【関連】
【艦これ】龍驤「もう少し、足りないもの」その8【安価】(1)

188 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 20:24:04.88 W409ZFs70 69/417

ーー

日進「わしは艦娘を弔うだけやのうて、悪いもんを祓う仕事もしとる」

日進「これは大本営は関係ない。わし個人でやっとることじゃ」

日進「なんでわしがこんなことができるのかは知らん。じゃができる以上わしがせんといかんと思っとる」

日進「わしは戦いでは力になれん。じゃからこうやって力になれることが嬉しいんじゃ」

日進「これからそういうことがあったらわしを頼ってくれたらええけ」

189 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 20:29:29.05 W409ZFs70 70/417

日進「今日ここに来たのは報告も兼ねてなんじゃ」

日進「わしはある鎮守府で悪意のあるもんを祓ってきた。それは強くて歪んが感情が基になっとったんじゃ」

日進「それを祓うことには成功した。しかしあの様子じゃとその内また悪いもんが悪さをするやろうね」

日進「お主らはその悪いもんの正体は分かっとるやろ?」

提督「……」

龍驤「朝潮が……」

日進「あれはもう朝潮とは呼べん。因果そのものじゃった」

日進「あんなもんに取り憑かれたら例え因果を祓ってもいいことは起こらんじゃろ」

190 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 20:33:07.70 W409ZFs70 71/417

提督「…お前は朝潮が怨霊になったと知らせに来ただけか?」

日進「違う。怨霊にはなっとらん」

龍驤「どういうこと…?」

日進「わしにその鎮守府を祓えというて来たのは朝潮なんじゃ」

提督「…意味が分からない」

日進「朝潮の骨と灰は持っとるね?」

龍驤「勿論大事に置いてあるよ」

日進「少し確認させて欲しいことがあるんじゃ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

191 : 以下、名... - 2019/02/17 20:34:08.80 08LN/BMeO 72/417

いろいろ悩んだ結果ちゃんと墓へ謝罪しに行くことを決めた島風提督

199 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 20:54:37.48 W409ZFs70 73/417

ーー

憲兵「何をしに来た」

島風提督「朝潮の墓に……謝りに来たんだ…」

憲兵「ここは墓地じゃないぞ」

島風提督「分かっているが…」

憲兵「ならとっとと帰れ」

島風提督「調べても分からなかったんだ…俺は朝潮に謝りたくて……」

憲兵「接近禁止を一方的に叩きつけてきたのはそっちだろう。随分と都合が良いんだな」

200 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 21:04:37.75 W409ZFs70 74/417

島風提督「そうしないと俺と五月雨は…」

憲兵「俺の知ったことか。とっとと帰れ」

島風提督「頼む…朝潮の墓はどこにあるかを……」

憲兵「それ以上近付くな。どうなるかは分かってるな?」

島風提督「頼む……」

憲兵「自分のやったことを後悔するんだな」

島風提督「……」トボトボ

憲兵「朝潮の墓は無い事はアイツらは知らせる必要は無いからな」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

203 : 以下、名... - 2019/02/17 21:07:00.93 cNSuxOxco 75/417

>>195

195 : 以下、名... - 2019/02/17 20:37:09.65 hJwoQQWto 76/417

ここにはなにもおらんな…
やっぱり墓というか朝潮がここにきちんと眠っとるっていう標しは作った方がええな、こういうのは生きとるもんの認識の問題じゃき

206 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 21:25:49.81 W409ZFs70 77/417

ーー執務室

日進「ここにはなにもおらんな…やっぱり墓というか朝潮がここにきちんと眠っとるっていう標しは作った方がええ」

龍驤「そういうもんなん?」

日進「こういうのは生きとるもんの認識の問題じゃき」

提督「標しを作れば朝潮は救われるのか?」

日進「…それは分からん」

提督「なら作る必要は無いだろう」

日進「そう言わんと……なぁ?」

207 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 21:30:40.67 W409ZFs70 78/417

龍驤「骨を入れたり墓にする必要は無いん?」

日進「ほうじゃ、木の板でもええ。これが朝潮の標しじゃって分かればええんじゃ」

龍驤「それやったらええんと違う?」

提督「……」

龍驤「あかんの…?」

提督「……」

日進「わしが標しを建てることはできる。じゃがお主がやった方がええ」

日進「思うことはあるのは分かっとる。朝潮の事で後悔があるならちゃんとやったるのはどうじゃ?」

提督「安価」

下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

210 : 以下、名... - 2019/02/17 21:36:33.77 zINMNdRlo 79/417

時々考える事があるんだ
もしもあの時、朝潮を全て受け入れたら朝潮が死ぬ事はなかったんじゃないか
ここは、朝潮にとってももういたくない場所だから死を選んだんじゃないのか、と

