1 : VIPに... - 2013/10/03 00:20:03.18 NUXEHyyAo 1/121アイドル達がアイスホッケーをするssです。文字数は23000ぐらいです。
表現上、分からないものは質問して頂いて結構です。地の文はありません。
故に擬音語だらけになります。
また表現が曖昧になっている場合があります。ご容赦ください。「まあこんなもんか」と割り切って読んでいただければ幸いです。
元スレ
P「アイスホッケーしましょう」律子「いいですね」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380727203/
2 : VIPに... - 2013/10/03 00:20:30.36 NUXEHyyAo 2/121名称・略称
ブレード:スティックの先のヘラみたいな部分
パック:ホッケーで使う黒い球
レッドライン:一番真ん中の赤いライン レッドと略される
ブルーライン:レッドラインの次にある青いライン ブルーと略される
ゴールライン:一番両端にある赤いライン
フェイスオフ:サークルにプレイヤーがセットし、審判がパックを落としてゲームを始める事
オフサイド:サッカーのオフサイドと同義 ただしホッケーの場合相手のDライン基準ではなく、敵陣側のブルーラインを基準とする
アイシング:自陣側から敵ゴールラインまで誰も触れずにパックが流れる事 この場合自陣のサークルからフェイスオフとなる 敵陣から自陣に戻した場合アイシングは起こらない
チェック:体当たりの事
3 : VIPに... - 2013/10/03 00:21:14.29 NUXEHyyAo 3/121F:フォワード
D:ディフェンス
Aゾーン:アタッキングゾーン 敵陣のこと
Dゾーン:ディフェンスゾーン 自陣のこと
Nゾーン:ニュートラルゾーン 自陣でも敵陣でもないゾーン ブルーとブルーの間のゾーン
前置きが長くなってしまいました。では投下して行きます。
P「765プロでやりましょうよ」
律子「おもしろそうですね」
小鳥「ちょっ、律子さん」
P「俺アイスホッケー学生の頃やっててさ、一度監督をやってみたかったんだよ」
律子「あ、実は私もなんです」
P「え、そうなのか?じゃあ2チームに分かれて紅白戦やってみるってのはどうだ?」
律子「いいですね~」
小鳥「ちょっと待って下さい、全然話が見えてこないんですけど」
P「俺と律子チームに分かれてアイスホッケー紅白戦をやります」
小鳥「はいいい?」
律子「大丈夫です、小鳥さんには無理させませんから」
小鳥「どうも?」
社長「話は聞かせてもらったよ君ぃ」ガチャ
P「あ、社長おはようございます」
律子「おはようございます」
小鳥「おはようございます」
社長「うむ、おはよう。実は私も学生のころアイスホッケーをやっていてね、審判もできるのだよ」
P「本当ですか?」
社長「ああ、ということだ、審判は任せてくれたまえ」
P「ありがとうございます!」
律子「ありがとうございます!」
小鳥「ありがとうございます・・・?」
社長「それじゃあ予定が決まったら教えてくれ」
P「それじゃあチームを決めよう」
律子「はい」
審議中・・・
P「じゃあ、これで決定だな」
律子「はい、それじゃあみんなを集めますね」
律子「みんなーちょっと集まってー!」
ゾロゾロ
春香「どうしたんですか?」
響「なにかあるのか?」
律子「それじゃあプロデューサー殿、お願いします」
P「ああ、みんな、よく聞いてくれ」
全員「ごくり」
P「765プロアイドル対抗アイスホッケー大会を開きます!」
全員「えー!?」
真美「うぇうぇうぇ、ちょっ、どういうなの→?」
亜美「そ→だよ→、どういうことだってんだ→!」
真「アイスホッケー、ちょっとやってみたかったんだー!」
律子「はいはい、静かにー!」
P「チームは俺と律子で厳粛に決めさせてもらった。が、担当のチームは今からくじで決める」
真美「えー、誰とチームなんだろ→」
雪歩(真ちゃんといっしょなのかな・・・)
伊織「やよい、いっしょだといいわね」
やよい「私も伊織ちゃんといっしょがいいかなーって」
P「じゃあ発表するぞー」
Aチーム
響 真美 美希 伊織 やよい あずさ
Bチーム
春香 真 千早 雪歩 亜美 貴音
P「そして俺が・・・」ガサゴソ
P「Aの監督」
律子「私がBの監督」
P「試合は半年後だ、それではチームでミーティングしてから解散!」
小鳥(あれ?ちょっとワクワクしてきた)
Pチーム
P「全員集まったか?それじゃあミーティングを始めるぞ」
響「プロデューサー、その前にちょっといいか?」
P「なんだ?」
響「どうして急にアイスホッケーなんだ?」
美希「そうなのハニー、どういうことなの?」
真美「目的はなんだ!」
P「いや、別に意味はないけど?」
あずさ「あらあら~」
伊織「あんたねえ、アイドル達にこんな危ないスポーツやれっていうの?」
やよい「伊織ちゃん、そんなに怒らなくても」
P「実は俺さ、スポーツのできる女の子って結構ポイント高いんだ」
全員「!!」
やよい「?」
響(来たっ!!これは絶好のチャンスだぞっ!!!)
美希(なんてことなの・・・スポーツはそんなにしない上にこっちには響までいるの・・・!)
真美(まさか兄ちゃんがそういう系が好きだったとは・・・あれ?それじゃあ真美も結構良い線いってんのかな?)
伊織(ああもう!普段からスポーツしておけば良かった!)
やよい(あれ?みんな黙っちゃってどうしたんだろう?とりあえず私もだまっとこーっと)
あずさ(運命の人は戦ってつかみ取る・・・か)
響「ま、まあ自分は最初からやる気だったけどな!」
美希「ミキもなの!」
真美「真美だって!」
伊織「と、とにかく付き合ってやろうじゃない!」
やよい「うっうー!みんなで頑張りましょうー!」
あずさ「あらあら~それじゃあみんなで頑張りましょうね」
P「よし、みんなやる気だな!それじゃあ早速ミーティングを始めよう!」
---------------------------
律子チーム
律子「みんな集まったわね?それではミーティングを始めます!」
亜美「いえ→!」
春香「律子さん、どうして急にアイスホッケーなんですか?」
真「あ、それボクも気になってた!」
雪歩「わ、私もですぅ」
律子「ああ、プロデューサーとアイスホッケーの話になってね、そこから『じゃあ、やってみようか』ってなったのよ」
千早「どうしてアイスホッケーの話題に?」
律子「偶然プロデューサーさんがアイスホッケーの事を話してたから、それで」
貴音「私もてれびで一度見た事があります」
律子「そうなの?」
亜美「それじゃあ亜美達もあんな風に体当たりすんの→?」
春香千早雪歩「え?」
律子「うーん、実際にあそこまでは行かないけど多少はぶつけ合う事になるわね、まあ防具があるから大丈夫よ」
春香「あー、私、ちょっとやめとこうかな・・・」
雪歩「わ、私も・・・」
千早「身体は大事にしたいわね」
律子「スケートって普段使わない筋肉使うから身体が引き締まるかも」
春香「よし、みんなファイトー!」
真「ほら、雪歩もやろうよ」
雪歩「真ちゃんがいうなら・・・」
亜美「盛り上がってきました!」
千早「けっこう面白そうね」
貴音「ええ、未知とはとても興味深いものです」
律子「それじゃあ、ルールとかポジションの説明から初めて行くわね」
------------------------------------
Pチーム
響「そういえば道具はどうするんだ?」
P「ここにある」ド―ン
P「全てBAUERのTOTAL ONEだ。大事に使ってくれよ」
美希「トータル?」
P「BAUERがつくる防具やスティックの最高峰・・・!それがTOTAL ONE!!」
真美「でも、お高いんでしょう?」
P「その通り、俺の口座の残高も3桁切ったぜ」
伊織「よくもまあそんな金があったわね」
P「身を粉にして働いてたからな・・・」
あずさ「あらあら、それじゃあなおさら頑張らないとダメねえ~」
やよい「プロデューサー、ありがとうございますー!」
P「いいんだよ、やよい。俺のわがままだからな」
伊織「それで、どこで練習する訳?」
P「スケートリンクを半年間押さえてある。律子のチームとは場所がかぶらないようにしてあるから」
伊織「まさか、それもあんたが?」
P「社長も協力してくれたよ」
真美「それでもすごい財力だね・・・」
P「この企画のことを説明したら向こうの人が安くしてくれたんだよ、本戦も是非ここでってな」
響「練習はいつから始めるんだ?」
P「そうだなあ、みんなどうする?明日にでも始めるか?」
美希「早く始めるの!この戦いは絶対負けられないの!」
真美「そうそう!早く始めようよ!」
P「それじゃあ明日からでいいか?」
全員「「「はいっ!」」」
翌日
P「着いたぞー」
全員「お~!」
P「じゃあ入ろうか」
P「それじゃあ防具の付け方と靴のはき方を教えるぞ」
P「全員インナーは着替えてあるな?」
美希「みんな着替えたの!」
P「よし、じゃあまずこのレガースっていうすね当てから着けるぞ」
真美「兄ちゃんこう?」
P「ああ、そうだ」
伊織「やよい、左右が逆になってるわよ?」
やよい「ふぇ?」
伊織「もう、しかたないわねえ」
あずさ「プロデューサーさん、こうですか?」
P「はい、それで大丈夫です」
P「よし、じゃあ次だな。このストッキングを履いてくれ」
響「履きっぱなしなのか?」
P「ああ、インナーにマジックテープが付いてるからそれで止めてくれ」
真美「けっこうカラフルなんだね→」
美希「こういう配慮は大切なの」
誰か居る~?
