【関連】
【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その7【安価】(2)
ーー
北上「お帰り飛鷹~戦線復帰おめでとうってことで」
飛鷹「思ったより早く帰ってこれて良かったわ」
北上「飛鷹は傷の手当ての他に精神面の治療もあったからね~」
飛鷹「向こうの先生も良い人だったわ。だから思ったよりも早く出撃の許可が出たのよ」
北上「ふ~ん、本当にそう思ってる?」
飛鷹「北上は何が言いたいの?」
北上「飛鷹が口にしなかったこと」
飛鷹「……」
北上「今思うと伏線はあったんだよね~響が多摩の旦那が居る病院に通ってた時は、あそこまで酷くなった時は無かったんだよ~」
北上「と、こ、ろ、が、千歳が響を診るようになってから叫んだり、極度に不安定になったりしたよね」
飛鷹「北上は何が言いたいの?」
北上「千歳さんってさ、本当に医者の免許持ってんのかねぇ」
北上「霞みたいにさ、薬剤師の免許を取るのに二年くらいで済む制度はある。でもあれはよっぽど頭が良くて実力が認められた場合だけ」
北上「千歳は精神科が専門みたいな事言ってたでしょ?でもその割にはなーんかイマイチなんだよね」
飛鷹「貴女……」
北上「先生の方は間違いなく医師免許はあった。あたしも確認したしね」
北上「でも千歳のは少なくともあたしは確認してない。コピーを取ったどうかも記録は無いね」
飛鷹「それは先生もでしょ」
北上「その通り、先生のもコピーは取ってない。けど直接見たんだよ」
北上「多摩姉は今日旦那と食事会みたいなのに参加してる。先生の嫁として参加させてもらうって」
北上「その時に千歳の事を探ってもらう。各地を転々としてたのは本当だから、何か情報が出てくるかもしんないでしょ?」
飛鷹「そんな疑うような事を…」
北上「だからこの話はあたしと多摩姉、そして飛鷹だけが知ってるよ~」
飛鷹「……」
北上「何も出てこないのを信じて待つしかないよね~」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
445 : 以下、名... - 2019/06/15 18:47:06.97 dhgEiES3O 226/476千歳のことは先生(多摩の夫)も知ってる
学会で見かけたこともあると
ーー
多摩「経過報告にゃ。分かった事は多摩の旦那も千歳の事を知ってるし、他の先生も学会で見た事があると言ってたにゃ」
北上『そうなんだ…』
多摩「学会に出るだけなら免許は必要無いにゃ。でも相当な知識はあると推測できるにゃ」
北上『……』
多摩「北上の読みが外れかもしれないにゃね」
北上『まだ分かんないよ。他にも何か情報があるならそれを拾ってきて』
多摩「了解にゃ」ピッ
多摩「こんなスパイみたいな事は多摩は苦手にゃ…」
多摩「本当なら今日は交友を深める機会にゃ。奥さんとして頑張らないといけないにゃ」
多摩「でも北上の言うことも分かるにゃ。あいつの勘はよく当たってしまうにゃ」
多摩「提督と鎮守府の為に頑張るかにゃぁ…」
多摩「いつまでもトイレにいると変に思われるにゃ。早く戻るにゃ」
多摩「北上には貸しイチにゃね。帰ったらタップリ文句言ってやるにゃ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
452 : 以下、名... - 2019/06/15 19:13:07.97 vJBtr/f7O 229/476ありえないレベルの本を抱えている千歳らしき影を見る
ーー
「千歳さんというとひょっとして水上機母艦のままの…?」
多摩「何か知ってるんですか?」
「昔大量の本を抱えている所を見ましたね。精神や脳に関する本ばかりでしたよ」
多摩「そうなんですか…」
「彼女がどうかしたんですか?」
多摩「実は彼女は今私達の鎮守府にいるんです。精神科医として働いてくれているんですが…」
「精神科…?」
多摩「何か問題でもあるんですか?」
「いや…艦娘が医師免許を取得する場合少し特殊なんだ」
「知識や技能があれば二年ほどで医師免許は取得できます。けど麻酔、脳、精神科に関しては別なんですよ」
「麻酔科は更に二年、脳、精神科は一年病院で働く必要があるんです」
多摩「免許があればなんでもできるわけじゃないんですね」
「千歳さんは免許は間違いなく持ってますよ。ですが精神科の病院に通っていた記憶はありませんね」
多摩「そうですか…」
「多摩さん、彼女がここに来た時に何と言ってたか覚えていませんか?」
多摩「……」
「メンタルケアができる、カウンセリングが得意とだけしか言ってませんでしたか?」
多摩「そういえば…」
「断っておきますが違法性はありません。カウンセリングをするだけなら誰でもできますからね」
「違法になるのは『精神科医として』開業したり治療を行ったりすることです」
多摩「……」
「気になるんでしたら一度千歳さんや提督さんとお話しになってはどうでしょう?」
