1 : ◆.a46lvF.pU - 2014/11/27 21:57:29.04 OjiKstDp0 1/58
アニメをベースにしていますので、他のメディアと齟齬があるかも知れませんがご容赦を。
キャラも崩壊気味ですので苦手な人は御遠慮して頂きたいと思います。
では次から始めます。
元スレ
【ラブライブ】絵里「賢さとは何か……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417093039/
―教室―
絵里「あ、筆箱忘れてきちゃったわ………希」
希「どないしたん?」
絵里「今日ちょっと筆箱忘れたみたいなの。だから」
希「そうなん?じゃあシャーペンと消しゴムと、マーカーは?青?赤?」
絵里「じゃあ青」
希「青やね。と、色ペンと……はい!じゃあこれね」
絵里「ありがと。今日1日借りるわね」
希「別に気にせんかってええよ。エリチはおっちょこちょいやしなー」
絵里(ん?おっちょこちょい?)
―部室―
にこ「おつかれー」ガチャ
穂乃果「あ、にこちゃんお疲れ!」
海未「お疲れさまです。 では人も揃ってきたことですし、そろそろ着替えましょうか」
ことり「は~い」
絵里「…………」ボ~~~~~
にこ「ちょっと絵里!」
絵里「あ、え?なに?」
にこ「アイドルなんだから口開けたままボーとしないの!間抜けに見えるじゃない!」
絵里「あ、そうね。けど今は部室なんだし」
にこ「あまーい!そういうのは癖になっちゃってつい外でも出ちゃうものなの!だから常日頃から気を付けていないとだめよ!」
絵里「にこは本物のアイドルみたいね」
にこ「あんたも本物のアイドルなの!スクールアイドルも立派なアイドルよ。全く、しっかりしてよね」
絵里(しっかり?)
―屋上 休憩中―
絵里「ふう……」アセフキフキ
穂乃果「ねえねえ絵里ちゃん」
絵里「なにかしら?」
穂乃果「なんで絵里ちゃんっていっつもTシャツ裏返しで着てるの?」
絵里「裏返し?」
穂乃果「だってほら……Rが逆になってるよ」
絵里「え?……ああ。穂乃果、これはべつに逆になってるんじゃないのよ」
穂乃果「へ?」
絵里「Я(ヤー)はキリル文字……ロシアで使われてる文字よ」
穂乃果「へ~~そうなんだ。で、やーってどういう意味?」
絵里「『私』って意味よ。だから穂乃果のTシャツに『ほ』って書いてあるのと似たような物かしら」
穂乃果「へ~、そうだったんだ。てっきり絵里ちゃんだから間違って裏返しにしてるんだと思ってたよ」
絵里(私だから?………)
―自室 夜―
絵里(おかしいわね。私は真面目でしっかり者なはず。生徒会長だって任されてるし……)
絵里(それなのに最近μ’s内で扱いがおかしいのよね。なんて言うか………お馬鹿な子として扱われてる気がしてならないわ)
絵里(こんな不当なレッテルを貼られたままなんて我慢できないわ)
絵里(私はかわいい かしこい エリーチカよ。)
絵里(皆に私はかしこいのよって、お馬鹿じゃないのよって認識を改めてもらわなきゃ)
絵里「そうと決まれば明日から頑張るチカ!ハラショー!!!」(。・д・。)ノ
亜里沙「お、お姉ちゃん!真夜中にどうしたの!?」ガチャ
――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――
~みっしょん1 エリチカは早起きチカ!~
―AM5:00―
携帯「きっと青春が聞こえる その瞬間に聞こえる♪ 笑顔ならいつの日も大じょ」プチ
絵里「……………うるさい……」
絵里「…………」ボーーーーーーー
絵里「は!?いけないいけない、2度寝してしまうところだったわ」
絵里「んーーーー。よし、目が覚めたわ。穂乃果やおっちょこちょいな子って朝が弱いイメージだけど私はそうじゃない。
なんてったって今日は朝の5時に起きたんだから!」
絵里「…………でも特にやることないわね。料理やお弁当はママがしてくれるし。ジョギングとかもいいかな、部活でやるし」
絵里「………なにしようかしら」ボーーーーーーー
