1 : VIPに... - 2013/03/16 01:13:08.24 tRSksxSDO 1/407◆モバマスSSです。
◆キャラが崩壊するかもしれません。
◆思い付きでやったので書き溜めがないです。
◆コレジャナイ感が漂う可能性が有ります。生暖かい目で見守って下さい。
元スレ
モバP「まゆのヤンデレを治す!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363363988/
P「最近、まゆが迫り方が怖いんですよ。このままではスキャンダルを撮られかねません!」
社長「私が見る限り今に始まったことじゃないけどね。」
P「そこで、『人の振り見て我が振り直せ』作戦です!」
社長(うわぁ、すごく失敗しそう…)
P「これをちひろさんやアイドルのみんなに飲ませるんですよ!」
社長「錠剤みたいだね…、『ヤンデレール』?」
P「たったの24時間、飲んだ人をヤンデレにする晶葉印のお薬です。」
社長「24時間もあるって考えなかったのかな?」
P「晶葉は責任取れないって言ってました。」
社長「じゃあ、使うのやめなさいよ。」
P「好意を持っている人間にしかヤンデレにならないらしいですからね。俺が実害喰うことはありませんよ!!ま、被害者には後で謝ればいいと思いますし。」
社長「君の頭はとても幸せなつくりをしているね。」
P「そんな話をしているとアイドルが来たようですよ。」
幸子「おはようございます、Pさん、社長!」
P「おはよう、幸子。」
社長「おはようございます、幸子。」
幸子「今日もボクは可愛すぎて困ってしまいますね。」
社長「今からもっと困ったことになりそうだけどね。」
幸子「どうしたんですか、あまりのボクの可愛さにおかしくなってしまったんですか?」
P「そんなことより、幸子。晶葉がアイドルのみんなのためにビタミン剤を作ってくれたんだ!飲んでくれ。」
幸子「まったく、可愛いボクをモルモットにする気ですか?でも、飲みますよ。だってボクは可愛いくて友達思いですからね!」
社長「じゃあ、私は失礼するよ。」イソイソ
P「どうだ、飲んだ感想は?」
幸子「可愛いボクがビタミン剤を飲んでさらに可愛くなった気がします。」
P「そうか、良かった。じゃあ、仕事に戻るな…」
ガシッ
P「え?」
幸子「何で、ソッチ見る必要があるんですか?」
幸子「可愛いボクがいるんですからソッチを見る必要なんてないですよね。」
P「いや、でも仕事が…」
幸子「じゃあ、可愛いボクを見ながら仕事をしてください。その方が捗るでしょう、だってボクは可愛いので!」
P「そんなことを言われても…」
幸子「じゃあ、ボクのこと可愛いって思ってないんですね。」
P「どうしてそうなるんだ…」
幸子「だって可愛いボクがいるのに目移りするんでしょう。だって、ボクは可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い…」
P「さ…ちこ…」
幸子「じゃあ、その目いらないから取りましょうか?ボクが可愛く見えない目なんていらない。ボクは可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い…」
P(どうしたらいいんだ…)
まゆ「おはようございます。」
P「あ、まゆ!!」
幸子「なぜ、ソッチを見るんですか!?」ギリッ
P「おい、幸子!?」
幸子「だって、ボクはこの世界で一番可愛い!このPさんの使っている机や椅子とか事務所の床とか天井よりも可愛い!このキラキラしたボールペンやおしゃれな筆箱、ノートに描かれたキャラクター、ノートに書かれた字より可愛い!そして何より、この事務所のアイドルの中で一番可愛い!なのに、なぜまゆさんを見るんですかアアアアアアア!?」
P(あかん、俺か幸子死んだわ…)
まゆ「うふっ、可愛いだけではダメだと思いますよ。私のように家事とか出来るんですかぁ?」ニコォ
幸子「可愛いは正義なんです。可愛さがあれば、他に何もいらないんです!!Pさんのために世界で一番可愛くなったのに!なんでPさんは余所見をするんですかアアアアアアア!?おかしいでしょう?だって、ボクが一番可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いイイイイイイイイイイイッ!!」バタッ
まゆ「うふふ、気絶しちゃいましたね。」
P「あ、大丈夫か!幸子、幸子、幸子!!」
P「とりあえず、まゆは仕事に行かせたが…」
幸子「」
P「白目向いてる…、余程興奮したんだろうな…。さて、仕事に戻るか。」
ガシィッ
P(か、頭を捕まれた…)
幸子「白目を向いたボクは可愛いかったですか?」ニコォ
P「は、離せ!幸子!!」
幸子「さっきは逃がしましたが、もう逃げられませんよ。」
P「幸子やめ…」
幸子「可愛い可愛い可愛いボクの顔しか見れないなんて、Pさんは幸せ者ですね。」
P(力が強すぎる!体当たりロケの影響か…)
幸子「そういえば、ボクはPさんに可愛いって言ってもらっていませんでした。これからは一時間に一回『カワイイ確認』をしなければいけませんね!」
P「なんだ、それは…。」
幸子「幸子が一番可愛いって心を込めて言ってくれるだけでいいんです。だって簡単ですよね。ボクはこの世界で一番可愛いので!!」
P「幸子が一番可愛いよ。」キリッ
幸子「まぁ、合格としておきましょう。だってボクは可愛い上に寛容なので。」
P(寛容の意味を辞書で引け!)
ガチャ
ちひろ「おはようございまーす。」
P「おはようございます」クルッ
幸子「なぜ、ソッチを向くんですか?」ニコニコ
P(しまった…)
幸子「油断するとすぐ他の子を見るんですね。全くボク以外見る必要なんてないはずなのに!」ギリッ
P「いや、幸子。俺にも都合が…」
幸子「そんなものはいらない。だってボクは可愛いから。世界で一番可愛いですから!」
P「おい、幸子!」
幸子「そうだ、カワイイ確認を30分に1回にしなければいけませんね。可愛いボクは優しいので1回失敗したPさんにも譲歩してあげます。ちょうどボクはお休みなので一緒にボクたちの家に帰りましょう。」ニタァ
P「いや、俺は仕事が…」
ちひろ「早退してもらってかまいませんよ。」ニガワライ
P「いや、社長に聞かないと…」
社長「帰れよ。」
P(見捨てられた…)
幸子「皆さんのご好意に甘えて早く可愛いボクとの生活に戻りましょう。全くPさんは幸せ者ですね。なぜなら、世界で一番可愛いボクと生活が送れるんですから!Pさんは30分に1回ボクを可愛さを確認できる権利と義務があることを誇りに思ってくださいね!」
P(ああ、やってしまったかもしれない…)
幸子「着きました、ここが可愛いボクとPさんの家ですね。」
P「俺だけの家のはずなんだが…」
幸子「何か言いました?」
P「幸子は可愛いなぁって言ったんだよ。」
幸子「心が込もっていませんね、15分に1回に変えましょう。さすがボクは優しい。だって浮気者のPさんに休憩時間を与えているんですから!」
P(もう目の前が真っ暗に…)
ガチャ
まゆ「お帰りなさぁい。」
P「」
幸子「なんで佐久間さんがここにいるんですか!?」ギリッ
まゆ「だってぇ、ここはPさんと幸子ちゃんのおうちでしょう。だからぁ、可愛くしておきました。」ニッコリ
P「え!?」
まゆ「Pさぁん。お 幸 せ に 。」
P(まゆにも見捨てられた…)
幸子「ボクの可愛いさは佐久間さんまで魅了してしまったみたいですね!さぁ、ボクとPさんの可愛い可愛い生活を始めましょう!」
P「ソウデスネ、タシカニソウオモイマス」
幸子「どうしたんですか、Pさん?言葉遣いが変ですよ。ま、これからは10分に1回、ボクの可愛さを確認出来るから仕方ないかもしれませんね!」
P「あはははは…」
この後、本当にPは10分に1回幸子を可愛いがり続けたという…
リボンが至るところに結びつけられた可愛い部屋で。
11 : VIPに... - 2013/03/17 00:42:06.74 3lOhxPFDO 9/407なんか、コレジャナイと思う人すみません…
なんか、次にリクエストとか無ければ響子ちゃん書こうかなと思っている次第です。
まぁ、リクエストが着くなんてむーりぃと思います。
~翌日~
社長「次やったら減給にするからな。」
まゆ「Pさぁん、頭は冷えましたかぁ?」
P「ええ、充分に…」
まゆ「Pさんが行動を起こさないように見張ってた方が良いと思いますよぉ。」
社長「そうだね。後は私が対象するから、まゆは仕事行って。」
まゆ「分かりましたぁ。じゃあ、今日もPさんの家に帰ってますね。」
社長「という訳で…」
P「あいつは全然反省していませんね。あれも作戦の内だったなんて、してやられた気分ですよ!」
社長「私には君の方が反省足りないように見えるけどね。」
P「まったく、次は響子あたりに飲ませないといけないですね。」
社長「なぜそうなる。」
P「響子はきちんと自立していますからね、なんとなく大丈夫な気がします!」
社長「反省の色が見られないね。」
P「本当にまゆには、反省が足りてないですね、社長。」
社長「君は毎日幸せそうだね。まったく、君も大人なんだからもっと思慮深い行動をするべき…」
P「かくかくしかじかという訳で飲んでくれ、響子。」
響子「分かりました、Pさん。」
社長「って言っているそばから!」
P「気分はどうだ?」
響子「ただのビタミン剤ですよね。そんなに変わったという部分はないです。」
P「そうか、すまなかったな。そうだ、お昼食べないと…」ガサゴソ
響子「」ピクッ
P「どうしたんだ、響子?」
響子「大丈夫です、私がお弁当を作って来たんで!」
P「ありがとう、響子。いや~、響子の弁当はうまいからな。本当にありがたいよ。」
響子「そ、そうですか!」///
P(響子ありがとう、マジ天使。幸子も一応、天使だけれども。)
響子「お味はどうですか、Pさん。」
P「おいしいよ、響子。」
響子「そうですか、良かった。」
P「じゃあ、お茶を…」
響子「淹れてきます!」
P「いや、ここにお茶あるし…」
響子「飲まないでください。今、淹れて来ますから。」
P(あれ、雲行きがおかしいぞ?)
響子「淹れて来ました!」
P「あ、ありがとう。」
響子「良いんですよ。」
P「それじゃあ、このおやつにドーナツでも…」
響子「」ピクッ
P「どうしたんだ、響子?」パクッ
響子「何を食べてるんですか?」ギリッ
P「の、法子から貰ったドーナツだけど…」
響子「今すぐに吐いてください。」
P「どうしたんだ、急に…」
響子「信じられない、私が作ったもの以外がPさんの中に入るなんて!!」
P「響子…」
響子「吐いてください、まだ間に合うでしょう。お腹を開きたくないんですけど私は。」
P「は、吐きます、吐きますから!!」
~Pはドーナツを吐いてやがるでごぜーますよ~
響子「きちんとうがいしてください。まったく、おかしいですよ、私の作ったもの以外を体に入れるなんて…」
P(その考えがおかしいよ…)
響子「きちんと管理しないとPさんが他の女に乗っ取られちゃう…。だから管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理料理管理」
P(また違うタイプでヤバいな、これは。)
響子「なんで他の女の作ったものを体の中に入れようとするんだろう…」
P(もう表現がヤバい…)
響子「そうだ!他の女の吐息を吸っているから体が汚染されてしまっているんだ!!」
P(君の精神は薬に汚染されているけどね。)
響子「だから、この事務所から全員閉め出さなくちゃ!!」
P「いや、俺たちが外に出るという選択肢が…」
響子「他の女の吐息が入り混じった中に入るというんですか!?正気の沙汰とは思えません!!」
P「これが正気だから困っちゃうね、あはは…」
響子「まさか汚染がここまで進んでいるなんて…」
P「」
響子「まずは、仁奈ちゃんから…」
P「なぜ包丁を持っているんですか?分かりません。」
響子「大丈夫ですよ、Pさん。あなたを汚す女は排除しますから」ニコニコ
P「やめてくれ!!大丈夫という言葉はそうやって使われて良いものではないはずだ!」
まゆ「もうこの事務所には私と響子ちゃんとPさん以外だぁれもいませんから張り切る必要はありませんよぉ。」
P「ま、まゆ!?」
響子「ねぇ、Pさんに唾液や息をかけるのやめてくれる?」ギリッ
P(死人がでないのが不思議だな…)
まゆ「じゃあ、Pさぁん。響子ちゃん色に染められてくださぁい。」
P(ま、まゆ!行かないでくれ!!)
響子「さぁ、あの女に汚されたから洗浄しましょう。」ニコッ
P「ああ、あああ…」
こうしてPと響子は事務所で1日過ごした。Pは響子の作ったものしか体内に入れることは出来なかったが…
まゆの残り香がまだ漂っていたことは誰も気づかなかったようではあるが…
20 : VIPに... - 2013/03/17 12:52:53.67 3lOhxPFDO 14/407響子ちゃんがぶっ飛び過ぎた感がしますね…
後悔はしていないが、反省はしていない。
書く順番は
日野ちゃん
↓
kwsmって誰?わからないわ
↓
多分、聖來さん
↓
多分、きの子
っていう感じになると思います。
西川さん難し過ぎて書けません…。
~一週間後~
P「ちくしょう、まゆはあの一件以来うちに居着くようになってしまうし、減給されるし散々だ。」
茜「Pさん!どうしたんですか!?」
P「茜か…、お給料減らされちゃったんだよ。」
茜「大丈夫です!人生、お金じゃありません!!」
P「そうだな、茜…」
P(ヤンデレールはまだ残っているな…、よし!!)