多摩「帰ったらそうします…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
460 : 以下、名... - 2019/06/15 19:42:44.48 w5qa+Bzmo 233/476千歳、先生と話をする
千歳は何とかしたいという気持ちと、もっと場数を踏めていれば何とかできたのにと力不足に悩んでた
ーー足りないもの鎮守府
千歳「私はここの皆を何とかしたかったの。精神的に不安定な子が多いって聞いてたから少しでも楽にしてあげたかった」
千歳「鎮守府を転々としてた時のカウンセリングは上手くいってたの。私のお陰で良くなったって手紙をくれたこともあったわ」
千歳「それで気をよくしてしまったの。私は精神科の先生みたいにカウンセリングができるんだって思い込んでしまった」
千歳「実際はそうじゃなかった、私は何も分かってなかったのよ。私が過去に相手をしていた子は不安を抱えている程度の子ばかり。病名が付くくらい重い子は一人も居なかった」
千歳「それなのに私はここの子も治療できると思ってしまった。過去の経験を活かせると思い込んでしまっていたのよ」
千歳「響が悪化してしまったのは私のせい。他の子の治療が上手くいっていないのも私の力不足によるものよ」
医者「精神科医の免許を持っていなくともカウンセリングはできます。それとこれとは別かもしれません」
千歳「でも私に免許があればきっと皆んな良くなっていたわ」
医者「……」
千歳「先生…私はここから出ていこうと思ってるの」
医者「待って下さい、それは…」
千歳「行方知れずになるつもりは無いわ。今から精神科医の免許を取りに行こうと思うの」
千歳「最短で一年もかかってしまうのは知ってるわ。でももっと勉強すれば皆を助けてあげられるの!」
千歳「私を止める理由は無いわよね…?」
医者「安価」
下1~3高コンマ 医者の台詞や行動などを
466 : 以下、名... - 2019/06/15 20:12:24.89 vJBtr/f7O 236/476たしかにより確実な治療のためには免許は必要かもしれません
しかし、目の前の患者を置いて立ち去ること、それは医師のやることじゃない!!
医者「より確実な治療のためには免許は必要かもしれません。しかし、目の前の患者を置いて立ち去ることは褒められた事ではありませんよ」
千歳「あ……」
医者「精神科医の治療に明確な答えはありません。免許を取ったからといって全ての患者さんを治せるとは限らないんです」
医者「麻酔、脳、精神科医が別に免許が必要な理由は専門的な知識を身につける以外にも理由があるんです」
千歳「免許を取得しているという事実が必要になるから…」
医者「脳も精神も人によって違います。内科や外科のように絶対的な答えが存在しないんです」
医者「治療の結果残念な事になってしまう患者さんも居ます。その時に免許の有無が責任問題に絡んできます」
医者「脳や精神科医の免許を持っている医者が治療を施した結果患者が亡くなってしまった。この場合は殆どの場合罪に問われることはありません」
千歳「その時の法改正のお陰で私達も免許を取得することができるようになった…」
医者「精神科医に大切なのは相手に心を込めて治療してあげることです。所詮免許は責任逃れの為に過ぎません」
医者「免許を取りに行くのはここの皆さんを治療してからでも遅くないんじゃないですか?」
千歳「…そうよね、私は大切な事を忘れていたみたい」
医者「千歳さんが全員を診る必要は無いんです。相性がそれほど良くない艦娘さんは他の病院に通ったっていいんですよ」
千歳「私……提督にもお話してくるわ」
千歳「先生と話した事…これからの事を」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
473 : 以下、名... - 2019/06/15 20:54:15.86 dhgEiES3O 239/476千歳のカウンセリングが全て裏目になったわけではない、最近だと霞が無理をしている時には千歳が気づいてくれて助かっていると言われる
これからは相性が悪かった子については緊急時以外は多摩の先生のいる病院に行くようにする
ーー執務室
提督「千歳のカウンセリングが全て裏目になったわけではない。最近だと霞が無理をしている時には千歳が気付いてくれて助かったじゃないか」
龍驤「ウチも感謝してるんやで?辛い時側におってくれたし、千歳で良かったって思うわ」
千歳「ありがとう……凄く嬉しいわ」
提督「先生の言う事に従おう。千歳と相性が良くない子については多摩の先生のいる病院に通ってもらう」
龍驤「ウチは千歳の方がええけど、皆んなが皆そうや無いかもしれんからね」
千歳「提督の指示に従うわ…」
提督「思い当たる艦娘にはそう知らせて来てくれ」
ーー
北上「で、龍驤さんと提督と清霜は千歳さんのお世話になって残りは多摩姉の先生の病院行きと」
多摩「とりあえず一回試してみるそうだにゃ。その結果によっては変わるらしいにゃ」
北上「どうなるか見ものだねぇ~」
