【関連】
【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その2【安価】(3)
ーー
アケボノ「山雲は肋骨が折れて背骨にはヒビが入ってた。龍驤さんは軽傷だったのが救いね」
アケボノ「それと女幹部……菊月は撃たれてはいたけど重症では無かったわ。相手はそうなるって分かって撃ったわね」
アケボノ「三人ともあたし達の仲間のグラーフが治療して怪我は治ってるわ」
アケボノ「それでも……許されないことをしたのには変わりない」
アケボノ「提督の大事な人を誘拐した挙句仲間を傷付けた。一歩間違えれば二人共死んでたわ」
アケボノ「菊月の変わりに謝らせて。本当にごめんさい」土下座
提督「……あぁ」
アケボノ「頭を下げた所でどうにもならないのは分かってる。けどこうやって誠意を見せることしかできないのよ」
アケボノ「言い訳じゃないけどあたし達と深海提督の関係は言った通り。菊月はどんな手を使ってでも司令官を取り戻そうとしていた」
アケボノ「その結果がアレ……笑えないのは分かってる。けど気持ちは分かって欲しいの」
アケボノ「菊月にとって司令官は全てだったの。自分の存在や生きる意味。それがたった一人……一人の人間なのよ」
アケボノ「お願い……菊月を許してあげて」
アケボノ「貴方達の望むものは何でも用意する。やって欲しいことでも良いわ」
アケボノ「あたしも…クソ提督を取り戻したい。自分の名前なんかいらない。アイツがいればそれでいいの」
アケボノ「……どうかお願いします」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞やその他起こったことなどを
573 : 以下、名... - 2019/04/08 20:10:49.85 EAfT/9reO 282/477気持ちは理解できる…これで手打ちにもしよう
だが龍驤を利用したこと、危険に晒したこと、それについては許すことは今はできない
575 : 以下、名... - 2019/04/08 20:19:18.91 wNKdPFpCO 283/477>>573
+龍驤の精神状態を良くすることに協力してもらう
提督「気持ちは理解できる…だが龍驤を利用したこと、危険に晒したこと、それについては許すことは難しい」
アケボノ「勿論分かってるわ…」
提督「そこでだ、龍驤の精神状態を良くするために協力して欲しい」
アケボノ「それくらいならいくらでも協力する。今からでもやるわ」
提督「…そうか」
アケボノ「これで少しでも許されるのなら…ね」
ーー
モチヅキ「アケボノから指令~龍驤さんの精神治してってさ」
チヨダ「できるの?」
グラーフ「無理…」
リュウジョウ「そんなはっきり言うなや!」
モチヅキ「ならあたし達の合わせ技しか無いね」
神威「そんな事できるんですか?」
荒潮「やるしか無いわよね~」
モチヅキ「ハグロの念写能力で龍驤さんの夢に良い思い出とか楽しかったことを映すんだよ」
グラーフ「できるの…?」
チヨダ「それをやるって言ってんでしょ!」
リュウジョウ「うちも協力するで!」
神威「少し疲れますけど皆さんを直列に繋げばなんとかなりそうですね」
荒潮「それじゃあやっていくわよ~」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
581 : 以下、名... - 2019/04/08 20:51:13.99 yOmepeMf0 287/477「謎の村雨嬢」で飲んだくれる龍驤の姿が夢に出てきた
ーーーー
龍驤「……」
龍驤「村雨…もう一杯……」
龍驤「なんや…誰もおらんのか……」
龍驤「せっかく飲みに来たったのに…」
龍驤「はぁ……」
龍驤「なんでこうなってしもうたんやろうな…」
龍驤「全部ウチが悪いのは分かってる。でも……」
龍驤「…こんな事考えてるからあかんのやろうな」
龍驤「ウチは幸せになる権利は無い。子ども一人殺しとるんやからな」
龍驤「それでも…」
龍驤「司令官と幸せに暮らしたい。普通の家庭を持ちたかった」
龍驤「人の夢と書いて儚い……か」
龍驤「ウチは人や無いけど、夢くらい見たってええやんな」
龍驤「……」
龍驤「ごめんな司令官」
龍驤「ウチは最低な女や。あの事件があったから大人しくなっただけでほんまは股の緩い女なんや」
龍驤「金目的で男に抱かれるし、遊びの男は作りたい放題。ほんまに最低や」
龍驤「…司令官と出会えたからほんまの幸せに気付けたんかな」
龍驤「そうやとしたら……短い幸せやったわ」
龍驤「こんなウチがほんまの意味の幸せを知れただけでも儲けもんかもしれん」
