1 : 名無しさ... - 24/11/10 23:18:13 2Jsn 1/18いつもの4人が仕事をする話。
前作 姫川友紀「熱き星たちよ」
https://ayamevip.com/archives/58774675.html
元スレ
姫川友紀「えー」大槻唯「えす」橘ありす「えむ」藤居朋「あーる?」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1731248293/
ユッキ「『スタンドへー叩き込めー』ってやつ?」
催眠音声を買ったのに催眠にかかれなかったプロデューサー(以下P)「『Autonomous Sensory Meridian Response』のこと。やから楽天の強打の内野手は関係ないから一回その浅村ユニとタオルと楽天のキャップをしまえこの一瞬でどっから取り出してん」
ユッキ「野球ファンならみーんな出来るよ?」
P「出来てたまるか」
朋「で、そのえーえすえむあーるって何なのよ」
P「めっちゃ簡単に言うたら、臨場感がめちゃくちゃある主観視点のボイスドラマって感じやな」
ゆいともゆっき「「「?????」」」オメメグルグル
P「やから、これ買うたらファンがみんなとほんまに話してるように感じられるってことや」
ユッキ「あー」
唯「なるほど!」
朋「そういう」
ありす「ことですね」
P「さっきから器用すぎひん!?」
P「んで、アイドルとしてCDやライブ以外にも活動の幅を広げるっていう意味も込めて……」ペラペラ
ありす(ASMR……聞いたことはありますが詳しくは知りません。不覚です)
ありす(せっかくなので今調べましょう。分からないことはすぐ調べるのが大人です)
サジェスト「ASMR R18 おすすめ」
ありす「」プシュー
P「……てなわけやけど、ってありす?おーい?」
ありす「……Pさんの変態」
P「はぁ!?」
ユッキ「そうそうプロデューサーってほんとに変態なんだよー!こないだなんt「ストップストップストップ!」
ありす「私たちに、え、えっちなASMRやらせるつもりだったんですね!?」
P「何でそうなんの!?」
唯「うっわぁ……Pちゃんってばそういうカンジ?」
P「ちゃうわぁ」
朋「……変態」ジトー
P「ちゃうわぁ!」
※誤解は解けました
【数日後】
P「お、試聴音源来た来た。まずはユッキのから聴くか」
P「タイトルは、っと……なになに、『あなたの彼女の姫川友紀とだらだら宅飲み!』か。楽しめそうやわ」
ポチー
『あ、おかえりー!ワインにする?焼酎にする?それともー?』
『ビ・ー・ル?』
P「開幕から飛ばしてんなぁ!」
『他にもたっくさんあるよ!ウォッカでしょ、スピリタスでしょ、それから……エチルアルコールも!』
P「ロシア人でももっと自重するやろ……アル中やんけ」
『ちょっとー?まるであたしがお酒のことしか考えてないアル中だって思ったでしょー?ひどいなーもう!』
P「少なくともここまでの会話でユッキがアル中じゃない可能性は消滅しとるんよ」
『むー……まぁいいや、早く飲もっ!せっかくお鍋や枝豆も準備したんだしさ!』
P「あ、ユッキが手料理作ってくれてる設定なんか。実際料理全然やけどファンは喜ぶやろなぁこれ」
『作ってくれて、ありがとね!』
P「作ったのこっちかいな!!!」
『んー!やっぱり野球見ながら飲むビールは格別だよね!』
P「結局飲んどるし」
『君の作ってくれた柳川鍋もあるから言うこと無いよ!キャッツのクリーンナップぐらい完璧だね!』
P「えらい渋い鍋作るなぁ……美味いけども」
『ってこらー!なんでそこで凡退するかなぁ!せっかくのチャンスなのにー!』