―5分経過―
絵里「…………」ボーーーーーーー
―10分経過―
絵里「zzz」
―AM7:50―
亜里沙「お姉ちゃーん、まだご飯たべな」ガチャ
絵里「zzz」
亜里沙「お、お姉ちゃん!なんでまだ寝てるの!?起きて!起きてってば!お姉ちゃん遅刻しちゃうよ!」ユサユサ
絵里「zzz…………は!?」
亜里沙「お姉ちゃん!」
絵里「……………………おはよう亜里沙」ニヘラ
亜里沙「お姉ちゃん!今7時50分だよ!」
絵里「………………………………………」
絵里「なんで起こしてくれなかったのよ!」ブワッ
亜里沙「だってお姉ちゃん、いつもはちゃんと起きてるじゃない!今日に限って寝過ごしてるなんて思わないよ!」
絵里「あーーもうやだ! これじゃ間に合わないじゃない!」バタバタ
亜里沙「もうテンパってないで急いで着替えて!はい制服!靴下!」
絵里「ええと、ええと」モゾモゾ
亜里沙「お姉ちゃん寝癖!ちょっとスプレーして梳くからあんまり動かないで」プシュー
絵里「ありがと亜里沙」アタフタ
亜里沙「まったく、お姉ちゃんってたまに駄目になっちゃうよね。アクシデントに弱いと言うか」テキパキ
絵里「そんなことないわ!」キリッ
亜里沙「はいはい、わかったから口じゃなくて手を動かしてねお姉ちゃん」
絵里「はい」イソイソ
亜里沙「よし、髪もセットできたし服も着替えたし何とか間に合いそうだね」
絵里「朝ごはんは?」
亜里沙「そんな時間ないよ!ほらもう8時になっちゃうしお家でないと!」
絵里「え?だけどお腹減ったし……」
亜里沙「別に遅刻していいなら食べてもいいけど私は先に行くからね」
絵里「…………私も亜里沙と一緒に行く!」
亜里沙「はいはい、お姉ちゃんは寂しがりだね。じゃあ用意して早く行こう?」
絵里「ええと、ええと………」バタバタ
絵里「お待たせ!では行きましょう」
―AM8:20 教室―
絵里「ぜえ……はあ……」バタバタ
希「あ、エリチおはよ。今日はギリギリやったね」
絵里「ええ………ぜえ………ちょっと色々あってね」
希「エリチが寝坊とか珍しいこともあるんやね」
絵里「……早起きしたのに!」
希「早起きしたのに遅れたん?なんかしてたん?」
絵里「…………二度寝よ」
希「それ早起き言わへんよ」
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――――――――――――――
~みっしょん2 勉強がんばるチカ!~
絵里(朝はちょっと失敗しちゃったけどここから挽回するわ)
絵里(勉強は得意だし、かしこいエリーチカってのをみせつけてやるわ)
―1時間目―
教師「~となるから」バンショ
絵里「……………………………………………」φ(。_。*)カキカキ グー
絵里「……………………………………………」φ(。_。*)カキカキ グー
絵里(………お腹減ったわ)グー
絵里(やっぱり朝食を食べないと1日の活力が得られないわね。勉強になったわ)グー
絵里(けどどうしましょ。このままグーグー鳴らしてるのも恥ずかしいし迷惑だし………)
絵里(次の休み時間まで)グー
絵里(……待つのも無理よね。お腹の音も収まらないし、少しだけでも何か食べたほうがいいわね)
絵里(かと言って、今食べられるのって言えば……お弁当しかないのよね)
絵里(ハヤベンってのがあるってのは聞いたことはあるけど、見たこともしたこともないけど……)グー
絵里(ちょっと、おかず一つ二つ食べるだけなら問題ないわよね)
絵里(というわけで鞄からお弁当を出して………)ソロソロ
絵里(まだよエリーチカ。一瞬の隙を狙うのよ。先生が背中を向けたその一瞬を狙って………………………今よ!)カパッ
絵里(!!)フタ カポッ
生徒A「………カレー?」
生徒B「………カレーよね」
生徒C「すごいカレーの匂い」窓ガラガラ
先生「ん? 誰だ~カレーパン食べてる奴は~~」
絵里(カレーパンじゃなくてカレーそのものよ!もう!カレーだなんて手でつまめないじゃない! ママのバカ!!)
