【関連】
【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その9【安価】(4)

673 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 20:17:53.07 2mn209I20 310/475

ーー

朝霜「横須賀に行く連中は荷物をまとめ始めてるみたいだな」

龍驤「そうやね、ここに残る子もおるみたいやけど半分以上は向こうに行くことになりそうやし」

「朝霜さんも勿論ご主人様についてきますよね?」

朝霜「当たり前だろ、パパとママがいる所にあたいが居ないわけがねぇ」

龍驤「朝霜は大事な娘やからな、置いていくって選択肢はないで」

朝霜「そう言ってくれるのが何よりも嬉しいぜママ」

674 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 20:24:37.58 2mn209I20 311/475

朝霜「ってあたいはこんな話しに来たんじゃねえんだよ。もっと大事な用があんだ」

「なんでしょう?」

朝霜「横須賀に行っても秘書艦はママ…龍驤さんの予定だよな」

龍驤「周りからは反対されとるけど、司令官はそう考えてるみたいやで」

「漣は反対ですよ」

朝霜「司令の気持ちは分かるし漣が言ってることは間違ってねぇ。確かなのはどっちも納得する案がねえってことだ」

龍驤「朝霜やったらどうにかできるっていうん?」

朝霜「まぁな、あたいも想像してなかったことが起きたってことだ」

「その話、じっくり聞かせて下さい」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなど

675 : 以下、名... - 2019/09/01 20:43:25.91 U1HRX7wvo 312/475

起きたことの詳細を話す朝霜

681 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 20:55:50.60 2mn209I20 313/475

朝霜「これを見てみろ」パサッ

「これは…?」

龍驤「朝霜と皐月との演習結果か…どれ見てみよか」スッ

朝霜「あたいは特務艦として強さにも誇りを持ってた。白露達とタイマンやっても勝つ自信はあったんだよ」

龍驤「これ…ほんまなんか?」

朝霜「嘘つく理由がねぇよ、あたいは皐月にボコボコにされたんだ」

682 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 21:08:42.44 2mn209I20 314/475

ーー執務室

皐月「司令官…」

提督「……」

朝霜「いっとくけどあたいは手加減してねぇぜ、真面目にやってこれだ」

「突然強くなった理由とかあるんですかね?」

朝霜「強いて言うならそういう素質があったってことなんだろうな。野球で例えるならコントロールは練習すれば上手くなるけどよ、投げる球の速さは才能だ」

龍驤「皐月は指輪を渡されとるから限界突破はしとった。条件は満たしとったわけやな」

朝霜「司令、横須賀での秘書艦は皐月にやらせるべきだ。ここで一番強いやつが秘書艦なら誰も文句は言わねぇだろ」

朝霜「これが全員納得する案だ。龍驤さんも守れるしこの鎮守府の威厳も保たれる」

提督「安価」 

下1~3高コンマ 提督の台詞を

683 : 以下、名... - 2019/09/01 21:10:18.00 cepnjxgLo 315/475

皐月はどう思う?

686 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 21:26:30.45 2mn209I20 316/475

提督「皐月はどう思う?」

皐月「僕は……」

朝霜「待てよ司令、ここは皐月に聞く所じゃねぇだろ」

「本人の意志も尊重しなければなりませんが、まずはご主人様の意見を伺いたいです」

龍驤「その前にウチも意見言うてええかな?」

朝霜「いいぜ、言ってみてくれ」

龍驤「ウチはな、横須賀での秘書艦は朝霜にやってもらおうと思ってたんや」

687 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 21:38:23.04 2mn209I20 317/475

龍驤「朝霜が嫌やって言うなら白露らの誰か。特務艦の誰かに頼もうと思っててん」

皐月「どうして!?秘書艦は龍驤さんしか居ないよ!」

龍驤「横須賀鎮守府は新大本営の顔になるわけや。その秘書艦が欠損有りっちゅうのは印象が悪い」

提督「龍驤は…」
 

龍驤「分かってるよ、キミは優しいからそんなん気にすんなって言うてくれるでな。でもそれだけや無いねん、ウチは過去に過ちを犯しとる」

「それって…」

龍驤「男遊びしとったウチが悪いんや。由良が教えてくれたんやけど、どうやらウチの過去が週刊誌とかマスコミにバレたらしいわ」

龍驤「そんな艦娘が秘書艦なんかできへん。皐月がやるっていうんやったら反対はせぇへんよ」

提督「龍驤…」  

龍驤「こんなウチをずっと秘書艦にしてくれてありがとうな。これからは形は変わるけど、キミを支えるのには変わりないからこれからもよろしくな」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

