【関連】
【艦これ】龍驤「もう少し、足りないもの」その6【安価】(1)

182 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 19:57:01.81 dwj/7T8X0 85/384

ーー

龍驤「寒波はなんとか去っていってくれて、艦隊運用も元に戻った。街の方もほぼ復旧したそうやわ」

龍驤「出撃できへんだ分頑張っていこうか!って言うて士気も上がったんや」

龍驤「そんな中うちにメールが来たんや」

龍驤「執務室で話すんや無くてうちと個人的に話したいっていう内容やった」

龍驤「多分うちへの相談事やと思うけど…何の用なんやろ」

龍驤「誰に相談したらええか分からん問題なんか、それともうちにやから聞きたいことがあるんか」

龍驤「一人で考えとっても分からんし、呼び出された所に行こか…」

下1~3高コンマ 呼び出した人物名や相談内容などを

185 : 以下、名... - 2019/01/30 20:04:20.65 yq35kM6SO 86/384

がんちゃん
デキてしまった

189 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 20:13:40.63 dwj/7T8X0 87/384

ーー

龍驤「うちに相談ってガングートがやったんかいな。名前すら書いてなかったから気になってたんやで」

ガングート「あぁ…すまない」

龍驤「どないしたんよ?禁酒がキツイってわけじゃなさそうやな」

ガングート「実はな……デキたかも…しれないんだ」

龍驤「はぁーー!?」

ガングート「孫との…子どもが……」

龍驤「ちょっと待ちぃや!妊娠やなんて…!」

ガングート「声が大きい!」

龍驤「あ、うん…ごめんな」

ガングート「まだ誰にも知られたくないんだ。だから龍驤に相談した」

龍驤「気持ちは分かるけどびっくりするのは許してや…」

190 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 20:18:20.10 dwj/7T8X0 88/384

龍驤「検査薬とかで調べたん?」

ガングート「まだだが…月の物は来ないし……吐き気もある…」

龍驤「ほんならまだ確定や無いんやね」

ガングート「簡単に検査できるのは知っている。だがそれを入手する方法が思いつかなかったんだ」

龍驤「そんなん孫さんに言うたらええんと違うん?あの人やったらきっと喜んでくれるで!」

ガングート「確定してない状況であいつに背負わせたくない。結婚していないのも私のわがままだからな」

龍驤「……そうか」

ガングート「私がその辺のコンビニで買えばあっという間に話しが広まる。千歳に話すことも考えたがまずは龍驤だと思ったんだ」

龍驤「うん、その判断は正しいで。検査薬はうちがどうにかして手に入れて来たるわ」

ガングート「助かる……」

下1~3高コンマ この後の龍驤の行動などを

196 : 以下、名... - 2019/01/30 20:21:40.83 1CyOvc7Y0 89/384

ウェブ通販で入手する。
但し経費は鎮守府持ち

206 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 20:32:47.35 dwj/7T8X0 90/384

ーー後日

「龍驤さん宛に密林から荷物届いてますよー」

龍驤「ありがとうな」

「重いものですか?部屋まで持っていきますよ?」

龍驤「軽いもんやし大丈夫や。お代は経費で落とせるんやったら落としといて~」

「何を頼んだか知らないっすけどそれは無理っすよぉ」

龍驤「冗談や。ほなありがとうな」

「龍驤さんまた新しいオモチャでも注文したのかな…」

207 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 20:35:13.61 dwj/7T8X0 91/384

龍驤「どや、手に入れてきたったで!」

ガングート「感謝する」

龍驤「それでどう?まだアレは来ぇへんまま?」

ガングート「…だな」

龍驤「ほんなら早速やってき。予備もあるから失敗できるで!」

ガングート「これの書いてある通りにすればいいんだな」

龍驤「失敗してもええから!ちゃんとやるんやで!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

210 : 以下、名... - 2019/01/30 20:38:49.57 7NnYgLzPo 92/384

このコンマ奇数ならおめでた、偶数なら違う

216 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 20:58:07.64 dwj/7T8X0 93/384

ーー

龍驤「どうやった?」

ガングート「線が……出ていた…」

龍驤「おめでたやね!よかったやん!」

ガングート「あぁ……」

龍驤「なんでそんな感じ?」

ガングート「孫に……責任を負わせるのがな…」

龍驤「何言うてんのよ!子どもができた言うたら喜んんでくれるにきまっとるで!」

ガングート「……」

龍驤「そもそも避妊してないんやったらそうなる覚悟もあったんやろ?ほな文句も無いはずや!」

217 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 21:00:38.95 dwj/7T8X0 94/384