P「そしたらこのデカパンを履きます」
やよい「でかぱん?」
伊織「他に言い方はないの?」
P「実はこれのちゃんとした名前知らないんだよ」
P「履いたら前のベルトを絞めておけよ」
響「できたぞ」
P「次が一番大変だ、みんなシューズを履いてくれ。多分紐が固いと思うから手伝ってほしかったら言ってくれ」
真美「兄ちゃ→ん固いよ→」グググ
美希「ハニー!手伝ってー!」グググ
P「はいはい、ちょっと待ってろー」
P「結局全員分締めた」
P「あとは簡単だエルボーを着けた後、ショルダーを着ける」
やよい「こうですか~?」
P「やよい、エルボーが左右逆だぞ」
やよい「あ、えへへ、間違えちゃいました!」
あずさ「う~ん、ショルダーがちょっときついわね~」DTPN
響「た、大変だな・・・」
P「それじゃあジャージを着てくれ」
真美「あれ?そういえばゴールキーパーは誰がするの?」
P「それは今日やってみてから決める」
P「それじゃあ最後にネックガードを着けてからヘルメット、グローブ、マウスピースだな」
P「それとバンダナも用意してあるからな」
美希「用意周到なの」
P「それじゃあみんなリンクに出てくれ」
ゾロゾロ
真美「身体が重いよ→」
伊織「こんなもんでしょ、こんなに着込んだら」
響「あれ?プロデューサーも滑るのか?」
P「ああ、とりあえず滑りの練習からだからな」
P「じゃあみんな入ってきてくれ」
美希「ちょっとハニー、手、手を壁から離せないの」プルプル
伊織「ちょっとこれまっすぐ立てないんだけど」プルプル
やよい「うっうー!立てましたー!」
響「お、結構簡単だなこれ」ス―
真美「真美も最近滑りにきた事あるからまだマシだよ→」ス―
あずさ「あ、あらあら~」プルプル
P「ははっ、最初はこんなもんだな」
やよい「プロデューサー、あの棒は使わないんですかー?」
P「ああ、あれはみんなの滑りがある程度上達してから使う。最初はひたすら滑ることから始めるからな」
美希「こ、転けないようにするだけで精一杯なの」プルプル
伊織「これって滑れるようになるわけ?」プルプル
あずさ「筋肉痛が怖いわ~」プルプル
P「よし、それじゃあとりあえず全員リンク2周!」
やよい「はい!」
響「よ~しやよい、真美、行くぞー!」スイ―
やよい「あ、響さん待って下さいー!」ススス
真美「ちょっとひびきん飛ばし過ぎだって→」ス―
P「お前達はゆっくりでいいからな」
美希「ゆっくりしか無理なの」ヨジヨジ
伊織「ちょっと、あいつら速くない?」ヨジヨジ
あずさ「正直今ももうだいぶ辛いです~」ヨジヨジ
P「無理しなくてもいいですよ、限界になったら教えて下さい」
響「ほらほら早くー!」
やよい「響さーん待って下さいよー!」
やよい「あ、わ、わわわ」ドッシ―ン
真美「え?わ、うわわわ」ドッシ―ン
響「2人とも大丈夫かー?」スイ―
やよい「転んじゃいました、えへへ」
真美「やよいっちにつられてしまったぜい」
真美「それにしてもひびきんうまいね→」
やよい「私もとっても上手かなーって」
響「そうか?自分一応初めてだぞ」
真美「これがひびきんの素質か・・・こりゃあエース確定だに・・・」
やよい「私もがんばりますー!」
伊織「ちょっと、もうちょっと速く進めないの?」ヨジヨジ
美希「これが全速力なの」ヨジヨジ
伊織「美希、ちょっとどきなさいよ」ヨジヨジ
美希「それは無理なの」ヨジヨジ
あずさ「あらあら、喧嘩しちゃだめよ~」ヨジヨジ
伊織(しょうがない、横を抜くか)ススス
伊織「ひゃっ」スッテ―ン
あずさ「あ、あらあら~」スッテ―ン
美希「えええ、ちょっ2人とも~!?」スッテ―ン
伊織「もう最悪っ、ってなんでアンタ達までこけてるのよ」
美希「デコちゃんのせいなの~」
あずさ「なんだかよく分からないけどこけちゃったわ~」
P「ふむふむ、見たところ響が一番うまいな」
P「となるとやっぱり響の攻撃を軸に・・・」
P「って、まだ分からないか」
律子チーム
律子「さあて、みんな着いたわよ!」
全員「おー!」
律子「それじゃあバッグを持って着いてきて」
ゾロゾロ
律子「それじゃあ今日の段取りを説明するわね」
律子「今日はフル装備で練習をするわね」
春香「え、いきなりですか?」
律子「そうよ、最初は転けやすいからむしろ着けていた方が良いわね」
律子「それとスティックは使いません」
真「スティックって、あの棒のことだよね?」
律子「ええ、みんなが慣れてきたら使うようにするわ。それまではひたすら滑るのみ!」
律子「それとリンクは貸し切ってあります!」
亜美「おー!さすが律っちゃん太っ腹ー!」
律子「はいはい、それと練習は2時間あります」
千早「けっこう長いのね」
貴音「千早、時間とは想像よりも早くすぎるものですよ」
律子「そうよ、必死になってれば2時間なんて短いもんよ」
雪歩「私、できるかな」
真「大丈夫、僕もいっしょにいるから」
雪歩「真ちゃん・・・うん、そうだね、私やるよ!」
真「そうそうその意気!」
律子「それじゃあ防具に着替えるわよ」
着替え省略
春香「律子さんも滑るんだ」
千早「なんだかオーラがあるわね」
真「う~、早くやってみたいなー!」
雪歩「なんだか楽しみだね」
亜美「お姫ちんはスケートしたことあるの?」
貴音「いえ、ありませんよ。しかしてれびで何度か見た事はありますよ」
律子「今日は練習って言ったけど、最初だから今回はみんな自由に滑って構わないわよ」
亜美「え、いいの?」
律子「ええ、とりあえず今日は氷に慣れてほしいからね。ほら、いってきなさい」
全員「はーい!」
春香「ほい」ス―
亜美「ほっ」ス―
千早「はっ」ツル―ン
千早「こけてしまったわ」
春香「千早ちゃん大丈夫?」ス―
千早「ええ、大丈夫よ」
亜美「てかはるるん上手だねー」
春香「そうかな、えへへ」
千早「ええ、真と同じぐらいじゃないかしら」チラッ
真「いやっほー!」シャ―
真「うわっ」ガッ
真「ああああ」ツル― ドッカ―ン
千早「・・・前言撤回ね」
亜美「はるるんは普段からなんにもないとこで転んでるからね→」
千早「なるほど・・・何もない所でころんで何かある所でこけない、という訳ね」
春香「ええ!?納得しちゃうの?」
貴音「真、大丈夫ですか」プルプル
真「うん、って貴音の方こそ大丈夫?」
貴音「え、ええ大丈夫ですよ」プルプル
雪歩「四条さん、手を貸しましょうか?」
貴音「よろしければ」プルプル
真「雪歩も滑れるんだ」
雪歩「うん、私スケートは毎年来るんだ」
真「へー、道理で」
貴音「私も鍛錬をしなければなりませんね」