212 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 21:46:57.20 W409ZFs70 80/417

提督「時々考える事があるんだ。もしもあの時、朝潮の全て受け入れたらあいつは死ぬ事はなかったんじゃないか…」

提督「ここは朝潮にとってももういたくない場所だから、死を選んだんじゃないのか……」

龍驤「それは無いで司令官。朝潮の遺書にはそんなこと書いてなかったやろ?」

提督「俺が朝潮を受け入れていれば……心の支えになってやれれば…」

日進「提督はずっとそれを気にしとったんじゃね」

提督「…朝潮は俺が殺したのかもしれないんだ」

龍驤「司令官…それは違うんやって……」

213 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 21:51:43.71 W409ZFs70 81/417

日進「これはわしらがどうこう言うても解決せん。じゃから本人に聞くのが早いかもしれん」

龍驤「何を言うてんの?」

日進「ここに書いてあるもんを至急用意してくれん?」スッ

提督「なにをするつもりなんだ?」

日進「ここに朝潮を呼ぶんじゃ」

龍驤「呼ぶって……」

日進「わしに任せとき。なんとか頑張るけ」

214 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 21:55:29.06 W409ZFs70 82/417

ーー

日進「~~~~」

龍驤「日進がイタコみたいなこともできるやなんてなぁ」

提督「朝潮に……合わせる顔が無い…」

龍驤「そんな事言うたらあかん」

日進「~~~~!」

龍驤「そもそも成功するんかな…うまくいくかどうかは半々やって言うとったけど」

提督「朝潮……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

215 : 以下、名... - 2019/02/17 21:57:13.91 naTT9O0rO 83/417

日進が用意した黒い球に朝潮の魂が宿る

225 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 22:06:26.94 W409ZFs70 84/417

日進「ううううううう~~~~!!」ガクッ

龍驤「失敗したんか!?」

日進「はぁぁぁ……はぁ……成功…した…」

提督「朝潮が…」

日進「この球に…朝潮の魂が……おる…け…」

龍驤「朝潮がそこにおるんやね」

日進「わしが……声を聞く…聞きたいことが…あるなら……今のうちじゃ…」

226 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 22:10:57.05 W409ZFs70 85/417

龍驤「ほな司令官が…」

日進「早よう……して………時間は…限られとる………」

提督「朝潮……すまなかった」

提督「俺のせいで朝潮は死を選んでしまった」

提督「いくら謝ってももう遅いのは分かっている」

提督「だが…それでも謝らせてくれ」

提督「本当にすまなかった……こんな俺を許してくれ…」

日進「安価」

下1~3高コンマ 日進(朝潮)の台詞などを

229 : 以下、名... - 2019/02/17 22:12:55.96 UhyM/vSL0 86/417

ほんの一瞬でも幸せでした

232 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 22:22:20.58 W409ZFs70 87/417

龍驤「朝潮はなんて言うてんの?」

日進「ほんの一瞬でも……幸せでした……」

日進「司令官は悪く…ありません……」

日進「私は……生きることに疲れたんです………」

提督「俺が朝潮を受け入れればそんな考えは無くなったんじゃないのか!?」

日進「司令官…は……龍驤さんを…幸せにしなければ…ならないんです……」

日進「龍驤さんを裏切る…なんて………許しま…せん……」

233 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 22:28:50.96 W409ZFs70 88/417

日進「日進さんには…お世話をかけてしまいました……」

日進「私の怨念が……アイツらを殺そうと…してるんです……」

日進「あれは…私の負の感情……私ではもう…どうすることも……できません…」

日進「謝なければならないのは…私です………」

日進「アイツらが死ねばいい……と…まだ…思ってるんです………」

日進「また……迷惑をかけてしまうかも…しれません……」

日進「そうなったら…また……司令官とお話しができる……なんて…思ってしまうのは…いけませんよね………」

234 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 22:33:20.05 W409ZFs70 89/417

