【関連】
【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その2【安価】(5)
2 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/04/14 18:55:23.12 YCci3sXa0 1/477
元スレ
【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その3【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1555235608/
ーー
天城「龍驤さんが戻ってきて雰囲気はなんとかマシになってきたな」
天城「ここは良くも悪くも提督と龍驤さんにかかってんだよ。あの二人がちゃんとしてねぇと周りもそうなる」
天城「姉貴はその度になんとかしようとしてたけど無理だ。姉貴じゃ無理なんだよ」
天城「葛城は問題外だし、やっぱ潜水艦達を頼るしかねぇんだろうな」
天城「せめて漣が生きてたらな…」
天城「精神が死んだんじゃもう無理だな。何勝手に死んでんだか」
天城「でも気持ちが分からねぇかって言われたら微妙だな。もし天城もあいつが…」
天城「やめだやめ。縁起でもねぇことは考えるもんじゃねぇ」
天城「さてこの後は演習に……」
天城「…っと、深雪から手紙が来てたんだよな。速達で届いたから何かあったのかもしれねぇし確認だけしとくか」
バターン!
葛城「何!?」
雲龍「誰かが騒いでいるの?」
天城「……!!」ダダダッ
葛城「天城姉ぇ!」
雲龍「そんなに慌ててどうしたのよ」
天城「提督に言っといてくれ!ちょっと出てくる!」
葛城「待ってよ天城姉ぇ!外出許可書も書いてないのに…!」
雲龍「行かせてあげましょう」
葛城「いいの?」
雲龍「天城……もしかしたら泣いてかもしれないわ」
葛城「え……」
雲龍「提督には私から言っておく。天城は行かせてあげましょう」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
9 : 以下、名... - 2019/04/14 20:19:52.79 haiV7OAao 4/477天提督の癌が再発、リンパ節への転移が認められた
ーー病院
天城「提督!!」ガチャ
天提督「あ……天城…」
天城「う……あぁぁぁー!!」
天提督「ダメだよ…病院では静かにしないと……」
天城「なんで……なんで黙ってたんだよ!!」
天提督「天城に…心配かけたく……なかったし…」
天城「ふざけんなよぉ……!!」
天提督「癌が再発して…リンパに転移があって……」
天城「……」
天提督「膵臓癌って…再発も…死亡率も……高いんだってね…」
天城「…余命は」
天提督「持って…一か月だって……」
天城「……そうかよ」
天提督「もう手術もできないし……後は…ゆっくり…」
天城「おい、なんで天城に黙ってた」
天提督「安価」
下1~3高コンマ 天提督の台詞や行動などを
15 : 以下、名... - 2019/04/14 20:45:00.35 jl4Lz2RrO 7/477心配させて長い間辛い思いはしてほしくなかったから
天提督「心配させて…僕が死ぬまでの間…辛い思いはして欲しくは……なかったんだ…」
天城「だから深雪達にも黙ってろって言ってたんだな」
天提督「うん……」
天城「ふざけんなよお前……!」
天提督「艦娘が倒れたり…色々あって……僕の事より…自分こ事を優先して欲しかった…」
天城「お前より大切なものはねぇんだよ!!どうしてそれがわからねぇんだ!!」
天提督「ごめんね……」
天提督「後任も決まって……あの鎮守府は大丈夫…僕が死んでも…」
天城「やめてくれよ……!」グイッ
天提督「う……」
天城「死ぬとか……言うなよぉ…!」ポロポロ
天提督「ごめん…やっぱり泣かせちゃうよね……」
天城「これからお前の世話は天城がやる。文句は言わせねぇぞ!!」
天提督「うん……そうだね…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
20 : 以下、名... - 2019/04/14 21:05:51.42 xSB4DpzIO 10/477天城、足りないもの鎮守府に長期休暇願(もしくは退役願)を提出する
ーー
提督『長期休暇願いか』
天城「無理か…」
提督『少し厳しいな。大本営の方から許可を取り消される可能性がある』
天城「この間のアレか…」
提督『薬を配ったとはいえ艦娘がまた止まる可能性はある。長期的に戦列を離れて欲しくないんだろう』
天城「なら退役…」
提督『それよりももっといい方法がある。そっちの鎮守府に戻ったらどうだ?』
天城「……」
提督『レンタル移籍だと書類のあれこれで何度も往復することになる。少しでも天提督の側に居るにはこれが一番だろう』
天城「提督……」
天城「天城はよぉ…提督の方針や龍驤さんの浮気の話を聞いて…酷いことも言った…」
提督『そんな事は気にしない。天城も俺達の仲間じゃないか』
天城「……ありがとうございます。この恩は一生忘れません」
提督『悔いの残らない時間を過ごしてくれ』
天城「あぁ…1ミリの悔いも残さねぇよ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
26 : 以下、名... - 2019/04/14 21:27:37.61 iFXw125ao 13/477提督と天城のやり取りの裏の出来事
自分のとった行動に自信がなく天提督に謝る深雪と自分は間違える事が多かった、今回も深雪が天城に連絡してくれて良かったと言う天提督
ーー病室
深雪「司令官、余計なことしちゃってごめん」
天提督「ううん…僕は間違える事が多かった…連絡しなかったことも間違えてたんだよ…」
天提督「だから深雪が…天城に連絡してくれて…良かった……」
