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【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その10【安価】(3)

456 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 19:48:31.88 QwC6zcrj0 232/515

ーー

明石「……」ブルッ

秋津洲「明石怖い?震えてるかも」

明石「ううん…緊張してるだけ…」

秋津洲「危なくなったらすぐに逃げるかも!」 

皐月「護衛は僕達に任せてて、何があっても守るから!」

Y朝潮「皐月さんが居れば大抵の敵には対処できますが、一応私もお供させてもらっています」

秋津洲「仲間は多い方がいいかも!」

明石「もうすぐ着く…整備士さんのアジトに…」

457 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 19:51:29.12 QwC6zcrj0 233/515

秋津洲「大艇ちゃんで危険が無いのは確認したかも!」

皐月「じゃあ行こう!アジトに乗り込むよ!」

Y朝潮「無人とはいえ緊張しますね…」

明石「…行こう」

秋津洲「ゆっくり焦らず行くかも~!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

458 : 以下、名... - 2019/09/17 19:54:00.72 NSgrjIs+O 234/515

中を探索すると様々な設備が揃っている

461 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 20:15:22.30 QwC6zcrj0 235/515

ーーアジト

皐月「凄い……何がなんだか分からないけど、これが凄いものだっていうのはよく分かる」

Y朝潮「このカプセルの中に人間やカプセルを入れていた……?」

秋津洲「明石……」 

明石「うん…」

皐月「何かあったの?」

秋津洲「これ……」

Y朝潮「ベッドか何かですか?それにしては変な位置にありますね」

明石「これは…解体場。ここで艦娘や深海棲艦を解体してた」

皐月「ひ……」

462 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 20:19:02.73 QwC6zcrj0 236/515

Y朝潮「どうしてそんなことが分かるんですか?」    

秋津洲「ここに道具と拘束具があるかも」

明石「でも麻酔関連が無いから生きたまま……」

皐月「ぅえっ……」

Y朝潮「生きたまま献体を解体とはいい趣味ではありませんね」

秋津洲「整備士は何を考えていたかも…?」

明石「…もっと探そう。私はここを調べなきゃいけないから……」 

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

466 : 以下、名... - 2019/09/17 20:24:42.71 St+Jlivno 237/515

スペアのないぽんこつタシュは殺されてなかった
でも記憶を戻すことはできないので吹雪が殺した娘達の培養槽を管理しながら帰りを待ってた

468 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 20:29:25.49 QwC6zcrj0 238/515

タシュケント「やぁ、来るのが遅かったね」

Y朝潮「っ!!」バッ

タシュケント「大丈夫だよ敵意は無いから」

秋津洲「タシュケントって確か朝潮を殺そうとした奴かも!」

明石「それにしては違和感が…」

皐月「君はここで何をしていたの?」
 

タシュケント「主人の帰りを待ってたって所かな」

469 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 20:36:49.52 QwC6zcrj0 239/515

タシュケント「吹雪がトチ狂ってビスマルク達を殺してしまった。勿論あたしも殺されるはずだったんだけど……この劣った体も捨てたものじゃなかったよね」

タシュケント「ビスマルク達の死体に紛れてたらなんとかなったんだ。元々あたしは出来損ないだからそこまで気に止めてなかったんだろうね」

明石「だから貴女だけが生き残った…」  

Y朝潮「疑問があります。貴女は出来損ないという割には隙がありません。それに話し方にも知性を感じます」

タシュケント「吹雪はビスマルク達の記憶と体はフルボトルに控えていなかった。でも整備士の記憶と体はかなりの量のストックがあったんだ」
 

皐月「じゃあ…」

タシュケント「あたしは整備士の記憶を自分にインストールした。そして体の欠陥も治したんだよ」

秋津洲「だからこの機械達が動いてるかも…」

タシュケント「整備士の記憶が無いと何も分からなかったけど、おかげで全て分かるようになったよ」

470 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 20:44:27.18 QwC6zcrj0 240/515

タシュケント「薄々は分かっていたけど、吹雪は死んだんだね」  

明石「はい…」 

タシュケント「そっか……」   

秋津洲「なんで整備士を復活させないかも?記憶があるならこの機械の使い方も分かるはずかも」

タシュケント「…そこなんだ。整備士は生きていていいと思うかい?」

タシュケント「整備士は艦娘を何人も殺してる。何百って数にも達してるかもしれない。でも再構築した体に本人の記憶をインストールしてるから本人は殺されたことに気付かない」

