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【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その10【安価】(1)

143 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 19:37:16.01 8+t+6oBl0 81/515

ーー

幹部『提督君、今回の騒動に対する対策を重役達が決めた』

幹部『脱獄した艦娘達は深海棲艦により洗脳され攻撃的な行動を取っている。このような事例は初めてで前例が無い』

幹部『詳しく調べた所、新型の深海棲艦が艦娘に精神汚染を行っていることが分かった。この深海棲艦さえ撃破できれば艦娘は大人しくなる』

幹部『…これが我々が用意したシナリオだ。大本営を占拠した艦娘達を守るにはこれしかなかったんだ』

提督「仮に深海棲艦…吹雪を撃破できたとして、その後はどうなるんですか?」

幹部『精神汚染により我を失って支離滅裂なことを言っている。彼女らは被害者であるという立場を取る予定だ』

提督「……」

144 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 19:43:03.12 8+t+6oBl0 82/515

幹部『こんなものは付け焼き刃だ、後でボロが出るのは分かっている。だが現状これ以上最善の策は思い付かなかったんだ』

提督「自分らはどうすればいいですか?」 

幹部『吹雪君をなんとしても無力化して欲しい。撃破する必要は無い』

提督「撃破は無理です、向こうに切り札を抑えられています」

幹部『…そうか』

提督「幹部さん達の状況はどうなっていますか?」

幹部『こちらの心配はしなくてもいい。それより吹雪君を頼む。頼れるのは提督君達だけなんだ……!』

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

145 : 以下、名... - 2019/09/12 19:44:59.96 1F0xUMiV0 83/515

吹雪の乱射で壁が壊れた

149 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 20:21:07.79 8+t+6oBl0 84/515

ーー

深海吹雪「ぐ…ギギギ………!!」

「……」

深海吹雪「ワタシ…は………!」

「ナニをテイコウしてイル」

深海吹雪「ギッ!!」

戦艦仏棲姫「ホンノウにシタガエ。オマエはマチガッテいない」ズズズッ

深海吹雪「が、ァ……!!」

戦艦仏棲姫「フフフフフ…」ズズズズッ

150 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 20:27:10.23 8+t+6oBl0 85/515

戦艦仏棲姫「ワタシはタタカウチカラがノコッテいない。ダガこうやってセイシンをヨゴスことはデキル」ズズズッ

深海吹雪「ギ、ギ、ィ……!!」

戦艦仏棲姫「ワタシタチはホロブことはナイ。タタカワズトモイキノコルスベはある」

深海吹雪「……」

戦艦仏棲姫「サア…タノシマせてクレヨ……」

深海吹雪「…ァ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

151 : 以下、名... - 2019/09/12 20:28:51.99 kQpOcqmEo 86/515

>>147

147 : 以下、名... - 2019/09/12 19:48:10.06 7fyEyguKO 87/515

ブチ切れた吹雪をみてあいつは役に立たなさそうだと判断する艦娘達

154 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 20:49:04.16 8+t+6oBl0 88/515

ぎィアアアアぁぁぁぁぁぁーーーー!!

「吹雪が狂ったか」 

「あれはもう役に立たないな」

「アイツのせいでこちらの予定が狂った。処分するなら今じゃないか」

「異論はない」

「だがアイツは手強い。簡単には倒せないぞ」 

「…テレビを見ろ、大本営の奴らの緊急会見だ」

「どんな内容か確かめてやるか」

155 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 20:54:46.62 8+t+6oBl0 89/515

ーー 

「そういうシナリオで来るのか」

「アイツが人間を殺したのが良くなかった。それを利用されたな」

「これで私達が声明を発表しても真に受けられる可能性は低くなった」

「やはりアイツを処分しよう。そうすれば私達が正気であるとアピールできる」

「…決まりだな」

「これより吹雪の討伐を行う」

「狂っているとはいえ相手は深海棲艦だ。気を抜くなよ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

157 : 以下、名... - 2019/09/12 20:59:53.94 Gn1vPz2DO 90/515

吹雪と艦娘達の乱戦
吹雪に顔面を掴まれた艦娘が深海侵食されてしまう

160 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 21:22:18.63 8+t+6oBl0 91/515

ーー

「なんだあの強さは!?」

「ただの深海棲艦じゃない!」

「鬼や姫…そんな言葉では言い表せない強さだ」

「我々も吹雪討伐に向かう。全員でかかれ!」

「「「了解!」」」

161 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 21:30:36.54 8+t+6oBl0 92/515

「ひ、ひい……!」

「怯むな!油断すればこちらがやられる!」

「もうやってられないよ!そもそも私は人間と戦争なんかしたくない!」

「今更何を言う!私達は戦うことしか知らないんだぞ」


「に、逃げろぉぉー!」

「あぁぁぁーー!」

「おい待て!誰が我々を受け入れてくれると思っているんだ!」

アぁぁぁぁぁぁぁーー!