P「茜、実はなこのビタミン剤を飲んで欲しいんだ!!」
茜「どうしてですか、Pさん?」
P「茜に晶葉が疲労回復に良いビタミン剤を作ってくれたんだ!!」
茜「へー、すごいですね!」
P「だから、ぐいっと飲んでくれよ。」
茜「わかりました!」
P(茜だったら大丈夫だろう!根拠はないけど)
茜「Pさん!心なしか元気になった気がします!」
P「そうか、それは何よりだな。」
P(まだどんな風に病むか分からないが、茜だからひどいことにはならないはずだ。)
社長「あ、Pさん。この間のライブの件だけど…」
P「ああ、はいはい。あの時のライブですね。それについては…」
茜「」ユラァ
社長「茜ちゃん、どうしたんだい?」
茜「あなたがPさんを悲しませたんですか?」ギロッ
社長「えっ、急にどうしたの?」
茜「あなたがPさんを悲しませたのか聞いているんですよ!」ギリッ
P「な、何を言ってるんだ!?」
茜「社長が減給したってPさんから聞きました!本当なんですか!?」
社長「いや、幸子ちゃんはともかくとして響子ちゃんに至っては事務所に立てこもっているからね!?それだけの騒ぎを起こしたのはPさんだから当然…」
バキィ
社長「えっ!」
P「茜が…社長を…殴った…だと…」
茜「あなたがPさんを悲しませたんですね。ならば、私はあなたを倒して減給を取り消してみせる!!」
P「」
社長「Pさん、飲ませたね。」
P「」コクッ
茜「問答無用です!」
社長「や、やめ…」
バシィ
P(蹴りが入った…。社長が悶えてる。)
茜「どうです、気が変わりましたか?」
社長「変わりません!なんでこんなことをするの!!」
P(社長はなぜ茨の道を進もうとするのだろう…)
茜「あなたは私の大切な人を傷つけた。それだけで戦う理由は充分だ!!」
ゲシィ
P(倒れている社長の顔面に蹴りを入れたー!!)
茜「私の大切な人を傷つける者は絶対許さない!!」
社長「げ、減給を取り消すから…。や、やめて…」
茜「今度、同じことをやったら…分かってますね。」
社長「」
P(社長は気絶してしまったようだ。まぁ、数分間ボコボコにされれば気絶するのも当たり前だな…)
ちひろ「あ、ああ…」
P「あ、ちひろさん。こ、これはですね、その…」
茜「ちひろさん、そのドリンクを渡して下さい。」
ちひろ「あ、1本100MCだけど…」
茜「違う、こんなものに頼っているからPさんはダメになるんだ。だから、こんなものこうしてやる!!」
ガッシャーン
P(あ、スタドリとエナドリの入った箱を窓から投げ捨てた。)
ちひろ「」
P(なぜだろう…、ちひろさんが上を向いて何かをブツブツ言っている…)
ちひろ「ゆ、夢…、これは…、夢…」
P(関わらないようにしよう。)
茜「Pさんは私が命懸けで守ります!!」
P「同じくらいアイドル活動を頑張ってくれ…」
茜「はい、どちらも頑張ります!」
P(目から光が消えてる君からその言葉を聞いたら、背筋がゾクゾクするよ…)
まゆ「Pさぁぁぁあん、また飲ませたんですねぇぇぇぇ。」ゴゴゴゴゴゴゴ
P「ひいいい…」
茜「何をしているんですか?私のPさんが怯えているじゃないですか!!」ギリッ
まゆ「まゆはPさんのことを思って言ってあげてるんですよぉ。」ドドドドド
茜「ならここで一戦交えてみますか!」
まゆ「やめておきます。Pさぁん、良かったですねぇ、減給取り消されてぇ。」
P(ああ、まゆが本気で怒ってる…)
この後、茜はずっとPを脅威から守り続けた。Pにとっては茜も脅威の一つであったが…
Pにとっての一番の脅威は1日が終わった後のまゆの精神攻撃である。
35 : VIPに... - 2013/03/18 16:04:15.01 boOcsDMDO 20/407茜ちゃん終わりました。なんか、自分でもこれヤンデレとは違うような気がしてきた感がありますね。
聖來さん今、必死に考え中です…
~一週間後~
社長「あいたたた…、まだ痛むよ。」
P「すいません、社長。茜にはきちんと言って聞かせるんで。」
社長「私は君に言って聞かせたいんだけどね!!」
P「スタドリとエナドリの弁償で減給取り消してもらったのに、マイナスになってしまいましたよ…」
社長「自業自得だよ…。薬は没収!わかったね!」
P「わかるわ」
社長「分かってないだろ…」
P「はい、これですね。」
P(中身はビタミン剤とすり変わっているけどな。)
社長「もうないと思うけど、次やったら減俸だからね!」
P「わかるわ」
社長「君、上下関係って分かる?」
P「わかるわ」
社長「分かってないだろ!!」
P「川島さん、アンチエ…」
川島「譲ってくださる?」
P(反応早え。)
川島「これで若さが保てるのね、わかるわ。」
P(分かってないけどね。)
川島「じゃあ、Pくん。私は仕事に行って来るけれども、今日は二人きりで飲みに行かない?」
P(別段、変わった様子が見られないけど…)
P「菜々さんや和久井さん、志乃さんとか楓さんも誘ってみたら…。」
川島「ごめんなさいね、実は仕事のことで込み入った話なの。だから、二人だけで…ね。」
P「分かりました。じゃあ、お仕事が終わったら事務所に帰って来てください。一緒に行きましょう!!」
川島「お願いね。」
まゆ「」ジーッ
P「ふう、すっかり夜だなー。」
川島「ただいま、っと。Pくん待っててくれたのね。嬉しいわ。」
P「いえ、川島さんから相談って珍しくて。私が力になれればと思って…」
川島「ありがとう、Pくん。」
P「じゃあ、行きましょう。」
川島「私が行くお店に行ってもいいかしら?」
P「川島さんのオススメのお店に、ですか?行きましょう!ものすごく楽しみです!!」
川島「ふふ、ありがとう。」
まゆ「」ジーッ
川島「ここよ。」
P(超オシャレなバーじゃないですか…)
川島「緊張しないで。私の行きつけバーよ。」
P「は、はい!!」
川島「ふふ、二人だけって言ったのにね。」ボソッ
P「何か言いました?」
川島「いいえ、何でもないわ。行きましょう、Pくん。」
P「わ、分かりました!」
まゆ「」ジーッ
川島「それでぇ~、楓ちゃんが瑞樹さんには水着の仕事が来るかもしれませんねって。」
P「川島さん、飲み過ぎですよ。」
川島「川島さんじゃやーだ。瑞樹って呼んでっ。」キャピッ
P「川島さん!!」
川島「瑞樹って呼んでくれなきゃやーだ!」キャピキャピッ
P「瑞希さん、帰りましょう。」
川島「なーんで、さん付けなのー。瑞樹って呼んでって言ってるでしょー。」
P「み、瑞樹っ!か、帰りましょう!」
川島「どーして敬語なのー。まったくぅ~、瑞希帰ろうって言うぐらい出来るれしょー。」
P(面倒臭っ。前は酔ってもこんなことにならなかったのに。今日に限って…、今日…、あ!)
P「」ダラダラ
川島「Pくーん、汗びっしょりだよー。どうしたの?」
P「ナンデモナイヨ、ミズキカエロウ」
川島「んふ~、帰ろ、帰ろー。」
川島「んへへ~。」
P「川島さんの家に着いた…」
川島「おうちに一緒に来たついでにお泊まり会しよーよ。」
P「い、いや、さすがに…」
川島「らいじょーぶ!!智恵理ちゃんや美里ちゃん達とかも泊まったんらから~。」
P「いや、無理ですよ!」
川島「いーじゃん。」
P「無理ですって!」
川島「いいじゃないのー。」
P「ダーメです!」
川島「泊まれっつんてんだろうが、いてまうぞワレ」ボソッ
P「よ、喜んで泊まらせていただきます!!」
まゆ「」ジーッ
川島「まあまあ、入りたまえー。」
P「は、はい…」
P(普通のちょっとオシャレな部屋だ…。なんか川島さんのイメージ通りって感じの…)
川島「」ガチャリ
P(鍵閉められた…)
川島「Pく~ん。」ダキツキッ
P「あの…川島さん、酔ってないでしょ。」
川島「うっ、気付いていたのね。いつくらいからかしら。ボロは出していないと思うけど。」
P「だって、今日に限ってここまで酔うなんておかしいですよ。そして、いつまでくっついているんですか!?」
川島「そうよね、わかるわ。でもっ、こうでもしないとっ、Pくんにっ…」ウルッ
P「か、川島さん!?」
川島「ぐすっ…、私はアイドルだけどっ、その前に一人の女の子なのよっ。でも、私っ、年上だから、他の人に頼ることが出来なくなってっ、だから…、だから…」ボロボロ
P「川島さん…」
川島「少しでいいから甘えたくって…、だからPくんダメかしら…」
P(潤んだ目で上目遣いは卑怯だと思います…)
川島「ごめんね、Pくん。年がいもなくこんなことを言って…。でもっ、どんな手段を使っても、あなたに来て欲しかったの。だから…、応えて?」
P「私で良ければ、甘えてください。」
川島「Pくーん!!」ギューッ
P「ちょっ、苦しっ!!」
まゆ「」カシャッ
P(ヤバい…、非常にマズイ。)
川島「Pく~ん。」スリスリ
P(下着とキャミソールしか着ていない川島に抱きつかれている…)
川島「Pく~ん、私一人で寝れそうにないの。だから、一緒に寝よっ!」
P「は、はい、分かりました。」ダラダラ
~ベッドの中~
P「か、川島さん…。」
川島「瑞樹って呼んで。」プクーッ
P「み、瑞樹。お休みなさい。」
川島「お休みなさい、Pくん。でも、腕枕して欲しいかも。」
P「は、はい…、これでいいですか?」
川島「お休みなさーいっ!」
P(今日は眠れない夜になりそうだ…)
ガタッ
P「ん?窓の方から音が…」
まゆ「」ニコニコ
P(ああ、窓に!窓に!)
~翌朝~
川島「おはよう、Pくん。」
P「おはようございます、瑞樹。」
P(すごく寝不足だ…)
川島「じゃあ、朝ごはんにしましょう。」
P「は、はい…」
川島「それでは、いただきます。」
P「いただきます。」
川島「」
P「瑞樹、食べないんですか?」
川島「Pくんが食べさせるんだよ。」
P(目が据わっている…)
P「分かりました、瑞樹、口を開けて。」
川島「あーん」
P「はい」
パクッ
川島「おいしいよっ、Pくんっ!」
P(痛々しい…)
P「もしかして、全部ですか?」
川島「Pくん、甘えていいって言ったよね。どうしてそんなこと言うの。冗談だとしても笑えないよ。一人の女の子として甘えさせてくれるってことは、付き合っているってことでしょ。だから、この行為は当たり前なの、Pくん。なのにどうして出来ないの?社会人として常識が足りないんじゃない?でも、仕方ないよね。やっぱ仕方なくないかな?私がきちんとまたお姉さんしてPくんに常識を教えてあげなくちゃダメなのかな?Pくん、答えて?出来るの、出来ないの?」
P「出来ます、出来ますからっ!!」
P(今まで一番怖いよ…)
P「ごちそうさまでした。」
川島「ごちそうさまでした。」
P「さあ、仕事に行きましょう!」
川島「Pくん、抱っこ。抱っこで連れて行って。」
P「おおぅ…、なんてこったい…」
川島「私達の仲なら当然だよね。お姫さま抱っこで連れて行ってくれるよね。永遠のプリンセスなんだよね。もしかして、Pくん私に嘘ついたの、嘘ついたの?ひどいな、Pくんは。これはまた川島さんになってお説教をしなくちゃいけないね。」
P「抱っこで連れて行きます。」
まゆ「」ジーッ
こうしてPは、ご近所に白い目で見られながら川島さんをお姫さま抱っこで連れて行った。薬の効果が途中で切れたことが幸いだった。
その後、まゆにあの夜の写真をネタに脅されてまゆに1日中甘えられたという。
53 : VIPに... - 2013/03/18 21:59:11.58 boOcsDMDO 30/407川島さん、ヤンデレっていうより痛い人になった気が…
とりあえず、リクエストがあった分はなるべくこなしてみせます。(小学生並みの決意)
P「川島さんが目を合わせる度に赤面して目を反らすんだが…」
まゆ「当たり前ですよぉ。」
P「まぁ、今までのはお前に自分がやっていることを見せることによって、お前の行動をな、自重させようとしているんだ。」
まゆ「まゆはぁ、そんなことしません。」
P(ダメだ、まゆは分かっていない!!もっと分からせないと!!)
