【関連】
【艦これ】龍驤「もう少し、足りないもの」その7【安価】(3)
ーー執務室
提督「一体何が始まるんだ?」
漣「漣は秘書艦ですから当然だとして…」
暁「なんで私達が集められたの?」
榛名「何か特殊な海域への出撃でしょうか?」
憲兵「そうだとするなら俺までここに居る理由がわからん」
加賀「私は分かったわよ」
清霜「あたしも分かったかな…」
提督「これから何があるんだ?」
加賀「提督、今日は女性から男性に気持ちを送る日よ」
漣「一瞬それかなと思いましたが、漣はなぜこっち側なのでしょう?」
暁「相手は潜水新棲姫じゃない?」
漣「うわ……」
榛名「そうだとしたら榛名は楽しみです!霞ちゃんからのチョコが貰えるだなんて!」
清霜「清霜は飛鷹さんとそんな関係じゃないのに……」
憲兵「北上の作ったチョコ…不安でしか無い……」
漣「もしかして各個人で作ったんですかね?そうだとしたら不安過ぎる…」
暁「去年のは美味しかったけど、多摩さんと一緒に作ったから失敗しなかったのよ」
憲兵「不安だ……不安でしかない…」
加賀「多分一人づつ部屋に入ってきて、それぞれ相手に渡す方式ね」
提督「場合によっては惨状を目にする可能性もあるということか……」
下1~3高コンマ 部屋に入ってきた人物を
807 : 以下、名... - 2019/02/14 18:46:28.84 suZKxqKQ0 325/391瑞鶴 飛鳥と共に
瑞鶴「お待たせ加賀」ガチャ
加賀「瑞鶴……」
瑞鶴「…あれ?私が一番?」
提督「執務室に集められた中ではそうだな」
瑞鶴「全員に見られるのはちょっと恥ずかしいわね…」
飛鳥「……」
加賀「今年は皆んなバラバラで作ってるのよね」
瑞鶴「そうよ!そうした方が面白そうって話になったの。後は多摩と一緒にやると絶対頼っちゃうからっていうのもあったわね…」
漣「多摩さんは女子力の塊ですからな」
加賀「瑞鶴…貴女が一人で料理をするなんて危険よ。そっちの方が心配なの」
瑞鶴「分かってるわよ!火を使うのは危ないからちゃんと考えて用意したわ!」
瑞鶴「加賀!私の気持ち受け取って!」
下2 瑞鶴が用意したものと出来栄えやクオリティコンマ
812 : 以下、名... - 2019/02/14 19:02:56.63 qXRE2cRn0 328/391飲めるアイスチョコレート、とっても甘い
瑞鶴「有名ブランドの飲むチョコレートよ!」ジャーン
提督「ココアみたいなものなのか?」
瑞鶴「多分そうだと思うわ。お店に行って買ってきたから味は間違い無いはずよ!」
飛鳥「……」スッ
瑞鶴「ありがとう飛鳥。さあ加賀!ここで飲んでみて!」
加賀「もちろんよ」
瑞鶴「コップは飛鳥から受け取ったわね?私が注ぐから」
加賀「注ぎ口は手前よ」
瑞鶴「じゃあこうして……」トクトク
加賀「…ありがとう。じゃあいただくわ」
瑞鶴「どう!?美味しいって評判だったのよ!」
加賀「……うん、美味しいわ」
瑞鶴「あれ……?思ってるのと違う反応…」
漣「瑞鶴さん、それって評判の例の店で買ったやつですよね?」
瑞鶴「そうよ!いい値段したんだから!」
漣「あれってそのまま飲むやつじゃないんですよ。チョコラテとかお酒で割ったりとかするやつなんです」
瑞鶴「え?」
漣「そのまま飲めるのもあるんですけど、アレはダイレクトだと甘過ぎるんです」
漣「多分お店にもそういうポップはあったと思いますけど、瑞鶴さんでは……」
瑞鶴「……そう。失敗したのね」
加賀「ピンク、表に出なさい」
漣「だって誰かが言わないとダメじゃないですか!それに甘過ぎるだけで不味くはないんですって!」
加賀「そうよ、私は一言も不味いだなんて言ってないわ」
瑞鶴「誰かに相談すれば良かったのね…私……」
加賀「瑞鶴、貴女の気持ちが嬉しいのよ」
瑞鶴「……」
加賀「すいません席を外します。皆さんはお気になさずに続けていて下さい」ガチャ
瑞鶴「ぐすっ……」
飛鳥「……」ガチャ
