【765プロライブシアター・更衣室】
ロコ「あぅぅ…今日のレッスンはベリーハードでした…。」
百合子「ライブが近いからね。仕方ないね。」
杏奈「杏奈…もう…限界…。」
百合子「杏奈ちゃん、スパドリあげるから元気出して。」
杏奈「ん…これ、どうしたの…?」
百合子「レッスンルームに置いてあったの。多分、プロデューサーさんからの差し入れだと思う。」
ロコ「ロコの分もありますかっ?」
百合子「もちろん。沢山あるから、みんなで分けよう。」
元スレ
【ミリマスSS】百合子「ふたなりのふりなり」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1543334278/
杏奈「んっ…ぷはっ…生き返る…ね。」
百合子「私も1本貰おうっと。」
杏奈「あれ…?百合子さんの瓶だけ…ラベルが違う…?」
百合子「ほんとだ。新商品かな?」
百合子「ま、いっか。」ゴクゴク
百合子「…うぇっ…何だろう。ちょっと苦いような…。」
ロコ「2人とも、早く着替えて帰りますよー。」
ロコ「早く帰って、しっかり休んで、コンディションを整える!インポータントです!」
杏奈「……ロコがお姉ちゃんみたい。」
ロコ「エルダーなんですってば!」
百合子「あはは…さて、私も着替えないと。」ヌギヌギ
百合子「よい、しょっと…。」
杏奈「……ッ!?」
杏奈「ゆ、百合子さん…それ、何…?」
百合子「ん?それって?」
杏奈「百合子さんの…その、お股の…膨らんでるの…。」
百合子「お股の…?………なっ!?」
百合子「ななななな、何これぇ!!??」
杏奈「そ、それ…!もしかして…男の子にある…あの…!?」
百合子「いやそんなまさか!!」
杏奈「でも…!どう見てもそれって…!」
ロコ「ペニスですね。」
百合子「ロコちゃん!?」
ロコ「彫刻やヌードデッサンなどで見たことがあります。間違いなくペニスです。」
百合子「ペニスペニス言わないで!」
百合子「それにしても、どうして私にその…ゴニョゴニョが…?」
杏奈「百合子さん!百合子さんの飲んだドリンク…スパドリじゃない、よ…!」
百合子「えっ?なになに…『キョコンの力』…これのせい!?」
杏奈「きっとそう…だよ!どうしよう…!?」
百合子「どうしようって…私が聞きたいよ…。」
ロコ「…………えいっ。」グイッ
百合子「いたたたた!引っ張らないで!」
ロコ「取れませんね。」
百合子「取れるわけないよ!」
杏奈「よく…おちん◯んを…躊躇わずに掴める…ね。」
ロコ「フレンドのペニスは汚くなんかありません!」
百合子「こんなところで友情発揮しないで!」
ロコ「ラベルには何か書いていませんか?元に戻る方法とか。」
杏奈「無いみたい…困った、ね…。」
百合子「…とりあえず、このまま様子を見てみるよ。」
杏奈「えっ…いい、の…?」
百合子「うん。薬だし、効き目が切れたら元に戻るかもしれないじゃない?」
ロコ「わかりました。ロコ、元に戻る方法をリサーチしておきます。」
杏奈「杏奈も、頑張る…!」
百合子「2人とも、ありがとう!」
【その日の夜、百合子の部屋】
百合子「……どうしよう。」モッコリ
百合子「うう…全然元に戻る気配がない。」
百合子「何とか家族にはバレずに済んだけれど、時間の問題だよね…。」
百合子「…………。」
百合子「……これが、男の人の…お、おちん◯ん…。」ゴクリ
百合子「いやいやいや!無いから!興味なんて全然無いから!」
百合子「絶対に触ったり弄ったりなんかしない!」
【2時間後】
百合子「……最低だ、私って。」
百合子「こんなことに小説を使うなんて、文学少女失格だぁ!」
百合子「……でも、すごく気持ちよかった…。」
百合子「男の人って、みんなこんなことやっているんだ…。」
百合子「こんなの、ブラッドベリもトールキンも教えてくれなかった…あれ?」
百合子「おちん…ち◯…?」
【次の日、765プロライブシアター】
百合子「…うう、眠い。アレって疲れるんだなぁ…。」
ロコ「ユリコ!ペニスの様子はどうですか?」
百合子「ちょっ、ロコちゃん!?誰かに聞かれたらどうするの!?」
ロコ「そ、ソーリーです。…それで、どうなんですか?」