「くそ、アイツの攻撃が…展開」

シズメ……シズメぇぇぇ!!

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

162 : 以下、名... - 2019/09/12 21:34:07.00 HF3YYGMao 93/515

大本営内部での戦闘が活発になったせいで霧の艦娘の一人が様子を見に持ち場を離れる
なんとか攻略できないかを考えるレ級と新棲姫

166 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 21:50:40.10 8+t+6oBl0 94/515

ーー

レ級「吹雪が暴れてる影響で霧の艦娘が一人減って二人になった。でもまだ無理だよな…」
 

潜水新棲姫「その通りだ、クラインフィールドは超重力砲では突破できない」ザバッ

レ級「…鎮守府に居たんじゃないのか」

潜水新棲姫「さっきのワタシの通信を聞けば誰だってそう思うだろうな」

レ級「非武装の奴がこんな所まで来てんじゃねえ」

潜水新棲姫「最もな言葉だが今は助けが欲しいだろう?」

レ級「……」

潜水新棲姫「霧の艦娘の一人は吹雪の所に様子を見に行っただけだ。三人存在していることに変わりはない」

レ級「そんなのは分かってんだよ」

167 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 21:56:17.81 8+t+6oBl0 95/515

潜水新棲姫「霧の艦娘が一人になればレ級に勝機がある。向こうもそれが分かっているから海の上では二人でいるんだ」

レ級「…何か考えがあんのか」

潜水新棲姫「ワタシがアイツ達の気を引く。うまく二人を離すからその隙に一人を倒せ」  

レ級「非武装の奴にそんなことさせられるはずねぇだろ」

潜水新棲姫「霧の艦娘を倒した後は吹雪だ。できれば艦娘を巻き込まずに超重力砲で吹雪をやれ」

レ級「おい!」

潜水新棲姫「こんな危険なこと、漣達にやらせられると思うか?あれは吹雪の形をしているとはいえ深海棲艦だ。同胞が起こした騒動はワタシ達の手で解決する」チャプン

レ級「……すまん漣。今はこれ以上の手が思い付かねぇ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

168 : 以下、名... - 2019/09/12 21:59:01.98 7zudcPqGO 96/515

潜水棲息姫が同胞と言うなら私を忘れてないって

171 : 以下、名... - 2019/09/12 22:02:37.36 7zudcPqGO 97/515

潜水棲息姫✕→潜水棲姫○

172 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 22:16:01.03 aEDp1vXHO 98/515

ーー海中

潜水新棲姫『……』

潜水棲姫『そこまでだよ』

潜水新棲姫『お前…どうしてここに』

潜水棲姫『同胞っていうなら私も忘れないで』

潜水新棲姫『……』

潜水棲姫『そっちは武装を持ってないんだから引き返して。レ級を手伝ってあげて』 

潜水新棲姫『だが…』

潜水棲姫『何をしようとしてたのかは分かるから任せておいて。漣に知られたら怒られちゃうよ』

潜水新棲姫『……ありがとう。頼む』

173 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 22:19:55.36 aEDp1vXHO 99/515

ーー

潜水新棲姫「…ふぅ」ザバッ

レ級「潜水棲姫か」

潜水新棲姫「知ってたのか?」  

レ級「お前が潜ってから別の影を見つけたんだ。この状況で考えられるのは潜水棲姫だけだろ」

潜水新棲姫「あいつの協力を無駄にはできない。ワタシはお前を手伝う」
 

レ級「ならあたしは超重力砲に集中する。あいつらの座標を絶えず教えてくれ」

潜水新棲姫「了解した」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

174 : 以下、名... - 2019/09/12 22:23:44.28 BiRTxm8YO 100/515

もう一方の霧はこちらが引きつけると菊月からの通信

176 : 以下、名... - 2019/09/12 22:27:26.89 kQpOcqmEo 101/515

>>174

177 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 22:49:58.53 aEDp1vXHO 102/515

菊月『そこに居るのは提督の所のレ級か』

レ級「誰だ!?」

菊月『こちらは菊月だ。お前の武器ならあの艦娘をやれるな?』

潜水新棲姫「お前達は何をしているんだ?」

菊月『海上に居る二人の霧の艦娘の内、一人を無効化する。その内に一人をやれ』

レ級「こっちもそのつもりだ。どっちをやるんだ?」

菊月『そっちは他に誰かいるのか?』

潜水新棲姫「潜水棲姫が海中に居る。通信は…可能だ」

178 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 22:56:10.42 aEDp1vXHO 103/515