深雪「このタイミングしか無かったんだよ。余命一か月ってことは明日死んでもおかしくないんだぜ?」
天提督「そうだよね…やっぱり僕は……間違ってばっかり…」
深雪「そっか…これで良かったんだよな…」
天城「…来てたのか深雪」ガチャ
深雪「姉貴、そっちの提督はなんて?」
天城「明日からこっちの鎮守府所属になる」
深雪「マジで!?」
天提督「そんな…向こうは空母も少ないのに…」
天城「天城が後悔しないようにだとよ。そういう提督なんだよ」
深雪「すげぇ……」
天提督「天城……」
天城「覚悟しろよ?天城が面倒見る以上一か月じゃ死なせぇからな」
天提督「はは…流石は天城だね……」
深雪「深雪さまも手伝うぜ!鎮守府のことは任せてくれよな!」
天城「ありがとな…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
32 : 以下、名... - 2019/04/14 21:45:03.86 jl4Lz2RrO 16/477一日一日を大切に過ごす二人
後任が挨拶に来るがまだ若く緊張している
ーー
後提督「提督殿!今日は挨拶に参りました!」
天城「元気なのはいいけどよ、ここは病院だぜ」
後提督「はっ…!」
天提督「天城さんもここに来た時は…」
天城「なんだって?」
天提督「あ、いえ…なんでもありません……」
天城「あれは黙ってたお前も悪いんだからな」
後提督「自分が指揮を執るのは来月からになります。それまでは提督殿が書類上の提督のままです」
天提督「来月かぁ…それまで持つかな」
天城「天城が持たせてやるんだよ」
天提督「そうだよね…天城さんの前じゃ…簡単には死ねない…」
後提督「その…提督殿の症状は……」
天提督「余命一か月って言われて…二週間だね…」
天城「膵臓癌が再発したんだ。死亡率は知ってるか?」
後提督「癌の中でも一番高いんですよね…」
天城「そういうことだ」
天提督「天城さんがここに…来てくれてからも…二週間経つけど…毎日幸せだよ…」
天城「そうだな、お前の側にいれるだけでこんなに幸せになれるとは思わなかったぞ」
天提督「はは…照れるな…」
後提督「…提督殿に迷惑をかけないよう自分は誠心誠意頑張らせていただきます!」
天城「期待してるぜ新人さんよ」
天提督「気を…張りすぎないでね…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
21 : 以下、名... - 2019/04/14 21:06:25.37 913GWntDO 20/477余命宣告されたものの天城が側にいるおかげか天提督は1ヶ月を超えてもまだ生きていた
38 : 以下、名... - 2019/04/14 22:03:18.33 913GWntDO 21/477>>21
ーー
天城「提督…今日で一か月になるな」
天提督「うん…自分でもびっくりだよ…」
天城「天城が側に居てやってるからだぞ?」
天提督「本当に…そうだろうね…」
天城「なぁ…」
天提督「天城さん…屋上まで連れて行って…くれませんか…?」
天城「…体調は問題ねぇんだな」
天提督「うん…大丈夫だよ…」
ーー屋上
天城「着いたぜ」キイッ
天提督「あぁ…ここからなら…海が見える…」
天城「そうだな。病室からだと低くて無理だ」
天提督「うん…やっぱり海は素敵だ…」
天城「提督がこの仕事を選んだものその理由だったな」
天提督「そうだね…僕は小さい時から海が好きで…親の反対も押し切って…提督の仕事をできるまでになった…」
天城「綺麗な海を守りたい…か」
天提督「天城さん…そこ……海を背にして立ってみて…」
天城「あん?」
天提督「いいから…ね…?」
天城「しょうがねぇな…」
天提督「いい…凄く良い…」
天城「気持ち悪ぃな、何がだよ」
天提督「やっぱり君には…海が似合う…」
天城「……」
天提督「天城さん…約束して…僕が死んでも…海で戦い続けて欲しい…」
天提督「約束…してくれる…?」
天城「安価」
下1~3高コンマ 天城の台詞や行動などを
45 : 以下、名... - 2019/04/14 22:35:27.21 13W10oDwO 25/477抱きついて
約束する、提督が好きな綺麗な海を守り続ける。
だから諦めたりしないって約束して欲しい。
天城「…約束する」ダキッ
天提督「嬉しいな…」
天城「お前が好きな綺麗な海を守り続ける。だから提督も諦めたりしないって約束してくれ」
天提督「勿論だよ…諦めたりなんかしない…」
天城「約束…な」
天提督「うん、約束…」
天提督「ねぇ天城さん…僕と一緒になって…幸せだった?」
天城「それを聞くか?」
天提督「…ごめん。でも言葉にしてもらわないと…不安で…」
天城「幸せに決まってんだろ」
天提督「…ありがとう。僕も…幸せだったよ…」
天城「過去形で言うな。これからまだまだ幸せにしてやるからな」
天提督「それは…楽しみだ…」
天城「お前はこんな所で死ぬ奴じゃねぇ。死なせてたまるかよ!」
天提督「ははは…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
51 : 以下、名... - 2019/04/14 23:12:03.88 8dNbr0HiO 28/477食欲不振がみられる天提督
ーー
天提督「ご飯は…大丈夫です…」
天城「なんだよ食欲がねぇのか?」
天提督「はい…少し…」
天城「無理はしなくていい。点滴替えてもらうように言ってくるから待ってろ」
天提督「ありがとうございます…」
「天提督さんは持ってあと数日ですね」
天城「…………そうかよ」
「素晴らしいと思いますよ。余命一か月から更に一か月近く生きてこられたんですから」
天城「……」
「今日から病室に泊まっていって下さい。許可を出しますから」
天城「…あぁ」
「どうか最後まで一緒に居てあげて下さい」
ーー病室
天提督「長かった…ですね…何かありました…?」
天城「……」