P「まぁユッキといえば野球やし試合見る描写あるよなそら」
『ぐあー坂本もやられたー!クリーンナップ凡退とか何考えてんのー!』ジタバタ
P「比喩間違えとるがな!」
ポスン
『え?何で寝転んできたの、って……何でだろ?まぁいいじゃん、アイドルを膝枕出来るなんて普通は絶対出来ないんだぞ~?うりうり~』
P「唐突」
『……太った?』
P「唐突!怖い!」
『ごめんね、あたしに付き合って3日間柳川鍋食べまくっちゃったからだよね……』
P「どんな食生活しとんねんこいつら!そんな山程食うもんちゃうやろ柳川鍋!!金持ちか!!!」
『今度はあたしが石狩鍋作るから、それで痩せよ?』
P「鍋から!!!離れろ!!!!アホ!!!!!」
P「何で漫才せなあかんねん……次や次。こっちは『スクールカースト最上位の大槻唯はオタクなあなたに言いたいことがあったようです』?何故に過去形……」
ポチー
『おっ、オタク君はっけ~ん☆』
P「オタク君呼びか、好きな人にはたまらんやろなぁ」
『そんなところで……あぁ、いつものだね』
P「……ん?」
『減ったって思ったのに最近増えてきたよね~☆ご飯とかはちゃんとあってラッキーだけど』
P「何が?え、何がなん?」
『……いつまで来るのかな、【奴ら】』カチャッ
クーズーレター カンジョォーノーハーテーニー
P「ゾンビものかいな!!!!」
P「スクデッドとかあったなそんなん!懐かしいわほんま!!」
ズダダダダダ
P「」キーン
『……ふぅ、オールクリアかな。弾だって無尽蔵じゃないし音もたてるけど、近くにいたのはあいつだけだし、もっと近づかれるよりはマシっしょ!☆』
P「これ唯が撃ってるってことよな……需要あるんか?」
『なーに?何で逃げなかったの、って?自衛隊の救援が来た時に逃げようと思えば逃げられたはず……ん~、確かにそうなんだけどね』
P「……」
『そ・れ・は~……ゆいが、キミのことを……』ササヤキ
P「こんなんやけどユッキのよりはちゃんとASMRしてるんよなぁ……」
『……え?嘘……キミ、嘘だよね?や、ちょっと、近づいてこないで!やだっ、キミだけは、キミだけは無事だって信じてたのにっ!ねぇ、戻ってよ!戻ってってばぁ!またゆいと一緒にサバイバルしようよ!まだキミと柳川鍋も食べれてないし、言えてー』ブシャッ
P「……」
『あ……あぁ……』バタッ
『……オ゛オ゛ァ゛……』
P「救いは無いんか!!!あと柳川鍋から離れろ!!!」
P「脚本書いた奴は柳川鍋に取り憑かれでもしたんか?まぁええわ、次行こ」
P「タイトルは……『義理の妹の橘ありすと過ごす朝』、ねぇ。朝ごはんが柳川鍋とかやなかったらもう何でもええわ」
ポチー
『……さん、お兄さん!何時だと思ってるんですか!』
P「妹に起こされるシチュか、憧れるの分かるわ」
『もう3時ですよ!あと3時間で夜が明けるのに何でのんきに寝てるんですか!』
P「3時だからや!!」
『言ったはずです。お兄さんは朝弱いんだから学校に間に合うように早起きしましょうって』
P「限度ってものがあると思うんよ」
『ほら、さっさと起きてください。起きないと……』
P「起きないと……?」
『ち、誅しますよ?』ササヤキ
P「発音!」
『はい、朝ごはんどうぞ。……え?何で作ってくれたんだ、って?お兄さんが朝弱いのに無理して作るのは合理的じゃありません。それだけです』
P「ありすの解像度高いなぁ、ずっとこういうのでええんよ」
『わっ、いきなりわしゃわしゃしても何も出ませんよ……本当ですっ!デザートが増えたりなんてしないんですから!』
P「かわいい」ホッコリ