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~みっしょん3 腹が減っては戦ができぬチカ!~
絵里(さっきお弁当箱を確認したら、今日はカレーとサラダなのね)トコトコ
絵里(ママったらたまにびっくりするようなお弁当箱にするのよね。
保温のお弁当箱だからシチューとかならいいんだけどカレーって……匂いすごいじゃない)トコトコ
絵里(結局休み時間になるまで何も食べられなかったわ)グー
絵里(休み時間になったんだし、お弁当じゃなくても購買で何か買って食べればいいんだけど、購買って実は初めて行くのよね)テクテク
絵里(場所は………ここね。何が売ってるのかしら)
穂乃果「おばちゃん!これとこれとこれ頂戴!」
おば「はーい、穂乃果ちゃんは毎日サンドイッチばっかでよく飽きないねー」
穂乃果「だってパン美味しいもん!」
絵里「……穂乃果?」
穂乃果「あれ?絵里ちゃん!珍しいね、どうしたの?」
絵里「私も穂乃果と一緒よ」
穂乃果「あ、じゃあランチパック買いに来たんだ」
絵里「あ、何を買うかまでは一緒じゃないけど………そういえば穂乃果はいっつもそのサンドイッチを食べてるわね」
穂乃果「サンドイッチじゃないもん!ランチパック!」
絵里「え?それサンドイッチよね」
穂乃果「ちがう!全然ちがうよ!これはね、絵里ちゃん。ランチパックって言ってサンドイッチとは全く別の物なの!」
絵里「………見た目はサンドイッチにしか見えないわ」
穂乃果「口で説明するよりも食べた方が早いかも!ほら絵里ちゃん、1つ試しに食べてみてよ!」
絵里「穂乃果がそこまでいうのなら食べて見たくなるわね。じゃあ1つ………へえ、こんなに種類があるのね」
穂乃果「そうだよ!それがランチパックのいいところの1つだよ」
絵里「なるほどね……じゃあお腹が減ったから惣菜を食べてみようかしら……え!?」
穂乃果「どうしたの?」
絵里「穂乃果。この『渡り蟹のトマトソースパスタ』って書いてあるの……」
穂乃果「うん」
絵里「本当にパスタが入ってるの?」
穂乃果「………それは食べて見てのお楽しみだよ」
絵里「…………決めたわ、とりあえずこれを食べてみるわ。すいません、これを1つ」
おば「はいよー」
絵里「……これがランチパック」袋ビリビリ
穂乃果「さあ、思い切っていっちゃって!」
絵里「ええ………」カプ
穂乃果「どう?」
絵里「モグ……モグ………すごい。
本当に渡り蟹のトマトソースパスタの味がするわ。ズワイガニやタラバガニではなく渡り蟹の味!」
穂乃果「それで、パスタはどうだった?」
絵里「………入ってるわ」
穂乃果「ね?ランチパックはすごいでしょ?」
絵里「ハラショー…………パスタを本当にサンドしちゃう大胆さ。それに反して繊細な味わい。そしてそれがこの値段。
日本ってすごいのね」モグモグ
穂乃果「ね?ランチパックはサンドイッチにあらず、でしょ?」
絵里「ええそうね。これはもうランチパックという一つの料理ね」モグモグ
穂乃果「よかった!海未ちゃんもことりちゃんも興味もってくれなかったんだ。だから絵里ちゃんが興味持ってくれてすっごくうれしい!」
絵里「でもこうなったら他の味も気になってしまうわ。アボカドチーズクリームも美味しそうだし、甘いのも美味しそうだし」
