花京院「みんなが寝付いている今がチャンスだ!」
花京院「・・・こう寒い夜はやはり>>4するにかぎるな」
元スレ
花京院「さて、底冷えする夜だし>>4するとしよう」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1416064082/
4 : 以下、\... - 2014/11/16 00:09:15.57 Dgd/qgv70 2/47エジプト旅行
エジプト
花京院「やれやれ、ジョースターさんたちから離れて飛行機に乗ったのは正しい判断だったようだ」
花京院「おかげで、みんなより先にエジプト・カイロに到着したぞッ!」
花京院「しかし・・・・・・」ブルッ
花京院「やはりエジプトの夜は冷えるな・・・」
花京院「さっさと宿をとって暖をとることにしよう」
花京院「エート・・・こんな時間でもやっている宿は・・・」キョロキョロ
花京院(さすがにないかな?)
>>9「ちょっとそこのお兄さん!」
9 : 以下、\... - 2014/11/16 00:14:17.20 wL8cTX1N0 4/47プッチ
花京院「ン?」
プッチ「お困りのようですね」
花京院「・・・・・・」
花京院(・・・彼のあの格好・・・もしや神父さまか?)
プッチ「なにか手助けできることはありませんか?」
花京院(なぜこんな夜遅くに神父が・・・)
花京院(しかも、ぼくのほかにも人は歩いているというのに)
花京院(・・・・・・)ドドド
花京院(あやしい・・・)ドドドドドド
花京院(用心に越したことはないな)ドドドドドド
花京院「いや、特になにもないですよ。お気持ちだけで結構です」
プッチ「いやしかし・・・」
花京院「では、ぼくは忙しいので失礼」クルリ
プッチ「・・・・・・」
プッチ「・・・ま、待て!」
花京院「!」
プッチ「い、いや・・・待ってください」
花京院「・・・・・・」
プッチ「見たところ旅行者かなにかでしょう?こんな夜遅くに出歩くのは危険ですよ」
花京院「確かにそうですね・・・しかし、それはあなたにも言えることでは?」
プッチ「・・・・・・」
プッチ「ハハハ」
花京院「・・・?」
花京院「なにがおかしい」
プッチ「いや、失礼・・・確かに、おっしゃる通りだと思ってね」
プッチ「あなたが怪しむのも無理はない」
花京院「・・・・・・」
プッチ「ですが、なにか探しているご様子だったんで声をかけたのは紛れもない善意からですよ」
花京院「善意だと?」
プッチ「ええ、神の教えですから」
プッチ「みたところあなたは・・・・・・そうだな、宿を探しているのでしょう」
花京院「!」
プッチ「どうです?わたしはいい宿を知っているのですが・・・」
花京院「いいや、ぼくは自分で・・・」
プッチ「>>24のある素敵な宿ですよ」
花京院「ぜひ連れていってください!!」
24 : 以下、\... - 2014/11/16 00:29:24.14 WuPej8ED0 8/47石仮面
花京院(石仮面か・・・!これからDIOと対峙するのにおあつらえ向きなアイテムの予感がするぞ!)
