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【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その4【安価】(3)
ーー某所
大和「老幹部さん、整備士さんを味方につけることは難しそうですね」
老幹部「是非とも引き入れたい人材じゃが、これだけ手を尽くして無理なら諦めるしかないかもしれんのぅ」
大和「ただ諦めるとなると整備士の存在は危険です」
老幹部「そうじゃ、彼一人で世界の均衡を崩してしまう可能性がある」
大和「やはり始末するしかありませんね」
老幹部「大本営から奪ったあの艤装がある。あれを使うしかないのぅ」
大和「あれは動力に核を使いますから、できれば避けたかったですね…」
老幹部「均衡を保つにはこれしか無いんじゃ。早速準備に取り掛かるぞぃ」
大和「了解です老幹部さん」
ーー大本営
「アレは使用可能か」
「発射コードは我々が引き継ぎました。いつでも使えます」
「今度の言い訳はどうする?また隕石が落ちてくるのか?」
「整備士がいるのは海の上です。目撃者が居ても握りつぶせます」
「それに海底火山の噴火だと逃げ道もある」
「…よし。八島を起動させる」
「目標は整備士がいるとされる島、深海棲艦が放棄した基地だ」
「エネルギーの充填を開始させます」
ーー
モチヅキ「…という具合に組織と大本営が整備士を仕留めにかかってるみたいだよ」
チヨダ「待ちなさいよ!その男と提督は一緒にいるんでしょ!?」
モチヅキ「そうだねぇ」
リュウジョウ「つまりその整備士を助けやん限り提督も助けられへんっちゅうことやな」
菊月「モチヅキの予知が外れたことは無い。どんな手を使ってでも司令官を助けに行くぞ!」
アケボノ「でもどうするのよ?整備士がいる場所はだれも知らないのよ?」
神威「知らない場所には飛ばせません…」
モチヅキ「それをこれから考えるんじゃん。誰かに頼ってもいいしね~」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
595 : 以下、名... - 2019/05/06 19:51:30.88 qy/iXljvO 278/469提督に場所を知らないか確認する
ーー足りないもの鎮守府
提督「整備士の場所か…」
アケボノ「私達の提督の命に関わるの。知らないなら知らないでいい。知ってるなら教えて」
龍驤「…すまん。こっちで連絡が取れるのは呂500だけやったんや。でも殺されて……傀儡になってしもた」
アケボノ「そんな事はどうでもいいの。知らないって答えでいいのね」
提督「どうでも良くはない、呂500は…」
アケボノ「あたし達は急いでるの。じゃあね」バシュッ
龍驤「…行ってしもたか」
提督「相当急いでいるよだったな」
龍驤「せめて理由を言うて欲しかったけど…何かあったのは確かやろうな」
提督「俺達はアケボノ達に何度も助けてもらった。こちらが助けられるのなら助けたいが…」
龍驤「でもウチらはどうにもできへん。呂500は一部記憶が無いから整備士の事は無理や」
提督「アケボノ達も場所が分かりさえすれば助けられるんだろう。だがそう簡単にはいかないだろうな」
龍驤「なんとか…ならんのかな」
提督「……」
龍驤「ウチが同じ立場やったら…」
提督「何か他にできることがあるかもしれない。その時に手伝えばいいんだ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
603 : 以下、名... - 2019/05/06 20:36:49.85 p4nEsFiYo 281/469島にある深海棲艦が放棄した基地
これを手がかりに>>601
601 : 以下、名... - 2019/05/06 20:26:13.71 7YbGA8JF0 282/469アケボノ、駆逐艦娘から手がかりを集めて回る
ーー
アケボノ「モチヅキの予知に出てきたキーワードは『島』と『深海棲艦が放棄した基地』」
アケボノ「これを基にして手掛かりを集めるしか無いわ」
アケボノ「のんびりやってる暇は無い。あの兵器を使われたら終わりなのよ」
アケボノ「エネルギーの充填がいつ終わるか分からない。もしかしたら今にでも…」
アケボノ「そんな事は絶対にさせない。破壊が無理なら救い出すしか無い」
アケボノ「海域をウロチョロしてると言えば駆逐艦よね。遠征や何やらで出番は多い」
アケボノ「…その辺にいる駆逐艦を脅して聞き出すしかないわ」
アケボノ「クソ提督が知ったら怒るでしょうね。でもアンタの場所を知らないんだから怒られることはない」
アケボノ「神威、見逃しなさい。こうする以外に方法があるなら教えて」