律子「へえ、みんな結構滑れるんだ」
律子「真は予想できてたけど春香と雪歩も結構いい感じね」
律子「これは思ってた以上に面白くなりそうだわ!」
2週間後 Pチーム
真美「ねえ兄ちゃん、真美たちいつまでこの練習してんの?」
P「そうだな~、みんなもある程度滑れるようになったし、スティック使ってみるか!」
真美「やった→!」
響「え、スティック使えるの?」
やよい「本当ですかー!?」
P「ああ」
伊織「ふう、やっとこのレベルまで来たのね」
美希「あずさもキーパー姿がだいぶ板についてきたの」
あずさ「あら、ありがとね美希ちゃん、うふふ」
伊織「まあパッと見すごい貫禄よね」
P「よし、じゃあみんなスティックを取ってきてくれ」
全員「はーい!」
真美「取ってきたよ→!」
P「よし、それではスティックの持ち方を伝授してしんぜよう」
真美「光栄であります!P隊長!」
伊織「ちょっと、早くしなさいよ」
P「悪い悪い」
P「まず左手でグリップを持つ。そしたら右肘を左手に当てた状態で右手もつかむ」
美希「こう?」
P「ああ、手と手の間隔はこんなもんだ。まあ実際はもっと離して持つけど、最初はこれで大丈夫だ」
真美「それじゃあ実践してみよー!」
P「パックは出しておいたから適当にやっといてくれ」バラバラ
P「あずささんはこの太くなってる部分の握りこぶし一個分くらい上をつかんで下さいね」
あずさ「分かりましたー」
響「パックって結構重いんだな」カンコン
やよい「私ももっと軽いって思ってましたー!」コンコン
真美「これこうやってコネコネするの難しいね」ポロッ
伊織「もう、下手くそねー」ポロッ
美希「デコちゃんも落としてるよ?」カンコン
伊織「あ」
真美「人の事言えないじゃーん」
響「これをシュートとかするのか~」
真美「ていっ」ヘロヘロ
真美「勢いが全くないぜ」
響「全くだな」
やよい「じゃあ私も、えいっ」スカッ
やよい「あれ?」
伊織「やよい、ちゃんとパックを見ないと」
美希「やあっ」シュッ
真美「おー!ミキミキうまーい!」
美希「ふふーん」
美希「もういっちょ!」スカッ
美希「あ、あ、わ」ドッテ―ン
伊織「何やってるのよ~」
あずさ「プロデューサーさん、これ結構重くてみんなみたいに使えないです~」
P「ああ、キーパーは基本あまり振り回しませんよ。これは敵が近くに来たときに牽制したりシュートを止めたりするのに使うんですよ」
あずさ「そうなんですか?」
P「ええ、でもうまくなってきたらこれでパスもできますよ」
P「じゃあみんな、パスのやり方を教えるから見てろよ」
全員「はーい!」
P「まず、パックを正面に持ってくる」
P「このまままっすぐ横にスティックでシュッっとやるんだが、振った後のブレードの向きでパックの行く方向が決まる」
やよい「え?どういうことですか?」
P「つまり、パックを出したい方向にブレードを向けたら良い、って事だ」
P「こんな風にな」シュッ
全員「おー」
P「ここで気をつけるのは、スティックは弧を描くようにしてはいけない、って事だ」
P「ここでまっすぐにしないとパスはうまく出せない」シュッ
P「分かったか?まっすぐにパスを出すんだ」
全員「はーい!」
P「よし、それじゃあ2人と3人でパスの練習をしててくれ」
伊織「やよい、一緒にやりましょ」
やよい「うん、いいよ!」
美希「それじゃあミキたちは3人でやるの」
響「そうだな」
真美「んじゃあ真美からいくよー!」シュッ
響「って、いきなり変なとこ行ってるぞ」
真美「あはは、めんごめんご」
練習終了後
P「あ、響、全員着替え終わったか?」
響「うん、大丈夫だぞ」
P「それじゃあみんなをちょっと集めてきてくれないか?」
響「分かった」
P「今からみんなの暫定ポジションを発表します」
真美 響 やよい ↑
伊織 美希
あずさ
P「しばらくはこれで行くぞ。まあ暫定だから変わるかもしれんが」
真美「兄ちゃん、ウィングって具体的になにすんの?」
P「ん~、言ってみれば切り込み隊長だな」
真美「お→!(E)!」
やよい「じゃあたくさん頑張らないとダメですね!」
P「ああ、頼むぞ」
響「センターは?」
P「センターは全体の要・・・攻めも守りもやるオールラウンダーだな」
響「そっか、じゃあ自分も頑張らないとな!」
P「そしてディフェンスは」
伊織「防御壁、それと後ろからの攻撃でしょ?」
P「ああ、その通りだ」
美希「は~デコちゃん賢いの」
伊織「デコちゃん言うな!」
P「一応これだけだ、よしじゃあ今日は解散!」
律子チーム 2週間後
律子「みんな、今日からスティックを使うわよ」
亜美「え?ホント!?」
真「やーりぃ!」
律子「みんなもそろそろ飽きてきくる頃かなって思って」
春香「正直ちょっと飽きてました」
千早「滑れるようになると滑るだけじゃ足りないものね」
雪歩「これでやっとスタートだね」
貴音「私も楽しみです」
亜美「とは言ってもお姫ちんキーパーじゃん」
律子「キーパーもスティック持つわよ?」
亜美「あれ?そだっけ?」
千早「だめよ亜美、ちゃんと勉強しておかないと」
亜美「ごめんなさーい」
律子「それじゃあみんなスティックを取ってきなさい」
全員「はーい」
律子「よし、じゃあスティックの持ち方ね」
律子「まず左手は一番端。右手は腰の幅ぐらい離して持つ」
春香「こうですか?」
律子「そうよ」
律子「貴音はこの辺を右手で持ってね」
貴音「分かりました」
亜美「うわ~もうこりゃ完全に守護神だ」
真「すごい・・・」
貴音「そうでしょうか」
律子「それじゃあみんなリンクに出て」
律子「まずは基本のハンドリングの練習ね」
律子「これを習得しない限りパスもシュートもできません。それぐらい重要です」
律子「ハンドリングはこうやってするんだけど」カンコンカンコン
律子「こうやってブレードを被せる様にしてやります」
亜美「そこで被せないとどうなんの?」
律子「ここで被せる癖を付けておかないとレベルがあがってきた時にいろいろ大変になるわ」
律子「例えば速いパスを受け取る時、被せる様にすれば大丈夫なんだけど、そうじゃないとパックを弾いてしまう事があるの」
千早「なるほど」
律子「全員やり方と説明の意味は分かった?」
全員「はーい」
律子「よしじゃあ各自で練習!」
貴音「律子嬢、私はどうすれば良いのですか?」
律子「貴音はそうね、キーパーの基本の動きから覚えましょう」
律子「ちょっと腰を落としてみて」
貴音「はい」スッ
律子「左足はそのままで、右足で蹴って左に移動できる?」