ガングート「アイツはまだ職人見習いだ…今家庭を持つのは……」

龍驤「だから!避妊してない時点であかんねん!」

ガングート「だが…」

龍驤「ええか、今日はこの後休みにしたる。だから孫さんと住んでる部屋で待っとき!ほんで妊娠したことを報告!」

龍驤「ほんで明日の朝産婦人科に行くこと!わかったな!?」

ガングート「……」

龍驤「返事しぃ!!」

ガングート「あぁ…そうする……」

龍驤「絶対やからな!約束やで!」

218 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 21:02:11.27 dwj/7T8X0 95/384

ーー

「ただいま~今日は早かったんですか?」

ガングート「あぁ…」

「夜は出撃って聞いてたのでびっくりしました。あ、料理作りますね!」

ガングート「なぁ孫……」

「どうしましたか?」

ガングート「その……な…」

「…?」

ガングート「安価」

下1~3高コンマ ガングートの台詞などを

221 : 以下、名... - 2019/01/30 21:04:40.92 SsBIXuOs0 96/384

前に避妊具がやぶれたことがあっただろう…

222 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 21:20:01.47 dwj/7T8X0 97/384

ガングート「前に……避妊具がやぶれたことがあっただろう…」

「そういえばありましたね。そんなに激しくしたつもりは無かったんですよ。欠陥品とかだったんですかね?」

ガングート「それで……な…」

「ああいうことがあってからそのメーカーのは使ってません。大丈夫ですよ!」

ガングート「うん……そうだな…」

「そういう話をするってことは、今日は…?」

ガングート「いや……ふと思い出しただけだ」

「そうですか、ならいいんですよ」

ガングート「…………」

225 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 21:23:48.19 dwj/7T8X0 98/384

ーーガングートの部屋

ガングート「…やはり孫には仕事を優先してもらいたい」

ガングート「あいつの作る酒は間違い無く日本で一番のものになる。だがそれはまだ先だ」

ガングート「余計な事で邪魔をしてはいけないんだ。私は孫の重荷になりたくない」

ガングート「……少し調べよう」スッ

ガングート「…………ふむ」

ガングート「そうか…検査薬で陽性でも妊娠していないこともある……」

ガングート「……そうか」

ガングート「なら龍驤にはそう説明して……」

ガングート「中絶……どこの病院でできる…」

ガングート「…………」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

228 : 以下、名... - 2019/01/30 21:25:19.82 yq35kM6SO 99/384

孫さんがなにか隠してないですか?ガングートさんはわかりやすいですからと

229 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 21:40:25.34 NGSbYTTwO 100/384

コンコン

「ガングートさん、少しいいですか?」

ガングート「な…!ちょっと待ってくれ!」

「はい、分かりました」

ガングート「……もういいぞ!」

「失礼しますガングートさん」ガチャ

ガングート「私はもう寝る所だったんだぞ!?」

「ガングートさんと少しだけお話しがしたかったんです」

ガングート「なら手短にしろ!」

230 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 21:42:58.04 NGSbYTTwO 101/384

「何かありましたか?」

ガングート「何も…無い!」

「本当ですか?ガングートさんって分かりやすいからすぐわかるんですよ」

「さっきも何か言おうとして止めましたよね?」

ガングート「それは…違う……」

「ガングートさん、僕に話してください。それがどんな内容だっていいんです」

「僕が貴女を好きであるのは変わり無いんです。それでも話してくれませんか?」

ガングート「安価」

下1~3高コンマ ガングートの台詞や行動などを

231 : 以下、名... - 2019/01/30 21:44:32.65 1CyOvc7Y0 102/384

望むなら話すとしよう

235 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 21:59:26.95 NGSbYTTwO 103/384

ガングート「貴様が望むのなら話すとしよう。私は妊娠したんだ」

「ガングートさんが!?」

ガングート「おそらく避妊具が破れた時のものだ。そうだとすれば合点がいく」

「僕が父親…ガングートさんとの子ども!」

ガングート「あくまで簡易検査だ、覆ることもあるらしい」

「なら明日にでも病院に行きましょう!ね!」

ガングート「…お前が望むのなら」

「やった!!ガングートさんとの子どもだなんて!!」

ガングート「……」

236 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 22:01:35.95 NGSbYTTwO 104/384

ーー翌日、病院

「ここで待ってますからね、ガングートさん」

ガングート「いや…お前も来てくれ」

「そうか…僕の子どもですからね。側には僕が居ないといけませんね!」

ガングート「……」

「流石に検査中はあれなので、結果の報告の時に一緒に入りましょう」

下1~3高コンマ 検査の結果やその他起こったことなどを

238 : 以下、名... - 2019/01/30 22:04:05.43 f4ki+JPJo 105/384

おめでとうございます。双子のようです。と

243 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 22:14:23.74 NGSbYTTwO 106/384

