【関連】
【艦これ】龍驤「足りなかったもの」【安価】(3)
ーー
白鶴「さぁ始まりました白鶴、まる。この時間は私白鶴が担当させていただきます」
白鶴「花粉が辛い季節になりましたがリスナーの皆さまいかがお過ごしでしょうか?」
白鶴「本日も収録放送となっております。どうか宜しくお願いします」
白鶴「それではまずは提供をご紹介させて頂きます」
ライ(マイクオフ、提供読み上げスタート)カチッ
この放送は超エキサイティンな企業、ツクダオリジナルの提供でお送りします
白鶴「まずは最初のコーナーに行く前に前回のプレゼント当選者の発表です」
白鶴「前回のプレゼントでは今回の収録に電話で参加できる権利となっておりました」
白鶴「当選者の方には最初からお付き合いしていただきます。それでは発表に参りましょう」
ライ(電話は繋がってるわ)
白鶴「それでは呼んでみましょう。安価さ~ん」
下1~3高コンマ ラジオネームを。鎮守府外の艦娘でも可能
798 : 以下、名... - 2019/03/29 22:34:01.94 GM+8NRkQo 356/426エトロふぐ1番
エトロふぐ『はい!エトロふぐ1番と申します!』
白鶴「エトロふぐさん今日はよろしくお願いします」
エトロふぐ『ピーーーーーー!』
白鶴「あぁダメです!個人情報は言ってはいけません!」
エトロふぐ『はっ!』
ライ(放送ではピー音入れるから大丈夫よ!)
白鶴「編集しておくので心配はいりませんが、気をつけて下さいね?」
エトロふぐ『すいませんでした…』
ライ(いきなり所属鎮守府と艦種を言われるとは思わなかったわ)
白鶴「私も最初は緊張して言ってはいけない事をよく言ってました。そんな初々しさをエトロふぐさんからは感じますね」
エトロふぐ『恥ずかしいです…』
ライ(エトロふぐさんも来たし早速行くわよ!)
白鶴「はい、それではまずお便りを紹介させていただきます」
エトロふぐ『うわぁ…!生読み上げなんて感激です!』
白鶴「ありがとうございます。それではお便りに参りましょう」
下1~3高コンマ お便りの内容などを
804 : 以下、名... - 2019/03/29 22:52:05.74 4bjUxGX0O 359/426カウテール
今とてもいけないことにハマってしまった気がしてるんです
でも、あのときの衝撃がどうしても忘れられなくてまた収まりがつかなくなっちゃうんです
白鶴「ラジオネームカウテールさんからのお便りです」
『とてもいけないことにハマってしまった気がしてるんです。でも、あのときの衝撃がどうしても忘れられなくて…また収まりがつかなくなっちゃうんです。私はどうすれば良いのでしょうか?』
白鶴「なるほど…」
エトロふぐ『いけないことって言うのが気になりますね』
白鶴「そうですね。色々想像ができてしまいます」
エトロふぐ『やめないといけないのが分かってるのにやめられない。難しいですね』
白鶴「エトロふぐさんはどうすれば良いと思いますか?」
エトロふぐ『誰か頼れる人に相談するのはどうでしょうか?』
白鶴「それはとっても良いわね。でも頼れる人が居ないからここに送ってきたかもしれないわ」
エトロふぐ『そうですね…』
白鶴「もしくは人に聞きづらいとか。だからやっぱり答えはあげた方が良いわ」
エトロふぐ『それじゃあ白鶴さんはどうですか?」
白鶴「私は止めなくてもいいと思うわ」
エトロふぐ『いいんですか?』
白鶴「今すぐにって言う話よ」
白鶴「もし毎日してしまうような事なら二日に一度にする。とにかく頻度を下げればいいの」
エトロふぐ『成る程!いきなり止めるのはハードルが高いですからね!』
白鶴「これが答えでいいかしら?」
エトロふぐ『はい!いいと思います!』
白鶴「カウテールさん、よければこの回答を参考にして下さいね」
ライ(拍手!)パチパチパチパチ
ーー
白鶴「続いては白鶴に聞いてみよう!のコーナーです」
エトロふぐ『このコーナーは白鶴さんに答えて欲しいことをなんでも質問するんですよね!』
白鶴「質問以外にも色々あったわね」
エトロふぐ『白鶴さんが地理に弱いなんて知りませんでした!』
白鶴「島根の県庁所在地なんて知らないもの…」
エトロふぐ『今日はどんな内容なんでしょうね!』
白鶴「怖いけど…ラジオDJとして読みます!」
下1~3高コンマ 白鶴への質問を
813 : 以下、名... - 2019/03/29 23:34:27.48 GM+8NRkQo 364/426レディーアカ
愛したい派ですか?愛されたい派ですか?
