【関連】
【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その3【安価】(4)
ーー
清霜「今日は飛鷹さんとデートの約束してた日だけど、やっぱりやめといた方が良いよね…」
清霜「天城さん達が帰った影響で艦隊は忙しいし、予備戦力はできるだけ居た方が良いもんね」
清霜「白露さん達がここに来てくれたのは良いけどまだ連携を取れるまでは仲良くなれてない。そうなると元々居たメンバーで頑張るしかないんだ」
清霜「楽しみにしてただろう飛鷹さんには悪いけど…うん、やっぱり次にしようって言いに行こう」
清霜「白露さん達と仲良くなって、前みたいに余裕が出てきてからでも遅くないからね!」
清霜「そうと決まれば早速飛鷹さんのとこに……」
飛鷹「清霜」
清霜「飛鷹さん!ちょうどそっちに行こうとして…あれ?なんで制服のままなの?」
飛鷹「良かった、まだ着替えて無かったわね。そのままの服装で来て」
清霜「え、ええ?清霜は今日のデート…断る…」
飛鷹「清霜、行くわよ」
清霜「あ……はい…」
清霜(なんだろう…いつもみたいに挙動不審じゃなくて、こんなにしっかりしてるなんて。何かあるのかな……?)
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
782 : 以下、名... - 2019/04/27 20:24:01.92 H9a6WJ9U0 388/477例の子のお墓参り 暫く行けてなかったからと飛鷹
ーー墓地
清霜「このお墓が…」
飛鷹「私と仲の良かった子どものお墓よ。ここで眠っているの」
清霜「そっか…」
飛鷹「今日はこの子の命日なのよ」
清霜「あ…だから制服で」
飛鷹「退院したら私の出撃した姿も見に来るって行ってたのよ。それは無理だから合同演習の時に見に来てねって……」
飛鷹「この子との約束……何も守れなかった。一緒に星も見れなかったし、この姿も見せられなかった」
清霜「で…でも清霜と飛鷹さんで流れ星を見た時にあの子の声を聞いたんだよね?」
飛鷹「ええ……ありがとうって言ってくれた。でも生きてる時には一緒に見れなかった」
清霜「……」
飛鷹「ありがとう清霜、私のわがままに付き合ってくれて」
清霜「ううん、そんな事無いよ…」
飛鷹「…清霜はもう帰っていいわ」
清霜「え?」
飛鷹「私はこれからやることがあるの」
清霜「何をするつもりなの?」
飛鷹「言えない……言いたくないというべきかしら」
清霜「ダメだよそんなこと!」
飛鷹「安心して、悪いことじゃないわ。ただ…清霜を巻き込みたくないの」
清霜「じゃあなんでここまで着いてこさせたのさ!本当は清霜に着いてきて欲しいんでしょ!」
飛鷹「……」
清霜「本当に巻き込みたくないなら鎮守府から清霜を出さなかった!ここまで連れ来る必要は無かったでしょ!」
飛鷹「……」
清霜「ここまで来たら何がなんでも着いていくから!絶対帰らない!」
飛鷹「安価」
下1~3高コンマ 飛鷹の台詞や行動などを
787 : 以下、名... - 2019/04/27 20:44:57.94 K6D9t/JDo 392/477この子の親も今日はここに来るだろうから……会いたいとか話したいとかはまだ整理出来てないけど
飛鷹「この子の親も今日はここに来るだろうから……」
清霜「その子って清霜に似てるんだよね」
飛鷹「喋り方や雰囲気は違うけど、見た目はそっくりよ」
清霜「いいよ、その親御さんに清霜も会う!」
飛鷹「ただ会うんじゃないんだけど…そうよね、ここまで呼んだんだもの。もう少し私の側に居て」
ーー
清霜「これからどこに行くの?」
飛鷹「あの子が亡くなった病院よ」
清霜「何をしに行くの?」
飛鷹「……」
清霜「飛鷹さん?」
飛鷹「あの病院を訴えるの」
清霜「え…!!」
飛鷹「あの子が亡くなったのは病院のせいなのよ」
清霜「ちょっと待って!あの子は深海棲艦の襲撃で病院の電源がやられて、手術中に亡くなったんでしょ!?」
飛鷹「私もそう聞いてた。だからどうしようもないって諦めてたのよ」
飛鷹「病院には非常用電源も無かった。だからあの子はどうやっても助からなかった」
飛鷹「でもそうじゃなかった。あの時には仮設だけど非常用の電源が一基あったの」
飛鷹「その電源があれば一人くらい手術を続けることが可能だったの」
清霜「…でも無理だったんでしょ?仮設だったから手術をできるくらいの電力も供給できなかった。だからあの子は助からなかったんだよ」