天提督「そうですか…もう…時間が…無いんですね…」
天城「……」コクリ
天提督「残念です…もっと天城さんと一緒に居たかった…」
天城「天城もだよ……」
天提督「ごめんなさい……」
天城「……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
55 : 以下、名... - 2019/04/14 23:26:27.10 sqCdp8VjO 32/477天提督「私が逝く時は笑っていてくれませんか。最期は貴女の笑顔で送られたい」
56 : 以下、名... - 2019/04/14 23:28:45.47 iFXw125ao 33/477天提督 赴任から天城との馴れ初め、天城の腕の事で離れたこと、婚約――様々な天城との出来事を思い出しながら逝く
天城 眠るように旅立った天提督のために笑顔を絶やさなかったがその目からは涙が
57 : 以下、名... - 2019/04/14 23:29:29.79 13W10oDwO 34/477>>55
+
>>56
ーー
天城「提督、聞こえるか?提督…」
天提督「……」
天城「提督……」
天提督「少し…昔を思い出して…ました…天城さんが…僕の鎮守府に…来た…時のことを…」
天城「…印象最悪だっただろ?」
天提督「正直…うわぁ…って…思いました…」
天城「だろうな…」
天提督「でも…嫌いには…なりませんでしたよ…」
天提督「それから…天城さんに襲われて…仕方なく付き合うようになって…」
天城「まだ覚えてやがったか…」
天提督「当たり前ですよ…!僕の初めてが…逆レ…なんて…忘れられません…!」
天城「悪かったって言ってんだろ!」
天提督「でも…それくらい…好きで…いてくれてるんだって…僕も…好きになって…いったんです…」
天城「…そうか」
天提督「天城さんと…一緒に過ごせた日々は…楽しかった…」
天提督「でも…天城さんは…腕を…怪我して…結果…右腕を…失った…」
天城「あの時離れたのは間違いだってずっと思ってたけどよ、そうじゃなかったかもな。あれが無かったら提督とは結婚まで行かなかっただろ」
天提督「そうだね…僕の性格だと…ずっと迷って…結婚の話が出る前に…フラれてたかな…」
天城「この指輪も結局天城が買わせたようなもんだからな」キラッ
天提督「うん…そうだね…」キラッ
天提督「天城さん…僕が逝く時は笑っていてくれませんか…最期は貴女の笑顔で送られたい…」
天城「……こうか?」ニヘラッ
天提督「…ぷふっ」
天城「てめぇ!人が笑ってやったのに!」
天提督「やっぱり…天城さんは…そういう顔が一番かもしれませんね…」
天城「ふんっ!!」
天提督「……」
天城「…提督?おい提督……」
天提督「……」
天城「あ…あぁ………」
天提督「海……海が…見える…」
天城「海…?」
天提督「天城さんの…後ろに………青い…海…が…」
天城「…そうだ、ここは海の上だ。そしてお前は提督だ」
天提督「天城さん……この海を……僕の…」
天城「……」
天提督「…やっぱり海は綺麗だ………それより…綺麗なのは…天……」
天提督「…………」
天提督「……」
天提督「」
天城「…………」
天城「逝っちまったか……」
天城「なんだよ…最後くらい名前…ちゃんと言ってくれよ……」
天城「お前は…そういう所が…ダメなんだよ……」
天城「……ひぐ………っ…」
天城「提督……でいどぐ……!!」
天城「うぁ……あぁぁ……!」
天城「うう……ぐ…っ……」
天城「泣いてねぇ!泣いてねぇからな!」
天城「お前が…安心して……」
天城「…うぁぁぁぁぁ……!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
67 : 以下、名... - 2019/04/14 23:57:26.96 U7ZwoqOHo 41/477提督の葬儀を行う
約束通りお前が守りたかった海は天城が守る
だから安心して眠ってくれと誓いを立てる
ーー
天城「提督…安心して眠ってくれ。約束通りお前が守りたかった海は天城が守る」
天城「……心配しなくてもいいぞ、お前の後は追わない」
天城「まぁ最初はそのつもりだったがな…」ゴソッ
天城「……」
霞『この二つ薬を同時に飲めば眠るように死ねるわ。使うなとも言わないし、どうしようと貴女の勝手よ』
天城「悪いな霞、わざわざ作ってもらったのに無駄になっちまった」ベギッ
天城「これはもう…いらねぇ」サラサラ
天城「…龍驤さん達には申し訳ねぇけど、ここに残る理由ができた。ここでしかできねぇことがある」
天城「この海に提督は居る。体は死んでも心はここにあるはずだ」
天城「なぁ…お前が病室で見たのはこの海だったんだろ?だからいつまでも見守ってくれよな」
深雪「姉貴~~!式抜け出して何してんのさ!」
天城「今行く!ちょっと待ってろ!」
深雪「早くしてくれよ~~!」
天城「…じゃあな提督、また後でな」
ザザァ……
天城「……」
天城「海って…こんなに綺麗だったんだな…」
ーー
ーー深夜
龍田「……」
天龍「すぅ……」
龍田「…………!」ガバッ
龍田「あいつが…出てくる……」
龍田「ごめんなさい天龍ちゃん…きっと迷惑かけちゃうわね…」
天龍「むにゃ…」
龍田「それでも…やらなくちゃいけないの…」
龍田「あいつを殺さないと…頭がおかしくなりそうなのよ…」
龍田「私を襲って…傷物にしたあいつ…生きてるだけで許せない…」
龍田「あいつは捕まって…法の裁きは受けたわ…でも…それじゃ納得できないのよ…」
龍田「明日…塀の外に出てくる…」
龍田「絶対に…殺す……」
龍田「両手を切り落として…体を切り刻んでやる…!!」
天龍「んぅ……」
龍田「唯一の心残りは天龍ちゃん…」
龍田「でも…これはやらなきゃいけないの」
龍田「天龍ちゃん…私の事は早く忘れてね…」ガチャ
天龍「ぐぅ……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
