1 : VIPに... - 2013/09/30 16:48:08.72 tK81tA0oo 1/41みんなでツーナイト人狼をプレイするSSとなります
ルールの説明、状況説明等、文字だけでは足りないところもあると思いますが、
どうぞご容赦を
また、ワンナイト人狼をベースとしていますので、ご存知ない方は前作の
春香「ワンナイト」千早「人狼」
https://ayamevip.com/archives/57602901.html
をオススメします
書き溜めあり、それではまったり投下します
元スレ
響「ツーナイト」貴音「人狼」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380527288/
765プロ 事務所
千早「………つまり、さっきの四条さんの発言と合わせて、考えられるのは、我那覇さんと春香がペアの人狼というパターンね。」
響「ぐ、ぐぬぅ……」
春香「いや、千早ちゃんが一人の人狼で、惑わそうとして……!」
貴音「千早の潔白はわたくしが証明しています。さあ、裁きの時です!」
美希「ただいまなのー!」ガチャ
美希「あ、人狼? ミキも混ぜてほしいの!」
千早「あら、おかえりなさい。レッスンはどうだった?」
美希「バッチリなの! いつ本番でも大丈夫ってカンジ!」
春香「あはは、美希らしいね。じゃあ、村人を1枚追加して……」
真「こんにちはー!」ガチャ
雪歩「あ、みんないたんだね。こんにちは。」
響「あれ? 二人ともどうしたの? 今日はオフじゃなかった?」
真「うん。二人で遊びに行ったあと、暇だから様子見に行ってみようかってなってね。」
雪歩「あ、人狼してたの? 私たちも参加していいかな?」
貴音「ええ、一緒に楽しみましょう。」
春香「あ、でもカードの数が足りない……何か代わりのものってあるかな? トランプとか。」
響「そういえば、ぴよ子が『もしカードが足りなくなったり、ワンナイト人狼に飽きてしまったときは、テレビ台の中を調べてね』って言ってたぞ!」
千早「テレビ台……これのこと?」
春香「あ、箱があるね。蓋に文字が………『ツーナイト人狼』?」
ツーナイト人狼ルール説明
今回のプレイヤーは7人。
用意されるカードは村人4枚、占い師1枚、人狼2枚、そして狩人が1枚と妖狐が1枚の全9枚。
プレイヤーはまず自分に配られたカードを確認し、顔を伏せる。
占い師が誰かのカード、または場に残された2枚のカードを確認する。
同じように妖狐も占いをする。
続いて人狼が顔を上げ、仲間を確認する。
夜が明けると、3分間の相談の時間となる。
相談の中で処刑する人物を決定し、話し合いの後にそれぞれ一票を他のプレイヤーに無記名で投票する。
投票の結果、最も投票されたプレイヤーが処刑される。
ただし、処刑されるのは一人か二人で、3人以上が処刑の対象となった場合、処刑は行われない。
処刑されたプレイヤーのカードは伏せられたままで、プレイヤーは以後のゲームへ参加することが出来ない。
二日目の夜、全員が顔を伏せる。
まず占い師が誰かのカードか場に残された2枚のカードを確認する。
同じように妖狐も占いをする。
次に狩人が顔を上げ、保護するプレイヤーを指定する。
その後、狼が顔を上げ、他のプレイヤー一人を襲撃する。
襲われたプレイヤーのカードは伏せられたままで、そのプレイヤーは以後のゲームへ参加することが出来ない。
ただし、狩人が保護しているプレイヤーが襲われた場合、人狼が返り討ちにあい、人狼が全て死亡したとしてゲームが終了する。
なお、狩人を襲った場合、保護しているプレイヤーの元に出かけているので襲撃は無効となる。
また、狩人が人狼を保護している場合、見張られているために襲撃は無効となる。
夜が明けると、再び3分間の相談の時間となる。
話し合いの後に投票を行い、最も投票の多かったプレイヤーが二人まで処刑される。
二日目の処刑が終わった後、全員のカードを表にする。
村人、占い師、狩人の人間サイドは、人狼を全て処刑することができれば勝利。
人狼サイドは人狼が一人でも生き残れば勝利。
ただし、妖狐が生き残った場合、無条件で妖孤の一人勝ちとなる。
春香「えっと、ワンナイト人狼と比べて違うのは……」
千早「占い師が2回占うチャンスがあること。生きていればだけど。」
響「人狼が邪魔な人間を消せること。逆に言えば、夜には必ず誰かを襲わないといけないんだな。」
美希「狩人がいたら守ってくれそうだけどね。もし読みが当たれば人狼は全滅なの。」
貴音「そして独自に占いを行って情報を得ることができる、どちらかの勝利を横から奪う物の怪、妖狐。」
真「処刑も2回あって、勝利条件もワンナイトとは違うんだね。」
雪歩「村人サイドは人狼の全滅、人狼サイドは生存……あ、妖狐も生存が勝利条件だったかな?」
小鳥「ただいま戻りましたー。あ、みんな、ついにその箱を開けてしまったのね!」ガチャ
春香「おかえりなさい、小鳥さん。」
響「これ、ぴよ子の自作なのか? すごいな!」
小鳥「まだ考えたばかりでゲームになるかは不安だけど、脳内シミュではいい感じだったわ!」
真「このカードも自作なんですか? って、どことなくこのカード、みんなに似ている気が……」
小鳥「実はそうなの。真ちゃんは狩人よ。どうかしら?」
雪歩「カッコいいですぅ!」
美希「カッコいいの!」
千早「………この人、仕事はいつしてるのかしら……」
春香「ま、まあまあ! ありがたく使わせてもらおうよ!」
真「でもなぁ……勝敗がすぐにつくのはいいんだけど、どうも達成感がないんだよね。」
響「じゃあさ、全体を通して勝った回数が一番多い人が優勝ってのはどう!?」
春香「いいね! 賞品をつけちゃったりして!」
小鳥「そういうことなら、これなんかどうかしら?」
千早「これは……ディナーチケットですか? ずいぶんと高級そうですね。」
美希「あー! このレストラン、ハニーが行きたいって行ってた場所なの!!」
全員『!?』
小鳥「頂き物なんだけど、すっかり忘れてて期限がもうすぐ切れそうなの。それで、今晩プロデューサーさんを誘って行こうと予約したんだけど……急に用事が入っちゃって……せっかくだから、誰かプロデューサーさんと行ってきてほしいなって。」
美希「小鳥……ううん、小鳥さん! ソンケーするの! よっ、大人のオンナ!」
小鳥「その代わり、ゲームの様子を録画させてほしいんだけど……大丈夫?」
春香「それくらい、全然構わないですよ! ね、みんな?」
小鳥「それじゃ、進行は任せて! 」
春香視点
春香(〔村人〕……セミロングに両結びのリボン……これって、モデルは私なのかな。)
小鳥「それでは、一日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「占い師のプレイヤーは、占いをしてください。」
小鳥「妖狐のプレイヤーは、占いをしてください。」
小鳥「人狼のプレイヤーは、味方の確認をしてください。」
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げて、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