白鶴「レディーアカさんからの質問です。愛したい派ですか?愛されたい派ですか?」
エトロふぐ『どうなんですか白鶴さん?』
白鶴「愛したいわ」
エトロふぐ『即答…』
白鶴「私の身近にお互いに愛し合っている二人がいるの。その二人を見てるとそんな考えになるわ」
エトロふぐ『素敵なカップルなんですね!』
白鶴「ええ、ハンディキャップを諸共せずにあんな…」
ライ(白鶴さん!特定できる情報はダメ!)
白鶴「…素敵な二人なのには間違いないですよ」
エトロふぐ『羨ましいです…!』
白鶴「エトロふぐさんはどうなの?」
エトロふぐ『私はまだそういうのは良く分からなくて…』
白鶴「一緒に居て楽しい人って居ない?」
エトロふぐ『ピーーーー』
白鶴「それは…」
エトロふぐ『ピーーーーとはお風呂に一緒に入ったりしてますけど、とっても楽しいです!』
白鶴「えぇぇ!?」
エトロふぐ『何か変ですか?』
白鶴「その…ピーーーーは男の人?」
エトロふぐ『はい!』
白鶴「え…ええ……?」
エトロふぐ『他の皆んなも一緒に入ってますけど、やっぱりピーーーーが居るととっても楽しいです!』
白鶴「ギリギリセーフなのかしら…」
ライ(私はアウトだと思うわ)
ーー
白鶴「気を取り直してプレゼントコーナーです」
エトロふぐ『今日のプレゼントはなんですか!?』
白鶴「焦らなくてももう発表するわ」
エトロふぐ『私も応募しますよ!狙うは白鶴さんの私物です!』
白鶴「それがプレゼントかどうかは分からないわよ?」
エトロふぐ『だからこのコーナーは楽しいんです!さぁ今回のプレゼントはなんですか!?』
白鶴「安価」
下1~3高コンマ プレゼントを
820 : 以下、名... - 2019/03/30 00:03:53.61 Zwf50Uy30 368/426白鶴さんの安眠導入音声
バイノーラルでライちゃんの寝息入り
白鶴「今回のプレゼントは私の安眠導入音声です!」
エトロふぐ『うわぁーー!いいなぁ~!』
白鶴「バイノーラルでライちゃんの寝息入りです。当選者の方には音声入りのUSBをお送りします」
ライ(ステレオだからできるのよ!)