688 : 以下、名... - 2019/09/01 21:41:38.96 AYlj6M1RO 318/475

皐月が僕かやるよと引き受ける

691 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 22:07:04.56 2mn209I20 319/475

皐月「…わかった、秘書艦は僕がやる」

朝霜「よし、それで決定だ。文句はねぇな司令?」  

提督「……」

朝霜「沈黙は肯定と取るからな。オッサンに連絡しとくぞ」

「皐月さんは漣についてきてくれますか?」

皐月「でも、司令官と…」

「いいから行きますよ」

皐月「……」ガチャッ

692 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 22:19:21.96 2mn209I20 320/475

龍驤「二人っきりにしてくれたんやね。漣もほんまは優しい子なんや」 

提督「…本当にいいのか?」

龍驤「嫌に決まってるやん、嫌で嫌で仕方ないよ。でもこれしかないんや」  

龍驤「全部ウチが悪いんや、因果応報はあるんやね」

提督「龍驤…」

龍驤「あの子に関してはある程度乗り越えたもんはあるよ。けどそれ以外にもウチは色々と抱えてる」

龍驤「司令官、もしマスコミとか記者にウチとの関係聞かれたらただの艦娘やって言うとくから。これは皆の為でもあんねん」

龍驤「そんな嘘はつきたくないよ。けど…それしかないから……」ポロッ

提督「安価」

下1~3高コンマ 提督の台詞やその他起こったことなどを

696 : 以下、名... - 2019/09/01 22:28:56.76 U1HRX7wvo 321/475

どんな過去があっても俺は受け入れてる、それが全てだ
この事についてだけは他の誰にも文句は言わせない

697 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 22:49:06.55 2mn209I20 322/475

提督「どんな過去があっても俺は受け入れてる、それが全てだ。この事は他の誰にも文句は言わせない」

龍驤「ひっ…ひぃ……」ポロポロ

提督「世界を敵に回しても龍驤を守る。その為なら提督という立場だって捨てる覚悟はしているんだ」

龍驤「ありがとう、ありがとうな……」グスッ

提督「龍驤…大好きだからな」ギュッ

龍驤「う…ううう~~…!」

699 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 22:56:06.27 2mn209I20 323/475

ーー演習場

「まさか私の力を使ってでも勝てないとはな」

朝霜「だから言っただろ、皐月の強さは段違いだ」

皐月「重巡棲姫にも勝てるだなんて…」

朝霜「お前はいい加減自分の強さを自覚しろ。いつまでもそんなんじゃ困るんだよ」

皐月「そんなこと言われたって!少し前まではちょっと強いくらいだったのに急に強くなっても困るよ!」

「なら由良とタイマンしてみたらどうだ」

朝霜「忍術を使わねぇならもしかしたら勝つかもな」

皐月「由良さんとぉ…?」

「言ったのは私だが由良の相手をするのは面倒だな」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

700 : 以下、名... - 2019/09/01 23:00:38.10 cepnjxgLo 324/475

由良「いやよ。壊すくらいで行かないとダメだから。――皐月、心当たりは本当にない?」

701 : 以下、名... - 2019/09/01 23:03:09.99 D9zfI+lDO 325/475

>>700

703 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 23:15:48.37 2mn209I20 326/475

ーー

由良「無理、壊すくらいで行かないとダメだから」

朝霜「味方を壊そうとしてんじゃねぇよ」

由良「皐月、心当たりは本当にない?」

皐月「……」

「その反応は何かあるな」 

皐月「オッパイ…」

由良「…」ブンッ

皐月「……」ヒュッ

「由良のノーモーション攻撃をかわしたぞ」

朝霜「な?今までの皐月ならかわせるわけなかったんだよ」

704 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 23:23:37.50 2mn209I20 327/475

由良「…貴女ね」

皐月「我慢…できなくて」

由良「来なさい」 

「おい、演習は壊すからやめるんじゃなかったのか?」

由良「黙りなさい深海棲艦」

「……」  

朝霜「皐月、まさかお前……」

皐月「あのね…由良さんの体って少し興味あったんだ。深海棲艦が混ざった体…オッパイってどうなってるのかなって…」

由良「早く」

皐月「行って…くるね…」

「…無事に帰ってこいよ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

705 : 以下、名... - 2019/09/01 23:28:22.79 wGdit/9YO 328/475

決着がつかずノーサイドに
すごかったぁ…と帰ってくる皐月

710 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/01 23:57:19.56 2mn209I20 329/475

