67 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 12:13:34.71 UQJpdmwLo 48/52



がちゃっ


「ただいまーっ」

「…っと…。あれ…みんな寝てる」ワヘー

「……」コク…

「……」Pサンモネテル…

「…へへ、珍しいなー…」

「とと、寝顔を撮っとかなきゃだね!」ケータイケータイ

「……」

68 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 12:17:43.14 g/dxzUuDO 49/52



ぱしゃっ


「…?」ウーン

「うへへ…これはこれは…いいものが手に入ったカモ!」ヘヘー

「……」

「…ん…」

「……」ナデナデ

「……」ン…

「……」ニコ

「いつもお世話になっております」ナデナデ

「…………」

69 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 12:21:53.17 UQJpdmwLo 50/52


「…」

「…!」ピーン

「えと、だれも起きてないよね……」キョロキョロ

「……」

「……」

「……」

「…えい」ダキ

「ん」

「……」ギュー…

「……ぅん」

「…おー……あれだね。意外と、がっちりしてるねえ。Pサンあなどりがたし」ムムー

「……」ウーン…

70 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 12:26:29.83 g/dxzUuDO 51/52



ぱっ


「…ん」

「……」

「てへ。こ、このくらいなら――い、いいよね?」

「うんうん。Pサンが寝てるところを見て手を出すなって方が無理だよね!」ウンウン

「……」

「あ、手を出すって、その、そういう意味じゃなくてね」テ、テヘ ワタワタ

「……。な、なにやってんだろアタシ」//ハハ…

「……」

「…へへ」

「じゃー今日は帰ろっかな! Pサンお疲れ!」ニパッ

「……」コク

「ん!」

「……」

「も、もう一回だけいいかな」テヘ エイッ

「…」ウーン…

「えへへ…♪」スリスリ

71 : ◆qEJgO2U6bM - 2013/08/18 12:29:10.54 g/dxzUuDO 52/52

以上で終わります。楽しかったです
レス、それにお読み頂き、ありがとうございました。お疲れさまでした

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