【関連】
【艦これ】龍驤「もう少し、足りないもの」その4【安価】(4)
2 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2019/01/17 18:23:13.00 VOoRFXvX0 1/428前スレ
【艦これ】龍驤「もう少し、足りないもの」その4【安価】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1546943652/
元スレ
【艦これ】龍驤「もう少し、足りないもの」その5【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1547716943/
ーー
潜水新棲姫「調子はどうだ」
龍驤「ぼちぼちやなぁ…」
潜水新棲姫「お前は他の奴らより体力が無い。秘書艦と出撃を同時にやるからそうなるんだ」
龍驤「これまではやれてたんやで…?」
潜水新棲姫「心労というやつもある。心当たりはあるだろう」
龍驤「そうやんな…朝潮がああなって落ち込んだのも影響してるわな…」
潜水新棲姫「秘書艦は当分ワタシがやる。お前はその間に体を治せ」
龍驤「ありがとうな…助かるわ…」
潜水新棲姫「今日は和平派の集まりに参加してくる。ワタシは提督の秘書艦として同行する」
龍驤「いよいよ…動き始めるんやね…」
潜水新棲姫「提督の昇進の報告と、深海棲艦の保護区についての取り決めを決めてくる」
龍驤「話し合いやなかったん…?」
潜水新棲姫「その為にワタシが行くんだ。資料や情報は全て集めた」
龍驤「流石やわ…」
潜水新棲姫「ワタシも和平には賛成なんだ。一人でも多くの同胞を救う為なら努力は惜しまない」
龍驤「うん…気をつけてなぁ…」
下1~3高コンマ 会議の様子やその他起こったことなどを
8 : 以下、名... - 2019/01/17 18:49:14.93 mVYblWU0O 4/428レ級は見た目が雷に近いから大丈夫だったけれど、深海棲艦が表立って出てきていいの?
安価はまずは深海棲艦の権利も認めなければいけないけれどその前にまず艦娘の権利をどうにかするのが先じゃないかと
ーー某所
「まさか深海棲艦を秘書艦にしているとは…」
幹部「普通なら同行も認められないが、提督君は個人的に車を運転してきて彼女を連れてきた。この会合だからできることだね」
女幹部「我々の派閥の中なら問題は無いだろう。だが大本営が黙っているかどうかだ」
提督「一応書類では通達しましたが特に返事は来てません。彼女に戦闘意思が無いことは向こうも分かっているはずです」
「それにしても随分と思い切ったことをするものだ」
潜水新棲姫「何か問題があるのか?」
「問題が起こるかもしれないと言う話をしていたんだ」
潜水新棲姫「起こってから対処を考えればいい。それだけだ」
潜水新棲姫「提督や幹部から聞いているがこの派閥は一番の責任者が居ないんだな?」
女幹部「私や幹部が重役のポジションにいるだけで、代表者は居ない」
潜水新棲姫「ならその責任者に提督を推薦したい。どうだ?」
「幹部でも無いのに責任者はどうなんだ?」
潜水新棲姫「ならお前がやればいい」
「そういう話をしているんじゃない」
潜水新棲姫「そうだよな、今まで代表者が居なかったのは大本営からの報復や目をつけられるのを恐れていたからだ」
潜水新棲姫「言い方を変えればワタシ達がそれを背負ってやると言っているんだ。お前達に損は無いはずだぞ」
「む……」
幹部「君の意見は参考にさせてもらうよ。それより今日は特別保護区についての話を優先しようじゃないか」
潜水新棲姫「そうか、ならワタシが用意してきた資料を配る」
潜水新棲姫「現在まで意見がまとまら無かったのは海や鎮守府の近くに保護区を作ろうとしていたからだ。ワタシは陸に作ればいいと考えている」
「民間人の側に居て危険は無いのか?」
潜水新棲姫「そこでだ、深海棲艦を保護する条件として全ての武器武装の放棄を加える」
「それは保護区での話か?」
潜水新棲姫「今はそう考えている。保護区で面倒を見て欲しければ武器を捨てろということになる」
「陸にか……」
「どうなんだろうな」
潜水新棲姫「これなら一箇所に大きな保護区を作る必要は無い。~支部のように小さな保護区をいくつか作れば良い」
幹部「いいアイデアかもしれないね。でも深海棲艦は素手でも人を傷付けることはできるだろう?」
潜水新棲姫「それは艦娘もだろ。民間人を殴ったとかニュースで見たことがあるぞ」
女幹部「リスクは相応にあるということだな」
「深海棲艦の人権を考える前にまずは艦娘じゃないか」
「一部の地域では艦娘は未だにモノ扱いだ。これが解決しないと保護区の建設や深海棲艦との和平は難しいぞ」
潜水新棲姫「その件についても調べている。現在高裁で裁判が進んでいるが、どんな結果になろうとも最高裁まで行くのは間違いない」
「裁判が終わるのを待っていたらいつになるかわからないぞ」
潜水新棲姫「その通りだ。だからワタシはまずは和平を結ぶことが大事だと考える。和平を結べれば深海棲艦の人権が認められる。そうなれば連鎖的に艦娘の処遇も決まるはずだ」
「そう上手くいくか?」
潜水新棲姫「いつ終わるか分からない裁判の結果を待つよりマシだ。大本営はどうやってでも裁判を長引かせるつもりだぞ」
「難しいな…」
幹部(潜水新棲姫君の立ち振る舞いは凄い…深海棲艦でここまで頭脳派がいるとは知らなかったよ)
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
15 : 以下、名... - 2019/01/17 19:27:53.67 2dkrB6hoo 9/428お昼
化粧して人間の街に出で見る新姫ちゃん(もちろん提督と一緒に)
ーー昼
潜水新棲姫「せっかく外に出たんだ、色々と見て周りたいぞ」
提督「帽子を被るだけでも良かったんじゃないか?」
潜水新棲姫「せっかく化粧を覚えたんだ、こういう時にやらないとな」
提督「こうしていると俺が不審人物に見えないか不安なんだよ」
潜水新棲姫「それはあるかもしれないな。幼女を連れ回している不審者に見える」