飛鷹「清霜、あの時手術をしてたのはあの子だけじゃないのよ」
清霜「……!!」
飛鷹「襲撃があった時にあの子以外に手術をしたっていう記録には残って無かった。いえ…消したんでしょうね」
清霜「じゃああの子は…助かる可能性もあった?」
飛鷹「…そうよ。あの子は病院の都合で殺されたのよ」
清霜「……」
飛鷹「もう一人は誰でどんな手術をしていたかまでは分からない。でも記録を消したということは明るみで出たらまずいということ」
清霜「証拠はあるの…?」
飛鷹「ガンビアベイに動いてもらったわ」
清霜「……」
飛鷹「あの子は何故死ななければならなかったのか。命を助けるはずの病院が命を天秤にかけたのよ」
飛鷹「私はそれが許せない……!!あの子はまだ生きたがってた!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
795 : 以下、名... - 2019/04/27 21:26:05.58 f+hNLt74o 397/477清霜「非常用電源がないって言い張るってそれ義務違反してますって言ってるよね?病院じゃないんじゃ?」
清霜「非常用電源がないって言い張るってそれは義務違反じゃないの?」
飛鷹「非常用電源はちゃんとあったのよ。でもそこが深海棲艦の襲撃で壊されたの」
清霜「あ、そっか…」
飛鷹「だから最初は諦めてたの。あの子はどうやっても助かることは無かったって」
飛鷹「でもガンビアベイの調べでメインとは別に仮設電源があることがわかった。襲撃があった時にも動く状態だったのも分かったのよ!!」
清霜「じゃあやっぱり…」
飛鷹「あの子は殺された!!」
飛鷹「いずれにせよ病院には説明責任がある。なぜ他の手術の記録を無くしたのか、なぜあの子ではない方を助けたのか!」
清霜「それは…」
飛鷹「絶対に許せない……」ぶつぶつ
清霜(飛鷹さんの目…よくない目をしてる。感情が偏ってるんだ)
清霜(でも清霜にはどうしようもできない…もしかしたらニュースになるような事かもしれないよね)
清霜(お願い飛鷹さん…変なことは考えないで)
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
799 : 以下、名... - 2019/04/27 21:52:13.74 bhjv9Xxj0 400/477病院は見た目はそのままに名前が変わっていた。
担当者「手術記録はないですよ。この病院は開設してからまだ1年もたってないのだから」
ーー病院
担当者「手術記録はないですよ。この病院は開設してからまだ一年も経ってないんですから」
飛鷹「ふざけてるんじゃないわよぉ!!」
担当者「何もふざけてませんが?」
飛鷹「あんたねぇ…!」
清霜「飛鷹さん、これ以上騒ぐと病院の迷惑になっちゃうよ」
飛鷹「でも!」
清霜「もし警察でも呼ばれたらこっちが不利だよ」ボソッ
飛鷹「ぐ……!!」
担当者「深海棲艦からの攻撃で被害を受けて、立て直す中で経営者が代わったんです。その時に病院の名前も変わったんですよ」
担当者「ですので攻撃を受ける以前の事は何も分かりません。先生方もほぼ全員あの頃からは代わってます」
飛鷹「……」
ーー
清霜「病院の名前も経営者も先生も代わってるならもう無理だよ…」
飛鷹「……」
清霜「飛鷹さん、どうしようもないことに固執するよりこれからの事を考えよ?」
飛鷹「……」
清霜「ね……飛鷹さん。今日なら清霜のこと好きにしていいよ」
飛鷹「……」
清霜「あの子のこと、忘れさせてあげる。だから飛鷹さん、前を向いていこ…?」
飛鷹「安価」
下1~3高コンマ 飛鷹の台詞や行動などを
805 : 以下、名... - 2019/04/27 22:13:07.38 dihJXdY0o 403/477清霜の胸を借りて泣く飛鷹
806 : 以下、名... - 2019/04/27 22:17:16.71 AgKcfCdyO 404/477>>805
ーーホテル
清霜「飛鷹さん……ここなら誰も見てないよ」
飛鷹「……」
清霜「この部屋には清霜と飛鷹さんの二人っきり。誰にも邪魔されない」
飛鷹「……」
清霜「いいよ…飛鷹さん」
飛鷹「清霜…………」
清霜「こっちにおいで、飛鷹さん」
飛鷹「ううぅうぅぅぅぅ……!!」
清霜「清霜の胸ならいくらでも貸してあげる」