日進「司令官…私は……………」

龍驤「日進?」

日進「う……うぅぅぅぅーーーー!!」ガクッ

提督「大丈夫か!?」

日進「ひ…ひっ…………」ビクビク

龍驤「もう限界やったんやね……」

提督「球も霞んでしまったな…」

日進「…………」

龍驤「気絶してしもうた…そこまで頑張ってくれたんや」

提督「医務室に運んで寝かせておこう」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

235 : 以下、名... - 2019/02/17 22:34:01.85 08LN/BMeO 90/417

幻覚や幻聴に悩まされる事が無くなった島風鎮守府
せめてもの罪滅しで島風提督は犠牲にした艦娘達の墓を作って念仏を唱えるようになる

普段の指揮も尻に敷かれた状態から支配域の拡大と維持のために大本営に艦娘の派遣も依頼するように

240 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 22:48:34.53 W409ZFs70 91/417

ーー

島風提督「五月雨、大本営に頼んだ支援の件はどうなった?」

五月雨「申請が通れば派遣されてくんだろ。それよりお前は…」

島風提督「この後の出撃はこの艦隊で行ってきてくれ」スッ

五月雨「……わかったよ」

島風提督「宜しく頼む」

241 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 22:52:22.34 W409ZFs70 92/417

ーー

さみだれ「お父さんなにしてるの?」

島風提督「せめてもの罪滅ぼしだ」

さみだれ「ほろぼすの?」

島風提督「そうじゃない。お前にも全てを話す時が来る」

さみだれ「んん…?」

島風提督(俺がしたことは覆らない。だな償うことはいくらでもできる)

島風提督(この墓標は俺が勝手に作ったものだ。ここに朝潮の骨が入っているわけではない)

島風提督(だがそれでも……俺は祈り続ける。意味の無い行動だとしても……)

242 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 22:56:52.70 W409ZFs70 93/417

ーー足りないもの鎮守府、医務室

日進「はぁ、はぁ、はぁ……」

龍驤「日進の体調は良くならんみたいやね」

千歳「酷い発熱が続いてるの」

提督「口寄せの影響か…」

龍驤「一回あれをやるとこんな状態になってしまうんやね」

提督「それなのに日進は朝潮を呼んでくれたのか…」

千歳「どうしても提督に朝潮ちゃんの声を届けたかったのね」

243 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 22:58:50.16 W409ZFs70 94/417

日進「うぅぅ……はぁ…はぁ……」

龍驤「熱が酷いだけで問題は無いんやね?」

千歳「意識もあるみたいだし、熱が高いだけよ」

提督「俺達の為にここまでしてくれたんだ。何か礼を考えておかないといけないな」

龍驤「早くよくなって欲しいわ…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

244 : 以下、名... - 2019/02/17 22:59:47.94 UhyM/vSL0 95/417

タシュ「貸しを覚えてるかい?手伝ってほしいんだ」

253 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 23:14:34.40 W409ZFs70 96/417

ーー

ピピピピピ…

「非通知……誰からでしょう。こういう電話は出ない方が得策ですな」

「でも…漣の個人的なケイタイの番号を知っている人といえば……」

「…出てみましょう」ピッ

タシュケント『やぁ久しぶり。覚えてる?』

「……ええ、覚えてます」

タシュケント『よかった、なら話は早いよ』

254 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 23:18:28.33 W409ZFs70 97/417

「漣になにかありますか?」

タシュケント『貸してた借りを返して欲しいなって思ったんだ』

「……」

タシュケント『断ったらどうなるか、わかってるよね?」

「なにを……すれば宜しいんでしょう?」

タシュケント『えっとね…』

下1~3高コンマ タシュケントの依頼などを

256 : 以下、名... - 2019/02/17 23:19:59.22 7qENIIj+O 98/417

高速修復材が大量に必要なんだけどこっちで用意できる量でも足りないから、いくらか用意してほしい

261 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 23:31:07.19 W409ZFs70 99/417

タシュケント『高速修復材が大量に必要なんだけど、こっちで用意できる量じゃ足りないんだ』

タシュケント『どうにも困ってね、だから君に足りない分を用意して欲しいんだ』

「よりにもよって修復剤を…」

タシュケント『君ならできるよね?昔に修復剤を誤魔化してたのはこっちも知ってるからね』

「……いくつですか」

タシュケント『ほんの100個で大丈夫だよ』

「100……」

タシュケント『こっちが指定した海域に持ってきてね。じゃあ楽しみに待ってるよ』

263 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 23:37:37.00 W409ZFs70 100/417

「修復剤を誤魔化していたのは漣が居ない時の話です。色々ブラックな事をしていたと聞いています」

「漣でも当時知らなかった事をアイツがなぜ知っているんでしょう…」

「それに高速修復剤を無断で持ち出す……」

「もしバレれば…とんでもないことに……なる」

「100個も誤魔化せる訳が無い……」

「でも…やらないと………」

「…………」

「……やってやる」

「それしか無いんですよ…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

266 : 以下、名... - 2019/02/17 23:40:30.00 5BOLJeDkO 101/417

後日、秘書艦練習をしていた葛城が気付く

269 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 23:45:06.98 W409ZFs70 102/417