提督「……」
潜水新棲姫「冗談だ。その格好をしていれば堅い職業だとは分かるだろう」
提督「…どこに行きたいんだ?」
潜水新棲姫「何処でもいい。ワタシにもっと人間の町を見せてくれ」
提督「なら適当に歩くか…」
潜水新棲姫「だが提督、自分の立場を考えろよ。お前は鎮守府の提督だ、人混みの中をうろつくのは最善でない」
提督「なら服を脱げばいい」
潜水新棲姫「そうすると不審者として捕まるな」
提督「……」
潜水新棲姫「あ、これは冗談じゃないからな」
提督「…………」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
22 : 以下、名... - 2019/01/17 19:51:15.43 QWDG0WMJO 12/428街を見下ろせるタワーの展望台
ーー展望所
提督「町が見たいというならこのタワーが良いだろう」
潜水新棲姫「おぉ…!これは良い景色だ」
提督「そんな表情をするのは珍しいな」
潜水新棲姫「いくら本や資料を読んでも実際に見るとは大違いだ!これは良いな…」
提督「好きなだけ見ればいいさ」
潜水新棲姫「おぉぉぉ…!」
提督「ここまで反応するとは思ってなかったな」
潜水新棲姫「駅の近くにマンションが多いというのは納得が行く。そうか、人の流れに沿って店があるのか…」
提督「考えてみれば深海棲艦が町を見下ろすという状況が殆ど無いのか。陸に上がることはあっても高所に登ることはほぼない」
潜水新棲姫「あっち側も見てくるぞ!」
提督「好きにすればいい。ここは360度町を見下ろせるからな」
潜水新棲姫「分かった!」
提督「俺は少し休憩するか……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
26 : 以下、名... - 2019/01/17 20:06:23.96 MSP8fJ89O 15/428鳳翔さんと偶然会う
提督「ふぅ……」
鳳翔「あの、ひょっとして…」
提督「…鳳翔さんですか?」
鳳翔「やっぱり!提督さんでしたね」
提督「なぜこんな所に?」
鳳翔「それは私が聞きたいです。鎮守府はどうしたんですか?」
提督「いえ、実は今日は……」
ーー
鳳翔「和平派が集まっての会議だったんですね」
提督「だからここまで移動してきたんです」
鳳翔「深海棲艦との和平を考えるなんて、提督さんらしい考えですね」
提督「この戦争が終わるならそういう終わり方をしたいんです」
鳳翔「それで…あのはしゃいでる子が深海棲艦なんですね」
潜水新棲姫「おぉ~~!」
提督「彼女には秘書艦もやってもらってます」
鳳翔「深海棲艦が秘書艦だなんて、普通ではあり得ません。でも提督さんなら不思議じゃないですよ」
提督「そう言ってくれたら嬉しいです」
鳳翔「せっかくなのでお話ししていきましょうか。すいません…」
下1~3高コンマ 会話の内容やその他起こったことなどを
31 : 以下、名... - 2019/01/17 20:26:32.84 8LE1U8cr0 18/428提督「愛さえあれば潜水棲姫も味方にできる」
35 : 以下、名... - 2019/01/17 20:30:59.34 w6Aa3xfDO 19/428個人的な考えでは和平否定派だった鳳翔さん
だからといって止めるつもりも無いと
潜水新棲姫「お前は伊168と伊8が世話になっていた鳳翔か」
鳳翔「私のことを知ってるんですか?」
潜水新棲姫「二人から話を聞いた。あの二人の面倒を見てくれたんだろう」
鳳翔「いえいえ、こちらとしても人手が増えてありがたかったですよ」
潜水新棲姫「そうか。それでワタシと何を話したいんだ?」
鳳翔「敵意のない深海棲艦と、一度お話してみたかったんです」
潜水新棲姫「…お前がなぜ艦娘として鎮守府に所属していないかも知っている」
潜水新棲姫「お前は大事な存在を深海棲艦に傷付けられたんだな」
鳳翔「そうですね……」
潜水新棲姫「その事を責めたいというなら人違いだ。ワタシは何もしていない」
鳳翔「そうではないんです。確かに私は個人的な考えでは和平は否定派です」
鳳翔「だからと言って止めるつもりもありません。本当にお話をしたかっただけなんです」
潜水新棲姫「そういうことなら良いだろう」
鳳翔「私も興味がありましたから、ぜひお願いします」
提督「あの二人は話し込んでいるが何を話しているんだろうか」
提督「鳳翔さんは和平に関しては反対派だ。だからといって他人を責めたりしないのはわかっている」
潜水新棲姫「……」
鳳翔「……」
提督「ここから見る限り険悪な雰囲気にもなっていない。ならこのまま二人で話しておいてもらおう」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
47 : 以下、名... - 2019/01/17 21:11:10.96 2dkrB6hoo 23/428イベントが近くであるのでみんなで行く
ただ今より、記念イベントを行います。場所はメインデッキの…
潜水新棲姫「イベント?」
鳳翔「そうでした、私はこの為にこのタワーに来たんです」
潜水新棲姫「どんなイベントなんだ?」
鳳翔「簡単に言えば景品がもらえるかもしれないという内容です」
提督「メインデッキは真ん中の展望台だな。ここは上の展望台だから降りる必要がある」
潜水新棲姫「提督、ワタシも行きたい」
提督「よし、なら参加していくか」
ーーメインデッキ
潜水新棲姫「人が多いな」
提督「イベントをやるからだろう」
鳳翔「提督さんも参加されるんですね」
提督「せっかくですから」
潜水新棲姫「イベントを開催すればこれだけ人が集まる…興味深いな」
提督「学ぶのもいいが今は楽しんだ方がいいんじゃないか?」
潜水新棲姫「…そうか。ならそうしよう」
下1~3高コンマ イベントの内容やその他起こったことなどを
52 : 以下、名... - 2019/01/17 21:27:50.70 QWDG0WMJO 26/428クイズ大会でガチになっちゃう潜水新棲姫
それではイベントのマルバツクイズを行います!