飛鷹「わあぁぁぁぁ……!」
清霜「大丈夫だよ飛鷹さん…」ギュッ
飛鷹「ひぃ………うっ……」
清霜「飛鷹さんは何も悪くないの。自分を責めないで。あの子が亡くなったのは飛鷹さんのせいじゃない」
清霜「…本当にあの子を病院が見殺しにしたんならきっとバチが当たる。因果応報はあるんだよ」
清霜「飛鷹さん…前を向いて行こう。そうするのが一番あの子が喜んでくれると思うな」
清霜「辛いなら一緒に頑張ってあげるからね……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
810 : 以下、名... - 2019/04/27 22:42:59.34 H9a6WJ9U0 407/477思いっきり泣いた後その子の両親宅に行く二人 そこには土下座している政界の大物が……
ーー
清霜「今日はもうあのままずっと泣きっぱなしかと思ってたよ」
飛鷹「ううん…あの子にお線香……あげたい…」
清霜「そっか。じゃあ行こう」
飛鷹「ええ……」
清霜(良かった、なんとか変な方向に歪むことは避けられたかな)
清霜「……この家なんだよね?」
飛鷹「ええ…」
清霜「誰か来てるのかな?話し声が聞こえるね」
飛鷹「あの子の命日だから…お友達とか…来てるのよ…」
清霜「そっか、そうだよね」
清霜(変な車も止まってる気がするけど、これは家の人のだよね)
清霜「すいませんお邪魔します…」
「……!!」
清霜「誰か怒ってるの?結構大きい声がするけど」
飛鷹「……!!」ダダダッ
清霜「飛鷹さん!?人の家なのにそんな走っちゃダメだよ!」
清霜「もう……!怒られても知らないよ!」タタタッ
政治家「すまなかった…!」
「今更なんだ!うちの娘はあんたの娘の身代わりにされたんだ!」
飛鷹「どういうことですか」
「飛鷹さん…」
政治家「深海棲艦の攻撃で病院が半壊した時、私の娘の手術を優先してもらったんだ」
飛鷹「お前が……!!」ガタッ
清霜「やめて飛鷹さん!相手は人間だよ!」
飛鷹「離して清霜!アイツは私が……!」
政治家「…あの病院は私の口添えで建てたんだ。少しくらい優先してもらうならいいだろうと思った」
政治家「もう一人の女の子も助かる、そう聞いていた。だから私の娘の手術を優先してもらった」
政治家「それが、まさか……」
飛鷹「まさかも何も無い!お前が余計な事を言わなければあの子は死ぬことは無かった!」
政治家「…言い訳させてもらうなら私も親なんだ。我が子を優先したくなる気持ちはある」
飛鷹「言い訳するな!!今更謝りに来てもあの子は生き返らない!」
政治家「…その通りだ」
飛鷹「ふざけるな……お前は許さない!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
819 : 以下、名... - 2019/04/27 23:32:35.72 dihJXdY0o 413/477臓器移植が成功したかのように見えた娘も死んでしまった、本当に取り返しのつかない判断をしてしまったと話す政治家
政治家「…私の娘も死んだんだ」
清霜「そんな…」
政治家「臓器移植は成功したと思ったんだが……本当に取り返しのつかない判断をしてしまった」
飛鷹「今更遅いのよぉぉぉ!!返して!あの子を返してよぉ!!」
政治家「……すまない」
「政治家というのは楽な仕事ですね。頭を下げたり記憶が無いと言ってるだけでお金がもらえるんですから」
政治家「……」
飛鷹「こうなったら…殺……」
清霜「飛鷹さん!それ以上は考えちゃダメ!!」
清霜「この人にはもう因果が返ってる!命に優劣を付けたバチはもう当たってるの!」
清霜「人間は神様じゃない!本当は命を選ぶ権利なんて無いんだ!」
政治家「……その通りだと思う…」
清霜「本当に悪いと思ってるなら貴方は罪を償って。病院の当時の偉い人もちゃんと告発して」
政治家「…わかった」
清霜「それから飛鷹さん、艦娘も神様じゃないよ」
清霜「罰を下すのは清霜達じゃない、それは間違ってる」
飛鷹「……!」
清霜「この人を殺すのは簡単だよ。でもそれじゃあの子は喜ばない」
清霜「飛鷹さん…分かってくれた?」
飛鷹「安価」
下1~3高コンマ 飛鷹の台詞や行動などを
830 : 以下、名... - 2019/04/28 00:12:07.81 zOpbo6spo 417/477清霜がいてくれないと私取り返しのつかないことをしてたかもしれない