穂乃果「1日にいくつか食べてったらすぐに制覇できるよ!それで自分のお気に入りが分かったらローテーションすればいいだけだし」
絵里「………奥深いのね。わかったわ。とりあえず今日はあと2つほど買ってみるわ」
穂乃果「うん!またランチパック会しようね!」
―教室―
希「あ、エリチおかえり。ん?購買行ってきたん?」
絵里「ええ、今日は朝食食べれなかったから」
希「へ~。あ、サンドイッチにしたん?」
絵里「ハラショー!!」
希「っ!」ビク
絵里「希。これはね、サンドイッチじゃないの。ランチパックというのよ」ドヤ
希(サンドイッチなんは間違いないはずねんけど)
~みっしょん4 予習の成果を見せるチカ!~
教師「ではこの問題を……絢瀬。前に出て答えて下さい」
絵里「はい」トコトコ
絵里(この問題は昨日予習でやった問題の数字をちょっと変えただけのようね。だからこうして……こうすれば………)
絵里「できました」
教師「はい、合っていますね。戻ってもいいですよ」
絵里「はい」トコトコ
絵里(ふふん。どう?これで私はお馬鹿じゃないと分かったかしら)
にこ「zzz」
希「タロットの代わりにトランプひいてみたけどやっぱり合わんかったね。
だってトランプは13までしかないし。ってかジョーカーとか数字ですらないもん」
絵里(そういえばこの教室にはμ‘sのメンバーが二人しかいないから賢いところを見せ付けてもあまり意味はなかったわね。
そこまでは予習してなかったわ。なら反省して次に活かさないと)
~みっしょん5 柔軟は大切チカ!~
―部室―
穂乃果「やっと授業おわったー」ツクエニ ベローン
海未「やっと、というほど穂乃果は集中してませんでしたけどね。というかほとんど寝てませんでしたか?」
穂乃果「寝てても長いもんは長いんだよ!」
ことり「放課後のμ’sの練習が楽しみで授業の時間ってすっごくながく感じちゃうもんね」
穂乃果「そうなんだよ!ことりちゃん良いこと言う! 海未ちゃん、私はμ’sの練習が楽しみだったんだよ!」
海未「練習が楽しみだからと言って授業を蔑ろにして良い理由にはなりませんがね」
穂乃果「終わったことは仕方ないよ。というわけで今日も張り切って練習してみよ~!」
海未「まったく、調子がいいですね」
凛「凛も練習楽しみだったにゃー」
花陽「凛ちゃん、5,6時間目なんてずっとソワソワしてたもんね」
真姫「あ、そうだったの。てっきりトイレに行きたいの我慢してるのかと」
凛「にゃー!!女の子がトイレなんて恥ずかしいよ!」
真姫「………いつの時代のアイドルよ」
海未「それでは、そろそろ着替えて屋上に行きましょうか」
穂乃果・凛「はーい!」
絵里(やっとμ‘s全員が揃ってる部活の時間になったわね。ここで私の本来の姿を、しっかりした姿を見せれば皆も考えを改めるはず!)
―屋上―
海未「それでは柔軟から始めましょう」
穂乃果「はーい」
凛「よい……しょっ」ゼンクツ
花陽「凛ちゃんってやっぱり運動神経いいんだね~」
凛「そんなことないにゃ~。μ’sに入って体が柔らかくなっただけだよ。花陽ちんだって前よりも体柔らかくなってるにゃ」
花陽「確かにそうだけど凛ちゃんみたいにべたっといかないよ~」
絵里「はっ!」ゼンクツ!