『ほら、冷めちゃいますよ。私特製のいちご柳川鍋、あったかいうちに召し上がれ♪』
P「いちご柳川鍋!?!?!?」
P「軽々と想定を飛び越えてきよった」
『え、どうやって作ったかですか?卵の代わりにいちごを使ったんです。こうすることで胃にも優しくビタミンもたっぷりとれます。完璧です』フンス
P「味以外はなぁ!」
『どうですか……?』
P「申し訳ないけどまずい以外無いやろ」
『えっ、あまりおいしくない……そんな……』
P「そら(いちごと柳川鍋なんて合うはずのないもの合わせたら)そう(いった感想になる)よ」
『……嘘です。私のお兄さんは私が悲しむようなこと言わないはずです』チャキッ
P「おっとヤンデレルート来たか」
『バレたか、じゃないですよ!全くもう……えへへ』
P「なんで?何でそこからいちゃこらし始めるん?軌道修正が強引すぎん?それに舌大丈夫か?」
『涙まで流しちゃって……泣くほどおいしかったんですか?また作ってあげますね』
P「結局まずかったんかい!!!」
P「ふじともだけが俺の希望や……ほう、『久しぶりに会った幼なじみの藤居朋はあなたに不満があるようです』。どうせ柳川鍋つつきながら文句言うてるんやろ、知らんけど」
P「覚悟はいいか?俺は出来てない」ポチー
『ただいまー……って何よその嫌そーな顔、せっかくかわいいかわいい幼なじみが久しぶりに会いに来てあげたってのに』
P「……まともなのか?いやまだや、どうせこっから脈絡なく柳川鍋が出てくるんや」
『自分でかわいいって言うなよ、ってねぇ……あたし以外に友達いないあんたと違ってあたしはモテんの。昨日だってまたラブレター貰ったし。もちろん断るけどね』
P「……お?」
『理由?べ、別に言わなくたっていいでしょっ……にぶちん』
P「まともや……やっとまともなASMRが来た……!」
P「こういうのでええんよこういうので!距離感近い幼なじみなふじとも萌えすぎて身体が溶けそうや」
『……ねぇ、やっぱりあたし寂しい。あんたは絶対ダメって言うと思うけど、あたしもそっちに行っちゃ……ダメ?』
P「やっぱ寂しかったんやなぁ、遠くでアイドルやってるんかね」
『……そうよね、分かってた。あんたのことだからまだそっちで頑張れって言うんじゃないかなって』
『でも……ぐすっ、やっぱり寂しい。どんだけ運が良くても出来ないって分かってる、分かってるわよ!でも……』
P「え?」
『なんで……なんであたしを置いて先に逝っちゃったのよ!』
P「俺死んでるんかい!!」
『柳川鍋を喉に……喉に詰まらせて倒れた先に机の角があってぶつけて死ぬなんてあんまりじゃない!』
P「柳川鍋ェ!!!」
『こんなの……くくっ、こんなのって……ないわよ!!』プルプル
P「なにわろとんねん!!!!もうええわ!!!!!」
P「どっと疲れた……」グデーン
ドアガチャ
ユッキ「ただいまー」
朋「ってあれ」
唯「Pちゃん」
ありす「疲れてます?」
P「誰のせいや誰の……」デローン
ありす「物理的に溶けてません?」
唯「Pちゃんがツッコんでこないってマジヤバくない?」
ユッキ「んー、美味しいもの食べたら戻るかな?」
朋「えーえすえむあーるの仕事も終わったしみんなで食べに行こっ!ね、いいでしょ!」
P(どうせ柳川鍋や……)
ユッキ「いいね!石狩鍋なんてどう?」
P「そこは柳川鍋ちゃうんかい!!!」ガバッ
18 : 名無しさ... - 24/11/10 23:27:28 2Jsn 18/18結局Pの奢りで石狩鍋を食べに行きましたとさ。おしまい。
ちなみに作者はちらっと出したスクデッドことハイスクール・オブ・ザ・デッドが大好きです。佐藤大輔節はいいぞ。
あと柳川鍋は食べたことないです