アケボノ「……」
アケボノ「返事が無いならそういうことね。殺しはしないけど、その一歩前まではやるから」
アケボノ「これもあのクソ提督の為なのよ…!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
607 : 以下、名... - 2019/05/06 21:09:01.97 1NS9GWRbO 285/469駆逐艦を脅すまでもなく結構すぐに居場所を特定できた
ーー
荒潮「割とすぐに特定できたわね~」
菊月「この辺りを通る駆逐艦達の噂になっていたらしい。幽霊を見たとか何かとな」
アケボノ「あたしとしては最悪の手段を使わないで済んで良かったわ」
荒潮「そうこう言ってる間に~着くわよ~」
菊月「ここか、ここに司令官が……」
アケボノ「クソ提督には文句を言ってやらないと気が済まないのよ。待ってなさいよ!」
荒潮「…待ってアケボノ。向こうから何か来るわ」
「……」
菊月「あれは深海棲艦か?それにしてはサイズが小さいが」
「わぁぁぁぁ…!」ゴォォォ
アケボノ「…!!総員回避!」
荒潮「あらぁ…」
菊月「くっ…!」
アケボノ「うぐっ…!」
菊月「大丈夫かアケボノ!」
アケボノ「かすっただけなのに…この威力……!」
吹雪「司令官には近付けさせません…!」
荒潮「まずいわねぇ…整備士さんの護衛みたいよぉ」
菊月「向こうに連絡する手段が無い。こちらが味方だと分かるはずも無いだろう」
アケボノ「あれ…倒せる…?」
荒潮「無理かもしれないわねぇ~」
菊月「まだあそこにたどり着いてない。神威の移動も無理だ」
吹雪「ここから出ていけぇーー!」ゴォォォ
アケボノ「また来るわよ…回避……!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
614 : 以下、名... - 2019/05/06 21:46:01.90 77OEGoYYo 289/469早霜!早霜!と叫んで気を逸らし対話に持ち込む
アケボノ「いぃぃ……!」ビリビリ
菊月「またギリギリか…!」
アケボノ「なんてデタラメな威力してんのよ!これじゃこっちが持たない!」
荒潮「向こうの気を逸らせれば良いんだけど…」
菊月「……アイツは早霜の事を知ってたんじゃないのか?」
アケボノ「知ってるはずよ、それでいくわよ!」
荒潮「早霜~」
アケボノ「早霜早霜!!」
菊月「だからって連呼しても意味が無いだろう」
吹雪「あの人達は早霜さんの事を知ってる?ということはあの鎮守府の関係者…?」
アケボノ「攻撃が止んだわ!」
菊月「止まるのか…」
荒潮「今のうちに近付いて~敵意は無いって知らせましょう~」
吹雪「…!!」
菊月「なんだ?様子がおかしいぞ」
吹雪「伊400さん、司令官達の避難は済んだんですね!?」
荒潮「あらぁ…?」
吹雪「貴女達が何者か知りませんが、司令官に合わせるわけにはいきません!」
アケボノ「待ちなさいよ!あたし達はクソ提督に会いに…!」
吹雪「とっておきを…くらえーーーー!!」ジャキッ
菊月「まずい…!一旦引くぞ!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
622 : 以下、名... - 2019/05/06 22:15:32.88 p4nEsFiYo 293/469神威の能力で少し離れた場所に逃げると凄い爆発が起こったのが見える
落ち着いてからまた向かうと基地が吹き飛んでいたので、元から拠点を移すつもりだったんだなと
ーー
バシュッ
荒潮「危なかったわねぇ…」
菊月「あれをくらっていたらどうなっていたか」
アケボノ「後…少しだったのに……」
荒潮「アケボノ…またチャンスはあるわよ~」
ドドドドド…
菊月「ん?なんだあの爆発は?」
荒潮「あそこは~ちょうどあの基地があった所らへんね~」
菊月「状況から考えて吹雪がやったのか。あの火力ならあの爆発は起こせる」
荒潮「多分~向こうも気付いてたのね~」
菊月「組織か大本営に内通者がいるということか」
荒潮「両方とは考えられないから~どっちかにはいるでしょうね~」
菊月「それを知っても止めることができなかった。だから拠点を移すことにした」
荒潮「そう考えると~辻褄が合うわね~」
アケボノ「あたしの…クソ提督……」
荒潮「アケボノのダメージも大きいし~一旦帰りましょう~」
菊月「そこまでの損傷か?小破すらしていないだろう」
アケボノ「……」ポロポロ
荒潮「心のよ……」
菊月「…了解だ。帰るぞアケボノ」
アケボノ「わがっでるわよ…!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