ーー後日

「やってしまった……」

「借りは返すことに成功しました…」

「修復剤は漣が秘書艦になった時に誤魔化しておきました」

「書類上では問題は無くとも………バレないとは限りません」

「どうか誰も気付かないで下さい……」

270 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 23:49:38.87 W409ZFs70 103/417

葛城「いた!漣~!」

「葛城さん…今日は秘書艦の練習をしてますよね」

葛城「そうそう!それで変な所を見つけたの」

「変……?」

葛城「高速修復剤の所有数なの。100の桁がおかしいの」

「!!」

葛城「書類を遡っても問題のある所が分からなくて…よかったら教えてくれない?」

「あ…の」

葛城「この書類通りなら誰かが100個くらい無駄で持ち出してることになるの。そんなのあり得ないでしょ?だから教えて欲しかったの!」

「安価」

下1~3高コンマ 漣の台詞や行動などを

272 : 以下、名... - 2019/02/17 23:51:15.57 hJwoQQWto 104/417

墓場まで持っていく秘密と念押ししてすべて打ち明ける

274 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 23:57:23.18 W409ZFs70 105/417

「葛城さん、今から話すことは墓場まで持って行ってくれますか」

葛城「そこまでのものなの!?」

「葛城さん」

葛城「……わかったわ、絶対誰にも言わない」

「それでは全てをお話しします」

275 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/17 23:59:56.64 W409ZFs70 106/417

ーー

葛城「ちょ…ちょっと待って……全部本当なのよね……?」

「はい」

葛城「そんな事になってたなんて……」

「他言無用だと言った意味が分かってもらえましたか?」

葛城「そうね……この話が広まれば、消されるわね」

「漣と葛城さんで済めばいい方です。下手をするとこの鎮守府が全滅します」

葛城「由良さんでも勝てるかどうか…」

「プロの殺し屋には勝てないですよ」

276 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 00:02:17.75 MTo3SDYk0 107/417

葛城「私はどうすればいいの?」

「葛城さんは何も気付いていません。何も知らなかったんです」

葛城「そうね…」

「それと高速修復剤に関する資料を破棄して下さい」

葛城「そんなことしていいの?」

「全ての資料とは言っていません。ある期間の資料が無くなればそれで構いません」

葛城「…やるわ」

「ありがとうございます。これでなんとか…誤魔化せるはずです」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

279 : 以下、名... - 2019/02/18 00:06:01.95 +qorNOwoo 108/417

葛城が間違って破棄したと思い込み龍驤が説教
漣「葛城さんごめんなさい、あとでパフェ奢ります…」

280 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 00:11:36.93 MTo3SDYk0 109/417

ーー

龍驤「葛城~~!よりにもよって修復剤の資料を破棄したんやな!」

葛城「ごめんなさい!!」

提督「資料の破棄は俺を確認してくれと言ったじゃないか…」

葛城「本当にごめんなさい!!」

龍驤「これはまだまだ修行が必要やね」

葛城「うぅぅ……」

281 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 00:14:52.75 MTo3SDYk0 110/417

葛城「怒られちゃったなぁ…」

「葛城さん」

葛城「漣ちゃん!」

「漣の代わりに………感謝の気持ちしかありません」

葛城「これで修復剤の事は完璧に誤魔化せたのよね?」

「それはもう……」

葛城「じゃあこれで良かったのよ。私は何も気にしないわ!」

「葛城さんごめんなさい、あとでパフェ奢ります…」

葛城「じゃあ一番美味しいのを頼もっかな!」

「いくらでもどうぞ。命に比べれば安いものです……」

ーー

292 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 19:49:39.06 MTo3SDYk0 111/417

ーー

日進「世話になってしもうたの。もう大丈夫じゃ」

龍驤「何を言うんよ、お礼を言うのはウチらやで」

提督「朝潮の声を届けてくれてありがとう」

日進「死者の声を聞くのはわししかできんことじゃからな。他にできる奴がおるんかは知らんが」

龍驤「一回あれをやると倒れてしまうやなんて、知ってたら断ってたで?」

日進「それはいかん。朝潮の声はお主らに届けるべきじゃった」

提督「その事については感謝している。もう一度話せただけでも凄く気分が楽になった」

日進「うんうん、そりゃあ良かった」

293 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 19:51:51.29 MTo3SDYk0 112/417

