1 : VIPに... - 2013/10/10 23:08:15.36 PLN/j4Hn0 1/51

【某日・事務所】


P「なぁ、響」

「なんだ?」

P「今度の生っすか、響チャレンジなんだけど」

「うん」

P「今回は、放送日が響の誕生日に近いってことで……スペシャルだ」

「す、スペシャルか……」

P「いや、変なことはしないぞ」

「え?」


元スレ
響「全力アマゾン卓球ナイトクルーズ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381414095/

2 : VIPに... - 2013/10/10 23:09:08.60 PLN/j4Hn0 2/51

P「スペシャルってことで、美希と貴音も参加する。 フェアリーチャレンジだ」

「おぉ、フェアリー!」

P「そして、今回のチャレンジは……」

「チャレンジは?」


P「ミステリーツアーだ」


「ミステリーツアー……! すごい、普通のバラエティっぽいぞ!」

P「ははっ、そうだろう!」

3 : VIPに... - 2013/10/10 23:10:08.60 PLN/j4Hn0 3/51

P「それで、趣旨的にはどこに行くか不明なんだけど」

「そこは……不安だな」

P「響は、海外パスポート持ってたっけ?」

「海外なのか!?」

P「可能性もあるって話だ」

「うーん……確か、この前ロケでフランスに行ったような……」

P「じゃあ大丈夫だな。 ……でもな、響」

「え?」



P「響にだけ言っておくけど……今回の行き先、実は沖縄なんだ」

4 : VIPに... - 2013/10/10 23:11:09.97 PLN/j4Hn0 4/51

「お、沖縄っ!?」ガタン

P「落ち着け。 ……まぁ、響チャレンジとはいえ、誕生日だしな」

P「故郷に帰るのも悪くないだろうと思ったんだ」

「お、おぉ……ありがとう、プロデューサー!」

P「それで、ツアーの内容だけど」

「うんうん!」

P「自然に触れ、十分楽しんで……美味しいご飯を食べる、って感じだ」

「うんう………って、なんか随分ざっくりしてないか?」

P「一応ミステリーツアーだしな」

「そういうものなのか……?」

5 : VIPに... - 2013/10/10 23:12:09.30 PLN/j4Hn0 5/51

P「悪いけど、あまり細かい内容は話せない。 サプライズが入る可能性もあるし」

「おぉ、サプライズ!」


「……それは、言っちゃってよかったのか?」

P「ははっ、それもそうだな。 忘れてくれ」

「ええっ!?」

P「それじゃ、ロケは来週だからな。 風邪引くなよ?」

「それは大丈夫さー! なんてったって自分、かん」

P「はいはいはいさーい」ガチャッ バタン

「うぎゃー! 最後まで聞けー!」

6 : VIPに... - 2013/10/10 23:13:11.68 PLN/j4Hn0 6/51

「沖縄、か…………」


(沖縄に帰れるんだ……いつ以来かな)

(家族のみんなは、元気かな)

(海は、今も変わらないのかな)


「……」



「早くロケの日、来ないかな」


――――

――

7 : VIPに... - 2013/10/10 23:14:17.15 PLN/j4Hn0 7/51

【ロケ当日・空港】


貴音「おはようございます、響」

「貴音、はいさーい!」

美希「ねぇ響、昨日寝た? クマすごいよ?」

「えっ!?」

美希「冗談なの。 ホントに寝てないんだね、あはっ☆」

「うぐぐ……」


P「お前ら、カメラ回ってるぞ……」

8 : VIPに... - 2013/10/10 23:15:13.92 PLN/j4Hn0 8/51

P「それじゃ、これを着けてくれ」

「アイマスクか……まぁ、ミステリーツアーだしね」

貴音「なんとも、面妖なでざいんですね……」

美希「どうハニー、似合ってるー?」


P「あと、これも」

「これは……ヘッドホン?」

P「耳栓代わりだよ、念の為な」

貴音「……」カポッ

美希「ねぇハニー、この曲何ー?」

P「『夜明けのスキャット』だ」

「これ、無駄に大音量だぞ……」

9 : VIPに... - 2013/10/10 23:16:17.18 PLN/j4Hn0 9/51

P「しばらくは会話も無くて辛いだろうけど、我慢してくれ」


P「……あ、聞こえないのか」

「……」

美希「……」

貴音「……」



P「……ふふっ、現地が楽しみだな」

10 : VIPに... - 2013/10/10 23:17:21.04 PLN/j4Hn0 10/51

ルー ルールルー ルー ルールルー



(そろそろ……飛行機に乗ったのか?)