ーー

アケボノ「向こうもあたし達と同じこと考えてたのね」

深海提督「行けそうかアケボノ?」

アケボノ「位置さえわかれぱこっちのものよ。あとは向こうとタイミングを合わせて霧の艦娘を燃やすから」  

深海提督「そうか…なら俺にできることはないか……」
 

アケボノ「あるわよ。名前を呼んで」

深海提督「名前?」  

アケボノ「あたしの名前。クソ提督でもそれくらいできるでしょ!」

深海提督「…曙。遠慮なくやってやれ」

「……わかってるわよ!!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

179 : 以下、名... - 2019/09/12 22:59:21.97 7zudcPqGO 104/515

作戦は成功し、2体は無力化することができた
一方で吹雪と戦闘している艦娘は散り散りに

182 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 23:12:28.41 aEDp1vXHO 105/515

ズズズズズズ……

「霧の奴らは何をしていた!!」

「霧の二名が超重力砲により沈黙!残るは一人です!」

「アレが一人居たところでどうにもならない!」

「もう…ダメだぁぁーーーー!」

「逃げるな!お前まで逃げられると残りは…!」

「××が逃げた!もう終わりだぁ!」

「おい待てお前ら!逃げるのを止めろ!」

183 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 23:15:50.96 aEDp1vXHO 106/515

グチャッ

「か……は…っ……!」  

シズメシズメ…シズメぇ……

「しまっ……た…」  

オォォォォォォ……!

「この私が……ここで…たった一人の……深海…棲艦…に………」

グチャッグチャッグチャッ

「」
 

お…ォォ………

カンムス…!シズメ……!シズメシズメ…!

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

185 : 以下、名... - 2019/09/12 23:23:06.83 kQpOcqmEo 107/515

精鋭ズvs吹雪

187 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 23:39:09.46 XRsuPxiW0 108/515

ーー

潜水新棲姫「大本営に居た艦娘達は散り散りになったようだな」

レ級「未だに吹雪と戦ってる奴と逃げた奴。そしてやられた奴だ」

潜水棲姫「向こうのリーダー的な艦娘がやられてからは逃げた方が多いみたい」

潜水新棲姫「このまま放っておけば共倒れが狙えるんじゃないか?」

レ級「あたしはその方がいいけどな。暁が危険に晒されなくなるのが一番だ」

潜水棲姫「でも菊月達はそうは考えてないんだよね?」

菊月『あの艦娘達は死なせない。捕らえて色々と聞き出すことが多いからな』

188 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/12 23:45:01.77 XRsuPxiW0 109/515

レ級「超重力砲ならアイツらをまとめて処分できる。そうしなくねぇのがお前らならどうにかしろ」

菊月『そのつもりだ。あの艦娘達を吹雪から離す、その一瞬を狙え』

潜水新棲姫「吹雪も死ぬか。整備士と関わると死ぬという仮説は正しかったかもしれないな」  

潜水棲姫「……」   

レ級「吹雪が艦娘ならこうはならなかった。お前が深海棲艦に成り果てたからこうなったんだ」   

潜水新棲姫「レ級、お前がアイツを終わらせてやるんだ」

潜水棲姫「吹雪、もう暴れなくてもいいんだよ…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

189 : 以下、名... - 2019/09/12 23:48:30.97 20kI0F6Io 110/515

吹雪を誘導し神威の能力で離れた瞬間に狙撃を行う

192 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/13 00:01:04.29 mZu5mTq70 111/515

ーー

「このままじゃやられる!」

「これは鬼どころではない、もっとそれ以上の……!」

『全員吹雪から離れて!』

「今の声は!?」

「幻聴にしてははっきりと聞こえたが…」

『逃げないのならお前達も死ぬだけだ。警告はしたからな』

「どうする!?このままやっていても勝ち目は…!」

オオぉぉぉぉ……!

「……各自吹雪から離れろ!!」

「「「っ!!」」」

バシュン

「消えた…!?」

「一体どこに!?」

「……我々はここまでということらしいな」 

193 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/13 00:05:51.68 mZu5mTq70 112/515

ゴ…ぁ……?

潜水新棲姫「この距離なら外さないな?」   

レ級「バーカ地球の裏側に居ても当ててやるよ」

潜水棲姫「せめて…安らかに」 

ギギ…ぃ……

潜水新棲姫「やれ、レ級」

レ級「……じゃあな」

ズォォォォォォォォォッ

ぎ…ギギギ………

ブチュン

潜水棲姫「消えた…」   

潜水新棲姫「跡形も無く消え去ったか」

レ級「…帰るぞ、もうここに用は無い」

194 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/13 00:08:49.77 mZu5mTq70 113/515

ーーーー

「……」

「ここは……?」

「私は…一体どうなって……?」  

「そもそも私は何をしてたんですか…?司令官はどこに……」
     

ズゥゥゥン…

「この扉…なんでしょうか?凄く大きい扉ですね……」 
 

「…扉はどうでもいいんです。司令官は何処に行ってしまったんでしょう……」

196 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/13 00:13:47.99 mZu5mTq70 114/515

