【関連】
【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その4【安価】(1)

219 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 19:45:54.00 6fgSUdQg0 87/469

ーー

深海提督「どうですか整備士さん?」

「深海海月姫さんの胞子は艦娘の体と相性がとても良いんです。これは素晴らしい…」

吹雪「司令官がそんな風に言うだなんて、よっぽどなんですね」

「深海提督さん、彼女が協力してくれるならもっと多くの艦娘を救えます。間違いありません」

深海提督「良かった……本当に良かったです」

221 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 19:48:51.73 6fgSUdQg0 88/469

深海提督「私は記憶を無くしていたとはいえ罪のない人達を殺してしまった。それを少しでも取り戻したいんです」

「深海海月姫さんの力を借りれば二千どころか全ての艦娘を救えるかもしれません」

吹雪「それは良いんですけど、深海海月姫さんにはなんて言ってるんですか?」

深海提督「私の協力者だと…本当のことは言ってません」

「記憶を取り戻したことも言えてませんよね」

吹雪「言えるわけないじゃないですか!受け取り方によっては浮気ですよ浮気!」

「吹雪ってそういう所は厳しいからね…」

222 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 19:51:51.51 6fgSUdQg0 89/469

伊400「取り込み中失礼するぜ。ボス、敵襲だ」ザバッ

「本当かい?」

伊400「間違いねぇよ。駆逐艦が真っ直ぐこっちに来やがる」

「あちゃあ…じゃあそれなりに対処しないとね」

吹雪「いつもの罠を使いますか?」

「そうしようか。深海提督さんもこっちに来て下さい」

深海提督「わかった…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

225 : 以下、名... - 2019/05/01 20:07:35.27 fSg4IVrA0 90/469

早霜と後続には見張り役と思しき大和の姿が

227 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 20:31:12.39 6fgSUdQg0 91/469

早霜「ここね…情報通りだわ」

早霜「本当は大和も連れて来たかったけど、あの兵器で死んだと思わせておかないとダメだから私だけで行くしかないのね」

早霜「まぁ…一人でも問題無いわね。ここの子達は楽しませてくれるかしら?」

早霜「そうね…ここに居る子達は全員捕まえて少しずつ殺していきましょう。そうすれば整備士も従うわよね」

早霜「深海提督は…半殺しにすれば問題ないわ」

228 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 20:36:04.07 6fgSUdQg0 92/469

早霜「……それにしても静かね。誰かが居た気配はあるのに」

早霜「まさか向こうも気付いてた?気付いていながら逃げなかったのね?」

早霜「うふふふふ…罠でも張り巡らせてるのかしら?楽しみだわぁ」

早霜「私が持って帰るのは整備士と深海提督だけ。それ以外は全員殺しちゃうわぁ!!」

早霜「あははははははははははははは!!血祭りの始まりよぉ!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

231 : 以下、名... - 2019/05/01 20:40:51.85 pGI3TsAt0 93/469

どこからともなく海月姫が回り込む
さすが姫級、早霜さえ気配に気づかない

233 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 20:52:40.02 6fgSUdQg0 94/469

早霜「どんな罠があるのか楽しみね…その倍返しをしてあげないと」

早霜「あぁ…早く絶望に染まる顔が見たい…!貴女達などんな顔で死んでくれるの!?」

早霜「もし物足りなかったら朝霜姉さんを犯しに行くから安心して。だから逃げ回ってくれて構わないわよ?」

早霜「早く……早く…!」

早霜「この感じ…焦らされるのも悪くないわぁ…!」

早霜「決めた…はじめに目に入ってのは殺す…その次は腕を千切って…」

234 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 20:55:29.76 6fgSUdQg0 95/469

深海海月姫「…深海提督の所には行かせない」ガシッ

早霜「あらぁ…私の背後に立つなんて……」

深海海月姫「これでお前は動けない」

早霜「そうねぇ…後ろから羽交い締めにされてるんですもの」

深海海月姫「このまま大人しくしてもらう」

早霜「はいはい…好きにすれば良いわぁ…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

237 : 以下、名... - 2019/05/01 20:59:32.83 3Yq+NnPXo 96/469

早霜がどう料理しようか考えていて、一瞬意識が飛んだあと気づいたら拘束されていた
瞬間移動で抜け出そうにも能力が使えない

238 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 21:23:51.07 6fgSUdQg0 97/469

早霜(うふふ…どう料理してあげようかしら?この触手…髪の毛?これを引き千切ったらいい声で鳴いてくれそうね)

早霜(そしてその後で目を潰して…うふふふ、楽しみだわぁ)

早霜(羽交い締めにしたくらいで勝ったと思ってるのかしら?本当におめでたいわぁ)

早霜(そうね…この海月にはアレをお見舞いしてあげましょう)ゴソッ

早霜(夕立の時はうまくいかなかったけど、次はちゃんとやるわよ?)

早霜(うふふふふ…じゃあ早速…)

早霜(…)

239 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 21:32:31.94 6fgSUdQg0 98/469

早霜(は…………?)ゴポッ

「目が覚めたかい?最も気を失っていたっていう自覚もないだろうけどね」

早霜(なに……?何が起こってるの…?)

「君は今特殊な液体の中に居るんだ。その中では息もできるから安心して」

早霜(なんで裸になってこんな…変な装置に入れられてるの?私は負けたの?)ゴボボッ

「何が起こったか教えてあげるね。君はこっちの罠にかかったんだよ」

早霜(どういうこと?私はあの海月に羽交い締めにされてただけよね?)

240 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 21:39:20.83 6fgSUdQg0 99/469

「簡単な話だよ。君には強烈な電流を流したんだ。スタンガンと原理は同じだね」

吹雪「司令官のは強烈なんです!自分が気絶していたことも分からないくらいなんですよ!」

早霜(へぇ……面白いわね。流石は整備士さん。でも私の能力の前では…)

早霜(…………)

早霜(……どうしたのかしら。瞬間移動ができないわ)

「さて…君は中々面白い能力を持っていたみたいだね」

吹雪「艦娘が超能力を持っているだなんて…信じられません」

「でも脳波を見れば信じてくれただろう?」

吹雪「はい…」

早霜(さっきから何を言っているの?)