美希「……」グカー

貴音「……」スー

「……」


(時間の感覚が狂うな……)



ルー ルールルー ルー ルールルー

11 : VIPに... - 2013/10/10 23:18:14.20 PLN/j4Hn0 11/51

「……」スースー

P「………びき。 響! 着いたぞ!」

「むにゃ……あ、プロデューサー」

(耳栓がない……着いたんだ!)


P「それでは、現地に到着ということで……」

美希「……」

貴音「……」


P「外して下さいッ!!」


「……」ゴクリ

12 : VIPに... - 2013/10/10 23:19:13.30 PLN/j4Hn0 12/51

美希「………おぉ……!」

貴音「ここは……面妖な」


「……」


美希「どーりで暑いと思ったの」

貴音「日本とは、気候が違いますからね……」


「…………」




「どこだ? ここ」

13 : VIPに... - 2013/10/10 23:20:15.99 PLN/j4Hn0 13/51

P「今回のミステリーツアー、行き先は……なんと! アマゾンです!!」


美希貴音「「!?」」


「あ、アマゾン!?」

美希「ミキ知ってるよ、アマゾン。 便利だよね」

「多分、そのアマゾンじゃないと思うぞ」

貴音「わたくしも存じておりますよ、仮面らい」

「そのアマゾンでもないぞ!」

14 : VIPに... - 2013/10/10 23:21:14.58 PLN/j4Hn0 14/51

(というか……なんでアマゾン!?)

(沖縄のはずじゃ……まさか自分、騙されて)


貴音「響」

「貴音?」

貴音「何か、不本意なことがあったのでしょうが……」

貴音「わたくし達は、アイドルです。 そのような表情をしては……いけませんよ?」

「貴音……」


(そうだな……落ち込んでる場合じゃない)

(文句は後で言うとして、今は仕事を――)



