千早「なんのことかしら?」
春香「いや、だって、それって......」
千早「な ん の こ と か し ら ?」
春香「いや、なんでもない......」
元スレ
春香「千早ちゃん......無理があると思うよ?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1411311353/
千早「全く......」
千早「これでダメならもう打つ手なしじゃない」
春香「う、うん...」
春香(でも...やっぱりさすがに無理があると思うんだ......その...)
春香(PADをつけて巨乳にみせようだなんて)
春香「ち、千早ちゃん?やっぱり考え直さない?」
千早「なんのことかしら?」
春香「えっと...そのぉ......PADの件」
千早「いえ、もう決めたことだから」
春香「千早ちゃん、あきらめずに牛乳飲み続けたら、きっと」
千早「もう、無理よ......」
春香「千早ちゃん......」
千早「無理なものは無理なのよ......もっと早く気付くべきだった...」
春香「いや、でも、千早ちゃんと同い年で毎日牛乳」
千早「それ以上はダメよ~!ダメダメ!」
春香「ボケる元気があるならPADなんかやめちまえ」
千早「違うわ春香これはボケじゃないわ一種の断り方よ」
春香「一気に言わなくても」
千早「違うわ、春香。これは、ボケじゃ、ないわ。一種の、断り方、よ」
春香「繰り替えさなくていいし、それは逆にタメすぎ」
千早「ちゃうで春香」
春香「もういいって」
春香「っていうかなんでいきなりボケたの千早ちゃん?」
春香「話の流れ的にシリアスじゃん?」
千早「ところがどっこい......コメディです!これが......コメディ!」
春香「は、いいとして」
春香「いつからそんなキャラになったの千早ちゃん?」
千早「10日まえかしら」
春香「もっと前なような気がするなー......」
千早「じゃあ、半世紀前?」
春香「そういうことじゃないよ!50年前って高木社長がまだ幼稚園児の時だよ!」
春香「私たちまだ生まれてないよ」
千早「...............あっ」ソウイエバ
春香「なに『そういえばそうだった』みたいな顔してるの!当たり前でしょ!」
千早「そういえばそうだった...」
春香「いやもう言ったし」
千早「......確かに、いつからこんな風になったのかしら?」
千早「......高槻さんがこの事務所に来たあたりから?」
春香「やよいがきたあたりって......あっ(察し)」
千早「そのあとは、何をするにも高槻さん、高槻さん......」
千早「それから日を重ねるごとに少しづつアグレッシブになっていったわ」
春香「やよいが来てから、ねぇ...」
春香「っていうか!話それまくってるけど!PAD!そんなにアグレッシブでいられるんならPADなんかやめちまえ」
千早「だ、ダメよ春香!PADはどうしてもしなきゃいけない!」
春香「なんでそこまでPADにこだわるの?」
千早「だって......それは」
春香「それは...?」
千早「......とあるメイドさんと知り合いなんだけど」
春香「あ、なんかはじまった」
千早「そのメイドさんって、時間を止めてナイフを投げて、敵を攻撃するの」
春香「ん?メイド?時間を止める?ナイフで攻撃?」
千早「それで、PADつけてて、PAD長って呼ばれてて」
春香「待った」
千早「なにかしら?」
春香「もしかしてその人って『十六夜咲夜』さんって人じゃない?」
千早「ど、どうしてわかったの!?」
春香「いや、結構有名だし......」
春香「...千早ちゃん、その人とどこで知り合ったの?」
千早「HG3よ」
春香「え?」
千早「HG3、正式には貧乳御三家。たまにオフ会する仲よ」
春香「どういう仲なのそれ...」
千早「それで、この前、十六夜さんに勧められたのよ......PADを」
千早「聞くところによると、初音さんもしている場面があるらしくて......」
春香「うん」
春香「なるほどね...」
春香「じゃあさ、千早ちゃんはどうしたい?」
