杏「うーん」バタリ
智絵里「わわっ……だ、大丈夫!?」
杏「うー……お外は寒くてやる気が出てこない……」ゴソゴソ
杏「こんな時は、お仕事はサボってこたつに入るに限るよ」ドヤァ
智絵里「ど、どうしよう……」オタオタ
かな子「じゃじゃじゃじゃーん!」ニュッ
智絵里「か、かな子ちゃん!」
かな子「そんな時は、あったかくてあまくておいしいホットチョコレートだよ」
杏「うーん、あったまるなぁ」ゴクゴク
杏「よし、お仕事頑張るよ!」シャキーン
智絵里「わぁ……杏ちゃんがバリバリお仕事を熟してる……」
かな子「そんなあったかくて」
智絵里「美味しくて」
杏「やる気が出る」
三人『バレンタインにはホットチョコレートを!』
元スレ
【モバマス】SelfControl
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1612608507/
ハイカーット
オツカレサマー
ア、カナコチャンダケベツシーンガアリマス
かな子「あ、はーい」
トテトテ
杏「……にしてもさぁ」
智絵里「どうかしたの?」
杏「杏があんな風にやる気を出すと思う?……たかがホットチョコレートぐらいで」
智絵里「……」
智絵里「きらりちゃんを呼ぶか……それとも」スッ
智絵里「我が名は緒方智絵里。国父倭の赤子にして、天に代わりて不義を討つ皇軍の兵士なり」シャキーン
智絵里「勇戦奮闘でもって必ずや皇国の不朽を勝ち取らん!」エイチョップデス
杏「それは冗談でも恐いから止めて!!」
智絵里「ふふっ、上段からだから安心して」
杏「ふぅ……嫌な冷や汗をかいたよ」
杏「ん?」
かな子「ホイップしたクリームをカップの上にのせて、さらにドレンチェリーを乗せます」
かな子「しばらくすると、チェリーから色が移って……ほら、キスみたいに!」
かな子「こんなアレンジもお試しあれ」
杏「にしても……」
智絵里「さっきからかな子ちゃんって、何杯飲んでるんだろうね……」
杏「少なくても10杯は越えてるよ」
智絵里「ココアじゃないから、ココアバター分だけカロリーも高そうだし……」
杏「まぁ、かな子ちゃんだから……」
智絵里「……うん」アキラメマシタ
タタッ
かな子「お待たせー」
杏「あ、やっと終わった?」
智絵里「お疲れ様です」
かな子「うん。なんか、色々撮ってたから」
杏「やっぱりスイーツファイブの一員だから、バレンタイン前は色々引っ張りだこだよね」
かな子「そんなことないよ。キャンディアイランドだっていっぱいCMとかオファーがあるし」
智絵里「じゃあ、かな子ちゃんは両方いっぱい頑張らないとね」
かな子「うん!いっぱい頑張らないといけないし、お腹も空いてきたから何か食べようか」
杏「」
杏(マジかよ……)
智絵里「」
智絵里(嘘ですよね……)
二人(あれだけ飲んで、まだお腹に入るなんて……)
かな子「あ、あれ?どうしたの二人とも??」
――カフェ
杏「ふーん、感じのいいお店だね」
智絵里「でも、かな子ちゃんが一人で入るには……」
かな子「あ、あのね……」
かな子「その……」
かな子「前にPさんと……い、一緒に来てよかったな……って(///)」
二人『あー』
智絵里「ごちそうさま」
杏「アツアツだね」
かな子「あわわわわ(///)」
杏「ってことは」
ホワンホワン
かな子P(以下P)「ケーキが来たな」
かな子「はいっ!」パクパク
P「じーっ」
かな子「わわっ、女の子が食べる姿を見るなんて破廉恥ですよ!」
P「いや、本当に美味しそうに食べるな……って」
かな子「も、もうっ!」
かな子「一口だけですよ」パクッ
P「え……」
chu!