タシュケント「生きたまま腹を裂かれて悲鳴をあげる艦娘……ちょっとした地獄絵図だったね」

Y朝潮「何を偽善者ぶっているんです、貴女も同じような事をしていたんてしょう!痛めつけて殺して…拷問より酷いことをしていた!」

タシュケント「あたしは仕事だと割りきってたから。それに悲鳴を聞きたくないからヘッドホンだってしたんだ」

タシュケント「あたしの罪は消えないけど償う方法を見つけたんだ」

タシュケント「でも整備士は自分の行いが悪いとは微塵も思っていない。そんなのを復活させても……あたしの言いたいこと、分かってくれるよね?」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

471 : 以下、名... - 2019/09/17 20:48:19.36 kTaadtmro 241/515

秋津洲「つ、償うと言うなら法の裁きを受けるべきかも!」

473 : 以下、名... - 2019/09/17 20:49:46.50 1sQCZPrDO 242/515

そんな危険人物復活させるべきではない
自分達が決めていい事じゃない
助けられるなら助けてあげようよとそれぞれバラバラの意見

474 : 以下、名... - 2019/09/17 20:50:45.69 lXcRMvlAO 243/515

>>471+>>473

475 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 21:02:23.92 QwC6zcrj0 244/515

秋津洲「つ、償うっていうなら法の裁きを受けるかも!」

タシュケント「無理だよ、死体は全部処理しちゃったし証拠も何もない」

Y朝潮「そんな危険人物を蘇らせるべきではありません!」

皐月「僕達だけじゃ決められないよ…」

明石「私は……」

タシュケント「そっちの提督さんに相談してみてくれない?通信機器が無いなら向こうにあるよ」

Y朝潮「大丈夫です、通信はこちらで行います…」

皐月「あ、僕も……」

秋津洲「あたしの大艇ちゃんを使ってもいいかも!」

明石「あの、私…」

タシュケント「動かないで」ヒュッ

明石「…!!」

タシュケント「明石、君だけと話がしたい。黙ってこっちに来て」

明石「……」コクリ

476 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 21:07:07.23 QwC6zcrj0 245/515

ーー

明石「殺さないで……」

タシュケント「ごめんね、体が治っちゃうとどうも手が出ちゃうんだ」スッ

明石「ふ…ぅ……」

タシュケント「122。なんの数字だと思う?」

明石「貴女が…殺した数……」

タシュケント「細かいのを含めるともっと多くなるけど、依頼として殺したのはそれだけ。正解だよ」

明石「また…殺すんですか……?」

タシュケント「これを知っちゃうと銀行強盗なんか馬鹿らしくなるよね、一人殺すだけでびっくりするくらい稼げるんだ」

明石「ダメ…そんなの……!」

タシュケント「…本題に入ろう。君と話したかったのは…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

479 : 以下、名... - 2019/09/17 21:10:58.85 NSgrjIs+O 246/515

このさがをなんとかしてほしい
君ならできるはずだよ

481 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 21:24:51.66 QwC6zcrj0 247/515

タシュケント「君と居たらあたしの性はなんとかなりそうなんだ」

明石「え…?」  

タシュケント「すぐに手が出ちゃうのも治るだろうし。危ないなら直ぐに止めてくれるよね?」

明石「それは…どういう……」

タシュケント「じゃあ分かりやすく言うよ、あたしと一緒に来て欲しいんだ。整備士の記憶と君の技術があれば沢山の艦娘を救える。君も償いを求めているんだろ?」

明石「……」

タシュケント「技術について否定しなかったね。やっぱり君、記憶が戻ってるよね?」

明石「やめて…!その話はしないで!」

タシュケント「部分的なのか断片的なのかまでは分からない。けど君のところの龍驤の義手を見てピーンと来たんだ」

482 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 21:29:39.71 QwC6zcrj0 248/515

タシュケント「君も許されようと色々もがいてるみたいじゃないか。そんな毎日は苦しいだろう?」

明石「うぅぅぅぅ…!」

タシュケント「救済を押し付けるんじゃないんだ、あたし達が手を差しのべるんだよ」

明石「手…を……」

タシュケント「二人だと一人の時より倍救えるんだ。ほら、君が傷付けてしまったあの子達が手を伸ばしているかも……」

明石「あ、あ、あ、ぁ、ぁ……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

486 : 以下、名... - 2019/09/17 21:35:15.96 m4Ln1q+wo 249/515

気配を消して聞いてた皐月が駄目だよってひょっこり現れる
君は自分の罪と本気で向き合ってない、明石を一緒にしないでほしいなって

488 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 21:42:01.10 QwC6zcrj0 250/515