千早「どうしたい、って?」
春香「PADをするのもしないのも、ホントは千早ちゃん次第なんだけどね...」
春香「じゃあさ、つけたとして、千早ちゃんのファンは喜ぶかな?」
千早「えっ......?」
春香「いや、確かに、喜ぶ人は喜ぶと思うよ?でもさ...」
春香「そのまんまの千早ちゃんがいいっていう人も、世の中にはいるんだよ」
春香「それに、PADをつけるってことは、言い方を悪くしたら『自分を偽ってる』ってことにもなるし」
春香「.........ありのままでいいと思うよ?千早ちゃんは」
千早「春香......」
春香「無理があるって言ったのも、本当は、千早ちゃんに自分を偽って欲しくないから」
春香「それに、何も胸だけでこの世は構成されてるわけじゃないからね」
春香「千早ちゃんには千早ちゃんの、チャームポイントがあるじゃん」
春香「.........歌が上手いっていう、なにものにも変えがたい、チャームポイントが」
千早「......そうね」
春香「まあ、要は前向きに!人ってどうしてもマイナスな方ばっかりに目がいきがちだし」
千早「前向きに...そうね」
千早「確かに......私は、胸のことにこだわり続けていたのかもしれない...」
春香「うん」
千早「もっと別のことに目を向けてもいいかもしれない」
春香「そうだよ」
千早「......PADはやめるわ」
春香「うん」
千早「その代わり......」
春香「ん?」
千早「如月フラッシュ!」パシャ
春香「......え?」
千早「♪~びっくりしたのはこの私」
春香「え?なに?どういうこと?」
千早「なにって......私のカメラは美しか追求しないのだけれど?」
春香「いきなり唐突に別作品のネタをいれてこないでよ」
春香「びっくりするじゃん」
千早「♪~びっくりしたのはこの私」
春香「それはもういいから」
春香「っていうか千早ちゃん、人物像はあまり撮らないんじゃ」
千早「いろいろ仕込んでもらったのよ、富竹さんに」
春香「ぅおい!」
千早「今は野鳥撮影にハマってるわ」
千早「高槻さんに次いで好きな人よ......」
春香「え?プロデューサーさんは?」
千早「教えない」
春香「ま、まぁ、胸のことについての悩みはこれで解決、かな?」
千早「そうね」
千早「......そぉい!」バァーン
春香「ち、千早ちゃん!何やってんの!?っていうかそれラーメン!なんでラーメンがそんなところに!?」
春香(ハッ......ラーメンっていったら...)
貴音「.............」ピクピク
春香(あちゃー)ペシッ
千早「............なにかしら?」
貴音「...千早。あなたはしてはいけないことを致しました」
貴音「ラーメンを!まだ手もつけられていないラーメンを!あなたは!なんということでしょう!」
♪~BeforeAfterの後に流れてるアレ
千早「なんということでしょう。匠の手によってラーメンが逆さまにリフォームされました」
春香(千早ちゃんェ......)
貴音「これはりふぉうむではありません!むしろ改悪です!」
春香(そりゃそうだ)
千早「いつもいつでも美味くいくなんて、保証はどこにもないけど」
千早「そりゃそうじゃ」
貴音「............」プルプル
春香(こんな状況でもボケれる千早ちゃん......ある意味大物だよ...)
貴音「良いでしょう。そちらがその気なら、私にも考えがあります...」
貴音「大食い対決です!」
春香(えー!?なんでそうなった!?)
千早「望むところよ!」
春香(千早ちゃんも...)
貴音「この勝負で、あなたが勝てば、今回のことは不問といたします。ですが...」
貴音「負けた場合、千早、貴女には...」
貴音「後日ラーメン屋を10軒一緒にまわってもらいます!」
千早「あら?それなら勝っても負けても」
春香(貴音さんは優しいなぁ)
貴音「無論、千早の奢りです」
千早「なんとしてでも、勝たないと」キリッ
春香(貴音さんは厳しいなぁ)
貴音「提供は、水瀬財閥でお送り致します」
春香 (伊織もよくやるね...)