雪歩「あの、占い師COで、場を占ったら村人が2枚残ってたよ。」
美希「つまり、人狼が二人、狩人も妖狐もいるってことだね。」
春香(本当なら、考えるのが大変そうだなぁ。)
響「対抗COだぞ。真を占ったら狩人だった。」
真「……確かに、ボクは狩人だ。夜は響を守るよ。」
雪歩「ま、真ちゃん! 本物の占い師は私だよぅ!」
千早「落ち着いて、萩原さん。真もグルの狼よ。」
美希「千早さん、言い切ったね。」
貴音「はて、何か根拠が?」
千早「……私が、本物の狩人だから。人狼は我那覇さんと真だと確信してるわ。」
春香「なるほど。どっちも筋は通ってるね。」
美希「ミキは千早さんを信じるの! だから響と真クンが怪しいって思うな。」
貴音「……わたくしは、逆に雪歩と千早が怪しいと踏んでいますが……この人数で相談をするには、時間が足りませんね。」
千早「人狼が二人なら、一人はここで潰しておかないと厳しい。萩原さん、我那覇さんに投票しましょう。信じてもらえるなら他の村人もよろしく。」
雪歩「う、うん。」
春香(私も、千早ちゃんと雪歩に従おう。これで響ちゃんに3票入るから、美希か四条さんが加われば確定だね。……でも………)
響「こっちは雪歩に投票するさー。真、いいよね?」
真「そうだね。あとは、残りの3人次第ってところか。」
春香「あ、ねえ、この中には妖狐も……」
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、処刑したいプレイヤーへ無記名で投票してください。……はい、集計の結果はこのようになりました。」
響:4票
雪歩:3票
春香(千早ちゃん、雪歩、私ともう一人が響ちゃんに……か。)
響「うぎゃー!」
小鳥「投票の結果、響ちゃんが処刑されました。それでは、二日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「占い師のプレイヤーは、占いをしてください。」
小鳥「妖狐のプレイヤーは、占いをしてください。」
小鳥「狩人のプレイヤーは保護するプレイヤーを指定してください。」
小鳥「人狼のプレイヤーは、他のプレイヤーを襲ってください。」
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げてください。人狼によって……春香ちゃんが襲われました。」
春香「えぇっ!?」
小鳥「それでは、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
美希「春香が……どうして?」
雪歩「占い師の私を襲いたかったけど、千早ちゃんが守ってくれてるだろうからやめたんじゃないかな?」
千早「それが正しそうね。実際に私は萩原さんを守っていたわけだし。」
真「どうかな? 占い師の響が処刑されてしまって、特に襲う相手がいないから、安全そうな春香を襲った、違う?」
春香(安全そうなって……)
千早「そうだ、萩原さん。占いは?」
雪歩「……ごめんね。占ったのは春香ちゃんなの。村人だった。」
真「ボクからすると、人狼は千早と雪歩。それで、美希と貴音のうち、どちらかが妖狐だね。」
美希「ふむふむ。」
貴音「……なるほど。」
千早「私たちからは、残っている人狼は真。同じく美希か四条さんが妖狐。」
貴音「では、人間サイドの勝利はほぼ絶望的ですね。」
春香(えっと、真が人狼なら、真と妖狐を処刑しないと負け。千早ちゃんと雪歩が人狼だったら、妖狐も合わせて3人処刑しないと負けだから無理。厳しいなぁ。)
雪歩「諦めちゃダメだよぉ……えーっと……」
千早「……美希と四条さんはお互いにどちらが妖狐かわかるはずね。」
貴音「どちらにせよ、わたくしか美希が妖狐なのですね? 一応言っておくならば、わたくしが村人です。」
美希「あっ、ずるいの! ミキが村人だよ、千早さん!」
千早「そして、人狼の真はその妖狐を処刑できなければ勝てない。」
真「……人狼を認めはしないけど、妖狐を処刑できないと勝てないのは間違いないね。」
雪歩「人間サイドはあまり相談をしないほうがいいのかな? 2票入れる人を決めてしまうと、妖狐もそれに乗ってきて3票入っちゃうよね?」
貴音「もう、時間ですか。」
雪歩「千早ちゃん、どうするの?」
千早「……萩原さんは真に投票を。あとは、もう一人の村人さん、よろしく。」
雪歩「うん。」
貴音「ええ。」
美希「はいなの。」
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、一斉に処刑したいプレイヤーを指さしてください。3、2、1……はい!」
千早→真
美希→貴音
貴音→千早
真→貴音
雪歩→真
小鳥「投票の結果、真ちゃんと貴音ちゃんが処刑されました。カードをオープンします。」
春香:〔村人〕×
千早:〔狩人〕
美希:〔村人〕
響:《人狼》×
貴音:【妖狐】×
真:《人狼》×
雪歩:〔占い師〕
場:〔村人〕〔村人〕
小鳥「処刑の結果、人狼が全滅、妖狐も死亡したので、人間サイドの勝利です。」
貴音「なんと……この状況で人間サイドが勝つとは……」
千早「最後はほとんど運任せだったわね。」
春香「えっと、美希と真が妖狐の四条さんを見破って、千早ちゃんと雪歩が人狼の真を見破ったんだね。しかも、きっちり2票ずつ。」
真「まあ、ボクは負けなんだけどね。千早も結局はボクに投票したの?」
千早「……あまりメタな推理は良くないと思ったんだけど……妖狐は最悪自分が負けても、勝つ人が少なくなるように仕向けるんじゃないかと思ったの。人間サイドに投票して、人狼サイドにつく形にね。そして妖狐の疑いがかかった村人は本物の妖狐に入れるだろうから、私も入れなくちゃ人狼の真を処刑できない。あとは、真が妖狐を当ててくれることを祈った、ってところね。」
響「それで、結果は……おお! 千早の読み通りなのか!」
春香「でも、妖狐が真の人狼を確定させられてたとは限らないんじゃない?」
千早「それなんだけど……自分で占ってもいるし、もしかしたら真の二日目の推理で気づいてもらえてるかと思って。」
真「えっ? 何かマズイこと言ったっけ?」
貴音「わたくしか美希が妖狐、と決めつけたところですね。真が味方している響の占いでは、妖狐については触れていなかった。それに、その後もう一度問い直しても反論がありませんでしたしね。」
響「あー、確かに。自分、真が狩人ってことしか言ってないもんな。」
雪歩「すごいなぁ……あ、四条さんはどんな占いをしてたんですか?」
貴音「初日の占いでは運良く響の人狼を占えました。二日目は千早の狩人を確認し、全員の役職は知り得ていました。」
美希「妖狐って面白そうだね。ミキもやってみたいな!」
春香「美希だとついいろいろ喋っちゃって怪しまれそうだけどね。」
美希「むっ、響と一緒にしないでほしいの!」
響「どうして自分に飛んでくるさー!?」
小鳥「うふふ、ちゃんとゲームになってるみたいで嬉しいわ。次、いきましょうか。」
(以降、自分が関わらない役職の手順は省略します)
千早視点
千早(カードは〔村人〕……白いワンピースに大きなスコップ……萩原さんかしら?)