穂乃果「おお!絵里ちゃんすごい!」
ことり「すご~い!おでこが太ももにくっついてる~」
凛「にゃ!?凛も負けないにゃ~」グイグイ
海未「凛!そんな勢いをつけて柔軟をすると体を痛めますよ!」
にこ「くっ!負けないんだから」グイグイ
絵里(ふっ
太ももの裏痛い。痛めたかも)
~みっしょん6 エリチは筋肉モリモリチカ!~
希「エリチ、足引きずってるけどどうかしたん?」
絵里「いいえ、別になんでもないわ」
希「そう。ならいいんやけど」
海未「では柔軟も終わった事ですし、次は筋トレですね。まずは腕立て伏せ20回を3セットです」
穂乃果「う~~筋トレきら~い」
ことり「私もちょっと苦手かな。けどダンスには必要だし」
花陽「頑張って体力つけないとっ」
凛「凛は筋トレも嫌いじゃないにゃ~」
にこ「あんたは体動かすのほんと好きね」
真姫「どうでもいいけど、とっとと始めましょうよ」
希「そやね」
海未「ではいきます。いーち」
絵里「いーち」ポニョン
にこ「!」
海未「にー」
絵里「にー」ポニョン
にこ「!!」
海未「さーん」
絵里「さん」ポニョン
にこ「ちょっとあんた!ズルしてんじゃないわよ!」
絵里「ズル?そんなのしてないわよ。ちゃんとしてるじゃない」
にこ「あんた全然腕曲げてないじゃない!」
絵里「え?だってこれ以上曲げると胸が地面に着いちゃうし」
にこ「それじゃあ全然筋トレにっ!」
凛「にこちゃん止めるにゃ!」
にこ「凛!あんただって」
凛「分かってる!凛は分かってるにゃ、にこちゃん!けど……けど、それを言っちゃったら負けにゃ!」
にこ「凛……」ダキッ
凛「にこちゃん……」ギュッ
海未「馬鹿やってないで筋トレ続けますよ。はい、よーん」
絵里(私なにか悪いことしたかしら)ポヨーン
~みっしょん7 ダンスは得意チカ!~
海未「次はダンスですね。まずは基本ステップからいきましょう。では行きますよ……はい1234」
凛「1234~にゃ」
花陽「凛ちゃんじょうず~」
にこ「調子のったらリズム崩すわよ。ほら、凛は走りすぎよ」
穂乃果「ステップもスムーズにできるようになったね」
ことり「うん♪ 前に比べたらすごく上手になった気がするっととと」ヨタ
真姫「喋りながらやると舌噛むわよ」
希「やっぱエリチはダンス上手やねー」
絵里「そう?」ピッピッ
穂乃果「そうだよ!絵里ちゃんのダンスは何て言うか……すごいんだよ!」
花陽「絵里ちゃんのダンスはキレもありながら優雅さも失わない、そうそれはダンスに定評のあったアイドルの」
真姫「相変わらずアイドルのことになると饒舌になるわね」
希「けど花陽ちゃんも気ぃ付けた方がええよ~ダンスしながら喋ったりすると」
花陽「わ~~!」コケ
海未「花陽!集中しなさい」
花陽「は、はい~~」クスン
凛「よ~し、凛も絵里ちゃんに負けないにゃ~」
にこ「だからあんたは走りすぎるんだから変に意識しないの」
凛「ぬぬぬ……あ、バク転なら負けないにゃ!」クル
海未「凛!ちゃんと練習に集中してください!」
希「さすがにエリチもバク転は無理やもんな」
絵里「確かに私もバク転は出来ないわ。けど、ピルエットなら負けないわ!」クルッ クルッ
穂乃果「お~すごいすご~い!本当にバレエの人みたいだよ絵里ちゃん」
ことり「本当にバレエしてたもんね」
海未「いい加減にしなさ~~~い!!!」
この後10分ほど海未に怒られた
~みっしょん8 休憩中も頑張るチカ!~
海未「では今から15分間の休憩を取ります」
花陽「ふ~疲れたよ~」
凛「え?凛はまだまだ元気だよ?」
にこ「バカは黙ってなさい。体動かすだけがアイドルじゃないのよ」
凛「にゃ~~!?バカって言ったにこちゃんの方がバカだよ!」
ギャーギャー
絵里(休憩中は皆で喋ったりするから最もアピールしやすい場)
絵里(休憩中にもかかわらず休憩しないという逆転の発想ができる私はやっぱりかしこいわ)
絵里(私は十分かしこいけれど、それが上手く周りに伝わっていない気がするわ)
絵里(ならそれを周りにアピールすることも必要ね。アピールするとなると……)
絵里(やっぱり言動とか目に見える部分がかしこそうってのが手っ取り早いかしら)
絵里(頭が良さそうな外見………勉強してる姿とかかしら?)