皐月「ダメだよタシュケント」ひょこっ

タシュケント「いつの間に…」

皐月「君は自分の罪と本気で向き合ってない。明石と一緒にしないで欲しいな」

タシュケント「君にあたしの考えてることが分かるの?」

皐月「分かるよ、身近な人でそういう人が居たからね」

明石「……龍驤さん」

皐月「本当に辛いことは考えなくて楽な逃げ道ばっかり考える。誰かを巻き込めるなら平気でそういうことをする」

タシュケント「へぇ……」

489 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 21:46:15.54 QwC6zcrj0 251/515

皐月「龍驤さんは自分の過ちを本気で反省して自分に懲役を課した。結果としてそれは良くなかったけど、そこから龍驤さんは変わったんだ」

皐月「龍驤さんに比べて君は何も反省してない。ううん…反省してたけど、そうじゃなくなったのかな?」

皐月「タシュケント。今の君の考え方って整備士さんみたいだね」

タシュケント「……」

皐月「他人の記憶をインストールするなんて無茶だったんじゃない?あちこちにボロが出始めてるんじゃない?」

皐月「元に戻るなら僕達が居る時にした方がいいよ。一人だとできないんじゃないかな?」

タシュケント「安価」

下1~3高コンマ タシュケントの台詞やその他起こったことなどを

492 : 以下、名... - 2019/09/17 21:53:40.49 St+Jlivno 252/515

うん、そうしよう
その代わりに"僕"も直してくれるかい?
あの子達をあのままにはしておけないからね

495 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 21:59:34.86 QwC6zcrj0 253/515

タシュケント「うん、そうしようか。その代わりに『僕』も直してくれるかい?あの子達をあのままにはしておけないからね」

明石「え、ええ……?」

皐月「…最初から?」

タシュケント「正確にはタシュケント君が僕をインストールした所からかな」

皐月「最初からじゃん……」

タシュケント「今の僕はタシュケント君でもある。それはちょっと違うんだよ」

皐月「はいはい…」

タシュケント「さぁ、ビルドドライバーの所に行こうか」

496 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 22:05:35.86 QwC6zcrj0 254/515

アーユーレディ?

タシュケント「…できてるよ」  

ガシャーン

「…」

Y朝潮「こんなに簡単に体が作れるなんて……!」   

タシュケント「あとはこの体にタシュケント君の記憶を入れれば大丈夫だ」

秋津洲「整備士さんはどうするかも?」 

タシュケント「僕の体を作って、記憶をインストールした後死んでおくよ」

明石「そんな簡単に……」

タシュケント「僕にとって死は重要じゃないんだ。記憶を保存する方法が完成した今、もっと別のことが重要になる」

皐月「司令官も言ってたけど、君は生きていないといけない人だ。でも道を間違えることだけはしないでね」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

498 : 以下、名... - 2019/09/17 22:09:04.81 NSgrjIs+O 255/515

へっぽこタシュケント復活!
男はやっぱり自分の体が一番しっくりくるね、これはこれでいい経験ができたよと言ってる

501 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 22:26:56.07 QwC6zcrj0 256/515

ーー

タシュケント「あた…し……?」

「やっぱり自分の体がしっくりくるね。艦娘の体での生活はいい経験になったよ」

明石「これで元通り…ですね……」

秋津洲「菊月達にはあったことをそのまま伝えるしかないかも」

皐月「目的は果たしたし帰ろうか」

Y朝潮「…了解しました」

502 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 22:31:08.85 QwC6zcrj0 257/515

「明石君、変なことを言ってしまってごめん」 

明石「いえ…もう大丈夫です」

「君には借りが出来てしまったね。吹雪君のことも含めると提督さんにも借りがある」

「この借りは必ず返すよ。もちろん君達が望む形でね」

明石「覚えて…おきます」

皐月「じゃあ帰ろう。司令官も待ってくれてるし」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

510 : 以下、名... - 2019/09/17 22:55:38.97 2sp/RZb90 258/515

整備士の回想

512 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 23:31:25.16 QwC6zcrj0 259/515