花京院(とりあえずその宿で一晩暖をとって、・・・DIOの館探しは明日の朝からだな)
プッチ「・・・では、ご案内しよう」
花京院「ああ、頼みます」ワクワク
プッチ「・・・・・・」
ゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴ
DIOの館
コンコン
DIO「ン?・・・・・・入れ」
ガチャッ
テレンス「失礼いたします」
DIO「なんの用だ?」
テレンス「先程のお客人が戻って参りました」
DIO「プッチがか?・・・・・・フム」
DIO「なにか忘れ物でもして取りに戻ったのか?」
テレンス「・・・・・・一晩泊まると言ってまして」
DIO「ほう、構わん。部屋を用意しろ」
テレンス「いえ、それが・・・」
テレンス「なぜか花京院も一緒に泊まらせるようなことを言っておりまして」
DIO「ハァ?」
DIOの館・客間
プッチ「少し薄暗いが悪くないでしょう?」
花京院「はあ、立派な館ですね・・・」キョロキョロ
プッチ「じつを言うと宿じゃあないんです。ここはわたしの友人の家でね」
花京院「えっ」
プッチ「ああ、でも大丈夫。彼は心が広く優しいから、きっと泊まることを許してくれるはずだ」
花京院「そうですか・・・・・・」
花京院(なんだか落ち着かんな)
DIO「ほ、本当にいるじゃあないか」ドドド
テレンス「申し訳ありません・・・・・・とんでもないごり押しでわたしにはどうすることもできませんでした」
DIO「おのれプッチ!」
DIO「・・・それにしても花京院、あいつがなぜ一人でここにいるのだと思う?」
テレンス「・・・?」
DIO「やつはこのDIOを裏切り、ジョースターどもと行動をともにしていたはずだ」
DIO「やつらと仲間割れをしたのか?単身でわたしを倒しに来たというのか・・・?」
DIO「だが・・・花京院が、考えもなしに単独行動にでるとは考えられん」
テレンス「というと?」
DIO「ヤツにはなにか・・・このDIOに立ち向かうための『秘策』があるんじゃあないか、と言っている」
テレンス「まさか」
DIO「用心しろテレンス。どんな些細な、とるに足らなく感じるようなことでも、それが後々命取りになることもある」
DIO「ヤツを甘くみるんじゃあない」
テレンス「・・・・・・では、わたしはなにを?」
DIO「追い返すのだ。>>34をエサに追い返せ」
34 : 以下、\... - 2014/11/16 00:54:06.29 ipLNEO9+0 13/47相撲
花京院「これは・・・」ガコッ
プッチ「ああ、それが石仮面です」
花京院「なるほど、不細工な仮面だ・・・つけ心地もみておこう」カポッ
プッチ「よく似合ってますよ」
オオオオオオオ・・・ッ
シュゴオオオオオオオオオオオアオオオ・・・
花京院「ン?」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
花京院「な、なんだこの音は!?」
プッチ「あ!あれは・・・」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
ピタッ
テレンス「お待たせしました」ババァーーーンッ
花京院(石仮面のせいで視界が悪いが・・・こいつ、今浮いてなかったか!?!?)ドドド
プッチ「やあ、それで、彼はなんて?」
テレンス「それが・・・」チラッ
花京院「・・・?」
テレンス「申し訳ありませんが、部屋が満室でして・・・・・・あなた方を今晩お泊めすることはできないんです」
プッチ「なんだって!?」ガタッ
花京院「そんな・・・」
テレンス「大変申し訳ございません」
プッチ「・・・こんなに部屋がいっぱいあるというのに、満室だと言うんですね」
テレンス「・・・・・・」
テレンス「お詫びといってはなんですが・・・」スッ
花京院「ン?」
花京院「これは・・・相撲観戦チケット?」
プッチ「SUMOU?」
テレンス「これでどうか」
花京院「・・・・・・」
テレンス(DIOさまのおっしゃっていた通りだ)
テレンス(花京院は相撲に反応をしめしたぞ!)
テレンス(やはり日本人は皆相撲が大好きというのは本当なのか・・・!さすがDIOさま・・・博識でいらっしゃる)
テレンス「いかがでしょう?」
花京院「・・・・・・」
花京院「そうだなあ・・・」
花京院「>>43」
43 : 以下、\... - 2014/11/16 01:09:34.29 PRGKrEkN0 17/47僕が土俵の上に上がれるというのなら考えよう
花京院「僕が土俵の上に上がれるというのなら考えよう」
テレンス「!?」
DIO(なにィ!?)
花京院「ぼくはスポーツ観戦よりスポーツをやる方が好きな性質でね」
花京院「ぼくを土俵入りさせてくれないなら行く価値はないな」
テレンス「こ、こいつ・・・」ドドド
DIO(なんというワガママボーイ!)ドドドドドド
テレンス(どうなさいますDIOさま・・・)チラッ
DIO「!」
DIO(こっちを見るなテレンス!やつらにこのDIOの居場所がばれるじゃあないかッ!)
DIO(だが・・・しかたあるまい)
DIO「・・・」コクリ
テレンス「!?!?」
テレンス(DIOさま・・・)ドドドドドド
テレンス「いいでしょう、お約束します」
花京院「なに!?それは本当か!?」
テレンス「ええ」
花京院「クウウウーーーーッ!!それは楽しみだ!」ワクワク
花京院「ぼくの友人ほどではないが、ぼくも相撲は好きでね。じつのところ土俵に上がってみたいと常々思っていたところなんですよ」
プッチ「SUMOU!ああ、SUMOUか!」
テレンス(やったぞ!)