「おめでとうございます、双子のようですよ」

「やった!しかも双子だなんて!」

「艦娘さんの妊娠事例は元々多くありません。それに加えて双子だなんて殆ど聞いたことがありません」

「お母さんは早めの入院をお勧めします」

「そうか…出撃ができなくなるから提督さんに報告しないと。それからおじいちゃんにも報告だ!」

「どうかお体に気をつけてくださいね」

ガングート「……あぁ」

244 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 22:17:54.21 NGSbYTTwO 107/384

ーー

「これからやる事が多くて大忙しですね!楽しみだな~!」

ガングート「…なぁ孫」

「なんですか?」

ガングート「子ども…堕ろしてもいいんだぞ」

「え……?」

ガングート「お前が本気で酒造りをしているのは知ってる。今は大事な時期だろう」

ガングート「私のせいで負担を増やす訳にはいかない。お前には夢があるはずだ」

ガングート「例え中絶という選択肢を取らなかったとしても、重荷になるなら私とこの子達を捨ててくれ」

ガングート「私のせいで誰かを犠牲にしたくないんだ…」

「安価」

下1~3高コンマ 孫の台詞や行動などを

246 : 以下、名... - 2019/01/30 22:21:12.76 yq35kM6SO 108/384

本気で怒ったあと
>>245

245 : 以下、名... - 2019/01/30 22:20:46.21 alKgSHrbO 109/384

ガングートの手を握り
愛する人との子供です。何があろうと乗り越えられます。

250 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 22:38:17.33 oS7UZBMu0 110/384

「ガングートさん、いくら僕でも怒りますよ」

ガングート「すまない……だがお前の負担になりたくないんだ。それだけは分かってくれ」

「何が負担ですか!むしろ逆です!愛する人と子どもの為に頑張れるんです!!」

ガングート「だが私は艦娘だ、きっと迷惑をかける。それに色々と…」

「ガングートさん」ギュッ

ガングート「私の手を……」

「愛する人との子どもなんです。何があろうと乗り越えられます。だからどうか産んで下さい」

ガングート「……そう言ってくれるのか」

「もちろんです!さぁまずは鎮守府に報告しに行きましょう!」

251 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 22:42:22.74 oS7UZBMu0 111/384

ーー足りないもの鎮守府、龍驤の部屋

龍驤「そうか双子か!おめでとうな!」

ガングート「あぁ…」

「あのーどうして龍驤さんに報告してるんですか?」

龍驤「孫さんの言うてる事は正しいよ。普通は司令官に報告や。でもそうなったら色々まずくないか?」

「おじいちゃんのことですか…」

龍驤「孫さんの祖父ちゃんにはうちらもめちゃくちゃお世話になっとる。あの人は曲がったことが大嫌いなのも知っとる」

「はい…籍を入れずに同棲を続けるというのも…少し苦労しました」

龍驤「せやから先に司令官に報告はまずいと思ってん。うちの旦那は隠し事できへんからな」

「なるほど…」

252 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 22:46:14.96 oS7UZBMu0 112/384

ガングート「孫、やはり負担になるなら…」

「何を言うんですか!絶対産んで下さい!」

龍驤「まぁ待ちぃや。ここは祖父ちゃんを納得させる為に、ちゃんと順序を踏んどこ」

「順序?」

龍驤「孫さんは司令官と祖父ちゃんに報告があるっていうて、結婚するって話す。ほんなら二人とも喜んでくれるはずや」

龍驤「ほんで、念のために検査したら妊娠してました…っちゅうのはどう?」

「それならまだ……」

龍驤「ガングートもそれでええな?」

ガングート「……」

龍驤「沈黙は了解ととるで。ほな急いで準備や!少しでもガングートの腹が出てきたらバレるから、その前に報告会やるで!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

254 : 以下、名... - 2019/01/30 22:50:42.91 SsBIXuOs0 113/384

ガングート
駆け出す龍驤を止めて「……前に孫には話をしたが、私は結婚というものがよくわかっていないだ……」

255 : 以下、名... - 2019/01/30 22:51:41.91 K46U1V5r0 114/384

希少な艦娘の子の情報を入手した母国・ロシアからの使者が現れる

256 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 23:00:26.56 oS7UZBMu0 115/384