241 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 21:44:42.11 6fgSUdQg0 100/469

「僕は艦娘を自由に治すことができる。治すということは正常に戻せるんだ」

「つまり…何か特殊な能力があるならそれを取り除くことができる」

早霜(な…………?)

吹雪「貴女の超能力は司令官が消しました」

「消したというより無効化したっていうのが正しいかな。あんな力は本来艦娘が持っていい力じゃない。だからすぐに消すこともできたよ」

早霜(なに…を…………)

243 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 21:48:13.65 6fgSUdQg0 101/469

伊400「ほらよ、お前が持ってた変な武器だ」スッ

吹雪「ピアノ線みたいなものですね」

「先に鈍器が付いているし、この糸みたいな線ま殺傷能力が凄く高いよ」

伊400「超能力も武器も無い状況で暴れても勝ち目はねぇぞ。大人しくそこで寝てろ」

「殺したりはしないから安心して。でも能力は復活させてあげられないかな…ごめん」

吹雪「貴女には聞きたいことがあるんです。なぜ司令官を狙ってきたのかとか…」

伊400「無駄な抵抗はやめてこっちに従っとけよ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

245 : 以下、名... - 2019/05/01 21:50:32.90 NpfizJ2/o 102/469

殺されてもいいから最期に朝霜姉さんに会いたいとさめざめ泣く早霜

250 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 22:08:05.78 6fgSUdQg0 103/469

早霜(……)ゴポ…ゴボボッ…

吹雪「泣いてる…んですか?」

伊400「自分が死にそうになったら泣き落としか?とことこんクズだな」

早霜(最期に…朝霜姉さんに会いたかった………)

「君の能力が何かは分からないけど、きっと不死身に近い能力だったんだね」

早霜(……)

「僕達は殺すことはしない。だから話はできるかな?」

早霜(……)コクリ

「わかった…吹雪、タオルを用意してあげて」

吹雪「はい、司令官」

251 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 22:11:05.29 6fgSUdQg0 104/469

早霜「……ありがとう」

吹雪「いえいえ」

伊400「ほんとにボスは甘いよな。自分の命を狙ってきたのかもしんねぇんだぜ?」

「それを確かめるんだよ」

吹雪「早霜さん、貴女は誰に言われてここまで来たんですか?」

伊400「誤魔化したらどうなってるか分かってるな?」

早霜「安価」

下1~3高コンマ 早霜の台詞や行動などを

253 : 以下、名... - 2019/05/01 22:14:04.96 8nDkqk/nO 105/469

死んだら終わりになって抗う気力もない早霜は正直に組織から来たと答える

256 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 22:25:40.97 6fgSUdQg0 106/469

早霜「私は…組織から来たの」

「老幹部さんのあの組織だね?」

早霜「ええ、そうよ…」

「やっぱりか…」

吹雪「向こうもしつこいですね」

伊400「そりゃそうだろ。ボスがいるだけで傀儡は作りたい放題だし、艦娘は怪我知らずだ」

早霜「そうよ……組織は完璧な傀儡を求めているの…」

257 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 22:30:24.09 6fgSUdQg0 107/469

早霜「それだけじゃないの……深海提督も…連れてくるように言われたわ…」

「それも知っていたのかい?」

早霜「…貴方の事を知っていた子の情報よ」

吹雪「それって、呂500ちゃんのことですか?」

早霜「そうよ…」

伊400「ちょっと待て、それをどうやって聞き出した。アイツは何があっても喋らないって言ってたぞ」

早霜「……」

伊400「おい」

早霜「……殺したわ」

吹雪「酷い…」

258 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 22:37:21.03 6fgSUdQg0 108/469

早霜「……そうね、酷いことをしたわ」

伊400「で、お前は命乞いか?」

早霜「殺されてもいいから…せめて最期に朝霜姉さんに会いたい」

早霜「私の願いはそれだけ…」

伊400「だってよ。随分と都合の良いこと言ってやがるぞ」

吹雪「呂500ちゃんを殺したのは許せません…けど司令官に任せます」

「安価」

下1~3高コンマ 男の台詞や行動などを

259 : 以下、名... - 2019/05/01 22:40:14.28 aLrVL40DO 109/469

僕は、僕らは殺さない、ただ救うだけだよ
もし少しでも悪い事をしたと思うなら手伝ってくれないかな
こちらは慢性的な人手不足でね

260 : 以下、名... - 2019/05/01 22:40:21.28 pGI3TsAt0 110/469

……昔の僕なら殺してただろうね
だけど…………ある時、不思議な人の話を聞いてね
変わった人ばかりいるところの軍人さんなんだ

恨みに任せて人を傷つけることだけがすべてじゃないって、知ったんだよ

262 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 22:53:35.14 6fgSUdQg0 111/469

「僕……僕らは殺さない、ただ救うだけだよ。もし君が少しでも悪い事をしたと思うなら手伝ってくれないかな?」

伊400「正気かボス?」

「こっちは慢性的な人手不足なのは君も知ってるだろう?」

伊400「あの殺し屋を仲間にするくらい人手には困ってるけどよ、コイツは信用できんのか?」

「できるさ。ねぇ早霜君?」

早霜「朝霜姉さんに会うまでは……死ねないの」

「決まりだね。じゃあこれからよろしく」

263 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 22:58:02.83 6fgSUdQg0 112/469

吹雪「司令官…」

「昔の僕なら早霜君の存在を消してただろうね。だけど……不思議な人の話を聞いてね。変わった人ばかりいるところの軍人さんなんだ」

「その人の話を聞いてると恨みに任せて人を傷つけることだけがすべてじゃないって…教えてもらったんだ」

伊400「その甘さはそいつをリスペクトしてんのか?」

「うーん…そうかもしれないね」

伊400「やる時はちゃんとやれよ?そうじゃないと死ぬぜ」

「大丈夫、早霜君の目的が僕を殺すことなら生かしてはなかったよ」

伊400「…そうかよ」

265 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 23:00:54.15 6fgSUdQg0 113/469