小鳥「それでは、一日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
……………
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げて、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
美希「はい! 占い師COなの! 場を占ったら村人と妖狐だったよ。」
雪歩「人狼が二人かぁ……でも、妖狐がいないのはやりやすいね。」
春香「待って! 対抗COだよ。場のカードは狩人と妖狐だった。」
貴音「……とりあえずは、保留にしておきましょう。」
春香「あ、あれっ?」
千早「妖狐がいないのならば、両吊りでいいんじゃないかしら。まあ、美希も春香も偽者である可能性がないわけではないけど。」
響「でも、2日目の手がかりか少なくならない? 美希の占いでは狩人もいるんだし、人狼からも守れるぞ!」
真「そうだけど……人狼が二人いるのなら、片方は確実に落とさないとね。まあ、狩人は村人だと思う誰かを守ってもらうことになるけど。」
春香「あの、私の占いでは狩人はいないんだけど……」
響「今のところ、そこまで信用されてないからな!」
春香「美希は信用されてるのに……」
千早「最初にCOしてるからよ。」
美希「ふふん!」
春香「ぐぬぬ……だって、狩人がいないから名乗り出るのが不安で……で、でも! 私が人狼なら黙ってたほうがよかったでしょ!? それでも名乗り出たのは……!」
千早(……確かに、それもそうね。)
貴音「それは、自ら言ってはいけないのでは……?」
響「もし人狼だったら二日目に占いで当てられる可能性があるしなー。占い師の美希を消しておきたかったんじゃないの? あと、あんまり黙ってると不利にもなるし。」
春香「うぅ……」
雪歩「そろそろ時間だね。」
貴音「両吊りをしたいところですが難しいでしょうか?」
真「人狼が二人だと無理かもね……春香か美希の怪しいと思う方に投票、でいいのかな?」
千早「それがよさそうね。」
春香「みんな、信じてよぉ……」
千早(現時点では春香のほうが怪しいわね。)
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、処刑したいプレイヤーへ無記名で投票してください。……はい、集計の結果はこのようになりました。」
春香:4票
美希:3票
春香「ああぅ……」
小鳥「投票の結果、春香ちゃんが処刑されました。それでは、二日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
……………
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げてください。人狼によって……真ちゃんが襲われました。」
真「えぇっ!?」
小鳥「それでは、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
貴音「……どう読みますか、千早?」
千早「やっぱり、春香は人狼だったかと。それで、残る一人が村人を減らしてきた。そういえば、美希の占いでは狩人もいるのよね。」
美希「あ、二日目の占いで、狩人はわかったよ。もう言ってもいい?」
響「……まあ、隠してても仕方ないか。自分が狩人だぞ! 一応美希を守ってた。」
雪歩「人狼が美希ちゃんを襲ってくれたら返り討ちにできたんだけどね……えっと、じゃあ怪しいのは……千早ちゃん、四条さん、私になるのかな?」
千早「……じゃあ、美希と我那覇さんに処刑する二人を決めてもらいましょうか。」
美希「うーん……響、どうする?」
響「自分は雪歩が怪しいと思う。次は千早かな?」
貴音「それは、どうしてでしょう?」
響「勘だぞっ!」
美希「まあ、響の直感はバカにならないの。じゃあ雪歩と千早さんってことでいいかな?」
千早(私に入る二票は無意味だけど……もう時間もないし、どうせ運任せなら我那覇さんに賭けましょう。)
千早「……じゃあ、私と萩原さんはお互いに。」
響「自分が千早に、美希が雪歩に、貴音は二人以外に、これでいいかな?」
雪歩「あの、もしも四条さんが人狼だったら?」
千早「その時は、諦めましょう。」
雪歩「でも、でもっ! 私っ!」
美希「ええいっ! 諦めるのっ!」
千早(この反応……萩原さんでアタリかしら?)
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、一斉に処刑したいプレイヤーを指さしてください。3、2、1……はい!」
千早→雪歩
美希→雪歩
響→千早
貴音→響
雪歩→千早
千早(相談通り……ね。)
小鳥「投票の結果、千早ちゃん、雪歩ちゃんが処刑されました。カードをオープンします。」
春香:〔占い師〕×
千早:〔村人〕×
美希:《人狼》
響:《人狼》
貴音:〔村人〕
真:〔村人〕×
雪歩:〔村人〕×
場:〔狩人〕【妖狐】
小鳥「処刑の結果、人狼が生き残りましたので、人狼サイドの勝利です。」
美希「いえーい!」
響「やったぞー!」
千早「………!!」
貴音「な、なんと……!」
小鳥「すごいわね、二人とも。最後まで欺き通すなんて。」
真「ははぁ……そういうことか。」
春香「うう……みんな信じてくれなかったよ……」
雪歩「ま、まあ、美希ちゃんにも3票入ってたんだし……ね?」
千早「まさか、春香が本物の占い師だったなんて……美希の占いは、全部嘘?」
美希「そうだよー。初日のは真っ赤な嘘。二日目のは春香の占いを信じて、狩人がいないことを使ったの。響が気づいてくれるか心配だったけどね。」
響「えっへん! 自分、美希の目配せでちゃんと気づいたぞ!」
美希「ご褒美になでてあげるのー!」
響「うがー! やめろー!」
雪歩「ふふ、さっきまで言い争いしてたのに……」
真「仲が良いよね、本当に。」
千早「あの、春香、ごめんね?」
春香「あはは、ゲームだよ、ゲーム……はあ。」
貴音「思い込みとは、こうも恐ろしいものなのですね。」
小鳥「今のは上手く人狼サイドが安全をすり込んだわね。初日に安全と考えられると、以降疑われることもないだろうからね。」
美希視点
美希(これは……【妖狐】! 金髪で、狐のお面を持って笑う女の子……これ、きっとミキなの! よーし……)
小鳥「それでは、一日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「妖狐のプレイヤーは、占いをしてください。」
美希(本物の占い師は場を見てくるだろうから……千早さんを覗き見っと。 あはっ! 《人狼》みーっけ!)