飛鷹「やっぱり清霜に来てもらって良かった…そうじゃないと私…取り返しのつかないことをしてたかもしれない……」
飛鷹「…貴方はこの後すぐに警察に行きなさい。分かってるわね」
政治家「…はい」
飛鷹「……少し外に出てくるわ」
清霜「飛鷹さん!」
飛鷹「大丈夫よ…変な気は起こさないから、一人にして……そうだ、清霜もあの子に線香あげて。きっと喜ぶから…」ガチャ
清霜「……」
ーー海岸
飛鷹「あの子の事はもう吹っ切れたと思ってたけど…全然だったわね…」
飛鷹「きっと清霜に執着していたのもそれが原因……悪いことしちゃってたわね」
飛鷹「…命って何なのかしら」
飛鷹「あの子はあそこで死ななければならなかったの?」
飛鷹「それが運命……」
飛鷹「あの政治家が干渉しなければ運命は違う道を辿っていた」
飛鷹「……」
飛鷹「私はどうすれば良いの」
ザザァ……
飛鷹「そうよね、海に問いかけても何も返ってこない」
飛鷹「…どうすれば乗り越えられるのかしら」
飛鷹「これから先もっと辛いことが待っているの?その度にこんな思いをしなきゃいけないの?」
飛鷹「……無理よ」
ザァァァ…ザァァァ…
飛鷹「海……」
飛鷹「……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
835 : 以下、名... - 2019/04/28 00:32:13.80 aDzffFQp0 421/477浜にはクラゲの死骸が打ち揚げられている。飛鷹はそれに無意識のうちに視線を奪われる。
結局はみんなあのクラゲと同じなんだ、飛鷹は呟いた。
836 : 以下、名... - 2019/04/28 00:33:02.80 U2+4VPELO 422/477そのまま浜辺に寝そべって夜になり、星を見てあの子の分まで生きると決める
一瞬でも逃げ出そうと気の迷いを起こした自分を恥じる
飛鷹「……クラゲが打ち上げられてる」
ザザァ…ン…
飛鷹「結局は皆んなあのクラゲと同じなのね……人知れず死んで…誰にも弔われる事も無い…」
飛鷹「一日どれくらい死んでるの?その中で私達が救えてる命はどれだけ?」
飛鷹「なんて……虚しいのかしら……」
飛鷹「殺すなんて一瞬なのよ。引き金を引けば終わる。でも守るにはどれだけの時間と労力がかかるの?」
飛鷹「結局……壊す方が楽なのね…」
飛鷹「…なに?」
ザ……ァ……ァ…
飛鷹「海が……呼んでる…?」
ザザ………ザァ…
飛鷹「暗く…深い……海…」
飛鷹「そこが私の……」
飛鷹「行くべき……場所……………」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
840 : 以下、名... - 2019/04/28 01:01:58.85 U2+4VPELO 425/477戻るのが遅いのを心配した清霜がやってきて止める
そんなの駄目だよ!飛鷹さんがいるべき場所はそこじゃないんだ!
飛鷹「そう……そこに私が求めるものがあるの…」バシャッ
飛鷹「暗く…深い……海の底…」ザパッ
飛鷹「深い……海の…」ザパッザパッ
飛鷹「深海………」
清霜「飛鷹さん!!!!」
飛鷹「……」
清霜「そんなの駄目だよ!飛鷹さんがいるべき場所はそこじゃないんだ!」バシャバシャッ
飛鷹「……」
清霜「戻ってきて飛鷹さん!!こうなったら力尽くで…!」グググッ
飛鷹「……」
清霜「う……!ビクともしない…!」
飛鷹「深い…深々の……」
清霜「戻ってきてよ!飛鷹さん!!」
下1~3高コンマ 清霜の行動やその他起こったことなどを
847 : 以下、名... - 2019/04/28 01:23:50.58 SfZDpjYKo 428/477キスして意気地なし!(ホテルでも私は覚悟してたのに)また逃げるの!と怒鳴る
清霜「こうなったら……!」ガバッ
飛鷹「……!」
清霜「この意気地なし!また逃げるの!」
飛鷹「い……い…ま………」
清霜「飛鷹さんにキスしたの!」
飛鷹「キ…ス………」
清霜「飛鷹さんにだからしたんだよ!他の誰かならキスはしなかった!」
飛鷹「きよ…し……も…」
清霜「これ以上言わせる気!?早く戻ってきて!!」
清霜「飛鷹さんのヘタレ!ホテルでは私も覚悟してたのに!」
飛鷹「きよ…し…も……」
清霜「駆逐艦の一人くらいメロメロにしてみせてよ!できないの!?」
飛鷹「私…………」スゥ…
清霜(目の色が戻った……?もう大丈夫なの…?)