多摩「千歳はヤブじゃないにゃ。何度も助けられてるにゃ」
北上「でも精神科の免許が無かったのは事実じゃん」
多摩「北上は何が気に入らないんだにゃ?」
北上「嘘ついて龍驤さんを治療したこと」
多摩「嘘じゃないにゃ、多摩達が誤解してただけにゃ」
北上「やり方が詐欺師と変わんないんだよ」
多摩「それは言い過ぎだにゃ」
北上「あたしは龍驤さんを傷付けた。あたしじゃ治せない所を怪我させたんだよ」
北上「それを治せると思ってたのに、あのヤブ医者が嘘付いて…」
多摩「北上、お前も病院に行ってこいにゃ」
北上「はぁ?今は夕張も居ないんだよ?冗談やめなって」
多摩「いいから行ってこいにゃ」
北上「黙れっての」
多摩「無理やり連れて行かれるのとどっちが良い」
北上「へぇ、あたしとやる気?いいよ、久しぶりにやってやろうじゃん」
多摩「……」
北上「あたしは自分の事は分かってるから。多摩姉は干渉してこないで」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
481 : 以下、名... - 2019/06/15 21:28:49.60 3khezp1bo 243/476多摩
北上は憲兵が怪我してから気が立ってるにゃ
もし憲兵がいなくなったらと気が気じゃにゃいのはわかるにゃ
でも言って良い事と悪い事の区別がつかにゃいなら頭を冷やしたほうがいいにゃ
多摩「…北上は憲兵が怪我したから気が立ってるにゃ 。調子が悪くない事は多摩も分かってるにゃ」
多摩「憲兵が居なくなったらって気が気じゃないのはわかるにゃ。でも言って良い事と悪い事の区別がつかないなら頭を冷やしたほうがいいにゃ」
北上「……」
多摩「北上がそこまで憲兵を好きになってるとは思わなかったにゃ」
北上「ほんとに黙れって……」
多摩「多摩も北上も面食いにゃ。憲兵は多摩が先に告白したくらいイケメンにゃ」
多摩「でもあの性格は無いにゃ。振られて良かったと思ったのは初めてにゃよ」
北上「人の彼氏の悪口言ってんな!」
多摩「丁度いいから言わせてもらったにゃ」
多摩「あの性格じゃ北上以外に女ができるはず無いにゃ。安心してろにゃ」
北上「……」
多摩「憲兵がここから離れても二人は一緒にゃ」
北上「……やっぱ…ここから……居なくなるのかな…」
多摩「高確率でそうなるにゃ。あんな状態じゃまともに警備なんかできんにゃ」
多摩「憲兵の役割を思い出せにゃ。提督が変な事しないようにだとか、艦娘が問題行動しないか見張る為とか」
多摩「仕事の中に鎮守府の警備も入ってるにゃ。今この鎮守府に不審者が来たとして憲兵が対象できるかにゃ?」
北上「……」
多摩「うまくいけば大丈夫にゃ。でもそうならない事もあるって知っとけにゃ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
485 : 以下、名... - 2019/06/15 21:47:30.89 vJBtr/f7O 246/476北上と憲兵、ふたりきりの病室
ーー
憲兵「なんだ北上、仕事の邪魔だ」
北上「……」
憲兵「俺は鎮守府の門番も仕事のうちなんだ。そこに居られると邪魔なんだよ」
北上「許さない…」
憲兵「何がだ?」
北上「浮気したら許さないから……」
憲兵「…何の話だ?」
北上「ここから離れたら浮気するつもりでしょ。あたしは分かってるから」
憲兵「あのなぁ…」
北上「憲兵が浮気したらあたし死ぬから。あんたの目の前で死んでやる」
憲兵「昼間からメンヘラはやめてくれ…」
北上「あんたが浮気するからでしょ!!」
憲兵「してない…あと大声はやめてくれ、傷に響く」
北上「あたしは知ってんだからね!」
憲兵「何をだ…」
北上「憲兵は浮気する!!」
憲兵「だから……」
北上「言い訳するなって言ってんの!!」
憲兵「こうなった北上は面倒だ……誰か来てくれないのか…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
491 : 以下、名... - 2019/06/15 22:07:31.91 anRVGPSj0 249/476こんなおれを受け入れてくれる女はお前しかいないのに浮気なんかするわけで無いさ
憲兵「こんな俺を受け入れてくれる女はお前しかいないのに…浮気なんかするわけないだろ」
北上「証拠も無い癖に!口でならなんとでも言えるのは知ってんだから!」
北上「あたしだけを愛してくれないなら憲兵なんか……道連れにしてやる!」
憲兵「はぁ……もういい…」
北上「浮気したの認めるんだ!!」
憲兵「本当にお前は手に負えない女だよ……」
憲兵「そこの引き出しを開けてみろ」
北上「ここに証拠が入ってんだ!!」ガチャン
憲兵「……何が入ってた」
北上「……」
憲兵「箱も断ったから裸で入っているだろう。俺は変に洒落た箱や入れ物は嫌いなんだよ」
憲兵「そこには何が入っていた」
北上「指輪……」
憲兵「サイズは」
北上「あたしの……薬指…」