龍驤「ありがとうな司令官…」
龍驤「……」
龍驤「ウチ…幸せやったで」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
589 : 以下、名... - 2019/04/08 21:23:40.67 80vvmzxLo 291/477村雨(のガワでハグロたちの投影)が登場
ほんものより大分つたないがそういう感謝を本人につたえなくてどうするとアドバイス
「……」
龍驤「なんや村雨おったんかいな…」
(私の事は村雨に見えてるのね)
龍驤「お酒、おかわり…」
「飲み過ぎはダメよ」
龍驤「うるさい。飲まなやってられへんねん」
「そんな事無いわよ龍驤さん」
「龍驤さんはそれで良いの?」
龍驤「何がや…」
「感謝の気持ちは本人に伝えないと意味が無いわよ」
龍驤「司令官に…」
「口に出さないと、思ってるだけじゃ伝わらないの」
龍驤「……」
「龍驤さんは司令官の事が好きなのよね?」
龍驤「大好きや……司令官以上の人はこの世におらん」
「なら伝えに行かないと。ここで飲むのはもう終わりにしましょ?」
龍驤「安価」
下1~3高コンマ 龍驤の台詞やその他起こったことなどを
594 : 以下、名... - 2019/04/08 21:46:35.76 aaT5jOdCO 294/477せやな、司令官にちゃんとありがとうって伝えんと
落ち込んでたら当たり前なことも分からんようになってたわ
龍驤「せやな、司令官にちゃんとありがとうって伝えんと。落ち込んでたら当たり前なことも分からんようになってたわ」
「もう大丈夫?」
龍驤「それは分からんけど、このままが良くないのは分かったで」
「それなら良かったわ」
龍驤「ほな…もう行かな」
「頑張って、龍驤さん」
龍驤「ありがとうな。ウチ頑張るで」
「……やれることはやったわよ」
ーー
龍驤「……」
提督「起きたか龍驤?」
龍驤「ここ……」
提督「アケボノ達の隠れ家だそうだ」
龍驤「あ…ウチ……」
提督「何も気にしなくていい。今の龍驤には休息が必要なんだ」
龍驤「司令官…ウチ…キミに言いたいこと…あんねん…」
提督「…なんだ?」
龍驤「安価」
下1~3高コンマ 龍驤の台詞などを
600 : 以下、名... - 2019/04/08 22:01:30.58 rYmL2HGlo 297/477ありがとうな
こんなウチを愛してくれて
龍驤「ありがとうな…こんなウチを愛してくれて…」
提督「龍驤は俺にとって全てだ。こんな…なんて言わないでくれ」
龍驤「ウチは……」
提督「過去の事を含めてだ。俺は龍驤の全てを愛すると誓ったじゃないか」
龍驤「ありがとう……司令官がおってくれて…良かった……」
アケボノ「……龍驤さんはなんとかなりそうね」コソッ
モチヅキ「なら次に行こっか~」
ーー
川内「師匠、私と二人っきりで話しって何ですか?」
由良「深海提督についてよ」
川内「深海提督の正体って女幹部さんの司令官だったんですね。記憶を無くして…」
由良「川内」
川内「女幹部さんは菊月としてその司令官と相思相愛だった。それなのにあんな事になるだなんて…」
由良「もういい」
川内「さっきからどうしたんですか?」
由良「深海提督が全て教えてくれた」
由良「彼は記憶が戻ったそうよ」
川内「そうですね」
由良「全部知ってる」
川内「……」
由良「貴女は深海提督にここの情報。龍驤さんについて教えていた」
川内「……」
由良「どうして」
川内「忍びとして受けた仕事を遂行しただけです。何か間違ってますか?」
由良「何も間違っていない」
川内「ですよね」
由良「…貴女がお金に眩むなんて」
川内「お金じゃありません」
由良「じゃあ何」
川内「深海提督の使いの深海棲艦が忍術を使ってましたよね」
由良「…そういうこと」
川内「私は深海提督から報酬として虎の巻をもらったんです」
川内「あれに書かれてあることは凄かったですよ!素人の深海棲艦があれを読むだけであそこまでできるようになるんです!」
由良「…」
川内「師匠と私には雲泥の差があります。でもその差を技で埋めてみせます!」
由良「覚悟はできてるの」
川内「…はい」
由良「そう」
川内「私は……師匠を超える!」スッ
川内「師匠…忍者提督には一子相伝の秘術があるって言ってましたよね」
由良「…」
川内「私はその技を会得しました。」
由良「…」
川内「これを師匠相手に使います」
由良「そう」
川内「……行きます!」
由良「来なさい」
川内(提督や龍驤さんを裏切ったのは心苦しい。でも私が強くなるにはこれしか無かった!)