ガングート「待ってくれ龍驤」

龍驤「なんや?待ったは無しやで!」

ガングート「……前に孫と話をしたが、私は結婚というものがよくわかっていないんだ」

龍驤「んん?」

「そうなんです。籍を入れたくない…入れる必要性が分からないと言い出したのはガングートさんなんです」

龍驤「お前がそんなん言い始めたんか!?」

ガングート「そうだ……私には良く分からない」

龍驤「結婚なんて一番好きな相手とするもんなんや!難しいことはなんにもない!」

ガングート「じゃあ書類一枚書かないだけで孫を愛していないことになるのか?」

龍驤「そうは言うてないけど、常識としてや!」

ガングート「『艦娘』が準備を語るか」

龍驤「…………」

257 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/30 23:06:52.94 oS7UZBMu0 116/384

ガングート「とにかく今の私は結婚する気も籍を入れる気も無い」

「ガングートさんの意見を尊重して、僕達は籍を入れてないんです」

龍驤「せやからって…」

ガングート「孫の祖父には全て話す。避妊に失敗して妊娠したとな」

「…おじいちゃんにはその方がいいかもしれません。もしバレたらそれこそ怒られますからね」

龍驤「二人がそれで良いんやったらええけど…」

ガングート「なに、怒られるだけで死にはしないさ」

「おじいちゃん死ぬほど怒るかなぁ……」

ーー

277 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 18:41:59.97 CuZg4GDr0 117/384

ーー

提督「まさかガングートが身籠もるとはな」

龍驤「それはうちも想定外やったわ。多摩とか彼氏持ち組みはちゃんと避妊しとるって聞いてたから余計にびっくりやったわ」

提督「詳しく話を聞くとゴムが破れていた時があったと。本来ならそのタイミングで病院に行くべきだったな」

龍驤「でもその日の記録を見たら夜中に緊急の出撃があってガングートも呼び出されとる。しゃーないっちゃしゃーないで」

提督「ただでさえ妊娠する確率が低い艦娘がこんな出来事があって身籠もった。これはもう一種の運命だろう」

龍驤「しかも双子や。ガングートは子どもに選ばれたんやね」

278 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 18:46:43.84 CuZg4GDr0 118/384

提督「孫さんの祖父。この地域の権力者でもある人に報告も済ませた」

龍驤「報告に行ったらまさかもう知ってたやんてなぁ。それも驚きやわ」

提督「ガングートと孫さんは隣町の産婦人科に行ったそうだが、その医者と祖父さんが個人的な知り合いだったんだ」

龍驤「祖父さんに曽祖父になったなぁ~って連絡を入れてたみたいやね」

提督「変に誤魔化す事も無くすぐに伝えに行ったのが好感だったと言ってくれて良かった」

龍驤(誤魔化そうとしとったのは言わん方がええね…)

提督「結婚に関してもガングートの意見を尊重すると言ってくれた」

龍驤「ただ孫さんは子どもの認知だけは絶対するようにって言われとったね」

提督「そうしないと色々ややこしいからな。それはガングートも納得していた」

279 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 18:50:58.87 CuZg4GDr0 119/384

龍驤「あの二人はほんまに結婚せぇへんのかなぁ」

提督「それでもいいんじゃないか?紙一枚に縛られるような関係じゃないってガングートも言ってるしな」

龍驤「そういう夫婦も有り…かなぁ」

提督「それよりもこれからのガングートの事を考えようとしていたんだが…彼女に関する手紙が来ている」

龍驤「ガングートの祖国からの手紙やね」

提督「貴重な艦娘の子どもだ。何としてでも欲しいというのが本音だろう」

龍驤「それに合わせて向こうから使者も来るんやって?」

提督「この手紙と同時に向こうを立ったらしい。もうこっちに着いてもおかしくない」

龍驤「どんなんが来るんやろうなぁ…」

下1~3高コンマ 鎮守府に訪れたロシアからの使者を

280 : 以下、名... - 2019/01/31 18:53:06.78 q5nsIdxko 120/384

でかいヴェールヌイ

(ガンちゃんが自分を偽らなかったから助かったのか)

284 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 19:06:12.85 CuZg4GDr0 121/384

ーー

ヴェールヌイ「ヴェールヌイだ。手紙はもう受け取っているね?」ヌッ

龍驤「ヴェールヌイやんなぁ?背でかぁ…戦艦並みやん」

ヴェールヌイ「よく言われるよ」

提督「遠路はるばるご苦労様でした」

ヴェールヌイ「今は交通の便が良いからね。そこまで苦労してないよ」

龍驤「それやったらええんやけど…」

提督「それでも長旅の疲れがあるでしょう。どうぞ座って下さい」

ヴェールヌイ「うん、そうさせてもらうよ」

285 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 19:12:55.08 CuZg4GDr0 122/384