タシュケント「あ、あの……」

伊400「タシュケント!早霜に適当な服を着せてやれ!」

タシュケント「はいぃ!!」

吹雪「早霜さん、タシュケントさんの所に行ってくれますか?」

早霜「えぇ……ありがとう…」

伊400「全く…あんなオドオドした奴が元殺し屋だとはな」

吹雪「私も最初は信じられませんでした」

271 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 23:07:05.02 6fgSUdQg0 114/469

「彼女は特異点の中の特異点だったしね。死ぬ度に記憶を引き継いで違うタシュケントになって生き返る。どうやってたのかサッパリ分からないよ」

伊400「ボスが分からないんじゃどうやっても原理は分かんねぇな」

「タシュケントには個体差があった。戦闘に優れた個体があったり、とても頭が良かったりする個体とか様々だね」

吹雪「個体差は何もプラスだけじゃありません。マイナスの個体差もあったんです」

伊400「あのタシュケントはオドオドしてるし身体能力も低い。だから真っ先に処分してたんだな」

「当たり前だと思うよ。もし復活した時に何の取り柄もない個体に復活したらその分無駄だからね」

272 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 23:11:26.96 6fgSUdQg0 115/469

吹雪「普通ならそれで良かったんです。まさかタシュケントのストックを全て使い切るなんて考えてなかったんですね」

「タシュケントは被曝によって全ての個体を使い切った。保存していた他の個体も同じような状況だったんだね」

伊400「普通ならそれで死んで終わりだ。だがあのタシュケントはそうじゃなかった」

「言葉は悪いけど出来損ないのタシュケントに復活してしまったんだ。これは本人も予想外だっただろうね」

吹雪「しかも私達が発見した時はもう虫の息でしたからね」

「本来なら処分されているはずだからね。あんな状態でよく生き残ってたと思うよ」

274 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 23:15:01.40 6fgSUdQg0 116/469

伊400「両腕両足無しのダルマで頭が割れてたんだよな?」

吹雪「脳髄が見えてましたからね…」

「それでも僕なら治せる。だから治して仲間になってもらったんだ」

伊400「なってもらったか?ほぼ強制だろ」

吹雪「それでもタシュケントさんは私達の仲間なんです!」

「もしかしたら早霜君を誰かが回収しに来るかもしれない。今はお客さんも来てるから要注意だよ」

伊400「了解…ボス」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

283 : 以下、名... - 2019/05/01 23:27:27.70 8nDkqk/nO 117/469

お茶を飲みながら老幹部と大和
帰ってこないのお
帰ってこないですね
やはり一筋縄ではいかんか(ないですね)

288 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 23:39:24.81 6fgSUdQg0 118/469

ーー某所

大和「……どうぞ」スッ

老幹部「うむ、やはり大和の入れる茶は絶品じゃ。あの茶室で飲めんのが残念じゃ」

大和「そうですね、あの茶室は老幹部さんのお気に入りでしたからね」

老幹部「ふぅ……」

大和「大和も少し頂きます…」

老幹部「…帰ってこないのお」

大和「帰ってこないですね」

289 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 23:43:53.16 6fgSUdQg0 119/469

老幹部「整備士はやはり一筋縄ではいかんか」

大和「そのようですね」

老幹部「早霜のりすぽんが発動しとらん。能力を無効化して殺されたと見るのが正解じゃろうな」

大和「そうですね。早霜さんを捕らえたとしても彼女なら自殺してリスポーンすれば良いんです。それが無いということは、間違いなく能力は無効化されています」

老幹部「早霜の処分をしてもらったと思えばまだ許容範囲かのぅ…」

大和「そうですね、そう思っておきましょう」

290 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/01 23:48:23.49 6fgSUdQg0 120/469

老幹部「まさか深海提督が何かしたとは考えられんか?」

大和「あり得ません。彼はただの人間です」

老幹部「深海海月姫はどうじゃ?」

大和「彼女にそんな力はありません。違います」

老幹部「そうか…それではやはり整備士がやったんじゃな」

大和「どんな手を使ってでも彼はここに連れくるべきです」

老幹部「簡単には行かないじゃろうがな…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

292 : 以下、名... - 2019/05/01 23:49:49.93 pGI3TsAt0 121/469

>>286

286 : 以下、名... - 2019/05/01 23:28:30.47 pGI3TsAt0 122/469

深海提督の記憶が戻ったのではないかと悟りつつ、提督のために生きると決めた自分と恨みを晴らすために人類を滅ぼさんとする自分で悩む海月姫

295 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 00:09:46.53 O1WDQXxF0 123/469

ーー

深海海月姫「いつからかしら、提督は私を抱いてくれなくなったわね。きっと…記憶が戻ったのね」

深海海月姫「私は提督の為に生きると決めたの。提督が恨みを晴らすために私の力を使いたいと言ってたから惜しみなく使っていた」

深海海月姫「でも本当の彼は優しいのね……」

深海海月姫「私の力は使い方を変えれば艦娘を助けることができる。提督はそう使って欲しい」

深海海月姫「でも……私は許せない」

深海海月姫「私の子どもを殺したあの女は許せないの…!」

296 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 00:16:40.00 O1WDQXxF0 124/469