川内(私にとって師匠を超えることが存在証明なんだ!いつまで経っても二番手なんて嫌!)
川内(最高の忍びで最強の師匠を…超える!)
川内「はぁぁぁぁ…!」
由良「…」
川内「鳶穿ぃーーーー!!」ズォッ
由良「…」ゴォォッ
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
613 : 以下、名... - 2019/04/08 22:35:20.92 rYmL2HGlo 304/477由良
十弩で反撃
川内(この技は相手の臓器や眼球をえぐり取る技!決まれば私が勝つ!)
川内(私は…師匠を……!)
川内「やぁぁぁぁーー!」
由良「鳶穿…相手のハラワタをむしり取る技」
川内(え……)
由良「なら私はこれで返す」ドドドガッ
川内「かっ……は…!!」
川内「ぎ……か…はっ……!!」ジタバタ
由良「十弩。額と両目、喉、心臓に打撃を与える技」
由良「今は目には当ててない。何故だかわかる?」
川内「あ……!!ぃ………いっ…!!」
由良「喉は急所。死ぬほど苦しい」
由良「貴女はその苦しみを味わいなさい」
川内「ひ……ぎ…………!!」
由良「貴女の技は完璧だった」
由良「当たれば私を倒せていた」
由良「でも無理」
由良「貴女では無理なのよ」
川内「い……!!」
由良「貴女は忍びとして間違わなかった。でも人として間違った」
由良「貴女の敗因はそれ」
川内「…………」ビクビク
由良「その痛みは皆んなの心の痛みと知りなさい」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
620 : 以下、名... - 2019/04/08 22:53:53.57 80vvmzxLo 308/477提督に報告
弟子の不始末は私が着けるのを許してほしい、何でもするから
622 : 以下、名... - 2019/04/08 22:59:42.60 aaT5jOdCO 309/477>>620
+
後、深海提督が言ってた。
許してくれとは言わない、だが、すまなかったって。
ーー
提督「そうか、川内が…」
由良「深海提督が忍び込めたのは川内の情報があったから」
提督「……川内はどうしてる?」
由良「私が捕まえてある」
提督「……」
由良「弟子の不始末は私がつける。許して欲しい」
提督「…分かった」
由良「ありがとう」
由良「あと深海提督が言ってた」
由良「許してくれとは言わない。だが、すまなかった」
由良「確かに伝えたわ」
提督「…あぁ」
由良「じゃあ」
提督「待ってくれ、川内は…」
由良「始末は私がつけると言って許可をくれた」
提督「……」
由良「そういうことよ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
628 : 以下、名... - 2019/04/08 23:27:20.92 35cptkQQ0 312/477川内が如何にして道を踏み外してしまったのか、その過程
ーーーー
川内「負けちゃった…」
神通「やはり限界突破の力は凄いですね…」
川内「今まで演習は殆ど勝ってたのに…」ボソッ
神通「お相手ありがとうございました…」
川内「あ、うん…強くなってよかったね」
神通「はい…!もっと訓練を頑張ります…!」
川内「…そっか」
ーー
川内「負、け、た……」
皐月「ギリギリだったぁ…いい勝負だったね川内さん!」
川内「駆逐艦にまで…」
皐月「川内さん?」
川内「はっ……な、なに?」
皐月「どうしたの大丈夫?」
川内「うん、平気…」
皐月「やっぱり限界突破って凄いんだね!川内さんに勝てるなんて!」
川内「……」
ーー
川内「やぁぁぁぁぁっ!」シュッ
川内「はぁ…はぁ……ダメだ!こんなんじゃいつまで経っても負けっぱなし!」
川内「勝つことだけが全てじゃない。でも忍びとしても中途半端な私は勝ちに拘るしかないの!」
川内「もっと…もっと強く!誰にも負けないように!」