暁「何泣かせてるのよ…」
漣「だって……知ってる人が言わないと…」
提督「…瑞鶴は加賀の異変に気付いていた。遅かれ早かれこうなっていたんだろう」
憲兵「しかし空気は最悪だな」
榛名「榛名はまだ…大丈夫です」
下1~3高コンマ 次に来た人物を
820 : 以下、名... - 2019/02/14 19:26:19.00 Akgpf7Uao 334/391霞
霞「お姉さまー!」ガチャ
榛名「次は霞ちゃんの番なんですね」
霞「…なにこの雰囲気?」
清霜「ここに加賀さんと瑞鶴さんが居ないでしょ?」
霞「まさか上手くいかなかったの?」
憲兵「漣のせいでな」
漣「だからぁ!」
憲兵「冗談だ」
霞「個人個人でやるって聞いて不安だったけど、まさか瑞鶴さんが…」
榛名「大丈夫ですよ霞ちゃん!」
霞「お姉さま…」
榛名「何も心配しないで!榛名に気持ちをぶつけてください!」
霞「…わかったわ。受け取って、榛名お姉さま!」
下2 霞が用意したものと出来栄えやクオリティコンマ
825 : 以下、名... - 2019/02/14 19:40:01.32 +RS+12Uto 337/391ハート型生チョコ(中にアレなハーブ霞セレクション)
霞「私が作ったのは生チョコよ!」
榛名「ハート型…とても気持ちがこもってますね」
霞「普段料理はしないけど、その分気持ちは込めたわ」
榛名「外側からでも霞ちゃんの思いは伝わってきます!」
霞「あとね、その中に……」
榛名「せっかくなのでここでいただいてみますね。いただきます」
霞「あ」
榛名「は!ひ!?うううう…!!」ガクガク
提督「どうしたんだ!?」
漣「どうしたもこうしたも…」
暁「アレしかないわよね…」
霞「そうよ、中には私特製のハーブを仕込んでるの。それも新作のね」
榛名「あはっ!うぅぅん……!!」ビクンッ
憲兵「食べてすぐこうなるとは、よっぽど強い薬なのか」
霞「これでもちゃんと合法よ」
霞「二人っきりになった時に食べてもらうつもりだったけどまぁいいわ。お姉さまは連れていくわよ」
榛名「霞…ちゃ……」
霞「私の部屋までお預けよ?」
榛名「榛名は……頑張ります…」ガチャ
提督「……次を待とうか」
憲兵「無かったことにしようとしても無駄だぞ」
漣「予想の範囲内とはいえ、実際見ると凄かったですな」
暁「榛名さんがスカートを抑える姿ってえっちね」
下1~3高コンマ 次の人物を
832 : 以下、名... - 2019/02/14 19:53:37.00 Wn06nm/80 341/391レ級
E:ハートのエプロン
レ級「よーし!」ガチャ
暁「次はレ級……なにその格好!?」
レ級「このエプロンか?」
暁「ハートのエプロンなんて反則よ……!めちゃくちゃ可愛いじゃない!」
レ級「な、なんだよ…そんな事言われたら照れるだろ……」
暁「はぁぁぁ…やっぱりレ級はいいわ……」
漣「レ級の見た目はストライクなようですが、問題は味ですな」
憲兵「そもそも深海棲艦が料理を作れるのか?」
漣「それなんです…だから漣も心配なんです」
レ級「去年は多摩たちと作ったけど今年はあたし一人で用意したんだ!」
暁「怖いけど…レ級のものならなんだって食べるわよ!」
レ級「よし!受け取ってくれ!」
下2 レ級の用意したものと出来栄えやクオリティコンマ
839 : 以下、名... - 2019/02/14 20:10:26.95 suZKxqKQ0 344/391ホワイトチョコ
レ級「普通のチョコだとつまんなかったから、ホワイトチョコを作ったぜ!」ジャーン
漣「うおお!?見た目は凄く綺麗ですよ!」
清霜「問題は味だよね」
暁「覚悟は決めたわ。いただきます……」パクッ
憲兵「どうだ?」
暁「う……!!」
提督「まさか…?」
暁「ういま~~!」パァァァ
レ級「だよな!あたしも味見して美味かったもん!」
漣「お世辞で言ってるようでは無さそうですし…レ級さんは料理ができたんですか?」