提督「これなら俺もできそうだな」
潜水新棲姫「なら協力は無しで個人戦といくか」
鳳翔「負けられませんね」
では第一問。ある所にドライブに行きました。行きは八十分で着いたのに帰りは一時間二十分かかりました。よって帰りの方が所要時間が長かった。マルバツどっち!?
提督「これは簡単だな」
潜水新棲姫「余裕だ」
鳳翔「なるほど、こういった感じの問題なんですね」
正解はバツ!八十分と一時間二十分は同じ時間ですよ!引っかかった人は残念でした!
提督「……」
潜水新棲姫「残念な人間があそこにいるな」
鳳翔「提督さん…」
潜水新棲姫「この調子なら最後まで残れそうだ」
鳳翔「そうなったら貴女がライバルになりそうね」
潜水新棲姫「ふふふ…」
鳳翔「うふふ…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
57 : 以下、名... - 2019/01/17 21:44:20.82 2dkrB6hoo 29/428途中で脱落して本気で悔しがる鳳翔さん
(一瞬分からんかったわ…)
ーー脱落者席
鳳翔「間違えてしまいました、悔しいですね…」
提督「鳳翔さんはまだいいじゃないですか。自分は一問めで間違えましたからね…」
鳳翔「最近の音楽なんて知らなかったんです…」
提督「アイツはテレビもよく見るから分かったんですよ」
鳳翔「なんであの字で読みはけんし、なんですか!」
提督「自分もげんしと読むものだと思ってました」
さぁ次の問題です!
提督「アイツはどこまで行けるんですかね」
鳳翔「提督さんあそこを見てください。解答席が四つありませんか?」
提督「マルバツクイズで残った四人で決勝をやりそうですね」
鳳翔「せめて決勝には残りたかったです…」
はーい!間違えてしまった皆さん残念でしたね
提督「脱落者側でも何かあるみたいですね」
じゃじゃん!敗者復活戦のお時間です!
鳳翔「敗者復活…!」
皆さんにはこれからとあるクイズを一題出します。これはほぼ答えになりますが、小学生でも解けるような問題です!
提督「ということはまだチャンスはあるということか」
先着一名様です!さぁこの問題が解けるかな~?
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
66 : 以下、名... - 2019/01/17 22:15:43.79 ex8f9FrWO 33/4281+1=が来て深読みして参加者が戸惑う
では問題です!1+1=は?
提督「……どう思いますか鳳翔さん」
鳳翔「2という答えでは無いでしょうね」
解答権は一人一回です!さぁ分かるかなぁ~?
提督「どういう答えなんだ…」
鳳翔「……」
下2さん答えをお願いします。こういうこともあろうかと答えは出せるようにしてました
69 : 以下、名... - 2019/01/17 22:28:00.13 iWhGr9VnO 35/428もしかして200か?
鳳翔「ひょっとして200でしょうか!?」
ぶっぶー!残念でした!
鳳翔「あぁぁ…」ガクッ
提督「そんな単純な問題じゃないが、小学生でも解ける…」
鳳翔「深読みし過ぎたんでしょうか…全く分かりません…」
提督「……まてよ」
まだ正解者は現れません!このまま正解者が出ない場合マルバツクイズで全ての代表者を決めることになります
提督「よし…行ってみるか」
鳳翔「分かったんですか!?」
提督「今までの問題を聞いていて、もしやと思ったんです」
そちらの男性!答えをどうぞ!
提督「答えは『小学生でも解けるような問題です』だ」
おお!?
提督「正確に言うなら『ほぼ答えになりますが小学生でも解けるような問題です』か?」
お見事!正解者が現れました~~!
鳳翔「凄いですね提督さん!」
提督「たまたまですよ。引っ掛け問題がほとんどでしたから」
おーっとここでマルバツクイズの結果も出たようです!こちらの男性を加えて決勝戦に参りましょう!