川内「神通や皐月……師匠にも!」
川内「はぁぁぁぁぁーー!」
深海提督「お前の願いを叶えてやろう」
川内「誰!?」サッ
深海提督「お前と取り引きをしたい」
川内「誰か分かんない怪しい奴なんかと…!」
深海提督「これが報酬だ。これは忍術に関するもので虎の巻と言えば伝わるか」
川内「な…!アンタなんかが持ってるはずない!」
深海提督「なら確認してみろ。これはレプリカだ」シュッ
川内「……」パシッ
川内「…これは!!」
川内「梟挫の完璧なやり方に…こっちは……!」
深海提督「本物だと信じてくれたか」
川内「…これの続きを持ってるって言うの?」
深海提督「そうだ。完全版が揃っている」
川内「……」
深海提督「お前は強さが欲しいんだろう。それを使えば誰にも負けない」
深海提督「勝つことができるんだ」
川内「……」
川内「……見返りは」
深海提督「お前に協力して欲しいことがある。あの鎮守府の…」
バッシャーン
川内「げ…げほ……」
由良「起きた」
川内「水…浴びれば……嫌でも…起きます…」
由良「そう」
川内「両手足…縛られて……」
由良「動けないようにした」
川内「当然…ですよね……」
由良「そうね」
川内「私はどうなりますか」
由良「貴女の想像する通り」
川内「…ですよね」
由良「なぜ」
由良「なぜあんな事を」
由良「貴女では私に勝…」
川内「わかってます!けど認めたくなかったんです!!」
川内「私は誰にも負けたく無かった!だから…師匠にも勝ちたかった!」
川内「最後に…勝って……」
由良「…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
640 : 以下、名... - 2019/04/08 23:55:07.58 YeTediuDO 320/477貴女はこれからどうしたい?とあくまで川内の意志を確認する由良さん
由良「貴女はこれからどうしたい?」
川内「……強くなりたい」
川内「誰にも負けないようになりたい!」
川内「私は強くなるんだ!!」
由良「言うは易く行うは難し」
川内「分かってます!だから……師匠!!」
川内「もう一度私を弟子にして下さい!!」
由良「命乞いを通り越して弟子入り」
川内「このまま死ぬなんて嫌なんです!せめてもっと強くなって死にたい!」
川内「師匠よりも強くなりたい!」
川内「お願いします!私を基礎から鍛え直して下さい!」
川内「どんな苦しい訓練だってやり遂げてみせます!!」
由良「安価」
下1~3高コンマ 由良の台詞や行動などを
645 : 以下、名... - 2019/04/09 00:08:30.93 wunAzXvhO 323/477私はここで学んだ事がある
命を奪うのは簡単、生かす方が難しい
だから貴女を生かして正すのが私の責任
由良「私はここで学んだ事がある」
由良「命を奪うのは簡単。生かす方が難しい」
由良「だから貴女を生かして正すのが私の責任」
川内「師匠…!」
由良「でも貴女も責任を取る必要がある」
川内「それは……分かっています」
由良「当然よ」
川内「…何をすれば良いですか」
由良「…」シュパッ
川内「私の腕と脚の拘束を解いて…?」
由良「組手」
川内「師匠と…」
由良「手加減無し」
川内「…はい」
由良「百本」
川内「ひゃ……!」
由良「いくわよ」ズォッ
川内「うっ!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
656 : 以下、名... - 2019/04/09 00:23:20.73 QvEHbdPgo 326/477ボッコボコにされる川内
強さとは何か1から学び直しなさい、それまで技を使うのは禁止と言われる
ーー
川内「……」
由良「立ちなさい」
川内「げぼ…」ビチャッ
由良「吐いたものに血が混じってる。ここが限界」
由良「これでも緩いくらいよ。自分のやったことの重大さを感じなさい」