貴音「こう・・・ですか?」ギャ―
律子「そうそう!反対向きもできる?」
貴音「・・・」ギャ―
律子「う~ん、やるわね」
貴音「光栄です」
律子「キーパーはシュートの危険があるときはこの動き方ね」
貴音「承知しました」
律子「それじゃあこれに前進と後退も織り交ぜて練習しましょう」
練習後
律子「みんな注目!」
春香「どうしたんですか?」
律子「今日からスティックを使い始めたので、今考えてるポジションを発表します!」
真「え~、何になるんだろう!」
雪歩「早く知りたいね」
律子「じゃあ発表するわよ!」
真 春香 亜美 ↑
雪歩 千早
貴音
律子「みんな分かった~?」
全員「はーい!」
律子「一応自分のポジションの役割確認しといてね」
千早「春香、センターの大役なんてすごいわね」
亜美「ホッケーでもセンターだなんてさすがはるるんだね!」
春香「そ、そうかな?でもセンターってなんか大変そうだよね」
千早「春香ならきっと大丈夫よ」
亜美「そうだよ→亜美たちもいるんだから」
春香「そっか、そうだね、私頑張るよ!」
真「ボク、ウィングだったよ!」
雪歩「私はディフェンスだったよ」
貴音「やはりうぃんぐは真ですか」
雪歩「なんだか頼りになりますね」
真「雪歩も貴音も頼もしい仲間じゃないか」
雪歩「真ちゃん・・・」
貴音「ふふっ、期待にこたえられる様に頑張らないと行けませんね」
Pチーム 1ヶ月後
P「響!スティックを氷に付けろ!」
響「!」サッ
P「真美!腰が高いぞ!」
真美「!」サッ
P「やよい!ちゃんと構えろ!」
やよい「!」
伊織「最近あいつも気合い入ってるわね」
美希「叱られる回数がかなり増えてるの」
P「よし、じゃあ5分休憩!」
響「ふぃ~、ローリングもすぐ回ってくるから疲れるぞ~」
真美「全くだね~」
伊織「確かに休む間がないからね」
やよい「でも体力を付ける為だ~ってプロデューサーは言ってたよ?」
美希「でも確かにこれでへばってたら試合で60分もやってられないの」
響「そうだな、走り込みの量増やそうかな」
真美「あ、ひびきんもやってたの?」
響「うん」
伊織「まあこのままじゃ体力が持たないわね」
P「よーし、集合ー!」
律子チーム 2ヶ月後
雪歩(真ちゃん!)シュッ
律子「雪歩!パスが雑!」
真「よっ」パシッ ダダダダ
律子「春香!ちゃんと真の後ろに付きなさい!」
春香「あっ」ダッ
律子「亜美!逆サイドちゃんと走れ!」
亜美「わわっ」ダッ
律子「千早!早くブルーまで上がる!」
千早「くっ」ダッ
真「はっ」ビシュッ
貴音「・・・!」パシィ
律子「!」ピッピッピ (ホイッスル)
律子「真、フリーなんだから今のは絶対に決めなさい!」
真「は、はい!」
律子「あとの2人も早くフォローに就く!」
春香亜美「はい!」
律子「ディフェンスもパスを出したらすぐに上がること!」
千早雪歩「はい!」
律子「貴音、ナイスキーよ、その調子」
貴音「ありがとうございます」
律子「じゃあ5分休憩!」
真「いや~また止められちゃったよ、貴音うまいな~」
貴音「ふふっ、どんなしゅーとでも止めてみせますよ」
真「よーし、次こそ決めてやる!」
貴音「望むところです」
春香「後ろに付く、後ろに付く・・・」
亜美「逆サイドを走る、逆サイドを走る・・・」
春香「頭では分かってるけどいざとなるとできないよね」
亜美「そうなんだYO→」
春香「って、そのための練習か!」
亜美「そだね!」
千早「どうしてもパスを出したらそこで終わってしまうわ」
雪歩「常に意識してないとね」
千早「あとオーバーもあまりしてないわね」
(オーバー:D同士のラインに平行なパス)
雪歩「社会人の試合とかだとDゾーンのゴール裏とかNゾーンで使ってたと思うよ?」
千早「じゃあ次やってみましょう」
律子「はーい、集合ー!」
Pチーム 3ヶ月後
P「今日は1対1をする。Fは右ボード際のレッドから、Dはブルーから」
P「」ピッ (ホイッスル)
響「」ダッ
伊織「」バッ
響「」シャッ
伊織(しまった!)バッ
響「」ビシュッ
あずさ「!」カコ―ン
響「ふう」
伊織「く~っ」
あずさ「あらあら~」
P「伊織、パックを見過ぎだ」
伊織「だって・・・」
P「気持ちは分かるが身体を見ないと今みたいにフェイントで一瞬だぞ」
伊織「はーい・・・」
P「響、良いシュートだ」
響「ありがとっ」
P「あずささんはもう少し腰を落として下さい、そうすれば反応がもっと早くなりますよ」
あずさ「分かりました~」
P「」ピッ
真美「」バッ
美希「」バッ
真美「」ダダダ
美希「」バババ
真美(内に入れない!)バッ
美希「」サッ ド―ン
真美「!」ガシャ―ン
P「真美、腰が高い!」
真美「う~ん・・・」
P「腰を落としてないから対応できないんだ」
真美「は~い、ごめんなさい」
P「よし、じゃあ次頑張れ」
P「それと美希、ナイスチェックだ、ボードをうまく使えてる」
美希「えへへ、ビデオで研究したの!」
P「真美も良い線いってるんだ、気を落とすな」
真美「うん!」
P「」ピッ
やよい「」ダッ
伊織「」バッ
やよい(う~内側に入れないよ~)ダダダ
伊織(このまま流して・・・)バババ
やよい(う~、もう打っちゃえ!)バシュッ
あずさ「ほっ」パシッ
P「よし、今回はちゃんと身体を見れたな」
伊織「同じ失敗はしないわ!」
P「やよいも今ので全然いいからな」
やよい「え?あれでいいんですか?」
P「ああ、どんなシュートでももしかしたら入るかもしれないからな」
P「打たない事には点は取れないからな。という訳だ、やよい、ナイストライだ」
やよい「はい!」
律子チーム 4ヶ月後
律子「今日はブレイクアウトからの3:2をします」
(ブレイクアウト:自陣で体勢を立て直し攻め上がる事)
千早「雪歩、オーバー!」
雪歩「」シュッ
千早(春香っ)シュッ
春香(亜美っ)パシュッ
亜美(まこちん!)シュッ
真(よしっ!)
春香(ここで)
亜美(スイッチ!)
(スイッチ:ウィング同士やD同士が場所を入れ替わる事)
千早「!?」
雪歩「!」
春香「真!こっち!」ダダダ
真「春香っ!」シュッ
春香(よしっ)パシッ
春香(今だ!)ビシュッ
貴音「!」サッ
千早(打ってきた!)バッ
雪歩(ちがう・・・)
雪歩「千早ちゃん!亜美ちゃんだよ!」
千早「え!?」
亜美「頂き~!」バッ カコ―ン
貴音「しまった!」
春香真亜美「いっえ~い!!」
貴音「不覚・・・」
千早「完全に春香に気を取られてたわ、くっ」
雪歩「すごい連携だね・・・」
律子(今の連携、やるわね!)