P「これからやるのは卓球だ」

「!?」

15 : VIPに... - 2013/10/10 23:22:09.43 PLN/j4Hn0 15/51

「たっ、卓球!?」

P「あぁ」

「アマゾンで卓球? この熱帯林で!?」

P「あぁ」

「……」

P「……あ、川下りしつつだぞ?」

「もっと分からないぞ……」


美希「響、ゴチャゴチャうるさいの」

貴音「わたくし達は……アイドルですから」

「なんでそっちは順応してるんだ!?」

16 : VIPに... - 2013/10/10 23:23:18.15 PLN/j4Hn0 16/51

P「ボートを担当してくれる、現地スタッフのクリスだ」

スタッフ「▲◆○☆…♪」

P「……」

「プロデューサー、何て言ってるんだ?」

P「……」


P「楽天初優勝おめでとう、って」

「絶対違うと思うぞ」

17 : VIPに... - 2013/10/10 23:24:13.55 PLN/j4Hn0 17/51

P「アマゾン川の風景を眺めながら卓球を楽しむ、というのが今回のツアーだ」

「自分、未だに意味が分からないぞ」

美希「ミキ、卓球久しぶりなの!」

貴音「ふふ……手は抜きませんよ?」

「……」


P「ちなみに、卓球台が乗るようなボートを用意したぞ」

「無駄に大きいな……」

P「それから、ピラニア等にはくれぐれも注意してくれ」

「そもそも何でアマゾンに来たんだ?」

18 : VIPに... - 2013/10/10 23:25:10.59 PLN/j4Hn0 18/51

P「それでは、出航ッ!」

スタッフ「……」ギコー


P「……さて、卓球台を広げてと」ガシャン

美希「なんか、ワクワクしてくるね」

貴音「胸が高鳴りますね」

「嫌な予感しかしないぞ」


P「ペアは、俺と響でいいか?」

美希「えー、ミキはハニーとが」

P「いーや、決定だ」

19 : VIPに... - 2013/10/10 23:26:06.01 PLN/j4Hn0 19/51

P「……」

「……」

貴音「……」

美希「……」


P「ふっ!」コン

美希「とうっ!」カコーン

「……たぁっ!」スパーン

貴音「……………っ」


「さーっ!」グッ

20 : VIPに... - 2013/10/10 23:27:07.55 PLN/j4Hn0 20/51

美希「待って、響」

「え?」

美希「あの掛け声、やっぱり言うの?」

「掛け声……あぁ、自分卓球やってたからな。 習慣みたいなものさー」

美希「それ、ダサいって思うな」

「!?」

美希「せっかく響は沖縄出身なんだから、こう、はいさーい、とか」

「そういう意味で使う言葉じゃないぞ、それは……」

21 : VIPに... - 2013/10/10 23:28:29.48 PLN/j4Hn0 21/51

「……」

美希「……」

P「……」

貴音「……」


「……たぁっ!」バコーン

美希「っ!」

P「やった!」


「はいさーい!!」グッ


美希「……やっぱりナシで」

「ええー……」

22 : VIPに... - 2013/10/10 23:29:25.04 PLN/j4Hn0 22/51

貴音「美希」

美希「ん?」

貴音「何を戯れに興じているのです……わたくし達は、遊びに来たのではありませんよ」

美希「貴音……」

貴音「全力で、あの二人を叩き潰すのです。 出来ますか?」

美希「……モチロン、なの」



「え? これって遊びじゃないのか?」

P「少なくとも俺は全力だ」

23 : VIPに... - 2013/10/10 23:30:12.47 PLN/j4Hn0 23/51

貴音「それでは、全力で……」スッ

美希「……」コキッ コキッ

「あれ、サーブ貴音なのか?」

P「そこら辺はノリだ」


貴音「……行きますよッ!」スパーン

P「うおっ!?」パコーン

美希「おおっ!」


「ドンマイドンマイ、当たってたぞ!」

P「……おお、卓球っぽい」

「卓球っぽい……?」

24 : VIPに... - 2013/10/10 23:31:08.74 PLN/j4Hn0 24/51

「プロデューサー」

P「ん?」

「もう一回あのサーブが来たら、返せるか?」

P「……無理だな。 体が追い付かないよ」

「……」

P「まぁ、美希のサーブなら……いや、それも本気出されると……」

「分かった。 自分が返す」

P「出来るのか?」

「なんくるないさー!」グッ

P「……おお、沖縄っぽい」

「ぽいも何も、沖縄の言葉だぞ……」

25 : VIPに... - 2013/10/10 23:32:04.81 PLN/j4Hn0 25/51

貴音「作戦会議は……終わりましたか?」

美希「むー、後でペア交換したいの」

「……」スッ

P「まぁ、後々な……」



貴音(前衛に響……ですか)

貴音(しかし、誰が相手であろうと……)


貴音「……やることは依然、変わりませんッ!」スパーン

「覇ッッッ!!!!」バシュゥン

貴音「!?」

P「やった!」

26 : VIPに... - 2013/10/10 23:33:11.40 PLN/j4Hn0 26/51

貴音「………~~ッッッ」

P「ナイス響!」

美希「いい掛け声だったの!」

「……突っ込まないでほしいぞ」


貴音「ふふ……それでこそ響、です」グラッ

「貴音?」

貴音「かはっ……美希、後………は」ドサッ

「え、ええっ!?」

美希「……!」

27 : VIPに... - 2013/10/10 23:34:11.04 PLN/j4Hn0 27/51

「ちょ、ちょっとっ! 貴音!?」

P「いいんだ、響」

「えっ、でも、貴音が」

美希「貴音は、負けたの。 だから、しょうがないって思うな」

「しょうがない、って……」

美希「ほら、続きしよ? 3人になっちゃったから、シングルスだね」

「何言ってるんだ美希、そんなの」

美希「ハニーは最後にとっておきたいから……響、勝負なの」

「……」

28 : VIPに... - 2013/10/10 23:35:15.65 PLN/j4Hn0 28/51

(さっきまで普通に卓球してたのに、突然貴音が倒れた)

(これが、プロデューサーの言う……ノリなのか?)


美希「ほら響、早くー」

P「……」


(だったら……うぐぐ、こんな企画にノリたくないけど……)

美希「響ー?」

「……ってやる」

美希「え?」


「やってやる! 美希もプロデューサーも……みんな、みんな倒して! 勝ってやる!!」

29 : VIPに... - 2013/10/10 23:36:19.61 PLN/j4Hn0 29/51

美希「へぇ……いい顔なの、響」

「……」

美希「でもね、勝つのはミキだよ」

美希「ミキが……ミキが! 最後に! キラキラするのッ!!」バコーン

「……!」パコーン



P「……」

P(やべ、ツッコミ居なくなった)

30 : VIPに... - 2013/10/10 23:37:29.97 PLN/j4Hn0 30/51

美希「ふっ!」パコーン

「……」カーン

美希「てりゃっ!」パカーン

「……っ」コーン

美希「……」パコーン


美希(響のショット、遅いの)

美希(これなら……楽勝ってカンジ?)