龍驤「元気になったし大本営に帰るんやんな?」

日進「帰ったら仕事はあるやろうからね」

提督「よければ送っていくぞ」

日進「いんや、その前にお礼をしとこうと思ってな」

龍驤「礼をするのはこっちやって言うてんのに…」

日進「わしがそうしたいんじゃ。ええやろ提督さん?」

提督「断る理由は無いな」

日進「ほなわしに任せとき!」

下1~3高コンマ 日進の行動などを

294 : 以下、名... - 2019/02/18 19:53:53.74 kS1XWWwsO 113/417

とっておきのお好み焼きを間宮に伝授

298 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 20:17:15.40 MTo3SDYk0 114/417

ーー食堂

間宮「お好み焼きのレシピを教えてくれるんですね」

日進「わしのお好み焼きは皆んな喜んでくれるんじゃ!特別にあんたにも伝授するけぇ」

間宮「レパートリーが増えるのは嬉しいですから、ぜひ教えて下さい!」

日進「ほなちゃんとメモするんやで!」

龍驤「本場のお好み焼きって美味しそうやなぁ」

提督「皆んなが喜ぶということはそれなりに美味いんだろう」

龍驤「ウチもちょっと聞いてこよかな。片手でも作れるかもしれんし」

299 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 20:22:47.27 MTo3SDYk0 115/417

日進「……どうじゃ?」

間宮「なるほど…」

龍驤「レシピは分かってもその手際は真似できそうに無いわ」

日進「これはわしが慣れとるからじゃ。味には関係ないけぇの」

間宮「本当にお上手ですね」

龍驤「これが本場の技術なんやろうね」

300 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 20:26:39.09 MTo3SDYk0 116/417

ーー

日進「できた!わし特製のお好み焼きじゃ!」

間宮「これが本場の味…!」

龍驤「ほんま美味しいわぁ」

日進「せやろ?どんどん食べてええけぇ」

提督「美味そうだな、俺も少し…」

黒潮「……」

提督「黒潮?いつのまに……」

黒潮「司令はん、先にうちに食べさせてな?」

303 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 20:33:58.17 MTo3SDYk0 117/417

黒潮「ちょっとごめんなぁ」

間宮「黒潮さん?」

龍驤「黒潮も食べるん?これ美味しいで~」

黒潮「……」

日進「……」

龍驤「な…なんなんこの雰囲気……」

間宮「龍驤さん、この世にはお好み焼きは二つあるの。そしてどちらも自分の方がお好み焼きだと主張してるの」

龍驤「譲れない戦いがあるんやね…」

黒潮「一口…もらうで」

日進「…どうぞ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

306 : 以下、名... - 2019/02/18 20:37:05.87 +qorNOwoo 118/417

ういまーーーー(パアアア)

308 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 20:43:57.18 MTo3SDYk0 119/417

黒潮「う……」パクッ

日進「……」

黒潮「ういま~~!」パァァぁ

日進「じゃろ?」

黒潮「美味しなかったらけちょんけちょんにしたろ思っとったのに…」

日進「残念じゃったのう。わしのお好み焼きは世界一じゃ!」

黒潮「それは言い過ぎやろうけど…美味いのは確かやわ」

309 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 20:48:38.80 MTo3SDYk0 120/417

黒潮「お好み焼きは大阪のもんやのに…!」

日進「違う。広島のものじゃ」

黒潮「広島焼きのくせに!」

日進「なんとでも言い。美味しいお好み焼きは広島にしか無いんじゃ」

黒潮「なんやって!?」

日進「豚玉やらモダンやらややこしいのが多過ぎる。大阪のはお好み焼きや無い」

黒潮「聞き捨てならんな…!」

310 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 20:51:50.06 MTo3SDYk0 121/417

提督「何か険悪な雰囲気になってきてないか?」

龍驤「美味い言うて食うてたはずやのに…」

間宮「これは譲れない戦いなの」

龍驤「間宮さん?」

間宮「阪神と巨人。セレッソとガンバのように永遠のライバルなのよ!」

龍驤「よう分からんけど、間宮さんがこんなに興奮してるのは珍しいで」

提督「食に関する事では熱くなってしまうんだな…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

313 : 以下、名... - 2019/02/18 20:53:53.91 qwVwZE4b0 122/417

お好み焼きは東京のものでしょ?ってメモと共にいつの間にか厨房に置かれている神戸風お好み焼き

316 : 以下、名... - 2019/02/18 20:56:28.96 kS1XWWwsO 123/417

東京で神戸風ってどゆこと?