飛鷹「……また迷惑かけたのね」
清霜「そんなのいつもの事だよ!清霜は何回も何回もホテルに誘われるし、着替えは覗かれるし!」
飛鷹「着替えは違う…!あれは……」
清霜「ん!!」スッ
飛鷹「え?」
清霜「手ぇ繋いで!帰るよ!」
飛鷹「……ありがとう」
清霜「…二度とこんな事しないで。破ったら別れるから」
飛鷹「え……えぇ!?」
清霜「なに?」
飛鷹「いや、その……別れるなら…付き合わないと…」
清霜「キスまでしたんだよ!?なんで分からないの!?」
飛鷹「あ…その……!」
清霜「もう…細かい話は帰ってからね!!」
ーー
ーー
龍驤「どこの局でもこのニュースやっとるな」
ガンビアベイ「病院が二人の患者を天秤にかけたんです。しかもその天秤はお金によって傾いた」
龍驤「報道を見とる限りは院長と執刀医とかがグルやったんやな」
ガンビアベイ「政治家さんから院長さんへ自分の子どもを優先して欲しいとお金が流れた。そして非常電源をその子の為だけに使うよう指示を出して…」
龍驤「ほんまにコイツらは…命をなんやと思ってるんや」
ガンビアベイ「患者の命より…お金なんですね…」
龍驤「飛鷹と仲良かった子は手術が終わったら完治する可能性が高かった。でも政治家の子はそうやなかったのもタチ悪いな」
ガンビアベイ「移植手術が成功しても数十年とは生きられない…それを病院側は知っていて隠していた」
龍驤「膨大な治療費を引き続き払わせる為…」
ガンビアベイ「この事件の完全解決は難しいです。院長と政治家さんの電話は録音されていませんし、証拠が何もありません」
龍驤「当時の医者共も消息不明に行方不明。どこで何をやっとるかわからん」
ガンビアベイ「どうやっても救われません…」
龍驤「…後は警察や検察の仕事や。ウチらは自分らにできることをしよ」
ガンビアベイ「そうですね…」
龍驤「とりあえず飛鷹の様子を見に行ったろ。完全に治ったかはわからん」
下1~3高コンマ 飛鷹の様子などを
857 : 以下、名... - 2019/04/28 19:57:42.75 lIHBSkeoO 433/477清霜とお昼ご飯食べてる
ガンビアベイ「あの…見に行くも何もそこに居ますよ?」
龍驤「うそやん!?」
清霜「本当だよ~」
飛鷹「龍驤さんだけ気付いてなかったのね」
龍驤「ウチもまだまだやな…」
清霜「何がまだまだなのか分からないけど、飛鷹さんなら大丈夫だよ」
飛鷹「清霜には迷惑かけちゃったわね…」
清霜「もし清霜が居なかったら飛鷹さんは沈んで…深海棲艦になってたかもね」
ガンビアベイ「入水自殺なんてやめて下さいね」
飛鷹「あの時…死ぬつもりは無かったの。ただ海が呼んでるような気がして……」
龍驤「どっちにしろあかんやつや。引き戻してくれた清霜には感謝しぃや」
飛鷹「もちろんよ、ありがとう清霜」
清霜「二度目は無いからね?次は自分でなんとかしてよね!」
龍驤「で…飛鷹らはどうするん?」
飛鷹「どうしようも無いわ。私達にできることは何もない」
清霜「お金を受け取った人が全員裁きを受けるように期待するしかないよ」
ガンビアベイ「それは難しいですね…」
龍驤「…そうやんな」
清霜「飛鷹さんは余計なことはもう考えちゃダメだからね」
飛鷹「大丈夫よ、心が不安定になったらあの子にお線香をあげるつもり」
龍驤「写真…もらってきたんやね」
飛鷹「これがあれば私は大丈夫。安心して」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
865 : 以下、名... - 2019/04/28 20:37:29.83 CaBEre2DO 437/477あっちの龍驤が食堂またご飯を食べている
今度はタッパーまで持参している
龍驤「ほな飛鷹のことは清霜に任せるとして…ウチはあっちを片付けてくるわ」
リュウジョウ「間宮さん日替わり大盛りで!」
間宮「はい、少し待っていて下さいね」
リュウジョウ「それから弁当も作ってもらえれへん?」
間宮「お弁当ですか?」
リュウジョウ「せや!タッパー持ってきたからここにいっぱい入れてや!」
間宮「やれと言われればやりますけど…」
龍驤「リュウジョウ~好き勝手にやってくれとるなぁ?」
リュウジョウ「う…秘書艦……」
龍驤「ウチらのとこは食糧にそこまで余裕無いって言うてあったわな~?」
リュウジョウ「だって……腹減るやん…」
龍驤「飯を食べるなとは言うてない。でもな、大盛り食べた上に持ち帰りはやり過ぎ違うか?」
リュウジョウ「違うねん、これには訳があるんよ」
龍驤「ほ~ん…言うてみぃよ」
リュウジョウ「ウチの能力は人よりお腹が空きやすいんよ。燃費が悪いって言うた方がええかな?」
龍驤「ほ~ん…」
リュウジョウ「ほんでな、今は大事な任務中やねん。ウチの能力をフルで使っとるんや」
龍驤「その任務ってなんなんよ?」
リュウジョウ「それは言われへん」
龍驤「ほぉ…」
リュウジョウ「違うねん、キミらを巻き込みたくないんよ。あの組織に潜入しとるなんてバレたらどうなるか…」
龍驤「組織に潜入…?」
リュウジョウ「なんで知ってんのよ!?」
間宮「いや……貴女が言ったのよ…?」
リュウジョウ「そうやねん…実は傀儡を使って戦争を続けようとしとる組織のアジトを突き止めてん。ほんでウチはそこに潜入して情報を集めてんねん」