78 : 以下、名... - 2019/04/15 19:52:42.73 PnNSAcu6O 46/477朝ごはんを食べてるときになんか様子が変だぞって天龍に言われる龍田
ーー
提督「こんな時間に…なんだ……」
憲兵「巡回中に鎮守府から出て行く龍田を見かけた。外出許可は出したのか」
龍驤「んん……」モゾッ
憲兵「龍田の様子もおかしかった。何か心当たりはないか」
提督「許可は……出して…いない……」
憲兵「そうか、なら脱走ということだな」
提督「…………なに…」
ーー執務室
夕張「私のドローンでも龍田さんが出ていく所を捉えていました」
提督「…本当に脱走か」
憲兵「龍田は理由も無く逃げるとは思えない。何か無いか?」
夕張「天龍さん関係で何かあったとか?」
提督「いや…心当たりがない」
憲兵「この脱走が準備していたものか突発的なものかも分からない以上予測を立てるのも難しい」
霞「私は心当たりがあるわよ」
憲兵「何だ?」
霞「最近の龍田さんは驚くほど安定してた。治ったとは思えないから不思議だったのよ」
霞「でも龍田さんみたいな症状の人が突然良くなるのには理由があるって最近本で見たのよ」
提督「どんな理由なんだ?」
霞「復讐よ」
夕張「う……」
提督「…龍田を止めに行こう」
憲兵「龍田はどの刑務所に元提督がいるのか分かっているのか?」
霞「普通なら分からないわよ。でも龍田さんなら…」
提督「手遅れになる前に龍田を止めるんだ!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
87 : 以下、名... - 2019/04/15 20:15:48.70 PnNSAcu6O 50/477朝潮と同じ結末だけは避けなければならないと鎮守府の手が開いてるメンバー総出で捜索
提督はガンビアベイとまるゆに相談
ーー
まるゆ「ちょうど家に帰る所だったのでそのままこちらに寄らせてもらいました。ガンビアベイさんから話は聞いてます」
ガンビアベイ「まるゆさんと連絡が取れて良かったです!」
提督「龍田の目的は自分を襲った元提督への復讐だ。それが終わった後の龍田の行動はある程度予測はつく」
まるゆ「ここの朝潮さんでしたよね。獄中で自殺したのは」
ガンビアベイ「このままだと同じ悲劇を繰り返します…」
提督「どうしてもそれは避けたいんだ…!」
提督「こちらでも手の空いている艦娘全員で探している」
ガンビアベイ「でもまだ見つかってはいません…」
まるゆ「元提督が外に出てくる日にちをズラせないか刑務所にかけあってみます」
提督「お願いします…」
まるゆ「それと街の監視カメラも確認します。移動している所を捕まえられれば良いんですが…」
ガンビアベイ「私も動けないなりにお手伝いします!」
提督「俺も情報収集に専念しよう…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
93 : 以下、名... - 2019/04/15 20:38:39.90 MNbT+x0ro 53/477天龍ちゃん、龍田ならどうするか考えコトが起きる前に確保しようと血眼になって探す
ーー
天龍「考えろ…龍田ならどうするんだ!?」
天龍「刑務所から出てきた瞬間か!?それとも家族か誰かの家に着いた瞬間…」
天龍「クソ……!一つに絞れねぇ!」
天龍「そもそもこっちは元提督がどこの刑務所にいるか分からねぇんだ!」
天龍「…待てよ、龍田もそれは同じじゃないのか?」
天龍「いや…あいつは勘が鋭いってレベルが超えてる。だから出所日も分かったんだ」
天龍「なら龍田は答えにたどり着いてるはず。ならそこから逆算して……」
まるゆ「ここに居たんですね天龍さん」
天龍「龍田は見つかったのか!?」
まるゆ「まだです。ですが捕まえるチャンスは巡ってくると思いますよ。刑務所に頼んで出所を半日ズラしてもらったんです」
天龍「よし!これで間に合うぞ!!」
まるゆ「天龍さんの姿を見ればきっと龍田さんも思い直してくれます。一緒に刑務所に向かいましょう」
天龍「龍田…お前の手は汚させねぇからな!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
98 : 以下、名... - 2019/04/15 21:07:19.99 ggOEeSQ5o 56/477時間になっても元提督が出てこない状況で天龍の姿が見えてどうしようと焦る龍田
ーー某所
龍田「なんでアイツが出てこないの!?なんで天龍ちゃんがあそこに居るの!!」
天龍「……」
龍田「探してる…私を探してるのね……」
龍田「天龍ちゃんには見られたくない…けど…私はアイツを殺さないといけないの…」
龍田「どうしよう……このままじゃ天龍ちゃんごと殺すしかない…」
龍田「……ここまで来て悩むなんて…バカらしいわ…」
龍田「アイツが出てくるまで待って…天龍ちゃんが見てない隙に…拐えばいいのよ…」
龍田「その後…ゆっくり殺せばいい…」
龍田「天龍ちゃんにだけ見られなかったらいいのよ…他の人なら見られてもいい…」
龍田「アイツを殺せれば…もう…思い残すことはないわ…」
龍田「一先ず…様子見ね…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
105 : 以下、名... - 2019/04/15 21:38:27.77 SIZbdDC1O 59/477天龍、提督たちに自分がここにいれば龍田もそう行動を起こせないだろうし、近くにいるだろうから探してほしいと連絡
天龍「提督、俺がここに居る限り龍田は行動に移せない。今のうちに捕まえてくれ」
提督『了解した。この情報は全員で共有する』
天龍「あいつが出てくるのは半日しか伸ばせねぇんだろ?」
提督『まるゆ警部補も頑張ってくれたようだがな…それ以上は無理だ』
天龍「わかった、それまでに決着つける」