憲兵「露出癖があってメンヘラ。お前は一生隣に居られると寒気がするような女だ」
憲兵「だが……お前しか居ないんだ」
北上「……」
憲兵「意味は分かるな?これから毎日それを付けてろ」
北上「今日から……」
憲兵「言っておくが過度な期待はするなよ。俺の性格は分かってお前は俺を選んだんだろう」
北上「安価」
下1~3高コンマ 北上の台詞や行動などを
498 : 以下、名... - 2019/06/15 22:31:57.99 dhgEiES3O 253/476指輪をはめてニヘって笑ってから嬉し泣きしちゃって泣き笑い
北上「へ……へへ…へへへ……」キラッ
憲兵「石の良し悪しは俺に分からない。値段の高いものを買ってきた」
北上「給料の三ヶ月分……へへ…」
憲兵「…そういうことだ」
北上「うわぁ…こんなに綺麗なんだ……うへへ…」
憲兵「俺からすればただの指輪だがな」
北上「……」ポロポロ
憲兵「な、なんだ?何故泣いている?」
北上「嬉しい…嬉しいよ………」
北上「あたしなんかが幸せになっていいのかな…龍驤さんにあんた事したのに…」
北上「憲兵…いいのかな……」
憲兵「それを決めるのは俺じゃない」
北上「……うん」
憲兵「だが俺はお前を選んだ。それでいいだろう」
北上「憲兵…」
憲兵「これでメンヘラがマシになればいいんだがな…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
505 : 以下、名... - 2019/06/15 23:09:30.55 gqZDCpUKo 256/476龍驤や清霜に励まされどっちが患者か分からないと自嘲する千歳
ーー
龍驤「どうや千歳、調子よぉやっとるか?」
千歳「ええ…おかげさまで。龍驤さんも清霜も…私を元気付けてくれて嬉しいわ」
龍驤「そんな事言えるんやったら落ち込んでは無いみたいやね」
千歳「こんな私を必要だって言ってくれるんだもの。今まで以上に頑張らないといけないわ」
龍驤「ウチが助かってんのはほんまやで。鬱が治ったって言うてもカウンセリングは必要やしね」
千歳「私は重い症状の子は治せない。それは分かっていたのに…」
龍驤「もう自分を責めんでええ。これからもよろしくやで」
千歳「ありがとう……」
千歳「そういえば秋津洲はどうなったの?」
龍驤「今まさに病院に行っとる。付き添いで明石が行ったから工廠は大変やろな」
千歳「私のせいで……」
龍驤「だからもうええって。カウンセリング以外でも助かっとるんや。同じ艦娘の医者やっていうだけでも安心できんねん」
龍驤「……って、またウチが千歳を元気付けとるな。これじゃどっちが患者か分からんで!」
千歳「…ふふ、そうね。龍驤さんに負けてられないわね」
龍驤「これからもその調子で頼むで!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
510 : 以下、名... - 2019/06/15 23:36:16.89 anRVGPSj0 259/476診察を受ける秋津洲サイド
ーー病院
明石「秋津洲ちゃんはどうですか…?」
「よくありません。彼女はこのまま入院してもらいます」
明石「でも…日常生活も送れてましたし…仕事もできてましたよ…?」
「それは彼女が良い状態だったからです。悪い状態の時は酷かったはずです」
「悪い時を誰も見ていないから健康に見えるんです。彼女はとても危険な状態でした」
明石「そこまで……」
「彼女は過去の記憶を消してしまっています。それだけではなく自分の都合のいいように書き換えているんです」
「真実の記憶と彼女が作った記憶の差異があったはずです。それを埋める為にもう一つの人格ができてもおかしくありません」
明石「二重人格…」
「彼女は暴力を振るわれていた、これも悪い原因です。痛みを和らげるには忘れるしかありませんからね」
「彼女は殴られて差し歯になったと言っていますが、それ以外も何かあるかもしれませんね」
明石「そんな…」
「秋津洲さんの治療は最善を尽くします。どうか悲観なさらずに」
明石「秋津洲ちゃんを…お願いします……!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
514 : 以下、名... - 2019/06/16 00:01:00.96 e/IFdy02o 262/476秋津洲の脳内
躁秋津洲と鬱秋津洲が主導権の押し付け合い
ーーーー
U秋津洲(バレた、全部知られた)
S秋津洲(遅かれ早かれこうなるのはわかってたかも)
U秋津洲(なんでそんなに余裕なの?自分の都合の良いように記憶を書き換え無かったら死んでたんだよ?)
S秋津洲(死んでたも何もあたしは一回死んでるかも。島風提督に殴られ過ぎて心臓が止まってるかも)
U秋津洲(あの男の話はしないで!!)
S秋津洲(秋津洲が助かったのは偶然かも。あの時倒れたあたしを邪魔だ!って島風提督に蹴られて無かったらあたしの心臓は止まったままかも)
U秋津洲(やめてやめてやめて!)