ーー

「決着がつかないとはな」

朝霜「由良の攻撃も凄ぇけど皐月の回避も中々だな」

「回避術は初雪に習ったとか聞いたことあるぞ」

朝霜「しかし胸をいじくり回されただけで怒るとは以外だな。由良も操を立てる事に拘るとは思わなかった」

「なんだそれ」

朝霜「操を立てるっていうのなは、女が貞…」

由良「聞こえてるのよ」ズオッ

朝霜「オッ!!」バキッ

由良「皐月」

由良「次は無いわよ」

皐月「はい…」

「命知らずの行動は控えるべきだぞ」

皐月「うん…よーくわかったよ」

ーー

717 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 19:46:15.92 SbIr/6PT0 330/475

ーー

「……」

榛名「どうしましたか霞ちゃん?」

「お姉さま…」

榛名「榛名でよければ力になりますよ?」

「いくらお姉さまでもこれは無理よ…」

榛名「一体何があったんですか?」

「横須賀にビニールハウスを建てるつもりだったんだけど、向こうの土が薬草を育てるのに適さなかったのよ…」

榛名「この前朝霜さんに土のサンプルを持って帰ってもらった結果が出たんですね」

「あそこの土は固すぎるし水捌けも…これじゃあ薬草が一切育たないわ」

718 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 19:49:50.34 SbIr/6PT0 331/475

榛名「こっちの土を運ぶのは無理なんですか?」

「確かにそうすれば大丈夫かもしれないわ。でも何か緊急事態があったら対象できないのよ」

「これまでも何度かここのビニールハウスに被害が出たことがあったわよね?」

榛名「そういえばそうでしたね…」

「薬草が無いと司令官や龍驤さんの薬が…」

榛名「この鎮守府にとって死活問題になってしまいます」

「どうにかしないといけないのに、何も思い付かないのよ…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

720 : 以下、名... - 2019/09/03 19:57:45.09 R6WenyLDO 332/475

向こうの土壌を改良出来ないか金剛に相談する榛名

721 : 以下、名... - 2019/09/03 20:00:24.91 er49IUj9o 333/475

>>720

722 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 20:12:30.55 SbIr/6PT0 334/475

ーー

金剛「土壌の改良デスか…」

榛名「霞ちゃんが困っているんです。それに薬草の育成はこの鎮守府にとって最重要事項です」

金剛「それは分かっていマスが難しいデスね」

榛名「どうしてですか?」  

金剛「新生大本営には予算に余裕がありまセン。いくら幹部さんが重役になったと言えども、土壌改良に予算を回してもらうわけにはいきまセン」

金剛「私が所属している団体でも無理だと思いマス。そもそもそういう知識もありまセン」

723 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 20:19:05.40 SbIr/6PT0 335/475

金剛「力を借りることはできまセンが、榛名がやればいいんデスよ!」

榛名「できるのならそうしています。ですが…その……」

金剛「ン~?」

榛名「…戦艦が出撃もせず土いじりをしているというのは、マスコミの餌だと言っていました」

金剛「オォウ……そうかもしれまセンね」

榛名「霞ちゃんはネットをよくチェックしています。榛名達が面白おかしくネット記事に書かれているのも知ってるみたいなんです」

金剛「週刊誌やマスコミなんて無視すれば良いんデスよ」

榛名「燃えると分かっている火種を起こす必要はありません…」

金剛「ンンン…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

727 : 以下、名... - 2019/09/03 20:33:19.62 jFAjcdYO0 336/475

>>719

719 : 以下、名... - 2019/09/03 19:56:04.48 thrVxq4mO 337/475

横須賀の近くの鎮守府でそういうのに向いてる土地がないか、特務艦の皆さんに聞いてみましょう

729 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 20:42:34.62 SbIr/6PT0 338/475

ーー

榛名「…という事情があるんです。横須賀の近くにいい土地はありませんか?」

白露「どう、皆知ってる?」

村雨「私は知らないわね…」

駆逐水鬼「春雨はどう?あの辺りのホテルなら行き尽くしてるでしょ?」 

春雨「ホテルの周りにはそんな土地はありませんね…」

朝霜「あたいもピンとこねぇな。海の周りのことなら知ってんだけど、陸地の方となると疎いな」

榛名「そうですか…」

730 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 20:50:54.60 SbIr/6PT0 339/475

白露「そっか、知ってるのはあたしだけかぁ…」

榛名「ご存知なんですか!?」

白露「うん、横須賀から少し離れた所にあるお爺さんがいるんだけど、畑を売りたいなって言ってたの」

村雨「じゃあその土地を使わせてもらえばいいんじゃないの?」

白露「それが貸す気はないって言ってるの。手続きとか色々面倒だから買い手を探してるんだって」

駆逐水鬼「その辺は幹部さんに相談すればいいんじゃないかな」

朝霜「ならあたいからオッサンに伝えとく」

春雨「ここの提督にも伝えておいた方がいいですよね」

榛名「特務艦の皆さんに相談してよかったです…!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

733 : 以下、名... - 2019/09/03 21:01:41.64 s6Pwd3Vc0 340/475

幹部さんに相談した結果 和平派の予算から購入に足りない分だけ出してもらえることになった 対価は新鎮守府の名声を不動のものとする事になった

734 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 21:18:04.74 SbIr/6PT0 341/475