提督『無茶はするんじゃないぞ』
天龍「多少はするけど死ぬようなヘマはしねぇよ」
提督『…頼んだぞ』ガチャ
天龍「さて…と。もうすぐ鎮守府の奴らがここに来る。もう逃げ場はないぜ」
龍田「……」
天龍「龍田…聞いてんだろ?お前の考える事は大体分かる」
天龍「あいつを殺した後に龍田が死のうとしてるのもわかるぜ」
天龍「龍田、どうしても殺してぇなら俺も殺せ」
龍田「……」
天龍「俺は龍田に殺されるなら本望だ。嘘じゃねぇ」
天龍「あいつを殺した後俺を殺して、その後龍田も死ねばいい。そしたら向こうでも一緒だろ?」
天龍「…チャンスは少ねぇぜ。やるならパパっとやってくれよ」
龍田「……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
108 : 以下、名... - 2019/04/15 22:11:06.76 PnNSAcu6O 62/477ぐっと構えた後、得物を落としてそんなことできるわけないじゃないと泣き出す龍田
龍田「天龍ちゃん……」スッ
天龍「先に俺からやるか?いいぜ」
龍田「……いくわよ」スチャッ
天龍「……」
龍田「……!」
龍田「無理よ……」カランッ
龍田「私にできるわけない……」
天龍「…そうか」
龍田「天龍ちゃんは…生きて………」
天龍「お前が死ぬなら俺も死ぬ」
龍田「そんな……ダメよ…」
天龍「じゃあこんな事もうやめろ」
龍田「天龍ちゃんは…許せるの……私に…あんな事をした男を…」
龍田「あの男が生きてるだけで…私……狂いそうになるのよ…」
龍田「アイツは…私が殺すの……」
天龍「安価」
下1~3高コンマ 天龍の台詞や行動などを
117 : 以下、名... - 2019/04/15 22:32:56.96 MNbT+x0ro 65/477天龍「結局オレ達との日々じゃお前の一番にはなれなかったってことだよな…ははっ惨めだなあ、あんな奴に負けるなんて」
天龍「結局…俺達との日々じゃお前の一番にはなれなかったってことだよな…」
龍田「天龍ちゃん……」
天龍「ははっ、惨めだよなぁ…あんな奴に負けるなんて……」
龍田「違う…違うのよ……」
天龍「何が違うんだよ」
龍田「あ…あの………」
天龍「……俺は止めねぇぞ。龍田の好きにしろ」
天龍「殺したいなら殺せ。でも二度とこっちには戻ってこれねぇぞ」
龍田「う…う……うぅ……」ガタガタ
天龍「早く決めろ!あと少しであいつが出てくる!提督達もここに来る!」
龍田「わ…わた…私………」
天龍「…龍田、俺はお前の味方だ」
天龍「お前がどんな選択をしても俺は受け入れる」
天龍「……答えを聞かせてくれ」
龍田「安価」
下1~3高コンマ 龍田の台詞や行動などを
122 : 以下、名... - 2019/04/15 22:46:46.05 ZKdJEEpAO 68/477天龍ちゃんと、天龍ちゃん達と一緒にいたい
あいつのせいでまた大切な物を失いたくない
124 : 以下、名... - 2019/04/15 22:47:59.76 ggOEeSQ5o 69/477>>122
+天龍の手を取る
龍田「私…………天龍ちゃんと、天龍ちゃん達と一緒に居たい……アイツのせいでまた……大切な物を失いたくない…!」
天龍「……龍田」ダキッ
龍田「天龍ちゃぁ…ん………!」ギュッ
天龍「よしよし……」
龍田「うぁぁぁぁぁぁ……!」
提督「間に合ったか!天……」
天龍「シー…」
提督「……分かった」
龍田「あぁぁぁぁぁ……ぁぁ~~~!」
ーー
まるゆ「龍田さんは無事回収、事件は起こらなくて良かったです!」
ガンビアベイ「そうですね…」
まるゆ「龍田さんを傷付けた元提督も出所しました。どこに行ったかは分かりませんが、もう関係ありませんよね」
ガンビアベイ「もうこれ以上龍田さんの事件で裁くことはできません…」
まるゆ「私達も事件が起こらない限りは何もすることはできません」
ガンビアベイ「……龍田さんは本当に救われたんでしょうか」
まるゆ「それはこれからですよ」
まるゆ「龍田さんはギリギリまで悩んで復讐では無く天龍さんとこの鎮守府を選びました。今はそれでいいじゃないですか」
まるゆ「龍田さんはカウンセリングもこれからは積極的に受けていくと言っていました。これから良くなる一方ですよ!」
ガンビアベイ「傷付けられた龍田さんはこんなに悩んだのに…加害者である元提督はもう関係の無い話…」
ガンビアベイ「どの国でもそうなんです…法は加害者の味方なんです……」
まるゆ「弁護士の貴女がそんな事を言ってはいけません」
ガンビアベイ「……ごめんなさい」
まるゆ「気持ちは分かります。でもそれがルールなんです。まるゆ達ではどうしようも無いんですよ」
ガンビアベイ「……はい」
まるゆ「今は喜びましょう。龍田さんが間違いを犯さずに帰ってきてくれたんですから!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
128 : 以下、名... - 2019/04/15 23:05:11.92 2TOUpFoDO 73/477後日元提督が一般人の女性に刺される事件が起きた
どうやら何人もの女性からも恨みを買っていて生きてはいるがこれからも平穏な生活は送れないだろうと話してくれるまるゆ
ーー
まるゆ「あれから調子はどうですか?」
龍田「そうねぇ~謹慎生活も意外と良いものよ~」
まるゆ「前と比べて顔色も良くなってますね」
龍田「皆んながね~ずっと話しかけてくれるの~」
まるゆ「そうでしたか、良かったですね」
龍田「ほんと…ここを皆んなを信じて良かったわ~」
まるゆ「調子が良いということなので…あの事に関することを少し話しても良いですか?」
龍田「…少しだけよ」
まるゆ「では簡潔に言います。元提督が刺される事件が起きたんです」
龍田「…そう」
まるゆ「どうやら何人も恨みを買っていたようですね。元提督は生きてますが、これから平穏な生活は送れないでしょうね」