由良「強さとは何か一から学び直しなさい」
由良「それまで技を使うのも禁止」
川内「」
由良「…私もここの提督の甘さが移ったのかしら」
ーー
ーー
由良「…」
皐月「ね、ねぇ由良さん……その血って…」
由良「返り血」ドロッ
皐月「もしかしなくても川内さんの…」
由良「そう」
皐月「……」
由良「なに」
皐月「やり過ぎなんじゃ…」
由良「提督に許可をもらってる」
皐月「そうだけど…」
由良「死ぬことはしない」
皐月「でも血は出てるんでしょ?」
由良「そうね」
皐月「ねぇ由良さん…」
由良「血を洗ってくる」スタスタ
皐月「あ、行っちゃった……」
皐月「川内さんのやったことは一歩間違えば龍驤さんが死ぬ所だった。それなのに何も罰が無いのは僕もどうかと思った」
皐月「けど……あれは…やり過ぎなんじゃないかな…」
皐月「一から鍛え直すって言っても……あんな激しいの…」
皐月「放っておいて大丈夫なのかなぁ…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
680 : 以下、名... - 2019/04/09 19:51:07.37 2v4CNnry0 330/477川内、ちょっとだけ距離を置かれるが、気にせず接してきてくれる子もいてなんだかいたたまれない
681 : 以下、名... - 2019/04/09 19:52:06.90 /eE3Ljoi0 331/477>>680+意見の相違で鎮守府ギスギスモード
ーー食堂
川内「い……た…た…」
皐月「川内さん大丈夫?ご飯食べられる?」
川内「無理にでも…食べないと……」
「…………」
川内「…私のせいだね」
皐月「え?」
川内「鎮守府…空気悪いでしょ……」
皐月「そんなこと…」
川内「いいよ…分かってる……」
皐月「……」
川内「無理も無いよ…龍驤さんは私のせいで…命を落とす所だった…」
川内「それは…私のせい……私の勝手な…歪んだ目的の為…」
川内「強さと引き換えに……仲間を売ったの…」
川内「そこまでして…強くなったと思ったのに……私は弱いまま…ほんと…笑えるよ……」
皐月「川内さん…」
川内「皆んなには…謝っても…謝りきれないや……」
川内「冷静に考えて……私はダメだよ…ここに居ちゃいけない…」
皐月「そんなことないよ!」
川内「ううん……」
由良「川内」
川内「…ご飯はお預けかな」
皐月「川内さん!」
川内「…じゃあ行ってくるね」
皐月「このままだと皆んなバラバラになっちゃう…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
688 : 以下、名... - 2019/04/09 20:15:11.92 URGBzsINo 335/477皐月をたしなめる神通
川内を直ぐに許すのは龍驤さんも良くない
……もう少し反省してもらってもいいでしょう
現在鎮守府の医務室は放射能汚染により使用不可です。龍驤が寝ているのは地下の隔離室になります
再安価 下1~3高コンマ お願いします
694 : 以下、名... - 2019/04/09 20:36:34.93 2Stdr+v7O 337/477>>688 +
「僕も甘いな」と川内側として一緒に由良のしごきに参加する
神通「皐月さんの気持ちは…分かります…」
皐月「……」
神通「川内姉さんを直ぐに許すのは…龍驤さんにも良くありません……もう少し反省して…もらいましょう…」
皐月「……」
皐月「黙って見てるなんて僕にはできない。川内さんと演習してきたから強くなったんだ!」
皐月「だから僕だって…!」
ーー
由良「正気?」
皐月「うん!僕も川内さんと一緒に訓練して!」
川内「なんで…皐月は関係ないよ…」
皐月「僕も甘いってことにしといてよ」ニコッ
川内「う……皐月…」
由良「勝手にしなさい」
皐月「うん!だから勝手に参加するよ!」
由良「行っておくけど、気を抜くと死ぬ」
皐月「…うん」
由良「手加減は無しよ」