ーーーー

『これは……?』

『これをキミに託そうと思う』

『本当にいいのかよ、こんな奴にドライバー渡しちまってよ』

『これはアイツにすり替えられたドライバーだから変身はできない。その点は問題ない』

『でもよ…』

『キミのその思想はこのままでは危険だ。でもこのドライバーがあればそれを変えてくれるだろう』

『これが…』

『僕がもう一人の自分を受け入れたように、キミにも明るい未来が来るはずさ』

『勝利の法則は決まった…か?』

『違うな、この場合は勝利というより…』

『はいはい分かったって、もういい』

『……』

513 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 23:35:28.38 QwC6zcrj0 260/515

ーー

「僕はこれを託された。それなのに吹雪を救うことは最後までできなかった」  

「何が悪かったんだろう?吹雪君の事は大切にしていたし、意見も尊重していた」

「でもそれだけじゃ…いけなかった」

「もっと真剣に向き合っていれば良かったのかな?どうなんだろう吹雪?」

「…………」  

「そうか…吹雪君はもう死んでしまった…」 

「完全に消滅……これが…死……」

「……僕も実験を始めよう」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

516 : 以下、名... - 2019/09/17 23:39:59.95 lXcRMvlAO 261/515

とめどなく涙を流す整備士

517 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 23:53:36.68 QwC6zcrj0 262/515

タシュケント「……泣いてる。整備士が泣いてる所なんて見たことなんて今までなかったのに」

タシュケント「あの涙は何なんだろう?何か心境の変化があったのかな…」

タシュケント「あたしも…変わるべきなんだろうな」

タシュケント「本当の意味での償いと…罪を背負うこと」

タシュケント「自分の運命から逃げちゃ駄目なんだ……」

518 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/17 23:56:51.02 QwC6zcrj0 263/515

ーー横須賀

提督「…そうか、報告ありがとう」

皐月「また整備士さんが復活するとは思わなかったなぁ…」

明石「提督…あの……」

龍驤「どないしたん?」

明石「龍驤さんにも…話しておきたいことが…」

秋津洲「あたしも明石と一緒にいるかも!」

明石「ごめん秋津洲ちゃん…私だけで……」

Y朝潮「だ、そうですよ。私達は下がりましょう」ズルズル

秋津洲「がもぉ~~!明石ぃーー!」

明石「……」

520 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/18 00:01:02.15 ZZEXl5gW0 264/515

提督「…明石、人払いをしてまで何を言いたかったんだ?」

明石「……ごめんなさい。実は私…記憶が戻っているんです」

龍驤「記憶…?」

明石「…提督、明石の工廠をご覧になりますか?」

提督「……」

龍驤「あんた、その喋り方……」

明石「はい、少し疲れますけど普通に話すこともできるんです」

龍驤「そうか…そうやったんか……」

明石「以前の記憶はありません。けど記憶が。記憶だけが戻ってしまったんです」

明石「私は自分の罪も全て思い出しました。それで、その……」

提督「安価」

下1~3高コンマ 提督の台詞やその他起こったことなどを

523 : 以下、名... - 2019/09/18 00:06:23.68 SRIr0t/GO 265/515

でも同じことは繰り返さないだろう?今どうあるかが大切だ
急ぎすぎる必要はない、空回りせずゆっくり進んでいけばいいんだ

525 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/18 00:15:58.02 ZZEXl5gW0 266/515

提督「でも同じことは繰り返さないだろう?今どうあるかが大切なんだ」

龍驤「急ぎ過ぎんでもええ、空回りせずゆっくり進んでいき」

明石「私は……龍驤さんを…っ……!!」

龍驤「もうええから、な?」ダキッ

提督「これからも俺達を助けてくれ。明石はここに必要な存在なんだ」

明石「はい……はい…!!」

秋津洲(明石……よがっだがもぉぉぉ………)ぐずぐず

ーー

537 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 19:37:31.42 I/U+FKLL0 267/515

ーー

幹部「提督君、以前に和平派の深海棲艦が居る施設や鎮守府が襲われたことがあったね?」 

幹部「その際に深海棲艦と艦娘が被害に遭い犠牲も出た。だが一部の深海棲艦と艦娘は生き残ることに成功した」

幹部「それが深海棲艦による寄生だ。お互いに瀕死の状態だったが、深海棲艦のコアを艦娘が受け入れる形で寄生という結果になった」

幹部「だが寄生はどの艦娘でも良いということはない。相性のようなものがあるそうだね」

幹部「助かった艦娘達はまともに喋ることも出来ず、意志疎通は筆談やアイコンタクトのみという悲惨な結果になってしまった」

幹部「そんな中ある艦娘が自分を実験台にして欲しいと言った。その実験は艦娘の体に深海棲艦の細胞を移植するというものだったんだ」

幹部「艦娘に移植するのはコアではなく幹細胞だ。コアを移植ということは寄生になってしまうからね」

538 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 19:46:41.38 I/U+FKLL0 268/515