龍田「犯人は…?」
まるゆ「それが『偶然』監視カメラの映像が乱れていて…犯人の特定には至っていないんです」
龍田「貴女……」
まるゆ「…まるゆも男性に襲われた事があるんです。それに相手は複数人でした」
龍田「え……?」
まるゆ「まるゆのした事は警察として最低だと思います。犯人を捕まえるのがまるゆの仕事なんです」
まるゆ「でも……それができなかった…」
まるゆ「……これを復讐だと思ってくれませんか?」
まるゆ「きっと犯人は自首してくれます。それまでの間元提督は苦しみ続けます」
まるゆ「龍田さんもどうか…幸せになって下さい」
龍田「安価」
下1~3高コンマ 龍田の台詞や行動などを
134 : 以下、名... - 2019/04/15 23:20:34.91 ZKdJEEpAO 77/477ありがとう
でも私だけじゃなくて貴女も幸せになってね
龍田「ありがとう……でも私だけじゃなくて…貴女も幸せになってね…」
まるゆ「……まるゆもまだまだですね…励ましに来たのに…逆に励まされるなんて……」
龍田「うふふ…たまには休息も必要なのよ~」
まるゆ「…もう少しだけゆっくりさせて下さい」
龍田「少しと言わずに~好きなだけ休んでいけば良いのよ~」
ーー
ーー
阿武隈「あたしに手紙……差出人は…昔の提督」
阿武隈「あの人は提督をクビになって用務員として働いてるはず…」
阿武隈「今更何の用なんだろぅ……」
阿武隈「あたしに謝りたい…?でもあの人はそんな事言わないだろうし……」
阿武隈「どうしよう……どうすればいいんだろぅ…」
阿武隈「提督に相談……ううん…したところで…」
阿武隈「…行こう。あたしが一人で行かないと意味ないんだ」
阿武隈「あたしはあの提督のところで良い思いはしたことが無い。でも育ててくれたのはあの人なんです」
阿武隈「…一応霞ちゃんのお薬を持っていこうかな。色々言われたら落ち込むし……」
阿武隈「う~~!ほんとなら行きたくないけど、行くしかないんですぅ!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
148 : 以下、名... - 2019/04/16 20:04:12.99 cQ8jtxAJo 81/477廊下でレ級と暁に遭遇
ーー
暁「どうしたの阿武隈さん?」
阿武隈「うん…ちょっとね…」
レ級「顔色が良くないぞ」
阿武隈「そうかな…」
暁「これからどこかに行くの?」
レ級「体調が良くないなら大人しくしてた方が良いぞ」
阿武隈「そういう訳にはいかないの…あたしが行かないと意味が無いの…」
暁「そんな青い顔してるのに?」
レ級「どこに行こうとしてたんだよ?」
阿武隈「前の提督が…あたしに会いたいって…」
暁「その人って阿武隈さんをいじめてた人よね?」
レ級「そんな奴から呼び出されたのか」
阿武隈「違います…あたしが弱かったのが悪くて…」
暁「なら私達もついていくわ。一人でなんか行かせられないったら!」
レ級「文句があるなら行かせないぞ?」
阿武隈「う……」
暁「じゃあ二人が会うのを遠くから見てるのは?」
阿武隈「それなら……」
レ級「じゃあ決まりだな」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
160 : 以下、名... - 2019/04/16 20:35:47.39 rS6dCAYAo 84/477会いに行く途中で過去を回想する阿武隈
162 : 以下、名... - 2019/04/16 20:42:48.89 eyDh9qw+O 85/477>>160
ーーーー
阿武提督「うちの鎮守府ではノルマ制を採用してるの」
阿武隈「出撃がノルマ制?」
阿武提督「最低限のノルマさえこなせば後は自由よ。もっと戦果を稼いでもいいし、一日中休んでたっていい」
阿武隈「あたしにできるかなぁ…」
阿武提督「これはこの鎮守府独自のシステムよ。でも私は画期的な仕組みだと思ってる」
阿武提督「ノルマを達成すれば文句も言わないし口うるさくなったりしない。どう、素敵でしょ?」
阿武隈「分かりました!精一杯頑張りますぅ!」
ーー
阿武隈「はぁ…はぁ……ダメだ…全く戦果が…ノルマに届かない…」
阿武隈「あたし以外の皆が強すぎて…全く活躍できない…」
阿武隈「このままじゃあたし……」
阿武隈「う……ううぅぅぅぅぅぅ…」
阿武隈「ううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
阿武提督「どうしたのよ阿武隈…阿武隈!?」
阿武隈「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!」
ーー
阿武隈(あたしはノルマを達成することも、期待に応えることもできませんでした)
阿武隈(あたしが心の健康を壊したのが原因で提督は提督じゃなくなって…)
阿武隈(でも龍驤さん達はあたしのせいじゃないって言ってました。勝手にノルマ制なんかしてたからだって)
阿武隈(でもあたしはそうは思ってません。あたしがポンコツだったから提督が……)
阿武隈(やっぱり怒ってるのかなぁ…前に会った時は怒ってなかったけど、鎮守府の中だったし…)
阿武隈(恨まれてても仕方ないよね…ちゃんと謝ろう……)
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
167 : 以下、名... - 2019/04/16 20:58:40.86 B2mQffC90 89/477練習船に降格させろと頼む阿武隈
ーー喫茶店
阿武提督「…久しぶりね」
阿武隈「は、はい……」
阿武提督「……」
阿武隈「……」
阿武提督「何か…飲む…?」
阿武隈「あ、はい…じゃあ……」
レ級「なんだあのぎこちなさは。本当に阿武隈の元提督なのか?」
暁「そうなんじゃないの?見るからに気まずそうだけど」