下1~3高コンマ 決勝戦の様子などを
73 : 以下、名... - 2019/01/17 22:45:11.68 2dkrB6hoo 38/428某ウルトラクイズばりのガチガチ問題だが健闘した潜水新棲姫
惜しくも優勝は一般の人(〇〇大学クイズ部だとか)
提督、蚊帳の外
ーー
「決勝戦も大詰めです。現在優勝の可能性があるのは大きな帽子を被った女性とこちらの大学生の方です。なんでもこの学生は近くの大学のクイズ研究会所属らしいです」
「そちらの男性ともう一人の女性は残念ながら優勝の可能性はございません。ですが最後まで楽しんでいってくださいね」
提督「一問も分からなかった……」
潜水新棲姫「急に本物のクイズばかりになったからな。提督には無理だったんだ」
提督「後は…頼んだぞ……」
潜水新棲姫(そうは言われてもワタシも厳しい状況だ。ちゃんと最後まで聞けばわかるのにアイツが早く解答ボタンを押す)
「よし…!」
潜水新棲姫(次の問題を答えられたらまだチャンスはある)
「それでは問題です。筆箱の中で殺人事件が起こりました。犯人はすぐ捕まりましたが…被害者は誰だったでしょう?」
「……」
潜水新棲姫(あの男が止まった!ここはワタシが答えるしかない!)ピンポン
下2さん答えを。理由もお願いします
80 : 以下、名... - 2019/01/17 23:05:44.25 QWDG0WMJO 41/428シャーペン
死んでる(芯でるから)
潜水新棲姫「答えはシャーペンだ!もしくは機械式筆記具!」
「その理由は?」
潜水新棲姫「『しんでる』から!」
「お見事、正解です!」
「ここにきてひっかけ問題…!」ガクッ
潜水新棲姫「いいぞ!向こうが早押しできない問題ならこちらにもチャンスがある!」
提督(俺も分かったが空気を読んで押さなかったぞ。まだ優勝できるチャンスがある、頑張れよ)
下1~3高コンマ 潜水新棲姫の順位とその商品を
82 : 以下、名... - 2019/01/17 23:16:41.73 HJecDQruO 43/428惜しくも2位 賞品は旅館のペア宿泊券
ーー
「優勝はクイズ研究会所属の男性です!」
パチパチパチパチ
提督「惜しかったな」
潜水新棲姫「早押しが無ければ…!」
「優勝商品は100万円分の商品券です!」
提督「なるほど、鳳翔さんはあれが欲しかったんだな」
潜水新棲姫「悔しいぞ……!」
「惜しくも二位だった帽子の女性には旅行券をプレゼントです!」
潜水新棲姫「なに?ワタシにも商品があるのか」
「もちろんです!ペア旅行券ですので、誰か大切な人と一緒にどうぞ!」
潜水新棲姫「負けたのに商品があるというのは不思議な話だ」
「ちなみに四位の方には何もありません。参加賞を持って帰ってくださいね」
提督「……」
ーー
鳳翔「もう少しでしたね」
潜水新棲姫「早押しというものは興味深い。問題から答えを推測する事が大切なんだな」ぶつぶつ
鳳翔「あの…?」
提督「すいませんコイツは考えこむとこうなんです」
鳳翔「あら…でも凄いのね、この子。とても深海棲艦だなんて思えませんでした」
提督「知識量と勉強の早さは人間を超えてるかもしれませんよ」
潜水新棲姫「……」ぶつぶつ
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
89 : 以下、名... - 2019/01/17 23:35:42.02 w6Aa3xfDO 47/428そろそろ帰る段になって鳳翔さん
提督ひとつご忠告を、他の艦娘にも和平否定派は決して少なくないです
戦う事しか知らなかった子達の事も考えてあげてください
でなければ…おそらく和平は失敗しますと
鳳翔「いい時間になりましたので、私はこれで帰りますね」
提督「また時間のある時にお店にお邪魔します」
鳳翔「…提督さん、これだけ言っておきます」
鳳翔「和平の否定派は決して少なくありません。戦う事しか知らない艦娘達の事も考えてあげください」
提督「戦うことしか知らない…」
鳳翔「そうでなければおそらく和平は失敗します。これは私というより否定派からの忠告です」
提督「…ありがとうございます」
鳳翔「提督さんなら道を間違えないって信じてますからね」
提督「……」
ーー
潜水新棲姫「今日の会議は収穫があったな。このままいけば提督が和平派の代表になれそうだ」
提督「……」
潜水新棲姫「どうしたそんな顔をして、不満なのか?」
提督「鳳翔さんに言われた事が気になっているんだ」
潜水新棲姫「あのおばさんに何か言われたのか?」
提督「戦いしか知らない艦娘達の事を考えなければ和平は失敗すると言われた」
潜水新棲姫「なんだそんな当たり前のこと。戦争が終わった後の兵器の問題と一緒じゃないか」
提督「だから難しいんだ……」
潜水新棲姫「いいか提督、その事も大切だがまずは和平の実現の為に動け。優先順位を間違えるな」
提督「……」
潜水新棲姫「その問題はワタシ達が解決するものじゃないんだ。そこを間違えるな」
提督「だが全く考えないという訳にはいかない」
潜水新棲姫「なぜそうなる。ワタシはそんな事を一言も言っていない」
提督「……」
潜水新棲姫「安価」
下1~3高コンマ 潜水新棲姫の台詞や行動などを
98 : 以下、名... - 2019/01/18 00:00:26.00 gp2L6DiBO 51/428提督、全部は救えないんだ
潜水新棲姫「提督、全部は救えないんだ。お前は神でもなんでも無い」
潜水新棲姫「ワタシ達が今救おうとしているのは戦いたくない深海棲艦と戦いを続けたくない艦娘だ。それだけは間違えるな」
提督「……」