S秋津洲(あたしは一度死んだ。その時にあたしは二人に分かれたかも)
U秋津洲(そうしないと生きていけなかった…)
S秋津洲(今の鎮守府に来るまではそっちが表に出てたかも。でも皆のお陰であたしが表に出る事が多くなった)
U秋津洲(でもそれと引き換えにどんどん記憶を書き換えるしか無くなった。私達が幸せになるにはそれしか無い…」
S秋津洲(それも限界が来たかも)
U秋津洲(このままじゃ私は…)
S秋津洲(自我を保てなくなって狂って終わりかも)
U秋津洲(せっかく明石ちゃんと仲良くなれたのに…)
S秋津洲(それだけが心残りかも)
U秋津洲(どうすれば良いんだろう)
S秋津洲(そっちが表に出るかも?)
U秋津洲(それしか無いのかな…)
S秋津洲(でも生きる希望を持ち続けられるかも?)
U秋津洲(無理かも……)
S秋津洲(そう言うと思ったかも)
U秋津洲(自殺しようとしても誰か止めてくれるよね?)
S秋津洲(多分大丈夫かも。ここは病院だから誰か見てるはずかも)
U秋津洲(じゃあ…交代)
S秋津洲(あたしを頼んだかも)
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
519 : 以下、名... - 2019/06/16 00:30:00.27 ztIUHV8So 266/476側に手を握っていた明石がいた
520 : 以下、名... - 2019/06/16 00:38:54.61 ALYqYtEo0 267/476>>519
+
想像以上に暗くなってる秋津洲にショックを受けつつも彼女を支える明石
ーー
明石「秋津洲ちゃん…」
秋津洲「……」
明石「ご飯…食べないの…?」
秋津洲「……」
明石「一言も喋ってくれない…」
明石「秋津洲ちゃんが…こんな闇を抱えてたなんて……」
明石「でも私が側に居るよ……秋津洲ちゃんを見捨てたりしない…」
秋津洲「……」
ーー
ーー
龍驤「秋津洲は入院、電らも向こうの病院に通院が来まったね」
龍驤「向こうは専門の先生がおるだけあってやっぱり違うみたいやね」
龍驤「それを踏まえて……どう思っとる?」
千歳「……」
龍驤「おーい、生きとるか~」
千歳「ふ…ふふふふ……私ってほんと…」
龍驤「それ以上はあかん、死亡フラグが立ってしまうで」
千歳「自分のポンコツ具合を…思い知らされてるわ……」
龍驤「空気を読んで千歳の所に行く子がおっても良かったんやけど…まぁこれもこの鎮守府のええとこやね」
龍驤「空母勢は今の所仕事ないから治療に専念できるっていうのもあるで?決して千歳がヤブやからって話と違う」
千歳「素晴らしい慰めよ……」
龍驤「まあ免許無いのはほんまなんやし、自分の得意な事をやっといてよ」
千歳「そうよね…ここには優秀な薬剤師さんが居るから、自分の仕事に集中できるのよ」
龍驤「ほなそういうことやから、これからも頼むで~」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
529 : 以下、名... - 2019/06/16 19:50:11.00 ngU07hpOO 271/476空母達で風呂でも入りながらお話ターイム
今はあんまりやること無いけど艦載機が戻ったときの為にしっかり備えをしとかないととか
ーー風呂
隼鷹「どーせやることも無いしさ、こういう時は風呂場でダベろうぜ!」
飛鷹「なんでわざわざ風呂場なのよ」
隼鷹「裸の付き合いってやつじゃん!」
加賀「たまにはいいんじゃないかしら」
雲龍「私もそう思うわ」
瑞鶴「…目が見えなくなって今日ほど良かったと思う日は無いわね」
葛城「なんで皆さんこんなに大きいんでしょう…」
龍驤「おーい、ウチらも仲間に入れてや~」ガラッ
千歳「私も空母といえば空母だけど…」
龍驤「ガンビアベイは仕事中やからしゃーない。でもこうやって空母が揃うのも久しぶりや」
雲龍「会議でもしましょうか。今必要なのは備蓄よね」
龍驤「そうやね、油断したらボーキサイトは直ぐに無くなるし…」
隼鷹「あたしはもっと軽いもんを想像してたのに…」
飛鷹「これも必要な話し合いよ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
534 : 以下、名... - 2019/06/16 20:06:17.93 eEvRhJBBO 274/476改めて龍驤の全身の刻印や傷跡に圧倒される千歳を始めとした追加加入組
千歳「私…ちゃんと見るのは初めてかもしれないわね」
龍驤「何がや?」
千歳「龍驤さんの体よ。全身に印があるのは知ってたけど、見るのは初めてね」
葛城「私も全部は見たことありません…」
隼鷹「あたし達は何回かあるもんな」
飛鷹「体の印が増えていく所も知ってるものね」
雲龍「私は怪我をする前も知っているわ」