貴音「いざ!」
千早「尋常に!」
貴音・千早「勝負!」
実食!
春香「え?」
千早「どうしたの?春香?」
貴音「なにか、問題でも?」
春香「これって、大食い対決ですよね?」
貴音「ええ、王食い対決です」
春香「え?王食い?」
貴音「ああ、大食い対決に聞こえたのですね」
貴音「大食い対決ではなく、王食い対決です」
貴音「王というのはあめりかん・ろぶすたぁのことで」
貴音「並のろぶすたぁの12分の5倍はあると言われています」
春香「へ、へぇー...」
貴音「これを完食するまでの時間を競うのです」
春香「あっ、あーなるほど」
貴音「では」
料理人「いざ参らん!平成のキュイジーヌ」
春香(いやそれもうただの料理人って意味じゃん)
料理人「お待たせしました」
貴音「さて、それでは」
千早「ええ」
貴音・千早「いただきます!」
貴音「」ハムッハムッ
千早(せ、先手をとられたっ!スタートダッシュが...!)
貴音「」ニヤッ
千早(わ、笑った?い、いえ、惑わされてはいけない。こっちも......)
貴音「」ハムッハムッハムッハムッ
千早「」パクッパクッパクッパクッ
春香(なんか......『ハムッ』っていう擬音みてると...)
貴音「勝負あったようですね」
千早「くっ!完敗よ......」
貴音「約束通り、後日奢ってもらいますよ」
千早「ええ...約束は約束よ......だから」
千早「♪~歩こうー果てない道ー食べようー拉麺(ラーメン)食べて」
千早「♪~想いがー届くようにー」
千早「♪~約束するよー前を向いてーThank you for noodle」
春香「やめてください(約束さんが)死んでしまいます」
千早「はぁ......」
春香「元はと言えば千早ちゃんが悪いしね」
千早「そうなのだけれども!」
千早「誰がねー!貴音さんに挑んでもー!同んなじや同んなじや思でぇー!」
春香「今度は何?」ハァッ
千早「大食い問題はぁ……グズッ……我が事務所のみンドゥッハッハッハッハッハアアアアァァ! 」
千早「我が事務所のみンゥッハー! グズッ我が事務所のみならずぅう! 」
千早「アイドル……プロデューサーたちの問題やないですかぁ……命がけでッヘッヘエエェエェエエイ! 」
春香「うんうん......」
千早「アァアン! あなたにはわからないでしょうね!!」
春香「うん、わからない」
春香「あと、一つだけ言ってもいいかな?」
千早「何かしら?春香」
春香「千早ちゃんはどうしてそうなっちゃったの?」
千早「ふむ......」ウデグミ
春香(な、なんか考え出した)
千早「.........」
春香「.........」
千早「.........」
春香「.........」
千早「.........」
春香「.........」
千早「なんでなのかしらね?」
春香「考え込んで出した結論がそれかい!」
千早「ところで、新着レスの表示の上のところに妖怪ウォッチの広告が」
春香「知らないよ!」
千早「妖怪ウォッチといえば、日高さんが」
春香「それは知ってる」
千早「あと、カタクリコンドームの張本人」
春香「気持ちはわからないでもないけど、それ以上いけない」
千早「そういえば、どうして朝は眠いのかしら」
春香「なんか、セロトニンとかいうのが関係してるんだって」
千早「なるほど、セロハンテープが」
春香「いや、セロトニン」
千早「それなら、どこにセロハンテープをはるか」
春香「セ ロ ト ニ ン !」
千早「はい」
春香「っていうか!気づいたら夜だよ!夜!」
千早「ええ。全身黒タイツの、通称:HAN-NINが現れる頃ね」
春香「いや、現れないし」
千早「それじゃ、そろそろ帰るわね」
春香「じゃあ、私も帰るね」
春香「バイバイ!」
千早「また明日」
おわり