潜水新棲姫「和平さえ結べば後はどうとでもなる。そういうのは後にしておけ」
潜水新棲姫「和平を結べるところまでいけば、そういう艦娘の話にもなる。その時に考えればいいんだ」
提督「…それは先延ばしにするだけじゃないのか」
潜水新棲姫「言い方の問題だ、気にするな」
ーー
ーー医務室
朝霜「司令をあたいに分けてくれるってことでいいんだな?」
龍驤「うん…司令官をお願いするわ…」
朝霜「過程には満足してねぇけど結果オーライってやつだな」
龍驤「全部ウチが悪いねん…旦那の性処理もできへん障害艦娘なんか…」
提督「そんな言い方はしないでくれ」
龍驤「ええよ…全部分かってるから…」
朝霜「龍驤さん相当キてるな」ボソッ
提督「…これでもまだマシな方だ」
龍驤「でもな…子どもができるような事はしやんといて欲しいねん…」
朝霜「分かってるよ、口とケツでしかしねぇ」
龍驤「こんな事言える立場やないんやけど…それでもやっぱり…」
提督「龍驤は寝ていていいんだ。そして早く元気になってくれ」
龍驤「司令官はな…ストレス溜めてるねん…慣れへんこととかして…」
龍驤「そのストレスを…ほんまはウチが解消したらなあかんのに…」
朝霜「龍驤さん、もう寝てろって」
龍驤「ごめん…ごめんなぁ…」
龍驤「謝りたい…朝潮に謝りたいんよぉ…」
龍驤「あんな事言うてごめん…ウチが拒絶してもうたから…」
提督「龍驤、もういいんだ」
龍驤「うぁ……うん…」
朝霜「司令、薬が効いてきたみたいだから寝かせてやろうぜ」
龍驤「ごめん……許して……朝潮…」
提督「……」
朝霜「…ちゃんと寝たな」
提督「ここまで龍驤が落ち込むとは思っていなかった」
朝霜「龍驤さんは朝潮と司令を巡って色々あったからな」
提督「それが今になって龍驤を苦しめているのか」
朝霜「これはあたい達じゃどうしようもねぇよ。そってしておくのが正解だ」
提督「もどかしいな……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
112 : 以下、名... - 2019/01/19 19:17:35.78 vc7aVomAo 57/428提督と朝霜がすると聞いて、見学したいと潜水新棲姫
ーー
提督「なぜお前がここに居る」
潜水新棲姫「見学しにきた」
朝霜「見られるくらいいいじゃねぇかよ。あたいは興奮するしな!」
提督「それは朝霜だけだ」
朝霜「それは無いぜ。龍驤さんもドMだから見られるのは興奮する。皆んなに司令とやってる動画見られて興奮してんのも知ってんだぜ?」
提督「……」
潜水新棲姫「早くしてくれ」
朝霜「そう焦んなよ。こういうのは順番が大事なんだ」
潜水新棲姫「そんなのがあるのか?」
朝霜「漣とやってる時はどうしてんだよ?」
潜水新棲姫「とりあえず挿入してから色々やる」
朝霜「お前らが特殊だ。普通はこうやってな、司令のを立たせてから…」
提督「……」
潜水新棲姫「漣はいつでも最大だからそんな儀式はしたことがない」
朝霜「んむぅ……」
提督「……」
潜水新棲姫「口で…ほう……興味深い。もっとだ、早く続きをやってくれ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
117 : 以下、名... - 2019/01/19 19:43:21.74 3VkGb5yRO 60/428提督も溜まってるいろいろな鬱憤をぶちまけるようなプレイで朝霜満足
ーー風呂場
朝霜「あーーー最高…」
潜水新棲姫「あれだけ気持ち良さそうにしている朝霜は初めて見たぞ」
朝霜「あんなに責められるなんてな、流石は司令だぜ」
潜水新棲姫「龍驤に対してやっている時よりも暴力的だったな」
朝霜「司令も溜まってたんだろ。性欲以外にもストレスも溜めてたしな」
潜水新棲姫「それを朝霜で解消したのか」
朝霜「司令はスッキリしてあたいは気持ちいい。最高じゃねぇか」
潜水新棲姫「そう思っておくのが平和だな」
朝霜「お……っと、また出てきちまった」ザバッ
潜水新棲姫「尻でやるとそういうことも気を付けないもいけないんだな」
朝霜「司令が絶倫なのが原因だよ。あの量は普通じゃねぇ」
潜水新棲姫「漣も大概だぞ」
朝霜「そういやそうだな。お前はどうやって垂れてくんのを処理してんだ?」
潜水新棲姫「風呂」
朝霜「……あたいみたいに湯船から出ろよ」
潜水新棲姫「次からはそうする」
提督「そんな会話を堂々とするんじゃない」ガラッ
朝霜「誰も居ないのは確認したからいいんだよ」
潜水新棲姫「そういうことだ」
提督「それでもだな…」
朝霜「司令、背中流すぜ!」
提督「話しを聞いてくれ…」
潜水新棲姫「朝霜には無理な話だ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
124 : 以下、名... - 2019/01/19 20:05:34.89 M44B8D7do 64/428和平に向けての話で朝霜が特務艦として見てきたことを話してもらう
朝霜「最近の司令は色々と頑張ってるもんな。鎮守府の事以外に和平派の会議とか保護区の展開とか」ゴシゴシ
提督「今まで停滞していたものを進めていかなければならない。普通の仕事をしていては無理なんだ」
朝霜「そういうとこも好きだぜ司令」
提督「…朝霜、お前から見て和平は難しいと思うか」
朝霜「それは特務艦としてか?」
提督「そうだ。朝霜特務艦に聞いている」
朝霜「なら正直に話してやる。今のままじゃ無理だ」
提督「……そうか」
朝霜「司令が知らない所で艦娘と民間人は死にまくってる。それには深海棲艦が関係してたりするんだよ」
潜水新棲姫「それは一部の過激派だ」