絵里(わずかな休憩中でも時間を無駄にせず勉強を頑張る姿………中々かしこい。そうと決まれば本を部室に取りに行きましょう)タタタ
―部室―
絵里「何を持って行こうかしら」ゴソゴソ
絵里「普通の教科書だと……なんかダサいわね。学校の勉強が分かってないみたいだし」
絵里「そうなると………赤本の方が良さそうね」
―屋上―
穂乃果「あれ?絵里ちゃん、どこ行ってたの?」
絵里「ちょっと荷物を取りに行ってたのよ」つ赤本
穂乃果「わ~~なにそれ!」
海未「赤本、というやつですね」
穂乃果「あかほん??」
海未「………大学入試の過去問集、です」
ことり「あ………」
穂乃果「……そっか。絵里ちゃん達は3年生だもん、ね」
凛「受験も大変だしそれが終ったら、そつ」
真姫「凛!それは言わないことにしたでしょ」
花陽「凛ちゃん…」グス
1.2年生「………」グス
絵里(空気が一気に悪くなったチカ~~!!!)
希「もぉ皆、そんなに私達に早く卒業してほしいん?」
穂乃果「そんなわけないよ!!」
希「ならええやん。まだ卒業までには時間ある。いつかは皆、卒業しなアカンけど、すぐのことやないし。
これからももっともっと9人皆で楽しいことしよ?」
穂乃果「希ちゃん………うん!そうだね!」
絵里「希~~」 (/Д`)シクシク
希「あらら。エリチは泣き虫やね~」ヨシヨシ
~みっしょん9 皆を助けたいチカ!~
絵里「ところでことりは何でスケッチブックを持ってるの?」
ことり「次の衣装を考えようと思ったんだけど、中々思いつかなくて……」
絵里「なるほどね………じゃあこんなのはどうかしら」シャッシャッ
ことり「あ、かわいい♥」
絵里「これは可愛いだけじゃなくて錯覚を利用してるのよ」
ことり「錯覚?」
絵里「ええ。胸の部分はフリルで強調して、逆にお腹部分はすっきりとした素材で柄をボーダーにすることで引き締まってるように見えるのよ。
スカートもふんわりさせると足が細く見えるわ。
色も当然、膨張色じゃない方がいいわね」
海未「よく知ってますね」
絵里「ちょっと前に本で見たのよ」
海未「そんな涙ぐましい努力を……」
穂乃果「大丈夫だよ!!絵里ちゃんはそのままでも十分スタイルいいもん!」
絵里(あれ!?私がスタイル気にしてることになってる!?)