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げて、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
真「………あれ? 誰も何も言わないの? 占い師不在?」
雪歩「情報があまり得られない占いだったのかな?」
千早「さっきの春香のように、狩人がいないのを知ってしまったのかも。」
響「うーん……それだと初日の処刑は完全にランダムになっちゃうぞ。」
美希(情報が得られないと、ミキ的には動きにくいの。ここは……)
美希「じゃあ、もし狩人がいるなら、名乗り出てあげたらいいの。占い師が不安で出てこれないのも解消されるし、とりあえずはその狩人は安全なの。」
真「なるほど。いい考えだね。」
春香「よし、じゃあ狩人COするよ。占い師がいたら出て来てもらえる?」
貴音「助かりました。占い師COです。雪歩が村人でした。」
美希(あまりおいしい情報じゃなかったの。)
響「そっか……人狼の手掛かりはなしかー。」
千早「妖狐がいる可能性も十分にあるわね。情報がほしいから、春香、四条さんをよろしくね。」
春香「うん。」
美希(白々しいの。小鳥はよく無表情で……って、ちょっと笑ってるの。)
雪歩「四条さん、春香ちゃん、私以外に、ランダム投票でいいのかな?」
美希(なんとか千早さんに疑いを向けたいけど、怪しまれたら終わりなの。かといって、貴音の占いも怖いし……うーん……)
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、処刑したいプレイヤーへ無記名で投票してください。……はい、集計の結果はこのようになりました。」
千早:1票
美希:2票
響:1票
真:3票
真「ま、またボクか……」
美希(危なかったの。)
小鳥「投票の結果、真ちゃんが処刑されました。それでは、二日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「妖狐のプレイヤーは、占いをしてください。」
美希(今度こそ貴音が場を占ってくるはずなの。ここは、響を……〔村人〕なの。)
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げてください。人狼によって……雪歩ちゃんが襲われました。」
雪歩「あうぅ……」
小鳥「それでは、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
春香「安全に村人の雪歩を襲ってきたね。」
千早「まあ、人狼からすれば、残しておくメリットもないでしょうしね。」
美希(って、千早さんが考えただけなの。)
美希「貴音、占いは?」
貴音「……場を占いました。〔村人〕、《人狼》が残っていました。」
響「じゃあ、ここには人狼と妖狐が一人ずつだな。雪歩が襲われたから、まだ人狼は残ってる。」
美希(千早さんの一匹狼なの。)
千早「真は人狼ではなかったってことね。妖狐だったらありがたいのだけど。」
春香「私と四条さんを除いた、千早ちゃん、美希、響ちゃんの中に……」
美希「人狼と妖狐、真クンが妖狐なら人狼だけが紛れ込んでるの。」
響「うーん、上手く追い込めるか?」
美希(このままだとランダムで当てられそうかな……何かしないと。)
千早「……妖狐は、情報を得て身を隠して生き残る。」
春香「千早ちゃん、何か考えが?」
千早「思い出して。春香が狩人であることを言うように促したのは……」
貴音「美希、でしたね。」
美希(なのっ!?)
美希「それは、村人として情報がほしくて……あっ!」
美希(この状況は……よし!)
美希「……ふっふっふ、さすが千早さん。そうだよ、ミキが妖狐なの。」
響「み、認めるのか!?」
千早「……なら、あとは人狼を見つけ出せばいいのね。」
美希「その通りだね。人狼の千早さん?」
千早「………ふふっ、妖狐の占いも侮れないわ。なるほど、そう戦うつもりなのね。」
春香「ど、どういうこと?」
貴音「……美希が妖狐で千早が人狼だと、認めるのですね。しかし、人間サイドがどちらかに狙いを絞れば、もう一方が残ってしまい、勝つことはできない。」
響「そ、それじゃ、相談なしで投票なのか? せっかく見つけ出したのに……」
美希「見つけ出したんじゃなくて、名乗り出たの。怪しまれたまま投票より、堂々と宣戦布告なの!」
千早「本当に、美希には驚かされてばかりだわ。人狼は妖狐に3票入れば、妖狐は人狼に3票入れば、人間サイドは2票ずつ投票できれば勝利。さて、どうなるかしら?」
美希(よし、いける……?)
貴音「………いえ、これは人間側の勝利です。春香は千早に、響は美希へ投票をしてください。」
響「えっ? でもそれだと千早と美希がお互いに投票してくれないと……」
貴音「……投票するしか、ないのですよ。」
千早「………あっ!」
美希「…………」
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、一斉に処刑したいプレイヤーを指さしてください。3、2、1……はい!」
春香→千早
千早→美希
美希→千早
響→美希
貴音→春香
小鳥「投票の結果、千早ちゃん、美希ちゃんが処刑されました。カードをオープンします。」
春香:〔狩人〕
千早:《人狼》×
美希:【妖狐】×
響:〔村人〕
貴音:〔占い師〕
真:〔村人〕×
雪歩:〔村人〕×
場:〔村人〕《人狼》
小鳥「処刑の結果、人狼が全滅しましたので、人間サイドの勝利です。」
響「えーっと?」
真「よ、よくわからなかったよ……?」
春香「四条さん、解説をお願いしても……?」
貴音「では、説明いたしましょう。まず、先ほども申しました通り、人間側がどちらかに2票集めると公言すれば、便乗して3票にされ、もう一方が生き残るので人間側は勝てません。」
雪歩「千早ちゃんを選べば美希ちゃんの、美希ちゃんを選べば千早ちゃんの勝ちになっちゃうね。」
貴音「なので、今実行したように春香と響が千早と美希に、わたくしの1票が人間側の誰かに入るとしましょう。まず、千早の勝利条件は、美希が処刑され、自分が生き残ることです。この時点で千早が票を美希へ入れなければ、美希へ1票しか入らず生き残り、千早の負けが確定するので、千早は美希へ投票することが決まります。」
響「これで、千早に1票、美希に2票、人間サイドの誰かに1票……だな。」
貴音「そして、美希の勝利条件は、自分が処刑されないこと。自分に2票入っている場合は、自分以外の誰かへ3票入ることですが……」
真「この状況だと、無理なのか。ってことは、千早の票が決まった段階でもう……」
貴音「その通りです。この時点で美希の負けはほぼ確定。残された可能性は、千早の票が人間側に逸れる、あるいはわたくしが人間側の誰かに入れるはずの票が、手違いで千早に入ってしまい、自分もそれに便乗し千早が3票となる場合。」
春香「でも、もし千早ちゃんか美希が諦めて適当に投票してたら……」
貴音「加えて、千早も美希も負けず嫌いです。自分が勝つ以外の結果には興味もなく、可能性がわずかでもあるのなら、二人ともどんなに険しき道でも突き進む。いかがでしょう? これが、わたくしの推理です。」
響「おおー……」
千早「美希に乗せられてしまって、冷静さを欠いてしまった……失敗ね。まあ、シラを切ってどうにかなったとは思えないけど。」
美希「うーん、騙し通せると思ったんだけどなぁ……貴音には適わないの!」
貴音「ふふ、穴のある策だと知っていてなお、勝利のために前へ出るその姿、勇ましいですね。真、輝いておりましたよ。」
真「なんだこれ……熱い!」
小鳥「ふむふむ、勉強になるわ……参考にしましょう。」
響「一回り以上年下を参考にするってどうなんだ?」
小鳥「ぐふぅっ!?」
春香「響、容赦ないね。」
貴音視点
貴音(短剣と弩を携えた黒髪の〔狩人〕……なるほど、真そっくりですね。頼りがいがありそうです。)
小鳥「それでは、一日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
……………
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げて、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<
真「ボクからいくよ。占い師COだ。運良く見つけられた。美希が人狼だったよ。」
美希「えっ!? 」
千早「対抗COよ。狩人を確認するまで黙っていたかったけど……美希は村人だった。」
響「真っ向から対立だな。」
美希「千早さん、ありがとうなの!」
千早「でも、まだ潔白を証明できていないわ。狩人がいなければ、私は襲われてしまうかもしれないし。」
貴音(名乗り出るべきでしょうか……いえ、ここで名乗り出ても仕方ありませんね。)
春香「村人には疑われて、人狼には襲われて……占い師も大変だね。」
響「のんきなこと言ってる場合じゃないぞ。ここまでだと、どっちが正しいのかわからないし……」
貴音「美希と千早が人狼ならば話は早いのですが……真が人狼で、協力者がいたとすると……厳しいですね。」
雪歩「さらに妖狐もいたりしたら……うぅ……」
真「とりあえず、ボクか千早の怪しい方だろうか。」
千早「……あまり気乗りはしないけど、現時点ではそうね。」
春香「うー……わからないよ……」
響「わからないぞー……」
貴音(わかりませんね。)
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、処刑したいプレイヤーへ無記名で投票してください。……はい、集計の結果はこのようになりました。」
千早:3票
真:3票
雪歩:1票
千早「くっ……」
真「………」
貴音(おや、両吊りとなりましたか……)
小鳥「投票の結果、千早ちゃんと真ちゃんが処刑されました。それでは、二日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「狩人のプレイヤーは保護するプレイヤーを指定してください。」
貴音(ここは……一応村人の線が出ている美希を護りましょう。もしも千早と組んだ人狼なら、襲撃を防ぐことにもなります。)
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げてください。人狼によって……響ちゃんが襲われました。」
響「えぇー!?」
小鳥「それでは、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨー!