朝霜「直接的な被害だけじゃねぇ。例えば海岸沿いで誰かが殺されてたとする。それが深海棲艦のせいだと言われたらどうだ?」
潜水新棲姫「証拠が無い」
朝霜「今の世界じゃそれは深海棲艦のせいなんだよ。証拠が有無は関係ねぇ」
潜水新棲姫「……」
朝霜「司令の敵は大本営だけじゃねぇ。民間や艦娘からも反対されるぞ」
提督「……そうか」
朝霜「でも司令ならそれくらい考えてるよな?」
提督「…鳳翔さんに言われるまでは正直艦娘が敵になるとはあまり思っていなかった」
朝霜「当たり前だろ?戦うことしか知らねぇ兵器もうじゃうじゃいやがる。そいつらは間違い無く司令を狙うぜ」
提督「……」
潜水新棲姫「だから先に和平さえ結べばいいんだ」
朝霜「お前は黙ってろ、それができねぇって話をしてんだ」
朝霜「でもよ、漣達に和平派を集めさせてんのは正解だと思うぜ。敵意の無い深海棲艦は居ればいる程いいからな」
提督「だがそれしか正しく無いという解釈もできる」
朝霜「ま、捉え方は人それぞれだ」
潜水新棲姫「……」
朝霜「難しく考えんなよ、司令は司令にできることをやってればいいんだからな」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
131 : 以下、名... - 2019/01/19 20:26:30.64 8ixyhUDF0 69/428戦うことしか知らない兵器という言葉で、 瑞鶴と最初に会った時の会話を思い出す提督
ーー翌日
瑞鶴「私に話って?」
提督「瑞鶴がここに来た時の事を思い出したんだ。あの時なんて言ったか覚えているか?」
瑞鶴「覚えてるわよ。私は戦うことが艦娘の務めだと思ってるし、それしか知らないの。退役して普通の生活を送るなんて無理」
提督「……そうなんだな」
瑞鶴「急にどうしたの?そんな当たり前の事を言い出して」
提督「俺が何をしようとしているかは…知っているよな」
瑞鶴「深海棲艦との和平を結ぶ為に頑張ってるんでしょ!応援してるわよ!」
提督「もしそれが実現したとしたらどうなる」
瑞鶴「どうなるって…そんな弱気じゃダメよ!」
提督「そうじゃないんだ。そうなると瑞鶴は戦えなくなるだろう」
提督「戦いしか知らない瑞鶴の仕事を奪うことになる。瑞鶴と同じ事を考えている艦娘は大勢いるんだ」
提督「戦争を終わらせるということは艦娘も終わらせることになる」
提督「…瑞鶴の考えを聞きたいんだ」
瑞鶴「安価」
下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞や行動などを
137 : 以下、名... - 2019/01/19 20:40:10.47 YBOjWm9O0 72/428慣れればどうってことないんじゃない?
それが当たり前になるなら
瑞鶴「戦いが無いのが当たり前になるなら、それに慣れればどうってことないんじゃない?」
提督「…そうなのか?」
瑞鶴「戦いが無くなるなんて許せない!なんて一部の考え方よ。そんな事を考えるならまず他の事を考えるべきだと思うわ」
提督「だが…」
瑞鶴「提督、艦娘じゃない瑞鶴を沈めた海の向こうの国があるわよね。あの国は私達の国と戦って勝ったわ」
瑞鶴「戦争が終わってどうなった?やっと終わったって皆んな思ったわよ」
瑞鶴「戦争が続けば被害を受けるのは民間人よ。一日でも早く戦争が終わるに越した事はないの」
瑞鶴「提督のやろうとしていることは間違ってないの。だから自分を見失わないで」
提督「……」
瑞鶴「組織や大本営はどうやってでも戦争を続けようとしてくる。あの兵器まで使おうとしてるなんて許せないのよ!」
瑞鶴「少数派の意見を気にしてくれるだけで十分よ。だから提督は一日でも早くこの戦いを終わらせて!」
提督「…ありがとう」
瑞鶴「私達は提督がここにいるからこの鎮守府に居るの。迷ったなら私達も頼りにしてよね!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
144 : 以下、名... - 2019/01/19 20:58:39.61 AjpW0BfIo 75/428球磨、深海(中身ゲス北上)と邂逅
ーーーー
球磨「ん……寝てた…クマ…」
R北上「久しぶりだねぇ球磨姉」
球磨「お前は…!」
R北上「へーやっぱりわかるんだ」
球磨「お前の事は忘れようとしても忘れられない!よくも多摩を殺してくれたな!」
R北上「なんとでも言えば?殺しちゃったものは返ってこないし~」
球磨「コイツ…!」
球磨「そもそもお前は死んだはずクマ!」
R北上「そう。あの時爆散してほとんど死んだよ。でもお前はあたしの破片を浴びた」
球磨「……!?」
R北上「いや~球磨姉の体内に入れたのは僅かだったけどなんとかなったよ。球磨姉の中で停止してた深海棲艦を乗っ取れて」ニヤッ
球磨「お前ぇぇぇぇぇぇ!!」
R北上「お、やる?悪いけど力溜めてたから負けないよ」
R北上「お前達の弱点はわかってるから。大井も多摩もヘボかったよね~」
球磨「やめろ!!」
R北上「ああ大井は仕留め切れなかったんだごめんごめん。だからさ、球磨姉の体でトドメ刺しに行くから」
球磨「させるか!」
R北上「あたしに勝てると思ってんの?ま、精々頑張りな~」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
157 : 以下、名... - 2019/01/19 21:21:22.95 8ixyhUDF0 79/428球磨ちゃん、大井の件で落ち込んでいた時よりも精神的に立ち直っているので、R北上の予想外
球磨「コイツ!!」ブワッ
R北上「…!!」