629 : 以下、名... - 2019/05/06 22:35:59.58 qy/iXljvO 297/469菊月達が帰還した跡もぬけの殻の基地跡地ぶっ放される八島
組織の方は例の艤装がうんともすんとも言わなくて先を越されてしまったかのうと話してる
ゴゴゴゴゴ……
菊月「この地鳴り…八島が発射されたか」
荒潮「ここは危ないかもしれないわねぇ…早く帰りましょう」
アケボノ「神威……早く…!」
菊月「まだ泣き止んでないがいいのか?」
アケボノ「いいがら…!」
荒潮「それじゃあ帰りましょうか…」バシュッ
ーー某所
大和「すいません老幹部さん、あの艤装は動かせませんでした…」
老幹部「あのせーふてぃを外せば艦娘でも可能かと思ったんじゃがのぅ…」
大和「やはりあれは人間の艦娘しか扱えません」
老幹部「そうなると信濃か…ふぅむ…」
大和「大和ならできるかもしれません」
老幹部「できるのかぇ?」
大和「はい、彼女ならきっと我々の味方になってくれます」
老幹部「ほぅ……なら信濃は大和に任せようかの」
大和「必ず老幹部さんのお力になってみせます」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
634 : 以下、名... - 2019/05/06 22:50:48.98 Rnv4ZqqDO 300/469菊月が八島の事を調べる為に大本営に戻るとそこで信濃に出会う
ーー大本営
菊月(八島の事を調べに大本営まで来たがやはり存在は極秘のようだな)
菊月(幹部の私でも知れないとなると、重役やそれ以上の存在……)
信濃「……」
菊月(モチヅキの予知によると発射コードと言っていた。つまりそれがなければ撃てない)
菊月(逆に言えばコードさえあれば誰でも撃てる…)
菊月(こんな兵器を大本営に握らせるべきではない。なんとか破壊…それが無理ならコードの奪取…)
信濃「貴女…見ない顔だけど」
菊月「む……信濃か」
信濃「私を知っているということは役職は幹部以上ね」
菊月「そうだな。お前のお披露目の時には直接見ていたぞ」
信濃「なるほど…」
菊月(信濃はアレには関係ないだろう。何が面白いのか知らないがさっさと帰って欲しいな)
信濃「安価」
下1~3高コンマ 信濃の台詞や行動などを
640 : 以下、名... - 2019/05/06 23:33:36.90 77OEGoYYo 303/469何か知りたい事がありませんか……?例えば八島の事とか
信濃「何か困ったことはありませんか?そういうお顔をされていましたよ」
菊月「…何もない。疲れているだけだ」
信濃「そうですか…」
菊月(ただのお人好しか。適当に誤魔化して帰るか)
信濃「それでは何か知りたい事がありませんか?」
菊月「無いな」
信濃「そうですか……八島の事は知りたくないんですね?」
菊月「……」ピクッ
菊月「…何の事だかわからないな」
信濃「そうですか……」
信濃「八島から逃れることはできません。それでも彼が生きているということは事前に情報を掴んでいたということです」
菊月「だから何のことだか知らないと言っている」
信濃「私の前で嘘は付けません。貴女は八島を知っている」
菊月「……」
信濃「まさか幹部が裏切り者だったとは…貴女には聞きたいことが色々あります。大人しく付いてきてもらいますよ」
菊月「……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
644 : 以下、名... - 2019/05/06 23:51:46.99 /LjXvF5CO 306/469大和
どうやら込み入った事情がそれぞれおありのようですね
お茶でも飲みながら話合いでもしませんか(信濃の後ろの方から現れる大和)
大和「どうやら込み入った事情がそれぞれおありのようですね。お茶でも飲みながら話合いでもしませんか?」
信濃「大和…!一体どこから!?」
菊月「今だ、神威…」
大和「菊月さん、もし逃げたりしたら貴女のお仲間を全員始末しますよ」ニコッ
菊月「チッ……」
「おい、あれって大和じゃ……」
「大本営から行方不明になった…?」
大和「ここじゃ場所が悪いですね。変えましょう」
信濃「いいわ……付いていってあげます」
ーー茶室
信濃「また茶室ですか、芸のない」
大和「…どうぞ。大和が煎じたお茶です」
信濃「そんなもの飲めるわけないでしょう」
大和「あら…以外とチキンなんですね」
信濃「そんな挑発には乗らないわよ」
大和「菊月さん、貴女もそうなんですか?」
菊月「いいや、私は飲もう」スッ
信濃「正気ですか?この大和は…」
菊月「知ってるさ。例の組織に味方する裏切り者の大和だろう」
信濃「そんな彼女が入れる飲み物なんて怪し過ぎます。毒の一つや二つ入っててもおかしくありません」