社長「あの顔は、何か良からぬことを考えている。そんな顔だ…」
水木「あ、プロデューサー。何やってるの?」
P「ん、ああ。ちょっとライブの後処理をな…」
水木「ふーん。」
まゆ「まゆは仕事の時間ですねぇ。行ってきます。」
P「ああ、いってらっしゃい。」
水木「じゃあ、私はどうしようかなー。」
P(まゆも社長もいない!チャンス!!)
水木「どうしたの、Pさん?」
P「いや、このビタミン剤なちひろさんの試供品なんだが飲んでくれないか?」
水木「いいよ。まったく、うちは健康食品会社かアイドルのプロダクションだかはっきりさせないと…」
P「そうだなー。」
P(さあ、どうなる!)
水木「うーん、別にどうというわけでもないね。」
P「まぁ、ビタミン剤だからな。」
水木「あ、ちょっと出掛けて来るね。」
P「もう仕事終わりだなー。」
水木「ただいまー。」
P「ん、そろそろ事務所閉めようかなって思ってるんだけど。」
水木「うーん、ちょっと用があるんだけどいいかな。」
P「どうした?」
水木「これ見て。」
P「ん、どれどれ?」
P「」
P(聖來が首輪してる。しかも、首輪にSEIRAって彫ってある…)
水木「水木聖來は今日から聖來わんこになります。」
P「え?」
水木「聖來わんこは、Pさんの飼い犬になりました。」
P「私は許可出してないけどね。」
水木「あ、わんこが服着てるのはおかしいよね。」
P「いや、今はそんな…」
水木「もう脱いだよ。」
P「」
P(全裸で首輪着けてる聖來…、まゆに見られたら…)ガクガクブルブル
P「ふ、服を…」
水木「服は好きなのを着せてよ。」
P「じ、自分で着なさい!」
水木「そういうしつけをするんだ、ふーん。」
P(わんこがしつけに文句言ってる…)
水木「着たよー。」
P(見ても大丈夫かな)チラッ
P「なぜ服しか着てないんだい?ズボンや下着類は?」
水木「わんこは、そんなもの着ないよ。」
P「」
水木「わんこは散歩に行きたいなー。」
P(あかん、捕まる…)
水木「Pさーん、散歩、散歩!!」
P「なぜこんなことに…」
水木「だって言ったでしょ。私もわんこと一緒にお世話して欲しいなって。」
P「え、あれってプロデュースのことじゃなかったの?」
水木「もー、Pさんは…。早く散歩行こっ!」
P(散歩に逝くことになっちゃうから、いや本当!!)
まゆ「Pさぁん、まゆが今帰りましたよぉ。」ゴゴゴゴ
P「いや、まゆ。これは違うんだよ!?」
まゆ「次はみくにゃんですかぁ、それとものあにゃんですかぁ!!」ビキビキ
P「いや…、その…」
水木「うう゛ーっ!!」
P(唸ってるよ、喋れよ!さっきまで普通に喋ってたじゃん!!)
まゆ「まゆは噛まれたくないのでこれで失礼しますねぇ。」
バタン
P「ああ、どうしよう…」
水木「ごめんなさい。でも、聖來わんこは悪いわんこだからPさんにしつけて欲しいな。」
P(あー、これは戻った時覚悟いるなー。)
その後、Pにマーキングしようとするなどフリーダムな聖來わんこにてんてこ舞いなPであった。
翌日、Pは、まゆわんこを飼うことになった。
70 : VIPに... - 2013/03/19 01:33:26.59 3wxOFdcDO 37/407聖來さん、ただの変態じゃないですか。反省します。
杏と楓さん?書けるか凄く不安…。
P「聖來にビンタ食らった。超痛ぇ。」
まゆ「当たり前ですよぉ、半裸に剥いたんですから。」
P「いや、脱いだのあっちだから。」
まゆ「え、よく聞こえませんでしたぁ。もう一回お願いします。」
P「全て私の責任です。」
まゆ「ふふ、私は気にしていませんよぉ。」
P「気にしてるよね、結構気にしてるよね!?」
まゆ「だったら、もうお薬は使わないで下さぁい。」
P(ダメだ、まゆ。お前が気付くまでは俺は譲れない!!)
社長(あいつ、またやらかしたんか…)
輝子「キノコ~キノコ~ボッチノコ~ホシショウコ~」
P「その歌はやめなさい。」
輝子「お、P。どうしたの、こんなとこで。今日は私が気づかなかった、フヒ…フヒヒ…」
まゆ「輝子ちゃん、Pさんの言うことは絶対信じたらダメよぉ。」
輝子「う、うん。わかった。」
P(先手を打たれたか…、いや、まだ手はある。)
まゆ「まゆはちょっとした用事がありますので、出掛けて来ます、Pさん。」
P「おう、いってらっしゃい。」
輝子「い、いってらっしゃい…フヒ…」
P「ところで、輝子。この薬は『ヤンデレール』という危険な薬なんだ。」
輝子「ま、まゆが言ってた。し、信じたらダメって。フ、フヒ。」
P「いや、本当に危険な薬なんだ。」
輝子「そんな訳ない、まゆは嘘つかない。フヒヒ…」
P「じゃあ、飲んでみるか?」
輝子「ヒャーハッハッハ!どうせただのビタミン剤だろーが!?飲んでやるぜぇー!!」
P(計画通り)ニヤリ
輝子「フヒ…フヒヒ、飲んじゃった。」
P(計画通り)ニヤリ
P「気分はどうだ、輝子?」
輝子「イヤァッハー!!最高の気分だぜ!!もっと飲んだっていいんだぜ!!」
P「身が持たないからやめとけ。(俺の)」
輝子「さて、キノコ…、キノコのお世話に戻る。フヒ…フヒヒ…」
P(あれ、いや俺の思い違いかもしれないけどさ…。もしかして、俺キノコに負けてるのか?いや、輝子が俺のこと好きって保障はないけどさ。)
輝子「P、P。し、仕事終わった?」
P「んー、最近、社長やちひろさんが何故か私の持ってくれるから定時より早く帰れるんだ。」
輝子「そ、それは良いこと。フヒ、P、P、この後、一緒に遊びに行こう、フヒヒ。」
まゆ「ただいま、Pさぁん。」
輝子「まゆ、まゆも遊びに行く!!フヒ…フヒヒ。」
まゆ「あらぁ、いいですよぉ。」
P(今回は無事に終わりそうだなー。まゆにもバレてないし。)
輝子「こ、ここで、遊ぶ!!」
まゆ「ゲームセンターですねぇ。まゆ、ゲーム得意ですよぉ。」
P「そうなのか、意外だな。」
まゆ「時々、泰葉ちゃんと遊ぶんですよぉ。前の事務所から仲が良かったですから。」
P「へ、へー。そうなんだ。」
輝子「」ジーッ
まゆ「あっ、ごめんなさいねぇ。話し込んじゃいましたぁ。早く遊びましょうか。」
P「そうだな。何をやりたいんだ、輝子?」
輝子「あ、あれ!!あれを取りたい!フヒヒ…」
まゆ「最近有名なキノコのキャラクターですねぇ。」
輝子「あれ、欲しい!」
P「ふん、私に任せておきなさい。」
まゆ「頑張ってくださぁい。」
P「なぜ、取れない…」
輝子「ゴートゥーヘルゥゥゥウ!!あ、ごめん、言い過ぎた。」
P「いいんだよ、私が下手過ぎたんだ…」
まゆ「まゆが取りましょうかぁ?」
P「取れるのか?」
まゆ「任せてくださぁい。」
P「あ、取れた!!」
輝子「ま、まゆ、ありがと!こ、これで、友達増えた。」
まゆ「いいえ、いいんですよぉ。」
P(まゆが優しい…、何かあるに違いない。)
輝子「つ、次は、あ、あれ。3人でと、撮る!!」
まゆ「プリクラですかぁ、いいですよぉ。」
輝子「フヒ、フヒヒ。い、良い写真が撮れた。」
まゆ「そうですねぇ、宝物にしましょう。こんなのめったに撮れませんから。」
P「そうだなー、こんなの撮る暇最近なかったからな。良かったな、輝子。」
輝子「う、うん。良かった。もっと、もっと遊ぼ!!」
P(なぜだろう、可愛いのに嫌な予感がする…)
輝子「た、たくさん、遊んだ!!楽しかった、フヒ、フヒヒ…」
P「そうか、良かったな。」
まゆ「じゃあ、時間も遅いですし、帰りましょうかぁ。」
輝子「」ピクッ
P「輝子…?」
輝子「ま、まだ、遊ぼう。フヒ、フヒヒ…。こ、これからがほ、本番。」
まゆ「もう遅いですよぉ。早く…」
輝子「」ギリッ
P「えっ!?」
輝子「なんで、なんで、なんで友達なのに、ずっと居てくれないの?友達だって、親友だって、言ったのに!!わ、私の友達はそ、そんな人じゃない。きっと、きっと、お、お前たちは偽物なんだ。か、返せ!私の友達を返しやがれぇぇぇぇえ!!」
P(い、イヤァァアアア!!なんか今までにましてヤバい輝子になってるゥゥゥウ!!)
輝子「ヒャハッハッハッハ!!地獄のミサの時間だ!!今日の生け贄の豚どもは、私の大切なご友人をどこかに隠してしまった哀れな偽物達だぁ!!」
P「し、輝子!?」
まゆ「うふふ、本心が出ちゃいましたかぁ。」
P「え?」
輝子「さぁ、私の前で言え!!私の友人はどこだぁ?ずっと、ずっと、私と一緒に居てくれて、ずっと、ずっと私に話しかけてきて、私にとっても優しくて、ずっと、ずっと、私と遊んでくれて、私を…、私を大切に想ってくれている友達をぉぉぉぉぉぉお!!貴様ら、どこに隠したァアアアアア!!」
P(手に負えません。どうしたらいいですか。私にはもうどうにも出来ません。)
まゆ「うふ。」
まゆ「大丈夫ですよぉ、輝子ちゃん。私達は、あなたの友達ですからぁ。」
輝子「嘘だ、嘘だァアアアアア!!」
まゆ「これでも信用出来ませんかぁ?」
ギュッ
P(まゆが輝子を抱きしめた!!)
輝子「信じない、信じない、信じないィィィィイ!!」
まゆ「あなたの前に友達はいますよぉ。」
輝子「…、ほ、本当?いや、嘘だ、嘘だ、し、信じない、信じない…」
まゆ「じゃあ、ずっとこうしてあげますねぇ。あなたが私達を信じてくれるまで。」
輝子「…、私は帰らない。もっと、もっと、友達と一緒にいたい。」
まゆ「じゃあ、ずっと一緒にここにいましょうねぇ。」
輝子「じゃあ、友達?友達だ、まゆだ、まゆだ、まゆだ。」ギューッ
まゆ「じゃあ、ここは寒いから一緒に帰りましょうかねぇ?」
輝子「う、うん。ぴ、Pはどこ、Pも一緒に…」
まゆ「ですってぇ、Pさん。どうしますかぁ?」
P「一緒に帰るって言ってもどこに帰るんだ、輝子?」
輝子「わ、私とキノコ達の家。あ、キノコ達もよ、喜ぶから、フ、フヒヒ…」
P「そっか、じゃあ早く帰ろうか。」
まゆ「私がご飯を作ってあげますねぇ。」
輝子「ま、まゆ、あ、ありがとう!!」
まゆ「いえいえ、どういたしましてぇ。」
P(まゆもこうして見るとお姉さんというか、先輩として頑張ってるんだなぁ。私につきまとう所しか見ていなかったから、新鮮な気分だ…)
まゆ「Pさぁん。後でお話しましょうか?」ゴゴゴゴゴ
P(訂正、まゆはまゆでした。)
119 : VIPに... - 2013/03/20 01:50:58.86 bYwODR8DO 49/407輝子がヤンデレっていうか、ただの寂しがりのだだっ子になってしまった(真顔)
予定通りなら加蓮だったはず。コレジャナくても怒らないでね。
P「いや、反省してます。この通り。次やったら社長が坊主になるから許して。」
社長「おい待て、てめぇ。」
まゆ「まゆは怒っていませぇん。輝子ちゃんと楽しい1日が過ごせたので。」
P「怒ってるよね、でなければ土下座してる私を踏んづける理由がないよね。」
社長「次はハイヒールでやってよ。」
まゆ「良いですねぇ。」
P「やめて、そっちの人じゃないから、やめて!!」
まゆ「そうじゃないとお仕置きにならないじゃないですかぁ。」
P(もう、まゆとか関係ない。こいつら困らせてやる。)
加蓮「Pさん、SMプレイご苦労様。」
P「やりたくてやってたんじゃないよ、ちきしょう。」
加蓮「やりたくてやってたら引くけどね。」
P「ノーマルだから安心してくれ。」
加蓮「どうだか。」
P「そういえば、加蓮。最近、体調はどうだ?」
加蓮「うーん、最近はきちんと朝と昼が食べれる日が少なくなってきたかな。夜も疲れるとご飯食べずにそのまま寝ちゃうし。」
P「な、なんだと!?なんで、そんなこと黙ってるんだ!!ああ、もう待ってろ。はい、ビタミン剤だ。飲んでおけ。」
加蓮「まぁ、こういうのに頼るのは良くないけどね。Pさんがくれたんだもん。ありがたくいただくね。」
P「ああ。」
加蓮「」クラッ
P「おい、大丈夫か!?」
加蓮「うん、大丈夫だよ。」
P「お前の大丈夫は大抵大丈夫じゃないんだ。待ってろ、レッスンのトレーナーさんに休みの連絡を入れるから。」
加蓮「もうっ、大丈夫だって。」
P「お前は無理する回数が最近多いからダメだ。」
加蓮「大丈夫なのに…」
P「もしもし、トレーナーさんですか?Pです。実はですね、加蓮が…、え!?この前はレッスン後に倒れた!?あ、はい分かりました、休ませます。」
加蓮「んもう、ただの風邪で体力が落ちてただけなのに…」
P「まったく、無理をし過ぎじゃないのか?それでなくても体が弱…」
加蓮「」バタン
P「おい、大丈夫か、加蓮、加蓮、加蓮!?」
P「加蓮の家なんて久々だな。この前来た時、もしもの時には使ってくれって言われてた合鍵がこんな所で役立つとは…」
加蓮「あれ…、ベッドって、Pさん!?」
P「お前倒れたんだぞ。」
加蓮「あ、ごめん。」
P「謝る必要はないよ。まぁ、大事になる前で良かった。」
加蓮「ただの風邪なのに大げさすぎなんだよ、Pさんは。」
P「加蓮、お前なぁ…」
加蓮「よっ、と。」
P「どこに行くんだ?今日はオフだろう。」
加蓮「ん…、ちょっとね。」
P「あ、そうか。すまんな。」
加蓮「Pさんはデリカシーがないんだから。」
P「返す言葉がございません…」
加蓮「じゃ、待ってて。」
P(え、待っててっておかしくないか?トイレに行くのにどうして…。あ、女の子の事情って奴だな。最近、私、Pもデリカシーのデの字を覚えたぞ!!)