深海海月姫「自分の為だけに子どもを見殺しにした龍驤……あの艦娘だけは生かしておけない」

深海海月姫「ここの人達に従うフリをして、龍驤と会うチャンスを伺うのが正解かもしれないわね」

深海海月姫「提督…貴方が記憶を取り戻したとしても、愛していることには変わりないわ」

深海海月姫「龍驤を殺した後…深海に戻りましょう」

深海海月姫「私には提督が居ればそれで良いのよ……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

299 : 以下、名... - 2019/05/02 00:19:35.99 q/6SFxUDO 125/469

その頃組織にて新しい手駒を用意する為に回収していたタシュケントストックの保存容器がある隔離室に向かう老幹部と大和
まだ無事な部分を継ぎ接ぎして強い傀儡を作っていく技術者達
あとはインストールするだけの状態へ

302 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 00:30:43.04 O1WDQXxF0 126/469

ーー

早霜「…私の服は返してくれないのね」

タシュケント「い、いえ…ここでの制服だと思って下さい…」

早霜「そういえば…貴女もタシュケントの服装じゃないわね」

タシュケント「はい…でも安心してるんです。あんなソビエトの亡霊みたいな服は着たくなかったから…」

早霜「亡霊……私も同じようなものだったかもしれないわね。無限の命があると思ったからいくらでも無茶がてきてたのよ」

タシュケント「最初から…そうだったんですか?」

早霜「最初……」

早霜「私は朝霜姉さんで遊んでただけだったのに…それがどうしてこうなったのかしら…」

早霜「何人…殺してしまったの……」

タシュケント「…私もです。お金をもらって沢山の人を殺しました」

303 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 00:35:57.71 O1WDQXxF0 127/469

早霜「……お互いに最低ね」

タシュケント「言い訳のしようがありません…」

早霜「整備士の味方をしても許されるわけじゃないわよね…」

タシュケント「ゆ…許されようだなんて…烏滸がましいです…」

早霜「そうよね…」

タシュケント「ですが…何もしないで死ぬより……ここに居た方が…少しはマシです…」

早霜「どうせまともな死に方はしないのはわかってる…最後くらい誰かの役に立って死のうかしら…」

タシュケント「そうですね…」

ーー

323 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 19:57:15.99 O1WDQXxF0 128/469

ーー

不知火「不知火達に話しとはなんでしょうか?」

陽炎「決まってるでしょ、これからの事についてよ」

「これからっていうのは…」

陽炎「私達は艦娘じゃない、紛い物の傀儡なのよ。そんな存在がここに居ていいと思う?」

不知火「司令は傀儡だからここから出ていけなんて言いません」

「そうです、そんな人じゃありません」

陽炎「あの性格だから司令は言わないでしょうね。でも心の中ではどう思ってるのかしら?」

324 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 20:00:34.04 O1WDQXxF0 129/469

不知火「決めつけるのはよくありません。陽炎の悪い癖ですよ」

陽炎「じゃあ不知火は司令が何を考えてるのか分かる?」

不知火「分かりません」

陽炎「でしょ?」

「あの…陽炎さんの目的はなんなんですか?」

陽炎「ここは足りないものを補い合う『艦娘』の鎮守府なのよ。私達の存在は邪魔」

不知火「だからですね…」

陽炎「司令が出ていけって言わないならこっちで無理やり理由を作れば良いのよ」

「だ…ダメです!万引きはもうしないって約束したじゃないですか!」

325 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 20:04:19.19 O1WDQXxF0 130/469

陽炎「なるほど、それも良いわね。でも私が考えたのはもっとシンプルなのよ」

不知火「陽炎は何を言ってるんですか?」

陽炎「そうね…ちょっとした騒ぎでも起こそうって思っただけ。誰にも迷惑はかけないわ」

(この感覚…凄く嫌な感じがする)

陽炎「傀儡の私達三人が……少し殺し合うだけだから」スッ

不知火「…潮、こっちに来て下さい」

「え、え……」

陽炎「大丈夫よ……傀儡は簡単には死なないから…軽く刺したくらいじゃ…」ぶつぶつ

不知火「早く!!」

「う…うわぁぁぁぁぁぁ!!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

328 : 以下、名... - 2019/05/02 20:07:56.79 MY5X+mL3O 131/469

戦艦潮が取り押さえて不知火が凶器を取り上げる
被害妄想はいい加減にしなさいと怒る不知火

330 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 20:18:42.69 O1WDQXxF0 132/469

不知火「潮っ!」

陽炎「まずは…アンタからよ!!」ズォッ

「う……!」バッ

陽炎「なに…!?」

「そんな物騒なもの…仕舞って下さい!」ガバッ

陽炎「ぐぅぅ……!!」

不知火「あの一瞬で戦艦になれるなんて…でも良くやりました、そのまま抑えていて下さい」

陽炎「離せ!離せぇぇぇ!!」

331 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 20:25:51.25 O1WDQXxF0 133/469

不知火「いい加減にしなさい。貴女の被害妄想もここまでくると病気です」

陽炎「黙れ!アンタも傀儡なのよ!私と同じ偽物なんでしょ!!」

不知火「…これは龍驤さんにお任せするのが一番ですかね」

「提督が知っちゃうと落ち込みますよね…」

不知火「潮、そのまま頼めますか?」

「え…?大丈夫ですけど…」ギリッ

陽炎「……っ!」

不知火「少し待っていて下さい。龍驤さんか誰かを呼んできます」

「できるだけ早くお願いしますね…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

332 : 以下、名... - 2019/05/02 20:28:07.25 cHJnTEieo 134/469

龍驤が呼ばれてくる前に黒潮が来た

335 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 20:50:17.11 O1WDQXxF0 135/469

皐月「ねぇ、すごい物音したけど何かあった?」ガチャ

「あ……」

皐月「えぇぇ!?潮が陽炎を押さえ込んでる!?」

「これには事情がありまして…」

陽炎「ぐうぅ…!」

皐月「離してあげてって言いたいところだけど、そうはいかない感じ?」

336 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 20:53:24.10 O1WDQXxF0 136/469