龍驤「とりあえず温かいお茶でもどうぞ」

ヴェールヌイ「遠慮なく頂くよ……うん、温かい飲み物が自由に飲めるのは素晴らしいよ」

提督「まさか向こうでは入れた瞬間に凍るんですか?」

ヴェールヌイ「そうそう、コップに注いだ瞬間に凍るんだ」

龍驤「壮絶やな…」

ヴェールヌイ「流石に冗談だよ。それより司令官さん、手紙の内容はもう見てくれたかい?」

提督「ええ…」

ヴェールヌイ「それが今日私がここに来た目的でもあるんだ」

下1~3高コンマ 手紙の内容などを

287 : 以下、名... - 2019/01/31 19:15:26.77 3wgwz52h0 123/384

産まれてくる子供の国籍についてとガングートの精神の安定を考えるとロシアで出産した方が良いよねって話とその援助

293 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 19:32:17.93 CuZg4GDr0 124/384

ヴェールヌイ「ガングートから産まれてくる子どもの国籍について。それから彼女の精神の安定を考えるとこちらで出産した方が良いという提案だよ」

龍驤「しかも出産に至るまでの援助もしてくれる…か」

ヴェールヌイ「どうかな?そちらに悪い条件は無いと思うけど」

提督「我々の鎮守府から居なくなってしまうというのは寂しいですね」

龍驤「一時的なもんやって言うてもなぁ」

ヴェールヌイ「それは君達の都合だね。ガングートの事を考えればこちらに帰ってくるのは利点しか無いんだ」

龍驤「それはそうやけど…」

ヴェールヌイ「国籍も大きな問題さ。産まれてからこちらの国籍が必要になってももう遅いからね」

294 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 19:39:09.40 CuZg4GDr0 125/384

提督「そうだ、国籍を考えるとガングートは帰るのが一番なんだ」

ヴェールヌイ「出産直前に移動するのは良くない。だから今すぐにでも連れて帰りたいんだ」

龍驤「流石にそれは本人に聞かなあかんわ。いくらなんでも急過ぎるで」

ヴェールヌイ「じゃあ呼んできてくれないかな?お願いするよ」

提督「少し…待っていて下さい」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

296 : 以下、名... - 2019/01/31 19:43:42.52 q5nsIdxko 126/384

提督や龍驤の甘さを諌めつつ産んだ後いつ帰れるのかとか誓約書類を作れとかの話を大別府と詰める

297 : 以下、名... - 2019/01/31 19:44:15.52 Kp74dfhrO 127/384

本人は孫と一緒にいたいと

300 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 19:55:51.74 CuZg4GDr0 128/384

ーー

ガングート「私が祖国で出産して、いつこちらに帰ってこれる?」

ヴェールヌイ「最低でも二、三ヶ月は帰ってこれないんじゃないかな」

ガングート「長過ぎる」

ヴェールヌイ「普通ならここまで長くないさ。今回は双子だからね」

ヴェールヌイ「それに移動も大変だよ?極寒の地からここに来るんだ。産まれてすぐの移動は母子共に良くない」

ガングート「……そうか」

ヴェールヌイ「君には子どもの父親が居るのはわかってる。でも子どもの事を第一に考えて欲しいんだ」

301 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 19:58:17.56 CuZg4GDr0 129/384

ガングート「もう一度確認するが孫を連れて帰ることは可能なんだな?」

ヴェールヌイ「もちろんさ。生活や収入も保証、もしくは支給を考えているよ」

ガングート「だがあいつは特殊な仕事なんだ。ここを離れるのは良くない」

ヴェールヌイ「ならガングートだけが帰ってくることになるね。それでもいいんじゃないかい?」

ガングート「……契約書類を作ってもらおうか」

ヴェールヌイ「どんな内容だい?」

ガングート「それは今から説明する。まずは…」

302 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 20:00:06.85 CuZg4GDr0 130/384

龍驤「司令官…ガングートは帰るみたいやなぁ…」

提督「ここでなんとかなるという俺達の考えが甘かったのかもしれないな」

龍驤「そうやなぁ、確かにヴェールヌイの言うてることは全部ガングートにとってプラスなんよ」

提督「ガングートの子どもなんだ。本人に決めてもらおう」

龍驤「うん…それが一番やね」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

304 : 以下、名... - 2019/01/31 20:05:33.66 pCu8UK3DO 131/384

契約事項に双子を軍籍には置かないという部分で揉める
ヴェル
私としては叶えてあげたいがおそらくは通らない

308 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 20:14:41.55 CuZg4GDr0 132/384