エトロふぐ『わ、わ、わ!絶対応募します!』
白鶴「そう言ってくれると嬉しいわ」
エトロふぐ『あの…少しだけ聞けませんか?』
白鶴「そうですね、せっかくなので少しだけ」
ライ(再生するわよ)
『私の声が聞こえますか?一緒に…ゆっくりとお休みしましょうね……』
『すぅ……すぅ……』
エトロふぐ『うはぁーー!』
ーー
白鶴「今日の放送はここまでです。どうもありがとうございました」
エトロふぐ『すっごく楽しかったです!』
白鶴「エトロふぐさんもありがとうございました」
エトロふぐ『こちらこそありがとうございます!』
白鶴「最後は一緒に言いましょう。準備はいいですか?」
エトロふぐ『はい!』
白鶴、エトロふぐ『それでは皆さん今日も良い一日をお過ごし下さい。白鶴、まる。』
白鶴「DJは私白鶴と…」
エトロふぐ『ラジオネームエトロふぐでした!』
ライ(マイクオフ、提供スタート)
この番組は超エキサイティンな会社、ツクダオリジナルがお送りしました
ーー
エトロふぐ『白鶴さん!ライさん!今日はありがとうございました!』
白鶴「楽しんでくれたかしら?」
エトロふぐ『もう最高でした!夢のようです!』
ライ「今日放送に出てくれたお礼にサインを送っておくわ」
エトロふぐ『いいんですか!?』
白鶴「協力してもらったお礼よ」
エトロふぐ『ありがとうございます!一生大切にします!』
翔鶴「雷ちゃん…世間って狭いのね」
雷「まさかK提督の択捉だったなんて…」
翔鶴「普段は個人情報は守られてるの。応募のハガキは全部放送局に届くわ」
雷「でもあれだけ堂々と名乗られたら分かるわ。放送ではピー音入れるから問題無いけど…」
翔鶴「雷ちゃん……K提督ってロリコンなの?」
雷「択捉よ?ペドじゃない?」
翔鶴「そう……」
雷「一応幹部さんに報告しておくのがいいかもしれないわね」
ーー
825 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/03/30 00:24:27.77 WU27LPMs0 373/426やっとラジオを更新できました
コメントなどあればお願いします
ーー
憲兵「霞、お前に客人だ」
霞「誰よ?怪しい奴なら会わないから」
憲兵「怪しくは無い。もう応接室に通してある」
霞「何よそれ、だったら会うしかないじゃない」
憲兵「そういうことだ」
霞「こっちはそれどころじゃ無いのに…!」
憲兵「そう言うな。早く向かってくれ」
霞「覚えてなさいよクズ憲兵!」タタタッ
憲兵「…すまん。俺では庇えないんだ」
ーー応接室
霞「どこの誰?こっちは忙しいの」
「どうもすいません。どうしても貴女とお話ししたかったんです」
霞「こっちは話すことなんて無いのよ」
「そう怒らないで下さい。すぐに済みます」
霞「だったら早くして!」
「まぁまぁ、落ち着いて下さい」
霞(なんなのよコイツら。目的も明かさずに私に会いたいだなんて)
「おい……は」
霞(おまけに人の目の前でヒソヒソコソコソと。まともな連中じゃないわ)
「……そうか見つけたか。すぐに検査してくれ」
霞「内緒話ならよそでやれば?もう私行くから」スッ
「まぁまぁ」ガシッ
霞「なに勝手に触ってんのよ!セクハラよ!」
「貴女が逃げないようにする為ですよ」
霞「はぁ!?」
「実は私達警察なんです」
「薬物とかそういうのが専門ですね」
霞「!!」
「随分と驚いた表情をされますね。何か心当たりがあるんですか?」
霞「離せ!離しなさいよ!!」
「抵抗はやめた方がいいですよ」
「…そうか陽性か」
「霞さん。貴女の部屋にあった薬から麻薬の陽性反応が出ました」
霞「違うの!それは私のじゃない!」
「言い訳は署で聞きます。○時○分逮捕」
「おら、早く手を出せ!」
霞「いやぁーー!私が居なくなったらこの鎮守府は終わるのよ!」
「抵抗するな!」
「早く手錠かけろ!」
「……よし!」ガチャン
霞「司令官…龍驤さん……」
「署まで連行だ」
「はい!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
835 : 以下、名... - 2019/03/30 19:22:58.60 BuJQYApuO 378/426霞本人は陰性で、薬自体も相当年数が経って劣化しているものだとわかる
ーー取調室
「貴女から麻薬の陽性反応は出ませんでした。髪の毛の検査しましたが長年ドラッグを使用した証拠も見つかりません」
霞「髪の毛で陽性反応が出ても証拠にはならないわよ」
「…よくご存知で」
霞「私の持ってる免許を調べてから話しなさい」