DIO(よし!食いついたか!)
花京院「では、今夜はこれで退散するとしよう」
テレンス「なにもお構いできませんで」
DIO(よおし、よくやったぞテレンス)
プッチ「すまないね、花京院」
花京院「いえ、いいんですよ」
テレンス「玄関までお送りいたしましょう・・・」
DIO(グッバァーイ!カキョーイーンッ!!)
『こうしてッ!花京院はそれと知らずに目的地へと辿り着いていたのだがッ!』
『DIOの狡猾な作戦によりッ!またッ!知らず知らずのうちに撤退させられていたのだったッ!』
テレンス「やりましたねDIOさま!」
DIO「ああ、おまえのおかげだテレンス」
テレンス「めっそうもございません」
テレンス「・・・・・・それにしても花京院」
テレンス「ヤツがまんまと騙されてくれるとは思いもしませんでしたね」
テレンス「あんな嘘を真に受けるとは・・・やはりヤツ相手にそこまで慎重になる必要はなかったのではありませんか?」
DIO「・・・・・・ン?」
テレンス「ハッ!」
テレンス「し、失礼いたしました!DIOさまに意見などと・・・」
DIO「・・・・・・」
DIO「うそではない」
テレンス「え?」
DIO「花京院は土俵入りさせるぞ」
テレンス「エッ」
花京院「おや?この相撲チケット・・・開催地がエジプトになってるじゃあないか」
プッチ「なにかおかしいかい?」
花京院「ええ、それもその場所は・・・」
プッチ「・・・?」
「おおーーーーい」
花京院「!」
プッチ「・・・ン?誰か来るな」
花京院「あれは・・・」
プッチ「知り合いですか?」
ポルナレフ「カキョーイーンッ!」ババァーーーンッ
ジョセフ「探したぞ花京院」ババァーーーンッ
花京院「ジョースターさん!それに、ポルナレフも!!」
ジョセフ「急にいなくなるのはやめんか。胆が冷えたぞ」
ポルナレフ「まったく、心配かけさせやがって」
花京院「すみません・・・」
ポルナレフ「一人でDIOを倒すなんて、さすがに無謀すぎるだろォー」
花京院「ほかのみんなは?」
ジョセフ「宿におる。さあ、花京院。おまえさんも来るんじゃ」
花京院「神父さん」チラッ
プッチ「・・・・・・いやいや、よかった。宿なしは間逃れたようで」
プッチ「そして、どうやらわたしはお役御免のようだ。ではこれで」
花京院「あ・・・!」
花京院「あの・・・・・・お世話になりました」
プッチ「たいしたことはしていませんよ」
プッチ「あなたにちゃんと宿が見つかったことを、神に感謝します」
花京院「神父・・・」
花京院「あの・・・ッ!」
花京院「開催場所は、さっきの館となってました」
プッチ「エッ?」
花京院「・・・ぜひ、見に来てください」
プッチ「・・・ええ、もちろん」
ポルナレフ「なんだァ?」
ジョセフ「相撲ってなんの話じゃ花京院?」
花京院「フフフ、それは宿についてから説明しますよ。ちゃあんとね」
花京院「かくかくしかじかで土俵入りすることになったんです」
ポルナレフ「な、なにィーーー!?」
ポルナレフ「・・・SUMOUってなんだ?」
アヴドゥル「相撲とは、男同士がパンツ一丁でぶつかり合う雄々しい日本古来からのスポーツだ」
ジョセフ「DIOの居場所まであと少しだというのに相撲じゃと!?正気か花京院!?」
花京院「ええ、めったにできない体験ですからね」
承太郎「・・・・・・」
承太郎「オラァーーーーーッ!!!」ブンッ
花京院「!?」
バッチィーーーーンッ
花京院「ウグッ・・・」ドサッ
ジョセフ「!?」
ポルナレフ「ど、どうした承太郎!?」
アヴドゥル「なぜ突然花京院に攻撃を・・・!?」
花京院「じょ、承太郎?」ヨロッ
承太郎「立て、花京院」