ーー

ヴェールヌイ「出産に夫を立ち会わせることは可能だよ」

ガングート「なら次は子どもを軍籍には置かないと書くんだ」

ヴェールヌイ「…それは難しいね」

ガングート「お前は頭が堅いようだな」

ヴェールヌイ「私としては叶えてあげたいに決まってるさ。でも祖国が許さないと思うよ」

ガングート「……」

ヴェールヌイ「実際に出撃もしなくていいし籍だけでも置いてくれってしつこく言われるだろうね」

ガングート「最悪子どもを人質に取ることもあるか」

ヴェールヌイ「あり得る話だね」

309 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 20:18:54.60 CuZg4GDr0 133/384

ヴェールヌイ「子どもが艦娘かどうかは関係無いんだ。戦艦ガングートが産んだ子どもだということが重要なんだよ」

ガングート「わかっている……」

ヴェールヌイ「ここで産むのも一つの手だと思うよ。でもリスクを考えて欲しい」

ガングート「それもわかっているんだ…」

ヴェールヌイ「本当ならじっくり考えて欲しいんだけどそうもいかない事情もあるんだ。本当なら今日連れて帰らないといけないからね」

ヴェールヌイ「でも天候が悪いみたいで今日帰るのは無理そうだから、明日までに決めて欲しい」

ガングート「天気ば悪く無いというのに…すまない」

ヴェールヌイ「私の目には嵐が見えるだけさ」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

310 : 以下、名... - 2019/01/31 20:21:48.56 qRuVfW6aO 134/384

ヴェールヌイには申し訳ないが祖国は自分や子の心配をしてるのでは無く艦娘の子の双子という希少な力が欲しいだけだと判断したので帰らず産むことにする

319 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 20:41:00.20 CuZg4GDr0 135/384

ーー

ガングート(我が祖国は私や子どもの心配をしてるのでは無く、艦娘の双子という希少な材料が欲しいだけだ)

ガングート(わざわざ来てもらったヴェールヌイには悪いがここで産むとしよう)

ガングート(リスクや施設を考えれば祖国に戻るのが最善だろう。だがそれが答えとは限らないんだ)

ガングート(私が孫と籍を入れないように、最も優れた答えが私の答えとは限らない)

ガングート(そう思えばここの連中に見守られながらの出産も悪くない。ここは私のもう一つの故郷だ)

320 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 20:49:38.03 CuZg4GDr0 136/384

ガングート(今日のうちに考えが決まってしまったな。ヴェールヌイに伝えておくか)

ガングート(そうだ孫にも報告しておこう。あいつも気にしていたかもしれないからな)

ガングート(私が母親になるのか…)

ガングート(実感が無いな。だがこの腹に確かに居るのか)

ガングート(不思議な感覚だ……)

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

323 : 以下、名... - 2019/01/31 20:52:43.50 pkjjLrXD0 137/384

ヴェールヌイが毛糸の腹巻
プレゼント。「岩田帯の代用
として使ってほしいな」という

325 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 21:10:39.45 CuZg4GDr0 138/384

ーー

ヴェールヌイ「そうかい、残ることにしたんだね」

ガングート「すまない。だがこの判断は間違ってないと思うんだ」

ヴェールヌイ「残念なのは残念だけどしょうがないさ。元気な子どもを産んでおくれ」

ガングート「ありがとう…」

ヴェールヌイ「そうだな、選別としてこれを送ろう」ファサッ

ガングート「これはネックウォーマー?それにしては大きいが…」

ヴェールヌイ「それは毛糸の腹巻さ。岩田帯の代用として使ってほしいな」

326 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 21:13:30.75 CuZg4GDr0 139/384

ガングート「なんだそれは?」

ヴェールヌイ「日本人なら知ってるはずさ。夫に聞いてみたらどうだい?」

ガングート「そうだな、ちょうど今から報告しようとしていたんだ。そのついでに聞くとする」

ヴェールヌイ「もう日が暮れてしまっている。その夫の家まで気を付けた方がいい」

ガングート「ここから近いから問題は無い。それよりこんな時間に知らせてすまなかった」

ヴェールヌイ「もう今日は帰る手段が無いから明日の朝一で帰るとするよ。こっちの心配はしなくていい」

ガングート「そうか…この腹巻は大事にする」

ヴェールヌイ「そうしてくれたら嬉しいな」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

328 : 以下、名... - 2019/01/31 21:16:06.98 pCu8UK3DO 140/384

ヴェル
だけどこれから気をつけてほしい
私はあくまで最初の使者に過ぎないんだ
私はまだ優しい方でね
次に来るのは…解るよね
そうなる前に君は早く籍を入れるべきだと思うよと