百合子「そのことなんだけどね、実は…」
杏奈「百合子さん…!ビッグニュース、だよ…!」
ロコ「アンナ?どうしたんですか?」
杏奈「あのね…百合子さんを元に戻す方法…見つけた、よ…!」
百合子「えっ!?」
ロコ「本当ですか!?それは一体?」
杏奈「えと…その……。」
杏奈「……ひとりエッチ。」
ロコ「ひとりえっち?」
杏奈「ひとりエッチについて…お話しします…。」
杏奈「ひとりエッチというのは…例えば…おしっこの出るところを触ると…気持ちがいいとか…」
杏奈「あるいは…おしっこをするところを…擦り付けると…気持ちがいいとか…」
杏奈「そういうことを…ひとりエッチというの…。」
ロコ「つまりマスターべーションですね。」
百合子「へ、へぇー!そそそうなんだぁ!」
杏奈「うん…ひとりエッチで治るって…販売元の公式HPに書いてあったの…。」
杏奈「10回やれば…おちん◯ん…消えちゃうんだって…。」
ロコ「なるほど。では、早速やってみましょう!」
杏奈「だ、だめ…だよ!」
ロコ「えっ?」
杏奈「あのね…杏奈、ひとりエッチってよくわからなかったから…プロデューサーさんに聞いたの。」
杏奈「『プロデューサーさんも、ひとりエッチしますか?』…って。」
ロコ「セクハラでは?」
百合子「それで、何て?」
杏奈「『ああ。週4くらいでやってる。杏奈もそういうのが気になる年頃か?』…だって。」
ロコ「セクハラでは?」
百合子「週に4回…?」
杏奈「うん…ひとりエッチって、1日に何度もできないみたいなの…。」
ロコ「そういうものなんですね。」
杏奈「無理にやると、おちん◯んイタイイタイになって…血が出ることもあるとか…。」
ロコ「血が!?」
杏奈「だから……やめようね!」
杏奈「それに、普通は1、2回で満足しちゃうみたい…。」
杏奈「賢者タイム(?)っていう時間が…あるらしくて…。」
杏奈「『性欲お化けな思春期の男の子も、1日に10回は無理』って、プロデューサーさんが…。」
ロコ「なるほど。それじゃあ何日かに分けて行う必要がありますね。」
杏奈「それで…百合子さん、できそう?」
百合子「……う、うん!大丈夫!ありがとう、杏奈ちゃん!」
百合子「初めてでうまくできないかもしれないけれど、やってみるね!」
杏奈「頑張ってね…。応援してるから…。」
【その日の夜、百合子の部屋】
百合子「……どうしよう。」ツル-ン
百合子「違う…違うの…これはただ、知的好奇心が刺激されただけ。」
百合子「別に性欲に任せて、一晩で10回もオ○ニーにふけったわけじゃないの。」
百合子「私はそんなエッチな子じゃないもん!」
百合子「それに、よく考えたら、小説を使ったオ○ニーは文学少女の嗜みだし!」
百合子「……でも、一応2人にはしばらく黙っておこうかな。」
百合子「(それから、私のふたなり生活が始まった。)」
百合子「(いや、正確にはふたなりのフリをする生活が。)」
杏奈「百合子さん…おち◯ちんの調子、どう…?」
百合子「だ、大丈夫だよ!何だかんだで慣れてきたし!」
百合子「(杏奈ちゃんは心配そうな顔で、頻繁に私に声をかけてくれる。)」
百合子「(罪悪感で心がえぐれそう。)」
ロコ「ユリコ。ちょっとだけデッサンのモデルになってくれませんか?」
百合子「絶対駄目!見たら絶交だからね!?」
百合子「(ロコちゃんは何かにつけて私をアートのモデルにしようとしてくる。)」
百合子「(正直いつバレるか気が気でない。)」
百合子「(それでも、何とかバレずに、薬を飲んでから1週間が経過した。)」
【765プロライブシアター】
ロコ「そろそろペニスも無くなりそうですか?」
百合子「う、うん。そうだね。多分今夜には。」
ロコ「うーん。それまでに彫刻の型を取らせて欲しいんですが。」
百合子「絶対駄目だから!」
ロコ「残念です…。」
杏奈「ゆ、百合子さん…!大変…だよ!」
ロコ「アンナ?そんなに慌ててどうしたんですか?」
杏奈「あのね…このままじゃ、百合子さんのお◯んちん…取れないかも…!」
百合子「えっ?」
ロコ「それはどういうことですか!?」
杏奈「あのね、10回のひとりエッチで元に戻れるのは…あの薬を飲んだ、当日の話らしいの…。」