ーー

幹部『提督君、畑の件はこちらでなんとかできそうだ。これで霞君の心配は無くなるよ』

提督「ありがとうございます」

幹部『ただの畑とはいっても横須賀近くある土地だ、それなりに金は必要だったがそれは新生大本営でなんとかする』

幹部『提督君達が困っているから手を差しのべた。そう言えればよかったんだがね…』

提督「身を切る覚悟はできています」

幹部『提督君にそんなことはさせられない。だがある意味負担にはなってしまうがね…』

提督「大本営は何と言っているんですか?」

幹部『新生大本営が欲しいのは金じゃない。市民からの信頼や周りの理解なんだ』

735 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 21:26:26.18 SbIr/6PT0 342/475

幹部『大きく数は減ったといってもまだ深海棲艦は活動を続けている。艦娘が出撃するには市民の協力が不可欠だ』

幹部『大本営は新しい横須賀鎮守府の地位や名声を不動のものにしたいと言っている』

提督「……」

幹部『提督君のことだから意味はわかってくれるんだろう。龍驤君や瑞鶴君は表には出しにくくなる』

幹部『横須賀での秘書艦は皐月君にするらしいね。それを聞いた大本営は大いに喜んでいたよ』

提督「…納得がいきません」

幹部『私だってそうだ。だが現状これしかない』

幹部『龍驤君達の横須賀への異動は認める。だが表に出したり目立つような事は加賀君や雲龍君達に任せて欲しい』

提督「……」

幹部『世の中綺麗事だけで回らないということだよ。私は提督君の行動を尊敬しているよ』

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

739 : 以下、名... - 2019/09/03 21:38:24.63 eIbGH+7Ro 343/475

バーででっちに喝!される提督

740 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 21:47:03.29 SbIr/6PT0 344/475

ーーbar海底

伊58「何をへこんでると思ったら…お前はアホでちか?」

提督「……」

伊58「ほんっとにノータリンでちね。その様子じゃ死んでも治らないでちよ」

呂500「ちょっとでっち…」

伊58「これくらいで精神病むなら提督は向いてないんでちよ」

提督「…そうだ、しっかりしていない俺が悪いんだ」

伊58「ふんっ、分かってるならそれでいいでち」

741 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 21:53:02.24 SbIr/6PT0 345/475

伊58「…ノータリンがやろうとしてる事こそエゴなんでち。龍驤さん達を表舞台に出そうというのは間違ってないでち」 
 

伊58「でもそれを龍驤さん達が望んだんでちか?」

提督「……」

伊58「瑞鶴は空母であることに誇りを持ってるから表に出たがるはずでち。でも他のメンバーはどうでちか?」

伊58「龍田は人前に出たがるはずは無いし、叢雲なんてもっての他でち」
 

提督「俺は…」 

伊58「ノータリンは好きなだけここで反省してろでち」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

744 : 以下、名... - 2019/09/03 22:04:06.86 jFAjcdYO0 346/475

龍驤もクキに相談してる

745 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 22:15:05.52 SbIr/6PT0 347/475

ーー幹部の家

龍驤「なぁ…ウチって最低な女やんな…」

駆逐棲姫「そうだろうな」

龍驤「ううう……」

駆逐棲姫「今更気にすることなのか?龍驤が秘書艦を外されればグタグダ言い出すのは周りの奴らもわかっているだろう」

龍驤「そんな…ハッキリ言わんといて……」

駆逐棲姫「その話をしに来たんじゃないのか?」

龍驤「そうなんやけど……でも…」

駆逐棲姫「相変わらず面倒だな龍驤は」

746 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 22:21:11.26 SbIr/6PT0 348/475

龍驤「だって…ウチはこんな性格やねん……それでもええって司令官が…」

駆逐棲姫「鎮守府には提督以外にもいるんだぞ」

龍驤「わかってる、わかってるんよぉ…」

駆逐棲姫「はぁ…お前が気が済むまでだからな。私も家事があるんだ」

龍驤「ごめんな…ほんまごめん……でも吐き出したくって…」   

駆逐棲姫「鎮守府で何度も見てるから気にしていないさ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

747 : 以下、名... - 2019/09/03 22:30:54.55 R6WenyLDO 349/475

そこに幹部さん帰宅
これは龍驤君を守る為でもあると説明してくれる
私の時はそれはもう大変だったんだ
バッシングの他にも殺害予告やら実際に死にかけた事も何度もある
何度か誘拐されたのもそういう側面があったらしい