318 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 21:02:39.10 MTo3SDYk0 124/417

「なにつまらない言い争いしてるのよ」

黒潮「あぁん!?」

日進「これは譲れない戦いなんじゃ!」

「譲るもなにもお好み焼きの起源は東京よ。縁日か何かで出してたんですって」

黒潮「そういう話をしてないんや!」

日進「わしらはプライドを掛けた戦いをしとる!」

319 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 21:06:38.17 MTo3SDYk0 125/417

「よく分からないわね。美味しかったらなんでもいいじゃい。私が作ったの食べてみる?」スッ

黒潮「いつのまに…」

「アンタ達がやいやい言ってる間に作ったのよ」

日進「どう見ても普通のお好み焼きやね…」

「多目に作ったから少しなら食べていいわよ」

日進「ほんなら…」

黒潮「一口……」パクッ

320 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 21:11:55.77 MTo3SDYk0 126/417

日進「う……!!」

黒潮「ういまぁぁー!」

「でしょ?」

日進「なんの変哲もないお好み焼きやのに…」

黒潮「何か秘伝のソースでも使ってるん!?」

「確かにあるものは混ぜたわね」

日進「なんじゃ!?」

「愛情」

黒潮「そんな…ベタな……」

「榛名お姉さまの為に作った料理なのよ。当たり前じゃない」

日進「それを堂々と言えるんかえ…」

「好きって気持ちを隠す必要は無いでしょ?じゃ、私は行くから」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

322 : 以下、名... - 2019/02/18 21:16:02.99 Fiy01E48O 127/417

料理の腕が愛情に比例するならワタシは愛情が足りないと言うのだろうか…
バレンタインデーの事でちょっとおセンチになってる潜水新棲姫

325 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 21:27:18.98 MTo3SDYk0 128/417

潜水新棲姫「料理の腕が愛情に比例するなら、ワタシには愛情が足りないと言うのだろうか… 」

龍驤「びっくりしたぁ!どこにおったんよ」

潜水新棲姫「間宮に料理を教わろうとしてたんだ…」

提督「漣から潜水新棲姫が落ち込んでいると聞いていたが、料理が原因か」

潜水新棲姫「バレンタインにチョコを作れなかったんだ……」

龍驤「そういうことやったんやね」

326 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 21:33:38.45 MTo3SDYk0 129/417

潜水新棲姫「漣の事は好きなはずなのに……ちっとも料理が上手くならないんだ」

龍驤「皆んながそうとは限らんで?どんなんにも例外はあるんや」

提督「気にし過ぎるのはよくないぞ」

潜水新棲姫「ワタシは……漣に尽くしたいんだ…」ぶつぶつ

龍驤「センチな潜水新棲姫って珍しいでな」

提督「変に暴走するよりこっちの方が大人しくて良いかもしれないな」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

328 : 以下、名... - 2019/02/18 21:38:13.87 MTOUlPpMo 130/417

新姫にも何か得意料理を作ればええんや!
鎮守府皆でそれぞれの得意料理を新姫に教える会開催

330 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 21:47:28.16 MTo3SDYk0 131/417

ーー

多摩「この集められたメンバーは何にゃ?」

龍驤「潜水新棲姫に得意料理を作ったろうと思ってな!」

「だから司令官もこっち側なのね」

提督「俺はスイーツなら作れるからな」

黒潮「うちらも教える側や!」

日進「お好み焼きを教えるんじゃ!」

龍驤「日進はまだおったんやね…」

331 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 21:50:31.60 MTo3SDYk0 132/417

潜水新棲姫「ワタシの為に…ありがとう」

多摩「多摩の作れるものなら教えてあげるにゃ」

黒潮「お好み焼きはうちや!」

日進「そっちはお好み焼きやない!」

提督「今ある材料で作れるスイーツは…」

「お姉さまにだけ作るなら秘密のハーブも入れるんだけど」

龍驤「……人選ミスったかもしれんな」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

332 : 以下、名... - 2019/02/18 21:51:09.00 QFNlRVYC0 133/417

船頭多くして船山に上るもかくや
どっちらけになってしまう

334 : 以下、名... - 2019/02/18 21:56:39.00 37T8rTr3O 134/417

とりあえず多摩のオススメを教えてもらう

337 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 22:06:14.12 MTo3SDYk0 135/417