「はい、実は…」

陽炎「…皐月助けて」

「陽炎さん!?」

陽炎「潮に乱暴されて動けなくなってるのよ」

皐月「え…それが本当なら陽炎を助けないと…」

「違います!陽炎さんが私達の事を…!」

陽炎「早く助けて皐月…だんだんの意識がなくなったる気がするわ…」

皐月「安価」

下1~3高コンマ 皐月の台詞や行動などを

337 : 以下、名... - 2019/05/02 20:58:31.69 Izxu0unEo 137/469

由良との特訓でしごかれまくったこともあり、様子をよく見ると陽炎が自ら言うほど苦しくはないとわかる皐月

340 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 21:35:30.51 O1WDQXxF0 138/469

皐月「潮、誰か呼んできた方がいい?それとも一人で大丈夫?」

陽炎「皐月…!」

皐月「悪いけど陽炎の事は信じられないかな。だって辛そうじゃないもん」

「流石は皐月さんです!」

陽炎「違う!私は本当に襲われてるのよ!」

341 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 21:39:06.27 O1WDQXxF0 139/469

皐月「陽炎が潮を襲おうとした?その理由は何だろう」

陽炎「この……!離して…!」

「絶対離しません!」ギリッ

陽炎「痛っ……!」

皐月「可哀想だけど仕方ないんだよね…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

342 : 以下、名... - 2019/05/02 21:42:13.40 7hFkKWTRo 140/469

鎮静剤を持ってきた霞と榛名が不知火に連れられて到着

345 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 21:47:04.47 O1WDQXxF0 141/469

「ご苦労ね潮、話は大体聞いたわ」

「榛名さんと霞ちゃん…!」

榛名「皐月さんも来てたんですね」

皐月「何か物音がしたから気になって入ってきたんだけど…」

「詳しくは後で話すから、今はこっちに任せなさい」

不知火「頼みましたよ霞」

346 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 21:49:10.71 O1WDQXxF0 142/469

「とりあえずは鎮痛剤ね。潮と榛名お姉さま、陽炎の腕をこっちに出してくれる?」

陽炎「嫌!嫌よぉ…!」

榛名「観念して下さい」グググッ

「陽炎ちゃんの為だから…!」グググッ

「それで大丈夫よ。これでとりあえずは大人しくなる…」プスッ

陽炎「……っ!!」

347 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 21:51:46.91 O1WDQXxF0 143/469

ーー

陽炎「……」

「あの…気絶しちゃったんですか…?」

「それくらい大人しくなってるだけよ。もう離れて大丈夫だから」

不知火「陽炎が暴れたのはさっき説明した通りです。どうすれば良いのでしょう?」

榛名「自分は傀儡だからって…誰もそんな事は気にしてないんですよ」

「その事を陽炎が理解できないみたいね」

陽炎「……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

348 : 以下、名... - 2019/05/02 21:52:18.22 q/6SFxUDO 144/469


陽炎、アンタは自分が艦娘じゃないのを気にしてるみたいだけど艦娘である事がそんなに重要?
自分が何者でありたいか、その気持ちが大切なのではないのかと陽炎を諭す

349 : 以下、名... - 2019/05/02 21:54:26.19 pMcDeAAE0 145/469

みんなの気持ちなんて嫌でも知ってるわよ……でも、もしも私たちが貴女たちを襲うことがあったら…………生死をかけたその時に、私たちのせいで何か起きたら……怖いのよ……怖くて怖くて、仕方ないのよぉ……!

350 : 以下、名... - 2019/05/02 21:55:05.35 MY5X+mL3O 146/469

>>348
+
>>349

352 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 22:10:46.16 O1WDQXxF0 147/469

「陽炎、アンタは自分が艦娘じゃないのを気にしてるみたいだけど艦娘である事がそんなに重要?」

榛名「自分が何者でありたいか、その気持ちが大切なんじゃないですか?」

不知火「不知火もそう思います。私は傀儡ですがだからといって疎外感を感じたことはありません。朝霜にはいつでも力を覚醒させられるようにしておけとは言われますが、それだけです」

皐月「僕だってそうだよ。皆んなのオッパイを揉み放題してた時なんて見捨てられてもおかしくなかったんだよ。でも僕はここにいるよ!」

不知火「陽炎、まだ分かりませんか?」

陽炎「皆の気持ちなんて嫌でも知ってるわよ……」

353 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 22:15:40.00 O1WDQXxF0 148/469

陽炎「でも、もしも私達が貴女たちを襲うようなことがあったら…………」

陽炎「生死をかけたその時に、私たちのせいで何か起きたら……怖いのよ……怖くて怖くて、仕方ないのよぉ……!」

「そうね、傀儡が艦娘を襲うことはないとは言い切れないわね」

榛名「全ての艦娘を止めることができる存在がいるなら、傀儡を操る何かが存在してもおかしくはありません」

皐月「でもそれだけだよね」

「そうですね…」

不知火「陽炎はただのチキンということが良くわかりました」

陽炎「なによ!私の気持ちなんて知らないくせに!」

354 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 22:21:33.81 O1WDQXxF0 149/469

不知火「陽炎に必要なのは癒しです。霞、お願いできますか?」

「もちろんよ。後は任せておきなさい」

陽炎「なによ……」

「鎮痛剤が効いてるからあんまり動けないでしょうけど、顔くらい動かせるわね」スッ

陽炎「ちょ…これって……」

「赤ちゃんをあやすみたいに抱き抱えてます…」

「オッパイも吸っていいのよ?」シュルッ

陽炎「誰が……」

「よしよし…私は今だけは貴女の母親よ。存分に甘えなさい」

「甘え方が分からないのなら胸を吸ってなさい。子どもの仕事なんてそんなものなのよ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

355 : 以下、名... - 2019/05/02 22:23:40.93 cHJnTEieo 150/469

むくれて閉口断固抵抗の陽炎

皐月「じゃボクが」

358 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 22:39:57.40 O1WDQXxF0 151/469