雪歩「占い師候補が二人とも……」
貴音「狩人COです。美希を護っていました。」
美希「なら、響が襲われてるってことで、ミキと千早さんの白が確定なの!」
春香「じゃあ、真が人狼だったってことになるけど……占い師がいないんじゃあ、残りの人狼が当てられないね。もしかすると、妖狐もいる可能性が……」
雪歩「妖狐がまだいたら、情報の量では一人だけ有利だね。勝ち目がないよぅ……」
美希「そういえば、雪歩に1票入ってたのはどうして?」
貴音「場を乱そうとした妖狐の仕業では? 占い師と思わしき二人を排除できれば、自らがより安全になると踏んだのでしょう。」
春香「上手く3票ずつ分かれて両吊りになったもんね……でも、なんで雪歩に?」
貴音「……妖狐が、占いで雪歩の人狼を見破った、という筋書きはいかがでしょうか?」
雪歩「そ、そんな!? 」
春香「あれ? もしかして、私と雪歩の両吊りで、人間サイドは勝てるんじゃ……」
美希「あ、言われてみればそうかも……じゃあミキは雪歩に入れるの!」
貴音「では、わたくしは春香に、春香と雪歩はお互いに投票、ですね。」
雪歩「あ、ああ、待って……」
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、一斉に処刑したいプレイヤーを指さしてください。3、2、1……はい!」
春香→雪歩
美希→雪歩
貴音→春香
雪歩→春香
小鳥「投票の結果、春香ちゃんと雪歩ちゃんが処刑されました。カードをオープンします。」
春香:〔村人〕×
千早:〔占い師〕×
美希:〔村人〕
響:【妖狐】×
貴音:〔狩人〕
真:《人狼》×
雪歩:《人狼》×
場:〔村人〕〔村人〕
小鳥「処刑の結果、人狼が全滅しましたので、人間サイドの勝利です。」
美希「うん、全部予想通りだね。フルキャストなの!」
雪歩「まさか、投票で人狼って見破られるなんて……」
真「響は妖狐だったんだね。初日の占いで雪歩を見たの?」
響「そうだぞ! せっかく妖狐で一人勝ちするチャンスだったのに……」
千早「襲われていなければ、占い師の居なくなった村で生存できる可能性は高かったわね。」
春香「うーん、人間サイドで勝っても、点差はあまり広がらないね。できるなら人狼か妖狐で勝たないと……」
貴音「そうですね。でぃなぁの権利がかかっておりますゆえ……」タリー
響「貴音、よだれが出てるぞ……」
春香「えっと、今のところは……私と美希が3勝でトップかな?」
千早「萩原さんと我那覇さん、四条さん、私が2勝ね。真だけが1勝と。」
真「ぐぬぬぬ……まだまだこれからだよ!」
真視点
真(カードは〔占い師〕、銀髪でミステリアスな……これは貴音だね。綺麗だなぁ……)
小鳥「それでは、一日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「占い師のプレイヤーは、占いをしてください。」
真(よーし、セオリーに従って場を……狩人と村人か。狩人不在だとやりにくいなぁ……)
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げて、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
春香「………占い師の人、どう?」
響「言えない状況なのかー?」
千早「本当にいない可能性も、ないことはないでしょうけど……」
雪歩「場を占ったら、狩人があったとかじゃないかな?」
真(そうなんだよなぁ……どうしよう。)
美希「狩人、いないの? 本当に?」
千早「………いないみたい。このままだと、完全ランダムね。」
貴音「致し方ありません。」
真(なんとなく、美希が怪しい気がする。根拠はないけど、なんとなく。)
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、処刑したいプレイヤーへ無記名で投票してください。……はい、集計の結果はこのようになりました。」
春香:1票
千早:1票
美希:3票
貴音:1票
雪歩:1票
美希「なのー……」
小鳥「投票の結果、美希ちゃんが処刑されました。それでは、二日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「占い師のプレイヤーは、占いをしてください。」
真(さて、じゃあ……千早を! 〔村人〕か。)
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げてください。人狼によって……千早ちゃんが襲われました。」
千早「……そうですか。」
真(……!)
小鳥「それでは、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
真(千早が……くっ、占いが無駄に! どうすれば……)
貴音「ここで、占い師COさせていただきます。一日目の占いでは美希が人狼、二日目は雪歩の妖狐を占いました。」
真(!?)
雪歩「対抗COですぅ! 一日目は場を占ったら狩人と妖狐があって、二日目の占いでは貴音さんが人狼でした!」
真(!?!?)
春香「うーん、どっちも矛盾はない……か。」
響「貴音が先だから、信用できるんじゃない?」
雪歩「でも、四条さんが本物なら一日目に美希ちゃんが人狼だって言うんじゃない?」
春香「確かに、それもそうだね。」
真(はっ! 驚いてる場合じゃない!)
真「ま、待って! ボクも占い師COだよ。一日目は場を占って狩人と村人、二日目は千早が村人だって占ったんだ……って、みんなどうしてそんな白い目で見てるの!?」
響「……いや、取って付けたような証言だなぁ、って。」
雪歩「四条さんと真ちゃんが人狼かな? 私の占いでは妖狐のプレイヤーはいないから、これしかありえないよね。」
貴音「人狼二人が同時に嘘の占い師COをするのは不自然では? それに、その推理が正しければ人間側の勝機はありませんね。わたくしは雪歩が妖狐、真が人狼という推理をさせていただきます。」
春香「四条さんの推理が正しければ、人間サイドも勝てる可能性があるね。」
真「ボクの推理は、雪歩と貴音が組んで場を乱している人狼、あるいはどっちかが妖狐だね。だから人間サイドが勝つには……えっと………」
響「勝ち方がややこしいぞ。」
春香「どの推理も矛盾はないから、勝つ可能性が高くて分かり易い四条さんに従うのがいいんじゃない?」
貴音「では、真と雪歩はお互いへ、春香が雪歩、響は真に投票をお願いします。わたくしは誰かに逸らしておきましょう。」
真「いや、ダメだよ! 負けちゃうよ! えっと、貴音と雪歩を同時に……だから……」
貴音「………ふむ……」
[00:00]<ピヨー!