皐月「それでもいい!鎮守府の皆んながバラバラになるのは見てられないの!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
699 : 以下、名... - 2019/04/09 20:56:23.64 gRgpIkmUO 340/477始めは川内以上にボロボロなる皐月
日が経つに連れて段々と川内より傷が少なくなっていく
ーー
提督「最近皐月の成績が良いな」
村雨「由良の特訓のお陰かもしれないわね」
提督「…そうか」
村雨「最初は川内よりボロボロになって見てられなかったけど、今では川内より強いんじゃない?」
提督「かもしれないな」
村雨「これも富士を追い出した影響ね。ただの限界突破した艦娘なんて相手にならなくなるわ」
提督「そこまでなのか…」
村雨「皐月は朝霜みたいなれるのよ?」
提督「それはそうだが…」
村雨「皐月が強くなるのは良いことだけど、私は川内さんが心配」
村雨「彼女は強さに憧れ過ぎてしまって歪んだ。今川内の目の前には後から入って自分を追い越した存在がいる」
提督「川内に限って…」
村雨「提督、川内は一度裏切ってるの。安心してはいけないの」
提督「…川内の事は由良に任せると言ってしまった。俺はどうする事もできない」
村雨「もう…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
705 : 以下、名... - 2019/04/09 21:35:23.56 0BJN6rEho 343/477まじおこ朝雲と女幹部の事情をアケボノ達から聞いていてあまり怒る気になれない山雲の部屋での会話
ーー朝雲の部屋
朝雲「ほんとに信じられない!龍驤さんを拐って行くなんて!」
朝雲「女幹部は龍驤さんがどうなるか知ってて連れ出したのよ!」
山雲「それはそうだけど…」
朝雲「なによ、山雲は怒ってないっていうの?」
山雲「女幹部さんの気持ちも~分からなくは無いのよ~」
朝雲「だからってアレは無いわよ!自分が幸せならそれで良いっていうの!?」
山雲「そうは言って無いわよぉ」
山雲「私ももう少しで死ぬ所だったけど…」
朝雲「やめて!その話はしたくもない!山雲を傷付けただけでも許せないのに!!」
山雲「でもね~私が女幹部さんの立場だとしたら…」
朝雲「もうこの話はお終い!怒り過ぎて頭痛がしそうよ!」
山雲「相当キてるわね~…」
山雲「…あのね朝雲。目的の為に絶対にしちゃいけないことってあるわよね」
朝雲「なによ急に?」
山雲「でもね、一回そのラインを超えちゃうともう線引きなんて無いと同じなの」
朝雲「女幹部は何度も同じような事してたって訳ね」
山雲「それもあるけど…私もその経験があるわ」
朝雲「……」
山雲「私は二人の艦娘を殺してるの。駆逐艦か戦艦ののどちらかじゃない。両方ともよ」
朝雲「…思い出したのね」
山雲「えぇ……」
山雲「あの時の私は朝雲を人質にされていた。それをどうにかする為に色々と手段を探したの」
山雲「艦娘の体を変異させる羽。あれを作る為に艦娘を実験材料にしてしまった」
山雲「もう後悔しても遅いの。けどあの時はそれしか無いと思ってた」
山雲「人も艦娘も追い込まれると最悪な選択肢を選んでしまう。だから私は女幹部さんを責める気持ちにはなれないわ」
山雲「例えあの時私が殺されも文句は言わなかった。あの苦しみは私も分かるのよ…」
朝雲「安価」
下1~3高コンマ 朝雲の台詞や行動などを
713 : 以下、名... - 2019/04/09 22:03:21.89 DMhmiFpwo 348/477そんな事知らない
何があったかなんてどうだっていい
ただ山雲がいてくれさえいれば
朝霜「そんな事知らない…」
山雲「でも…」
朝霜「何があったかなんてどうだっていい。ただ山雲が居てくれさえいればいいの」スッ
山雲「あ……」
朝霜「山雲…可愛い山雲……こんなにちっちゃくなって…」スリスリ