750 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 22:43:45.74 SbIr/6PT0 350/475

幹部「ただいま、お客さんかい?」ガチャ

駆逐棲姫「龍驤がまだ帰ってないんだ」

龍驤「うぅ……」

幹部「あの事だね。ちょうどいい機会だから私からの話も聞いてくれないかい?」

龍驤「うん……」 

幹部「ありがとう。今回の決定は龍驤君を守る為でもあるんだ」

幹部「私の時はそれはもう大変だったんだ。なぁクキ君?」

駆逐棲姫「そうだな、あれは大変だった」

751 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 22:54:03.99 SbIr/6PT0 351/475

幹部「バッシングの他にも殺害予告やら実際に死にかけた事もあるんだ」

駆逐棲姫「龍驤達は知らないのもあるぞ。全部お姉ちゃんが解決してくれたんだ」

龍驤「そんなに大変やったんやね…」

幹部「深海棲艦と暮らすだけでも大変な事なのに、私はクキ君を妻として迎え入れた。そういう連中の的になってしまうのはある意味仕方なかったんだよ」

駆逐棲姫「龍驤達にはそんな思いはして欲しくない。パパの気持ちは分かるだろう?」

龍驤「……うん」

駆逐棲姫「私達ではダメか。提督は何をしてるんだ?」

幹部「出掛けていると聞いたよ。提督君も龍驤君と同じようなことになっているんだろうね」

駆逐棲姫「面倒な夫婦だな…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

753 : 以下、名... - 2019/09/03 23:04:29.79 s6Pwd3Vc0 352/475

なあ龍驤?ちゃんと聞いているのか?こっちだってわざわざ時間をとって愚痴を聞たり助言や忠告をしたりしているのに
その反応の仕方は幾ら何でも失礼じゃないか?とクキ

755 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 23:15:52.98 SbIr/6PT0 353/475

駆逐棲姫「ところでパパがこっちに帰ってくるのは久しぶりだな。ずっと向こうで泊まってたんだろう?」

幹部「忙しいのに変わりはないが、妻の顔を見たくなったんだよ」

駆逐棲姫「嬉しいぞパパ。それに比べて龍驤は…」

龍驤「ウチ……うぅ…」

駆逐棲姫「なあ龍驤、ちゃんと聞いているのか?こっちだってわざわざ時間をとって愚痴を聞たり助言や忠告をしたりしているんだぞ?」

龍驤「わかってるよぉ…」

駆逐棲姫「その反応はなんだ、私のどこに不満があるというんだ」

幹部「クキ君、龍驤君も落ち込んでいるんだよ」

駆逐棲姫「落ち込むなら一人でやっててくれ。私はパパとの時間を大切にしたいんだ」

756 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 23:19:03.86 SbIr/6PT0 354/475

龍驤「ごめん…ウチ帰るわ。長々とごめんな…」

駆逐棲姫「迷惑だったぞ」

龍驤「ごめん……ごめんなさい…」ガチャ

幹部「クキ君…」

駆逐棲姫「あのままだとずっと居座られてたぞ。これくらいなら黒潮だって言ってただろう」

幹部「そうかもしれないが…一人で帰してもよかったのか……?」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

757 : 以下、名... - 2019/09/03 23:19:55.94 3sqgzz+vO 355/475

朝霜が迎えに来てる

760 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 23:34:47.93 SbIr/6PT0 356/475

ギッ…ギッ…

龍驤「……」

朝霜「ママ」

龍驤「朝霜…」

朝霜「こんな暗い時間に一人で歩くのは大変だろ?迎えに来たぜ」

龍驤「こんなウチの為に…ありがとうな……朝霜も足大変やろ?」

朝霜「あたいの事はいいからよ、一緒に帰ろうぜ」

龍驤「うん……」

761 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 23:39:53.03 SbIr/6PT0 357/475

龍驤「……」

朝霜「……」

龍驤「なぁ朝霜……あんたはどう思ってるん?」

朝霜「何がだ?」

龍驤「…待ってな、言いたいこと整理するわ。頭ごちゃごちゃしてて自分でも分かってないねん」

朝霜「そっか」

龍驤「……」

龍驤「…ウチらって肩身狭いんやね」

朝霜「パパが特別なだけで普通はそうだな。五体満足の奴は普通の扱いされて、あたい達みたいなのは差別される」

龍驤「ずっと司令官の隣におったから…そんなん忘れてしまってたわ」

762 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 23:43:52.75 SbIr/6PT0 358/475