菊月「お前は人間なんだろう。茶の作法は学校で習わなかったか」
大和「そうです、毒を仕込む暇なんてありません」
信濃「なんですって…?」
菊月「これが茶以外の飲み物なら飲まないさ。茶だからこそ…だ」
大和「お詳しいんですね。幹部だからというわけじゃないですよね?」
菊月「私の……大切な人が教えてくれたんだ」
大和「まぁ…素敵ですね」
菊月「…まずは私の目的から話してやろう。はっきり言って整備士とかいう男には興味が無い」
大和「そうなんですか?」
菊月「奴と一緒に行動している深海提督に用がある。それ以外に目的は無い」
大和「証拠は?」
菊月「さっき言った大切な人……それは深海提督の事だ。あの人は私の提督だった」
信濃「深海提督が元提督…!?」
菊月「なぜそうなったかは分からない。だからこそ捕まえて私の元に戻したい」
大和「愛故に…ということですか」
菊月「否定はしない」
信濃「…貴女が八島の事を知ったのはいつですか」
菊月「整備士に危機が迫っていることを知ってからだ。整備士を救わなければ深海提督を救うことはできない」
信濃「貴女が情報を流したわけでは無い……」
菊月「そうだ。私には深海提督以外に目的は無い」
信濃「じゃあ誰が……どうやって…」
大和「次は大和の話をさせてもらいますね」ニコッ
大和「私達は世界の均衡を保つのが一番だと考えています。強過ぎる力は均衡を崩してしまうんです」
大和「大本営から回収した新型艤装…あれはいけません。あんなものを使えば各国から注目されてしまいます」
信濃「だから私の艤装を奪ったのか!」
大和「奪ったなんてとんでもありません。世界平和のために回収したんです」
菊月「言い訳が子どもだな」
大和「愛とかいうふざけたことを言っている貴女よりはマシですよ」ニコッ
菊月「お前……!」
大和「本来なら八島も破壊したい所ですが、あれはそういう訳にはいきません。発射コードを渡してくれませんか?」
信濃「ふざけるな!」スッ
菊月「なんだ…?手を出して……」
信濃「貴女はここで倒す!」バシィ
大和「獣の槍……素晴らしい武器ですね」スッ
菊月「大和が構えたのは魔剣か…」
大和「菊月さんは逃げてください。ここにいると巻き込まれますよ」
菊月「心配は要らない、自分の身は自分で守る」ズズズッ
大和「鯖だらけの短剣……?名前のある武器ではなさそうですね…」
信濃「よそ見を…するなぁぁ!!」ブンッ
大和「してませんよ…」ガキィン
菊月(凄まじいエネルギーだ…空気を錆びさせて衝撃を和らげなければ私も吹き飛んでいたな)
大和「信濃さん…大和達の所に来てくれませんか?」
信濃「なにぃ!?」
大和「あの艤装は貴女しか動かせません。あの力は大和達が持つべきなんです」
大和「貴女がいれば八島に対抗できる手段を持てます。均衡は保たれるんです」
大和「どうですか?貴女も平和を望むのではないのですか?」
信濃「安価」
下1~3高コンマ 信濃の台詞や行動などを
657 : 以下、名... - 2019/05/07 00:23:26.87 aFTO0Pp80 316/469貴様さっきいったよな?強すぎる力は均衡を崩すと。ならば私は均衡を保つために大本営を離れるわけにはいかないな。
信濃「貴様さっき言ったな、強すぎる力は均衡を崩すと。ならば私は均衡を保つために大本営を離れるわけにはいかない!」
大和「いいえ、貴女が大本営に居ては均衡を保てないんです」
菊月「まさか…お前達の言う平和は戦争が永遠に続くことか?」
大和「そうです。そうすれば我が国の武器は売れ、愚民にも金は周ります」
信濃「貴様ぁぁ…!」
大和「信濃さん、この戦いが終わったらどうするんですか?」
信濃「終わった後の事はその時考えれば良い!!」
大和「それではダメなんです。深海棲艦との戦いが終われば艦娘は解体されます」
大和「艦娘にとって解体とはどういうことか貴女も知っていますよね?」
信濃「それでも…!人間を守らなければいけないんだ!」
大和「深海棲艦との戦いが永遠に続けば大和達には価値が生まれます。そうすれば大和達は解体されません」
菊月「なんだ、結局自分の為か」
大和「…それの何がいけないんですか」ズォ…
信濃「力が…強く……!?」
大和「前の大和を好き勝手にしたのは人間です……私はあんな所には行きたくなかった!!」
菊月「前の大和?沖縄に沈んだ大和の事か?」
大和「あんな戦い…!負けると分かっていながら!あんな惨めな戦いに駆り出されるなんて!」
菊月「だから次は自分が好き勝手に…か。お前は勘違いしているようだが言ってやろう」
菊月「お前はあの『大和』の生まれ変わりでもなんでもない。自分と同じ名前の登場人物に感情移入した読者だ」
大和「違う!!私は大和だ!!」ガキィン!