「それと押収した合成麻薬はかなり劣化していました。数年は経っているのは間違いありません」
霞「そうでしょうね」
「……」
「貴女が使う為に所持していたという線は薄いですね」
霞「だから何度も言ってるでしょ?あれは私のじゃないって」
「だからってある艦娘のもう一つの人格が持っていたなんて言い分が通ると思いますか?」
霞「それが事実なのよ。いくら調べても何も出てこないわよ」
「……」
霞「ぷらずまから取り上げてそのままにしておいた私も悪いわ。でもあれがどこから手に入れたのか調べたかったのよ」
「それは警察の仕事ですね」
霞「……そうね」
「貴女の部屋から押収した薬草は全て調べました」
霞「全部扱える範囲内のものだったでしょ」
「ええ、免許を所持していない場合なら違法なものばかりでしたが、全て許可の範囲内でした」
霞「だったら早く返して!その薬は司令官達に必要なの!」
「そうはいきません。貴女はまだ自分の立場が分かってないんですか?」
霞「ぐ……!」
「簡単には帰れませんよ?まずはあのドラッグをどこで手に入れたのかを教えて下さい」
霞「だから……!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
843 : 以下、名... - 2019/03/30 19:38:44.89 p9smEQqGo 382/426朝雲、霞がいない間山雲と一緒に奮闘する
ーー足りないもの鎮守府
朝雲「よし…これでなんとか今週は持つ」
山雲「お疲れ様朝雲~」
朝雲「改めて霞の凄さを実感したわ…」
山雲「霞は~徹夜で薬を使ってたものね~」
朝雲「そんな事をずっと…普通なら無理よ……」
山雲「それをやってたのよ~」
朝雲「うん…本当に凄いわ…」
朝雲「霞はまだ帰ってこれないの?」
山雲「ガンビアベイさんによると~厳しそうね~使ってなくても~持ってただけでダメだって~」
朝雲「不起訴になるとしても何ヶ月も先…これじゃ間に合わなくなる…」
山雲「そもそも~なんで情報が漏れたのかしら~」
朝雲「…そうよ。その事を知ってたのはごく一部の艦娘だけ」
山雲「何が起こったか~分からない子もいるくらいだものね~」
朝雲「もしかしたら……」
朝雲「山雲、貴女にしかできないことがある」
山雲「なぁに~?」
朝雲「この鎮守府に内通者が居ないか調べて」
山雲「ここの誰かがスパイ…?」
朝雲「そうじゃなくても誰かが忍び込んでたり盗聴器があるかもしれない。手のひらサイズの山雲ならいくらでも調べられるでしょ?」
山雲「やるしかないわね~」
朝雲「私は引き続き薬を使ってる。頼むわよ山雲!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
853 : 以下、名... - 2019/03/30 20:04:24.71 Zwf50Uy30 386/426どうやら電が差出人で警察に郵便送った形跡が
ーー電の部屋
山雲「やっぱり怪しいのは電よね~壁紙の中に薬を隠すだなんて~」
山雲「そもそも~簡単に壁紙がはがれるなんておかしいのよ~」
山雲「部屋で過ごしてて~それに気付かない方がおかしいわ~」
山雲「探せば何か~出てきそうね~」
山雲「電が居ない間に~捜索よ~」
ーー
山雲「特別怪しいものは無いわね~」
山雲「変なものがあるとしたら~このメモ帳かしら~」
山雲「最近使ったような形跡があるのよね~でもどんな内容かまでは…」
山雲「……待って…分かるかも…」
山雲「僅かだけど書いた跡が残ってる…メモ帳から切り離さずに何かを書いた…だから下の紙に文字の跡が…」
山雲「こういうのって鉛筆で塗り潰せば読めるようになるのよね…でも今の私ならこのままでも読めるわ」
山雲「一文字ずつ確認していきましょう……」
山雲「……電が警察に手紙を送った」
山雲「霞の事が名指しで書いてある…どうして…」
山雲「なんでそんな事をする必要があったの?霞はここから居なくなったら大変なのよ?」
山雲「…考えるのは後ね。今はこの情報を持ち帰るのが優先…」
スタスタ
山雲「足音…!電が帰ってきたのね!早く隠れないと!」
スッ…
山雲「今見つかるわけにはいかないのよ!見つからない場所に……!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
860 : 以下、名... - 2019/03/30 20:24:26.89 KU6cfd7p0 390/426押入れに入ったため
熱気にやられる山雲
電「……」ぶつぶつ
山雲(クローゼットしか逃げる場所は無かったわ…でもここなら見つかる心配は無いわね…」