レ級「呼び出した方がさっさと用を言えよ!」ゴソゴソ
暁「だめよレ級!大人しくしてて!」
レ級「ぬぉぉ……!」
阿武提督「……ごめんなさい」
阿武隈「え…?」
阿武提督「新人だった貴女にあんなノルマを課せるのんてどうかしてた。プレッシャーで潰れることなんて考えもしなかったのよ」
阿武隈「違います!提督は悪くありません!」
阿武提督「いいえ私が悪いの……でもこの事実に気付いたのは最近。それまではなんで私が退官させられるのか理由も分かってなかった」
阿武隈「やっぱり…やめさせられてたんですね…」
阿武提督「それでも私なりに色々考えたの。あの時は練度も何も考えずにただノルマを設定していた。それは間違いだけどノルマ制自体は間違ってないと思うの」
阿武提督「阿武隈…私ね、また提督みたいなことをやれるチャンスがあるの」
阿武隈「また提督になれるんですか!?」
阿武提督「大本営のじゃないけどね。阿武隈は幼女塾って聞いたこと無い?」
阿武隈「知ってますぅ…可哀想な目にあいそうな女の子を助けてあげてる団体なんですよね」
阿武提督「最近活躍してる卓球選手やテニスプレイヤーもそこ出身の選手が多いのよ」
阿武提督「艦娘も女の子でしょ?海防艦や一部の駆逐艦は幼女と言っても過言では無い。その団体は艦娘も数多く保護しているの」
阿武提督「それで……私に幼女塾の提督をやらないかって話が来たのよ」
阿武隈「す…凄いじゃないですかぁ!また提督になれるならやった方が良いですよぉ!」
阿武提督「貴女をあんな目にあわせた私なのに…そんな事を言ってくれるなんて」
阿武隈「何度も言いますけど提督は悪くありません。あれは全部あたしが悪かったんです」
阿武提督「ありがとう……」
阿武隈「話ってそれだったんですね!」
阿武提督「…違うの、本題はまた別にあるの。私は阿武隈をスカウトしに来たのよ」
阿武隈「へ…」
阿武提督「阿武隈を私の秘書艦として迎え入れたい。向こうは許可を出してくれるって言ってくれたわ」
阿武隈「ちょ、え…?なんであたし……?」
阿武提督「いきなりで混乱すると思う。けど真面目に考えてみて欲しい」
阿武提督「待遇やその他はここにまとめてきてあるわ。どうかじっくり考えてから答えを聞かせて」スッ
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
181 : 以下、名... - 2019/04/16 21:29:47.94 rS6dCAYAo 96/477塾の話がもっと聞きたいなら卒業生に会ってみたらと島風提督の所の文月を紹介される(たしかそうだったよね…?)
所で幼女塾の講師になりたいんですがどうすればいいですかっ?
ーー
文月「そうだよぉ、あたしは幼女塾にお世話になってるよぉ~」
阿武隈「あの…怪しい団体じゃないんですよね?」
文月「幹部とか先生は~ロリコンしかいないけどぉ、手は出してこないから安全だよぉ」
阿武隈「そうなんですね…」
文月「イエスロリータ、ノータッチ~」
阿武隈「なら心配する必要は無いんだ…」
文月「幼女塾は色々支部があって~そこに数人ずつ艦娘がいるんだ~」
文月「今回は~そんな艦娘を集めて~民間の鎮守府みたいにしようとしてるんだね~」
阿武隈「それって凄いことじゃ…」
文月「そうだよぉ~そこの秘書艦に誘われてるなんて~とっても凄いことだよぉ」
阿武隈「……」
文月「はっきり言って羨ましいもん~あたしはまだ幼女塾に所属してるけど~そんな話来なかったもん~」
文月「でも~阿武隈さんが秘書艦なら~一緒に戦いないなぁ」
阿武隈「うん…」
文月「悪い話じゃないけど~今の鎮守府からは抜けないとねぇ」
阿武隈「そうですよね…」
文月「あたしは~胸を張って幼女塾は良いところだって言えるよ~あのクズから~あたしを救ってくれたんだもん」
阿武隈「……」
文月「阿武隈さんは~後悔しない選択をしてねぇ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
180 : 以下、名... - 2019/04/16 21:28:01.89 KA+Sxfw0o 100/477一度持ち帰って考える阿武隈
川内さんがいなくなった穴も埋めないといけないしと考えこむ
196 : 以下、名... - 2019/04/16 22:06:30.98 KA+Sxfw0o 101/477>>180
ーー阿武隈の部屋
阿武隈「どうしよう…このままあたしが抜けると困るよね…川内さんも天城さんも居なくなって…ただでさえ人数が少なくなったのに…」
阿武隈「やりたいかやりたくないかで言ったら…やってみたいけど……」
阿武隈「提督に相談しても答えはわかってるしなぁ…」
阿武隈「う~~~どうしよう…」
阿武隈「…よし!今日はもう寝ます!明日また考えれば良いんです!」
阿武隈「日記もパパっと書いて寝ちゃいますぅ!」ガタッ
阿武隈「あ…勢いよく立っちゃったから前の日記が落ちてきちゃいました…」パサッ
阿武隈「前の日記……ここに来たときからずっとつけてるんですよねぇ」
阿武隈「そうした方が良いってお医者さんに言われたからですけどぉ…」
阿武隈「うわぁ……前のあたし…病んでるなぁ……」ペラッ
阿武隈「自分で言うのもあれだけど…よくここまでマシになったなぁ…」ペラッ
阿武隈「そうそう…こんな事もあったんですよねぇ…」
阿武隈「そうだ、前に提督の会ったのはいつだったっけ?その時に何か書いてなかったかな?」ペラッ
阿武隈「……そうだ。あたしは待ってるって言ったんだ」
阿武隈「提督は艦娘も恨んでた。でも今の提督からはそんな思いは伝わってこなかった」
阿武隈「提督も悩んで答えを出したんだ……」
阿武隈「……あたしもそれに応えないと」
阿武隈「うん……わかった!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