山雲「これは私が悪いのよ」
朝霜「ううん…山雲は悪くない……」
朝雲「もう過去の事は忘れて。あの山雲はもう死んだの」
山雲「そういう訳にはいかないわ…」
朝雲「山雲、私の目を見て」
山雲「いくら朝雲でも…」
朝雲「もしもの時は私が守ってあげるからね…」
山雲(精神的に不安定…ここの所色々あったものね。あとでお薬を飲んでもらいましょう…)
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
719 : 以下、名... - 2019/04/09 22:25:05.92 ILTLheN6O 351/477川内の処遇に納得が行かない艦娘らが提督や皐月等に詰め寄る
ーー執務室
朝霜「司令、邪魔するぜ」ガチャ
村雨「そんな人数でどうしたのよ?」
雲龍「思ってることは皆んな同じなの」
黒潮「川内の処遇に納得いってへん」
霞「いくらなんでも甘過ぎるわよ」
提督「…川内の事は由良に任せている」
朝霜「それが納得いかねぇって言ってんだよ」
雲龍「提督こそそれで良いの?深海提督に記憶が戻らなかったら龍驤さんは殺されていたわ」
霞「ほんと一体どうしたっていうの?いつもの司令官なら怒って当然でしょ?」
黒潮「なんでや?」
提督「……女幹部さんだ。彼女と俺が同じ立場だと考えたら…」
朝霜「司令と菊月は違う。他人の事は考えるな」
雲龍「そうよ、提督は龍驤さんの事を第一に考えて」
黒潮「川内は暫く鎮守府から追放でええんとちゃうか?」
村雨「提督…意見を無視することはできないわよ」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを
725 : 以下、名... - 2019/04/09 22:55:54.56 Sx2bIc3DO 354/477追い出してどうなる?後はどうなろうと自業自得だとでも言うのか?
家族の役目はそうじゃない、それに川内のあの有り様を見ただろう、既に罰は受けている
提督「追い出してどうなる?後はどうなろうと自業自得だとでも言うのか?」
雲龍「そうは言ってないわ」
提督「家族の役目はそうじゃない。それに川内のあの有り様を見ただろう、既に罰は受けている」
黒潮「そういうことや無いねん!司令はんは龍驤さんがあんな目に遭って許すっていうんか!?」
提督「だからそれは由良が…」
朝霜「司令に聞いてんだ!自分の口から答えろ!」
霞「司令官が私達を家族のように思ってくれてるのは嬉しいわ。けどだからって何でも許しちゃダメ」
黒潮「罪には罰が無いとあかん!うちらは納得せぇへんで!」
雲龍「罰というより提督としての処分よ。由良は川内をしごき通してるわ」
黒潮「…それでもええ」
朝霜「いいか?とにかく司令が川内に何かしらの処分を与えなきゃいけねぇんだ。それが提督の責任だ」
村雨「提督…朝霜達の言うことは筋が通ってるわよ」
提督「……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
732 : 以下、名... - 2019/04/09 23:24:20.86 ILTLheN6O 357/477反川内派に加え、なぁなぁで済ます事は許されないという村雨の言葉もあり、
>>726+>>728
726 : 以下、名... - 2019/04/09 22:57:04.51 UQ85Z2VuO 358/477川内の所属記録は抹消し忍者提督預かりに
728 : 以下、名... - 2019/04/09 22:57:24.12 URGBzsINo 359/477提督:……わかった…俺が直接川内に伝える
(護衛を申し出る艦娘を制し)これは俺だけでしないといけない事だ、鎮守府の皆のために
提督「……分かった。川内には処分を与える」
村雨「うん…それがいいと思うわ」
提督「暫くの間忍者提督の元に戻ってもらう。レンタル移籍では無く…な」
朝霜「それでもまだ軽いけどな」