「そもそもここはどこなんですか?いつのもアジトじゃないし…」  

「この扉の向こうに司令官が……?」

「こんな大きな扉、開くんでしょうか……」ギッ

「…………」

「……」

「あはは」   

「私、全て分かっちゃました。この扉に触れたからですよね?」

「そうか、私……」
  

「あは、あははは…」

「あははははははははははははははははははは!」

「まさか私の前にこの扉が現れるなんて!やっぱり司令官は間違ってなかった!救世主だ!神様だったんだ!!」

198 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/13 00:17:33.37 mZu5mTq70 115/515

「でも司令官は死んじゃったんです。誰かに殺されちゃったんですよね?」   

「私じゃない私じゃない私じゃない私じゃない」

「…司令官の居ない世界なんていりません」

「私が望むのは……」

「この世界の終わり」

「私が終わらせる」

「全て……この手で!!」

「富士!八島!お前達の力も寄越せぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

ギィィィィィィィィィィ…

200 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/13 00:21:19.01 mZu5mTq70 116/515

ーー

ズズズズズズッ

潜水新棲姫「なんだ地震か?」

潜水棲姫「違う、こんな揺れは地震じゃない」

レ級「な、なんだよあれ……」

ゴボッゴボボ……

潜水新棲姫「泡…?」

潜水棲姫「酸素が含まれてる泡だ。しかもこんな大きな泡…?」   

レ級「…今すぐここから逃げるぞ」

潜水新棲姫「なに?」

レ級「いいから早く!!死ぬぞ!!」

潜水棲姫「!!!!」

201 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/13 00:24:37.40 mZu5mTq70 117/515

ーー

菊月「お前達の話はあとでじっくりと聞かせてもらう」

「「「……」」」

「貴様らは艦娘として…」
 

シュルルッ

「なにっ!?」

「ぎゃっ!!」

菊月「海から触手だと!?」  
 

「霧の艦娘が捕まって海中に引き摺り込まれた!」   

「あれはもう…助からない」

「それよりあの触手はなんだ?」

「あれと同じものをどこかで見たような……」

202 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/13 00:27:36.23 mZu5mTq70 118/515

ゴボッゴボッゴボボ……

「な、なによ…どういうことなのよ!?」

菊月「これは……」   

オオォォォォン…

「深海棲艦の成虫…!」

「もう一匹居たのか!?」

「おい見てみろ!私達の仲間の死体を触手で体内に取り込んでいるぞ!」

「どうするのよ菊月!!」

菊月「これは……私は夢を見ているのか…………?」   

ーー

218 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 19:08:34.63 OH6G5uIl0 119/515

ーー

龍驤「大本営の海域内に突如深海棲艦の成虫が現れしもた。菊月らの話によると海中から突如姿を現したらしいわ」

龍驤「海中に繭があった記録は無い。ずっと海底におってここまで移動してきたとか色んな説明はできるけどそうやないやろ」

龍驤「レ級が吹雪を吹き飛ばした直後にあの成虫が現れた。何も証拠はないけどこれが関係しとるのは間違いないな」

龍驤「あの成虫は海月姫と一緒におるあの子とは違う。むしろこっちが本来の姿なんやろうな」

龍驤「確認できとるだけで何人もの艦娘を体内に吸収しとる。ほんでその吸収した艦娘の力を自分のものにしとるみたいや」

龍驤「霧の艦娘を取り込んだ影響であの成虫の周りにはフィールドが生成されとる。これのせいで全ての兵器が通用せぇへんねん」

龍驤「それだけやない、空母の艦娘を取り込んだ影響で艦載機のようなもんを飛ばしとる」

龍驤「戦艦の艦娘も取り込んだみたいやな、とてつもない口径の主砲も確認できとる」

提督「……」

219 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 19:14:14.87 OH6G5uIl0 120/515

龍驤「一つだけ幸いなのが本格的な攻撃が無いってことや。攻撃姿勢をとったと思ったら沖の方に進路を取って、暫くしたらまた攻撃姿勢を取る」

龍驤「その行き先も不明や。西へ東へ迷走しとるみたいで目的地がはっきりせぇへん」

龍驤「同じ個体やのに正反対の行動を取っとる。まるで中身がころころ入れ替わっとるみたいや…」

提督「…あの成虫を放置していればこの国や世界に被害が出る。どうにかして無害化しなければならない」

龍驤「とりあえず皆で迎撃に向かったけど結果は良くない。むしろこっちが大破中破を繰り返しとる」

提督「有効な攻撃方法が分からなくともやるしかない。それしかないんだ…!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

220 : 以下、名... - 2019/09/14 19:16:23.97 pbOjR6ufO 121/515

菊月達は誰かが扉を開いたことに気づいている

223 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 19:29:01.51 OH6G5uIl0 122/515