信濃「ぐぁ……かはっ…!」ドシンッ
菊月「あそこから信濃を弾き飛ばすか。流石は魔剣だな」
信濃「まだ……やれる…!」スッ
菊月「いっておくが手助けはしないぞ。私はどちらの味方でもない」
信濃「わかっている!あんな艦娘くらい仕留めてみせる」
大和「…いけません。信濃さんは殺してはいけないんでした」
信濃「覚悟!大和ぉぉーー!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
668 : 以下、名... - 2019/05/07 00:51:35.43 TiMegGmco 321/469獣の槍を弾き飛ばし、信濃の肩口を突き刺す大和
大和「生きていたいと言うことが罪とでもいうのですか、貴女は」
そう言ったあと、背を向けて去る
669 : 以下、名... - 2019/05/07 00:52:32.84 LrNkZT4KO 322/469>>668
ガキィンッ
信濃「獣の槍が…!」カランッ
大和「……」ザシュッ
菊月「肩を、刺したか…」
信濃「ぐぁぁぁぁっ…!!」
大和「生きていたいと言うことが罪とでもいうのですか、貴女は」
信濃「なに…を……!」
大和「私は生きたいから大本営を裏切った。もう人間に好き勝手にされるのは死んでも嫌なんです」
大和「この気持ち…貴女には分からないでしょうね。人間の貴女には」
信濃「ぐ……ぁ…っ…!!」
大和「…信濃」
信濃「くそ…獣の…槍……!」ググゲッ
大和「私の目を見なさい」
信濃「う!?」
大和「……」キィィィィ
菊月「動きが止まった?大和は何をしているんだ?」
信濃「ぅ……」だらん
大和「そうです…いい子ですね」
信濃「大和…さん……」
大和「老幹部さんが待ってます、帰りましょう。傷の手当てもそこでできますからね」
信濃「は…い……」
菊月「なんだ…何が起こったんだ……?」
大和「うふふ…」
菊月「…能力か。お前も手に入れていたとはな」
大和「早霜さんが教えてくれたんです。能力者を捕食すれば能力を得る事ができるのだと」
菊月「アイツ……!」
大和「この能力を手にしたのは良いんですが、貴女達と比べると弱いんです。だからこうやって相手を痛めつけないと発動しません」
大和「食べたのが傀儡だからでしょうか?まだまだ研究の余地がありますね」
菊月「待て。大人しく逃がすと思うか?」
大和「それはこちらの台詞です。大和と信濃を相手にして勝てるとでも?」
信濃「大和さんは…私が守ります……」
菊月「……次に会う時はこうはいかないぞ」
大和「その言葉、そっくりお返ししますね」ニコッ
ーー
ーー
龍驤「まさかこんな会合があるとはなぁ」
提督「俺も知らなかった。昇進するまでは誘われたことが無いんだ」
龍驤「ほんなら一定以上の地位が無いと呼ばれれへんって事やんな」
提督「その会合に呼ばれたということは名誉な事だ。絶対に参加しておきたい」
龍驤「味方は無理に作る必要は無いけど、これからの為にも敵は作ったらあかん。参加せぇへんだけで悪い印象を与えてまう」
提督「なんとしても参加する必要があるが……」
漣「まさか初期艦を連れて来いという会合だとはな」
提督「初期艦がその鎮守府を離れている場合、誘われることすら無いそうだ。漣は一度ここを離れているが戻ってきたからセーフという扱いか」
漣「本当に私が行くしかないんだな?」
龍驤「でもアンタは肌は白いしツノ生えとるし…」
漣「深海棲艦に寄生されてると言うか?正気はあるように装えばいい」
提督「重巡棲姫にできるのか?」
漣「キタコレ」
提督「……不安だ」
龍驤「なんとかこれで行くしかないで…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
681 : 以下、名... - 2019/05/07 20:03:14.88 90iX7tzgO 329/469意外と駆逐艦以外の初期艦もいるようだった
ーー
漣「以外と駆逐艦以外も居るようだな」
提督「基本は五人の駆逐艦から選ばれるが、場合によってはそうとも限らない。重巡や空母が初期艦の鎮守府もある」
漣「そういえばK提督の初期艦は足柄だったか…いや択捉か?」
提督「どちらにせよそういうことだ。その鎮守府の事情もある」
漣「これなら私も目立たないんじゃないか?」
提督「……そう思うか?」
漣「提督の後ろに隠れていればなんとかなる。適当な所で切り上げて帰るぞ」
提督「そうはいかない。誘われた側として最後まで参加する義務がある」
漣「そういうものなのか…」
提督「だが俺の後ろに隠れるのは悪くない作戦だ。ツノもなるべく目立たないようしているんだ」
漣「難しいな…だがやってみよう」
提督「下手に騒ぎは起こしたくない。頼んだぞ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
686 : 以下、名... - 2019/05/07 20:33:30.13 5Q5oZByCo 332/469こんな時に知り合いに結構見つかって漣も喋らざるを得ない
「あれ?ひょっとして漣ちゃん?」
漣「漣はいっぱいいるぞ」
「でもその提督の初期艦っていったら…やっぱり漣ちゃんだよね!」
漣「…そうなのか」
「ねぇどうしたのそのツノ?それに肌も白いよ?」
漣「色々…あった」
「あ……もしかしてアレのせい?詳しく聞かせて下さい!」
漣(提督……助けてくれ…)
提督(すまん、無理だ……)
「すいません!少し漣ちゃんを借りてもいいですか?」
漣(提督!提督!)
提督「……大丈夫だ」
漣(くそ…!)