ポルナレフ「お、おい・・・?」
花京院「ど、どういうこ・・・」
承太郎「・・・・・・」
承太郎「いくぜ」
花京院「!」
承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
花京院「ウッ!ウグッ!ウウッ!ウッ!ウウッウ!?ウウッ!?!?」バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ
ジョセフ「ひゃ、百裂張り手じゃと!?!?」
アヴドゥル「やりますな」
イギー「アギ!」
ポルナレフ「な、なにしてんだ承太郎おおおおーーーッ!」
ズシャァーーーッ
花京院「ウッ・・・な、なんだ?」ググッ
承太郎「やれやれ、なってねえ・・・」
承太郎「ぜんぜんなっちゃあいねえぜ花京院ッ!!」
花京院「!?」
承太郎「このくらいで倒れるようじゃあ、土俵に上がる資格はねえな」
ジョセフ「ハッ!ま、まさか・・・」
承太郎「おいじじい、そのチケットには開催日はいつと書いてある?」
ジョセフ「・・・五日後じゃな」
承太郎「ほう、五日か・・・」
花京院「・・・ウウッ」
承太郎「花京院!」
花京院「・・・?」
承太郎「てめーはこの空条承太郎が、直々に稽古をつけてやる」
花京院「エッ」
『こうしてッ!花京院は相撲好きの承太郎の指導をうけッ!』
『万全のコンディションで相撲大会当日を迎えたのだった!』
相撲大会当日・DIOの館
ワイワイガヤガヤ
花京院「・・・緊張しますね」
ジョセフ「大丈夫じゃ花京院、おまえならできる」
ポルナレフ「さ、とっとと土俵入りしてこい」
テレンス『・・・オホンオホン!』
テレンス『それでは、選手入場です』
テレンス『・・・花京院のりあ』
DIO『代われ』
テレンス『エッ?』
DIO『なっとらんから代われと言っているんだテレンス。二度言わせるんじゃあない』
テレンス『で、ですが・・・』
承太郎「・・・なんだ?」
アヴドゥル「ハプニングか?」
DIO『ンッンー・・・!』
DIO『ひがぁ~しぃ~~~ッ!花京院ンンンンンッ!』
ポルナレフ「おっ、はじまったか!」
花京院(や、やはり緊張してきた・・・)
花京院(だが、ここで戦って勝たなくては来た意味がなくなってしまう!)
花京院(集中しよう・・・)
花京院「・・・ン?」
ドドド
ドドドドドド
DIO『にぃ~~~しィィィーーーーッ・・・>>69ッ!』
花京院「あ、あれは・・・ッ!」
花京院「あの人は・・・>>69!?」
69 : 以下、\... - 2014/11/16 02:19:19.35 06xX3ND30 31/47ワムウ
花京院「ワムウ!!」
ワムウ「ワムウ!」ババァーーーーーーーンッ
エシディシ「ゆけ!ワムウよ!そんな人間ひねりつぶしてしまえ!」
カーズ「ククク・・・」
花京院(ウワアアアーーーーーッ!圧倒的人外ッ!!)
ポルナレフ「で、でけえ!!」
アヴドゥル「何者なのだあの男は・・・!?」
ジョセフ「懐かしいのう」
ポルナレフ「知り合いかいジョースターさん!」
ジョセフ「ウム、ちょいとばかり昔に戦ったことのある敵だ」
アヴドゥル「これは花京院が心配だ」
ジョセフ「このままだと死ぬ」
ポルナレフ「な、なに冷静にひでーこと言ってやがるんだじいさん!」
承太郎「・・・おいそれより見ろ」
ポルナレフ「アア?」
DIO『フン、ではその線にそって構えよ』
ワムウ「・・・・・・」
花京院「・・・・・・」ゴクリ
DIO『両者みあって・・・』
花京院(ま、まずい!)
花京院(相手はぼくよりはるかに大きい!まともにやりあったら圧死するかもしれん!)
DIO『はっきょーい・・・』
花京院(こうなれば・・・!)