陽炎「……」ムスッ

「むくれちゃいましたね…」

榛名「霞ちゃんのオッパイを無視できるだなんて…」

皐月「陽炎はオッパイいらないの?じゃあ僕が…」

不知火「皐月さんは禁オッパイ中ではありませんでしたか?」

皐月「それはそうだけど…」

「なら先に皐月にしましょう。どんな風になるのか見せたら陽炎もその気になってくれるわ」

359 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 22:43:33.84 O1WDQXxF0 152/469

ーー

皐月「霞ママぁ……」チュパチュパ

「よしよし、皐月はいい子ね」

「一瞬でしたね…」

不知火「完落ちとはこの事なんでしょう」

皐月「んまぁ……」とろーん

榛名「霞ちゃんの母性は並大抵ではありません。一度あの味を知ってしまうと、もう虜なんです」

陽炎「……」

「どう陽炎?アンタの悩みなんか吹き飛ばしてあげるわよ。さぁ…私に身を任せなさい」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

362 : 以下、名... - 2019/05/02 22:53:28.91 MY5X+mL3O 153/469

安心感に包まれる陽炎
張りすぎていた気が解されていく

364 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 23:01:00.69 coqDgT7kO 154/469

ーー

陽炎(あれ……私は霞にまた抱き抱えられて……それから…どうしたのかしら………)

陽炎(何も考えられない……けど…凄く気持ちいい………)

陽炎(私の中で張り詰めていたものが……無くなっていく……こんな感覚…今までなかった………)

陽炎(ずっと…こんな気持ちになれなかった……心が落ち着くような………安心…)

陽炎(これが…そうなのね……私が傀儡だってわかってから………安心なんかできなかった…)

陽炎(私は今……優しさに包まれているのね………だからこんなにも安心できる…)

陽炎(あぁぁぁ……気持ち良い…)

366 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 23:04:18.71 coqDgT7kO 155/469

「ビクビク震えながらオッパイ吸ってます…」

不知火「作戦は成功ですね。陽炎は今絶頂の中の絶頂に居ます」

「ええ…?」

榛名「性的興奮が無くても絶頂することはできるんです。脳が毎秒絶頂を迎えている状況ですね」

不知火「そしてその絶頂は究極の安心を与えてくれます。あれほど気持ち良いものはありません」

「よく…知ってますね…」

不知火「ええ、私もお世話になりましたから」

「えぇ…」

367 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 23:06:32.08 coqDgT7kO 156/469

不知火「私の精神は以前に比べて安定していると思いませんか?」

「そう言われたら確かに…」

不知火「不知火は過去に自分が犯したことで反省はしますが、落ち込むことは無いと気付かされました。これも全て霞ママのおかげです」

「そんなに凄いんですね…」

榛名「私の妹ですから!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

368 : 以下、名... - 2019/05/02 23:10:14.48 pMcDeAAE0 157/469

以前より陽炎の調子は良くなったが、依存が早すぎて龍驤が若干ご機嫌ナナメ

372 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 23:24:46.60 O1WDQXxF0 158/469

ーー

龍驤「なぁ霞……今夜…どうや…?」

「ごめんなさい予約で一杯なのよ」

龍驤「そうか…ほなええねん…」

「今日は陽炎と不知火の二人だからそっちに集中したいのよ」

龍驤「陽炎…ここんとこ毎日やね」

「私で安定してくれるならそれが一番でしょ?何があったかは言ったわよね?」

龍驤「聞いたけどぉ……」

373 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 23:31:52.29 O1WDQXxF0 159/469

「拗ねないで龍驤さん。今は何を優先すべきかは分かってるわよね?」

龍驤「うん…」

「不知火と陽炎は私が。潮は皐月が相手しているようになってから安定してるわよね」

「傀儡の体と艦娘の体では少し違うの。だから精神安定剤も効きがイマイチなのよ」

「そんな状況の中で私が安心させてあげれば安定するのよ。そっちの方がいいでしょ?」

龍驤「頭では分かってんねん…でも……」

「……」

龍驤「ウチもちょっち……不安定でなぁ…」

「安価」

下1~3高コンマ 霞の台詞や行動などを

374 : 以下、名... - 2019/05/02 23:33:28.90 Izxu0unEo 160/469

じゃあ一緒にどうかしらと

377 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 23:55:41.44 O1WDQXxF0 161/469

「じゃあ一緒にどうかしら?私は構わないわよ」

龍驤「嫌や……あんな姿見られたくない…」

「ほんとにワガママね。そんなんじゃいつまで経っても鬱は完治しないわよ?」

龍驤「ごめんなさい……」

「ま……少しだけ私にも責任があるわね。時間は…少しだけならある」

「龍驤さん、今日だけ特別よ。ちゃんと安心させてあげるわ」

龍驤「ありがとう…」

378 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/02 23:59:24.81 O1WDQXxF0 162/469

ーートイレ

「下着は脱いだ?」

龍驤「うん……」

「スカートも脱いだ方が良いわね。多分漏らすから」

龍驤「わかった…すぐ脱ぐから……」モゾモゾ

「薬は効いてきたかしら?速効性があるのを注射したからそろそろ効いてきても良いと思うんだけど…」

龍驤「かしゅみ……」とろーん

「準備いいみたいね。じゃ…いくわよ」

379 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 00:08:53.24 PIhQeO8n0 163/469

(私が授乳プレイをしてあげた子は全員脳が絶頂を迎えていることが分かった。原理はサッパリ分からないけど…)

(私の母性が相手をそうさせてるならそれで良い。だけど、どのホルモンがどうなっているか分かればそれを利用することができるのよ)

龍驤「お"…お"ぉ……」ビクビク

(龍驤さんにはいつも使ってる媚薬を注射した。でもいつもより成分が濃くて体には影響が出ない。その代わり頭にクるのよ)

(これで擬似的に私が授乳プレイしてる状況が出来上がる。後は頭に近い所に刺激を与えてあげれば良いの)

龍驤「~~~~!!」ビクンッ

(舌を絡めるキスなんて榛名お姉さまと龍驤さんくらいしかしない。それくらい特別なのよ)