レ級「去年作ってからなにも作って無かったぞ」
提督「それでこの出来栄えなのか」
暁「もしかしてレ級って料理の才能があるとか?凄く美味しい……」
レ級「あたしもなんでこんなに上手く出来たかわかんないんだよな~」
清霜「本か何かを見ながら作ったんだよね?」
レ級「そうだな」
憲兵「本の通り作れれば苦労は無いぞ…」
レ級「でもさ暁、成功するかどうかわかんなかったから結構作ったんだよ。だからまだチョコが残っててさ…」
暁「喜んで食べに行くわ!ごめん皆んな、先に失礼するわね!」ガチャ
レ級「残りの奴らも楽しみに待ってろよ~」ガチャ
漣「これは次の人はハードルが上がりましたね」
提督「優劣を競うんじゃないんだから問題無いだろう」
下1~3高コンマ 次の人物を
844 : 以下、名... - 2019/02/14 20:30:34.58 slpiht7H0 348/391北上
北上「おいーっす憲兵」ガチャ
憲兵「ここで北上か。らしいと言えばらしいな」
北上「どったの?」
漣「北上さんの直前がレ級さんだったんですが、それは素晴らしい出来だったんです」
清霜「今までで一番、いやもしかしたら今日一番奪還たかもしれないんだ」
北上「うげっ……」
憲兵「もう結果は変わらないんだ。諦めてこっちに渡せ」
北上「そうだけどさ…」
提督「もう少し言い方があるんじゃないか?」
憲兵「これくらいが丁度いいんだ。コイツはソフトMだと分かったしな」
北上「ちょ!!なんでこんな所でバラすのさ!」
憲兵「もう提督にはバレてるぞ。お前を亀甲縛りしていることを口走ったんだ」
提督「……すまん」
北上「あんたが悪いんじゃん!あたし一個も悪くないよ!!」
憲兵「過ぎたことは気にするな。さぁ早く」
北上「もう…なんでこうなるのさぁ……」
下2 北上が用意したものと出来栄えやクオリティコンマ
851 : 以下、名... - 2019/02/14 20:46:10.75 3bP+zrPno 351/391魚雷型チョコ
色も再現してる
北上「じゃーん魚雷チョコだよ」ギョライ
憲兵「…チョコなんだな?」
北上「そうだよ~見た目にもこだわってみたんだ」
憲兵「…チョコなんだよな?」
北上「そんなに疑うならさ、食べてみてよ~」
憲兵「これにかぶりつくのか…」
北上「ささ、覚悟を決めて」
憲兵「……」
北上「味はどう?」
憲兵「…チョコだ」
北上「でしょ?」
憲兵「味も申し分無い。紛う事無きチョコだ」
北上「これでも料理はできる方だからね~」
憲兵「だがこの見た目はなんとかならなかったのか?魚雷に噛み付いているようで気分は良くないぞ」
北上「それはあたしのこだわりじゃ~ん。あたしのダーリンならそれくらい受け取ってもらわないと」
憲兵「……」
北上「仕方ないなぁ、普通のチョコも用意してるから部屋まで来る?」
憲兵「そうするか、口直しだな」
北上「味は変わんないよ?」
憲兵「見た目が変わるならなんでもいい」
北上「ほいほい。じゃあ提督、ちょっと借りていくね~」ガチャ
漣「こうしてどんどん仲間が減っていく…」
提督「変な注釈を入れるんじゃない」
下1~3高コンマ 次の人物を
855 : 以下、名... - 2019/02/14 21:03:23.90 5i4BLVEco 355/391費用
859 : 以下、名... - 2019/02/14 21:09:01.90 5i4BLVEco 356/391飛鷹だ
飛鷹「清霜ーーーー!」ガチャ
清霜「うわ……」
漣「そのリアクションは無くないっすか?」
清霜「だって…飛鷹さんって絶対ロリコンだもん……あたしの着替え除いてくるし…」
飛鷹「あれは事故よ!何回も言ったじゃない!」
清霜「信じられないよ……」
提督「手を出していないならまだセーフだ」
漣「と、ロリコンが仰ってますのでセーフですよ飛鷹さん」
提督「……」