P(久々だな、加蓮の部屋も。こんな部屋を見ると、普通の女子高生だもんな。もしかしたら、俺が体の弱い加蓮を辛いアイドルの道に巻き込んでしまったのかもしれないな。いや、全部俺のせいか。)
P「おーい、加蓮。そろそろ帰るぞー。」
加蓮「あ、私の部屋で待ってて。ちょっと用があるから。」
P「分かった。」
P(やっぱり自分の体のことについて相談があるのだろうか?体が弱いことを本人は気にしてるみたいだしな。凛や奈緒にも心配かけてるんじゃないかって気にしてるかもしれないし。よし、私がプロデューサーとして加蓮の悩みを…)
バチバチバチ
ドサッ
加蓮「ごめんね、Pさん」ニヤァ
P(ん、急に目の前が真っ暗にって!?加蓮のベッドに寝てる。起きないとって…、拘束されてる!?)
加蓮「あ、Pさん。起きたんだ。待ってて、今ご飯持って来るから。」
P「」
加蓮「ごめんね、Pさん。これで気絶させちゃった。」バチバチ
P「そ、それは…」
加蓮「そ、スタンガン。普通のじゃなくて、晶葉に改造してもらったやつ。」
P「な、なんで、そんなものを…」
加蓮「まゆと一緒に買ったの。何か、良い防犯グッズ買いに行こうって私が誘って。そしたら、まゆがこれを見つけて、つい買っちゃったの。でも、まゆが加蓮ちゃんは体が弱いからーって言ってさ、強力なやつが良いって勧めるの。だから、晶葉に改造してもらったっていうわけ。」
P「そんなことより、これ解いてくれよ。」
加蓮「ダーメ。Pさんは私を大事に大事にしてくれたから私もPさんを大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事にお世話してあげるの。」
P(あれれー、おかしいぞー。加蓮に飲ませたのはビタミン剤のはずだったのになー。)
P「トイレ行きたいんだけど…」
加蓮「大丈夫、はい、尿瓶。」
P「全然、大丈夫じゃない。」
加蓮「もしかして…こっち。」
P「紙おむつとかなんで?ねぇ、いつの間に用意したの?」
加蓮「私ね、思ってたことがあったの。」
P「おーい、加蓮。話聞いて、トイレ、トイレに行きたいの。」
加蓮「私が体調崩した時、Pさんを独り占めしてるんじゃないかって。」
P「トイレに行かせて…」
加蓮「だから、お世話は一人だけじゃなくてみんなでやれば良いんじゃないかって思ったの!!ねぇ、まゆ?」
まゆ「そうですねぇ、加蓮ちゃん。」
P「」
まゆ「大丈夫ですよぉ、私だけですから。凛ちゃんも奈緒さんもいませぇん。」
加蓮「さすがにね、こんなの理解してくれるのはさ、まゆしかいないと思って…。でも、大丈夫!!明日から凛とか奈緒とか呼ぶから。」
P「呼ばないでくれ。」
まゆ「ところでPさぁん、尿瓶と紙おむつ。どちらが必要ですかぁ?」
P「いえ、トイレに行かせてください。」
まゆ「どちらですかぁ?」
P「いや、トイレ…」
まゆ「ど、ち、ら、で、す、かぁ?」
P「し、尿瓶を…」
まゆ「じゃあ、加蓮ちゃん。一緒に…」
加蓮「うん、分かった。」
P「え、やめて…」
「せーのっ!」
「やめてくれー!!」
こうしてPは一晩、加蓮とまゆにお世話されました。
紙おむつはさすがに使いませんでした。
129 : VIPに... - 2013/03/20 03:14:45.64 bYwODR8DO 57/407加蓮ェ…って方ごめんなさい!!
朋ちゃん書くから病まないでください。以外に花言葉ってヤバいのが多いんですね。わかるわ。
P「いや、あれがヤンデレールだってその…分からなくて…。頼む…忘れてくれよ、色々と。」
まゆ「まゆはぁ、色々見れて満足ですよぉ。」
P「ううっ…」
社長「まぁ、加蓮を思ってなってしまった結果だ。今回は私を目をつむろうじゃないか。」
P「社長、ありがとうございます。」
社長「そういえば、まゆはこれから仕事かな?」
まゆ「はぁい。まゆは、近畿の方まで行きまぁす。」
社長「うん、頑張ってね。」
まゆ「いってきまぁす。」
P「いってらっしゃい~。」
菜々「Pさん、おはようございまーす。」
社長「また二日酔いか。」
菜々「な、ナナは17歳だからお酒なんて飲めませんっ!!」
社長「何本あけたの?」コソッ
菜々「ワイン4本」ボソッ
社長「空けすぎだよ!!二日酔いになるわな、そりゃ。」
P「あれ、社長と菜々って仲良いんですね。」
社長「おなじ高校。」
P「あれってことは…」
社長「深く考えるんじゃないよ!!」
菜々「ナナは17歳ですよ!!」
社長「ま、まぁ、私もちょっと出かけて来ないといけないから…」
菜々「いってらっしゃーい。」
菜々「あ~、最近肩が凝って辛いことが多くなりまして…」
P「わかるわ。私も最近疲れていることが多くなりましてね。」
菜々「あっ、ナナはまだまだ元気ですよ!!」
P「なぁ、ビタミン剤飲まないか?意外と効くぜ。」
菜々「じゃっ、じゃあ、遠慮なく…」
P(どうなるのかなー。)
菜々「ちょっと楽になった気がします。」
P(気がするだけだと思うけどね。)
菜々「あ、Pさん。ちょっと使わないノートとかありませんか?」
P「ん、ああ。そういえば千枝や仁奈が表紙の自由帳がサンプルとして送られて来たんだが使い道がないんだ。適当に使ってくれ。」
菜々「分かりました、Pさん!!ありがとうございます。待っててくださいね。」
P「ん、ああ。どういたしまして。」
P(ん、何を待つんだ?)
菜々「」カキカキ
P(菜々が何かを必死に書いている。)
幸子「」ジーッ
P(幸子が興味深そうに見つめている。清書が趣味の幸子だから余程綺麗なノートなんだろう。ちょっと見てみようかな…)
菜々「幸子ちゃん?」
幸子「なんですか、菜々さん?」
菜々「このノートはウサミンの秘密がたくさん書かれているから、絶対、絶対、見ちゃダメだよ。」ゴゴゴゴゴゴゴ
幸子「ひっ。」
P(幸子が…、怯んだ…だ…と…)
P「仕事終わり、最近定時に帰れる幸せを知った。」
幸子「では、ご苦労様でした。ボクはもう帰りますね。」
P「ああ、それじゃあな。」
菜々「出来た!!」
P「ん、じゃあ菜々も帰るのか?」
菜々「もう、Pさんは冗談が上手いですね。」
P「え!?」
菜々「ナナは、Pさんのことがとっても大好きなんですよ。」
P「あ、はい。そ、それはどうも…。」
菜々「でも、ナナはアイドルだから。Pさんとの恋愛はご法度です…」
P「あ、恋愛感情ですか…。答えかねますね…」
菜々「でも、ナナはウサミン星人ですから!!地球のアイドルとは違うんです!!そして、Pさんとどうやったら付き合えるかって悩んだら、ウサミン星からPさんもウサミン星人にしてしまえば電波がピピッと来たんです!!」
P「え、ええーっ。」
菜々「だからPさんもウサミン星人になってもらうためにこれを読んで下さい!!」
P「拒否権は…」
菜々「何を言ってるんですか?これからウサミン星では、ウサミンとPさんの披露宴が行われる予定なんですよ。」シンダメ
P(あかん、冗談みたいだけど本人はマジだ…)
菜々「はい、Pさん。読んで下さい。」
P「さっき書いてた自由帳だ…」
菜々「早く読んで下さい。」
P「お、おう…」
P(ウサミン憲法 第一条 ウサミン星人は永遠の17歳である…)
菜々「Pさんも17歳ですっ!!」
P「じゃあ、俺結婚できないな。だって17…」
菜々「地球の法律じゃなくてウサミン星の法律ですよ。」ニコニコ
P(冗談みたいなのに冗談が通じねぇ!!)