ーー

菊月「あの成虫には富士が関わっている。成虫が姿を現した時、富士守りに違和感を覚えたからだ」

菊月「あれの中身には富士が居る。あの成虫を使って人間を滅ぼうとしているんだな」

菊月「そう思ったんだが…それだとあの成虫の行動には疑問が残る。なぜ攻撃と逃走を繰り返しているんだ?」

菊月「富士が攻撃をしようとしているのなら、ここから遠ざけようとしているのはなんだ?他に誰かいるというのか?」

菊月「あれの中身に吹雪は居ない、あの時の状況から考えて吹雪が扉を開けたはず。扉を開けたものの願いは叶うことはない」

菊月「吹雪は破壊や破滅を願った。その結果深海棲艦の成虫が現れたと考えていい」

菊月「…誰だ?あの中には誰がいる」

224 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 19:32:53.42 OH6G5uIl0 123/515

望月「菊月、行くよ。あれの目的地が分かった」

菊月「まだ進路が定まっていないのにか?」

望月「あたしの能力舐めないでよね~っと」

「あいつは沖ノ鳥海域を目指してるんですって」

望月「あそこには何があるか知ってるでしょ?」

菊月「……核兵器の処分施設」

望月「大本営が持ってた核ミサイルもあそこに運ばれてる。それを吸収しようとしてるね」

菊月「行くぞ、あれを放置していれば司令官にも危険が及ぶ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

227 : 以下、名... - 2019/09/14 19:47:02.90 n+NpbKxvo 124/515

だんだん進んでいるもののやはりフラフラとしている成虫

229 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 20:03:30.22 OH6G5uIl0 125/515

ーー

龍驤「菊月から緊急の通信があって、その内容は成虫が沖ノ鳥海域に向かってるって話やった」

龍驤「成虫は未だにフラフラしとるけど、確かに沖ノ鳥の方に向かってはおる。菊月の情報やから間違いは無いはずや」

龍驤「司令官、ウチも向かうわ。戦力は一人でも多い方がええはずや」

提督「龍驤……」

龍驤「心配せんでも大丈夫や。皆もおるし危なくなったらすぐに戻ってくる」

龍驤「司令官は横須賀の鎮守府に向かってやられた子らの入渠とかの指示を頼むで」

龍驤「幹部さんが横須賀の鎮守府をなんとか運用できるように手配してくれてあったんや。ほんまにあの人はやるときはやってくれるみたいやね」

230 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 20:07:10.00 OH6G5uIl0 126/515

提督「……龍驤」ダキッ

龍驤「…向こうで無事に合流しよな。約束や」

提督「あぁ……」

龍驤「司令官のおる所にウチは戻ってくる。例え死んでも戻ってくるで!」

提督「駄目だ、死ぬな……!!」ギュゥゥ

龍驤「…死なへんよ。だから離して?」

提督「……」スッ

龍驤「司令官の為にウチは戦う、この国とかその辺はおまけやね。せやから安心して待っててな!」

提督「……龍驤」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

232 : 以下、名... - 2019/09/14 20:10:51.65 pbOjR6ufO 127/515

現地では手の出しようがなくて攻めあぐねている

235 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 20:26:38.60 OH6G5uIl0 128/515

ーー海上

龍驤「状況はどうや!?」

朝霜「打つ手なしってところだな」

皐月「こっちの攻撃は当たらないし、近付き過ぎるとやられちゃうし…」

多摩「攻めあぐねるとはこの事か」

神通「由良さんと川内さんが接近戦を試みたようなんですが…逆にやられてしまいました…」

龍驤「由良をもってしても無理なんか……」

雲龍「艦載機を出してもダメ。全て落とされてしまったわ」

龍驤「どないすればええんや……」

236 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 20:30:17.98 OH6G5uIl0 129/515

加賀「無駄だと分かってても攻撃するしかないわよ」

瑞鶴「そうよ!全て撃ち尽くしても横須賀には大量の資材があるんだから!」

アイオワ「全員でハッピーエンドを迎えるのよ!」

加古「撃って撃って撃ちまくってやるー!」

龍驤「…そうや、諦めたらそこで終わる。ウチらは諦めへんで!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

239 : 以下、名... - 2019/09/14 20:36:14.81 lPClq0GDO 130/515

成虫を倒せないのならまずは目的の物をどうにかすればいいとレ級が狙う

241 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 20:43:17.51 OH6G5uIl0 131/515

『皆聞こえる!?』ザザザッ

龍驤「暁!?どこにおるんや!?」

『沖ノ鳥海域の近く、レ級と一緒よ!』

「早く戻ってくるんだ!そこには成虫が向かっているんだよ!」

『知ってるわ、だからこそなのよ』

那智「何か考えがあってのことだな?」

『あの成虫は核を狙ってるのよね?ならそれを破壊すればいいってレ級が言ったの!』

清霜「確かにそうかもしれないけど…」

「そんなの危険過ぎます!」

242 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 20:49:48.35 OH6G5uIl0 132/515