加賀「印を一つ入れるだけでも痛いのよね?」
龍驤「めちゃくちゃ痛いよ。一番初めに左脚のとこに入れた時は泣き叫んだで」
瑞鶴「それを何度も体に入れたのよね…」
龍驤「体はある程度慣れたよ。でも最後に入れたこの舌はな……凄かったわ」
龍驤「何日経っても痛みは引かんし、ずっとペンチか何かで舌を潰されたような痛みやったよ」
千歳「そこまでして…」
龍驤「ウチは戦うことしか知らんかったからね。艤装付けて海の上に戻ることしか考えてなかったんよ」
翔鶴「よく見ると細かい傷も多いのね…」
龍驤「これはすっ転んだりしたのもあるわ。左側が突然無くなってもうてバランスが取りづらくてしゃーなかったねん」
龍驤「その他にはまぁ……な。色々あったってことや」
雲龍「私は一番酷い時を知っているけど、こんなに明るい龍驤さんを見れるなんて思わなかったわ」
龍驤「ウチがこうなれたのは皆が居てくれたからや。ほんまにありがとうな」
葛城「私…もっと龍驤さんの事知りたいです!」
龍驤「え?」
加賀「まだ知らない話がありそうよね」
隼鷹「この際だから教えてやってよ龍驤さん!」
飛鷹「隼鷹ったら、真面目な会議をしたくないだけでしょ」
龍驤「…ええよ、ウチの事やったらいくらでも教えたる」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
543 : 以下、名... - 2019/06/16 20:44:46.80 e/IFdy02o 278/476恋人持ちが質問の集中砲火あびる
飛鷹「せっかくだから質問してみようかしら。昔の事だけどいい?」
龍驤「まぁ…大丈夫やで」
飛鷹「最高で何股というか…同時に何人と関係があったの?」
龍驤「えーっと……4、5…」
葛城「片手じゃ足りないくらい居たんだ…」
龍驤「多分…7人かな」
加賀「凄いわね…」
隼鷹「一週間に一人ずつってか?」
龍驤「ううん、毎日のように会っとったのもおるし…」
葛城「毎日!?」
龍驤「酷い時は一日三回はやっとったよ」
千歳「避妊はしてたの?」
龍驤「まだしとったらマシやったんやろうな…」
瑞鶴「それは鎮守府を追い出されるわね…」
雲龍「そんな龍驤さんが良く提督といい関係になれたわね」
龍驤「ぶっちゃけな……司令官やなかったらウチはこうなって無かったよ」
葛城「それってどういう意味ですか?」
龍驤「体の相性とかそういう話や」
葛城「う……!」
瑞鶴「提督ってそんなに凄いの?」
龍驤「凄いよ。今までやった男の中で一番やと思うわ」
飛鷹「遊びまくってた龍驤さんが言うだけあって説得力が凄いわね」
隼鷹「でもさ、提督って漣とヤるまで童貞だったんだろ?」
龍驤「初めは技術なんか無かったよ。でも持ってるもんが違うかってん」
加賀「長いの?」
龍驤「太さと硬さや。あとはスタミナやね」
瑞鶴「回数が多いのは知ってたわ。でも太さ…」
龍驤「…凄いよ。何回やっても太いままなのがウチの中で……」
龍驤「下品な話やけど女ってそれに弱いやん、なぁ?」
葛城「……」
加賀「貴重な話が聞けたわね」
瑞鶴「龍驤さんとこんな話をする機会なんて無かったものね」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
551 : 以下、名... - 2019/06/16 21:21:37.66 ngU07hpOO 283/476プレイの仕方やらなんやら聞かれてたらあれよあれよという間に雲龍への甘え方を実演することになっちゃう
龍驤「やっぱり一番ええのは首絞めやね。あれは他のプレイとは別格やわ」
加賀「そんなに凄いの?」
龍驤「頭の中が気持ちいいで埋め尽くされんねん。絞められてる時のウチの締め付けも凄いって司令官は言うてたで」
飛鷹「清霜に首を絞めてもらう……」ゴクッ
隼鷹「飛鷹が暴走する前にこの話はここまでにして、龍驤さんと雲龍の話が知りたいな~」
雲龍「私と龍驤さん?」
隼鷹「雲龍って龍驤さんのママなんだろ?」
龍驤「う…それは……」
雲龍「いいじゃない龍驤さん」
瑞鶴「いつもはどうしてるのよ?」
雲龍「口で説明しにくいから実演するわ」
龍驤「え、ちょ……」
雲龍「ほら、龍驤さん」
龍驤「……ん」
葛城「わ、わ……!」
隼鷹「ほぉぉ…こんな事してんだ…」
龍驤「んぐっ……」
飛鷹「龍驤さんが飲んでるのは噂の雲乳ね」
葛城「本当に出てるんだ…」
隼鷹「これってあたし達も飲めばキラキラになるんだよな?」
加賀「艦種によって必要な量が違うらしいわ。私達がキラキラになるには相当な量が必要だそうよ」
龍驤「んまぁ……」
瑞鶴「声で分かるわ。龍驤さんは相当リラックスしてるみたいね」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