真「あああっ!?」
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、一斉に処刑したいプレイヤーを指さしてください。3、2、1……はい!」
春香→雪歩
響→真
貴音→雪歩
真→貴音
雪歩→真
小鳥「投票の結果、真ちゃん、雪歩ちゃんが処刑されました。カードをオープンします。」
春香:〔村人〕
千早:〔村人〕×
美希:《人狼》×
響:〔村人〕
貴音:《人狼》
真:〔占い師〕×
雪歩:【妖狐】×
場:〔村人〕〔狩人〕
小鳥「処刑の結果、人狼が生き残りましたので、人狼サイドの勝利です。」
雪歩「あ、あれぇ?」
春香「雪歩が妖狐だったの!?」
千早「四条さんは人狼……?」
響「一番驚いたのは……」
美希「真クンが本物の占い師だったことなの。」
真「なんでだよ!」
春香「正直、最後まで真だけは黒だと思ってたなぁ。」
千早「私も、余計なこと言って墓穴を堀った妖狐かと。」
真「ひどくない!? しかも、なんで雪歩が一番意外そうな顔をしてるの!?」
雪歩「四条さんの言葉が説得力あって、上手く言いくるめられちゃったから、本物なのかと……」
貴音「わたくしは真が本物の占い師だと、存じておりましたよ。」
真「うぅ、貴音ぇ……って、敵に信じられてもなぁ。」
美希「そういえば、なんで貴音は最後の投票、雪歩に入れたの? 打ち合わせじゃ真クンが入れる予定じゃなかった?」
貴音「まず、真と雪歩のどちらかが占い師でどちらかが妖狐という前提。それを踏まえ、雪歩はわたくしが占いで黒を付けたことに対して対抗、しかも場に妖狐を含めた占いをしてきました。対して、真は疑われてもいない立場であの占いです。このことから、真が本物である可能性のほうが高いと読みました。」
響「ふんふん……それで、投票は?」
貴音「真からすれば、わたくしは偽物なので従えば負けてしまうことは明白。最後まで納得していない様子でしたしね。もしも、真が雪歩に投票してくれなければ、妖狐を残して負けてしまうので、予定を変更してわたくしが雪歩に投票することにしたのです。」
千早「もしも真が妖狐だったら、一人勝ちになっていたのね。でも、四条さんの機転がなければ、萩原さんの一人勝ちだった。」
小鳥「村人だけじゃなく、妖狐さえも惑わす人狼……これは、いいネタになるわ……!」
春香「なんか、四条さんだけ違う次元で戦ってるような気がするよ……」
貴音「ふふふ、見える情報の量に違いはあれど、推理する時間は平等です。また、自分の思惑通りに場を運ぶことができれば、どの立場に置かれても、勝機は必ずあるのですよ。」
美希「貴音、今日は一段と面妖なの……!」
響「それ、使い方あってるのか?」
美希「むー、響は細かいこと気にしてると、身長伸びないよ?」
響「な、なんだとー!?」
響視点
響(カードは《人狼》……あれ、てっきり自分がモデルかと思ってたけど……これ、千早か? なんか、クールな参謀役っぽいな。かっこいいぞ!)
小鳥「それでは、一日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「人狼のプレイヤーは、味方の確認をしてください。」
響(さあ、味方は……あれ? もしかして、自分一人!?)
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げて、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
響(占い師に占われてたら大ピンチだぞ……)
貴音「危険を承知で、COします。」
響(……!?)
貴音「占い師CO、真が妖狐です。」
真「っ!? ……おかしいな。対抗COで、場には狩人と人狼だったよ。わかった、妖狐は黙るものっていう裏を突いた貴音の罠だ!」
響(……ほっ、自分は絡んでないな。)
春香「うーん、確定はできないね。」
千早「もしも真の占いが正しければ、狩人がいないから襲われてしまう可能性が高い。二日目に占い師がいないのは辛いわね。」
美希「さっきはそれで人狼サイドが勝ったから、できれば占い師は残したいなぁ……」
響(……うーん、何かしておいたほうがいいかな。よし!)
響「実は自分、狩人なんだ。だから、真の占いは嘘だよ。」
真「えっ? そんな!?」
雪歩「じゃあ、響ちゃんが四条さんを護ってくれれば安心だね!」
千早「………?」
貴音「……では、響、よろしくお願いします。」
響「任せるさー!」
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、処刑したいプレイヤーへ無記名で投票してください。……はい、集計の結果はこのようになりました。」
貴音:3票
真:4票
真「……はぁ。」
小鳥「投票の結果、真ちゃんが処刑されました。それでは、二日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「人狼のプレイヤーは、他のプレイヤーを襲ってください。」
響(どうする……? 護るように言われてるから、貴音を襲うと自分が怪しまれる……ここは、村人候補から襲うしかない……かな?)
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げてください。人狼によって……美希ちゃんが襲われました。」
美希「えー……?」
小鳥「それでは、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
貴音「まずは占いの結果を。千早は村人でした。」
春香「今のところ判明してる白は四条さん、響ちゃんと千早ちゃんだね。」
響「妖狐の真は処刑されてるから、春香と雪歩を両吊りすれば人間サイドの勝ちだぞ!」
千早「……あの、いいかしら。」
貴音「千早、任せても?」
千早「ええ、恐らく同じことを考えているでしょうね。」
雪歩「何かあるの? 千早ちゃん。」
千早「我那覇さんの狩人CO、どうも引っかかるの。」
春香「え? 何かおかしかったかな? 場に狩人があったっていう真の占いを崩すためのCOじゃ……?」
響「そう! それで、貴音の占いが正しいから、真は妖狐で……」
千早「妖狐も、正しい占いをすることができる。真があそこで場に妖狐があったと嘘の占いをするならともかく、場に狩人があったと嘘の占いをする意味はあるかしら?」
春香「つまり……?」
千早「きっと、真の占いもまた正しい占い。急に黒を付けられて焦って占ったままを言ってしまったのではないかしら。場に残っているのは占い通り、狩人と人狼。そして現れた、狩人を名乗る我那覇さん。」
貴音「響、あなたは狩人ではありませんね? 恐らく正体は……一人で村に迷い込んだ、人狼。」
響「違うぞ! 自分は狩人だ! そ、そうだ、貴音と千早が人狼で、自分を嵌めようとして……!」
雪歩「四条さんは響ちゃんが夜に護ってたはずじゃ……」
春香「そうだったら、美希が襲われたのはおかしい……ね。」
響「あっ、あぅ………」
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、一斉に処刑したいプレイヤーを指さしてください。3、2、1……はい!」
春香→響
千早→響
響→貴音
貴音→響
雪歩→響
小鳥「投票の結果、響ちゃんが処刑されました。カードをオープンします。」
春香:〔村人〕
千早:〔村人〕
美希:〔村人〕×
響:《人狼》×
貴音:〔占い師〕
真:【妖狐】×
雪歩:〔村人〕
場:〔狩人〕《人狼》
小鳥「処刑の結果、人狼が全滅、妖狐も死亡しましたので、人間サイドの勝利です。」
春香「うん、推理通りだね。」
真「うーん、せっかくの妖狐だったんだけど……運がなかったなぁ……」
美希「それにしても、千早さんも貴音も、容赦ないの!」
千早「つい、真剣になってしまって……我那覇さん、ごめんなさいね。」
貴音「そうですね。響、あまり気にせず……響?」
響「……うぐっ、み、みんなして自分を攻撃じなぐでもっ! いいじゃないがっ! 」
真「な、何も泣かなくても……」
雪歩「響ちゃん、ハンカチ……使う?」
響「うぅ……じ、自分、泣いてないぞ! 次は一人勝ちしてみせるんだからなっ!」
小鳥「ひとりぼっちは、寂しいわよね……」
美希「小鳥は、もう慣れっ……もごもご」
春香「美希、それ以上はいけない。」
雪歩視点
雪歩(カードは……《人狼》だ。毛皮のコートを被った響ちゃんかな。牙と爪がよく似合ってるなぁ。)
小鳥「それでは、一日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「人狼のプレイヤーは、味方の確認をしてください。」
雪歩(お願い、誰か……! はうぅ、味方がいないよぉ……)
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げて、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
雪歩(ど、どうしよう……さっきの響ちゃんみたいに追い詰められたら……!)