美希「たぁっ!」バコーン

「……」


「ふんッッッ!!!!」ズドン

美希「……!?」

31 : VIPに... - 2013/10/10 23:38:23.93 PLN/j4Hn0 31/51

美希(え、ウソ、速)

パッカーン

美希「……………そん、な」ドサッ


「……」

P「すごいな、響。 今のはどういう技だ?」

「いや、普通に思いっ切り打っただけさ。 眉間に行っちゃったけど……」

P「……なるほど」

「プロデューサー、休んでいいか? 色々疲れたぞ」

32 : VIPに... - 2013/10/10 23:39:16.86 PLN/j4Hn0 32/51

スタッフ「……」ギーコ ギーコ



「……っぷはぁ!」

P「……」

「なぁ、プロデューサー」

P「ん?」

「結局、今回はどういう企画なんだ?」

P「響チャレンジ、アマゾン編だ」

「……」

(沖縄、行きたかった……)

33 : VIPに... - 2013/10/10 23:40:07.34 PLN/j4Hn0 33/51

P「まぁ、沖縄なら後でいくらでも連れてってやる」

「え?」


P「生きて帰れたら………な」


「ちょ、それってどういう」

P「周りを見ろ」

「え?」


ギー ギャーオ ア"ァーオゥ


P「アマゾンの生物たちだ……俺たちを狙ってるみたいだな」

「なんで!?」

34 : VIPに... - 2013/10/10 23:41:22.53 PLN/j4Hn0 34/51

「アマゾンの……って、人間には慣れてるんじゃ」

P「わからん……卓球は、目立ち過ぎてしまったのか……」

「そういう問題か?」

P「何より、怖いのはな」

「え?」



ドサァッ

「ア"ア"ア"ア"ァア"アァァァアァ"ア"ァーーッ!!!!」

P「こんなのは、予定にないってことだ……!」

「なっ……!?」

35 : VIPに... - 2013/10/10 23:42:08.12 PLN/j4Hn0 35/51

「グルルォゥ……」ザッ

P「響、何て言ってるか分かるか?」

「……ちょっと待ってくれ」



『女……その手に持っているものは……何だ……?』


「……」

「卓球に興味があるみたいだぞ」

P「マジで?」

36 : VIPに... - 2013/10/10 23:43:13.94 PLN/j4Hn0 36/51

「これは……卓球に使う、ラケットだ」

『タッキュウ……? ラケット……?』

「……」

P「おい響、どうにか説得を……」

「分かってるさ」



「……こう使うんだよッ!」バッコーン

『!?』

パカーン

P「!?」

37 : VIPに... - 2013/10/10 23:44:12.45 PLN/j4Hn0 37/51

P「何やってんだ響!」

「先手必勝だぞっ!」

『……』

P「……いや、美希を葬った技だ……もしかしたら……」


『今のは……痛かったぞ……』


「!」

『痛かったぞぉおおおおお!!!』

P「き、効いてない! むしろ怒らせたか……!」

38 : VIPに... - 2013/10/10 23:45:06.89 PLN/j4Hn0 38/51

「……」ブン

『あぁン? これは……』

「ラケットだ。 ねぇ、キミ」


「自分と、勝負しないか?」


『……』

P「何言ってんだ響、そんな要求が……」

『いいだろう』

P「通ったっぽい!」

39 : VIPに... - 2013/10/10 23:46:05.53 PLN/j4Hn0 39/51

(正直、ここに来てから意味不明なことばっかりだ)

(ツッコミが追い付かない、っていうか……挙句、猿と卓球?)

(分からない。 これで合ってるのか、分からないけど……)



「言っとくけど、自分完璧だからな! かかってこいエテ公っ!!」

『なんだと……!?』



(全力で……全力でやってやるッ!)