P(第二条 ウサミン星人の夫は妻以外の女性に触ってはいけない。触れた場合は、監禁する。第三条 ウサミン星人の夫は妻を愛さなければならない。愛さなかったと妻が感じた場合は、監禁、教育を妻はする義務がある。第四条 ウサミン星人の夫は妻以外の女性とコミュニケーションをとってはいけない。もしとった場合、妻はその女を駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除駆除…)
P(おうふ…)
菜々「分かりやすくまとめたとは思うんですけど…」
P(分かりやすく字も丁寧にまとめられている。でも、中に書かれていることも分かるけどわからないわ。)
菜々「では、かえりましょうか?全部読みました?」
P「あ、ああ。読んだ。」
菜々「ウサミン星憲法 第252条 妻の言葉には心を込めて答えるに違反しています。」
P「いや、憲法ってそんなんじゃないから。むしろ憲法じゃなくて刑法だから。」
菜々「第203条 妻の言葉に反論してはいけない。」
P「そ、そんなもの…、読んだことは…」
菜々「Pさん、全部読んだっていいませんでしたか?」
P「あっ…」
菜々「第45条 妻に嘘をつかないこと。これだけ破るなんて…。ウサミンはやることがいっぱいで困っちゃいますね。Pさんを披露宴までにきちんと教育しなきゃ!」
まゆ「Pさぁん、何してるんですかぁ?」
P「」
菜々「」ギリッ
まゆ「どうせ、また。なんですよねぇ。」
P「」
菜々「」ギロッ
まゆ「なんで何も言わないですかぁ?それとも…」
P「」
菜々「」ギリギリギリギリ
まゆ「言えないんですかぁ?」
P「」
まゆ「なら言いですよぉ、まゆはPさんの顔を見るだけでも幸せですからぁ。じゃあ、帰りますねぇ。」
菜々「」ジーッ
P(ま、まゆには憲法のこと感づかれてたみたいだな…)
菜々「Pさん、速急に教育の時間にしましょう。早く帰らないとPさんが、Pさんが、Pさんが、Pさんが、略奪されるから、早く教育しなきゃ…、早くウサミン星人にしなくちゃ…」
P(私は明日、地球人のままで帰れるか不安です。)
菜々の教育は隅々まで行き届いたものであった。だが、それゆえに時間がかかり薬の効果も切れたため、Pは若干ウサミンよりになったがまだ地球人のまま明日を迎えられた。
Pは翌日、まゆから厳しいお達しが下されたという。
147 : VIPに... - 2013/03/20 19:17:51.24 bYwODR8DO 66/407ウサミン ハーイ…。俺、コメディを書いてるつもりがいつの間にか違うもの書いてることに気づいてしまいました…。
あいさんと木場さんまでは今日中に終わればいいかな?(楽観)
P「今日も朝からウサミンハーイ!!」
社長「戻れ」バチーン
P「へぶっ!!」
まゆ「ウサミン憲法…」
菜々「や、やめて!!」
社長「事務所がカオスなことになってる…」
P「ウサミン憲法が第500条を超えていることに驚きを隠せません。」
社長「君の反省のない行動にも驚きを隠せませんけどね!」
P「もう減俸されても使う。まゆにギャフンと言わせてやる。」
社長「本末大転倒だよ!!」
木場「私もそのコメディ空間に混じりたいものだったな。」
P「いや、経験しないと分かりませんよ。」
木場「まあまあ、そう言うな。」
P「ううっ…」
木場「まったく君は見ていて飽きないよ。」
P「私はピエロですか!?」
木場「今日はオフだったんだが、これを作っていたんだ。」
P「あっ、クッキーですね。ハロウィンの時以来だなぁ。あ、お返しです。」
木場「これは?」
P「ビタミン剤ですよ。」
木場「あまりこういうものは好まないんだが、他ならぬ君の好意を無下にするわけにはいかないからね。」
P「あ、ありがとうございます。」
木場「お礼なんていいさ。」
木場「…」
P「どうしたんですか、木場さん?」
木場「いや、なんでもない。少々家の用事が出来た。帰らせてもらおう。」
P「あ、はい。分かりました。」
ガチャ
まゆ「どうしたんですか…んっ!!」
ドスッ
バタッ
「すまないね、打てる手は全て打っておきたいんだ。」
「晶葉くん、作って欲しいものがあるんだ。」
「そんなものは作れない。どうしてだい?」
「悪用なんてしないさ。なんたって2人の愛をより確かにするためのものさ。」
「なおさら作れない?そうか、残念だ。」
ガシャン
「次は何を怖そうか、迷うな。壊しがいのありそうなものばかりだ。」
「作る、だって?嬉しいよ。君はとても良き友人だよ。」
池袋晶葉はこう語った。
木場真奈美という人物はよく研がれた包丁によく似ている。
正しく使えれば、人のためになるが、悪用すれば凶器となりうる、そんな存在だ。
木場「ただいま。」
P「おかえりなさい、って木場さん、どうしたんですか?」
木場「やぁ、Pくん。少々相談があるんだ。」
P「なんですか、出来る範囲で手伝いますよ。」
木場「実は冷蔵庫を買い換えてね。古い方を外に出したいんだ。だからといって私一人で冷蔵庫を運ぶのはかなり難しい。」
P「あー、だから男手が欲しいってことですか。いいですよ。行きましょう。」
木場「そうか、それはとても助かるよ。」
P「いえ、木場さんにはお世話になってますから。」
木場「これからもっとお世話してあげるよ」ボソッ
P「何か言いました?」
木場「いいや、何も。」
木場「まぁ、入ってくれ。」
P「おじゃましまーす。冷蔵庫どこですか?」
木場「玄関をこえて、リビングを挟んだ部屋がキッチンだ。」
P「はい、分かりました。」
木場「頼りにしてるよ。」
P「任してください。」
バタン
P「木場さんの冷蔵庫の中身からじゃないけどいいんですか?」
木場「いいんだよ。これから2人で住むんだからね。」
P「な、何を…」
木場「嫌なら出て行くといい。出れるものならね。」
P「まったく、冗談きついですよ。」
ガチャ ビリッ
P「い゛っだぁあああ!!」
木場「すまんね、ドアノブに細工があるんだ。ひねると、強烈な電流が流れる仕組みでね。晶葉くんに作ってもらったよ。まぁ、つくらせたかな。どんな手段を用いたかはオイルまみれの靴を見てもらえば分かるだろう。」
P「き、木場さんもで、出れないんじゃ…」
木場「あくまで電流だ。ゴム手袋でなんとかなる。」
P「じゃあ…」
木場「させるとでも?」
P「ま、まゆなら…」
木場「事務所の物置小屋で眠ってるよ。口を押さえてみぞおちに一発だ。まぁ、身体能力の差といったところかな。」
P(ま、まゆまでいないなんて…)
ガンガンガンガン
木場「ま、まさか…。佐久間くんは確かに…」
加蓮「Pさん、Pさん、大丈夫!?」
社長「木場さん、ダメだ!!」
輝子「P、P、は、早く帰るよ!!」
まゆ「Pさぁん、無事ですか!?Pさぁん、Pさぁん!!」
木場「」ギリッ
P「木場さん?」
木場「参ったね、最終手段をこんなに早く使わないといけないなんて…」
P「な、何を!!」
木場「これだよ。」
ビリビリビリ
木場「鍵は開いている、入りたまえ。」
ガチャ
社長「P!大丈夫か…」
ドスッ ビリビリビリ
バタン
木場「ようこそ、2人の愛の巣へ。」
加蓮「木場さん、何やってるの!?」
木場「社長をこのスタンロッドで気絶させたこと以外何もやっていないんだが。」
まゆ「Pさんを返して…」
木場「Pは君のものじゃない!!」
輝子「」ビクッ
木場「すまない、取り乱した。まぁ、取り返したいというなら私を倒してからにした方がいい。」
加蓮「む、無理だよ!!あんな凶器持ってる木場さんに勝ち目はないって!!」
輝子「ど、どうする?」
まゆ「どうしましょうかねぇ…」
木場「じゃあ一つ質問だ。なぜ、抜け出せたんだ?」
まゆ「簡単ですよぉ。まゆにも心配してくれる友達がいた。ただ、それだけのことですよぉ。」
木場「一人で来なかったのは予想外だが、来ることまでは分かっていた。さぁ、どうする?勝算はあるのかい?」
輝子「ど、どうするの?」
まゆ「格闘家は勝算のない戦いはしない、でしたかぁ、社長?」
ムクッ
社長「言ったっけ、そんなこと?」
木場「なっ…」
木場「グラップラー刃牙。懐かしい漫画だね。」
社長「分かるのか?」
木場「ああ、よく読んだよ。こういうことも学んだ!!」
バシィ
社長「」グラッ
木場「格闘技で最も速い技。それはボクシングの左ジャブ。どんな格闘家でも受けることを前提にしなければ…」
まゆ「今です、逃げますよぉ。」
輝子「は、早く、に、逃げるよ。」
木場「な、何っ!?いつの間に扉の外にPがっ!!」
まゆ「あんなにべらべらおしゃべりしていれば当たり前じゃないですかぁ。」
木場「逃がすかァアアアアアア!!」
社長「は、早く。」ガシッ
木場「くっ、邪魔をするなぁ!!」
まゆ「ありがとうございます。輝子ちゃん、早く、早く!!」
加蓮「社長は!?」
まゆ「社長を…信じましょう…」
社長「あ、俺おいてかれるの!?」
木場「離せ、離せぇええ!!」
木場「逃げられてしまったか…」
社長「もう一回、捕まえに行く?」
木場「社長が掴んでいる手を離したら、喜んでそうさせてもらうよ。」
社長「そっか…、フォローはいるかい?」
木場「いらないよ、もういい大人だからね。」
社長「じゃ、この手もいらないか…」
パッ
木場「P、待てェェェェエエエエエ!!」
社長「ハハッ、ワロス。っていうか、俺、本格的に留守番だわ…」
木場さんは薬が切れた後、泣いて晶葉に発明を壊したことやまゆを殴ってしまったこと、社長を気絶させた後に殴ってその上留守番までさせたことなどを謝った。みんな、薬のせいだと許してくれた。
Pは、どうなったか分からない…。
176 : VIPに... - 2013/03/21 00:30:23.05 /wWRGq/DO 80/407木場さんは木場さんより社長がぼこぼこにされただけのような…。
あいさんはもっと優しめに書きますかね…
社長「許すとか許さないとか本当にそんなレベルじゃなくて許せる、許せないの問題だから。もう、私の寛大な心を持ってしても怒りの感情が先走るからね!!」
P「木場さんからマジな拳を数発食らってフラフラなのに、社長が精神にまでダメージを与えてくる…」
社長「あ、た、り、ま、え!!」
P「ちくしょう、こんな薬作って晶葉のせいだ。」
社長「使って君の責任だから。」
P「社長が厳しい…」
社長「優しい処置だよ!!もう減給だよ、減給!!」
P「踏んだり蹴ったりだ…」
社長「俺のセリフだよ、バカ!!」
あい「やあ、P。オフだけど来てしまったよ。」
P「あいさん、おはようございます。」
あい「社長や真奈美に手痛くやられたと聞いてね。からかいに来た。」
P「ひどっ。」
あい「冗談だよ。まったく、Pは…。真奈美が泣いているのはびっくりしたよ。」
P「反省してます…」
あい「なぜ君が反省するんだい?彼女が起こした事件だろう?」
P(あ、私の仕業ってわかってない。これは…チャンス!!)ニヤリ
まゆ「」ゴゴゴゴゴゴ
あい「ビタミン剤?」
P「ええ、今流行りのやつらしくて…。良かったら飲みます?」
あい「そうだな、タダだし。肌アレ予防にも良さそうだしな。」
P「ビタミンCたっぷりですよ。」
あい「そうか、じゃあ試しに1錠いただこうかな。」
まゆ「」ドドドドドド
あい「あ、そうだ。君に用事を思い出してね。」
P「どうしたんですか?」
あい「君は、私に女の子のような服を一回着せたことがあるね。」
P「メイド服ですか?」
あい「ああ。あの時と今の感じPとしてはどちらが良いと思う?」
P「そうですね、メイド服可愛かったですよ。」
あい「そ、そうか…」
P「どうかしたんですか?大丈夫、似合ってましたからこうイメージに合わないとか気にしなくていいですよ。」
あい「…、そうか。ありがとう。ちょっと待っててくれ。」
P「な、何を!?」
あい「どうだ?」
P(あいさんが服部さんみたいな私服で更衣室から出てきました。どうやら、ファッションショーの始まりのようです。)
P「いいですよ、なんていうか…、そうだ!!格好いい大人の女性って感じで…」
あい「そうか…。ところでPに聞くが、世の中ではかっこいい女性と可愛い女性。どちらが男性を魅了すると思う?」
P「うーん、やっぱり可愛い女性じゃないでしょうか。女性であればかっこいい女性に憧れ…」
あい「次だ、次。」
P(帰ったら…、あいさん尋常じゃないほど怒りそうだ…。でも、楽しそうだしいっか。)
あい「これはどうだ?」
P(お次は蘭子ばりのゴスロリで出て来ました…)
P「んー、いいんじゃないでしょうか?」
あい「具体的にお願い出来ないか?」
P「大人な可愛いさがあって良いと思います。」
あい「そうか!!で、Pは少女みたいに可愛いのが好みか、こういうのが好みか!?」
P「私は前者ですかねー。」
あい「くっ…、そうか待ってろ!!」
あい「どうしたものかね…」
まゆ「まゆがお手伝いしてあげましょうかぁ?」
あい「た、頼む!!こ、この通りだ!」
まゆ「しょうがないですねぇ。」
P(次はどんな格好で…)
あい「待たせたね、これならどうだ。」
P(あ、リボンをモチーフとした可愛い衣装だ…。まるで、まゆ…)
まゆ「」ゴゴゴゴゴゴ
P(まゆでした。)
あい「どうだ?」
P「可愛いですよ、あいさん!!」
あい「そうか…、これでPの彼女になれたわけだなっ!!」
P「」
まゆ「うふふ…」
あい「さぁ、P!!これからデートだ!」
P「い、いやいや、おかしいでしょ!?」
あい「え!?あ、もしかしてもっとPを魅了してあげないとダメなのか?じゃあ…、これならどうだ?」スカートタクシアゲ
P「」
まゆ「」
P(し、白のワンポイント…)
あい「こ、これじゃ足りないのか!?」
P「い、いや…、そういう問題じゃなくて…」
あい「む、胸か!?」ウデニダキツキ
P「あうっ。」
あい「あ、当ててるんだ!!ど、どうだ!?」
P「だから、違うんですよ…」
あい「じゃあ、これなのか!?」カオニムネアテ
P(そういう問題じゃないし、この状況が、この状況が!?)