電「……」
山雲(さっきから何をぶつぶつ言ってるのかしら?ここじゃ聞き取れないわ…)
電「……」
山雲(それにしても…暑いわ……)
山雲(この引き出しには冬物の服が多かったのね…失敗したわ…)
山雲(このままじゃ…持たない……)
山雲(少しだけ……換気する為にほんの少し隙間を…)スッ
電「なんなのです?今引き出しが動いたのです」
山雲(う…!!)
電「気のせいでは無いのです。何かあるのでしょうか?」
山雲(気付かれた…!なんとか誤魔化すかどうにかしないと……!)
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
867 : 以下、名... - 2019/03/30 20:39:11.83 3RMzFrzW0 393/426雷が電を呼びにきて事なきをえる
雷『電、何してるの!早く食堂行くわよ!』
電「はわわ!待って欲しいのです!」
ガチャ…
山雲「た……助かった………」スッ
山雲「これ以上の捜索は無理ね~それより早くこの情報を伝える必要があるわ~」
山雲「このまま執務室に行きましょう~」
ーー執務室
提督「電が警察に知らせたのか…」
龍驤「なんでそんな事になったんやろ?」
山雲「手紙の内容から察するに~霞の事はジャンキーだと思ってたみたいね~」
龍驤「普段から気持ち良くなる薬とか言うてキマっとるからな」
提督「だがあれは合法だ」
山雲「電は~その辺はよく分かってなかってんでしょうね~」
龍驤「ニュースでも脱法ハーブとか言うとるし、何が違法で合法か素人には分からんわな」
山雲「あの合成麻薬も~ぷらずまが持ってたって言うのが~霞の言い訳だと思ったのよ~」
龍驤「電は壁の中に薬が隠してあるのを知らんし実際に見てない。そら怪しむか」
提督「自分の部屋から出てきたと言われて何も思い当たるものも無かった…」
山雲「どうかちゃんと更生させて欲しい…みたいな事も書いてあったわね~」
龍驤「電なりの優しさか……」
提督「…そうだな。違法な薬物を見つけて黙っている方がそいつの為にはならない」
山雲「電に悪気は無かったのよ~」
龍驤「そうやとしても厄介なことになりそうやね…」
提督「霞はなんとかしてやりたいが…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
834 : 以下、名... - 2019/03/30 19:21:47.44 i18LtLojO 397/426麻薬の入手先を調べるためにまるゆが鎮守府にやって来る
874 : 以下、名... - 2019/03/30 21:06:00.81 0EtiFXuJO 398/426>>834
ーー
まるゆ「いやぁ大変なことになってますね~」
龍驤「頼むわ、霞を助けたって」
まるゆ「クスリは専門外なんですけど、貴方達の為なら頑張りますよ!」
提督「霞はどうなんだ?」
まるゆ「状況はよくありません。どうやら起訴になりそうです」
龍驤「使ってないって証明されたんやろ!?」
まるゆ「『艦娘』がクスリを持ってたのが良くありません。何がなんでも起訴するって息巻いてるみたいですよ」
提督「霞が……」
まるゆ「まだ希望はあります。霞さんが入手していないという証拠を掴めばいいんです」
龍驤「頼む…!頼れるのはまるゆだけなんや!」
提督「だがあの薬は数年前のものなんだ。証拠を見つけられるのか?」
まるゆ「まるゆに解決できない事件はありません。まるっと解決してみせます!」
龍驤「そう言うてくれたら心強いわ…」
まるゆ「鎮守府は好きに調べ構わないんですよね?」
提督「霞の為ならどこをどう調べてもらっても構わない。頼む…」
まるゆ「このまるゆにお任せ下さい!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
877 : 以下、名... - 2019/03/30 21:22:40.41 Q67p8J7DO 401/426まるゆ、誰も知らなかったこの鎮守府の前提督の隠し部屋を発見
まるゆ「壁の中に薬があったことよりも、壁に隠せることができたという方が重要なんです」
まるゆ「この鎮守府全体を調べる必要がありますが、構造的に見て二階より上には何かを作りにくいでしょう」
まるゆ「そうなれば地下……」
まるゆ「ここの隔離室は地下にあります。元々あった地下室を利用したそうですね」
まるゆ「ということは他にも地下室があっても不思議じゃない……」
まるゆ「一階を重点的に探しましょう」
ーー
ダァンッ!