球磨「お前だけは…お前だけはぁぁぁ!!」
R北上「おっと、今日はここまでにしとこうかな」スッ
球磨「逃げるな!」
R北上「ここまでやるとは思ってなかったんだって」ボソッ
球磨「待て!おい!」
R北上「もっと力を溜めてまた会いに来るから。じゃあね~」
球磨「う……!?」
ーーーー
ーー
球磨「…ということがあったんだクマ」
駆逐棲姫「まずいな」
潜水新棲姫「向こうは相当な力を持っている」
球磨「そうクマか…」
駆逐棲姫「元々体の中に居たのを乗っ取ったんだ、並みの深海棲艦じゃない」
潜水新棲姫「球磨が乗っ取られる日も近いな」
球磨「それだけは避けたいクマ…」
駆逐棲姫「私達が協力すればなんとかなるんじゃないか」
潜水新棲姫「三人ならなんとかなるだろう」
球磨「頼むクマ、なんとしてもアイツを葬りたいクマ」
駆逐棲姫「だが完全に消すとなると球磨にも影響が出るぞ」
潜水新棲「間違い無いだろうな」
球磨「それってどんなクマ…?」
下1~3高コンマ 球磨への影響の内容などを
163 : 以下、名... - 2019/01/19 21:37:23.78 dizO6G/1O 83/428北上だけ消えて
停止してた深海棲艦の目が覚めるかもしれない
駆逐棲姫「ソイツだけ消えて、止まってた深海棲艦の目が覚めるかもしれない」
球磨「そうなるとどうなるクマ?」
潜水新棲姫「北上に奪われるより酷いことになるだろうな。無差別に攻撃をし出したりとか」
球磨「そんな…」
駆逐棲姫「お前の中に居るのは私達三人じゃ勝てない。レ級や漣が居ても一緒だな」
潜水新棲姫「ここまで強いと人数は関係ないからな」
球磨「球磨は……死ぬしかないクマ…」
潜水新棲姫「この鎮守府に迷惑をかけるくらいなら、か。それも一つの手だな」
駆逐棲姫「本気で言ってるのか」
潜水新棲姫「ワタシは嘘は言ってないぞ」
球磨「……」
駆逐棲姫「それは最終手段だ。まだ手はある」
潜水新棲姫「ワタシはそんな手段は知らないぞ?」
駆逐棲姫「ここには潮がいる。アイツを上手く使えば可能かもしれない」
球磨「……お願いするクマ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
174 : 以下、名... - 2019/01/19 22:06:33.04 8ixyhUDF0 86/428前に、艦娘っぽい見た目になったレ級が漣の中に入ったときに、潮は触媒みたいな働きしたんだっけか
安価は潮を仲介に由良さんに参加してもらう
由良さんの体の中にも何かがいるっぽいしいけるかな。深海棲艦との和平ができるかどうか見極めている途中だから取引とか必要かもしれないけれど
難しいなら飛ばしてください
175 : 以下、名... - 2019/01/19 22:10:42.94 otdB5HR/o 87/428>>174ナイス
潮触媒で精神世界に何人か送り込んで説得or排除を
ーーーー
潜水新棲姫「潮を触媒にすれば精神世界に入る力を節約できたのか」
駆逐棲姫「これなら私達だけでもなんとかなるかもしれない」
潜水新棲姫「まずは北上をどうにかしなければいけないがな」
駆逐棲姫「ソイツが思ってるより強いとマズイぞ」
潜水新棲姫「なに、そうなれば球磨を倒せばいい」
駆逐棲姫「おい」
潜水新棲姫「レ級達を待つ暇は無いんだ。他に方法があるなら聞くぞ」
駆逐棲姫「……」
球磨「うぉぉぉぉーーー!」
北上「くたばってろこのクズ!!」
駆逐棲姫「もう始まってるじゃないか」
潜水新棲姫「祭り会場はあそこのようだな」
駆逐棲姫「待ってろよ球磨、今助けに行くぞ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
183 : 以下、名... - 2019/01/19 22:37:54.85 YBOjWm9O0 90/428劣勢とみたR北上が明石に移る
R北上「クッソ…覚えてろ!」スッ
駆逐棲姫「消えた?どこに行った?」
潜水新棲姫「他に寄生先があるのか?」
球磨「あがっ!あががが!!」
駆逐棲姫「なんだ?球磨の様子がおかしいぞ」
潜水新棲姫「……おい、今部屋に居るのは誰だ」
駆逐棲姫「私達以外にか?ここは工廠だから明石か誰かがいるんじゃないか?」
潜水新棲姫「…まずいな」
球磨「いぎっ!ぎぃぃぃ!!」
駆逐棲姫「……まさか」
ーー
明石「くくくく球磨さん…!」
球磨「」ガクガク
北上「どうしたのさ明石!?」
明石「かかかか体が!はははは破裂しました!!」
北上「う……!内臓が見えてる!」
明石「いいいいい胃の辺りが…!」
北上「これはあたし達じゃどうにもできない!千歳さん達を呼んできて!」
駆逐棲姫「う……」
潜水新棲姫「まずいな…」
潮「どうなりましたか?成功しましたか?」
球磨「あ……あぁぁ…!」
駆逐棲姫「誰か血を浴びなかったか!?」
明石「あああああの…」ベトッ
潜水新棲姫「あの様子なら間違い無いな」
球磨「ギャアァァァァァァァァァァ!!」
北上「なに!?なんなのさ!?」
駆逐棲姫「事態が悪化したということは間違い無い」
ーー
提督「球磨は内臓破裂で病院に運ばれた」
北上「安否は…どうだろう」
千歳「出血量が凄かったからショック性の何かがあるかも…それに傷も深かったわ」
提督「……そうか」
潜水新棲姫「ワタシ達の間ではよくある話だ。だが相当強い深海棲艦でないとまず生き残ることはできない」
提督「それが今明石の中に居るということなんだな」
明石「わわわ私の…中…」
潜水新棲姫「恐らく北上は目から脳に到達しているはずだ」
北上「それってまずいんじゃないの?」
潜水新棲姫「脳が完全に寄生されたら終わりだ。だが普通なら脳は寄生するのに時間がかかる」