Pチーム 試合1週間前
P「全員集合!」
全員「」サッ
P「今日から最終調整に入る」
P「試合は20分の3ピリオド、インターバルは5分」
P「もちろん試合中はぶっ続けだ。故に戦法はおもにカウンター攻撃になる」
P「それでこれが試合の作戦で、これが必殺技だ」
P「今日から1週間、ずっとこの練習をする」
P「それじゃあ練習開始だ!」
律子チーム 試合1週間前
律子「集合!」
全員「」サッ
律子「みんな分かってると思うけど、これが最後の1週間よ」
律子「今日からは最終調整をするわ」
律子「メニューはこれ」
律子「それじゃあ始めるわよ!」
試合当日
P「いよいよ試合だな」
P「お前達が力を出し切れば、絶対勝てる」
あずさ「そうですね」
美希「あんだけ練習したんだから、絶対大丈夫なの!」
真美「テンションあげあげー!」
伊織「にひひっ、楽勝よ!」
やよい「元気もりもりで頑張りますー!」
響「よーし、目指すは~?」
全員「「「トップアイドルー!」」」
真美「って、今はアイドルじゃないYO→!」
響「あっ、そっか!」
P「はははっ、よし、行ってこい!!」
律子「ついにこの時が来たわ!」
律子「みんな自信を持って臨めば絶対勝てるわ!」
貴音「さあ、時は来りました」
亜美「今こそ我が力を解放する・・・!」
真「バリバリ行くぞー!」
雪歩「が、がんばりますぅ!」
千早「やるわよ!!」
春香「さあ、行こう!!」
全員「「「おー!」」」
実況「さあ、ついにこの日がやって参りました!」
実況「765プロアイドル対抗アイスホッケー大会!」
実況「実況は私、実況太郎、解説は解説一郎さんです」
実況「現在試合開始20分前ですが既に会場はすごい盛り上がりです!」
ワ―ワ―
実況「さて、ここで選手の入場です!!」
小鳥「ウグイスは私、音無小鳥、主審は、高木順二朗です」
小鳥「まもなく試合開始です」
ピ―
社長「はい、セット就いてー」
響「春香、今日だけは本気でやらせてもらうぞ」
春香「こっちも手を抜く気はないよ、響ちゃん」
社長「」バッ
実況「始まりましたー!」
響「!」バッ
春香「!」ガッ
実況「先手をとったのは響選手、Dにパックをまわします」
伊織「やよい!」シュッ
やよい「」パシッ
やよい「」ダダダ
実況「やよい選手そのまま持って上がる!」
やよい「やっ」シュッ
実況「おっとブルーからいきなり打って行った!」
貴音「甘いですね」パシッ コンッ
解説「貴音選手良い反応ですね」
実況「さて受けたパックは雪歩選手に渡されます」
雪歩「真ちゃん!」シュッ
真「よしっ」パシッ
実況「真選手にパスした」
真(とりあえずこのまま上がって!)ダダダ
美希「」バッ
真(美希か・・・このまま真っすぐ振り切って!)ドッ
真「!?」フワッ
実況「ああっと、美希選手容赦ないチェックだー!!」
真「どほっ」ドスン
美希(真クンには悪いけど、この戦いは負けられないの!)カシュッ
解説「見事なチェックですね、きれいに腰が入ってました」
実況「さて美希選手がパックを奪いました」
美希(今フリーなのは・・・真美!)シュッ
真美(よしきた!)パシッ
実況「おっとここでリンクを横断するロングパス!」
解説「なかなかリスキーなプレーですがうまく通りましたね」
真美(反対側にやよいが・・・)チラッ
千早「目をそらしちゃダメよ」スバッ
真美「あっ!?」
実況「千早選手、一瞬のスキを突いてパックを奪いました!」
千早「雪歩!」シュッ
雪歩「春香ちゃん!」パシュッ
春香「亜美!」パシュッ
亜美「よっしゃ!」パシッ ドドド
実況「なんて素早いパスだー!いきなりAゾーンに入って行きましたー!」
亜美「いっけー!(まこちん!)」ビシュッ
あずさ「!」サッ
律子(よし、これで1点ね!)
真(来たっ!)ダダダ
実況「ああっと、反対側から真選手が詰める!」
真(シュートッ!)ガッ
あずさ「」シャッ ドシィ
真(と、止めた!?)
あずさ「あらあら、そんなのじゃ点なんか取れないわよ?」ニコッ
真「!!」ゾクッ
あずさ(ああ言ったけど、正直危ないところだったわあ)
ピッ
実況「さてここでプレーが止まります。ところで今のプレーすごい反応でしたね~!」
解説「ええ、正直決まったと思いましたからね。非常に良いプレーでしたが、Pチームのあずさ選手によって見事止められました」
実況「さて、PチームはDゾーンよりフェイスオフです」
社長「」バッ
響「」バッ
春香「!」ガッ
実況「あっとまたしても響選手がパックを取りました!そしてパックは美希選手へ」
伊織「オーバー!」
美希「デコちゃん!」シュッ
伊織(デコちゃん言うな!)パシュッ
真美「ひびきん!」パシュッ
響(よしきた!)パシッ ダダダ
やよい(着いて行かなきゃ!)ダダダ
実況「さて、きれいなブレイクアウトで攻めだした響選手、どう動くのか」
千早「くっ」バババ
響(おそいぞ!)ヒュッ
響(真ん中!今だシュート!)ブアッ
社長「」ピピッ!
響「え?」
小鳥「Pチーム、オフサイド」
響「ええ~!?」
やよい「響さん、ごめんなさい!」ペコッ
響「ううん、大丈夫。ドンマイドンマイ!」
真美「やよいっち、しょげてちゃダメだよ!」
やよい「うん!」
解説「いや~きわどかったんですけどね~、取られてしまいました」
実況「実に惜しいシーンでしたね」
ピッ
社長「」バッ
響「」ガッ
春香「」バッ
春香(よし、うまく捕れた!)
実況「今度は春香選手がパックを奪いました」
千早「」パシッ
実況「そしてパックは千早選手へ渡り」
千早「」シュッ
亜美「」パシッ ダダダ
実況「亜美選手の元へ」
伊織「」ドカッ
亜美「あうっ」ヨロッ
真美(今だ!)サッ
実況「あっといきなり奪われてしまった!」
千早「」グアア
真美(まずいっ、一旦ミキミキにっ)シュッ
美希(このタイミングはまずいのっ!)
真(今だっ!!)ダッ
真「よしっ!」バシッ
真「うおお!」ダダダダ
実況「ああっと真選手パスカットからの独走!!」
美希(くっ、やむを得ないの!)ダダダ ズシャ―
真「!?」ガッ ズシャッ
社長「」ピッ! サッ
小鳥「星井美希選手、トリッピングにより2分間の退場」
響「ドンマイ美希!今のはしょうがないぞ」
美希「ごめんね、頑張って」
実況「ここでPチームPKに入ります。第1ピリオドも残り時間少ないですが守りきれるのでしょうか」
解説「センターの響選手はDに下がり、真美選手がセンターでフェイスオフとなります」
社長「」バッ
春香「」バッ
真美「!」ガッ
千早(よしっ)パシッ
千早(今得点を狙えるのは・・・真!)シュッ
響(やっぱり真に来たっ!)バシッ
真(読まれてた!?)
響(クリア!)バシュッ
(PK側のチームはPK中はアイシングを取られない)
解説「良い判断ですね、うまくクリアできました」
実況「ひとまずDゾーンを割れました、律子チームはどう出てくるのか」
雪歩「」カシュッ
実況「さて、雪歩選手がパックを持ちました」
雪歩(千早ちゃん!)シュッ
千早(分かってる!)パシュッ
真(春香!)
春香(よしっ!)パシッ ダダダ
亜美(真後ろについて・・・!)ダダダ
美希(勢いが付きすぎてて止められないの!)