まるゆ「こうやって地面を踏みつけながら歩くのが一番分かりやすいですね」
まるゆ「ここは異常無し。これだけ大雑把だと見逃している可能性はありますが、地下が広かったらこれですぐに分かります。細かい調査は後でできますからね」
ダァンッ…
まるゆ「ん……?この部屋…」
まるゆ「廊下の音は…」
ダァンッ!
まるゆ「下には何もありません。建物の基部か何かでしょう」
まるゆ「しかしこの部屋の真下は…」
ダァンッ…
まるゆ「何か響くような音がします。この下に何かある可能性がありますね」
まるゆ「この部屋は物置なんですね。色々と使われてない物が置いてあります」
ダンッ…
まるゆ「…また音が違った。この周辺が下への入り口…?」
まるゆ「ですが何も見当たりません。下じゃないなら……横?」
バンッバンッ
まるゆ「壁を叩いていけば同じように何かあれば分かります。この音が変わっている所の周辺を叩いてみましょう」
ーー
まるゆ「壁の中ではなさそうです。音が変わっている所がありません」
まるゆ「じゃあどうやって地下に行くんでしょう?この部屋なのは間違いないのに…」
まるゆ「……よく考えるんです。いつもまるっと解決してきたんじゃないですか」
まるゆ「…………」
まるゆ「下でも…横でもないなら……」
まるゆ「上っ!!」バッ
まるゆ「……あの天井の模様。あそこだけ何か違和感があります」
まるゆ「まるであそこだけ凹むような……」
まるゆ「まるゆでは背が届きません。ここにあるホウキを使ってみましょう」
まるゆ「これで……」ガリッ
まるゆ「何かを押した感触がある。放置されていたから硬くなっているんだ」
まるゆ「なら力一杯押せば……!」カチッ
バギンッ
まるゆ「何かが外れた!何処から音が!?」
まるゆ「…地面の音が変わってた所です。この床が…開いて……」
ギギィ……
まるゆ「地下室に降りれる……」
まるゆ「ライトはあります。入るしか無さそうですね……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
886 : 以下、名... - 2019/03/30 21:50:51.69 BuJQYApuO 407/426様々な大量の薬が置かれている
大本営の管理番号と提督が赴任する前の日付が箱に印字されている
ーー地下室
まるゆ「これは……!!」
まるゆ「どれもこれもドラッグ!しかもこんなに大量に…!」
まるゆ「ヘロイン、覚醒剤、麻薬……」
まるゆ「これには日付が書いてありますね……かなり前の年のものです」
まるゆ「この感じから見て暫く人の出入りは無かったでしょう。誰もここを知らなかったんですね」
まるゆ「まるゆはとんでも無いものを見つけてしまったかもしれません…」
まるゆ「この箱に書いてある番号…私の勘違いで無ければ大本営に関係したものでしょう」
まるゆ「大本営が……ドラッグを…」
まるゆ「……あ!これは合法麻薬!霞さんが持っていたものとよく似ています!」
まるゆ「ぷらずまさんは偶然ここを見つけてそこから持ち帰ってた?」
まるゆ「いずれにせよ霞さんが持っていたものとこれが同じだと証明されれば霞さんの起訴は免れます!」