あい「なぜ、首を降るんだ!!もしかして、ちょっとまゆ来てくれないか!?」
まゆ「は、はぁい…」
P(まゆが圧されてるだと…)
<コンナノムリジャナイデスカー
<ダイジョウブダ、タノム、ヤッテクレ
<マユハシリマセンヨォ
P(更衣室からすごい声が聞こえる…)
あい「どうだ、P?」
P(リボンが体の至るところに巻き付けられているけど、衣類はリボンしかない…大事なところは隠れてるけど際どい…)
まゆ「もう、どうにでもなってしまえば良いんですよぉ。」
P(まゆがやけになってる…)
あい「これでもダメか?」スルッ
P「あっ」
まゆ「」
P(リボンを解いて全裸になった…)
あい「これが私の最終手段だ。どうだ、可愛いか?」
P(答えられない…)
あい「これでもダメなのか…、なぜだ、なぜだ、なぜだァァァァァアアアアア!!なぜ、Pは私に魅了されないんだァァァァァアアアアア!!もしかして、まゆみたいなのが良いのか、じゃあ、まゆみたいな格好をして、まゆの顔に整形して、でも身長まではまゆみたいにはなれない…、Pを魅了出来ない…、嘘だ、嘘だ、嘘だァァァァァアアアアア!!私の魅力はPが知っているはずなんだ!!だからPをきちんと私に合わせないといけないんだ!!なぜ、こんな簡単なことに気付かなかったんだ。P、一緒に行こう!!そして、私の魅力を存分に堪能させたやる!」
まゆ「懲りない、Pさんですねぇ?どうしますかぁ?」
P「助けて、まゆえもん。」
バシーン
まゆ「自分のことは自分でやってくださいねぇ。」
P「はい…」
P「あいさん、大丈夫ですよ。あいさんは魅力的です。」
あい「え?」
P「でも、私はアイドルとは付き合えません。だってプロデューサーですから。」
あい「P…」
P(決まった!!)
あい「じゃあ、その壁を越えるにはどうしたらいいんだい?」
P「えっ、えーと…服を着れば良いと思います。」
あい「そうか、着てくる!!」
P「これにて一件落着!!」
まゆ「もう一発欲しいですか?」
P「ごめんなさい。」
この後、まゆ風の衣装を着たあいさんとPはデートをした、という。お互いにレストランであーんし合ったりプリクラ撮ったりした後、薬の効果が切れた。あいさんは3日寝込んだ。
その数日後、Pはまゆにあいさんとデートでしたことを全てやらされた。
194 : VIPに... - 2013/03/21 02:29:47.23 /wWRGq/DO 94/407あいさん終了。なんか私が思うにヤンデレから遠くなった気がした。
相葉ちゃんはガチな怖いストーリーになる予定(KONAMI感)
社長「あ、ちひろ先輩。おはようございまーす。」
ちひろ「や、やめてくださいよ!?私が年上みたいでしょう!!」
社長「大学の1つ上の先輩だから年上でしょう。私は現役合格ですし。」
ちひろ「社長、ふざけるのは大概にしましょうか?そうやって女性の年齢をからかうと痛い目に合わせますよ。」ニコッ
社長「はぁ~、事務員に脅される社長か…。っと、何か用があって来たんですか?」
ちひろ「あ、そうだった!!Pさんですよ、Pさん!?最近フリーダム過ぎるでしょう。あれじゃ、まゆちゃんが可哀想です。なんで、まゆちゃんはPさんを見捨てないか不思議で仕方ありません。」
社長「うーん、先輩に話してなかったかな。まゆとPとの出会い。」
ちひろ「初耳なんですけど…」
社長「じゃあ、知らなくて良いですよ。では、これから取引先に行って来ます。」
ちひろ「おい、待てよ。」
相葉「あ、プロデューサー。何してるの?」
P「ライブバトルの果たし状の処理だな。」
相葉「大変だね!」
P「すごく大変。」
相葉「プロデューサーのこんなところ見ていると改めてすごいなと思うよっ。」
P「んー、そう言われると照れるな。」
相葉「あははっ。」
P「あ、ビタミン剤があるんだ。飲んでおけ、体調管理をしておかないとお花どころじゃなくなるぞ。」
相葉「そーだね、分かった!!」
相葉「ふぅ~、元気になるといいんだけど。」
P「ま、気休めだしな。」
相葉「じゃあ、ちょっと買い物して来ようかな?」
P「おう、行ってらっしゃい。」
相葉「行って来まーすっ。」
P(夕美はどうなるんだろう。まぁ、普段あんなに明るいから大丈夫なはず…)
P「ん、何だこれ?ひまわり…。人の机の上にタチの悪いイタズラだな。」
仁奈「ひまわりでこぜーますな。花瓶に飾りやがらないのですか?」
P「あ、仁奈。そうだな、花瓶に飾っておこう。」
仁奈「きっとひまわりも喜ぶでごぜーますよ。」
P「そうだな。」
相葉「」ジーッ
P「今度はバラが…」
凛「これはプロデューサーの趣味?私も生で初めて見るよ。」
P「え、バラ見たことないのか?」
凛「違う、違う。これは黒薔薇。ブラックバッカスっていうの…ってプロデューサー知らないで買ったの?」
P「いや、そういう訳じゃないんだが…」
相葉「」ギリッ
P「今度は…、なんだこれ?花ってことは分かるんだが…」
首藤「これは、ソバだね。」
P「ソバ?お蕎麦の花か。」
首藤「うん、前に一回見たんだけど…。」
P「そうか、いや、ありがとう。飾っておくよ。」
相葉「首藤…葵…」ギリッ
P「仕事買える前にみたらまたある…、ナデシコか?確か夕美が持ってた記憶があるが…」
まゆ「どうしたんですかぁ?」
P「いや、なんでもないよ。今日はもう帰るのか?」
まゆ「…、私はちょっと自分の部屋に帰りますねぇ。」
P「それが普通だから。」
夕美「なぜ…分かってくれないの?」ギリギリ
「えっと、これでよしっ。」
「ねぇ、凛ちゃん、仁奈ちゃん、葵ちゃん、まゆちゃん。ジュース飲まない?」
「うん、日頃から頑張っているあなた達にご褒美だよ。」
「お礼なんていらないよ。」
「あなた達がいなくなればね。」ボソッ
P「ふぅ、家に着いた…。疲れたからそのまま寝…」
P(ま、窓ガラスが割られてる上に、辺り一面に植物が広がっている!!なんだ、この植物。杉や檜に似てるけど…)
相葉「それはね、ニオイヒバっていうの。」
P「夕…美…」
相葉「プロデューサーには、いっぱいメッセージ送ったのに…、分かってくれないんだもん…」
P「メッセージって、まさか…」
相葉「最初は、あなただけを見ていますって言ったの。でも、遠回り過ぎて分からないみたいだったから次はあなたはあくまで私のもの。でも、理解してくれなかった…」
P「夕美…、そんなの分かるわけが…」
相葉「次は、あなたを救います。でも、まだプロデューサーを分からないみたいだったから。最後のメッセージ送ったの、分かる?」
P「ナデシコは…、すまん…分からない…」
「いつも私を愛して」
「でも、プロデューサー分からないみたいだったから、もう害虫駆除をしちゃったんだよ。」
P「害虫…駆除?」
相葉「ヒガンバナって知ってる?」
P「あ、ああ。」
相葉「あれ根っこに毒があるんだ。神経が麻痺したりする強力なやつ。」
P「そ、それをどうしたんた?」
相葉「それを使って、害虫駆除したんだよっ。」
P「え?」
相葉「もう、ジュースに混ぜた配ったから今頃花言葉みたいにプロデューサーをあきらめたくなるくらいの吐き気に苦しんでるんじゃないかなっ。」
P「害虫って…」
相葉「凛ちゃん、葵ちゃん、まゆちゃん、仁奈ちゃんの4匹だよ。分からないかなっ?」
P「夕美…、なんてことを…」
相葉「プロデューサー、床のメッセージ…分かってくれないの…」
P「分かるわけにはいかないな…」
相葉「」ギリッ
まゆ「残念ですねぇ、思惑が外れて。」
P「ま、まゆ!?」
相葉「な、なぜ…」
まゆ「簡単ですよぉ。すでに開いているジュースなんて怪しくて飲めませぇん。」
相葉「ほ、他の害虫は…」
まゆ「凛ちゃん達は害虫じゃありませんよぉ。ま、私が飲まないでって言っておきましたぁ。」
相葉「プロデューサー、やっぱり害虫はこの手で潰しておくべきでしたァァァアア!!」
P「やめろ、ナイフなんて持って何を…」
相葉「大丈夫です。私が助けてあげますからっ」
P「まゆーっ!!逃げろ!!」
まゆ「うふふっ、夕美さんは単純ですね。」
相葉「プロデューサー、害虫は駆除してあげるっ!!」
まゆ「勝てるわけがないじゃないですかぁ。」バチッ
相葉「あぁ…うぅ…、ぐっ」バタッ
P「はぁ…はぁ…、助かったよ、まゆ。」
まゆ「ところでPさぁん。夕美さんの懐から出ている花の名前分かりますかぁ?」
P「いや、分からないな…」
まゆ「カルセオラリア。花言葉は私の伴侶…」
P「夕美…」
翌日、ひまわりやソバの花等様々な花が飾られている花瓶がなくなっていた。誰が片付けたか分からない。まゆかPか、それとも夕美なのか。誰も語ろうとしなかった。
220 : VIPに... - 2013/03/21 23:52:10.01 /wWRGq/DO 104/407相葉ちゃん終了しました。1日が相葉ちゃんで終わってしまいました…
ちょっと蘭子の熊本弁は難易度高くて完全には無理かもです。天草出身なんで…
社長「夕美ちゃんが帰って来て良かった…」
P「ずっとごめんなさいって呟いて引きこもった時はどうしようかと…」
社長「反省しろよ、もう。」
P「いや、まゆが自重するまでやめません。」
社長「君の行動がエスカレートさせてるんだよ。」
P「あははっ、冗談上手いですね。」
社長「こちらとしては冗談じゃないけどね。」
蘭子「煩わしい太陽ね。」(おはようございます。)
P「おはよう、蘭子。今日はオフなのになんで来たんだ。」
蘭子「我が昂る気持ちのままに行動しただけのこと。」(暇なのでつい…)
P「いや、構わないさ。ゆっくりしていっていいぞ。」
蘭子「汝の言葉のままに…」(お言葉に甘えて…)
P「そうだ!!蘭子、ビタミン剤を試供品でもらったんだ。飲んでみないか?」
蘭子「我が魔力の礎を創る薬か?」(ビタミン剤ですか?)
P「ああ。だいぶ、いいらしいから飲んでみろよ。」
蘭子「我、容赦のなく汝の慈悲を喰らわん。」(じゃあ、遠慮なくいただきます。)
蘭子「魔翌力が我が体内を駆け巡る感覚と酷似しておるわ。」(元気が出たみたいです。)
P「そうか、良かったな。」
蘭子「我、汝に感謝せり」(プロデューサー、ありがとうございます。)
P「そうか、こっちも喜んでくれて嬉しいよ。」
蘭子「我は召喚の儀の供物を求めん。」(ちょっと買い物にいってきまーす。)
P「汝の進む道に栄光を!!」(いってらっしゃい)
蘭子「ソロモンよ、私は帰って来た!!」(ただいま!!)
P「悪のりが過ぎるぞ。」
蘭子「我が昂る心に突き動かされたまで!!」(調子に乗っちゃいました!!)
P「何買って来たんだ?」
蘭子「汝は乙女の花園を踏み荒らさんとする者か!?」(プライバシーの侵害です!!)
P「ごめん、ごめん。」
蘭子「天地裂け新たな世界に旅立たんするが、汝、我との盟約を心に留めているか?」(話は変わりますが、プロデューサーは私との約束を覚えていますか?)
P「ん、何だっけ?」
蘭子「汝、永遠に我と共にありて偶像の玉座をともに得んとする契約を失念したか!?」(私とずっと一緒にトップアイドルになる約束を忘れたんですか!?)
P「忘れてないよ、いきなりどうした?」
蘭子「汝が気を揉むようなことではない。」(なんでもありません。)
P「そうか?」
まゆ「あっ、Pさぁん。」
P「お、まゆ。どうしたんだ?」
まゆ「最近、まゆはぁお仕事で疲れてしまってぇPさんの家にも行く機会が減って寂しいんですよぉ。」
P「まぁ、自分の家に帰れるだけ進歩だな。俺も頑張ったかいがあったよ。」
まゆ「まゆは、Pさんとの距離が縮まったと思っていたんですけど、気のせいだったんですねぇ。」ビキビキ
P「えっ?」
まゆ「もうこうなったら、Pさんの行動を泉ちゃんと晶葉ちゃん作成のPログで監視しますねぇ!!」
P「泉に何作らせてんだ!?」
まゆ「晶葉ちゃんが相当怒っていたので、泉ちゃんがそれに押される形で作ったものをもらったんですよぉ。」
P(分かるっ、まゆは今相当ぶちギレている!!期待していたのに裏切られてものすごくぶちギレている!!まずい…このままではさらにエスカレートする一方の生活に戻ってしまう!!)
蘭子「」ギリッ
蘭子「麗しき姫君よ、この下僕は我が所有物である。軽々しく話しかけることはこの我の怒りに触れることと知ってのことか。我の怒りに触れることは闇の炎によってその身を焼かんとする行為と等しい。理解出来る賢い姫ならば身を引くことを覚えよ!」(まゆさん、プロデューサーさんは私のものです。軽々しく口をきかないでください、怒りますよ!!私は怒ったら何をするか分かりませんよ。分かったら身を引いてください!!)