飛鷹「私の中で気持ちの整理がついて、清霜への感情は好きに変わったの。今日はその思いを伝えに来たのよ!」
清霜「前から知ってるよぉ…」
飛鷹「清霜!私の気持ちを受け取って!」
清霜「変なのじゃありませんように、どうか変なのじゃありませんように…!」
漣「プレゼントをもらう側が祈ってるって凄い光景ですな」
下2 飛鷹が用意したものと出来栄えやクオリティコンマ
864 : 以下、名... - 2019/02/14 21:13:30.61 JWqHCAwyO 359/391星型のチョコ
清霜「星型のチョコ…」
飛鷹「頑張って作ったの!清霜の事を思って一生懸命作ったのよ!」
清霜「じゃあ食べてみるね……」パクッ
飛鷹「どう!?」
清霜「うん……普通かなぁ」
飛鷹「ふ……普通…」
清霜「うん…」
飛鷹「……そう」
漣「清霜さん、もう少し何か言ってあげませんか?」
清霜「だって…」
提督「飛鷹の気持ちに応えてやってくれとは言わない。しかしお礼くらい言ってもいいんじゃないか?」
清霜「…ありがと飛鷹さん」
飛鷹「はぁぁ!清霜が私のチョコを食べてお礼を!!」
漣「半分無理矢理ですけどね」
提督「漣…」
飛鷹「ねぇ清霜…これから二人っきりで話せない?」
清霜「嫌だ。また体触ろうとしてくるもん」
飛鷹「絶対に触ったりしないから!本当よ!!」
清霜「じゃあ…少しでも変な動きしたら追い出すからね」
飛鷹「それでいいわ!だから私の部屋に行きましょ!」
清霜「心配だけど……仕方ないよね…」ガチャ
漣「とうとう二人だけになってしまいましたな」
提督「そうだな…」
漣「漣は一旦部屋に戻ってみます。いくらなんでも遅過ぎて心配になってきました」
提督「そうか、ならもし入れ違いになったら連絡しよう」
漣「ありがとうございます。それではお先に…」ガチャ
漣「部屋で待ってるとしたら何があるんでしょう?大きいものを作ってしまって動かせなくなったとか?」
漣「色々と考えられますが…とにかく一度部屋を確認ですね」
下1~3高コンマ 漣の部屋の様子などを
870 : 以下、名... - 2019/02/14 21:33:04.86 V0Dhda5DO 364/391でかい箱がある
あやしい
ーー漣の部屋
ドォン
漣(怪しい)
漣(あんな馬鹿デカイ箱部屋に置いた記憶がありません)
漣(絶対ドア通らない大きさじゃないですか。部屋の中で組み立てたのが丸わかりです)
漣(どうするのが正解なんでしょう)
漣(仮に私のペットが入っていたとして、どうするのが正解なんですか?)
漣(もしくは何かの形をしたデカイチョコ…)
漣(いや、あいつの事だからチョコとは限らないんですよ)
漣(何かの資料で見たんだが、ある地域ではチョコでなくて~とか言って、変なものを作ってる可能性もあります)
漣(覚悟を決めるしかありませんか……)
漣「箱の中身はなんじゃらほい……と」パカッ
下2 箱の中身を
876 : 以下、名... - 2019/02/14 21:45:48.28 0E8j9DpRO 367/391リボンを巻いた潜水新棲姫
漣「ほう…中身はリボンでラッピングされた潜水新棲姫でしたか」
潜水新棲姫「……」
漣「なぜこんなことになったんです?」
潜水新棲姫「…ワタシもチョコを作ったんだ。本や資料を読みながらな」
潜水新棲姫「ワタシなりに頑張って作ったんだ。だが……一つも成功しなかった」
潜水新棲姫「用意した材料も使い切ってしまった。残された手段は……これしかなかったんだ」
漣「そういう事情があったんですね」
潜水新棲姫「箱を作るのは簡単だったし、リボンもすぐ手に入った。今のワタシにはこれ以上の物は無理だ」
漣「無理なんかしなくていいんですよ」
潜水新棲姫「本当はチョコを渡しながら言いたかったんだが…」
漣「?」
潜水新棲姫「ワタシの気持ちを聞いてくれるか?」
漣「……はい」
潜水新棲姫「ワタシがお前に抱いている感情は好きとか愛というものだと思う」