龍驤「ぉ…………」チョロッ…

(体が弛緩して漏らし始めた。ここまで気持ち良く…安心させてあげれば十分ね)

「ぷは……龍驤さんは暫くそこで休憩してて。すぐに薬は抜けるから」

龍驤「んぁ……」

「聞こえてないわね。じゃ、失礼するわ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

380 : 以下、名... - 2019/05/03 00:10:53.00 FlPEm6kW0 164/469

出撃、調剤、母性と流石に霞が過労死しかねないので新たなママの育成を考えはじめる

383 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 00:30:32.73 PIhQeO8n0 165/469

ーー

龍驤「うーん…」

提督「何をそんなに悩んでいるんだ?」

龍驤「新しいママを探してんねん」

提督「……」

龍驤「そんな目で見やんといてや!ウチは真剣に悩んでんねん!」

提督「一応…聞こうか」

龍驤「あのな、ウチが霞ママに甘えてんのは知ってるやろ?それがウチ以外にも大人気でな…」

384 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 00:33:26.55 PIhQeO8n0 166/469

龍驤「霞は調薬で徹夜は当たり前やし、最近は特に出撃も頑張ってもらってるやろ?霞が過労で倒れやんか心配でな」

提督「だから新しいママを…ということか」

龍驤「そうやねん。霞を超えるママみを持ってる奴は中々おらんのはわかっとるんやけどな…」

龍驤「そうや、司令官は誰がええと思う?」

提督「…俺か?」

龍驤「理由もあったら教えてな!参考にするで!」

提督「安価」

下1~3高コンマ 提督の台詞などを

386 : 以下、名... - 2019/05/03 00:36:21.84 tXXocde9O 167/469

雲龍だな
胸がというわけじゃない、胸に執着していた頃の皐月を受け入れていたからな

389 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 00:45:38.41 PIhQeO8n0 168/469

提督「…雲龍だな」

龍驤「よりによってデカ乳…?司令官はロリコンやなかったん……?」

提督「胸が、というわけじゃない。胸に執着していた頃の皐月を受け入れていたからな」

龍驤「…そういう理由か」

提督「俺には龍驤が居ればいいんだ。今考えているのは俺のママじゃないんだろう?」

龍驤「そうか…ちょっち行ってくるわな」

提督「…頑張れよ」

390 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 00:47:46.56 PIhQeO8n0 169/469

ーー

龍驤「雲龍、今ええ?」

雲龍「大丈夫よ。どうかしたの?」

龍驤「あのな、突然で悪いんやけどウチのママになってくれへん?」

雲龍「…?」

龍驤「もしかしたらウチだけやなくなるかもしれんけど…今霞に次ぐママを探してんねん」

龍驤「それで雲龍はどうかと思って確認に来てん。どう?ママになってくれる?」

雲龍「安価」

下1~3高コンマ 雲龍の台詞や行動などを

391 : 以下、名... - 2019/05/03 00:50:23.93 LrIbi1Qko 170/469

ママになれるかは分からないけど、甘えたいならいつでも

395 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 01:01:19.70 PIhQeO8n0 171/469

雲龍「ママになれるかは分からないけど、甘えたいならいつでもいいわよ」

龍驤「ほな…早速ええ?」

雲龍「もちろん。私はどうすれば良い?」

龍驤「こうやってな、赤ちゃんにミルクあげるみたいに…」

雲龍「こうね……」

龍驤「ほんでな、胸を………」

雲龍「……」ドタプン

龍驤「でっかぁ…………こんなん…溺れてしまうってぇ…」

雲龍「龍驤さんなら好きなだけ楽しんでいいわよ」

龍驤「うへ…うへへへへ……」

ーー

401 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 20:54:43.95 PIhQeO8n0 172/469

ーー

「翔鶴さん、今日の収録も良かったわよ!早速編集して局に送っておくわね!」

翔鶴「……」

「どうしたの?もしかして今日のプレゼントはやっぱりやり過ぎだったの?」

翔鶴「そうじゃないの。あのね…スポンサーさんからある話を頂いたのよ」

「それって艦娘にラジオをやって欲しいって言ってる一番偉い人よね?」

翔鶴「そう…そうなのよ……」

403 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 20:58:12.54 PIhQeO8n0 173/469

翔鶴「雷ちゃんはツクオリフェスって知ってる?」

「知ってるわ!若手のバンドとか有名なミュージシャンが出るライブのことよね!」

翔鶴「実はね、そのフェスを主催してるスポンサーと、私達の艦娘ラジオのスポンサーは同じなのよ」

「ええ!?そうだったの!?」

翔鶴「私はそのフェスすら知らなかったんだけど、雷ちゃんの反応を見る限りかなり有名なフェスみたいね」

「だって私達の番組のCMでも宣伝してたじゃない!」

翔鶴「……ごめんなさい、オンエアは聞いてないの」

「翔鶴さん…………」

404 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 21:04:08.98 PIhQeO8n0 174/469

翔鶴「…話を戻すわね。そのフェスにはMCっていう司会みたいなのがいるのよね?」

「そうね、フェスのMCは一度やってみたいわ。全てのDJの憧れの的よ!まぁ私はDJじゃないけど…」

翔鶴「雷ちゃん……」

「ちょ……ちょっと待って翔鶴さん…まさか…」

翔鶴「そうなの…ツクオリフェスのMCをやらないかって……スポンサーさんから直接連絡があったの…」

「ええぇぇえええぇぇぇぇぇ~~!!」

翔鶴「やっぱりそんな凄いことだったのね…」

406 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 21:07:31.46 PIhQeO8n0 175/469

「な……な…なんで!?なんで翔鶴さんなの!?」

翔鶴「私にもサッパリ分からないの…」

「翔鶴さんが人気が無いわけじゃないのよ。でも一番人気かって言われたらそうじゃない…」

翔鶴「白鶴、まる。も一番人気って訳じゃないわ。でも…何故か私にオファーが来たの」

「凄いことじゃない!やったわね翔鶴さん!」

翔鶴「……」

「嬉しくないの?あのツクオリフェスのMCなのよ!」

翔鶴「雷ちゃん……私は翔鶴じゃなくて白鶴として人前に出るのは初めてなの」

407 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 21:11:40.94 PIhQeO8n0 176/469