幹部「その実験は成功だった。彼女は喋ることが可能になったし、以前と変わらない生活を手に入れたんだ」 

幹部「寄生した深海棲艦は未だに彼女の中に居るが問題は無いらしい。拒否反応も全く出なかったんだよ」

幹部「これはその実験から得られた仮説だ。艦娘に深海棲艦の幹細胞を移植するとまず全ての性能が上昇する。艦娘としての性能もあるが、生態性能も上昇が確認された」

幹部「艦娘は戦闘に特化している分、生物として欠陥がある。だが深海棲艦の細胞…それを受け入れることによりその欠陥が無くなる可能性があるんだ」

提督「…艦娘に深海棲艦が寄生していることが関係しているのではないですか?」

幹部「実はもうそっちは実験済みなんだ。精神の異常が原因で解体予定だった艦娘を実験台にした所、その結果は素晴らしいものだったらしい」

提督「……」

幹部「提督君、これは一つの選択肢が増えたと思って欲しい。この実験により未だに不明瞭な艦娘の寿命も伸びる可能性だってあるんだ」

提督「…分かりました、あくまで可能性の一つとして聞いておきます」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

541 : 以下、名... - 2019/09/19 19:50:52.94 ZMTWKoCVO 269/515

漣と球磨に意見を聞いてみる

544 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 20:13:15.21 I/U+FKLL0 270/515

ーー

提督「幹部さんの話を聞いて二人はどう思う?」

「漣の意見としてはそらそうでしょうということになりますな」

球磨「クマも同じような意見だクマ。深海棲艦は艦娘より優れているのは一目瞭然だクマ」

「見た目がグロいというのを考えなければ今日にでも深海棲艦になったっていいですな」

球磨「海の中で生活するにはあの姿形が最適なんだクマ」

「そう言われるとそうかもしれませんね…」

提督「……」

545 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 20:19:08.82 I/U+FKLL0 271/515

球磨「艦娘は中途半端に陸に適応してしまってるんだクマ。そこに深海棲艦の細胞を組み込めば生物として欠点が無くなるのも頷けるクマ」

「問題はそれが受け入れられるかどうか、ですね。幹部さんはあえて言及しなかったんでしょうが、細胞を組み込んだ結果その容姿は間違い無く変わるでしょうね」

提督「…そうか」

球磨「寿命が伸びるっていうならクマは歓迎だクマ」

「でもそうなると新たに問題が出てきますよね。例えば…漣達は何と戦うのか」

球磨「深海棲艦が暴れて人間を襲うならそれをやっつければいいクマ。でもそうとは限らないクマ」

「最悪の場合軍事転用でしょうな。欠点の無くなった艦娘なんて兵器としても完璧じゃないっすか」

提督「そうだ……そうなるんだよな…」

球磨「人間は戦争が大好きだから、クマ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

546 : 以下、名... - 2019/09/19 20:28:50.88 aRiYvTowO 272/515

>>543

543 : 以下、名... - 2019/09/19 19:52:18.81 p4lq7cMVO 273/515

深海棲艦組とこのことについて話をする

549 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 20:43:13.44 I/U+FKLL0 274/515

ーー

潜水新棲姫「そもそも深海棲艦という存在に謎が多い。なぜワタシ達は現れ、なぜ人間を攻撃するのか」

潜水新棲姫「様々な資料を読んだが、ある日突然姿を現したという訳では無さそうだ。だが昔は魚雷や主砲を撃ったりはしていなかった」

潜水新棲姫「それに深海棲艦を沈めた時、超低確率で艦娘がドロップするというのも不思議な話だ」

駆逐棲姫「私のように春雨が沈んだことが影響して生まれる深海棲艦も居る。だからそんな深海棲艦が居ても不思議じゃない」 

レ級「あたしなんてナノマテリアルが原因で生まれたからな」

潜水新棲姫「深海棲艦とは発生するルーツによって姿や形が変わる生物ということなのだろうか…」

550 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 20:49:54.85 I/U+FKLL0 275/515