あずさ(PPなのに一人で・・・?いや、真ちゃんが詰めてきてるわ)
春香(ここで打つっ!と見せかけて・・・!)
あずさ(ここで真ちゃんにパスね、分かってるわよ!)ジリッ
春香(亜美っ!)ポロッ
伊織「ふんっ!」ドガッ
亜美(いよっしゃ!)カシュッ
伊織(間に合わなかった!)
あずさ(!? 亜美ちゃん!?来るっ!!)サッ
亜美(さらにここでっ!)シュッ
あずさ(はっ!!)
真(ごめんね、あずささん)ガッ カコ―ン
ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
実況「入ったーーーーー!!!!!!!律子チーム1点先制ーーー!!!!!」
あずさ(亜美ちゃんに気を取られすぎて真ちゃんが詰めてる事を忘れてたわ)
真「へへっ、どうですか?」
あずさ「なかなかやるわね、真ちゃんたちも」
実況「いや~見事なゴールでしたね~!」
解説「はい、素晴しいゴールですね。うまくキーパーを錯乱してからのシュートでした」
ピピ―
小鳥「第1ピリオド終了」
実況「さてここで第1ピリオド終了です。律子チームの1点先制で終わりました」
解説「ハイライトをどうぞ。ここで・・・」
律子「みんな、ナイスプレーよ!」グッ
雪歩「真ちゃん、ナイスシュートだったよ!」
春香「うんうん、すっごいよかったよ!」
真「へへっ、ありがと!みんなもアシストありがとう!」
千早「四条さんもナイスキープです」
貴音「千早も、素晴しいぷれーでしたよ」
ピピ―
亜美「いよ~し、このまま勝利へ爆進だ→!!」
全員「「「おー!!!」」」
律子(いい感じね!本当に勝てるわ!)
P「みんな、緊張してるのか?」
全員「・・・」
P「どうしたんだよ、もっとのびのびプレーしろよ」
P「本当の調子が出ないまま負けてもいいのか?いやだろ?もっと楽しくやれよ!楽しもうじゃないか!ほら!」
美希「でもミキが反則してなかったら点なんか取られてなかったの・・・」
P「美希、そのことで誰かお前を責めてるか?」
全員「・・・」
美希「・・・」フルフル
P「だろ?誰もおこっちゃいない。だからもっと元気だせよ!」
響「・・・そうだな、プロデューサーの言う通りだぞ」
やよい「よーし、元気100%で頑張りましょうー!!」
伊織「そうね、いじいじしててもしょうがないわ!」
真美「んじゃあテンション上げてこ→!!」
響「ほら、美希も」
あずさ「美希ちゃん、大丈夫よ?」
美希「みんな・・・ありがとう、ミキはもう大丈夫なの!」シャキ―ン
ピピ―
P「よし、じゃあ元気よく行ってこい!!」
全員「「「はいっ!!!」」」
ピ―
社長「」バッ
響「」バッ
春香「!」ガッ
小鳥「第2ピリオド開始」
春香(反応が速くなってる!)
実況「さあ第2ピリオド、パックを奪ったのは響選手!」
美希「よっ」パシュッ
実況「そして美希選手が受け」
伊織「ほっ」パシッ
実況「伊織選手へ」
亜美(今だ!)バッ
伊織(分かってるわよそれぐらい)ヒラッ
響「伊織!」ダッ
伊織「響!」
千早(来る?)
雪歩(来るね!)
春香(そうは行かないよ!)サッ
伊織(かかったわね)シュッ ドン
千早(ボードパス!?)
(ボードパス:壁に反射させてするパス)
真美(騙されたね千早おねーちゃん!)パシッ ダダダ
千早「くっ」ダッ
雪歩(あわわ、私も下がらなきゃ!)ダッ
真美「ていっ」ビシュッ
貴音(すらいどですか・・・!)ドッ
響(頂いた!)ガッ カコ―ン
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!
実況「決まったーーーーー!!!!!2ピリ開始早々!!!響選手リバウンドをネット沈めましたーーーーー!!!!!」
(リバウンド:キーパーがシュートを止めた際にこぼれたパックの事)
解説「リバウンドを正確に叩きました、素晴しいゴールです」
響「真美ー!やったー!!」ダキッ
真美「ひびきんないっしゅー!」ダキッ
伊織「やるじゃない響!」
やよい「響さんかっこいいですー!」
美希「さっすが響なの!」
あずさ「~~~!!」ドンドン
真美「ほら、あずさお姉ちゃんもレガース叩いて喜んでるよ?」
響「あははっ!」ブンブン
P(そうだ、思いっきり楽しめ!)グッ
春香「取られちゃったね」
千早「私たちも負けてられないわ」
真「よ~し、ボクたちも行くぞ~!」
全員「「「お~!」」」
律子(向こうの得点が良く作用してる・・・がんばれ!)
ピッ
社長「」バッ
響「」ガッ
春香「」ガッ
ガチャガチャ
実況「おっと、パックが動きません!すかさずウィングがフォローに入る」
やよい(響さん!)ガッ
真(そうは行かないよ!)ガッ
ポロッ
真(しめた!)カシュッ
美希(甘いの)ドゴッ
真(またか・・・!)グラァ
真(けどっ!)シュッ ドサッ
春香(ナイスガッツだよ真!)パシッ
実況「おおっとチェックを受けながらもパスを繋いだ!」
解説「良いプレーですね、これで春香選手と亜美選手、伊織選手の2:1です」
伊織(まずいわね・・・)ババババ
春香(亜美!)シュッ ダダダ
亜美(よっし!)パシッ ダダダ
伊織(とにかく春香つくしか!)バババ
亜美(もう亜美が打つしかないね!)ビシュッ
あずさ(そんなシュートじゃ点は取れないわよ?)パシッ
実況「キーパーのあずさ選手、余裕で受けます」
ピッ
社長「」バッ
響「」バッ
春香「」ガッ
美希(とにかくブルーを割るの)パシッ
伊織「オーバー!」
美希「デコちゃん!」シュッ
伊織(デコちゃん言うなっての!)パシッ
伊織(さてと・・・)ピタッ
実況「伊織選手ここでゴール裏で様子を伺います」
解説「ここからうまく走り出せるかですね」
伊織(全員付かれててパスは無理そうね・・・ここは!)バッ
実況「伊織選手自ら行きました、そして響選手が代わりに下がります」
真美(横について・・・!)ダダダ
やよい(私は斜め後ろに!)ダダダ
春香(行かせない・・・よ!)ドガッ
伊織「くっ・・・!」ドシャア ポロッ
真美(パックが!)ギャア カシュッ
実況「真美選手パックを取りますが勢いが止まってしまいます」
千早(悪いわね、真美)ドガッ
真美「っ!?」バタ―ン
実況「おおっと千早選手からの強烈なチェック!」
解説「振り向き様は一番ダメージが大きいですからね、それにしても大丈夫でしょうか」
亜美(はるるん!)パシュッ
春香(よし!)パシッ ダダダ
響(攻め込ませないぞ!)ドッ
春香「ぐっ・・・!」ビタッ
ザワザワ…
実況「ああっとお!これは強烈!チェックの応酬だあ!」
響「やよい!」カシュッ
やよい「はい!」パシッ ダダダ
春香「ぃったぁ・・・」ガクッ
響(春香には悪いけどこれはあくまで闘いだからな)
春香(響ちゃん・・・返させてもらうからね)
雪歩(春香ちゃん怒っちゃった)バババ
真美(逆サイドに居とかないとね!)ダッ
千早(真美に付いておかないと)バババ
やよい(真美はマークされてて私もインサイドロックされてる、だったら!)シュッ
(インサイドロック:敵がリンクの内側に入ってこられないようなマークの付き方)
雪歩(後ろ!?)ギャッ
千早(美希が詰めてる!)