「ありがとうございます!すぐにお返ししますから!」グイッ
漣「ぬぁぁ…っ!」ズルズル
「皆んな、漣ちゃんが居たよ!」
「あら久しぶりね…ってアンタ!?それどうしたのよ!?」
「まるで深海棲艦みたいになってます…」
漣「これはだな…」
「漣ちゃんは強いストレスを浴びたせいでこうなったんです!」
「何があったか知ってるのですか?」
「決まってるじゃないですか!漣ちゃんは出戻り初期艦なんですよ!」
「「「ああぁ~~…」」」
漣「なぜ納得するんだ…」
「あ、アンタ…提督を寝取られたのよね?」
「そのショックで鎮守府を抜け出して…」
「戻ってきたと思ったら愛人になったのです?」
「その辺の話を詳しく聞かせて下さい!」
漣(コイツらの目が輝いている…こういう話が好きなのか)
「無理にはいいわよ。アンタがそうなるくらいショックだったのは分かるから」
「でもできれば聞きたいです…」
「ドロドロの昼ドラみたいな展開はあったのですか?」
漣「安価」
下1~3高コンマ 漣の台詞などを
694 : 以下、名... - 2019/05/07 20:54:43.72 QixglaFY0 337/469まさか事実を告げるワケにも行かず荒唐無稽な話に妙な共感を持たれてしまって引くに引けなくなる
漣「愛人になったというのは間違いだ」
「そうなんですか?」
「じゃあなんでわざわざ戻ってきたのよ。普通ならあり得ないわよ」
漣「それは…だな……」
「どうしたんですか?」
漣「せ…」
「せ、なのです?」
漣「私と提督は…セ…フレだ……」
「「きゃー!」」
漣(…間違ってはいなかっただろう、うん)
「アンタねぇ!!貞操は大事にしろって私に説教したのを忘れたの!?」
漣「覚えてない」
「コイツ…!」
「そっか、叢雲ちゃんが行き遅れたのって漣ちゃんのアドバイスを守ったからだったね」
「私も司令官とはいい感じにはなったわよ!でも肉体関係は拒み続けて……その結果がこれよ!」
「処女ケッコン艦という珍しい存在になってしまったのです」
「あの!セ…フレってことは激しいこともするんですか?」
漣「するぞ」
「例えば!?」
漣「……首を絞められながら」
「他には!?」
漣「後ろの穴でやったり、三人で…」
「もっと!もっと教えて下さい!」ふんす
「五月雨ちゃんがハッスルしてるのです」
「そういうのに興味あったんだ…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
700 : 以下、名... - 2019/05/07 21:13:49.75 pQ80bqcLO 340/469会議が始まるので各々の提督に呼ばれて本題開始
重巡入り漣は結局「そういうファッション」で無理矢理押し通した
701 : 以下、名... - 2019/05/07 21:14:09.75 9e/fvXF2O 341/469尾ひれはひれがついて提督が駆逐艦の中では絶倫提督になってしまう
周りからは駆逐艦だから仕方ないと言われると
「おーい吹雪、そろそろ会議の時間だって」
「あ、行かなきゃ…また話そうね漣ちゃん!」
「処女には価値があるのよ…うん…」ぶつぶつ
「漣ちゃんまた後でなのです」
「もっとお話し聞かせて下さいね!」
漣「気が向いたらな」
ーー会議中
ヒソヒソ…
提督「なぁ漣、さっきどんな話をしてたんだ?」
漣「色々だ」
「あれが絶倫提督…」
「漣ちゃんにあんなコスプレさせて…本物ね」
「抜かずに十発は余裕なんだって」
「え~!?」
「声が大きいよ!絶倫提督に聞こえちゃう!」
提督「…鬼畜の次は絶倫か……」
漣「私の格好は誤魔化せそうだからいいじゃないか」
提督「俺のダメージが大きいんだよ…」
ーー会議後
漣「会議もなんとか誤魔化せたな」
提督「俺の…名誉に引き換えにな……」
「……」
漣「まだ何かあるようだぞ」
提督「帰れないのか……」ガクッ
「……」
漣「今度は堅苦しいものじゃないらしい。これが終わったら帰れるんだ、もう一つ頑張るぞ」
提督「俺の気力が持てばな……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
708 : 以下、名... - 2019/05/07 21:34:12.98 +QnEYAhCo 345/469会合恒例の初期艦達とお料理会の時間
ーー
漣「まさかお料理会があるとはな」
提督「会合恒例らしい…帰るわけにはいかないな」
漣「順位も出るらしいな。こういう時はわざと負けた方がいいのか?」
提督「手抜きがバレる方が怖い。せっかくだから本気でやろう」
漣「了解した」
提督「あの馬鹿でかい箱は冷蔵庫だったんだな…」
漣「あれだけの食材が入っているのも納得だ」
提督「材料はある。問題は何を作るかだが……」
漣「提督の得意なものといったらスイーツだろう。私は料理はできないからな」
提督「それしかないか……」
漣「私はサポートに回る。それらしいことをしていれば怪しまれることも無いだろう」
漣「提督、なにを作る」
提督「この材料だとプリン…いやケーキも作れるか?」
漣「用意されている材料がスイーツ向きじゃないのが残念だ」
提督「それでもできないことは無い。漣は俺の指示に従ってくれ」
漣「そんなに難しいことはさせるなよ」
提督「もちろんそのつもりだ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
717 : 以下、名... - 2019/05/07 22:00:47.89 pQ80bqcLO 349/469提督の作ったお菓子自体はかなり高評価だったのだが、
「駆逐艦をお菓子で釣っている」という風評まで流れてしまう
ーー