ムグッ
かな子「はい、一口ですよ……甘いですよね?」
かな子「それが私の想いです。どうぞ一緒に召し上がってください(///)」
ホワンホワン
杏「ってことをやって……」
智絵里「いくらなんでも……」チラッ
かな子「(//////)」プシュー
かな子「ミ、ミテタノ?」
二人『……』
二人『えーっ!?』
かな子「は、恥ずかしい……(///)」
杏「かな子ちゃんって……」
智絵里「意外にやるときはやるんだ……」
かな子「ふぇ……(///)」
かな子「ま、まだ、三回しか……召し上がってもらってないよぉ……(///)」
杏「うわ……生々しい」
智絵里「回数だけなら杏ちゃんの方が多いんだ……」
杏「なんでそれを智絵里ちゃんが知ってるの!」
智絵里「だってきらりちゃんに……」
ほわんほわん
きらり「杏ちゃんのお部屋にPちゃんが泊まった後ってぇ、すんごく匂いが残ってるんだにぃ……」
きらり「あと、ゴミ入れにティッシュがそのままなのは止めてほしいでます」←真顔
ホワンホワン
智絵里「……って」
杏「きらりぃ!?」
杏「あ、あれほど……か、勝手に部屋を掃除するなって……」ワナワナ
智絵里「あと、使用済みのゴm「わーわーわー!」
かな子「杏ちゃん、静かにしないと……」
杏「うぅ……(///)」
智絵里「二人ともラブラブなんだね」
智絵里「大丈夫だよ。みんなの幸せは私が守ってあげるから……」
杏「いや、きらり一人で充分だから」
かな子「というか、守ってあげたいアイドルのトップ3にいつも入る智絵里ちゃんに言われても……」
杏「実感がないというか……」
智絵里「えへへ」
かな子「って言う智絵里ちゃんだって!」
杏「そうだそうだ!生娘じゃないくせに!」
杏「というか、一番早かったような……」
智絵里「えへへっ……ナイショ」
智絵里「ですっ♪」
…………
……
かな子「そういえば(モグモグ)バレンタインで思い出したけど(モグモグ)」
杏「ちゃんと飲み込んでから言いなよ……」
かな子「(ゴックン)うん……で、相談されたんだけど」
智絵里「かな子ちゃんに?」
杏「誰から?」
かな子「それは守秘します」
かな子「で、その子が言うには……」
ホワンホワン
かな子「あ、あの……チョコを身体に塗って、私をお食べになりまして……というのがあるそうなのですが」
ホワンホワン
かな子「って……」
杏(桃華かな?)
智絵里(桃華ちゃんだよね?)
かな子「愛梨ちゃんに教えてもらったように、ちゃんと産毛まで剃って人肌まで冷やしてから塗るって教えるべきなのかな……って」
杏(おい、初代!)
智絵里(やっぱりやってたんだ!)
かな子「舞ちゃんやネネちゃんはやってるみたいだけど、なんか勿体なくて……」
杏「かな子ちゃんらしいね……」
智絵里「というか、桃華ちゃんのことだからすごい高級そうなのを使うのかな?」
かな子「うー……勿体ないよぉ……」
杏(やっぱり櫻井さん家の長女か……)
智絵里(どこからそんな情報を……?)
唯「ふぇっくしょん!」←犯人その
藍子「ひ……くしゅん!」←犯人その
夕美「くちゅん!」←犯人その
智絵里「ま、まぁ桃華ちゃんはまだ小学生だし……」
杏「直接塗ると肌がどうなるかわからないから、クリームとかで保護しないとまずいよねぇ」
かな子「うーん、そうしたら食べられなくなっちゃうかもしれないし……」
智絵里「一応、事実だけ教えるべきだよ」
杏「そうしないと、千枝やありす辺りから間違った情報を入れそうだし」
かな子「うん、わかったよ」キッパリ
桃華「は……は……くちゅんくちゅん!!」
千枝「くしゅん!」
ありす「ひくちゅん!」
千枝「うぅ……誰か千枝のことを噂しましたんでしょうか?」
桃華「とんだピーピングトムさんですわね」
ありす「噂でくしゃみをするなんて非科学的です!」
智絵里(そうでもないよー)
桃華「きゃっ」
千枝「あ、智絵里さんでしたか。よかった」
ありす「」
千枝「ありすちゃん?」
ありす「」
桃華「ちょっと!しっかりなさって下さい!」
ありす「」
千枝「めでぃーっく!!」
――バレンタインまで約一週間
――少女達の熱い想いを乗せて今、チョコは作られている
――頑張れシンデレラ、負けるなシンデレラ
――今はただ、戦いに備えよ
おしまい
18 : ◆Vysj.4B9aySt - 21/02/06 21:10:27 LaZ 18/18山なし意味なし、おちがこんなんでごめんなさい
うちの正面装備が、あずき、桃華、加奈、夕美、由愛と変則メンバーなので誰からもらえるやら……
では、読んでくださった方へ。ショコラいちごパスタを