美希(デコちゃん!)パシュッ
伊織(行っけえ!!)スパア
貴音「!」パシイ
ピッ
実況「止めました!貴音選手見事な反応で伊織選手のバッティングを止めました!」
解説「いや~ハイスロットの真ん中からのシュートだったんですけどね、素晴しいです」
(ハイスロット:スロット=ゴール前のエリアよりもう少し高いエリア)
ピッ
社長「」バッ
響「!」ガッ
春香「・・・」ガッ
やよい(フォローに!)
真(行かなくちゃ!)
真美(ダメっ!)
亜美(しょ→!)
ガチャガチャ
千早「・・・」ヒョイ
実況「千早選手がパックを取りました、動きます!」
千早(ボード際に一旦退いて)スウ
響「!? 千早が消えた!?」
真美「72~!?」
千早「・・・」シュッ
雪歩「真ちゃん!」パシュッ
真「よ~し!」パシッ ダダダ
響「あっ!いつの間に!」ダッ
真美「72がなんだか分かんないよ→」ダッ
春香(千早ちゃん・・・)チラッ
千早(春香・・・)
春香(イっちゃおうか?)ニコッ
千早(ええ)ニコッ
真(このまま抜き去る!)ダダダ
美希(なんて速さなの!)バババ
美希(とにかくフォークチェックで、あっ!)バババ
真(遅いよ美希!)ダダダダ
(フォークチェック:スティックで相手のパックを叩く事)
実況「おおっと真選手独走です!Dの美希選手を抜き去りました!」
真(これでっ!!)ペショッ
真(失敗した!?)
あずさ「あらあら」パシッ
あずさ「伊織ちゃん!」ヒョイ カ―ン
真「え!?」
伊織「よし!」パシッ ダダダ
実況「伊織選手、あずさ選手からパスを受け上がって行きます!」
伊織(そろそろ点を取りたいところね)ダダダ
実況「伊織選手1人で上がって行きます」
解説「うしろに真美選手が付いてますね」
真美「いおりん行けるの?」ダダダ
伊織「まあ見てなさいって」ダダダ
千早「くっ・・・!」バッ
やよい「伊織ちゃん!」ダダダ
伊織(これで雪歩は付かざるを得ないわね)
伊織(あとは響が間に合うか・・・!)ギュアア シュッ
千早「!?」ギャッ
実況「おっと伊織選手急激なターンで千早選手を切り離します!そしてパスの先は・・・!」
響(よし!)
実況「響選手だー!!」
響(こいつで決める!!)グアア
貴音(この位置でバッティングはまずいですね・・・!)ジリッ
春香「・・・」シャッ ドガッ
響「?」フワッ
響「ぐっ・・・!」ドシャア
実況「は、春香選手、強烈なチェックを響選手へ・・・!ああ、響選手大丈夫でしょうか、うずくまっています!」
解説「大丈夫でしょうか。おや、タイムアウトのようです」
P「響!大丈夫か!」
響「うん、なんとか・・・」
P「立てるか?」グイッ
響「だ、大丈夫・・・」
P「少し休んでろ」
響「う、うん・・・」
春香(あ~すっきりした!)フウ
春香(あとで響ちゃんの謝らないと)
雪歩(あ、普段の顔に戻った)
社長「春香くん、あのようなチェックは危険だから慎みたまえ」
春香「あ、はいすいません」
ピ―
小鳥「タイムアウト終了」
ピッ
実況「おや、響選手はベンチです、Pチームは4人になります」
解説「これはキツいですね、4人で防ぎきれるのか」
社長「」バッ
真美「!」ガッ
春香「」バッ
千早「」パシュッ
雪歩(相手は今4人、点を取るなら今しかない!)パシュッ
真(よし、行くぞ!)パシッ ダダダ
春香(真!)ダダダ
亜美(亜美もいるよ!)ダダダ
真「ふっ」ビシュッ
あずさ「!」ドンッ
春香(リバウンド!)バッ
美希(危ない!)カシュッ
亜美(返せ!)ドン
美希「うっ」グラッ
伊織(まずいわね・・・このままじゃ時間の問題よ)
亜美(千早おねーちゃん!)シュッ
千早(決めるっ!)グアア
ピ―
小鳥「第2ピリオド終了」
千早「くっ」
伊織(助かった・・・)
律子「いいわよ、どんどんシュートを打って行きなさい」
全員「はいっ」
律子「D、特に千早、もう少し落ち着いてプレーしなさい」
千早「は、はいっ」
律子「それと見てて思ったのが・・・」
P「よしよし、みんなナイスプレーだ」
美希「響、大丈夫?」
真美「痛む?」
響「ううん、大丈夫、自分も次からでるぞ!」
やよい(伊織ちゃん、響さん嘘付いてるよね・・・)
伊織(そうね、まあ隠すところがあいつらしいけど。まあやりたいようにやらせた方が良いと思うわ)
あずさ「無理しなくてもいいのよ?」
響「ううん、大丈夫さー!」
P(響・・・)
ピ―
P「よし、これで最後だ、行ってこい!」
全員「「「はいっ!!」」」
ピ―
実況「響選手、復帰しました。大丈夫なようです」
社長「」バッ
響「!」ガッ
春香「」バッ
千早(早く点を取らないと行けないわね・・・)パシッ
千早(さて、どう動くか)
亜美(千早おねーちゃん!)
千早(亜美!)シュッ
亜美(よっし!突破するぜい!)パシッ ダッ
伊織(そうは行かないわよ)グイッ
亜美(ちょっ、進めないぜ!)グイグイ
美希(デコちゃんナイスなの!)カシュッ
実況「美希選手、ゴール裏に廻ります」
美希(響は隠せてるつもりだろうけどバレバレ、だから無理はさせられないの)
美希(だからここは!)ダッ
実況「おっと、美希選手自ら上がって行くようです!」
真(行かせないよ!)バッ
美希「」シュッ ダン
真(ボードに反射させた!?)
美希(真美!)ビシュッ
真美(よしっ!)バシッ
実況「美希選手キレのある走りとパスで一気に真美選手へ!」
真美(やよいっち!)
やよい(うん!)
実況「反対側からやよい選手も詰めて行きます!」
千早(打たせないわよ)ジリジリ
真美「やよいっち!」シュッ
やよい「えいっ!」シュパッ
貴音「・・・!」パシッ
ピッ
真美「いいよいいよやよいナイッシュー!」
やよい「うん!」
ピッ
社長「」バッ
響「」ガッ
春香「」ガッ
ガチャガチャ
ポロッ
やよい(あ!)カシュッ
やよい(美希さん!)シュッ
美希(よしきた!)パシッ ポロッ
美希(しまっ!!)
真(チャンス!)カシュッ ダダダダ
伊織(まずいわっ!)ダダダ
美希(とても追いつけないの!)ダダダ
真(今度こそ決める!)ダダダダ
あずさ(来なさいッ!)ジリッ
真(振りかぶって!)グアア
真(フェイント・・・!)シャシャッ
あずさ(くっ・・・!)バッ
真(シュートッ!)カコ―ン
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
実況「決まったああああああああああああああ!!!!!!3ピリ開始早々に決めましたあああああああああああ!!!!!!!!!」
解説「いやーーーーーーー、見事なシュートです!!」
真「へへっ、やーりぃ!」グッ
春香「真!ナイッシュー!」
亜美「2点目だね!!」
真「うん、ありがとう!」
響(まずいぞ・・・このままじゃ)
ピッ
社長「」バッ
響「」ガッ
春香「」ガッ
ビタッ・・・
実況「パックが動きません」
響「・・・!」グイッ
春香「!」ヨロッ
響「・・・」ダッ
実況「おっと響選手一瞬のスキを突いて抜け出しました!」
千早「くっ・・・!」グアッ
雪歩「っ・・・!」グア
響「・・・」スルリ
響「・・・!」バシュッ
貴音「!」カコ―ン
ピ―
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!