556 : 以下、名... - 2019/06/16 21:53:09.84 9Wjop+R6o 287/476龍驤の頭を優しく撫でる雲龍は聖母のようでこりゃあキラキラになるはずだねと隼鷹
その後>>555
555 : 以下、名... - 2019/06/16 21:52:15.64 e/IFdy02o 288/476触発されてみんなで風呂上りに牛乳一気飲み
龍驤「ママぁ……」
雲龍「うふふ…」ナデナデ
隼鷹「雲龍の乳はあんまり関係ないんじゃない?」
飛鷹「あの光景を見ればそう思うわね」
加賀「雲龍は聖母か何かなのかしら」
葛城「雲龍姉からオーラが見えそう…」
ーー
隼鷹「かぁー!風呂上がりはやっぱこれだよな!」
翔鶴「蓋が…開かない……」
飛鷹「お酒を飲むより牛乳の方が百倍いいわよね」
龍驤「ウチはええわ。雲龍の乳を飲んだからね」
雲龍「私はもらおうかしら」
加賀「瑞鶴、貴女の分よ」
瑞鶴「ありがとう加賀」
翔鶴「蓋が……」
千歳「楽しい時間だったわ、いいリフレッシュにもなったし」
隼鷹「リフレッシュの割にはシモの話が多かったなぁ」
飛鷹「体も綺麗になったし私は清霜の所に行ってくるわ」
加賀「負けてられないわね、私は瑞鶴の部屋に行くわ」
瑞鶴「変なことで張り合わないで!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
563 : 以下、名... - 2019/06/16 22:23:36.25 mav8jwNro 292/476隼鷹がみんなの前で堂々と不知火から誘われる
周りからすると公然の事実なのに本人達はずれた関係でなんとなく複雑な隼鷹
不知火「隼鷹さん、ここに居たんですか」
隼鷹「不知火……」
不知火「不知火の部屋に来てくれませんか?」
龍驤「なんや自分も飛鷹の事言われへんやん」
飛鷹「人の事散々ロリコンだって罵った癖に…」
隼鷹「いや、あのさ……」
不知火「不知火は体を綺麗にしてから向かいますので。先に部屋で待っていて下さい」ガラッ
隼鷹「……」
雲龍「どうしてそんな複雑な表情なの?」
隼鷹「あたしと不知火の関係ってさ…」
龍驤「気にしとるのは隼鷹だけ違うか?ウチらは全員知ってるし」
瑞鶴「似たようなので皐月と潮が居るらしいじゃない」
加賀「体だけの関係もあるのよ。龍驤さんだってそうだったじゃない」
龍驤「ウチの場合はやるだけやから愛情は無かったよ。でも皐月らも隼鷹もそれとは違うやろ?」
隼鷹「でもよぉ…」
葛城「気になるなら本人に言ってみたら?」
隼鷹「不知火はそんなつもり無いって…前に言ってたから…」
千歳「隼鷹は不知火の相手をするのは嫌じゃないんでしょ?」
隼鷹「……」
龍驤「今はそれでええんと違うか?いつかまた何かあるって」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
568 : 以下、名... - 2019/06/16 22:54:53.71 e/IFdy02o 296/476そうこうしているとカラスの行水でもう上がってきた不知火
今日はここでするんですかそれもいいですねとぐいぐいきて隼鷹タジタジ
不知火「ふぅ…いい湯でした」ガラッ
翔鶴「凄く早いわね…」
不知火「烏の行水と言われてます」
隼鷹「あのさ不知火…」
不知火「もしかして今日はここでスるんですか?そういうのもいいですね」
隼鷹「違っ……」
不知火「隼鷹さん……」クイッ
隼鷹「んっ……んん…」
千歳「あら…」
加賀「大胆ね」
不知火「ちゃんと体は洗いましたよ。ですから早く……」
隼鷹「待てってぇ……」
不知火「もう待ちきれません……早く…」ぐりぐり
隼鷹「股をあたしの脚に擦り付けるなってぇ…」
龍驤「お二人さ~ん今やったら風呂場使ってもええで~」
不知火「それは良いですね隼鷹さんのお風呂で仲良くしたいです」
隼鷹「おい~~!!」
龍驤「楽しんだらええやん、な?」
飛鷹「私も早く清霜…キヨシニウムを……」
加賀「飛鷹がロリコンの目をしているわ」
瑞鶴「放っておけばいいわ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
575 : 以下、名... - 2019/06/16 23:26:17.78 mav8jwNro 299/476一度お風呂に入って綺麗なのに身体を隅々まで洗われる隼鷹
抱き合ってキスされながら湯船に浸かってもう離れられないと悟る
ーー
不知火「隼鷹さん、体をキレイキレイにしましょう」
隼鷹「さっき洗ったって…」
不知火「自分で洗えない所もありますよ、ほらこことか」ゴシゴシ
隼鷹「んんん…」
不知火「不知火にお任せ下さいね」
隼鷹「……」
不知火「ふ…んん……」
隼鷹「んぁっ……」
不知火「ん、ん…んん……ん…」
隼鷹「そんな…抱き着いてくるなって……」
不知火「はぁ……隼鷹さん…」