まるゆ「とにかく霞さんを助けるのが先です!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
891 : 以下、名... - 2019/03/30 22:07:03.59 p9smEQqGo 410/426成分鑑定の結果、一致する
ーー
霞「私の不起訴が決まったみたいね」
「不本意だがそうなった」
霞「私なんかに構ってる暇なんて無いんじゃないの?」
「そうだ。これから大本営の重役を引っ張ってくる」
霞「まさか私達の鎮守府の地下にドラッグがね…」
「提督や艦娘の指紋は出なかった。つまり今あそこにいる連中は無関係だ」
霞(ぷらずまは地下に入ったんでしょうけど数年前だから何も残ってなかったのね)
霞「なら早くしなさいよ。私みたいな小物に使う時間が惜しいんじゃないの?」
「……」
「お前が持っていた薬とまるゆ警部補が見つけた薬の成分が一致した。これによりお前が故意に薬を入手したとは考えにくい」
「だが勘違いするな。麻薬を所持してしただけでも本来なら塀の中だ」
霞「分かってるわよ、それは私の落ち度。でもそれ以外に落ち度はないわ」
「お前を釈放する」
霞「どうも」
「…迷惑かけたな」
霞「状況が状況だから仕方ないわ。それより大本営の重役の取り調べは気をつけなさいよ。奴らは被曝してる」
「そうだ……逮捕できても取り調べまで持つか分からない」
霞「なんとしても解決しなさいよ。薬の流れがどうなっていたか」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
899 : 以下、名... - 2019/03/30 22:36:12.73 Q67p8J7DO 413/426隠し部屋の調査が進み古い実験記録が見付かる
かつて艦娘にドラッグを使った様々な実験が行われていた
ーー
まるゆ「地下室の調査が進んである資料が出てきたんです」
まるゆ「この鎮守府では艦娘にドラッグを与えて実験を繰り返していたそうなんです」
まるゆ「その実験というのがかなり特殊なものだったんです」
まるゆ「艦娘に外付けの艤装を装備させる。つまり人工的に作られた艤装の実験だったんです」
まるゆ「その実験資料によると、普通の状態の艦娘なら装備してもまともに動くことはなかったそうです」
まるゆ「動かすためにはどうすればいいか?その答えを求めるために艦娘にドラッグを与えていたんです」
北上「あたしが前に見つけた変な艤装の設計図はその時のだったんだね」
まるゆ「それで間違いありません」
龍驤「何を考えとったんや大本営は…」
提督「前の提督は栄転だと聞いていたんだが…」
まるゆ「ドラッグの件で結果を出したのか。もしくは用済みとして処分…」
北上「前に居た提督ってもう退官してどこにいるか分かんないんでしょ?」
まるゆ「警察は探してます。事情を知ってるのは間違いありませんから」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
905 : 以下、名... - 2019/03/30 22:59:01.98 Z2/+1BP9o 416/426土下座する勢いでごめんなさいする電をいつもの感じで叱る霞ちゃん
(傀儡が軌道に乗る前の枯れた技術っぽい?)
