1 : ◆6RLd267PvQ - 24/11/20 10:39:51 C31Q 1/14SNSで聞いたところ、私の描くデュンヌ創作が読みたいというお声をいくつか貰いました。
デュンヌって今は死語らしいね…。
それはそれとして、こんなのいかがでざんしょ。
元スレ
メロイエ担当女子、慌てる。
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1732066791/
~事務所~
ゆかり「お疲れ様です、プロデューサーさん」ガチャリ
女性P(以下P表記)「お、お疲れ様。どうだった?」
ゆかり「はい、まだ至らぬ点も多々ありますが、どうにか形になりそうです」
P「そっかそっか、うん、順調そうなら何より…」
ゆかり「カルメンの第1組曲…もっと研鑽を積んで、更なる高みを……」
P「待とっか」
ゆかり「はい?」
P「私、今日のレッスンについて、聞いたの」
ゆかり「ですから、今日は午前中、フルートの練習を…」
P「普通帰ってきたら直前のレッスンの方を報告しないかな」
ゆかり「ああ……成程」ポンッ
P「…それで、レッスンの方なんだけど」
ゆかり「はい、有香ちゃんはお稽古があるので先にあがるそうです♪」
P「さいですか」
~~~
~有香の通う道場~
有香「はっ!えいっ!」
後輩「やぁ!」
有香「あ、そこはもう少し腰をこう……そうです、体重移動を意識して……呼吸を…」
後輩「こ、こう…でしょうか…?」
有香「はい!そのまま正面に向かって、全力で」
P「おーい、おつかれ」
後輩「やぁっ!」ブオッ
有香「覇ァ!!」
P「ひゃわっ!?」ブオッ
有香「ぷ、プロデューサーさん!?危ないですよ、急に現れたりしたら…」
P「私視点だと君らが急にこっちに拳を振り抜いたんだよね…」
有香「あ…そ、それは確かに……失礼しました、つい、集中しすぎてしまい…」
後輩(Pの妹)「あ、お姉ちゃん!今日はもうお仕事終わり?」
P「うん、今からご飯の買い物して……あれ?」
後輩「?」
有香「どうかしました?」
P「……ない」
有香「へっ」
P「……おサイフ、落としちゃった…」
P妹「えーっ!?」
有香「大変じゃないですか!あたし、今日はあがりますから、一緒に行きます!」
P妹「わ、わたしも探します、有香せんぱい!」
P「うう、面目ない……どこで落としちゃったかなあ…」
~~~
法子「ドーはドーナツーのドー♪」テクテク
法子「レーはハニーレモンシュガーのレー♪」
法子「ミーはミスドの……あれ?」
法子「わ、これ、おサイフだ」ヒロイッ
法子「…うーん、どこかで見たことあるような、ないような……気のせい?」
おまわりさん「おや、そんな所でしゃがみ込んでると危ないよ?」
法子「あ、はい。…あ、おまわりさんだ!ナイスタイミング♪」
おまわりさん「ふむ、落とし物か…なら、一応書類に記入して貰うことになるけど、交番まで…」
P「すとーっぷ!!」タタタッ
法子「あれ、プロデューサーだ」
P「はぁ……はぁ……ひぅ……ちょっと……タンマ……へぇ…」
おまわりさん「知り合いかい?」
法子「うん、あたしが所属してるアイドル事務所のプロデューサーさんなんだ」
おまわりさん「ほう、プロデューサー…怪しいお仕事じゃないんですね?…というか、まずこの財布は本当に…」
P「…中に、め、免許証……!あと、これ名刺、ですっ…!」
有香「プロデューサーさーん!」タタタッ
P妹「わ、お姉ちゃんまた職質されてる」
おまわりさん「……またと言うのは」
P「話、ややこしく、しないで……」
~~~
~P宅(マンション)~
P「ごめんね、荷物」
有香「いえ、このぐらいはお手伝いさせてください!むしろ、肝心なところでお役に立てず…」
P妹「そんなことないです!せんぱいがいなかったら、絶対もっとややこしくしてたんですから、お姉ちゃんはもう」
P「それをキミが言うかね…」
法子「ゆかりちゃんにもメッセージ入れといたよ~♪」
P「よし、じゃあぱぱっと晩ご飯作っちゃうか。えーと、確か買い置きの……棚に…たな…に……」
有香「プロデューサーさん?」
P「………カレーのルーって買ったっけ」
P妹「え?だって、買おうとしたらお家にあるでしょ、ってお姉ちゃんさっき」
法子「もしかして、ないの?」
P「……はい」
P妹「えーっ!?」
有香「カレーの具材だけは買ってきちゃいましたけど……どうします?今からまた買いに…」
法子「ああ、それなら大丈夫じゃない?」
P妹「へ?」
法子「別にカレーじゃないと食べられないって事はないんだからさ、あたし、この材料で何か作ってみるよ」
P「何かって、肉じゃがとか?」
法子「んー、材料次第かな?ちょっと戸棚開けて見てもいい?」
P「よ、よろしくお願いします……!」
~マンションの廊下~
ゆかり「プロデューサーさんがカレーを振る舞ってくれると聞いたので、少しだけいつもよりお腹を空かせて来てしまいました♪」
ゆかり「まぁ…ここからでも香ばしいカレーの匂い…ふふっ、楽しみです」スンスン
ゆかり「こんばんは、今日はお招きいただいて……あら?」ガチャリ
法子「有香ちゃん、もう少し力を抑えないとボウル割れちゃうよ?」
有香「お、押忍…!しかし、なかなか、力加減というのも、難しく…とおーっ!」ブオッ
P妹「せ、せんぱいっ、有香せんぱい!麺棒は武器じゃないですから!そんな振りかぶらなくて大丈夫ですよ!」
P「あはは…もうなるようになーれ……」
ゆかり「これは、一体…?私の所まで漂ってきた香ばしい香りは…」
法子「ああ、ゆかりちゃん。今ね、お味噌汁できるとこだよ、ほら」
ゆかり「ああ、あの香りはお味噌汁の香りだったんですね、てっきりカレーの匂いかと…」
法子「どう間違えたらそうなっちゃうのかな」
~~~
法子「よーし、完成!ゆかりちゃん、お芋潰すの手伝ってくれてありがとう♪」
ゆかり「いえ、このぐらい…」
法子「ゆかりちゃんも意外に結構力強いよね?」
ゆかり「有香ちゃんほどではないです」
有香「あたしは危うく材料を破壊し尽くしてしまうところでした…」ハァ…
P「それにしても……まさかメンチカツとはね…」
ゆかり「お味噌汁もお野菜たっぷりですね。味見もさせて貰いましたが、凄く美味しかったです、流石お料理上手ですね、法子ちゃん」
法子「えへへ、見直した?ドーナツだけの女の子じゃないよ、あたし」ドヤア
P妹「卵とパン粉と出汁入りお味噌あって良かったよね…あとキャベツ…」
P「ま、まぁコレくらいはね?うん……大体どこのお家にもあると思うけど……」
ゆかり「それで、これからカレーを作るんですよね?私は何をお手伝いしましょう?」
P「……食べ終わった後の洗い物をお願いしていいかな?」
ゆかり「はい、お任せください♪」
P妹「慣れてる…」
P「そりゃね…プロデューサーだもん…」
※メンチカツと味噌汁、美味しくいただいたそうです。
おわれ。
14 : ◆6RLd267PvQ - 24/11/20 10:43:38 C31Q 14/14もしかしたらまたそのうち続きを描くかもですが、一旦依頼を出します。
シリーズ複数個描いてるのでね。
では、お目汚し、失礼をば。