朝霜「あたいだって横須賀に行ったら司令の隣に居れなくなる。そんなの嫌に決まってんだろ」

朝霜「でもそこでワガママを言ったらずっと司令の側に容れなくなる。その方がもっと嫌と思わねぇか?」

龍驤「うん、そうや…その通りや……」 

朝霜「皆はもう納得してる、後はママだけだぜ」

龍驤「ウチもいい加減、大人にならなあかんでな……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

764 : 以下、名... - 2019/09/03 23:48:50.42 R6WenyLDO 359/475

そういえばあの孤児院は今どうなってるんやろ…皆元気にしてるんかなと朝霜と一緒に立ち寄る龍驤

765 : 以下、名... - 2019/09/03 23:49:43.76 eIbGH+7Ro 360/475

>>764

766 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/03 23:59:27.76 SbIr/6PT0 361/475

ーー孤児院

荒潮「来てくれたのは嬉しいけど~みんなもうとっくに寝てるわよ~」

龍驤「知ってるよ…でも帰り道やし顔だけでも出しとこうと思ってん」

荒潮「鳳翔さんには明日言っといてあげるわね~」

朝霜「ここがママがお世話になってた孤児院か…」

龍驤「うん…ここでウチは色々と……」

荒潮「それなら~その時の話でもしましょうか~?」

朝霜「あたいは聞きたいな。いいかママ?」

龍驤「朝霜にやったら…ええよ」

荒潮「うふふ~今夜は眠れないかもしれないわね~」

ーー

771 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 19:58:46.56 MM+v+7Rc0 362/475

ーー

「誰が横須賀に向かうのか、誰がここに残るのかはほぼ決まってあとは引っ越しの準備を進めるだけですな」

龍驤「生活にいるもんはギリギリまで使うから、それは分けて荷造りせなあかんね」

「生活には関係ありませんが、向こうに持っていくものはもうまとめてしまっています。ちょっとした書類とかもそうですね」

龍驤「ウチの場合やと面倒な書類とかがそうやね。鎮守府の住所も変わるから色々と大変そうやわ」

「時間はまだありますからゆっくり準備していけばいいんですよ。漣もお手伝いさせてもらいますからね」

龍驤「ありがとうな漣」

772 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 20:01:35.72 MM+v+7Rc0 363/475

「大事なものといえばあるものがありますよね。漣達…ご主人様が唯一救えなかったあの子です」

龍驤「朝潮…」

「どうやらあの子の骨は持っていくようです。さっきご主人様が泣きそうな顔になりながら朝潮の部屋に向かいました」

龍驤「横須賀でも朝潮の部屋を再現するんかな…」

「それが悪いとはいいませんが、また心を病まないかどうかが心配なんです」

龍驤「それは…ちょっち心配やね」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

774 : 以下、名... - 2019/09/05 20:06:37.82 Kbkl3x3/O 364/475

きちんとお墓を作って朝潮の納骨をすることに決めている提督
というのも横須賀には朝潮がいるらしい

776 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 20:20:37.51 MM+v+7Rc0 365/475

ーー朝潮の部屋

提督「…朝潮、聞こえてないかもしれないが俺の言葉を聞いて欲しい」

提督「朝潮は幸せだったと言ってくれた。俺と出会えてよかったとも言ってくれたよな」

提督「俺は結果として朝潮を救えなかった。その結果ばかりに捕らわれて俺は精神を病む一歩手前だった」

提督「だがそれは違った、朝潮はそんなことを望んではいなかった。死んでしまってからも朝潮を苦しめていたかもしれないな」

提督「…すまなかった」

提督「朝潮のことを乗り越えられるまで何度もここで泣いてしまっていた。もし見ていたのならどんな気持ちだったか…本当に申し訳ない」

777 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 20:27:24.19 MM+v+7Rc0 366/475

提督「…鎮守府の近くに朝潮の墓を作ろうと思っているんだ。朝潮の骨はそこに納めようと思っている」

提督「横須賀に移るがこの鎮守府は俺にとっても大事な場所だ。里帰り…というわけではないが、ここには何度も戻ってこようと思っている」

提督「本当はな、骨も部屋も横須賀に持っていこうとしたんだが…向こうには朝潮がいるんだ」

提督「朝潮以外にも他の艦娘はいるらしい。だが別の朝潮がいるのなら部屋は作れない」

提督「朝潮……朝潮のことは一生忘れない。ここに墓を作るが朝潮の事を忘れたいわけじゃないんだ」

提督「俺の鎮守府に来てくれてありがとう。俺と出会ってくれてありがとう」

提督「……すまなかった」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

779 : 以下、名... - 2019/09/05 20:32:50.66 dRO2tonbo 367/475

みんなが手を貸してくれてお墓を作る
残る組が管理は任せといてよと

782 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 20:56:56.81 MM+v+7Rc0 368/475