龍驤「そんな事をしとったんか…」
リュウジョウ「でもな、その組織は大き過ぎて…いくら潜入しても何の成果もないねん」
龍驤「そんなに大きいん?」
リュウジョウ「せや…話で聞くと東京ドーム100こ以上の広さらしいわ」
龍驤「そこまで巨大な拠点を持っとったんか…」
間宮「そこまで大きい建物なのに秘密にできてるの?」
リュウジョウ「それがな、連中の拠点は地下にあんねん。ある地点から下に広がっていって…イメージ的にはアリの巣みたいな感じやね」
リュウジョウ「そこへの物資は海から運ばれてとるのも分かった。拠点の一部が水中にあるんや」
龍驤「そうやったんか…」
リュウジョウ「あそこでは傀儡以外にも色々やっとる。今は傀儡の研究してる場所を突き止めるのに必死やねん」
龍驤「…そういう事情があるんやったらええ。好きなだけ弁当も持っていき」
リュウジョウ「ほんまに?」
龍驤「その代わり無茶せんといてや。アンタが頼みなんやで」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
880 : 以下、名... - 2019/04/28 21:48:47.77 SfZDpjYKo 443/477演習や出撃上がりの戦艦組が食堂にログイン
間宮さんが(忙しさで)ヤバい
「「……」」
龍驤「出撃組が帰ってきたみたいやね」
間宮「それに遠征組も帰ってくる…忙しくなるわ」
龍驤「リュウジョウ、すまんけどちょっち待ってくれる?」
リュウジョウ「もちろん待っとくで。流石にここの邪魔はできんからな~」
間宮「一息付いたらまた来て下さい」
ーー
リュウジョウ「いちいち帰るのも神威の負担になるし、この鎮守府で時間でも潰しとこか」
リュウジョウ「せや…潜入の練習でここの連中に変身したろか」
リュウジョウ「短時間やったら腹も減らんし、ええ練習にもなるやろ」
リュウジョウ「潜入は誰かになり切って、普通に生活できるかが勝負なんや」
リュウジョウ「バレへんように…変な行動をしやんように……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
883 : 以下、名... - 2019/04/28 22:02:14.86 OnRzTAqUO 446/477那智に変身してみたリュウジョウ、愛宕と遭遇する
ーー
愛宕「那智…ここに居たの?」
ナチ「…そうだが?」
愛宕「あの話、考えてくれた?」
ナチ「あぁ、あれか…」
ナチ(那智は愛宕と何かを約束しとったんか?変身してるウチにはその内容はわからん。でもこれくらいの危機は乗り越えな潜入はできへん」
愛宕「聞いてるの?」
ナチ「…もちろんだ、聞いているぞ」
愛宕「貴女の為に色々服を買ったから是非着て欲しいの。もちろん着るだけで良いのよ!」
ナチ(那智を着せ替え人形にして遊んどったんか?でもこの内容やと断っても大丈夫そうやな)
ナチ「…すまない。これから用事があるんだ。その話は引き続き考えておく」
愛宕「そう……」
ナチ「じゃあな愛宕、また後でな」スタスタ
愛宕「何か雰囲気がいつもと違う気がしたけど…気のせいかしら?」
リュウジョウ「…よし、バレて無いな。まぁいつもの潜入に比べたら簡単やわな」
リュウジョウ「ほなちょっとレベル上げて特徴がある奴にでも変身してみるか?」
リュウジョウ「ウチの変身は身体の欠損具合まで変装できるし……ここは龍驤でいってみるか」
リュウジョウ「歩き方のクセは何回か見とるからなんとかなる。後はウチの演技次第や」
リュウジョウ「ここの龍驤に変身して提督に会いに行く。果たして気付くかどうか…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
889 : 以下、名... - 2019/04/28 22:23:54.88 LVGUSOg40 450/477速攻でバレるリュウジョウ
リュウジョウ「なんでわかったんや?!」
提督「当たり前だ。雰囲気、一挙手一投足、なにより匂いが違う。」
ーー執務室
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
リュウジョウ「司令官、ちょっちええかな?」ガチャ
提督「なんだ龍……そっちのリュウジョウか。体の欠損も再現できるんだな」
リュウジョウ「なんで一瞬でわかったんよ!?」
提督「当たり前だ。龍驤とは雰囲気、一挙手一投足、なにより匂いが違う」
リュウジョウ「匂い……」
提督「龍驤の匂いは何度も何度も嗅いできた。背中に乗せた時、介護している時、抱いている時。間違える訳無いだろう」
リュウジョウ「流石やね……」シュゥゥ…
提督「相手が悪かったな」
リュウジョウ「その言い方やと香水付けて誤魔化してもあかんみたいやね」
提督「そうすると余計に怪しいぞ」
リュウジョウ「成る程…勉強になるわ」
提督「遊びで変身していた訳じゃないようだな」
リュウジョウ「そうや、今あるとこに潜入してるんやけど、正体がバレたら命は無い。その練習にと思ってここの龍驤に変身してみたんよ」
提督「俺に限らずかなり親しい仲の片割れに変身してしまうとバレる可能性はある」
リュウジョウ「そうやんな…潜入って難しいわ」