ーー
電「ごめんなさい霞ちゃん!電のせいで……」
霞「そうね、まずは本人と話してからにするべきだったわね」
電「ごめんなさい……」
霞「いきなり警察じゃなくて司令官とか龍驤さんとか。まぁあの甘い司令官なら相談しても無駄かと思ったんでしょ」
電「うぅ……」
霞「そういう時は誰かを頼りなさい。迷惑なんかかけるもんなのよ」
電「はい……ごめんなさい…」
霞「ま……電の気持ちはわかるわ。私にまともになって欲しかったって言ってくれたのも嬉しかった」
電「霞ちゃん…」
霞「これだけは言わせて。私はここを裏切らない。司令官も裏切らないのよ」
霞「何も恥ずかしいことなんてしてない。それだけは胸を張って言える」
電「ごめんなさい…ごめんなさい……」
霞「謝るのはここまでよ。こっちに来なさい」
電「霞…ちゃん……」スッ
霞「よしよし。怖かったわね。もう大丈夫よ」ナデナデ
電「んんぅ……」
霞「おっぱいも吸ってもいいわよ」
電「ん…………」スッ
ーー
北上「ドラッグを使ってた頃って傀儡の技術は無かったんだよね」
夕張「傀儡が完成したからドラッグも放置されたんでしょうね」
秋津洲「薬より簡単に稼げるならそっちに乗り換えるかも」
明石「非道……」
北上「あたし達は大人しくしてる方がいいね。後は専門家に任せよう」
夕張「解決すれば良いですね…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
913 : 以下、名... - 2019/03/30 23:23:08.95 S2JhbhTiO 420/426ぷらずま
(ぷらずまの久しぶりの仕事は終わったのです。またしばらくお休みなのです。)
ーー
電「霞…ちゃ……」チュパッ
霞「……」ナデナデ
電「霞……マ…マ……」
霞「はいはい。私はママよ」
電「んぅ……」
霞「背丈もそんなに変わらない相手にママだなんて。ま……悪い気はしないわね」
ぷらずま(やれやれ、ぷらずまの出番はなさそうなのです)
ぷらずま(ここに来た時にぷらずまが表に出て、偶然あの地下室を見つけたのです)
ぷらずま(電が苦しむなら使ってみようと部屋に持ち帰ったのですが、その必要は無かったのです)
ぷらずま(ここの鎮守府はとっても良いところなのです。電がこんな長期間安定するなんて今までなかったのです)
ぷらずま(しばらくぷらずまはお休みなのです)
ぷらずま(最後のイタズラは面白かったのです。ぷらずまがいけない薬を使っていたって言ったら信じたのです)
ぷらずま(眠ってる間はその時の事を思い出して笑ってるのです。電、強く生きるのですよ)
ぷらずま(願わくば、もう二度とぷらずまが表に出ませんように……)
電「ん…………?」
霞「どうかした?」
電「なんだか…心が軽くなった気がするのです」
霞「…いいことじゃない」
電「きっと霞ママに癒してもらったからなのです!」
霞「ただの思い込みよ。でもそういうのも大事かもしれないわね」
電「はい!ありがとうなのです!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
921 : 以下、名... - 2019/03/30 23:44:45.76 Z2/+1BP9o 424/426ドラッグ艦娘計画の責任者は被爆してて失脚してた
裁判終わる前にくたばりそうなのと警察が及び腰になって起訴まで行かないらしい
ーー執務室
まるゆ「提督さん、ドラッグ艦娘の件が終わりそうです。その計画の責任者だとされる人物は汚染金で被曝していました。他の関係者もです」
まるゆ「彼らは裁判まで持ちそうにありません。不起訴の判断となりそうです」
龍驤「表に引っ張ってこられへんの?」
まるゆ「外に出すと周りの人物に影響が出ます。彼らは生きる核物質です」
提督「天罰を受けたと思うのがいいか…」
まるゆ「その方がいいですね。彼らにはもう裁きは下りました」
龍驤「できたらちゃんと法の下で裁いて欲しかった。そいつらのせいで傷付いてしまった艦娘もおったやろうに……」
提督「…せめて起訴まではいって欲しかったな」
まるゆ「力及ばず…すいません」
龍驤「まるゆは頑張ってくれたよ。霞のことも感謝してるで」
まるゆ「はい……」
ーー
924 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/03/30 23:56:13.46 mzxH3iPSO 426/426このスレはここまでです
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