――新潟
杏奈「うぅ……おこた、おこた」ブルブル
甜花「甜花、こたつの家の子になる……」ガタガタ
杏「ふぅ~やっぱり、日本人の冬はどてらにこたつにみかんだよね……あ、あきらぁ~、みかんの補充まだ?」モグモグ
あきら「……」プルプル
あきら「どうして、またウチにいるんですか!!」
2 : ◆Vysj.4B9aySt - 19/12/08 11:15:13 wsB 2/12はい、開戦記念日……もとい、愛梨の誕生日SSです
こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします
甜花「て、甜花は……その…杏ちゃんに呼ばれて……」
杏奈「杏奈も…………」
あきら「わざわざ新潟まで?!」
杏「いやぁ、そこはウチの事務所の娘の力を借りてさ」
智絵里「へっぷしゅん!」
かな子「大丈夫?智絵里ちゃん、風邪かな?」
智絵里「違うよ……朝一番で、杏ちゃん達を新潟に送っていったから」
かな子「達?」
あきら「で、どうしてウチに?」
杏「えっと……開戦記念日だから?」
あきら「# 大東亜戦争?」テンニフタツノヒハテラズ
杏奈「……今日、河野防衛大臣が工場を視察するって話の、自衛隊の新小銃?」
あきら「# HOWA5.56」
甜花「また国産兵器批判派がぞろぞろとく、来るかな……」
あきら「# 清谷信○」
杏奈「中国製の安いのを買えとか……」
あきら「# 文谷数○」
杏「その人は飛行機ネタばかりじゃないかな?」
あきら「なら、履帯が外れてリタイアのテクニカルライターの……」
三人『井上孝司!!』
(作者注。特定の個人を中傷するわけではありません)
…………
……
あきら「で、本当は何をしたいんデスか?」
杏「あー」
杏「あのさ……あきらって、服のコーデとか得意だよね?」
あきら「# 当然」ドヤァ
杏「うんうん。それを見込んで頼みがある」
杏「愛梨の誕生日プレゼントを選んで欲しいんだ」
あきら「…………杏さん。愛梨サンの誕生日って」
杏「……12月8日」
あきら「今日って」
杏「……12月8日」
あきら「# 普通!誕生日プレゼントは # 当日に選ばない!」ガーッ
杏「そ、そこを何とか……」
あきら「大体、きらりさんとかいるでしょうに……」
杏「あー……以前そうしたんだけどさ」
あきら「# はぴはぴ # お気に召さず?」
杏「……うん」
あきら「なら、智絵里さんとかかな子さんとかは?」
杏「実は……」
智絵里『じゃあ、杏ちゃんにお任せしていいのかな?』
杏『じょぶじょぶ、大丈夫!杏に任せなって!』
かな子『当日はケーキを焼いたりとかで動けないと思うから、お願いね』
杏『なんとかなるダバないダバさ~』
二人(何か不安……)
あきら「# 不安 # 的中」
杏「酷い」
あきら「なら、後ろの二人の知り合いさんとかは?」
甜花「ふぇ……?て、甜花、そういうの詳しい人とあ、あんまり、話さないから……」
あきら「L'Anticaやストレイライトに詳しそうなのがいるのに……勿体ない」
甜花「あ、あ…もし来年があったら、聞いてお……けるかも」
あきら「# 今日 # 必要……まぁいいけど。で、そちらは?」
杏奈「うぅ……そういうのは……百合子さんとかもあんまり……知らない……」
あきら「揃いも揃ってデスか」ハァ
あきら「まったく……何時まで大丈夫なんデス?」
杏「え……ってことは!?」
あきら「早くしないと新潟でもそういう店は多くありまセンから」
杏「それについては大丈夫……芳乃ー!乾麺麭あげるから出ておいでーっ」
あきら「えっ?芳乃さん?」キョロキョロ
芳乃「ほー、乾麺麭でしてー」スッ
あきら「わわわっ、一体どこから来たのデスか?!」
芳乃「愛の彼方からでしてー」ポリポリ
杏「じゃ、原宿?池袋?渋谷?どこへ行けばいい?」
あきら「デシたら……」
リップ
バン
ウィンクルエフェクト
パンパーン
『愛梨(さん)(ちゃん)お誕生日おめでとう!』
愛梨「ありがとうございます!……嬉しくて暑くなったから脱いでいいですかぁ?」
かな子「お、男の人はいないけど……」チラッ
りあむ「も、もし愛梨チャンの裸を乗せたら炎上間違いなし……で、でも又とない機会。ぼくは一体どうしたら……」
あかり「ダメんご!」
志保「ちょっとマズイかも」アハハ
智絵里「ふ、服なら用意したから大丈夫だよ。ね、杏ちゃん」
杏「へっへっへっ、心配することはないよ」
かな子「な、なんか杏ちゃんが変なおじさんみたい……」
杏「おじさんとはヒドいなぁ……とりま、これみんなで出し合った服だから、ちょっと着てみて」
愛梨「わぁ……いいんですか?」
杏「……といっても最終的に選んだのはあきらだからもし似合わなかったら」
あきら「# もしかして # 責任押し付け?」
智絵里「ふふっ、杏ちゃん風のジョークだから大丈夫だよ」
愛梨「じゃあ、着替えてきますねぇ」トテトテ
杏奈「あ、このプリンおいしい」パクパク
志保「よかったら、お土産に持って行って」
甜花「……このプリンって」
甜花(事務所で食べるのと同じ味?)
愛梨「お待たせしましたぁ」トテトテ
杏「んー、いいんじゃないかな?ちょっとターンしてみて」
愛梨「ど、どうでしょうか?」クルッ
あきら「甘ロリを入れてみましたがいいと思います」
志保「なかなか似合ってるわね」
智絵里「可愛いけど、それだけじゃなくて……えっと、どこか大人っぽいですね」
愛梨「ありがとうございます!これならプロデューサーさんも今夜は興奮『わー!わー!わー!』
杏奈・甜花『ん?』
志保(もぅ、そういうのは他の事務所の子がいるんだから)ヒソヒソ
愛梨(あ、ごめんなさい)テヘペロ
かな子「寿命が縮んだよぉ……」ホッ
杏「ついでにお腹のお肉も縮んでちょうどいいんじゃない?」
かな子「(ムッ)……そんなことを言う杏ちゃんから、ケーキを取り上げないとね」ヒョイ
杏「うわっ!横暴だ!」
アハハー
カエセー
ダメダヨー
HAPPY BIRTHDAY AIRI TOTOKI
おまけ
――283プロ
咲耶「さぁ、お土産だ」
恋鐘「うー……いい加減に、ここのおいしいプリンの場所を教えるばい!」
結華「さくやんも秘密主義なんだから~」
咲耶「ふふっ、女っていうのは秘密みたいなのがある方が魅力的とは思わないかな?」
摩美々「いちいちかっこーつけるー?」
甜花「……」
クイクイ
咲耶「どうしたのかな、可愛いお嬢さん。ハグでもおねだりに……」
甜花(あの……このプリンって346さんとこの?)ヒソヒソ
咲耶(っ!……バレてしまっては仕方がないな。みんなには内緒だよ)ヒソヒソ
甜花(うん……て、甜花、内緒話は得意だから……)ヒソヒソ
甘奈「なーに、内緒話をしていたの?」
甜花「えと……あの……なーちゃんにも秘密だから……ごめんね」
甘奈「がーんっ。甜花ちゃんに嫌われたキラワレタキラワレタキラワレタ……」ガクリ
甜花「わわっ!なーちゃん!なーちゃぁぁぁぁん!!」
おしまい