杏奈「それ以降は…時間が経つごとに…必要なひとりエッチの回数が増える…みたい。」
ロコ「えっ!?ど、どれくらいですか!?」
杏奈「…1日につき、10回。」
ロコ「そんなにですか!?あれから1週間経っているんですよ!?」
ロコ「それだけのマスターベーションを行うのはインポッシブルですよ!」
杏奈「どうしよう…百合子さん、ごめんなさい…!杏奈が間違えたせいで…!」
百合子「あ…いや…過ぎたことだし、別にいいよ。」
ロコ「このままじゃユリコが!ユリコが!」
百合子「ロコちゃん、落ち着いて!」
百合子「(こ、こうなったら…本当のことを言うしかない!)」
百合子「あ、あのね!実は私!」
杏奈「1つだけ、元に戻る方法…ある、よ…。」
百合子「えっ?」
ロコ「本当ですか!?それは一体?」
杏奈「…………セッ○ス。」
百合子「せせせセッ○ス!?何言ってるの!?」
杏奈「公式HPに…書いてあったの…。」
杏奈「セッ○スは、ひとりエッチの…何倍もの刺激があるから…治りも早いって…。」
ロコ「なるほど。となると、パートナーの確保がマストですね。」
百合子「あのね、2人とも。そのこと何だけど…。」
杏奈「杏奈が…やる!」
百合子「ッ!?」
杏奈「百合子さんは…大切なお友達…だから、杏奈が助けたい…!」
ロコ「でも、ユリコがドリンクを飲んでから何日も経過しています。」
ロコ「アンナ1人でパートナーを務めるのは、アンナのフィジカルが保ちません。」
杏奈「そ、それは…。」
ロコ「だから、ロコもパートナーになります!」
百合子「ロコちゃん!?」
ロコ「ロコにとっても、ユリコはインポータントなフレンドです。」
ロコ「ユリコのためなら何だってやります!」
杏奈「ロコ…うん。そう、だね…2人で、百合子さんを助けよう…!」
ロコ「ユリコ!明日はホリデーでしたよね?」
杏奈「今夜、お泊まり会…する、よ!」
百合子「えっ、あの、2人とも?」
杏奈「それじゃあ、杏奈たち…準備してくる、ね…!」
ロコ「また後で会いましょう!シーユー!」
百合子「ちょっと!……行っちゃった。」
【その夜・百合子の部屋】
百合子「どうしよう…どうしてこうなった!?」
百合子「本当に2人とも泊まりに来たし、今はお風呂入ってるし…。」
百合子「こんな時に限って親は旅行中だし!都合良すぎだよ!」
百合子「ああもう!本当にどうしよう!?」
杏奈「百合子さん…上がった、よ…?」
百合子「ッ!?」
杏奈「良いお湯…でした。」
百合子「お、おかえり!随分長湯だったね!」
ロコ「こういうことの前には、ちゃんと綺麗にしておきたいですから。」
百合子「ッ!?そ、そっか!そうだよね!」
百合子「それじゃあその、えっと…。」
杏奈「…………。」
ロコ「…………。」
百合子「お泊まり会だし、トランプでもしようか!」
ロコ「ユリコ。」
百合子「はいぃ!」
ロコ「正直に言うと、ロコもアンナもヴァージンです。」
ロコ「ですが、大切なフレンドを救うために、ロコたちは覚悟を決めてきました。」
ロコ「だから、ユリコも覚悟を決めてください。」
百合子「ロコちゃん…。」
ロコ「…ですが、ファーストエクスペリエンスには変わりないんです。だから、その……」
ロコ「……優しくして?」
百合子「(可愛すぎる!)」
百合子「あ、杏奈ちゃんはどうなの?怖くないの?」
杏奈「えと…本当は怖い、よ…。」
杏奈「…でも、百合子さんが困るのは、嫌…だから」
杏奈「杏奈、上手くできるかわからない…けど…頑張る…よ。」
百合子「(優しさが痛い!)」
百合子「でも、2人とも初めてならやり方とか知らないんじゃ!?」
ロコ「ドントウォーリーです。ここに来る前に、ライブラリーでスタディしました!」
杏奈「あぅ…すごく、恥ずかしかった…。」
百合子「私のためにそこまで…。」
ロコ「当たり前じゃないですか!」
杏奈「大切な…お友達のため、だもん…。」
百合子「2人とも…。」
百合子「(私は何をやっているんだろう…。)」
百合子「(2人とも、私のために一生懸命なのに。)」
百合子「(そんな2人を騙しているなんて、私は最低だ。最低の…大馬鹿者だ!)」
百合子「ごめんなさい!」ズルッ!!