333 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 21:35:45.20 CuZg4GDr0 141/384

ヴェールヌイ「最後に一ついいかな」

ガングート「なんだ?」

ヴェールヌイ「これからは十分気をつけてほしい、私はあくまで最初の使者に過ぎないんだ」

ヴェールヌイ「私はまだ優しい方だけど次に来るのは…解るよね」

ガングート「……」

ヴェールヌイ「最悪な事態になる前に早く籍を入れた方がいいと思うな」

ガングート「そうすれば私はこの国の法律に守られる…」

ガングート「…忠告をありがとう」

ヴェールヌイ「私は君に幸せになって欲しいからね。どうかよく考えて」

334 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 21:39:48.70 CuZg4GDr0 142/384

ーー孫とガングートの同棲先

「そんな事を言われたんですか」

ガングート「我が祖国のやることだ、嫌でも想像がつく」

「逆らうと容赦は無いってイメージですけど…」

ガングート「そのイメージは間違っていない。最悪死人が大勢出る」

「そんな…」

ガングート「祖国はどんな手を使ってでもこの子を手に入れたいはずだ。血が流れるのは避けられない」

「ガングートさん以外の人が傷付くなんて…」

ガングート「あの鎮守府の連中も例外では無い。これは使者からの忠告を聞いた方がいいだろう」

「ということは僕と籍を入れるんですか?」

ガングート「子どもを守る為だ。これが一番確実だからな」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

336 : 以下、名... - 2019/01/31 21:44:06.99 95bXKw8do 143/384

ガングート籍を入れることにする
大本営からしばらくの護衛として特務艦が派遣されてくる

339 : 以下、名... - 2019/01/31 21:53:29.15 3wgwz52h0 144/384

ガンちゃん、前にビザの更新とか言っていたからロシア国籍なのよね
配偶者等ビザは長くて良いよね(手続きの煩雑さから目をそらしながら)

もしこのまま結婚しなかった場合は婚外子国籍訴訟という違憲判決が参考になったね(ダイマ)

340 : 以下、名... - 2019/01/31 21:57:01.94 q5nsIdxko 145/384

ハーグ条約だっけ?

341 : 以下、名... - 2019/01/31 22:07:42.78 3wgwz52h0 146/384

ハーグ条約は国をまたがって子供を連れ去ったり返さなかったりした時に、両国で協力して子供を居住国に返してあげようという合意だったから少し違うものだったと思うよ
あとビザの更新って話ではなくて、永住権とパスポートの話でした(1部その8)

342 : 以下、名... - 2019/01/31 22:11:32.62 q5nsIdxko 147/384

なるほどなるほど(目ぐるぐる)

343 : 以下、名... - 2019/01/31 22:12:04.55 95bXKw8do 148/384

ハーグ条約は国際結婚した両親が離婚して一方の親が双方の同意なく子供と一緒に国に帰った時の調停に国同士が協力するって内容だったような

345 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 22:30:07.56 D5ZSuvS5O 149/384

ーー数日後

提督「孫さんとの入籍おめでとう」

ガングート「意図したものでは無かったがこれが最善の策だ」

龍驤「ほんまにそうやと思うよ。ヴェールヌイが帰った次の日にロシアから大本営に連絡があったらしいからな」

提督「だがそんなものはもう気にしなくていいからな」

ガングート「もう次の日に行動していたとは。流石は我が祖国だ」

龍驤「ほんでな、ガングートに対して護衛が付くらしいねん」

提督「その護衛には特務艦が担当してくれるらしいんだが…」

夕立「その言い方凄く嫌っぽい。夕立じゃ不満っぽい?」

龍驤「不満っていうかなぁ…」

346 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 22:37:33.09 D5ZSuvS5O 150/384

提督「正直なぜ夕立なんだという思いはある」

夕立「うわ~最悪っぽい」

ガングート「お前が今までやってきたことを思い出せ」

龍驤「信頼してええんやんな?ガングートを守ってくれるんやんな?」

夕立「与えられた仕事はちゃんとするっぽい」

ガングート「私を守れる実力はあるんだな?」

夕立「特務艦を舐めるなっぽい」

提督「ならガングートの護衛は頼む。俺達だけでは限界がある」

夕立「任せておけっぽい!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

347 : 以下、名... - 2019/01/31 22:40:25.89 OmBdKrcaO 151/384

宣言通り有能だったぽい
驚かれて当たり前っぽいと

351 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 22:58:33.42 D5ZSuvS5O 152/384