提督「…………」
漣「提督、いつにも増して顔がアレだぞ」
提督「…………」
漣「提督の作ったスイーツの評価は高かった。だがそれが仇になったようだな」
漣「気に入った駆逐艦には菓子を食わせて誘い、欲望のままに貪る提督だと思われた」
提督「なんで…こうなるんだ……」
漣「今まで提督は鬼畜カニバロリコン提督だった。それが今回の会合では絶倫誘拐犯になったな」
提督「誘拐犯……」
漣「そんな見た目をしてるから好き勝手言われるんだ」
提督「…………」
漣「だが名前は覚えてもらえたじゃないか。これで悪いようにはならないぞ」
提督「もう十分悪いんだよ……」
漣「もう会合は終わったと思ったが…主催者が何人かの提督と初期艦に声をかけていた。私達にもかかったんだ」
漣「これからは自由参加だと言われたがどうする?帰るか」
提督「……少し考えさせてくれ」
漣「私は断っても良いと思う。当初の目標は達成された」
漣「どうするかは提督の自由だ。私はその選択に従おう」
提督「…安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを
724 : 以下、名... - 2019/05/07 22:24:12.95 +QnEYAhCo 353/469せっかくだから参加しておく
よく知った相手ができるのは悪いことじゃないし、よく知っておいてもらわないとまた噂が…
提督「せっかくだから参加しておく。よく知った相手ができるのは悪いことじゃない」
漣「それはそうだな」
提督「それに…よく知っておいてもらわないとまた噂が……」
漣「その辺を訂正しに行くと思えば良いのか」
提督「…行こう。場所はこの近くだったな」
ーー??会場
「声を掛けた相手が全員参加とは嬉しい。この会合を開いてとても良かったと思う」
漣(提督、参加しておいて正解だな)
提督(危ない所だったな…)
「さて、初期艦というものは我々提督にとっては特別な存在であることは諸君らも十分わかっているだろう。それに…」
漣(パッと見た感じ…さっきの半分かそれ以下の人数といった所か)
漣(さっき話しかけきた四人の中では……五月雨と吹雪が居るのか)
漣(どういう趣向の会合なのかは想像できないな…)
提督「……まずい」
漣「どうしたんだ?何かあったか?」
提督「話を聞いてなかったのか?」
漣「すまん、考えごとをしていた」
提督「この会合は……」
「…というわけで提督と初期艦君達はクジを引いてくれ」
漣「なんだ、クジを引けばいいのか」
提督「違う……!」
漣「さっきからなんなんだ提督は」
提督「これは…初期艦同士をスワッピングさせる会合なんだよ……!」
漣「なにぃ…!?」
漣「そんな事を大本営が許すのか!?」
提督「この会合の主催者は幹部クラスだ。なんとでもなる!」
漣「なんでこんな会に参加したんだ!」
提督「俺だって知ってたら参加してない!」
漣「…どうするんだ」
提督「俺には龍驤がいる…!なんとか誤魔化せないか…!!」
漣「逃げる方法を考えるぞ!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
732 : 以下、名... - 2019/05/07 22:59:09.72 9e/fvXF2O 358/469ここで奇跡っ…!全員自らの秘書艦を引き当てるっ…!
ーー
漣「結局逃げられずにクジを引くところまで来てしまったが…」
提督「なんとかお前を引くことができたか……」
漣「提督は悪運が強いようだな」
提督「一時はどうなるかと思った……」
漣「危ない所だったな」
提督「だがこれで帰ることはできる」
「~~~~!!」
「ーーーーーー!」
漣「クジ引きの後それぞれ部屋を与えられたわけだが、もう始めている所もあるようだ」
提督「隣部屋の声が聞こえてくる程…凄いな……」
漣「すぐに出て行くのは怪しい。適当に時間を潰して出ていこう」
提督「そうだな」
漣「提督も早い男だと思われたくないだろう?これは私なりの配慮だ」
提督「……感謝しておこう」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
744 : 以下、名... - 2019/05/07 23:25:21.15 nUlZIpB60 361/469特殊部隊のような格好の吹雪が天井裏から入ってきて提督に協力を頼む
忍者吹雪「お楽しみの所すいません、少しよろしいでしょうか?」ヌッ
提督「うぉ!?」
漣「天井に張り付くとは…さては忍者だな」
忍者吹雪「そうだよ漣ちゃん」シュタッ
漣「お前は…あの吹雪か」
忍者吹雪「今日のスワッピングを楽しみにしてたならごめん。どうしても二人に話しておきたいことがあったの」
提督「俺と漣にか?」
忍者吹雪「そう。だからクジに細工をして二人が一緒になるようにしたの」
漣「だから提督と……」
提督「感謝する…本当にありがとう…!」
忍者吹雪「何をそんなに喜んでるのか分かりませんが…いや漣ちゃんにコスプレさせるくらいだから…よっぽど漣ちゃんの具合が良いとか…?」ぶつぶつ
漣「どうしたんだ吹雪?」
忍者吹雪「い、いえ!なんでもありません!」
提督「そうか…なら話しを聞こう」
漣「私達二人に話したいことがあるんだな?」
忍者吹雪「はい、間違いありません」
漣「なら教えてくれ。ここなら誰にも聞かれないはずだ」
忍者吹雪「安価」
下1~3高コンマ 台詞や行動などを
754 : 以下、名... - 2019/05/07 23:44:54.89 5Q5oZByCo 365/469本当は忍は用命に私情を挟むのはご法度、でもどうしても確かめておきたかった…
貴方達は老幹部の一味で戦争が、敵が必要だと考えていますか?