提督「だが明石は脳の一部を切除されている」
北上「…相当ヤバいね」
明石「……」
提督「今俺達にできることは何だ?」
潜水新棲姫「明石を薬か何かで眠らせて脳の働きを鈍らせるしかない」
千歳「薬ならすぐに用意できるわよ」
明石「おおおおお願いします…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
194 : 以下、名... - 2019/01/19 23:13:32.67 3VkGb5yRO 96/428こんなところに移るんじゃなかったと後悔する北上
ーーーー
R北上「さーてコイツの脳みそをあたしのものにしちゃいましょうかね」
R北上「脳みそに寄生すると記憶とかをいっぺんに把握できるから楽だよね~毎回こうだとやりやすいんだけど」
R北上「じゃあ早速コイツの頭の中を覗いてやりましょうかねー」
「……」
R北上「は?なにこの感じ。あたし以外に誰かいる?コイツは他に寄生されてないと思ったけど」
R北上「本体もまだ気付いてないはず。だれがいるっていうのさ?」
「貴女みたいなのを…探してたんですよ…」
R北上「なにコイツ……」
「その力…下さい……」ガシッ
R北上「うぐ…!?引っ張られる……!!」
「抵抗しても無駄ですよ……」
R北上「このあたしが負ける!?ふざけるな…!」
「無駄だって…言ってるのに…」
R北上「こんな奴に寄生するんじゃなかった!脱出……!」
「無理ですよぉ、貴女はまだ寄生できてません」
R北上「あたしを……吸収して……」
「こっちは自分の体なんです。引っ張る力が強くて当然です」
R北上「やめ……ろ……!」
「はい、さようなら。わざわざありがとうございました」ブチュッ
R北上「…………」
明石「あは…あはは……」
「」
明石「あははははははは!!まさかこんな形で帰ってこれるなんて!」
明石「脳を切られたせいで殆ど私を消されましたけど、まだ残ってたんですよぉーーーー!」
明石「いつかチャンスがあればひっくり返ってやろうと思ってましたけど、こんな風になるなんて!」
明石「私が表に出る為には主人格が邪魔ですが……都合よく薬で眠らされてるわけです」ニヤッ
明石「ええ、わかってます。ここはあの龍驤がいる鎮守府で……」
明石「…え?なんですかこれ。龍驤が体調不良って」
明石「私の為に事が進んでるじゃないですかぁーーー!!」
明石「夜中に起きて龍驤を連れて行きましょう。そして実験の続きをやるんですよぉ!!」
明石「天は我に味方せり!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
203 : 以下、名... - 2019/01/19 23:49:58.92 M44B8D7do 101/428北上を何とかしようとして精神世界に入ってきた面々に見つかる
潜水新棲姫「残念だがここまでだ」
明石「来ましたね。それくらい予想済みです」
駆逐棲姫「ほう、随分と自信があるんだな」
明石「私は明石なんですよ?地の利はこちらにあります」
潜水新棲姫「確かにワタシ達は不利だ」
駆逐棲姫「負ける可能性だってある」
明石「深海棲艦なんてゴミなんですよぉ!私の栄養分になれ!!」ズォッ
ゴォォォォォ…
明石「この感触は…!?」
駆逐棲姫「心強い助っ人を頼んだんだ」
明石「……由良か!」
潜水新棲姫「もう記憶を辿れるまでになったのか。危ない所だったな」
明石「由良の中に何が…!?」
駆逐棲姫「由良は体の中に姫級と鬼級が居た」
潜水新棲姫「合わせて四人もな」
明石「嘘だ!そんな状態で自我を保てるはずがない!」
駆逐棲姫「普通ならな」
潜水新棲姫「だがアイツは姫級達を飼ってるんだ」
明石「飼う……!?」
駆逐棲姫「自分の体の中で飼い慣らしているんだよ」
明石「姫級や鬼級が大人しく言うことを聞くの!?」
潜水新棲姫「おいお前。ペットが飼い主から逃げない条件はなんだと思う?」
駆逐棲姫「信頼なんかよりも大事なことだ」
潜水新棲姫「うまーい飯を食えるのが大事だと思わないか?」
明石「……ぃっ!!」
駆逐棲姫「由良は沈めた深海棲艦を食べていたんだ」
潜水新棲姫「タダで飯にありつけるなら喜んで言うことを聞くと思わないか?」
明石「ひっ…!ひぃ……!!」
駆逐棲姫「由良には見返りとして超人的な身体能力や回復力を手に入れた」
潜水新棲姫「ワタシ達が何を言いたいかわかるな?」
明石「あ…助け……!」
駆逐棲姫「いけ、由良の」
潜水新棲姫「お前達のご馳走だ」
明石「あぁぁぁあああぁぁああーーーー!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを
215 : 以下、名... - 2019/01/20 00:13:55.91 L1mtKRz5O 106/428目覚めてなんだか少し喪失感がある明石
ーー
由良「…終わった」
提督「どうだった!?」
由良「なんでいるの」ガシッ
提督「ぐぉぉぉぉ!!」
潮「アイアンクローはやめてあげて下さい!」
由良「裸」
潮「仕方ないじゃないですか!明石さんを心配して来たんです。由良さんの裸を見る為じゃありません!」
由良「…」パッ
提督「た…助かった……」
駆逐棲姫「色々ややこしいことになっていたが、終わらせてきた」
潜水新棲姫「また後で話す」
明石「ん……」
潮「明石さん大丈夫ですか?」
明石「はい…なんとか平気です…」
潮「え……!?」
提督「明石…!?」
明石「あれ…?普通に…話せてる……それに…何か……無くなったみたいな感覚が…」
潜水新棲姫「なるほど、こういうことが起こったか」
ーー