提督「何をしているかは聞かないが、危険すぎることはやめた方がいいぞ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
898 : 以下、名... - 2019/04/28 22:49:21.99 0omth9JCo 453/477食堂に来ると那智が帰還組とご飯食べててあれってなる愛宕
おべんとう取りに来たリュウジョウがやってもうたかなって感じ取る
ーー食堂
間宮「はい、お弁当です。気をつけて下さいね」
リュウジョウ「ありがとうな!」
愛宕「あれ…那智?」
那智「なんだ愛宕が」
愛宕「さっき廊下で会ったわよね…?」
那智「何を言っているんだ?私はさっき出撃から帰ってきた所だ」
愛宕「えぇ?」
那智「疲れてるんじゃないか?」
愛宕「そうなのかしら……」
リュウジョウ(すまん愛宕…今度うまいもん買うて来たるわな)
ーー某所
リュウジョウ「さて、今日も潜入頑張るで!目標は傀儡の製造場に到達や!」
リュウジョウ「ここの研究員?みたいな奴には変身できるけどそれは傀儡とは関係ない奴やった。まずは場所を把握せなあかん…」
リュウジョウ「東京ドーム100個やで?地図が欲しいくらいやわ」
リュウジョウ「自分でマッピングして一つ一つ潰していく…気の遠くなる作業やわ」
リュウジョウ「でも確実に近付いとるんや。もう少しの辛抱やね」
リュウジョウ「よっしゃ…ほな行こか!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
903 : 以下、名... - 2019/04/28 23:13:43.98 CaBEre2DO 456/477とある海域を研究している部署を見付ける
リュウジョウ達にはトラウマのあの島について
ーー
リュウジョウ(この部署は来たこと無いな。ちょっと様子見や)
「……」
「……」
リュウジョウ(…あの海域について調べとんかいな。A島…いや、鉄の海域なんか調べてもええことないで)
リュウジョウ(そもそもあそこにある繭はウチの腹から出てきた子も入っとる。その時にほんまやとウチも繭の中に入っとったんや)
リュウジョウ(でもあの子らは不純物はいらんって言うてウチを繭から出したらしい。ウチはあの子らに腹を食い破るられとったから意識は無かった)
リュウジョウ(そもそもウチは処女や。なんであの子らを孕んだんか今だにわからへん)
リュウジョウ(あそこでは艦娘は不純物。つまり深海棲艦しかおらん)
リュウジョウ(それもそうやろ。あの繭では深海棲艦が日々生み出されとる)
リュウジョウ(そんな危険な所を調べてもええことないで?ま…ウチは止められへんけどな)
リュウジョウ(でも少し近付いたな。今まではよぉわからん武器とか変な研究してる所しか行かれへんかった)
リュウジョウ(この調子でいけば傀儡の所まで辿り着けそうやな…)
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
907 : 以下、名... - 2019/04/28 23:34:40.97 YghEQ8KIo 459/477不意に嫌な気配がして隠れるリュウジョウ
早霜「うふふふ、大きなネズミさん出てきてください♪」
ゾクッ
リュウジョウ(…!!なんやこの嫌な雰囲気は!?)
リュウジョウ(こっちに近付いてくる…?ウチの変身がバレたんか!?)
リュウジョウ(ここはどっかに隠れるしか無い…自然に、急ぎ過ぎることが無いように……)ススッ
「うふふふふふふ……」
リュウジョウ(あかん、まだ追われとる…!早く!隠れられる所に!!)
ーートイレ
リュウジョウ(とりあえず今はここに隠れるしか無い…)
「うふ…ふふふふふ……」
リュウジョウ(なんでや!?なんでウチがここに来たのが分かっとんねん!)
早霜「うふふふ、大きなネズミさん出てきてくださいね…」
リュウジョウ(早霜……!?)
早霜「もしかして隠れんぼ…?見つけたら命をくれるんですね」
リュウジョウ(あかん…!!ウチの能力ではどうやっても早霜に勝てれへん!)
早霜「うふふ…まずはここ」ガシャーン
リュウジョウ(ひ!)
早霜「外れ……うふふふ…楽しいわね…」
リュウジョウ(個室を壊しとんか!?ウチ以外に誰かおったらどないすんねん!)
早霜「次は……ここ」ガシャーン
リュウジョウ(あかん……!ここやと神威の回収も無理や!)
早霜「また外れ……次は…どれにしようかしら…」
リュウジョウ(う……!)
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
915 : 以下、名... - 2019/04/28 23:57:36.70 CaBEre2DO 463/477隣の個室が開けられ誰かが捕まった
追われていたのは自分ではなく政府の女性諜報員のようだ
何故大本営ではなく政府なのか疑問に思うリュウジョウ
早霜「うふふふ…ここに決、め、た」
「待…!」
早霜「もう遅いわよ」ガシャーン
ぐちゃっ
リュウジョウ(今の……音…)
早霜「もしもし…?ネズミ退治は終わったわよ。ちゃんと殺しておいたわ」
リュウジョウ(やっぱり殺しとったんかいな…)
早霜「えぇ、死体はそっちに持っていくわ。彼女は政府の諜報員だからきっと色々持ってるわよぉ」
リュウジョウ(政府の諜報員…?)