レ級「何も考えてねぇっていうか頭が空っぽの奴も居たもんな」

駆逐棲姫「敵だと判断したら同胞かどうかは関わらず攻撃する」

潜水新棲姫「ワタシ達に個性があること事態が本来ならばあり得ないのかもしれないな…」

「艦娘は人間が作った対深海棲艦用の兵器ってことでいいのよね?」

潜水新棲姫「それは間違いだろう。富士の話からも良く分かる」

レ級「未知なる敵と戦う遺伝子組み換えた生物ができたけど、その遺伝子には欠陥があった。それを補う為に未知なる敵の遺伝子を使う…」

駆逐棲姫「理にはかなっているが、人間のやっていることは生物への冒涜だな」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

552 : 以下、名... - 2019/09/19 20:53:14.14 EK3j1AADO 276/515

幹部の話にあった精神異常だった艦娘に直接話を聞けないか考える提督
もしかして今まで会った誰かかという予感も

554 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 21:06:12.12 I/U+FKLL0 277/515

ーー

提督「…幹部さん、その艦娘と話せませんか?」

幹部「どの…かな?」

提督「精神異常だったという艦娘です。実際に話をしてみたいんです」

幹部「君ならそう言うだろうと思ってもう呼んでいるんだ。妻と一緒に来ているはずなんだが…どこかで世間話でもしているようだね」

幹部「そうだ、待っている間に提督君にはあることをして欲しいんだ」

提督「何でしょうか?」

幹部「ある艦娘をここに呼んで欲しいんだよ」

555 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 21:12:53.46 I/U+FKLL0 278/515

ーー

駆逐棲姫「幹部、遅れてごめん」ガチャッ

幹部「レ級君達と話していたのかい?」  

駆逐棲姫「そうだったんだが富士が話に入ってきて内容が難しくなった。でもそのお陰でこいつをここに連れてくるのを思い出した」

不知火「司令、不知火はなぜここに呼ばれたのでしょうか」

提督「俺にも分からない。幹部さんが呼んでくれと言ったから不知火を呼んだんだ」 

不知火「不知火が傀儡の艦娘というのが関係しているのでしょうか…」

駆逐棲姫「おいこっちだ、ここに連れて来たかったんだ」

綾波「……」

不知火「あ!あぁぁ!貴女は……!!」

綾波「安価」

下1~3高コンマ 綾波の台詞や行動などを

556 : 以下、名... - 2019/09/19 21:17:04.06 CTE1JT1Qo 279/515

何かを書こうとする綾波だったが不知火が土下座してきて見てもらえず困る

558 : 以下、名... - 2019/09/19 21:22:44.53 ERSnJ+Kio 280/515

>>556

559 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 21:30:42.15 I/U+FKLL0 281/515

綾波「……」

提督「紙とペン…筆談」

綾波「……」カキカキ

幹部「…不知火君、綾波君はまだ話すことができない。筆談でしか会話が出来ないんだよ。だから頭を上げて紙を見てあげて欲しい」

不知火「……!!」土下時

提督「不知火……」

不知火「綾波には謝っても謝り切れません…!どれだけ酷いことをしたか、どんなに謝っても許されるものではないんです!!」

不知火「申し訳ありません……!不知火には頭を下げることしかできないんです…!!」

560 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 21:35:56.20 I/U+FKLL0 282/515

幹部「…綾波君が喋られないのは精神的なものだ。自我が崩壊していた時と比べれば大きく改善している」

幹部「治療もうまくいっているようで、近いうちに話せるようになるそうだ」

綾波「……」

幹部「髪色が少し変わっているがこれは実験の影響だ。それを除いては綾波君は元のままだよ」

不知火「ごめんなさい…ごめんなさい……!」

提督「不知火…」

綾波「……」スッ

幹部「綾波君は不知火君と二人だけにして欲しいそうだ。いいかい?」

提督「聞こえていただろう不知火。頭を上げて綾波と話してくるんだ」

不知火「ごめん…なさい……綾波…」

綾波「……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

561 : 以下、名... - 2019/09/19 21:40:03.91 p4lq7cMVO 283/515

不知火を攻め立てるようなことを書くわけでもなく落ち着いて筆談する綾波

564 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 21:58:27.35 rTSUVM8TO 284/515

ーー

綾波(まずは落ち着いて下さい。そうしないと話もできません)

不知火「貴女は……全てを覚えているんですか…?」

綾波(はい、全部覚えています。不知火にされたこと、なぜ私の精神が崩壊してしまったのかも)

不知火「ごめんなさい……」

綾波(いちいち謝るのをやめて下さい、話が進みません)

不知火「はい……」

565 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 22:03:38.14 rTSUVM8TO 285/515