潜水新棲姫「今の関係を続けることに不満があるんじゃない。ただワタシの気持ちを伝えたいんだ」
潜水新棲姫「漣、ワタシをお前の一番にしてくれないか?」
潜水新棲姫「お前の事が…………好き…だ」
漣「安価」
下1~3高コンマ 漣の台詞や行動などを
882 : 以下、名... - 2019/02/14 22:04:13.91 y46DiTiuo 370/391本当にかわいい奴ですね
漣「お前は本当にかわいい奴ですね」ナデナデ
潜水新棲姫「それは了解してくれたということか?」
漣「漣なんかでいいんですか?都合が悪くなったら切り捨てて裏切るようなクズですよ」
潜水新棲姫「構わない」
漣「ご主人様の一番になれないからって、貴女に乗り換えようとしてるんですよ?」
潜水新棲姫「それでもいいんだ」
漣「本当に…コイツは……」
潜水新棲姫「ワタシの所に帰ってきてくれるなら、漣が提督と関係を続けてもいいんだ」
漣「随分と出来た女ですね…」
潜水新棲姫「返事は後でいい。今はプレゼントを受け取ってくれないか?」
漣「……結論を先延ばしにしたがる漣の癖まで知ってやがりますか」
潜水新棲姫「お前の事をもっと知りたいんだ」
漣「……とりあえず裸にしますよ」
潜水新棲姫「ワタシの事は好きにしてくれ。お前になら何をされてもいい」
ーー執務室
提督「…漣も帰ってこないし龍驤も来ない」
提督「部屋に帰ってみるか?いや、それならこっちに来る方が早いよな」
提督「探しに行ってみるか…」
提督「どこにいるかはわからないが、歩いていれば見つかるだろう」
提督「執務室が無人になるが……少しくらいなら問題ないな」
下1~3高コンマ 龍驤の居た場所やその状況などを
888 : 以下、名... - 2019/02/14 22:33:22.92 0E8j9DpRO 374/391厨房で朝霜とチョコを作ってる
ーー食堂
提督「ここに居たのか…」
龍驤「そうそう、そうやって混ぜてな…」
朝霜「わかってるよ!」
龍驤「ゆっくり、落ち着いてやで」
朝霜「クッソォ…なんでうまくいかねぇんだ……」
提督(なるほど、朝霜と一緒に作っていたからか)
龍驤「材料はこれで最後や。もしこれがあかんかったら買ったやつを…」
朝霜「嫌だ!絶対手作りのを渡すんだ!」
龍驤「朝霜…」
朝霜「司令にはあたいの気持ちを伝えたいんだ!絶対手作りのを渡す!」
龍驤「…うん、手伝うで。一緒に司令官へのチョコ作ろな」
提督「……ここで待ってるか。仕事はどうにでもなるからな」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
894 : 以下、名... - 2019/02/14 22:53:03.68 +RS+12Uto 377/391どうにかこうにか形のいいのが1個出来上がる
ーー
朝霜「できたぞ!やっと完成だ!」
龍驤「なんとか一個分は出来たね」
朝霜「あとは冷やせば完成か!」
龍驤「ここまで完璧に出来てるんやから、後は黙ってても完成や」
朝霜「良かったぁ……」
龍驤「司令官に気持ち伝わったらええね」
朝霜「このチョコを食えば嫌でも伝わるんだよ!」
提督「食べなくても十分伝わったぞ」
朝霜「司令っ!?」
龍驤「なんや見てたんかいな、趣味悪いで?」
提督「すまなかったな朝霜」
朝霜「な、な……!」
龍驤「ウチのチョコはもうできてるけど、朝霜のと一緒に食べた方がええわな?」
提督「チョコが固まるまで話でもしてないか?」
朝霜「司令だから……許すんだぞ」
提督「ありがとうな」
ーー
先生「すっかり遅くなってしまいました…今日は多摩さんが家に来てるっていうのに」
先生「最近忙しいと聞いていたので無理はしないで下さいと言ってたんですが、今日じゃないと意味が無いと強く言われてしまいました」
先生「女性にとってバレンタインとは特別なものなんですね…」
先生「部屋に明かりが灯いてる…多摩さんがいる証拠ですね」