春香「占いCO、いくよ。場を占ったら、妖狐と人狼が残ってた。」
美希「人間サイドがかなり有利だね! 隠れてる一匹狼を炙りだしてやるの!」
響「ふっふっふ、どうだ! 心細いだろー!」
雪歩(怖いよぉ……)
真「妖狐がいないのはやりやすいよね。まあ、春香を信じる場合は、だけど。」
雪歩「春香ちゃんが嘘の占いをしている可能性はあるかな?」
千早「ないとは言いきれないけど、対抗が出てこないならば、信じざるを得ないわね。」
貴音「ですが、決定的な情報はありません。春香以外へ任意に投票となりますが……」
響「うん、仕方ないな。」
雪歩(春香ちゃんを処刑できる可能性は低いけど……一応、入れてみよう。)
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、処刑したいプレイヤーへ無記名で投票してください。……はい、集計の結果はこのようになりました。」
春香:2票
千早:1票
貴音:3票
真:1票
貴音「なんと……」
小鳥「投票の結果、貴音ちゃんが処刑されました。それでは、二日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
小鳥「人狼のプレイヤーは、他のプレイヤーを襲ってください。」
雪歩(うーん、誰を襲えば……? なるべく、疑われてない人……よし!)
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げてください。人狼によって……響ちゃんが襲われました。」
響「あっちゃー……仕方ないな。」
小鳥「それでは、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
真「春香に二人が投票? おかしくない?」
美希「一人は人狼だとして……もう一人は誰?」
雪歩「あ、春香ちゃん、占いは?」
春香「千早ちゃんを占ったら狩人だったよ。」
千早「確かに。夜は春香を護っていたから、春香は人狼ではないわ。でも、ここから先の手がかりはないわね。残っているのは3人……そのうち、春香の占いでは人狼が一人。まあ、二人を選んで処刑でも悪くはないかしら。」
美希「……一応、春香が嘘を言ってる場合、もう一度考えない? 千早さんも怪しくなってくるけど。」
春香「うーん、そうだとして、本物の占い師は? 黙ってる理由はないよね?」
千早「四条さんか我那覇さんが占い師だった、あるいは……最初からいなかった、とか?」
雪歩「最初から……? あっ! 」
真「雪歩、何か?」
雪歩「最初の春香ちゃんの占い、本当は場に占い師と人狼があったんじゃないかな? それで、占い師に成り代わっているとしたら……」
千早「春香は本当は妖狐。それなら占いに矛盾は出ないから、私の狩人を当てられるのも納得ね。」
春香「いやいや、普通の流れなら私と千早ちゃん以外の怪しい人でしょ。今なら、雪歩になるかな?」
雪歩「えっ!? あっ……」
雪歩(大人しくしてようと思ったのにぃ……!)
真「参ったね。ここにきてみんな怪しく見えてきたよ。」
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、一斉に処刑したいプレイヤーを指さしてください。3、2、1……はい!」
春香→雪歩
千早→雪歩
美希→春香
真→雪歩
雪歩→春香
小鳥「投票の結果、雪歩ちゃんが処刑されました。カードをオープンします。」
春香:【妖狐】
千早:〔狩人〕
美希:〔村人〕
響:〔村人〕×
貴音:〔村人〕×
真:〔村人〕
雪歩:《人狼》×
場:〔占い師〕《人狼》
小鳥「処刑の結果、妖狐が生き残ったので、妖狐サイドの勝利です。初の妖狐一人勝ちね!」
千早「くっ、やられた……」
春香「ふぅ、危ない危ない……」
響「なんだ、雪歩の言う通りだったのか。」
美希「でも、その雪歩が人狼だったのは予想外なの。」
春香「うん。私も最後まで人狼は誰かわからなかったよ。」
雪歩「やっぱり、変に目立とうとしたのがダメだったのかな……」
真「誰も雪歩を疑ってなかったもんね。投票直前までは。」
貴音「どちらにせよ、妖狐の春香が生き残ってしまえば負けなのですから、仕方なかったのでは? 」
小鳥「うーん、結構ゲーム数やってわかってきたけど、この人数だと人間サイドがかなり不利になっちゃうわね。」
響「人狼や妖狐は黙ってて勝てることもあるしなー。」
千早「どのサイドに配役されるかは平等だから、それもゲーム性かと。」
真「あんまり公平なルールだと退屈だしね! 不利な状況だからこそ、燃えるっていうか!」
美希「真クン、あんまり勝率は良くないけどね。」
真「……か、勝てるかどうかは別として、ね。」
小鳥「そう、みんな楽しんでくれているようでよかった! 頑張って考えた甲斐があったわね。」
春香視点
春香(プロデューサーさんとのディナーのために……できれば何か役職を! あ、〔村人〕だ……うぅ………)
小鳥「それでは、一日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
……………
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げて、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
春香「占い師、いる?」
雪歩「……えっと………」
美希「……いないみたい。」
貴音「なら、狩人COをいたしましょう。占い師は出てきてもらえますか?」
響「待って。占い師COだけど、場に狩人と村人だった。貴音が狩人のはずがない!」
真「ボクも占い師COだよ。場には人狼と村人があった。きっと、響が一人の人狼だね。ボクがCOを渋ったのをいいことに攻めてきたね?」
響「そうか、協力者は真なのか……貴音と真が人狼だな!」
千早「あるいは、四条さんが人狼、真が妖狐という線もあるわ。」
貴音「もしも真が妖狐ならば、わざわざ名乗り出て占いをすることもないのでは? それに、占いをするにしても場に妖狐を混ぜるはずです。」
美希「貴音が言うと味方をかばうようで怪しく聞こえるけど……きっと、どっちかは本物の占い師だよね。」
春香「誰かが妖狐なのも確定的みたいだし、できれば占い師は残したいね。どうする?」
雪歩「響ちゃんか真ちゃんのどちらか、かな?」
貴音「……いえ、投票は響かわたくしのどちらかにしたほうが良いのではないでしょうか?」
美希「えっと、響が本物なら、真クンと貴音が人狼なのは確実で……」
千早「仮に、真が本物で、狩人の四条さんが処刑された後に人狼に襲われれば……我那覇さんの黒は限りなく濃くなる。襲われなければ二日目の占いができる。我那覇さんが本物で処刑されてしまった場合は……絶望的ね。」
