真「へへっ、穴を掘ってるんです」
P「そうか」
真「はい!」
真「雪歩の気持ちを少しでも知ろうと思って!」
P「なるほど」
P「それはいいな」
P「でも」
P「素手で掘るのはやめような。アイドルなんだし」
元スレ
P「真、何やってるんだ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443011509/
真「今日はPさんと雪歩と一緒ファミレスに来ました!」
P「あまり目立つなよ」
雪歩「わかってますぅ」
真「へへっ、ボクらアイドルですもんね!」
真「ボクらを見たら男の人たちが黙っていませんよ!」
雪歩「うん」
雪歩「でも」
雪歩「真ちゃんを見てだ黙ってないのは」
雪歩「女の人だと思うな」
雪歩(あ)
雪歩(飲み物がまだちょっと残ってるのにドリンクバーを新しく注ぎに来ちゃった)
雪歩(一回戻ろうかなぁ)
雪歩(……)
雪歩(ま、ちょっとだしいっかぁ……)
真「って思ってジュースが入ったままお茶入れちゃったんだ」
雪歩「はいぃ……変な味がしますぅ……」
P「俺に任せろ」
P「そうやって残すのは店の方に迷惑だろう」
P「だから俺が飲む」
P「だから任せろ」
P「他意はない」
P「本当だ」
P「嘘じゃない」
伊織「…………」
美希「…………」
伊織「……プロデューサー、ずっと前からあんたの事が……」
美希「…………⁉」
伊織「…………」
美希「……!……⁉」
伊織「……///」
伊織「……何やってるのかしら」
美希「……誰もいないと思った?」
伊織「⁉」
亜美「ねえ真美」
真美「なに亜美」
亜美「そろそろ亜美にもかわってよ」
真美「えー、後ちょっとまってYo」
亜美「真美の後ちょっと、長すぎだよ」
真美「えー、そんなことないっしょ」
亜美「そんなことあるよ!」
真美「ちょ、亜美怒ってる?」
亜美「うん」
亜美「さっき後ちょっとって言ってからもう2時間23分経ってるもん」
亜美「亜美はそれだけ待たされたんだよ?」
真美「げ、そーだっけ?」
亜美「そーだよ!」
P「お前らが使ってるの、俺の仕事用のパソコンなんだけど」
亜美真美「てへ」
P「ふう」
P「仕事が終わった」
P「だが」
P「もう2時か」
P「もちろん午前だ」
P「ブラック企業?いいえ、サービス残業です」
P「サービス精神にあふれているだけです」
P「…………」
P「仮眠室で寝るか」
小鳥「スゥ……スゥ……ピヨォ……」
P「……ドアを開けるとそこには気持ちよさそうに寝ている小鳥さんがいた」
小鳥「ピヘヘ……ソンナコトマデ……グヘヘ」
P「…………」
P「小鳥さんの分の仕事も用事があるとかで押し付けられた俺の気持ち」
小鳥「スゥ……スゥ……」
P「……まあ、こんなに気持ちよさそうに寝てるところを起こしはしないけどさ」
P「ソファーで寝よ」
P「アイドル」
P「その意味は偶像」
律子「なに言ってるんですか」
P「まあ、ちょっと聞いてくれよ」
律子「まあ聞くだけなら」
P「プロデューサーとはプロデュースする人のこと」
P「つまり、作る者」
P「偶像を作る」
P「それが俺の仕事」
P「そしてプロジェクト」
P「あまり知られていないかもしれないが、計画するという意味以外にも」
P「投げ出すという意味もある」
P「そう」
P「俺はこのプロジェクトを他人にやらせて」
P「俺がこのプロジェクトを計画したという偶像を作ることも」
P「偶像を作って投げ出す」
P「つまり、アイドルをプロデュースして、プロジェクトをする」
P「そういうことに」
律子「なりません。さっさと進めてください」
P「ですよね」
やよい「うっうー!」
やよい「プロデューサーさん、おはようございます!」
やよい「……?」
やよい「プロデューサーさん?いないんですか?」
やよい「あ」
P「zzz……」
やよい(プロデューサーさん、ソファーで寝ちゃってます)
やよい(あ、毛布が落ちてます)
やよい(掛けないと風邪ひいちゃいますよ!)
P「zzz……やよいはかわいいなぁ!」
やよい「⁉」
P「zzz……」
やよい(寝言、ですか……)
やよい(びっくりしましたぁ……)
響「貴音」
貴音「どうしたっさー、響」
響「実は先日、ハム蔵の餌が切れたっさー……じゃなくて、切れたのです」
響「なので、じぶ……じゃなくて、私と共にしょっぴんぐに行きませんか?」
貴音「それはいい提案っさー!一緒にしょっぴんぐに行くっさー!」
響「ちょ、貴音!違うぞ!自分、そんなこと言わないぞ!」
貴音「はて、どこか違いましたか?」
響「自分、しょっぴんぐじゃなくてショッピングって言うぞ!」
春香「ねえ千早ちゃん」
千早「どうしたの春香」
春香「えへへ、ちょっとわからないところがあって」
千早「どこかしら?」
春香「ありがとう!……えっと、数学なんだけどね、ここがわからなくって」
千早「ここね。ここはこれをこうして……」
春香「わあ、本当だ!千早ちゃんすごいね!」
千早「それほどでもないわよ。というか、春香、さっきプロデューサーにも聴きに行ってたけど」
P「…………」
春香「えっと、それは、その……あはは」
千早「プロデューサー、分からなかったんですね」
P「仕方ないさ。もう何年も前のことだしね」
P「それにそんな応用みたいな難しいものは解けないさ」
千早「これ、基本的な問題なんですけど」
P「」
春香「」
あずさ「……あら?」
あずさ「…………あらあら?」
あずさ「…………あらあらあら?」
あずさ「ここ、どこかしら」
あずさ「日本にスフィンクスなんてあったかしらねぇ?」
あずさ「しかも隣にはピラミッド」
P「あ、あずささん」
あずさ「あら、プロデューサーさん」
P「どうしてこんなところに?」
あずさ「ちょっと飲み物を買いにコンビニへ行こうとしたんですけど……プロデューサーさんこそどうして?」
P「ああ、ここ俺の墓……じゃなくて、家なんですよ」
あずさ「あら、そうなんですか」
P「はい、なのであまり家に帰ってこれなくて」
あずさ「それは大変ですねぇ」
あずさ「…………」
あずさ「…………あら?」
美希「終わりなの!」