潜水新棲姫「じゃあとりあえず多摩の得意料理を…」

黒潮「リベンジや!うちが作るお好み焼きの方が美味いんやからな!」

日進「受けて立つけ!」

(お姉さまに会いたいなぁ)

提督「チョコが余ってるし、チョコケーキでも作ろう。まずはチョコを湯煎して…」

多摩「ええっとフライパンは…黒潮が使ってるにゃ」

龍驤「なんやこのカオスは…」

338 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 22:11:49.52 MTo3SDYk0 136/417

潜水新棲姫「もう…いい……」トボトボ

多摩「行っちゃったにゃ…」

龍驤「この状況やったら仕方ないわ…」

提督「この時の温度がな…」

(今日はお姉さまとどんなプレイをしようかしら)

日進「むむむ…」

黒潮「どうや!?これが大阪のお好み焼きや!」

龍驤「……」

340 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 22:16:33.64 MTo3SDYk0 137/417

ーー

潜水新棲姫「はぁ…」

「どうしたんですか、そんな暗い顔して」

潜水新棲姫「ワタシは漣を好きなんだ…」

「…はい、告白されましたので知ってます」

潜水新棲姫「お前を好きだという気持ちをもっと伝えたいんだ。だが料理は上手くいかない…」

潜水新棲姫「どうすればお前に気持ちが伝わる?ワタシはどうしたらいいんだ?」

「安価」

下1~3高コンマ 漣の台詞や行動などを

341 : 以下、名... - 2019/02/18 22:17:28.82 kS1XWWwsO 138/417

一緒にのり巻きおにぎり作って食べる
別に凝ったものじゃなくていいんですよ、とってもおいしいですからと

347 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 22:49:37.35 MTo3SDYk0 139/417

ーー

潜水新棲姫「これでいいのか?」

「もちろんです」

潜水新棲姫「白米を握るだけだなんて…」にぎにぎ

「別に凝ったものじゃなくていいんですよ。貴女の気持ちがこもっていればそれでいいんです」

潜水新棲姫「気持ち……」

「漣も貴女のために握りますよ。それで二人で一緒に食べましょう」

潜水新棲姫「うん……」

348 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 22:51:25.00 MTo3SDYk0 140/417

ーー埠頭

潜水新棲姫「なぜわざわざ外で食べるんだ?」

「その方が美味しいからですよ」

潜水新棲姫「ただのおにぎりなのに…」

「ま、騙されたと思って下さい。これが漣が作ったおにぎりです」スッ

潜水新棲姫「これがワタシの……」スッ

「有難く頂戴します」

潜水新棲姫「……」

349 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 22:53:48.44 MTo3SDYk0 141/417

潜水新棲姫「漣の…綺麗に握れてるな」

「自分で作って食べたりとかもしてましたから」

潜水新棲姫「それに比べてワタシのは……」

「おにぎりなんてのはこれくらい不恰好なのが一番なんですよ。それでは頂きますと」

潜水新棲姫「…美味しい」モグモグ

「こっちも美味しいですよ。よく頑張りましたね」

潜水新棲姫「握るくらい誰でもできる……」

350 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 22:56:26.46 MTo3SDYk0 142/417

「だからぁ~貴女に握ってもらったから美味しいんですよ」

潜水新棲姫「……」

「漣はこれ気に入りましたよ。また作って下さい」

潜水新棲姫「……あぁ」

「料理が下手だって構いません。貴女には変わりないんですよ」

潜水新棲姫「そうか……」

「安価」

下1~3高コンマ 漣の台詞や行動などを

351 : 以下、名... - 2019/02/18 22:57:17.43 Fiy01E48O 143/417

漣は、ありのままの貴女が好きですよ

354 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 23:12:16.26 MTo3SDYk0 144/417

「漣はありのままの貴女が好きですよ」

潜水新棲姫「……」

「あの人がこうしてたから自分もこうしないといけないなんて、漣はそう思いません」

「とりあえず今は漣の側に居てくれませんか?」

潜水新棲姫「…ありがとう」

「どういたしまして、ってとこですかね」

潜水新棲姫「お前を好きになって…よかった」

355 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 23:16:26.13 MTo3SDYk0 145/417

ーー

日進「どうじゃ!お好み焼きは広島のもんなんじゃ!」

黒潮「いーや、大阪や!」

「この対決はまだやってたんですねぇ…」

龍驤「漣か。決着が着くどころか余計に悪化してな」

「どっちも譲れないんでしょうな」

龍驤「ん?漣と潜水新棲姫が手繋いでる?」

潜水新棲姫「ん…」ギュッ

「可愛い彼女から求められたら断る訳にはいきませんから」

龍驤「…そういうことなんやね」

356 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 23:20:24.01 MTo3SDYk0 146/417