金剛「もっと遠くから狙えまセンか?」

『あの成虫が邪魔なの。フィールドが物凄く範囲が広くて、ここからじゃないと届かないの』

葛城「レ級で破壊できたとして、その後どうするのよ!?」

『……』

「まさか…」

「やめて暁!!そんなの誰も望んでないわ!」

『覚悟はできたわ。だから私はレ級とここに居るの』

龍驤「早まったらあかん!もっと他に方法があるはずや!」

『ほんとはね、もっと成虫が近付いてから核を撃って誘爆させようとしたの。でもあのフィールドは核くらい防ぐんだって』

「やめてくれ!暁まで死ぬ必要は無い!!」

『…五分後にレ級が核施設を撃ち抜くわ。それまでに皆は海上から離れてて』ブツッ

「ちょっと暁、暁!!」

「通信が切れてしまったのです……」

243 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 20:57:18.96 OH6G5uIl0 133/515

レ級「…やっぱり暁はここに居るべきじゃない」

「まだ言うの?私はどんな時もレ級とは一緒なのよ」

レ級「でも……」

「この状況で核を破壊できるのはレ級だけ。成虫がここに来てるなら核を破壊するしかないの」

レ級「……」

「うまくいけば誘爆させないで核を撃ち抜けるかもしれないんでしょ?」

レ級「…あの施設の地下にあるのは分かってる。それしか分かってねぇから正確に撃ち抜けるかわかんねぇんだ」

「針に糸を通すより難しいのよね」

レ級「カスったら終わりだ。少しの狂いもなく核に当てないといけねぇ」

「レ級ならできるわ、信じてる」

レ級「…暁、キ……」

「んっ」チュッ

レ級「……」

「勇気出た?」

レ級「…ああ、やってやる!!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

246 : 以下、名... - 2019/09/14 21:04:18.05 7VKAZ40uo 134/515

吹雪とヤの付くアイツと、入れるなら富士さんのパート

247 : 以下、名... - 2019/09/14 21:05:12.64 wcbD6lOqO 135/515

>>246

249 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 21:14:49.91 OH6G5uIl0 136/515

ーーーー

八島「いい加減諦めたら、お姉ちゃん?」

富士「まだ…よ………」

八島「そういう諦めの悪い所嫌いだな。まぁ最初から好きでもなんでもないけどね!!」

富士「う…ぐぅぅ……!」

八島「ほ~らほら、気を抜くとあたしがこの成虫乗っ取っちゃうよ~?」

富士「貴女は……!」

八島「いや~まさかの大逆転だよね。流石にあの時みたいな力は無いけどそれでも十分だし」

八島「>>55よくあたしの名前を出してれたね。お陰であたしの勝利が確定したの!!」

八島「あれほど名前を呼ぶなって言われてたのに!お前は!あたしの名前を!書き込んだ!!」

八島「きひひひひひ!!…っといけないいけない。愚姉の笑い方がうつってきちゃったよ。こんなの似たくないのにな…」

富士「ぅ……あ…」

250 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 21:20:25.45 OH6G5uIl0 137/515

八島「なんでお姉ちゃんはあたしに抵抗するの?そもそも菊月達に扉を開かせたのは人間共に復讐する為でしょ?」

富士「ぁ……ぅ…」

八島「この成虫を使えば人間は好きなだけ殺せるし、艦娘も深海棲艦もぜーんぶ殺せる」

八島「この子に足りないものは核くらい。だからそれを補充しに沖ノ鳥に向かってるわけだけど…いい加減邪魔しないでくれない?」

富士「……ぃ…や…」

八島「はぁ…もういいや。お姉ちゃんを消してまずはちまちま攻撃してきてる艦娘達を捻り潰しておこっと!」

富士「ゃ……め…」

八島「さよならお姉ちゃん。永遠にお別れだね」ガシッ

富士「ぅ……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

251 : 以下、名... - 2019/09/14 21:21:35.92 pbOjR6ufO 138/515

レ級が核の完全破壊に成功

256 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 21:36:54.19 OH6G5uIl0 139/515

ーー

青葉「沖ノ鳥海域にて爆発を確認しました!」チャキッ

秋雲「こっちも確認したよ~」カチャッ

龍驤「爆発を……確認…」

青葉「爆煙の大きさから想定するに、核爆発だと推定されます!」

秋雲「ありゃ沖ノ鳥にあった核ミサイル全部爆発したっぽいね~」

「暁……」
 

「あぁぁ……」フラッ

「そんな…………」

258 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 21:40:06.98 OH6G5uIl0 140/515

山城「悲しむのは終わってからにしなさい。成虫に動きがあるわよ」

ポーラ「こちらを向いて攻撃姿勢を取り込ました~!」

名取「撃」

Y朝潮「第六駆逐隊動きなさい!やらなければやられます!」

龍驤「…ウチらが引くわけにはいかん。艦載機も全部出すで!!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