P(あ、直接対決…)
まゆ「だったら、蘭子ちゃんは一体何をするつもりなんですかぁ。」
蘭子「そなたの身を闇の炎で塵にしてくれる!!」
P「え、何を言ってるのか分からない…」
蘭子「」カチッ ボー
P「ら、ライターってリアルファイヤーじゃないか!?」
蘭子「我が炎で身を焦がすか、下僕を解放するか、今選択の刻限!!」(炎で燃やされるか、プロデューサーさんから離れるかどちらか選んでください!!)
P「や、やめるんだ!!蘭子!!まゆ、スタンガンは?」
まゆ「市販のものを無理に改造したものなのでぇ、夕美さんで使ったのが最後。壊れましたぁ。」
P「ど、どうするんだ。」
蘭子「言霊を交えるでない!!」(話さないでください!!)
蘭子「ぷ、プロデューサーから離れろォォォォォオ!!そ、その人は私と、私と、ずっと一緒にいてくれるって約束してくれたんだ!!それを横からかすめ取って行くなんて許さない、許せない。だって、プロデューサーはずっと私と一緒なんだ…。お前みたいなやつ、この私の闇の力で燃やしてやるゥゥゥゥウ!!」
P(蘭子がいつもの言葉しゃべっていない…。もう、自制心がなくなってしまっているのか!?)
まゆ「嫌ですよぉ。Pさんは私の運命の人ですからねぇ。」
蘭子「私の運命の人だ。許せない、私の炎で燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす燃やす…」
P「」
まゆ「私は常にPさんへの恋の炎で燃えてますよぉ。」
蘭子「いつまで、私をからかえば気が済むんだ!!私は闇の…」
まゆ「うふふ、ごっこ遊びはおしまいにしましょう。」
P「ま、まゆ、何を…」
蘭子「ククク…気付いてしまったか…」
P「何を…、まゆ!まさかこのことを見越して…」
まゆ「まゆもこれは予想外でしたぁ…」
P(一体、何が始まるんです?)
蘭子「我が人の子の姿を借りていることをよくぞ見抜いた。しかし、姫君よ。我が炎は常に貴様を燃やすために燃えているおるわ!!下僕よ、どうであった私の演技は?これほどそなたに恋い焦がれる女を演じてやったというのに貴様は姫君の方しか見ておらぬ。やはり、私が貴様を支配することが最優先であったか…」(私の演技を見破られるとは…。でも、まゆさん、私の炎でいつでも燃やせることは忘れないでください。プロデューサー、私の演技どうでした?こんなに恋い焦がれる乙女を演じて気を引こうとしたのに、まゆさんの方しか見ていないなんて。やっぱり、私がプロデューサーさんを監禁すべきですね。)
P(蘭子が…、いつにも増して蘭子してる…)
まゆ「うふふ、蘭子ちゃんがこんな簡単にボロを出す訳ないじゃないですかぁ。」
P(どうしよう…、蘭子ワールドに勝つためには…何が必要なんだ…)
まゆ「はぁい、こんなライターを没収ですねぇ。」
P(いつの間に…、しかもスペアまで取ってるし…)
蘭子「我が魔法は炎だけにあらず!!トライデントを我持つ!!」(火だけが私の武器じゃありません!!フォークもありますよ!!)
まゆ「…っ」ギリッ
P「フォークくらいなら…」
まゆ「Pさん、ダメですよぉ!!」
P「え?」
蘭子「」ニヤリ
P「蘭子、それを渡せぇ!!」
蘭子「赤き霧よ、我を護れ!!」(カプサイシンスプレーです!!)
P「イギャアアアアア!!」
まゆ「いつにも増して厄介ですねぇ。」
蘭子「姫君よ、引けばそなたの身を助けん!!」(まゆさん、身を引けば助けますよ!!)
まゆ「私の愛をそんな簡単に消えるようなものと一緒にしないでくださぁい。」ギリッ
まゆ「うふっ、私も何か召喚してしましょうかねぇ?」
蘭子「戯れ言を…」(何を言ってるんですか…)
まゆ「さぁ、召喚しましたよぉ。」
蘭子「な、何を…」
晶葉「スイッチオン」ビリビリ
蘭子「か、神の雷…」(スタンガン…)バタッ
晶葉「まったく、助手に困ったものだよ。で、そこで目を押さえてる馬鹿にもフォローは必要かい?」
まゆ「いい薬だと思いますよぉ。」
晶葉「まったく、君がスタンガンの修理が終わったら事務所に届けて欲しいと言うから来てみればこれだ。」
まゆ「じゃあ、スタンガンを受け取りますねぇ。」
晶葉「本当にちょっと前の君にはこんなものあげらなかったよ。」ボソッ
まゆ「うふっ、Pさんしか目の前にしかなかった自分とは違いますからぁ。」
晶葉「聞こえてたのか…、気を悪くしないでくれ。」
まゆ「うふふ、大丈夫ですよぉ。」
「男の人って本当にバカなんですねぇ。ちょっとくらい気付いてくれていいのに。私も変わったんですよぉ。」
蘭子は、薬が切れた後まゆと晶葉にしばらく怯える日が続いたという…
236 : VIPに... - 2013/03/22 22:40:10.96 jH1HIKNDO 114/407蘭子ちゃん終わり。熊本弁難しいな…。
次は、杏を書く予定です。
ちひろ「最近、まゆちゃん明るくなりましたね。他の子と遊ぶのをよく見かけますよ。」
社長「そうですか…、いいことですね。」
ちひろ「またPさんのことですか?いい加減にして欲しいですよね。」
社長「ああ…、そうですね。」
ちひろ「社長おかしいですよ。最近ひどい目に合っているからかもしれませんけど。」
社長「ちひろ先輩に言われるなんてよっぽどですね。」
ちひろ「どういう意味ですか!?」
社長「ん、まぁ…、そのままの意味ですよ。あ、そうだ。2人の出会い話してなかったですよね。」
ちひろ「そ、そう言われるとそうですね。」
社長「簡単に言わせてもらうなら悪徳事務所からまゆを救いだしたスーパーヒーローPさんにまゆはメロメロですっ、て感じです。」
ちひろ「簡単過ぎでしょう!!」
社長「ああ…そうですね。」
ちひろ「仕事に行って来ます!!」
バタン
社長「まゆは日常を取り戻しつつあるな…。ま、あんな風になるのも無理はないか。ひどかったからな…、前の事務所は。」
P「杏~、出て来~い。」
杏「嫌だー!!私は絶対働かないぞー!!」
P「何、言ってるんだ!!まったく…、合鍵で入るからな!!」
杏「プロデューサー、不法侵入だぞ。」
P「保護者に許可はとってある。今日はレッスンだろ。」
杏「いーやーだ!!」
P「まったく、飴をやるからさ…」
杏「くっ、飴か…。しょうがない、レッスンに行くから連休よろしくね!!」
P「そんなこと出来るわけないだろう!ほら、行くぞ。」
杏「ちょっとだけ待ってよ。」
P「きちんとレッスンに行くのか?」
杏「どうせ連れて行く癖に…」
P「その通りだけどな。」
杏「ちぇっ、まったく仕事、仕事っていやに…、なんだこれ?ヤンデレール…。」
「これがあれば…プロデューサーに…」
杏「プロデューサー。」
P「杏、準備は出来たか!行くぞ。」
杏「だっこ。」
P「え?」
杏「だっこで行きたい。」
P「いや、それはさすがに…」
杏「だっこしてくないの?」
P「仕方ない、せっかく杏がやる気を出したんだからな。だっこで行こう。」
杏「ありがと。」
P(なんか、いつもと様子が違うけどまぁいいか。)
杏「これ、落ちてた。」
P(ゲッ、ヤンデレール…。まぁ、杏のことだし飲まないだろう。)
P「ありがとう、杏。」
杏「いや、別にいいよ。」
P「ご機嫌だな、杏。そんなに飴が楽しみなのか?」
杏「違うよ。プロデューサーは何も分かってないなぁ~。」
P「何がだよ。」
杏「杏がアイドルやってる理由何か分かる?」
P「いんぜ…」
杏「違うよ!!」
P「」ビクッ
杏「今時、お金を稼ぐ方法くらいいっぱいあるよ。手っ取り早いところだと株かな?」
P「杏?」
杏「それこそ失敗さえしなければ寝ていてもお金は入るの。」
P「どうしたんだ、杏!?」
杏「杏が、アイドルをしている理由はプロデューサー、いや、Pが好きだからだよ。もちろん、恋してるって意味で。」
P(こいつ、飲んでるだと…。しかも、いきなり告白なんて…)
杏「杏はねー、Pが大好き。大好き過ぎて困るくらい大好き。飴もPからもらうのが一番大好き。Pがいうから働くの。杏の働かないっていう誇りを捨てて。それくらいPが大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き…」
P「杏…」
杏「杏はね、Pといれるだけで幸せ。Pを独り占めしたいからわざと家で引きこもってPを待ってるの。だって、Pに乱暴だけれども密着出来る時間があるから。」
P「お、おい…」
杏「P、さぁ仕事行こうか。印税がスタドリに変えられてもやめない理由、ちょっとは理解できた。」
P「理解したくなかった。」
杏「それでも、杏はずっとPと一緒にいるよ。Pが杏を諦めなかったみたいに。私も諦めずにPといる。」
P「…、そうか。」
杏「レッスン場に着いたね。」
P「着いたな。」
杏「さて、プロデューサーはどうするの?」
P「俺は事務所に…」
杏「ふーん、杏の気持ちを知ってもそういうこと言うんだ。だったら私はこのまま離れない。」
P「くっ…、わかったよ。レッスン終わるまで一緒にいるよ。」
杏「そ、じゃあ、それなりに頑張るよ。」
P(いいのか、悪いのか分からないな…。杏がやる気になっているのはいいことなんだが…)
杏「レッスン終わったー。」
P「終わったな。」
杏「だっこして連れてけー。」
P「まったく…」
杏「あ、プロデューサー。飴ちょうだい、飴。」
P「飴だな、ちょっと探すから待ってろよ…」ガサゴソ
杏「まさか、持ってないとか?」
P「いや、はい飴だ。」
杏「プロデューサー、今日言ったこと覚えてる?」
P「忘れたいけど覚えてるよ。」
杏「じゃあ、飴の渡し方も分かるよね。」
P「分かりません。」
杏「口移しに決まってるでしょう。何言ってるの?」
P「言っている意味が…」
杏「つべこべ言わずにやってよ。それとも何、約束破るの?」
P「いや、手渡しで…」
杏「杏は口渡ししか認めないよ。」
P「わ、分かったよ。こ、これで…」
杏「喋ると落ちるし、くわえて渡すとか…。きちんと口と口で渡すの!!」
P(ああ、まゆになんて説明しよう…)
P「杏…、いくぞ…」
杏「杏はいつでもいいよ。」
P「杏…、でも、それは…」
杏「…、プロデューサーは誰を気にしてるの?」
P「そ、そんなの…」
杏「社長?ちひろさん?それともまゆ?」
P「違う、俺はプロデューサーで杏はアイドルだからそんなことは出来ない!!たとえ、ここにいるのがまゆだったとしても同じことを言うさ。」
杏「…、だったら杏が譲歩してあげるよ。プロデューサーが口にふくんだ飴を手に出して。」
P「ん、こうか?」
杏「」パクッ
P「あ、杏!!」
杏「プロデューサーの唾液が混ざって美味しいよ、この飴。」
P「」
杏「杏はね、絶対プロデューサーから離れないから。これからも一生。ずっとずっと…」
P「じゃあ、家は…」
杏「杏はプロデューサーと一緒だからゲームもしないしマンガも読まないでずっとプロデューサーにくっついてる。」
P「そ、そりゃないよ…」
結局、杏はずっとPにくっついていた。寝る時、風呂の時、トイレの時も離れようとしなかった。
そんな中、Pはなぜか来ないまゆに怯えていた。
まゆ「ここのケーキバイキング美味しいですねぇ。つい食べ過ぎてしまいそうで…」
かな子「平気、平気!!さっ、どんどん食べよう!!」
法子「ドーナッツもたくさんありますよ。」
晶葉「かな子、また泣くことになっても知らないぞ…」
かな子「い、いーもん。どうせレッスンで落ちるもん。」
まゆ「そうですよぉ、気にしないでどんどん食べましょうよぉ。」
法子「ドーナッツ、ドーナッツ!!」
晶葉「はぁ…」
まゆ(楽しいですねぇ…、こんな時がずっと…。いや、続くはず…。あの時とは違うんですからぁ…)
252 : VIPに... - 2013/03/24 01:59:12.94 7pKjsIKDO 123/407杏編終わりましたが…、やっぱり私の杏ヤンデレは
杏「プロデューサーお休みしようよ」
が強烈に印象に残ってしまっています。なるべく違う方向で書きたいのに似てしまったような気が…
次書く人は、楓さんか乃々か茄子さん。乃々以外は洒落にならなそう…
ちひろ「話してくれますね、まゆちゃんのこと。」
社長「じゃあ、ちょっとだけ…」
ちひろ「早く話して下さい。」
社長「佐久間まゆという原石が佐久間まゆという少女の運命を狂わせたというべきかな。」