実況「あああああ素晴しいっ!同点です!!」
解説「今のはうまいですね~~!」
響「くはっ、はあ」ゼエゼエ
真美「ひびきん、ナイッシューだよ!」ポン
やよい「これで同点です~!」
響「う、うん、頑張るぞ」
響(胸が痛い・・・)ハアハア
美希(響・・・相当痛むみたいなの)
伊織(とにかく守りに徹するわよ)
-------------------------
真「でやああ!!」グアア
美希「・・・!」スパッ
春香「亜美!」シュッ
伊織「・・・!」パシッ
春香「しまった!」
実況「あのゴールから守りに入ってますが、どうしたのでしょうか」
解説「おそらくスタミナ切れではないでしょうか。なにしろチェンジなしですからね」
伊織(あと5分・・・!)ゼエゼエ
美希(持ちこたえて・・・!)ゼエゼエ
真「畳み掛けるよ!!」
全員「うん!」
真「ふっ!」スパア
春香「やっ!」ビシュッ
亜美「やあ!」シュパッ
美希「くっ・・・!」スガッ
伊織「・・・だあっ!」ガツッ
真「もう時間が・・・!」
ピピ―
小鳥「第3ピリオド終了
実況「Pチーム、守りきりました!ここからはPSでの勝負になります!!」
社長「PSは3回、決まらなかった場合デスマッチになります!」
P「1番手は・・・美希!」
美希「は、はいなの!」
ピ―
美希「・・・」ジリッ
美希「」バッ
美希(まずは肩口なの!)ビシュッ
貴音「・・・」バシイッ
小鳥「Pチーム、星井美希選手、失敗」
真美「ドンマイドンマーイ!」
伊織「残念だったわね」
美希「うん、でも次はきっとデコちゃんなの」
伊織「そうね、準備しておかなきゃ」
律子「こっちは・・・春香!」
春香「はいっ!」
ピ―
春香「ふう・・・」
春香「」ダッ
春香(ここはフェイントで!)シャシャッ ビシュッ
あずさ「・・・!」シャッ ドン
小鳥「律子チーム、天海春香選手、失敗」
春香(止められたか~)
真「ドンマイ春香ー!」
亜美「大丈夫だよはるるん~!」
春香「ごめんね~」
P「次は・・・伊織!」
伊織「よしっ、やるわよ!」
伊織「ふう・・・」
伊織「よし!」バッ
伊織(股下に速いのを一発!)ビシュッ
貴音「!!」サッ カコ―ン
伊織「いよっし!!」グッ
小鳥「Pチーム、水瀬伊織選手、成功」
真美「いぇ~い!いおりんナイッシュー!!!」
伊織「ええ、ありがと」
美希「さすがデコちゃんなの!」
伊織「デコちゃん言うな」
P「次、響だけど行けるか?」
響「・・・やってみる」
P「よし」
律子「まずいわね・・・真!」
真「はいっ!!」
真(よ~し・・・)
真「」ダッ
真(肩口を・・・!)ビシッ
あずさ「!!」スカッ カコ―ン
真「いよっしゃー!」グッ
小鳥「律子チーム、菊地真選手、成功」
真美「あずさおねーちゃんドンマイ!ちゃんと取り返すよ!」
あずさ「ごめんなさいね~!」
P「よし、響!」
響「よしっ」
響「・・・」ス―ハ―
響(大丈夫、自分はできる)
響「」ダッ
響(っ!)ズキッ
響「くっ・・・」ビシュッ
貴音「・・・」パシッ
P「・・・」
小鳥「Pチーム、我那覇響選手、失敗」
春香「貴音ー!ナイスキー!」
亜美「ナイスキー!」
貴音「ありがとうございます」
律子「よし、千早、いってきなさい」
千早「え?私?」
律子「そうよ」
千早「わ、分かったわ」
春香「千早ちゃんファイトー!」
千早(落ち着いて・・・)
千早「」ダッ
千早(脇腹あたりに・・・ん?)
あずさ「」DTPN
千早(!? 防具の上からでも・・・!)シュッ ヘロヘロ
千早「しまった!」
あずさ「あら?」ポスッ
千早「・・・くっ」
小鳥「律子チーム、如月千早選手、失敗」
春香「千早ちゃん、どんま・・・い・・・大丈夫?」
千早「・・・くっ」
雪歩(千早ちゃん・・・ドンマイ)
小鳥「ここからはデスマッチになります。点差が付いた時点で終了となります」
P「よし、美希」
美希「はいなの!」
美希(絶対に決めるの!)
美希「」ダッ
美希(もっかい肩口!)ビシュッ
貴音「・・・」バシイッ
美希(く~、またなの!)
律子「春香!」
春香「はいっ!」
春香(絶対決める!!)
春香「」ダッ
春香(フェイントをかけて今度こそ!)シャシャッ ポロッ
春香(あ)
春香「ああああ!!!」ガクッ
P「なんとか・・・響、いけるか?」
響「・・・」
P「・・・」
P「・・・じゃあいお響「まって」
P「!」
響「自分、やるぞ」
P「・・・よし、じゃあ行ってこい」
響「うん」
響「・・・」
響「絶対大丈夫。自分ならできる」
響「絶対に勝つぞ!!」
ダッ
響「」ガガガガ
貴音(! 今までで一番速い!)ジリッ
響(っ!)ズキッ
響(まだまだ!)ダダダ
響(左に振って!)グイッ
貴音「!」ジリッ
響(右に戻してから・・・!)ヒュッ
貴音(まずいです!)グア
響(今っ!)ビシュッ カコ―ン
響「は、入った・・・」
響「よかった・・・入った・・・」
小鳥「Pチーム、我那覇響選手、成功」
響「やったんだ・・・」
真美「いやっったああああああああ!!!!」
やよい「やりましたあああああああああ!!!!」
伊織「ナイッシューーーー!!!!」
美希「ひびきーーーーーーー!!!!!!!!!」
P(ナイスシュート、響)
律子「真、頼んだわよ」
真「はい」
真「僕たちだって負けられないんだ」
真「行くよ・・・!」
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ガチャ
P「みんな!ビッグニュースだ!!」
律子「どうしたんですか?」
P「なんと全日本のエキシビジョンマッチに出てくれと頼まれたんだ!!」
律子「どえええええええええええ!?!?」
亜美「なになに?どったの→?」
P「全日本のエキシビジョンマッチに出る事になったぞ!」
真美「どうぇえええええええええええ!?!?」
やよい「ほんとですかー!!??」
P「ああ!!もちろん!!!」
伊織「ちょっと、ちゃんと説明しなさいよ!」
P「ああ、分かってる」
春香「ねえ響ちゃん、初めて試合したときのこと覚えてる?」
響「もちろん」
春香「あの試合、ホントに楽しかったね」
響「そうだな、今までで一番」
春香「あの日、あんなひどいチェックしちゃってごめんね?」
響「あはは、もういいぞ、それ」
春香「えへへ、思い出すたびに申し訳なくなって」
真「結局最後のPS、響のが決勝点だったもんね」
春香「あれすっごくかっこよかったよね~!」
真「もっとすごいのが肋骨が折れてる状態でやってた事だよね」
春香「・・・ごめんね?」
響「もう大丈夫だって、春香」
響「じゃあ、行こうか」
春香「そうだね、試合、始まるもんね」
真「地元の女子学生チーム選抜、どんなのかな」
響「エキシビジョンとは思えないような試合にしよう」
響「よ~し、じゃあみんな、行くぞ~!」
「「「「おー!!!」」」」
終わり
123 : VIPに... - 2013/10/03 01:19:47.02 NUXEHyyAo 121/121なんだか最後無理矢理になってしまいました。ごめんなさい。
ホッケー、たまにテレビでやってるんで見てみてください