40 : VIPに... - 2013/10/10 23:47:19.19 PLN/j4Hn0 40/51

「……はっ!」パコーン

『……』

P「よし、サービスエースだ!」


『……なるほど、そうやるのか』

「え?」

『……よっ、と』バコーン

「な……っ!」

P「なにぃッ!? 一瞬で、今のプレーだけで、もう学習しているッ!」

41 : VIPに... - 2013/10/10 23:48:30.44 PLN/j4Hn0 41/51

『よし……ガンガンいこうぜ』バコーン

「っ!」パコーン

『ほっ』パコーン

「……」パコーン


P「まずいな……押されてる。 このままだと……」

「なんくるないさー」ボソ

P「え?」

42 : VIPに... - 2013/10/10 23:49:15.32 PLN/j4Hn0 42/51

『チョロイな、まったく……』バコーン

「どうだかなっ!」カッ

『フン…………』スカッ


『なにっ!?』


「さて、と……ガンガンいくぞ!」カッ

『……っ』バコーン

「ふっ!」カッ

『ゴラァ!』スカッ


『クソッ、どうなって……』

43 : VIPに... - 2013/10/10 23:50:07.86 PLN/j4Hn0 43/51

「そりゃ、仕方ないと思うぞ」カッ

『なに……?』パコーン

「だって自分……」カッ

『……』スカッ


「カットマンだからな!」


『カッ……何だ?』

「知らなくてもいいぞ」カッ

『……チッ、とにかく、この曲がりの対策を……』パコン

「……」


「とどめだッ!!!」バコォン

44 : VIPに... - 2013/10/10 23:51:07.10 PLN/j4Hn0 44/51

『う……目が…………目がァあぁああああ!!!』

「フフン、自分の勝ちだな!」

『クソが……覚えていやがれ!!』バシャァッ



P「………響」

「なんだ?」

P「カットマンって割には……最後スマッシュ打ったな」

「嘘も方便さー!」

P「……」


――――

――

45 : VIPに... - 2013/10/10 23:52:12.48 PLN/j4Hn0 45/51

【アマゾン・展望台】


P「さて、みんな……本当にお疲れ様!」

美希「結局、ハニーと組めなかったの」

P「また今度な。 貴音も、変な役回りで悪かった」

貴音「いえ、わたくしは構いませんよ」


P「そして……響」

「……」

46 : VIPに... - 2013/10/10 23:53:31.66 PLN/j4Hn0 46/51

「プロデューサー」

P「うん?」

「最後のエテ公も、ドッキリだったのか?」

P「……どうだかな」

「……」



P「響。 今回の響チャレンジはな……『全力』がテーマだったんだ」

「全力……?」

P「ああ」

47 : VIPに... - 2013/10/10 23:54:19.16 PLN/j4Hn0 47/51

P「最近、響も仕事が増えてきて……昔を思い出してほしかったんだ」

「昔、って……」

P「響チャレンジで無茶してた頃だな」


P「今日は、みんな頑張ってただろう。 貴音も、美希も……響も」

「……」

P「どんな仕事にも、全力で挑む……それが我那覇響の真骨頂だと、俺は思う」

「……へへ、なんか照れるぞ」

48 : VIPに... - 2013/10/10 23:55:06.49 PLN/j4Hn0 48/51

美希「ねぇ、ハニー見て!」

P「ん? ……おぉ!」

貴音「これは……何とも綺麗な……」

「日の出だ……!」

P「……よし、みんな」

「え?」

P「日の出も見れたところで……いくぞ」




「「響、誕生日おめでとう!!」」

49 : VIPに... - 2013/10/10 23:56:05.69 PLN/j4Hn0 49/51

「お……おおぉ……!!」


美希「響、今年もよろしくね!」

貴音「ぜひ、よしなに……」

「2人共……ありがとう! 嬉しいぞ!」


P「響」

「プロデューサー……」

P「俺からのプレゼントだ。 貰ってくれ」

「……うん」

50 : VIPに... - 2013/10/10 23:57:17.12 PLN/j4Hn0 50/51

「よし、開けるぞ……!」


「……」カパッ



「これ、って……」




P「ピラニアのフライだ」

「なんでだ!!」


終わり

51 : VIPに... - 2013/10/10 23:58:14.71 PLN/j4Hn0 51/51

以上です。読んで下さって、ありがとうございました。


やっつけアンドぐちゃぐちゃだけど間に合ってよかった。響、誕生日おめでとう!

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