綾波(不知火がしたことは許せませんし、まだ怒りや憎しみの感情があります)

不知火「当然です…不知火は……恨まれて当然なんです…」

綾波(ですがもう狂ったりしません。私は感情をコントロールできるようになったんです)

綾波(これは実験の成果だと思います。以前の私なら不知火を殺すことしか考えていませんでした。そしてそれが私の使命だとも思っていました)

綾波(でも今はそんな気持ちはありません。今まで曇ってばかりだった私の心は晴れているんです)

不知火「不知火は…どうすれば……」

綾波(不知火はそれしか頭に無いみたいですね…)

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

567 : 以下、名... - 2019/09/19 22:07:35.76 ERSnJ+Kio 286/515

今でこそ言えますが
私に何をして償うかではなく、これからどう生きていくのが正しいかを考えてください

569 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 22:20:59.67 rTSUVM8TO 287/515

綾波(先に言っておきます、不知火に何をされても貴女を許すつもりはありません)

不知火「ううぅぅぅ…」
 

綾波(私に何をして償うのではなく、これからどう生きていくのが正しいかを考えてください)

不知火「どう…生きる……」

綾波(貴女がどんな行動を取っても私は許しません。でも不知火がどう生きるかという行動は否定しません)

綾波(許されないのに謝罪を続けるのもいいでしょう。ですがその謝罪に意味はあるのでしょうか?)

不知火「……」

570 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 22:24:13.71 rTSUVM8TO 288/515

綾波(…深海棲艦の細胞を使った実験はまだ続けられているんです。実験は次の段階に進んでいるんですよ)

綾波(かつての大本営が造り上げた傀儡艦娘。その艦娘を実験台にしようとしているんです)

綾波(これは私の独り言ですが、研究者達は被験体を探しているそうですよ)

不知火「……」

綾波(これから不知火がどんな行動をするのか、注目して生きていますよ)

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

572 : 以下、名... - 2019/09/19 22:33:11.88 G46yxmD5O 289/515

不知火が幹部に相談するが、不知火君には欠陥がないだろうと話される
彼女が見ているといったのは彼女の一言に流されるような君の姿だろうか

573 : 以下、名... - 2019/09/19 22:34:15.99 TyKYHRCe0 290/515

>>572

575 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 22:41:55.90 A1dSSxDN0 291/515

ーー

幹部「申し出はありがたいが、不知火君には欠陥がないじゃないか」

不知火「あります、味方に暴力を振るう艦娘なんて欠陥品のそれでしかありません!」

幹部「しかしだね…」

不知火「お願いします、どうか不知火を実験台に使って下さい!」

幹部「……綾波君が見ているといったのは、彼女の一言に流されるような君の姿なのかな?」

不知火「…!」

幹部「二人が何を話したのかは知っているんだ。なぜなら事前にどういうことを話すのかを綾波君から聞いていたからね」

幹部「不知火君、改めて聞くけどどう思う?」

不知火「不知火は…………実験台に…」

幹部「うーむ…ここまで綾波君の言った通りになるとはね」

576 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 22:47:10.44 A1dSSxDN0 292/515

陽炎「不知火…あんたは残りなさい……」

不知火「陽炎…?」

陽炎「実験台になるのは私なのよ…」

不知火「そんな!!」

幹部「…陽炎君の精神状態は良くない。それに重度の窃盗症の傾向もある」

陽炎「私はこのまま生きてても自殺するだけ…どうせ死ぬなら最後くらい誰かの助けになりたかったのよ…」

幹部「陽炎君、この実験で死んでしまうようなことは無いんだ」

陽炎「じゃあその証拠を出しなさいよ……」

幹部「それはまだ…数が出揃っていないだけで……」

陽炎「不知火…私に比べればあんたはどれだけ正常か……そんな貴女だからこそできることがあるはずよ…」

不知火「不知火だから……」

陽炎「…行きましょう幹部さん」

幹部「……よく考えるといい。不知火君なら答えを導き出せる」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

577 : 以下、名... - 2019/09/19 22:52:11.96 ERSnJ+Kio 293/515

隼鷹が一人で思いつかないなら一緒に考えるよと話しかける
一人の内の世界にこもっていくと良いことはない、広く周りを見ていこうって

580 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 23:07:59.82 A1dSSxDN0 294/515