先生「この瞬間が好きなんですよね。部屋に帰ると愛する人が待ってくれている……」
先生「多摩さんが待っています。早く部屋に帰りましょう」
下1~3高コンマ 部屋の状況や様子などを
899 : 以下、名... - 2019/02/14 23:14:43.99 S/ikYIy0O 381/391多摩渾身のチョコケーキとお芋料理でお出迎え
多摩「お帰りなさい、あなた」
先生「ただいま。今日は随分と気合の入った料理ですね」
多摩「お芋が安かったから色々作ったにゃ。先生の好きなポテサラもあるにゃよ」
先生「それは嬉しいですね!」
多摩「あとはデザートにチョコケーキを用意したにゃ」
先生「では有難く頂戴します」
ーー
先生「なるほど、今年は鎮守府の方は個人で作ることになったんですね」
多摩「多摩に気を使ってくれたんだにゃ。教えながらだと自分のが疎かになると思ったんだにゃ」
先生「素敵な人達ですね」
多摩「全くだにゃ」
先生「…チョコケーキも美味しかったですよ。それじゃあお風呂にでも入りますか?」
多摩「あ!今日は多摩が先に入るにゃ!先生は少ししてから入ってきてにゃ!」
先生「はい……?」
多摩「いいから!今入ってきちゃダメにゃよ!」
先生「何かあるんでしょうか……?」
ーー
先生「もういいですかね。それではお風呂に入ってみましょう」
先生「多摩さん?大丈夫ですか?」
多摩「にゃあ~開けて大丈夫にゃよ」
先生「お……これは…」
多摩「チョコの風味がする入浴剤だにゃ」
先生「チョコではないんですよね?」
多摩「限りなくチョコに近いお湯だにゃ」
先生「見た目がチョコにしか見えませんね…」
多摩「これでやりたかったことができるにゃ」
先生「何をですか?」
多摩「先生……多摩を食べてみないかにゃ?」
先生「…!」
多摩「本物のチョコでやろうとしたけど熱過ぎてダメだったんだにゃ。でもこれなら大丈夫にゃ」
多摩「ケーキよりも甘いデザート、いかがかにゃ?」
先生「安価」
下1~3高コンマ 台詞や行動などを
906 : 以下、名... - 2019/02/14 23:42:47.73 U7RldD1aO 386/391………いただきます
先生「……いただきます」
多摩「にゃあ~いっぱいらぶらぶするにゃ」
先生「ちなみにこのお湯は普通に捨てても大丈夫なんですよね?」
多摩「問題無いって書いてあったにゃ」
先生「それは良かった……」
多摩「そんな事はいいから早く多摩を食べて欲しいにゃ~」
先生「今日は寝かせられないかもしれませんね…」
多摩「にゃあん……」
ーー夜中、工廠
明石「……よし」
明石「誰も居ないよね…?」キョロキョロ
明石「今のうちに…会いに…」
秋津洲「どーこー行ーくーかーもー」
明石「ひっ!!」
秋津洲「こんな夜中に…ゴソゴソと…」
明石「な、なんでも無い…よ……」
秋津洲「最近の明石はおかしかったかも。ケイタイをこそこそ見てる時があるし、何か別の事を考えてる時があるかも」
明石「そんなこと…無いよ…」スッ
秋津洲「…ん?今なにを隠したかも?」
明石「な、なんでも…」
秋津洲「あ!!チョコかも!!」
明石「うううう…」
秋津洲「誰に渡すかも!?相手は誰かも!?」
明石「落ち着いて…」
秋津洲「なんであたしに相談してくれなかったかも!親友だと思ってたのに!酷いかも!!」
明石「安価」
下1~3高コンマ 明石の台詞や行動などを
913 : 以下、名... - 2019/02/14 23:57:31.64 +RS+12Uto 390/391ごめんなさい!と猛ダッシュで秋津洲を振り切る。
明石「ごめんなさい!」ダッシュ
秋津洲「逃がすかぁ!!」ダダダッ
明石「……!!」
秋津洲「どこ行ったかも!?」
明石「ごめんね秋津洲ちゃん…私がちゃんと…返事しないといけないから……」
明石「また今度…説明するからね……」タタタッ
秋津洲「ぬぉぉぉーー!明石を誑かすのはどこの誰かも!?」
ーー