「漣のことはどうでもいいんですよ。それよりこの二人をいい加減どうにかしないといけません」

龍驤「日進もええ加減帰らなあかんやろうしな」

「漣達が拘束してると思われたら厄介ですしね」

龍驤「どうにかできたらええんやけど、どっちも譲らんのよ」

「もういっそのこと料理からは離れもらうのがいいかもしれませんね」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

359 : 以下、名... - 2019/02/18 23:24:23.00 +qorNOwoo 147/417

>>314

314 : 以下、名... - 2019/02/18 20:54:05.46 b8k+GXGRO 148/417

日進「演習じゃコラァ!」
黒潮「上等やボケェ!」

362 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 23:29:54.22 MTo3SDYk0 149/417

龍驤「それでいこか。二人とも、もうええ加減にしとかなあかんで?」

「日進さんも仕事があるんですよね?ここは料理以外で勝負してみてはどうですか?」

日進「ほな演習じゃぁ!」

黒潮「上等や!」ダダダッ

龍驤「走って行ってしもた…」

「漣が追いかけますので龍驤さんはゆっくり来て下さい」

363 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 23:32:29.34 MTo3SDYk0 150/417

ーー演習場

「水上機母艦と駆逐艦という異種格闘技が今始まろうとしている」

黒潮「恨みっこ無しやからな!」

日進「その言葉そっくり返したるけぇ!」

「相性的にはどうでしょう?水上機を搭載している日進さんが有利でしょうか」

「しかし黒潮さんは改二。改の頃に比べて大幅に性能が上がっています」

「この対決はどちらが勝ってもおかしくありませんね」

下1~3高コンマ 演習の結果などを

366 : 以下、名... - 2019/02/18 23:33:51.42 kS1XWWwsO 151/417

拮抗する二人

367 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 23:45:51.63 MTo3SDYk0 152/417

ーー

龍驤「演習の様子はどうや?」

「まさかの拮抗ですな。めちゃくちゃいい勝負してます」

龍驤「まさかまた決着つかんとか?」

「その可能性はありありです」

龍驤「そこまでやったんか……」

「あ、引き分けで終わっちゃいましたね」

龍驤「うーん……どないなったら納得するんやろ…」

368 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 23:49:50.85 MTo3SDYk0 153/417

黒潮「仕切り直しや!後でもう一回やからな!」

日進「望むところじゃ!」

「あの~…一旦休憩にしませんか?」

龍驤「汚れとるやろうしお風呂にでも入ったらどうや?」

黒潮「…そうしよか」

日進「休憩は大事じゃからね」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

371 : 以下、名... - 2019/02/18 23:52:08.93 7+91HneT0 154/417

ありとあらゆる勝負事で対決するも(ガチからイロモノ系まで)何度も引き分けになってしまい決着がなかなかつかない

375 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/18 23:56:26.91 MTo3SDYk0 155/417

ーー

日進黒潮「「へぇぇぇぇぇ……」」

提督「風呂で我慢比べをしていたらこうなったと…」

「お風呂でも引き分けだったらしいですな」

龍驤「大阪と広島ってそんなに仲悪いん?」

「ここまできたらもう意地の張り合いなんですよ」

376 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/19 00:01:04.29 Dq7pYd640 156/417

龍驤「どないしたらええんやろ?」

「このパターンは一生対決してるってオチじゃないですか?」

提督「なら黒潮と日進は別の部屋に運んでおくか」

「これなら目を覚ましても対決することも無いですね」

龍驤「日進がここに頻繁に来る未来が見えるわ…」

378 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/19 00:05:34.73 Dq7pYd640 157/417

「健全な対決だったら別にいいんですけど、あんな事を頻繁にやられるのはあんまり良くありません」

提督「なにをしていたんだ?」

龍驤「あのな、黒潮と日進が……毛の抜き合いしててん」

「髪の毛では無い下の毛ですよ」

提督「それは……」

龍驤「日進の方が量が多くて不利やったけど、黒潮は短めやから痛さは同じくらいやったみたいやで」

「風呂場の掃除が大変でした」

提督「対決のガイドラインを決めておく必要があるか…」

龍驤「そのうち裸で抱き合って対決とかやりそうで怖いわ…」

ーー

379 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/02/19 00:06:27.28 Dq7pYd640 158/417

黒潮は黒い潮みたいな…磯の感じで……

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