海未「そうです!絵里は今のままで十分です」
凛「絵里ちゃんはないすばでーにゃー」
花陽「うらやましい……」
絵里「そ、そうかしら」ニヘラ
希「ウチも錯覚のせいやで?髪の毛多すぎるからちょっとぽっちゃり見えるんよ」
にこ「誰に向かって言ってるのよ」
~みっしょん10 決めポーズもかしこいチカ!~
海未「以前から言っていた次の曲なんですが、最後のポーズはどうしましょうか」
穂乃果「考えたんだけど、皆で文字をつくるってのはどう?」
花陽「文字を?」
凛「それは楽しそうにゃ!」
ことり「うん、それいいかも」
海未「それがよさそうですね。反対の人はいますか?」
絵里「………いないみたいね」
希「文字はなににするん?」
真姫「曲名は………文字だけでも10文字だから駄目ね」
穂乃果「ラブライブがいいかなって思ってたんだけど」
ことり「LOVE LIVEだけだと8文字だね」
海未「最後の人は『!』ですか。どうやって表現するか見物ですね」チラリ
凛「靴を脱いでジャンプするにゃ!」
にこ「いやよ!全然可愛くないじゃない!」
真姫「じゃあどうするのよ」
にこ「…………ハートマークとか?」
希「まあ『!』は無理あるしそれが無難やね」
海未「ではさっそくやってみましょうか」
ことり「私ははじめだからL♥」
凛「次は凛がOにゃ!」
希「うちがVやね~」
絵里「私がEね」
真姫「Lってこれでいいの?」
穂乃果「穂乃果はI!」
花陽「Vってこれでいいのかな?」
海未「私はEですね」
にこ「にこは~~ハ~ト♥」
海未「鏡がないとやっぱり大変ですね。録ってみた動画を見てみましょうか」
ことり「どうかな~~……うん!可愛くていいんじゃないかな?」
穂乃果「あ!」
海未「どうしたのですか?」
穂乃果「絵里ちゃんの『E』がなんかカッコイイ!!」
絵里「え?そうかしら。これ以上『E』を表現しようがなかったんだけど」
希「海未ちゃんは両腕で『E』を表現してるんやね」
穂乃果「なんか煉獄の炎とか召喚しそう!」
海未「なんですかそれは」
凛「凛知ってるにゃ!中二にゃ!」
絵里「ちゅうに?」
真姫「それってあれでしょ?中学二年生ってことでしょ?」
絵里「私は高校3年生なんだけど」
穂乃果「ねえねえ絵里ちゃん!なんかそれっぽいこと言いながらポーズしてみて?」
絵里「そ、それっぽいこと?」
穂乃果「『煉獄の炎に焼かれろ!』とか『俺の邪龍が暴れ出す!』とか」
海未「なんですかそれは」
ことり「マンガ?」
穂乃果「うん!マンガのキャラがそういうこと言っててカッコイイなって」
絵里「えっと………『煉獄の炎に焼かれろ!!』」
穂乃果「おお!カッコイイ!」
ことり「なんか本当にマンガのキャラみたい」
凛「絵里ちゃんかっこいいにゃ~」
絵里「そ、そうかしら」デレ
絵里「じゃ、じゃあ。『私を怒らせたこと、後悔させてあげるわ』」
穂乃果・凛「おぉ~~!!」
海未「ああ、μ'sの数少ない良識が………」
~みっしょん11 社会見学も必要チカ!~
―部室―
穂乃果「今日の部活も楽しかったね~」
ことり「ね~♥」
凛「けど動きすぎてお腹すいちゃったにゃ」
花陽「私も~」グ~
希「じゃあ皆でなんか食べに行く?」
真姫「別に私はそれでも構わないわよ」
穂乃果「じゃあさ吉〇家とかどう?」
花陽「吉〇家!」
真姫「それでいいんじゃない?」
ことり「けど吉〇家とか行くと太っちゃいそぉ」
海未「ことりは痩せてるから少しくらい食べても大丈夫ですよ」
希「ウチも吉〇家でええよ~。エリチもそれで大丈夫?」
絵里「ええ、もちろん」