DIO『のこった!』
花京院「>>75だ!!」ダッ
75 : 以下、\... - 2014/11/16 02:35:43.32 1G8PHAz50 34/47ハイエロファントでまわしを脱がす
花京院「ハイエロファントでまわしを脱がす、だ!」ダッ
ワムウ「なに!?」
花京院「行け!ハイエロファント!!」
ハイエロ「」シュルルルルルッ
ポルナレフ「アッ!ハイエロファントグリーンが・・・!」
ワムウ(なんだ・・・?なにをするつもりなのだこの男・・・急に目付きが変わったぞ)
エシディシ「ほう・・・?」
カーズ「気を付けよ、ワムウ!」
ワムウ「はい、カーズさま」
ワムウ(だが、やつが向かってこないというのならこちらから行くしかあるまい)
ワムウ(カーズさまの名誉のためにも、この試合・・・・・・)
ワムウ「このワムウが勝利するッ!!」ダッ
花京院「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!かかったな!!」
ワムウ「!?」
ズルンッ
ポルナレフ「なっ!?」
承太郎「!」
DIO『!?』
ジョセフ「!?」
アヴドゥル「ムウン!」
チンコ丸だしワムウ「ウッ・・・!!」ババァーーーーーーーンッ
ポルナレフ「や、やりやがった花京院のヤツ・・・」ドドドドドド
カーズ「なんだアイツは・・・」ドドド
エシディシ「おいワムウよ!つったっていないでとっととやっちまえ!」
チンコ丸出しワムウ「お・・・おのれ・・・」
チンコ丸出しワムウ「きさま、今いったいなにを・・・!?」
花京院(やはり・・・!こいつらにぼくのスタンドは見えていない!)
花京院「さあな?ぼくはなにもしちゃあいない」
花京院「きちんとまわしを絞めてこなかったきさまのせいじゃあないかな?」
ポルナレフ「アイツ・・・」
ジョセフ「白々しいのう」
アヴドゥル「ウム、なかなか」
承太郎「・・・・・・」
ポルナレフ「ハッ!」
ポルナレフ「お、落ち着け承太郎・・・」
承太郎「・・・・・・なんだ?」
ポルナレフ「エッ?」
承太郎「なんの話だ」
ポルナレフ「いや、エーット・・・・・・怒ってねぇの?」
承太郎「怒る?そんなわけがあるか」
ポルナレフ「だ、だがよォー、花京院のヤツはワムウのまわしを取っちまったじゃあねえか」
承太郎「・・・逆だぜポルナレフ」
DIO『・・・・・・』
DIO『勝負あった!』スッ
DIO『勝者・・・・・・東!』
花京院「やった!!」
チンコ丸出しワムウ「!?!?」
チンコ丸出しワムウ「な、なぜだ!?まだ戦ってすらいないぞ」ガッ
DIO『汚らわしい手で行司たるこのDIOに触れるな』
ジョセフ「ン?今なんかDIOって聞こえたような・・・」
ポルナレフ「な、なんだァー!?どういうことだ承太郎!!」
承太郎「いいかポルナレフ・・・・・・」
承太郎「相撲のルールでは、土俵の上でまわしがとれた力士は自動的に『敗者』となる」
ポルナレフ「はァァーーー!?」
承太郎「土俵ってのは神聖な場所だ。そんなところで汚ねえチンポ丸出しは許されねえ」
ポルナレフ「なんだそりゃよォーーーー!?そういうハプニングくれーフツーに考えたらあるだろ!裸にあんな帯巻いてるだけなんだぞ!」
承太郎「いや、だからといって許されるわけじゃあねえ」
ポルナレフ「し、しかしその原因は花京院じゃあねえか!あれじゃあワムウが可哀想だろ!敵ながらウッカリ同情しちまうぜ」
承太郎「・・・」
承太郎「わかんねえのかポルナレフ」
ポルナレフ「?」
承太郎「花京院がやったのは立派な作戦だ」ドドド
ポルナレフ「は?」
承太郎「なにをやったとしても・・・」ドドドドドド
承太郎「バレなきゃイカサマじゃあねえんだぜ」ババァーーーーーーーンッ
ポルナレフ「いやイカサマはイカサマだろ」
花京院「みなさん!やりましたよ!!」
承太郎「よくやった花京院」
ジョセフ「素晴らしい策だったのう花京院!」
アヴドゥル「見直したぞ」