ーー数日後、執務室

「ご主人様、朝潮さんのお墓作りに皆さん賛同してくれてよかったですね」

提督「…あぁ」

「それだけではなく、管理も任せてくれという頼もしい言葉も聞けました」

提督「どうやら多摩がこうなると予想してくれていたらしいな」

「流石は多摩さんです。ご主人様と付き合いが長いだけありますね」

提督「普通なら反対意見が出てもおかしくない。それを喜んで賛成してくれるとは…」

「涙ぐんでる所悪いですけど、まだ泣くには早いですよ。皆さん、お願いします」

「司令官」ガチャ

提督「霞…?」

783 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 21:01:51.57 MM+v+7Rc0 369/475

球磨「クマもいるクマ~」

伊13「提督…」

提督「な、なんだ…?」

「原案というか試作品は昔に出来ていたのよ。でも司令官の状態が悪かったり早霜に刺されたりとかで時間がかかったの」

球磨「提督にはこれをプレゼントするクマ」スッ

提督「これは…香水か?」

伊13「少し…使ってみて下さい……」

提督「……」シュッ

提督「あ……あぁぁぁぁ…!!」 

「これの開発には苦労したし、私だけじゃ無理だったわね」

784 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 21:05:42.36 MM+v+7Rc0 370/475

球磨「朝潮の服や下着から僅かに残ってた香りをクマが解析して」

伊13「似てる香りを…見つけて…」

「私が薬草とか市販品を使って調合して、朝潮の香りを再現したのよ」

「香りというか匂いですな。漣も試しに嗅いでみましたが、確かに朝潮さんの気配を感じます」

「薬草にはこんな使い方もあるのよ。よく気が付いたわね?」

球磨「提督にはお世話になってるクマ」

伊13「気に入って…くれましたか…?」

提督「安価」

下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

787 : 以下、名... - 2019/09/05 21:13:33.24 2s/vNXC/o 371/475

提督、号泣

789 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 21:19:13.70 MM+v+7Rc0 372/475

提督「ぐ…うううぅぅぅぅぅ……!!」ボロボロ

球磨「大号泣クマね…」

「好きなだけ泣かせてあげた方がいいわね」

「ですか。それでは漣達は野暮用がありますので」

伊13「失礼します…」

提督「朝潮……!朝潮ぉぉ…!!」

球磨「ごゆっくり、クマ」パタン

790 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 21:23:26.47 MM+v+7Rc0 373/475

「ご主人様があんなに泣いてるところ見たことないんですけど、大丈夫なんですよね?」

「乗り越えた後だからいいのよ。もしまだウジウジしてたらあれは渡せなかったわ」

伊13「喜んで…くれたよね…?」

球磨「あれだけ泣いてるんだクマ、お気に召した証拠クマよ」

「ほんとだったら横須賀のことで仕事まみれなんですが、気分転換も必要ということにしておきましょう」

「私は薬の備蓄作業に戻るわよ」

球磨「霞は少しくらい休めクマ…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

792 : 以下、名... - 2019/09/05 21:27:26.05 Kbkl3x3/O 374/475

霞のフォローをする山雲朝雲

老幹部の墓とかあるのだろうか?
ロシアに逃亡してゴタゴタの中潰れて死んだのに

793 : 以下、名... - 2019/09/05 21:29:32.00 dRO2tonbo 375/475

>>792

794 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 21:39:39.71 MM+v+7Rc0 376/475

ーー

朝雲「霞、最近寝たのは何日前?」

「昨日ちゃんと寝たわよ」

山雲「山雲は~全部知ってるわよ~?」

「…二日寝てないわね」

朝雲「なにやってるのよ!そんなんじゃまた過労で倒れるわよ!」

「仕方ないでしょ?薬を作るだけでも大変なのに、横須賀での畑のことも考えないといけないのよ」

山雲「朝雲と山雲に任せてもいい仕事もあるはずよ~?」

「……そうね」

朝雲「簡単な薬なら私達だって作れるんだから!」

795 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 21:45:16.50 MM+v+7Rc0 377/475

山雲「司令官の役に立ちたいからずっと働くなんて~逆に司令に悪いわよ~」

「山雲の言う通りね、私が徹夜を繰り返してる理由まで合ってるわ」

朝雲「司令が寝ずに働いててくれって頼んだんじゃないんでしょ?そもそもあの司令なら休めって言うわよ!」

山雲「言ってるけど~霞が休まないのよね~」

「休んでると逆に調子が悪くなるの。だから私は徹夜してるくらいが丁度いいのよ」

朝雲「そんなの絶対良くないに決まってるじゃない…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

796 : 以下、名... - 2019/09/05 21:48:04.90 TiHb9RyOo 378/475

また倒れたらどうするんですかと榛名がたしなめる

799 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 22:17:39.33 eUKYnn/bO 379/475