翔鶴「きっと凄く緊張するし…生放送みたいなものなのよね?編集できないじゃない……」

「あぁ……それは致命的かも…」

翔鶴「自慰やらパンツやらバイブの話でもしてみたらそれで終わりよ!?」

「する前提でいるのが問題なのよ!」

翔鶴「どうしよう…不安でしかないの……」

「それでも断るのは失礼よ。なんとか私もサポートとして参加できないか相談してみるから頑張って!」

翔鶴「そうね……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

410 : 以下、名... - 2019/05/03 21:17:11.91 WSdqids1o 177/469

ツクオリ側の担当者が大の番組ファン(プレゼントも全部応募してた)
断れない雰囲気

411 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 21:29:11.14 PIhQeO8n0 178/469

ーー

「翔鶴さん……」

翔鶴「まさか…フェスの担当者さんが私達の大ファンだったなんて…」

「プレゼントにも全部応募してくれてたわね」

翔鶴「局の関係者なんだから自分で商品を当選させれば良かったのに…」

「そういうことをしないからこの放送局は人気なのよ!」

翔鶴「そう……」

412 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 21:34:38.12 PIhQeO8n0 179/469

「翔鶴さん、やるしかいないわ。とても断れる雰囲気じゃないわよ」

翔鶴「そうね…」

「私も居ていいって言ってもらったし、一緒に頑張りましょう!!」

翔鶴「ここまで来たらやるしかないわよね…」

「これ、フェスの台本よ。穴が空くまで見返しましょう!」スッ

翔鶴「そうね…やるからには……失敗はできないわよね…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

414 : 以下、名... - 2019/05/03 21:36:08.84 Yv/ebZd/O 180/469

伝説のDJアイドル那珂チャンが現れて心構えを教えてくれる

416 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 21:51:57.38 PIhQeO8n0 181/469

ーーフェス当日

白鶴「ふしゅ…ふしゅう……」

ライ「ううう…!いつもの制服じゃなくてそれっぽい服とメイクもしてもらったけど、白鶴さんの緊張が半端ないわ!」

白鶴「きききききき今日は…つつつツクオリフェスに……」カタカタ

ライ「素人丸出しじゃない!いつもの白鶴さんはどうしたの!」

白鶴「だだだだって……こここんな人が…」

ライ「…それは確かにそうね」

ワァァァァ…

ライ「五万人だったかしら?過去最大規模らしいわね」

白鶴「ひひひひひ人がいっぱい…」

417 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 21:56:24.50 PIhQeO8n0 182/469

ナカチャン「あれ~どうしたの?」

ライ「貴女は…!伝説のアイドルナカチャンさん!」

ナカチャン「ライさんと白鶴さんだよね!今日はよろしくお願いしまーす!」

白鶴「ふ…ふしゅ……」

ナカチャン「…ん?」

ライ「実は白鶴さんが緊張しまくってて…どうしたら良いか困ってたの」

ナカチャン「普段あれだけピー音炸裂させてる白鶴さんが緊張?」

ライ「やっぱり白鶴さんってそういうイメージなのね…」

418 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 22:06:52.66 PIhQeO8n0 183/469

白鶴「も…もももももも…」

ナカチャン「今日のフェスはナカチャン絶対成功させたいの。だから白鶴さんにDJの心得を教えてあげる!」

ライ「ぜひお願いするわ!白鶴さんよーく聞いて!」

白鶴「ふぁい…」

ナカチャン「あのね…!」

下1~3高コンマ アドバイスの内容などを

419 : 以下、名... - 2019/05/03 22:11:52.68 jukb125Yo 184/469

めいいっぱい楽しむんだよ!
お客さんの視線も歓声も期待も全部楽しめばプレッシャーなんてなくなるんだよ!

422 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 22:35:14.98 b5YH3vm5O 185/469

ナカチャン「めいいっぱい楽しむんだよ!お客さんの視線も歓声も期待も全部楽しめばプレッシャーなんて無くなるよ!」

白鶴「楽しむ…」

ライ「そうよ!私と初めて番組をした時のことを思い出して!まだ番組タイトルも決まってない頃よ!」

白鶴「……」

ナカチャン「あの時から飛ばしてたもんね!凄い攻めた番組だと思ったもん!」

ライ「あの時は楽しむことだけ考えてたじゃない!あの感覚を思い出して!」

白鶴「そう…ね……」

423 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/03 22:37:57.26 b5YH3vm5O 186/469

ナカチャン「緊張も初めての事も全部楽しむことだけ考えたらいいの!台本なんて無くてもいいよ!」

ライ「そ…そうよ!私達らしく自由にやりましょう!」

白鶴「私達…白鶴らしく……」

「白鶴さん、ライさんお願いします!」

ナカチャン「出番が来たみたいだね。いいMC期待しちゃうよ!」

ライ「いきましょう白鶴さん!」

白鶴「…やるしかないわね!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

426 : 以下、名... - 2019/05/03 22:55:29.69 jukb125Yo 187/469

翔鶴に心奪われたファンが増えてく

430 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/05/04 01:23:31.33 V7QmLMjQ0 188/469

ーー

ナカチャン「白鶴さんのMCは完璧だった。私も台本を見せてもらったけど、ウケてたトークは台本に書いてないことばっかりだった」

ナカチャン「ツクオリフェスでも伝説を残す…それがナカチャンの目標だったのに」

ナカチャン「これじゃあ白鶴さんの方が伝説になっちゃうし、ファンも沢山増えちゃった」

ナカチャン「白鶴さん……次は負けないからね」

ナカチャン「…よし!アンコールに備えてナカチャン準備に入りまーす!」

ーー

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