ロコ「ユリコ!?いきなり脱ぐなんて、もうちょっとムードというものを!」
杏奈「百合子さん…大胆…だね。」
百合子「違うの!お股を見て!」
ロコ「お股って、ユリコのペニスのこと……あれ!?」
杏奈「な、無いよぉ…!おちん◯ん…無いよぉ!」
ロコ「ユリコ…!?」
百合子「本当はね、あの薬を飲んだ日の夜に、おちん◯んは消えていたの。」
ロコ「そんな…じゃあどうして黙っていたんですか?」
百合子「2人をびっくりさせたくなかったの。」
百合子「一晩で10回もオ○ニーするような、エッチな子だと誤解されたくなくて…。」
杏奈「百合子さん…別に意外でもないから…びっくりしてないし、誤解もしてない…よ?」
百合子「してよ!!」
ロコ「どっちなんですか。」
百合子「私が自分のことしか考えてなかったせいで、2人を巻き込んじゃった。」
百合子「本当にごめんなさい!!」
杏奈「百合子さん……。」
杏奈「…良かっ、たぁ…!」
百合子「えっ?」
ロコ「ユリコが元に戻れなかったらどうしよううって、ロコたち、ずっと心配だったんです。」
杏奈「百合子さんが無事で、本当に良かった…!」
百合子「2人とも……ありがとう!2人は私の最高の友達だよ!」
百合子「それじゃあ、気を取り直して、お泊まり会しよっか。」
杏奈「うん……でも、その前に…杏奈たちに嘘吐いたのは…やっぱり、許せないよ、ね…。」
百合子「えっ?」
ロコ「はい。ロコたちにあれだけの決心をさせたのですから、ペナルティは必要ですよね。」
百合子「えっ?えっ?」
杏奈「というわけで…お仕置きタイム…だよ。」
百合子「お仕置きって…な、何をするつもりなのかな?」
ロコ「ふふふ。実は、ナイスなアイテムを持ってきているのです。」
杏奈「これ…なーんだ?」
百合子「そ、その瓶はまさか!?」
百合子「どうしてそのドリンクを持ってるの!?」
ロコ「シアターに沢山あったんですよ。」
杏奈「誰かが…間違えて注文したらしい、よ…。」
百合子「それを何故2人が!?」
ロコ「もしもユリコが元に戻らなかったら、ロコたちも一緒にペニスを生やそうかと。」
杏奈「ひとりぼっちは…寂しいもん…ね。」
百合子「友情が重すぎる!!」
百合子「そ、それで?その瓶をどうするつもりなの?」
ロコ「こうします。」ゴクゴク
杏奈「杏奈も…。」ゴクゴク
百合子「ッ!?」
杏奈「…うえ。あんまり美味しくない…。」
百合子「何してるの!?そのドリンクを飲んだら!」
ロコ「こうなりますよね。」ビキビキ
杏奈「すごい…指よりずっと大きい…。」ギンギン
百合子「ひぃぃぃ!!」
ロコ「さて、マスターベーションをしなければ、ロコたちはずっとこのままです。」
杏奈「でも、杏奈たちは…10回もひとりエッチする元気…ない…。」
ロコ「というわけで…わかりますよね?」
百合子「嘘でしょ!?冗談だと言って!ねぇ!?」
杏奈「冗談じゃない…よ?」
ロコ「それでは、ユリコ…。」
百合子「待って!お願い!私が悪かったから!」
ロコ「ロコのエモーション、アウトプットしますね。」
杏奈「杏奈の聖剣ラビットカリバー…百合子さんに…ENTER…。」
百合子「待っ…!!」
百合子「アッーーーーー!!」
百合子「(こうして、私たちはさらに友情を深めたのでした。)」
【終わり】
34 : ◆2xoSemqxLg - 2018/11/28 01:39:04.39 5tad2Q0D0 34/34以上で完結です。
ハートフルな友情物語に挑戦してみました。
楽しんでいただけると幸いです。