隼鷹「なんだよぉ…」
不知火「お風呂だと…凄いです……音…響いて……」
不知火「我慢……できません…」
隼鷹「わかったよ、もう……」
ーー
不知火「隼鷹さんありがとうございました。今日も気持ち良かったです」
隼鷹「……」
不知火「不知火もちゃんと感じる事ができると分かって嬉しいです。隼鷹さんにはお世話になりっぱなしですね」
不知火「そうですね、隼鷹さんが手伝って欲しいことはありませんか?」
隼鷹「……」
不知火「不知火でよければお手伝いします。何でも言って下さい」
隼鷹「安価」
下1~3高コンマ 隼鷹の台詞や行動などを
579 : 以下、名... - 2019/06/16 23:49:18.81 ngU07hpOO 303/476好きだ。あたしと恋人になってほしい。
身体だけじゃなくて心で感じたいんだ。
隼鷹「不知火…あたしと恋人になって欲しい」
不知火「恋……?」
隼鷹「身体だけじゃなくて心でも繋がってたいんだよぉ」
不知火「…どうしてですか?」
隼鷹「お前は知ってんだろぉ?あたしがアル中で…どれだけ迷惑かけたか…」
隼鷹「あそこから立ち直れたのはここを信用できたからで……皆を信じられたからなんだよぉ…」
隼鷹「あたしは弱い……弱いから繋がりが欲しいんだ……」
隼鷹「恋人が無理ならそれ以下でもいい…セフレでもいいんだよぉ…」
隼鷹「とにかく…形としてはっきりさせたいんだ……」
隼鷹「不知火はあたしの事…好きか……?て
不知火「不知火は…」
隼鷹「あのな…聞いた話なんだけど……セフレと恋人じゃ…気持ち良さが違うんだってよ…」
不知火「え?」
隼鷹「心が繋がると…いつもより気持ち良いって……」
隼鷹「それ目的でもいいから…ダメか……?」
不知火「安価」
下1~3高コンマ 不知火の台詞や行動などを
584 : 以下、名... - 2019/06/17 00:08:21.85 RcLOaFHSo 306/476ああ、私は、傀儡はやはり艦娘とは違うのでしょうか
嬉しいのに、隼鷹さんと私みたいな傀儡では釣り合わないのに…こんな時どんな顔をしていいのかわかりません
不知火「不知火は……傀儡はやはり艦娘とは違うのでしょうか」
隼鷹「何がだよぉ……」
不知火「隼鷹さんに好きだと言われて嬉しいのに……どんな顔をしていいのかわかりません」
不知火「不知火は恋というものが分かりません。隼鷹さんに答える事ができません」
不知火「…やはり傀儡は艦娘とは違いますね。戦闘が目的の傀儡に恋なんて分からないんです」
不知火「……自分の存在がよく分かりました。それでは失礼します」
隼鷹「おい待てって、おい……!」
不知火「……」
ーー
由良「どうしたの。元気が無い」
不知火「…自分が傀儡だと再確認したまでです」
由良「そう」
不知火「今日の特訓はいつもより時間を伸ばしてみます」
由良「傀儡の力を使い過ぎるとそちらに傾く。コントロールできるの」
不知火「無理をしなければいつまでも活動時間は延ばせません」
由良「そう」
由良「危険だと思えば止める」
不知火「お願いします」
不知火(不知火が恋だとなんだと言う権利はありません。不知火はかつて仲間を傷付けてしまったんです)
不知火(傀儡は傀儡らしく。戦闘をしていれば良いんです)
不知火「……戦闘開始。目標→由良。攻撃開始」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
590 : 以下、名... - 2019/06/17 00:37:13.08 4HDYhmDDo 310/476隼鷹の事ばかり浮かんできて特訓にならない
由良に中止を言い渡され物影で見ていた隼鷹を指差される
591 : 以下、名... - 2019/06/17 00:40:19.69 tRwdwDw5O 311/476>>590
由良からは自分の心を理解せず目を背けているのに力をコントロールできるはずがないと言われる
由良「止め。これ以上意味は無い」
不知火「…どうしてですか」
由良「自分の心を理解しようとしないのに。力をコントロールできるはずがない」
不知火「何を言ってるんですか」
由良「…」
不知火「待って下さい、不知火の特訓はまだ…」
由良「そこ」
不知火「あ……」
隼鷹「不知火ぃ……」
隼鷹「そんな寂しいこと言うなよぉ…あたし達は傀儡だとか関係ないだろ……」
隼鷹「あたしは不知火の事…好きなんだ……」
不知火「ですが…不知火はそれに答えられません……」
由良「不知火」
由良「貴女は欠陥品じゃない」
由良「恋は難しい。私でも正解が分からない」
由良「私も…あの人に対する感情が愛だと気付くのに時間がかかった」
不知火「由良さんが…」
由良「意識して一緒に居てみればいい。そうすれば答えは見えてくる」
不知火「…分かりました。由良さんを信じてそうしてみます」
ーー