春香(うーん……現状だとどちらとも決められない。人数で言えば真と四条さんが信用できそうだけど……四条さんの嘘に真が乗っている可能性は十分にあるよね。)
響「うん、自分はそれで構わないぞ。村人のみんな、信じてくれるよね?」
真「まあ、貴音がそう言うなら……本物はボクたちだから、あまり無駄な処刑はして欲しくないな。」
貴音「そうですね。皆、よろしくお願いします。」
春香(……わからないけど、ここは響ちゃんを信じてみよう。)
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、処刑したいプレイヤーへ無記名で投票してください。……はい、集計の結果はこのようになりました。」
響:3票
貴音:4票
貴音「そうですか。真、あとは頼みました。」
真「……うん、任せて。」
小鳥「投票の結果、貴音ちゃんが処刑されました。それでは、二日目の夜が訪れました。全員顔を伏せてください。」
……………
小鳥「朝が訪れました。全員顔を上げてください。人狼によって……雪歩ちゃんが襲われました。」
雪歩「えぇっ!? そ、そんなぁ……」
小鳥「それでは、3分間で話し合いを行ってください。スタート。」
[03:00]<ピヨッ
美希「雪歩か……妖狐だったらいいね。」
千早「二人の占いを聞かせてもらえる?」
真「ボクは美希を占った。村人だったよ。」
響「自分は千早を。村人だったさー。」
春香「まあ、そうなるよね……あれ、私だけ情報なしってことは……」
美希「妖狐の可能性があるから、処刑第一候補なの。」
真「そうなるね。まあ、仕方ないよ。」
千早「春香と……我那覇さんか真のどちらかを処刑、かしら。なら、春香にどっちを選ぶか決めてもらいましょうか。真と我那覇さんはお互いに、美希と私は春香に投票ね。」
真「千早と美希の投票で春香が処刑確定、あとは春香の一票次第、か。」
響「うん、いいんじゃないか。じゃあ春香、お願い。」
春香「う、うん。」
春香(整理しないと……響ちゃんか真のどちらかは確実に人狼。
まず、真の占いが正しければ、人狼は響ちゃんのみで、処刑された雪歩か、実際には占われていない千早ちゃんが妖狐。
響ちゃんの占いが正しければ、残っている人狼は真だけで、処刑された雪歩か、実際には占われていない美希が妖狐。
結局、完全な二択な上、雪歩が妖狐じゃなければ勝てない。)
千早「どう? 決まった?」
春香「………うん。」
[00:00]<ピヨー!
小鳥「話し合いはそこまでです。それでは、一斉に処刑したいプレイヤーを指さしてください。3、2、1……はい!」
春香→響
千早→春香
美希→春香
響→真
真→響
小鳥「投票の結果、春香ちゃんと響ちゃんが処刑されました。カードをオープンします。」
春香:〔村人〕×
千早:〔村人〕
美希:〔村人〕
響:〔占い師〕×
貴音:《人狼》×
真:《人狼》
雪歩:【妖狐】×
場:〔村人〕〔狩人〕
小鳥「処刑の結果、人狼が生き残り、妖狐も死亡したので、人狼サイドの勝利です。」
美希「春香……やっちまったの。」
響「うがー……まあ、二択だから仕方ないぞ。」
春香「うぅ……ごめんね………」
貴音「嘘を吐いていると思わせぬ堂々たる姿……見事でしたよ、真。」
真「あはは、あんまり言うと照れるよ。かなり危なかったけどね。」
千早「妖狐は萩原さんだったのね。人狼サイドが襲っていなければ、生存していたかもしれないわ。」
雪歩「せっかく、一人勝ちするチャンスだったのにぃ……うぅ……」
小鳥「さて、張り切って次のゲームを……!」
P「ただいま戻りました……お? なんだ、賑やかだな。」ガチャ
春香「あ、プロデューサーさん。お帰りなさい。」
真「早かったですね。忘れ物ですか?」
P「何言ってるんだ。もう定時だぞ? 仲良く遊ぶのはいいけど、あまり遅くなるなよ。」
響「へ? そんなわけ……うわ、本当だ!」
千早「夢中になりすぎていたようね。じゃあ、さっきのゲームまでで終了かしら。」
雪歩「小鳥さん、集計はどうなってますか?」
小鳥「えーっと……おお、これは面白い勝負になったわね! 発表します! 合計勝数トップは………」
小鳥「5勝で、春香ちゃん、美希ちゃん、貴音ちゃんよ!」
春香「えっ、本当ですか!?」
美希「やったぜ、なの!」
貴音「でぃなぁ権、獲得ですね。」
千早「あれ、でも……チケットは二人分しかないのでは?」
響「あー、そっか。じゃあサドンデスだな!」
真「もう1ゲーム、やる?」
雪歩「……あれ、プロデューサー、どこかに行くんですか?」
P「ん? 今夜ももう少し残るから、軽く飯でも済ませてこようかと……帰る人がいたら乗せていくぞ?」
小鳥「ああ、ま、待ってください! よし、ここは一発、じゃんけんで決めましょう!」
千早「結局、最後は運任せなのね……3人とも、いいの?」
美希「異存はないの! ハニーのためなら、ミキは絶対に負けないの!」ミキッ
春香「うん、私も大丈夫です。勝ってみせます!」カッ
貴音「………いざ!」ゴゴゴ
P「なんだか知らないが、えらく気合いの入ったじゃんけんだな。」
真「恋する乙女の真剣勝負ですからね!」
P「……お、おう……?」
小鳥「みんな、心の準備はいい?」
千早「春香、珍しく強気な目ね。」
雪歩「美希ちゃんは普段通りの表情だね……平常心ですぅ。」
響「貴音もいつも通り……いや、口を真一文字に結んでるのは、緊張の証拠だな! 自分にはわかるぞ!」
小鳥「それじゃ、いくわよ! じゃーんけん!」
『ほい!』
おしり
40 : VIPに... - 2013/09/30 18:45:52.26 tK81tA0oo 40/41以上となります
某ラジオの映像配信で楽しそうにやってるのを見てまた書きたくなり、色々考えて書かせていただきました
見難い、ルールがわかりにくい、推理がわかりにくい等々あると思います
今後の参考に是非お聞かせいただければ幸いです
43 : VIPに... - 2013/09/30 22:16:25.80 tK81tA0oo 41/41以下過去作です よかったら読んであげてください
春香「眠れないなぁ」
https://ayamevip.com/archives/57602893.html
響「眠れないぞ」
https://ayamevip.com/archives/57602896.html
千早「眠れないわ」
https://ayamevip.com/archives/57602897.html
春香「ワンナイト」千早「人狼」
https://ayamevip.com/archives/57602901.html
ではでは