花京院「これも、承太郎に相撲のルールをきちんと教えていただいたおかげですよ」
テレンス「DIOさま、花京院はどうやら満足したようですね」ヒソヒソ
DIO「そのようだな」
DIO「・・・これでヤツも思い残すことはないだろう」マンゾクッ
DIO「約束も果たせたし、晴れ晴れとした気分でジョースター一行を殺れるな、テレンス」
テレンス「ええ、おっしゃるとおりですDIOさま」
タタタッ
プッチ「さすがDIO!やはりきみはわたしの神だ!」
DIO「来ていたのかプッチ」
プッチ「花京院に来るよう言われてね」
プッチ「それにしてもSUMOU、大変面白いスポーツだな・・・・・・今度ぼくらもやってみないかい?」
DIO「いや、遠慮しておく」
会場外
花京院「きみに教えてもらった技を披露する機会がなくて残念だった」
承太郎「勝ったんだからいいだろ」
ポルナレフ「そんじゃ、もういいだろ?」
花京院「ええ、お待たせして・・・その上付き合っていただいてすみませんでした」
ジョセフ「フーム、まあ、おまえさんを追っかけたおかげで、予定より早くカイロについたのだから良しとしようじゃあないか」
アヴドゥル「それに、おまえのおかげで生の相撲を見れて、エキサイティングな体験ができた。礼を言おう」
花京院「みんな・・・」
花京院「ええ、ぼくも結果的に相撲で体を暖められたので大満足ですよ」
花京院「DIOと殺り合う前のいい準備運動になりました」
花京院「さて、ではDIOの館を探すとしますか・・・」
承太郎「そのことなんだが>>89」
89 : 以下、\... - 2014/11/16 03:28:58.31 TWZCLxlm0 43/47ここだよな
承太郎「ここだよな」
花京院「エッ?」
ジョセフ「なに!?」
ポルナレフ「おいおい、なにを言い出すんだ承太郎」
アヴドゥル「・・・おかしなヤツだ」
ポルナレフ「まったくだぜ!とうとう承太郎もイカれちまったようだな」
アヴドゥル「いや、おまえのことだポルナレフ」
ポルナレフ「はァー?」
アヴドゥル「気づかなかったのか?あの行司だ」
ポルナレフ「行司?」
承太郎「あの行司・・・」ドドド
承太郎「どう見てもDIOだったじゃあねえか」ドドドドドド
ポルナレフ「!?!?」
承太郎「じじいの念写でしか見たことねえおれでもわかったぜ」
ポルナレフ「は?いや・・・・・・そ、そんなことって」
花京院「あれが・・・DIO・・・!?」ドドド
花京院(あんなヤツだっただろうか・・・?)ドドドドドド
アヴドゥル「まったく・・・・・・先が思いやられますな」
ジョセフ「そうだぞポルナレフ、気がたるんどる証拠じゃな」
ポルナレフ「その場で言えばよかったじゃあねえか!」
『こうしてッ!ジョースター一行はあっさりDIOの居場所を突き止めたのだった!』
DIOの館・入り口
花京院「ごめんください」コンコン
ギィーッ
テレンス「なんです?忘れ物ですか?」
花京院「ああ、すまない・・・上がっても?」
テレンス「ええ、どうぞ」
花京院「ありがとう・・・・・・エメラルドスプラッシュ!!!」
テレンス「なにィ!?」
ドバドバドバァーーーーーーーーーーーーーーッ
テレンス「」チーン
花京院「よし、次!」ババァーーーーーーーンッ
ジョセフ「なかなかやるのう花京院」
DIO「のこった!のこった!のこった!」
アイス「クッ!フンッ!」ノコッタノコッタ
ヌケサク「ウガァーッ!」ノコッタノコッタ
DIO「もっと本気でやるのだヌケサク!」
ヌケサク「す、相撲なんておれには無理ですよDIOさまァーッ!」
DIO「つべこべ言わずに、やれ」
ヌケサク(横暴だな・・・)
DIO(これは癖になるな・・・)
『すっかり相撲の虜となったDIOッ!』
『ジョースターエジプトツアー御一行の勝ちはッ!もう目前だったッ!』
『がんばれ!スターダストクルセイダースッ!』
ジョジョの奇妙な冒険
スターダストクルセイダース
~花京院の相撲体験~ 【完】