ーー埠頭

隼鷹「よぉ~不知火、探したぜぇ」

不知火「隼鷹さん…」  

隼鷹「ここの景色もさ、案外悪くないって感じだよな~」
 

不知火「……」

隼鷹「…話、聞いたぜ」

不知火「そうですか…」
    

隼鷹「とにかくさ、綾波が生きててよかったじゃん。まずはそこだろ?」

不知火「…頭にありませんでした。綾波への謝罪しか考えていません」

隼鷹「そういうとこだって~」

不知火「……」

隼鷹「あたしも一緒に考えるからさ、一人で閉じこもるのはやめとこうぜ」

不知火「…はい」 

581 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 23:17:17.95 A1dSSxDN0 295/515

隼鷹「…不知火は何がしたい?」 

不知火「なに…というのは」

隼鷹「あたしらが戦い終わった後さぁ。争いなんていつか終わるんだからさ、その先を考えとかないと!」

隼鷹「龍驤さんは子ども欲しいって言ってたし、名取や川内達は忍びに専念するだろうな。で、不知火は何か考えてないの?」  

不知火「…そんな余裕ありません」 
 

隼鷹「そりゃそうだぁ、一人で自分の世界に閉じこもってんだもん。あれを見てみよろ不知火」

不知火「…水平線」  

隼鷹「あの向こうにも海は続いてるし陸もある。世界ってさ、本当に広いんだぜ?」   

隼鷹「あたしの夢は世界一周。本当のあたしが叶えられなかった夢を叶えるんだ」

不知火「橿原丸としての隼鷹さん…」
  

隼鷹「まず金はどうするんだとか色々問題はあるさ。でもでっかい夢だろ?」

不知火「…はい。ちっぽけな不知火には想像もできません」  

隼鷹「不知火が小さいのは目の前しか見てないからだ。周りを見てみろよ、世界は広いんだぜ?」

不知火「世界が…広い……」  

隼鷹「あたしのことはいつでも頼っていいからさ、もっと広い視野を持ってみるのが大事ってことだなぁ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

584 : 以下、名... - 2019/09/19 23:23:46.78 G46yxmD5O 296/515

不知火
もし、戦いが終わるまでに思いつきそうになかったら…
パスポートを準備しようと思います

585 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 23:34:48.46 A1dSSxDN0 297/515

不知火「もし、戦いが終わるまでに思いつきそうになかったら……パスポートを準備しようと思います」

隼鷹「……」

不知火「ご迷惑…でしたか?」

隼鷹「艦娘って、パスポート取れるのかな…」

不知火「隼鷹さん……」

隼鷹「ま、それは置いといて…だ!」ギュッ

不知火「んっ……」

隼鷹「あたしの隣はいつでも空いてるからさ、不知火ならいつでも歓迎するぜ」グリグリ

不知火「……ありがとうございます。不知火には隼鷹さんが居てとても幸せです」

586 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/19 23:41:40.14 A1dSSxDN0 298/515

ーー

幹部「陽炎君に命の危険は無い…とは言ってもまだ100パーセント安全とは言い切れないのが実情だ」

幹部「そんな研究の被験者に陽炎君を……よく許可してくれたね?」

提督「確かにいつもの自分ならお断りしていました。しかし陽炎の希望でもあったんです」

幹部「陽炎君の?」

提督「このままだと周りに迷惑をかけるだけだ、自分は役に立つことができない」

提督「自分のような傀儡艦娘にできることは…これしかないと」

幹部「……提督君もよく判断してくれた。決して無駄にはしないよ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

587 : 以下、名... - 2019/09/19 23:46:35.19 Xek/QvnYo 299/515

幹細胞の移植はどの部位にされるのか聞く提督
まさか脳をいじる事はないですよね、と

588 : 以下、名... - 2019/09/19 23:52:13.86 KFBpapqLo 300/515

>>587
それではロボトミーと同じだ
明石のようなやり方は何度も繰り返して行うような、広くできることではないよ
と返される

591 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/20 00:09:19.54 bBey9uqu0 301/515

提督「ところで幹細胞の移植はどこに行われるんですか?まさか脳を……」 

幹部「そんな事をしてしまえば明石君と同じになってしまう。あんなやり方では何も救えない」  

幹部「移植は脊髄に行われる。こうすれば危険性は無いんだ」

提督「そうですか……」

幹部「傀儡艦娘に仕掛けられている爆弾は神経に絡みついている。だから取ることはできないんだ」

幹部「だがこの実験でその事態が好転するかもしれない。希望はあるんだよ」

提督「…幹部さんにお任せします。陽炎を…助けてあげて下さい」


ーー

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