203 : 以下、名... - 2019/04/16 22:51:17.86 rS6dCAYAo 105/477鎮守府内にスカウトの話と受けるつもりの旨伝える
ーー
阿武隈「今日は皆さんに報告があります」
阿武隈「数日前に前の提督と会って……こっちに来ないかって言われたんです」
阿武隈「そこは鎮守府じゃなくて、民間の鎮守府みたいなところなんですけど…」
阿武隈「あたしはその話を受けるつもりです」
阿武隈「提督は艦娘に厳しいことをしすぎて提督では無くなりました。でも心の中ではずっと迷っていたんです」
阿武隈「あたしもここで答えを探していました。それで、あたしなりに答えを出したつもりです!」
阿武隈「川内さんも天城さんも抜けた中で自分もなんて無責任かもしれません…」
阿武隈「でも!あたしは後悔したくないんです!ここの皆んなは大好きですけど、提督もそれくらい大切なんです!」
阿武隈「前の提督には恩もなにも返せてません!今のあたしなら役に立てるんです!」
阿武隈「勝手に決めちゃってごめんなさい……」
阿武隈「…以上です。こんなあたしの話を聞いてくれてありがとうございました!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
207 : 以下、名... - 2019/04/16 23:14:17.87 eyDh9qw+O 108/477みんなが温かく送り出してくれる
北上「なに言ってんのさ、勝手に決めちゃっていいんだよ~」
阿武隈「北上さん…」
龍驤「阿武隈が抜けるのは正直辛いけど、ウチらは引き止めたりはせぇへんで」
提督「阿武隈がその道を選ぶなら否定はしない」
阿武隈「提督…ありがとうございます!」
夕張「向こうでも頑張って下さいね!」
阿武隈「はい!一生懸命頑張ります!」
ーー
阿武隈「皆優しいなぁ…普通ならこうはならないのに……」
阿武隈「裏切るわけじゃないけど、戦力の少ない鎮守府から移るなんて…」
阿武隈「…でも決めたからには一生懸命頑張ろう!」
阿武隈「早速提督に連絡しないと!直接会って伝えた方がいいよね!」
阿武隈「提督…喜んでくれるかなぁ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
213 : 以下、名... - 2019/04/16 23:35:35.89 KA+Sxfw0o 111/477あんなことがあったのに信じてくれてありがとう、裏切らないように全力で頑張るわ
と言われて阿武隈も全力で支えますと
ーー喫茶店
阿武提督「本当……?本当に受けてくれるの?」
阿武隈「はい!」
阿武提督「あんなことがあったのに……」
阿武隈「あたしは提督を信じますぅ!」
阿武提督「ありがとう……貴女の期待を裏切らないように全力で頑張るわ」
阿武隈「あたしも全力で支えます!」
阿武提督「そう……阿武隈は来てくれるのね…」
阿武提督「阿武隈、誘っておいてあれだけど本当にいいのね?これから所属は大本営じゃなくなるのよ」
阿武隈「あたしも沢山悩みました。でも提督と一緒なら大丈夫です!」
阿武提督「嬉しいわ……」
阿武隈「装備も制服も全然違うものになるんですよね」
阿武提督「そうよ、艤装以外は全て違うものになる」
阿武隈「大変そうですね…」
阿武提督「間違えてばかりの私だから…一緒に歩いていきましょう」
阿武隈「はい!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
218 : 以下、名... - 2019/04/16 23:53:25.69 RtyConi+0 114/477幼女塾の運営に生かすべく心理を勉強し始める阿武隈
219 : 以下、名... - 2019/04/16 23:56:54.97 dpx9NEJJO 115/477>>218
+阿武隈提督も個人にあったノルマ管理を阿武隈と相談しながらやっていく
ふたりとも息ぴったりだと所属の娘われる
阿武提督「じゃあ早速貴女に相談したいことがあるの。これが塾生のリストよ」パサッ
阿武隈「うわぁ…本当に小さい女の子だらけ…」
阿武提督「海防艦に睦月型…一部軽空母もそうね」
阿武隈「この子達に合ったノルマを考えるんですね」
阿武提督「そうよ。無理させるのではなくてロス無く練度を上げる方法を考えるの」
阿武隈「……今の私には難しいですぅ」
阿武提督「そう…」
阿武隈「でもあたし勉強します!艦娘のことももっと勉強します!」
阿武提督「頼もしいわね、流石は私の秘書艦よ」
ーー
阿武隈「うううぅ…!なんですかこの制服ぅ!」超ミニスカ
阿武提督「私も…なにこれ……」ミニスカ
阿武隈「このスカート丈がおかしいです!スパッツが無いとパンツ丸見えです!」
阿武提督「私もいい歳なのに…」
文月「幼女塾はこんなのばっかりだよぉ」超ミニスカ
阿武隈「……あたしここでやっていけるかなぁ」
文月「パンツくらい見せてあげようよぉ、装備も最高級のものだし~」
阿武隈「確かに…こんな強い魚雷に主砲が沢山…」
阿武提督「爆雷なんて…一部のエリート鎮守府にしか配布されてないものじゃない……」
阿武隈「提督、装備は完璧です。あとは私達のノルマ管理ですよぉ!」
阿武提督「そうね、腕の見せ所ね」
阿武隈「それであの…私もノルマとか色々考えてきたんです」スッ
阿武提督「これを阿武隈が…?」
阿武隈「ど…どうですか?」
阿武提督「…うん、各艦娘の特徴を捉えつつ体調や精神面に配慮した素晴らしいものだと思うわ」
阿武隈「良かったぁ…!」
文月「阿武隈さんはあの鎮守府に居たから~艦娘を気遣ってあげられるんですねぇ」
阿武提督「…阿武隈、私は今度は失敗しない。私怨を仕事に挟んだりしないわ」
阿武隈「…はい!頑張っていきましょう!」
文月「あ、言い忘れてたけど~塾長とか偉い人が視察に来た時は~ずっとデュフデュフ言ってるけど~基本的に無視して大丈夫だよぉ~」
阿武提督「…本当に頑張りましょうね」
阿武隈「はい……」
ーー