忍者吹雪「本当は忍は用命に私情を挟むのはご法度、でもどうしても確かめておきたかったんです」
忍者吹雪「貴方達は老幹部の一味で戦争が、敵が必要だと考えていますか?」
提督「…どういうことだ?」
漣「私達が老幹部の一味だと?」
忍者吹雪「何も知らないわけありません」
提督「いや待て、確か漣は……」
漣「そ、う、か……」
忍者吹雪「認めるんですね?」
漣「違う……違うんだ…」
忍者吹雪「何が違うんですか。漣ちゃんにとって老幹部は恩師であり一度鎮守府を出ていった後お世話になった相手です」
漣「それは…」
忍者吹雪「…私は漣ちゃんの暗殺を依頼で受けました」
提督「なぜ漣が!?」
忍者吹雪「それは漣ちゃんが分かってるんじゃないですか?」
漣「私の話しを聞いてくれ…」
忍者吹雪「だからこうやって話してるんです。本当なら殺すのは簡単だった」
忍者吹雪「でも漣ちゃんは殺したくない……お願いだから本当の事を言って!」
漣「……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
761 : 以下、名... - 2019/05/08 00:10:11.84 MRtYxT1DO 368/469漣はかつて組織の、老幹部の腹心だったんだ
だが漣は既に組織を裏切っている
漣が帰ってくる前に色々送られてきただろう
その結果漣はあんな目に遭ったんだからな
まるで他人の事を言うような口振りに困惑する吹雪に全てを話す重巡
漣「……漣はかつて組織の…老幹部の間接的な部下だったんだ 。だが漣は既に組織を裏切っている。提督、漣が帰ってくる前に定期的に色々送られてきただろう?」
提督「あの手紙と共に入っていた地図やら資料だな」
漣「その事を組織に知られた結果、漣は四肢を切られた後無理矢理繋がれた」
忍者吹雪「な…え……?」
漣「それはある人物に治してもらったんだが…」
提督「漣…先にお前の事を言ってやった方がいいだろう」
漣「そうだな。吹雪、私は漣では無い」
忍者吹雪「……聞かせて下さい」
ーー
忍者吹雪「そんな…」ヘナヘナ
漣「漣の魂はここに無い。代わりに寄生した私が漣の体を動かしている」
提督「このツノと肌はコスプレじゃない。重巡棲姫が寄生した結果だ」
忍者吹雪「漣ちゃんが死んでた……」
漣「死んではいない。彼岸と此岸の間で眠っているだけだ」
忍者吹雪「それを死んだって言うんですよ!」
提督「いいや死んでない。俺も漣が帰ってくると信じている」
忍者吹雪「なんですか…なんなんですか……」
漣「…この事実は私は知らなかった。全て提督に送っていた手紙から知った」
提督「あの手紙の内容に嘘は無いはずだ。漣の字は分かる」
忍者吹雪「……」
漣「次は私が聞きたい。なぜ漣を殺す必要があった?」
提督「任務だからということでは無く、理由も聞いていないか?」
漣「漣はまだ何か隠していたのか?私が眠っている間に何かをしていたのか?」
忍者吹雪「安価」
下1~3高コンマ 忍者吹雪の台詞などを
770 : 以下、名... - 2019/05/08 00:28:56.87 Zfgx3mqi0 372/469詳しくは聞かされてないです。知る必要もないと‥知れば私も処分するとも言ってました
忍者吹雪「任務によっては理由も知ってます。ですが今回は詳しくは聞かされていません」
提督「そうか…」
忍者吹雪「知る必要はない…知れば私も処分すると言ってました」
漣「漣が何か隠していたのなら、またこういうことがあるかもしれない」
提督「…君はこれからどうするんだ。漣を殺せないと任務を遂行したことにならないだろう」
忍者吹雪「はい……漣ちゃんを仕留めるまで私はどこにも帰れません」
漣「ならこちらで匿うしか無いな。だから歯に仕込んだ毒は使うな」
忍者吹雪「なんで……知って…」
漣「忍者の掟だろう。由良と川内が話しているのを聞いた」
忍者吹雪「由良……由良ってあの由良さん!?」
漣「ひょっとすると同門か?それなら話しはつきそうだ」
提督「漣……一体何をしようとしていたんだ…」
ーー