早霜「大丈夫よぉ…頭しか潰してないわ。体は無事」
リュウジョウ(…狂っとるな)
リュウジョウ「行ったか…ほんまに死ぬかと思ったわ。でもここまでマッピングできたから、次はここに逃げ込めば神威に回収してもらえるな」
リュウジョウ「でも気になるのはさっき殺されたのが政府の諜報員っていうことや」
リュウジョウ「組織は政府からバックアップを受けとるんと違うんか?国も戦争を続けたいから組織に力を貸しとる」
リュウジョウ「いや…組織には力を貸してない。組織の中の傀儡を作っとる部署を援助しとるんや」
リュウジョウ「この組織はデカ過ぎる、他にも色々やっとるんや。それを政府が調べとった?」
リュウジョウ「…確信が無い。とりあえず今日はここまでや。早く回収してもらえる場所まで戻ろ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
921 : 以下、名... - 2019/04/29 00:17:32.84 QCB3C5rcO 466/477早霜「逃げられると思った?」
早霜「逃げられると思った?」
リュウジョウ「な!?」
早霜「ネズミがもう一匹いたなんて、うふふ…」
リュウジョウ「ぐ…う…!」
早霜「誰に変身するの?どんな悪あがきを見せてくれるの?」ジリジリ
リュウジョウ「やめ…ろ…!近付いてくんな…!」
早霜「うふふふ…」
早霜「追い詰めたわよ…」
リュウジョウ(早霜とタイマンなんか無理や!どうせ殺されるんやったらせめて…このマップだけは…!)
早霜「貴女はどんな声で泣いてくれるのかしら?大鳳みたいに泣き叫ぶ?」
リュウジョウ「お前…!」
早霜「大鳳はね…まずは喉を潰してあげたの。そしたら下品に血をゲボゲボ吐いて…美しくなかったわぁ」
早霜「貴女を殺せばまた能力を得られる…うふふふ…あはははははははははは!!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
909 : 以下、名... - 2019/04/28 23:36:18.59 De1KLT/80 469/477唐突なアラームとともに 実験体OOOと実験体XXXが収容違反を起こしました 職員は直ちに鎮圧に向かってください 繰り返します……
916 : 以下、名... - 2019/04/28 23:57:53.47 SfZDpjYKo 470/477最小金冠イ級に変身
トイレに流されて脱出を図る
928 : 以下、名... - 2019/04/29 00:29:34.77 2n1mPK4kO 471/477>>909でそっちに向かう早霜
龍驤は>>916
ビーーーー
早霜「何の音…?」
リュウジョウ「今や!!」ダッ
早霜「あら…逃げる所なんて無いのよ?」
リュウジョウ「能力を出し惜しみしとる場合や無い!変身!!」パシュン
早霜「またトイレに逃げ込むの?もしかしてそっちの趣味があるのかしら」
ジャーーー
早霜「…消えた?この場所を神威は知っていたの?」
ジャーーーーー
早霜「……この水道、さっきは出てなかったわよね」
ジャーーーーーーー
早霜「…まさかそんなに小さなものにも変身できるの?洗面台から水道管を伝って逃げるなんて」
早霜「あははははは!!最高じゃない!次の目標は決まったわ!!」
実験体OOOと実験体XXXが収容違反を起こしました。直ちに鎮圧に向かってください、繰り返します……
早霜「リュウジョウには逃げられちゃったし、こっちで火照りを冷まそうかしら」
早霜「実験体ってことは傀儡…ただじゃ死ないわよね」
早霜「腕も足も頭も潰して…うふふふふ…」
早霜「ここは退屈しなくていいわぁ…朝霜姉さんには及ばないけど、中々楽しめるもの」
ーー
リュウジョウ「寒……!」ガタガタ
アケボノ「裸で帰ってくるって事は相当まずかったのね」
リュウジョウ「そうや…!小さい淡水魚に変身して水道から逃げるしかなかった…っくしょん!!」
モチヅキ「早霜相手に生き残った方が凄いって」
チヨダ「でもマップは全部パァね」
リュウジョウ「無茶言うなアホ……!」
菊月「だが早霜のターゲットになってしまったな」
リュウジョウ「次会う時は…ウチは殺されるやろな…」
神威「潜入は難しくなりましたね…」
アケボノ「せめてどこで傀儡の研究をやってるかを知りたかったわね」
リュウジョウ「ごめんな…」
菊月「諦めるにはまだ早い。きっと何か方法があるはずだ」
アケボノ「簡単にはいかないでしょうけどね」
ーー
940 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/04/29 00:55:36.84 8NhmixzY0 477/477遅くまでありがとうございます
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