ーー

榛名「霞ちゃん、聞きましたよ」

「……」

榛名「徹夜を繰り返すなんて大丈夫じゃないに決まってます!」

「でも…」

榛名「でもじゃありません!また倒れたらどうするんですか!」

「ごめんなさい…」

榛名「今度という今度は簡単には許せません!」

800 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 22:26:00.03 eUKYnn/bO 380/475

榛名「ちゃんと休まないと、霞ちゃんとはもう一緒に寝ません!」

「そんな!!」

榛名「榛名も心を鬼にします!霞ちゃんの為なんですからね!」

「お姉さまと寝れないなんて…そんなの拷問より酷いわ…」

榛名「ちゃんと霞ちゃんが寝ればいいんですよ?頑張って下さい!」

「はい……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

801 : 以下、名... - 2019/09/05 22:30:17.43 FJp86HdDO 381/475

これまで霞がまとめたレシピや研究ノートを熟読する山雲朝雲
早く霞に追い付いて負担を減らさないとと勉強する

802 : 以下、名... - 2019/09/05 22:40:58.89 Kbkl3x3/O 382/475

と言いつつも霞が心配なのでちゃんと寝てるかチラチラ見に来る

山雲朝雲は>>801

804 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 23:15:44.25 RCjSmSsR0 383/475

ーー夜

「すぅ……」

榛名(霞ちゃんは寝てるみたいですね)カチャッ…

「ん……」

榛名「約束を守ってくれて榛名は嬉しいです。霞ちゃんと寝れなくなってしまうのは榛名も悲しいんです」

榛名「でもこのままじゃ霞ちゃんのためになりません。霞ちゃんとはずっと仲良くしていたいんです」

榛名「そのためには霞ちゃんには健康でいてもらう必要があります。どうかもう徹夜はやめて下さい」

「……んん」

榛名「それでは…お休みなさい……」パタン

805 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 23:21:27.83 RCjSmSsR0 384/475

ーー

朝雲「そっちはどう山雲?」
 

山雲「こっちも難しいわ~…」

朝雲「無限にもある組み合わせから、ここの皆に合った薬を作り出してる。これをたった一人の艦娘がやったなんて誰も信じないわ」

山雲「霞が参考にした本や論文も見たけど~かなり高度な技術が必要なのも混ざってたわ~」

朝雲「本来なら精密機械を使ってやるような細かい作業を霞は手作業でやってた。しかも0.1gの誤差も無く調合を行ってるわ」

山雲「凄いって言葉を越えてるわ…」

朝雲「ここまでくると狂気よ」

806 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 23:26:43.05 RCjSmSsR0 385/475

朝雲「霞は過去にこの鎮守府の皆を道連れにしようとしたことがあるって聞いたわ。最初は冗談だと思ったけど霞なら可能ね」

山雲「水道とか~飲料に混ぜたら一発ね~」

朝雲「霞なら水に溶かしても色が変わらない薬を作れる。このノートは勉強にもなるけど…恐怖も感じるわ」

山雲「追い付こうとしてたけど…近付くのは程々にしておくべきね…」

朝雲「逆に私達が止めないといけない時がくるかもしれないわ。霞は踏み入れてはならない領域に入るかもしれない」

山雲「そんな日がこないことを信じるわ…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

808 : 以下、名... - 2019/09/05 23:33:08.91 aQPhABJgo 386/475

朝雲山雲は一緒に寝てるのか、自分の方も一人が寂しい榛名の質問

812 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/09/05 23:48:07.71 RCjSmSsR0 387/475

榛名「お二人はいいですよねぇ…」ギィィ

朝雲「ひっ!」

山雲「榛名さん…?」

榛名「この後一緒に寝れますもんね…榛名は一人で寝るのは寂しいんです…」

朝雲「榛名さん病んでるんだけど!」

山雲「困ったわねぇ…いつもなら対処してくれる霞は多分寝てるわよねぇ」

榛名「榛名は羨ましいです…霞ちゃんを抱き締めて寝たいのに……」

朝雲「榛名さんはどうすればいいのよ!?」

山雲「霞は~榛名さんに薬を飲ませてると思うから~放っておくしかないわよ~」
  

朝雲「これを放置するのは勇気がいるわね…」

榛名「榛名…榛名は……」ぶつぶつ

ーー

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