226 : 以下、名... - 2019/09/14 19:45:51.42 JU+oat36o 141/515

伝説翔鶴が足止めを試みている

262 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 21:53:07.36 OH6G5uIl0 142/515

ーー

A翔鶴「中身は違うようだけどあなたと同じものは前に戦ったことがあるのよ」

オォォォォ…

A翔鶴「艦載機のなり損ないを飛ばしても無駄、私には通用しないわよ。次は私の番…!」シュバッ

グォ…オォォォォォォ…

A翔鶴「…これだけ近付いても無理なのね。このフィールドは硬いとかそういうものじゃない」

A翔鶴「全ての攻撃を受け付けない……破壊する方法はあるの?」

A翔鶴「もし無いのだとするなら……どうすることもできない…」

263 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 21:55:54.18 OH6G5uIl0 143/515

荒潮「諦めるのは早いわ~」ゴソゴソ

A翔鶴「乗り心地はどうだったかしら?」

荒潮「悪くはないわね~」

A翔鶴「誰かを乗せてこんな上空を飛んだことがなかったから自信はなかったけど、それなら良かったわ」

荒潮「ここまでありがとう~あとは私に任せておいて~」

A翔鶴「本当にいいのね?ここから貴女を成虫に向かって落とすわよ?」

荒潮「もちろんよ~」

A翔鶴「…何か考えがあるのよね。貴女を信じるわ」

荒潮「うふふ~行ってくるわね~~」バッ

264 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 22:04:56.22 nEjuGavwO 144/515

ヒュゥゥゥゥ…

荒潮「菊月も曙も望月も。みんな自分の能力を理解してその力を高めていったわ」

荒潮「私の能力は死に戻り。私が死んだ時点で時間が巻き戻って私が死ぬという結果が無くなるの」

荒潮「死ぬという前提があるけど、私は時に干渉できるのよ」

荒潮「…みんなの能力が覚醒していく中で、私だけ何も強化されないと思ってたかしら?でもそんなことはなかったのよ」

荒潮「私は一度だけ力を使ったのだけど、気付いたかしら?」

荒潮「…あらぁ、私ったら誰に話しかけてたのかしら」

荒潮「さて、成虫さ~ん、こっちを見てぇ~~」

ゴオォォォォ…!

荒潮「うふふ~~時 間 よ 止 ま り な さ い」

カチッ

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

266 : 以下、名... - 2019/09/14 22:09:50.58 7VKAZ40uo 145/515

名前を言ってはいけないヤ「ああうっとおしい……どうせ消えるのにゴミ共が……」
この隙に:暁…レ級…最後に少しだけ助けてちょうだい…ごめんなさいね…
二人、ゴスロリの幼女と対峙

268 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 22:32:16.31 nEjuGavwO 146/515

ーーーー

八島「ちっ、核が無くなった……あぁうっとおしい、どうせ消えるのにゴミ共が……」

レ級「何がゴミ共なんだ?」

八島「あぁぁ!?」

「貴女がこの成虫の中で悪さをしてたのね!」

八島「どうやってここまで来た?たかが艦娘と深海棲艦が来れる場所じゃないんだけど?」

レ級「頼まれからな」

「少しだけ助けてちょうだいって。あの人に頼まれたの!」

八島「あのクズ……大人しく死んでればいいものを……」

レ級「ゴスロリ女、暴れるのもいい加減にしろ」

八島「黙れ、あたしを何だと思ってる」

269 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 22:41:48.11 nEjuGavwO 147/515

「貴女は私より小さい子どもだけど容赦しないわよ!」

八島「はぁ?たかが艦娘が何ができるって?」

レ級「確かにあたしと暁だけじゃ無理だ」

「でもそうじゃないもの」

八島「もういいから。いい加減うざったいからもう死んで」ズズズッ

レ級「…あいつの言った通りだったな」

「私達をここまで連れてきてくれただけあったわね」

八島「あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

レ級「ゴスロリ女の左側が無くなったな」

270 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 22:47:17.88 nEjuGavwO 148/515

ドォォォォォォォォォンッ!!

龍驤「な、なんや!?」

飛鷹「成虫が爆発したの!?」

卯月「物凄い爆発だっぴょん!!成虫の左半分が吹き飛んでるっぴょん!!」

叢雲「フィールドの内側で爆発が起こってる、どうして?」

黒潮「理由なんかどうでもええねん!今がチャンスや!」

不知火「フィールドが消えていく……!!」

271 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 22:53:30.24 nEjuGavwO 149/515