黒潮「永久追放でもええとこや」
雲龍「でも提督が処分を下すことに意味があるの」
霞「司令官にはこの辺がいい所でしょうね」
提督「納得してくれたのなら良かった」スッ
朝霜「どこに行くんだよ?」
提督「俺が直接伝えに行く。これは俺がやるべきことだ」
村雨「そうね、それが良いと思うわ」
提督「川内は由良と訓練中だな。行ってくる」ガチャ
霞「私達だって辛いわよ。でもなぁなぁにしておくともっと辛いことが起こるかもしれないのよ」
ーー
提督「俺が直接川内に…か」
提督「村雨に言ってもらった方が楽なんだろうがそれでは意味が無い」
提督「何か処分が必要なのはわかっていた。だが俺一人ではどうやっても無理だった」
提督「女幹部さんの話を聞いていなければ…いや、仮定のは止めよう。俺は聞いてしまったんだ」
提督「…川内の所に行こう」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
738 : 以下、名... - 2019/04/09 23:56:28.85 Rja0nsze0 363/477処分を聞いてどこかホットしたような川内
ーー
川内「うん…当然だよね。これでも軽いくらいだよ」
提督「…ほっとしたか?」
川内「正直ね。この鎮守府を裏切っただけじゃなくて龍驤さんを危険に晒して何も無しっていうのはどうかなって思ってたんだ」
由良「私も本気で相手をしてた。でもこれだけじゃいけない」
提督「そうか…川内達もそう思っていたのか」
川内「提督は優しいからさ、そう思ってても絶対口には出せなかったでしょ?多分朝霜達がけしかけたんだよね?」
提督「そこまで分かるのか…」
川内「当たり前でしょ?私はずっとここに居たんだもん!」
川内「いやぁお世話になったよね。師匠に無茶振り言われて自分を刺してここに来て…」
由良「あれは無茶振りじゃない」
川内「分かってますって!その話はまた今度にしましょう!」
川内「…で、私はこの鎮守府が苦しんでた時も幸せそうに過ごせてた時も知ってる」
川内「提督、私はここに来て良かったと思ってるよ!今までありがとう!!」
提督「そう言ってくれるのか」
川内「当たり前じゃん!提督より素敵な提督はいない!」
川内「はぁ…でも忍者提督の所に戻るのかぁ」
由良「長良」
川内「帰ってきた理由を言ったら長良さんや名取さんにしごかれるだろうなぁぁぁ…」
由良「自業自得」
川内「分かってますって!全部私が悪いんです!」
提督「川内…」
川内「提督!ここで学んだことは忘れないよ!私は向こうに行っても頑張るから!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
745 : 以下、名... - 2019/04/10 00:28:41.91 aDLddZxrO 367/477解体を進言する忍者提督
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忍者提督『川内がしたことを考えると解体処分が妥当だとも思いますが』
提督「わかっています。それでも忍者提督の所で見てあげて欲しいんです」
忍者提督『なるほど…由良が甘い甘いと言っていた意味が良くわかります』
提督「すいません…」
忍者提督『ですがそれが良いとも言ってました。由良がそこに居続ける意味があるんです』
忍者提督『妻が側に居ないのは寂しいですが、由良は引き続きお願いします』
提督「はい、分かりました」
村雨「話の分かる人で良かったわね」
提督「そうだな…」
村雨「川内はいつか帰ってくるかもしれないけど、それは言ってはいけないわよ」
提督「わかっているさ」
村雨「期間を言ってしまうとその間だけ反省してれば良いって思ってしまう。無期限に移籍って皆んなには伝えるべきね」
提督「…あぁ」
村雨「艦娘が不祥事を起こして異動なんてよくある話なのに、どうしてこんなにおおごとになるのかしら…」
ーー