ーー

雲龍「ちゃんと働いてるのね」

夕立「特務艦を舐めるなっぽい」

雲龍「ガンビアベイにあんな事をしておいてよくもそんな事が言えるわね」

夕立「……」

雲龍「私はまだ信用してないわ。鎮守府内に敵が居ると思ってるから」

夕立「…好きにしろっぽい」

雲龍「よくもそんな口が利けるわね。杖で歩く人の杖を蹴飛ばすなんて鬼畜のすることよ」

夕立「その話は今関係ないっぽい。夕立は任務を遂行するだけっぽい」

雲龍「その化けの皮を剥がしてあげるから」スタスタ

夕立「……」

352 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 23:01:57.75 D5ZSuvS5O 153/384

夕立「夕立だってこんな仕事はやりたくないっぽい」

夕立「でも点数を稼ぐにはやるしかなかったっぽい」

夕立「今すぐにでも大本営の連中を殺せるならこんなことなんてしないのに。もどかしいっぽい」

夕立「でも……やるしかないっぽい」

夕立「変に気を抜いて怪我でもさせたら夕立の責任っぽい」

夕立「とっとと子どもを産んで欲しいっぽい…」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

363 : 以下、名... - 2019/01/31 23:18:35.88 kHbFQrN2o 154/384

>>349

349 : 以下、名... - 2019/01/31 22:42:05.86 q5nsIdxko 155/384

(条約の説明をしてくれた方々ありがとうございました)

披露宴の打ち合わせをお爺様とすることに
ガチガチガンちゃんを見て付いてきて良かったと話し合いする提督

367 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 23:33:03.06 D5ZSuvS5O 156/384

ーー

「複雑な事情があったのは提督さんから聞いているよ。大変だったね」

ガングート「は、はい…」

「国が絡んでくるのなら仕方ないよ。とても我々だけでどうこうできる問題では無いからね」

ガングート「ふぁい…」

「どんな形であれ孫と籍を入れてくれてありがとう。本当に感謝するよ」

ガングート「いいいいえ、そんな…」

提督(この様子を見る限り俺がついてきたのは正解だったな)

368 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 23:37:51.35 D5ZSuvS5O 157/384

「ガングートさんは結婚式や披露宴は考えてませんか?」

ガングート「わ、わた…私は……」

提督「…見ての通りガングートは人前ではこうなります。結婚式はともかく披露宴は…」

「そういえばインタビューされていた時もそうだったね」

ガングート「ふすぅ…ひゅう……」

提督「もしどうしてもと言うなら新族だけの食事会ではどうですか?こちらは私や秘書艦と参りますので」

「そうだね、その方向で調整しておこうか。本音を言えばドレス姿のガングートさんが見たかったけど、乗り気でないならやめておこう」

ガングート「す、すひっ…すいませふ…」

「いいんだよ。その分幸せになっておくれ」

369 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 23:41:50.17 D5ZSuvS5O 158/384

夕立「話は終わったっぽい?なら帰るっぽい」ガラッ

「おや彼女はどうしたのかな?初めて見るね」

提督「今回の件で大本営から護衛が出たんです。向こうの国から干渉があるかもしれませんので」

「それは困るね。この街の人を危険に晒すのはやめてほしい」

夕立「夕立がいるから大丈夫っぽい。夕立は特務艦っぽい」

「特務艦?なんだいそれは?」

提督「一部の艦娘のみがなれる特殊な役職です。実力が無ければ特務艦にはなれません」

夕立「そういうことっぽい」

「よくわかった。ガングートさんを守って下さい」

ガングート「ふしゅぅ……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

370 : 以下、名... - 2019/01/31 23:43:12.56 pCu8UK3DO 159/384

>>364

364 : 以下、名... - 2019/01/31 23:20:42.14 pCu8UK3DO 160/384

夕立独り言で時雨の話を呟く
それを偶然聞いた誰か(お任せ)がそれってもしかしてという話になる

374 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/31 23:56:10.87 D5ZSuvS5O 161/384

ーー

秋津洲「あ!ガングートさん達が戻ってきたかも!」

北上「孫さんのおじいちゃんとの話し合い終わったんだねー」

夕立「……」ぶつぶつ

明石「え……?」

夕張「どうしたの明石?」

明石「夕立ちゃんが…ぼそっと…事故で死んだ…時雨…とか…」

秋津洲「かも?」

北上「……夕張、あの夕立が居た鎮守府って」

夕張「そうです。水上バスの事故があった時の…」

北上「まさか……ねぇ…」

明石「幹部さんに…連絡を…」

秋津洲「皆んな何の話をしてるかも?」

ーー

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