穂乃果「じゃあ今日は吉〇家にけってーーい!」
―吉〇家―
絵里「ここが吉〇家……えっと、メニューは」
穂乃果「私、牛丼並みの汁だく!」
絵里「ツユ……ダク?」
海未「では私はコモサラセットで」
絵里「コモサラ?」
ことり「私も同じの~♥」
凛「凛は牛丼ねぎ玉丼並みの汁だくだくにゃー」
絵里「え?ダクダクもあるの?」
花陽「私は牛丼並みの汁抜きで~」
真姫「じゃ、じゃあ私も花陽と一緒のでいいわ」
にこ「にこは~牛丼並みがいいにこ☆」
希「ウチは牛カルビ丼の並みと半熟卵にしよっかな。エリチはどうするの?」
絵里「え?私?私は………」メニューキョロキョロ
穂乃果「絵里ちゃんはいつも食べるもの決めてないの??」
絵里「いつも、というより実はこのお店に来るのが初めてなの」
穂乃果「ええ~~~!?」
海未「穂乃果おどろきすぎですよ。吉〇家に来たことない人だって当然います」
真姫「………」カミ クルクル
凛「絵里ちゃんは初めてがたくさんだね」
にこ「わ、私もこういうお店初めてにこ~☆へえ~、こういう」
希「エリチ。ここにメニューあるしゆっくり見て決めたらいいよ」
にこ「ちょっと!まだ私がしゃべってるんだから!」
希「はいはい。にこっちもこういう店初めてなんやね。けどその割には牛丼一択やったね」
にこ「そ、それしかないと思ったのよ!」
絵里「……………決めたわ。やはり初めてはそのお店のオーソドックスなものが食べてみたいわ。だから私も牛丼並みで」
~5分後~
穂乃果「いただきま~」モグモグ
海未「穂乃果。いただきますをちゃんと言ってから食べて下さい。ああご飯粒こぼしてますよ」
ことり「いただきま~す♥」
凛「凛もいただきます。もぐもぐ……はあ、ネギが美味しいにゃ~」
花陽「頂きます。もぐ……はあ、今日も白米がおいし~」
真姫「頂きます……ってあれ?私の牛丼、皆より汁が少なくない?」
穂乃果「え?真姫ちゃんってたしか汁抜きで頼んでなかったっけ?」
真姫「へ?あ、あーーそういえばそうだったわ」
にこ「やだ。その年でぼけたの?」
真姫「ぼ、ぼけてないわよ!ただちょっと度忘れしただけよ!」
真姫「ツユヌキは汁・抜き、ね。なるほど」ボソ
希「いただきまーす。半熟卵絡めたらまろやかになって美味いんよね~」マゼマゼ
絵里「これが吉〇家の牛丼………いただきます。もぐ………」
希「どう?エリチ」
絵里「…………ハラショー」
希「おいしい?」
絵里「ええ、とってもおいしいわ。それがこの値段で食べられるなんて………日本ってすごいところね」モグモグ
希「そっか。今日来られてよかったね」
絵里「ええ!」
凛「ああーにこちゃんが凛の卵かかった牛肉とったーー!!」
にこ「もう。うるさいわね牛肉1枚くらいで。ほら、にこのあげるからこれでおあいこね」
凛「この牛肉には卵がかかってないにゃ!」
海未「ほら二人とも。他のお客様に迷惑がかかるから騒がないでください」
~みっしょん12 一日を振り返って反省してみるチカ!~
絵里「はあ……今日も楽しかったわね」ベッド ポフッ
絵里「それに今日は穂乃果にランチパックを教えてもらったし、みんなで吉〇家にも初めて行けたわ」
絵里「両方とも美味しかったしまた食べたいわ………」
絵里「今日は新しい食べ物を2つを知れてちょっとかしこくなれた気がするわ。
かしこい、かわいいエリーチカのレベルが1あがった」タッタラー
絵里「明日も楽しみだわ。明日はなに食べに行こうかしら。穂乃果たちに色々教えてもらわなきゃ」
絵里「あ、吉〇家のことを亜里沙に自慢して来ようかしら。ちょっとー、亜里沙ーー」バタバタ
終わり