ーーーー

八島「何を……した…あたしに…何を……!」

レ級「さぁな、あたしにはわかんねぇよ」

「でもあの人は言ってたわ。私のせいで苦しめてしまった子達がやってくれるって」

八島「あいつ…か……!よく…も………!」

「貴女が消えてしまえばこの成虫も止まるのよね」

レ級「あたしと暁ならできないことなんで無い!」

八島「クズ……共…が……!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

272 : 以下、名... - 2019/09/14 22:55:38.96 EXhWt4wnO 150/515

深海吹雪を依り代に抵抗するYと
白暁の姿でフィールドを貼りつつ防御担当の暁、攻撃担当のレ級で戦う

275 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 23:17:48.50 WVkxKF8+0 151/515

八島「吹雪…あたしを呼んだ……責任を…取れ……!」

……

八島「な…に……!?」

無理よ。あの子が扉を開いたのだからここには来れない

八島「黙れ……!」

「ここでならあの力を使えそう。レ級は私が守るわ!」

レ級「任せたぞ暁!」

八島「この……クズ共がぁぁぁぁぁぁぁ!!」ゴァッ

「そんなの効かないわよ!」パキィン

レ級「お返しだ!」バキッ

八島「ご……ば…っ……!」

276 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 23:22:21.00 WVkxKF8+0 152/515

「なんで……あたしは…神…それ以上の……!」

確かに私は貴女に負けた。その結果は覆らないの

でもね、気付いてる?さっきから貴女の名前は一度も呼ばれていないのよ

名前を言ってはいけないY「!!」

「私は」貴女に勝てない。じゃあ他の誰かならどうかしら?

Y「やめろ……!あたしの名前を…呼べ……!」

レ級「どうした、もう終わりか!!」ドゴッ

Y「が……ぁぁぁ………!!」

「レ級、今よ!」

レ級「おぉぉぉぉぉ!!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

277 : 以下、名... - 2019/09/14 23:24:12.84 pbOjR6ufO 153/515

成虫は崩壊して消え去る
そこから暁とレ級が戻ってくる

281 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 23:47:54.85 WVkxKF8+0 154/515

グチャッ

「お…ぉぉ……」  

…ありがとう二人共。これで成虫の脅威は去るわ

「これでよかったの?あの子、貴女の妹なのよね?」  

こうするしか無かったの。あの子は力に溺れてしまった

レ級「やったあたしが言うのもなんだけど、他に方法は無かったのか?」

あったらこうはなってなかった。私もできるなら助けてあげたかった…

「そう……」

貴女達を巻き込んでしまってごめんなさい、本当なら死ぬ必要なんてなかったの。けどあの子を倒すには貴女達の協力が必要だった…

レ級「今更謝られてもな。それにただで死ぬつもりはねぇって」

え……?

「この成虫の中でナノマテリアルが複製されていたの。あれだけ巨大なフィールドを展開してたんだから凄い量があるわよ!」 

レ級「それをあたしと暁。二人くらいなら再現できる」

ふ…うふふふ……本当に貴女達は想像を遥かに越えてくるわね…

「成虫が崩れてく…レ級、早く!」

レ級「よし、あたしに任せろ!」

これでもう安心……私はもう…思い残すことも無い………

283 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 23:53:37.45 WVkxKF8+0 155/515

ーー

ドドドドド……

翔鶴「見て!成虫が崩れていくわ!」

龍驤「あの爆発が効いたんか?それにしては時間差があったけど…」

榛名「やったんですね!榛名達は勝ったんですね!」 

村雨「油断しないで!何か影が見える!」
 

白露「あれは…人型。艦娘?それとも……」

春雨「あ…………!」 

「あのシルエットは…」

「暁ちゃん!暁ちゃんなのです!!」

「待って、近付くと危ないわよ!」

284 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/14 23:59:05.86 WVkxKF8+0 156/515

「……」 

大井「暁でいいの?見た目は随分と違うようだけど」

球磨「全身真っ白で変な模様も浮かんでるクマ」 

レ級「それは霧のマークだ。ナノマテリアルで体を再現したからあたしの体にも浮かんでる」 

「暁ちゃんっ!!」ダキッ

「みんな…ただいま!!」

「うぅ……暁っ!!」

「心配かけて、許さないんだから!」

ガングート「どういうことが起こって何があったのか。詳しく説明してもらうぞ」

レ級「そのつもりだ、でも今は再会を喜びあう時だろ?」

龍驤「…そうやね、よぉ帰ってきたでレ級!」

ーー

285 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/15 00:05:02.53 a/uT8RGc0 157/515

ーー

ゴウゥゥン…

富士「……ここは大本営の一番ドック。私が建造されなかった曰く付きの建造ドック」

富士「……」ニギニギ

富士「確かに体がある。でも一体どうして?」  

富士「……ナノマテリアル。あれが影響したの?」 

富士「暁とレ級の体を再現しても有り余ったナノマテリアルが建造ドックに作用して私が造られた……」

富士「や……あの子が沈んだのはここからは遠かったはず。それなのに何故?」 

富士「分からない……けど体ができたのならやることは一つ。あの子達の所に向かわないと…」 

富士「始まったのなら…いつか終わりはくるのよ……」

ーー

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