ちひろ「どういうことですか!?」
社長「佐久間まゆは読者モデルとして終わらない存在だった。前の事務所もまゆの才能に気づいていた。」
ちひろ「まぁ、当然と言ったら当然ですね。」
社長「佐久間まゆはこの時点では普通の少女だった。友達と流行のファッションで盛り上がり、男子からは憧れの目で見られていた。」
ちひろ「それからどうしたんですか?」
社長「その学校でいじめが起こった。対象は佐久間まゆ。雑誌デビューして数ヶ月後、机には死ねの文字があった。」
ちひろ「…っ!!」
社長「それからもいじめは続き、女子は徹底的にまゆを無視し始めた。まゆの親友と呼べる友達もそれに参加していた。」
ちひろ「ひどすぎます!!ただの嫉妬にしても…」
社長「いや、違うんだ…。ある日、社長にまゆが転校の申し出をしたそうだ。社長は快くそれを受け取り有名な私立高への編入準備を始めた。」
ちひろ「そこの社長さんっていい人なんですね。」
社長「いや、そうじゃない。まゆは帰る時、衝撃の光景を目にしたんだ。自分のプロデューサーがいじめの成功報酬をまゆの友達、担任、教師とかに払っていたんだ。」
ちひろ「えっ、それは…」
社長「まゆを完全に孤立させて、事務所に依存させるように仕向けたんだよ。でも、そんなものを見てしまったまゆは誰も信じられなくなってしまった。」
ちひろ「な、なんてひどい…」
社長「そのとき支払われた金額は数百万と言われている。でも、佐久間まゆという存在は支払った金の数十倍は返ってくるあてがあると確信できるくらいの才能があった。」
ちひろ「それで、まゆちゃんは東京に…」
社長「ああ、高校を編入する直前にまゆはPと会ったんだよ。」
ちひろ「やけに詳しいですね。」
社長「そのとき、前の事務所でまゆのプロデューサーやってたの、私だから。」
ちひろ「え…それは…」
社長「この話は終わりにしようか。仕事の時間だし…」
ちひろ「続きは聞かせてくれるんですよね。」
社長「機会があればね…」
ちひろ「作ってみせます。」
社長「勘弁して欲しいな…、それは。」
P「杏引き剥がすのは大変だったなぁ…」
まゆ「…」
P「ど、どうしたんだ、まゆ!?」
まゆ「昨日、ケーキバイキングに行ったんですよぉ。」
P「それがどうしたんだ?」
まゆ「そしたらぁ、ケーキを食べ過ぎちゃってぇ…」
P「体重が増えたのか!?」
まゆ「ぴ、Pさん!!」バシーン
P「ご、ごめんなさい…」
楓「まゆちゃんがまゆまゆ太っていく…ふふっ…」
まゆ「」ガーン
P「か、楓さん!?」
楓「大丈夫、まゆちゃんはまゆから孵ったら綺麗なアイドルになってるから!!」
P「まゆから孵るのは蛾ですけど。蝶はサナギですよね。」
まゆ「」ズーン
楓「そ、そうですね。ふふっ…だから、まゆちゃん気にしないで。」
まゆ「まゆはレッスンに行ってきますねぇ」ナミダメ
P「体重、戻るといいな。」
楓「ふふっ。」
P「ところで楓さん、今日はオフでしたよね。」
楓「実は、いいお酒が入ったので…」
P「志乃さんは沖縄に行ってますし、川島さんや和久井さんは北海道、あとは…。見たところお酒の飲めるメンバーは、ちょっと遠いところに行ってますねー。」
楓「そうですか、残念です。」
P「まぁ、気を落とさないで下さい。あ、ビタミン剤を試供品でもらったんです。飲みませんか?」
楓「ありがとうございます。あまりこういうのに詳しくなくて…。良いっていうのはよく聞くんですけど…」
楓「うーん、あまりこれといった自覚はありませんね。」
P「ビタミン剤ですからね。案外、気休めみたいなものですから。」
楓「そうですよね。あっ、Pさん。そのお酒なんですけど…2人で開けません?」
P「いいんですか!?」
楓「いない人が悪いんですよ。」
P「じゃあ、遠慮なく…」
楓「私の家にあるので、仕事終わりにでも取りに行きましょう。」
P「はい、喜んで!!」
P(ま、楓さんだからなー。なんか恋愛感情とかと縁がないっていうか…。なんというか…、掴めない人だけど大丈夫だろう。)
楓「Pさん、仕事終わりました?」
P「ええ、終わりました。」
楓「ふふっ、なんだか久しぶりですね。2人っきりって。」
P「そうですね。」
楓「じゃあ、行きましょうか…」
P「ええ、あまり遅くなるとあれなんで…」
楓「2人の愛の巣へ、ね」ボソッ
楓「Pさんが来るなんて思ってなかったから、散らかってて…」
P「いえ、いいお部屋だと思いますよ。」
楓「お酒の方準備しますから、ちょっと待っててください。」
P「はい、分かりました。」
楓「ふふっ、はい。お酒です。」
P「うわ~、なんていうか、銘が凝ってますね。和歌瑠倭ってお酒聞いたことありませんけど…」
楓「川島さんから頂いたんです。早く飲みましょう。」
P「そうですね、時間ももう夜の8時過ぎてますし。」
楓「泊まってもらってもかまいませんよ。」
P「いや、でもこの部屋に長居してゴシップに書かれる危険を考えると…」
楓「そうですか、ちょっと残念ですね。ゆっくり飲めると思ったのに。」
P「すいません」
楓「まぁ、ずっといてもらうんですけどね。」ボソッ
P「さていい時間ですし、そろそろ帰りますか。」
楓「でもまだ11時ですよ。」
P「さすがにこれ以上いると日をまたぎそうですし。」
楓「Pさんったら、お酒だけに私を避けるんですか?」
P「いや、そういうわけでは…。でも、もう遅いので失礼します。」
楓「Pさん、行かないでくださいよ。」スッ
P「楓さん…」(く、首元にナイフが…)
楓「Pさん、一人じゃ寂しいんですよ。」
P「そんな子どもみたいなこと…」
楓「そんなこと言われても寂しいものは寂しいんです。一緒にいてくれますか?」
P「楓さん、ナイフが首に…」
楓「あててるんですよ。」
P(ああ、今日は死ぬかもしれない。)
楓「もう、Pさんは冗談が私程じゃないけど好きなんですね。帰るだなんて。ここがPさんと私の家ですよ。」
P「ここは、楓さんの家ですよね。」
楓「私のものはあなたのもの、あなたのものはあなたのもの。だけど、あなたは私のもの。」
P「どこのジャイアニズムですか!?」
楓「私は一人だと寂しくて…寂しくて…」
P「だから、子どもじゃないんですから…」
ドン!!
P(壁にナイフが刺さった…)
楓「すいません、ちょっと駄々こねちゃいました。」
P「あは、はははは…」
楓「私は、前まで自分の考えを言うのは苦手でした。でも、今なら言える気がします。」
P(それはとてもいいことだと思います。ただ、新しく出した果物ナイフがですね、また私の喉元にあたってる…)
楓「私とずっと一緒にいて下さい。ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと一緒にいたいです。あなたをほかの女の人にとられたくないんです。私だけをずっと見つめていて欲しいんです。私だけのあなたでいて欲しいんです。私はPさんのことが大好きなんです!!」
P「」
楓「いい返事が返ってくると嬉しいんですけど…」
P(ナイフをぐりぐりするのはやめてください。背でも痛いです。)
楓「どうするんですか、Pさん?」
P「そ、それは…」
カチャ
楓「か、鍵は閉めたはずなのに…」
まゆ「Pさん、見ぃぃつけた!!」
P「」
楓「なぜ居場所が分かったの?」
まゆ「Pログのおかげですよぉ。一ヶ所からずっと動かないから怪しいと思って来てみたら、この始末ですからねぇ。」
楓「ち、近付いたらどうなるか分からないわよ。」
まゆ「そんなことあなたに出来るんですかぁ?まゆでも出来ないのに…」
楓「来ないで、来ないで!!」
まゆ「やってみてくださいよぉ。まゆはそれを阻止しますけどねぇ。」
楓「ほ、本当に、本当に…」
まゆ「やってみてくださいよぉ。やってみてくださいよぉ!!」
楓「」カラン
P(ナイフを落とした…)
楓「ううっ、ひぐっ…」
まゆ「後はPさんにお任せしますねぇ。私は明日仕事ですからぁ。」
P「ま、まゆ…」
楓「うわぁあああん、ううっ、ひぐっ、うぇええん、ううっ、ぐすっ…」
P(大人に見えても…、大人になっても、やっぱり楓さんはどこかに子どもの部分があったんだ…)
その後、一晩中楓さんは泣き続けた。Pはずっと、慰め続けた。プロデューサーとして自分が楓さんのことを知らなさ過ぎたことを後悔した。
まゆは、楓さんに謝ったが今でもまゆに会うと楓さんは涙目になる。
270 : VIPに... - 2013/03/25 03:41:10.88 QhaqtCXDO 133/407楓さん終了ってペースが遅いですね…もっと早く書かないと…
次は森久保さんを書きます。
ちひろ「社長!!」
社長「どうしたんですか、ちひろさん。」
ちひろ「よくもからかってくれましたね~」ビキビキ
社長「あんな話信じる方が悪い。」
ちひろ「きちんと調べたら、あんな事実一つもないじゃないですか!?」
社長「やーい、やーい、引っ掛かってやんの。前の事務所のプロデューサーがまゆにセクハラしてたから、Pが怒ってそいつ殴り飛ばして『君の人生をプロデュースさせてくれ』って言ってまゆがその言葉に惚れたからここに来ただけなの。」
ちひろ「ほぼプロポーズじゃないですか!?」
社長「そうだね。」
ちひろ「それはそれとして騙したことは許さん。」
メシャア
社長「まえがみえねえ」
乃々「あ、あの…プロデューサー。い、衣装合わせを…」
P「あー、ちょっと露出が多いか?無理だったら言っていいんだぞ。」
乃々「だったら、アイドルを…」
P「むーりぃー」
乃々「まだ何も言ってないのに…」
P「アイドルは止めさせないよ。まだ、乃々の可能性を引き出せていないと思うから。本当に乃々はアイドルを…」
乃々「」ダッ
P「逃げるな!!」
乃々「むーりぃー…」
P(ヤンデレールを飲ませれば…)
P「乃々、これを飲むか?」
乃々「変な薬じゃないですよね…」
P「大丈夫、ビタミン剤だ。」
乃々「じゃ、じゃあ…」
P(乃々だし、大丈夫だろう。)
乃々「んんっ…」
P「気分はどうだ?」
乃々「別にこれというのは…」
P「ビタミン剤だからな。変わったことあった方が危険だ。」
乃々「とりあえず、今日お仕事はないんですよね。」
P「ああ、衣装合わせ以外はないからな。」
乃々「じゃあ、ちょっと事務所で休んでます…」
P「ああ、今から帰るのも骨だしな。」
乃々「はい。」
ちひろ「プロデューサーさん、実は…」
P「あ、その問題は…」
乃々「」ジー
ちひろ「いや、この計算だと…」
P「私はプロデューサーなので詳しい問題は…」
ちひろ「でも、もう予算が…」
P「そこをなんとか…」
乃々「」ギリギリギリギリ
ちひろ「はい、じゃあ…」
P「どうも長引かせてしまって…」
乃々「あ、あの…プロデューサー?」
P「ん?」
乃々「わ、私以外の女の人とおしゃべりし、しないで欲しいんですけど…」
P「でも、仕事にならないだろ。」
乃々「でも、あの…」
P「まぁ、後で聞くからさ。」
乃々「」ギリッ
千枝「プロデューサーさん!!お仕事頑張りました!!」
P「千枝は偉いな。」ナデナデ
乃々「」ジー
P「ん、乃々もして欲しいのか?」
乃々「」コクン
P「よし、いつも無理に仕事させてるからな。これくらいで気がすむんだったらいくらでもしてやるぞ!!」ナデナデ
乃々「えへへ…」
P「さて、仕事を…」
乃々「も、もっとぉ…」
P「ダメだ、私にも仕事があるの!!」
乃々「でも、いくらでもって…」
P「仕事終わりな。」
乃々「」ギリッ
P「ん、メールか…。相手は美世か。衣装のことについてか…」
乃々「あの、えっと、出来れば他の女の人とメールはしないでください…」
P「じゃあ、無理だな。仕事に関わるし…」
乃々「」ギリッ
P「あ、まゆのレッスン終わりだ。レッスンスタジオに…」
乃々「ほ、他の女の人のところに行かないでください…」
P「すまん、まゆは怒ると怖いからな。ちょっと、まゆを優先させてくれ。」
乃々「」ダッ
P「乃々、給湯室に行って何するんだ!?」
乃々「ぷ、プロデューサーが私のものにならない世界で生きていくのなんかむーりぃー!!」
P「わー!!やめろー!!その首に突きつけている包丁を床に置け!!」
乃々「むーりぃー」
P「いや、今まで一番無理じゃないよ!?」
乃々「わ、私は人を殺せないし…、Pさんにお願いしても聞いてもらえないし…、だったら私が死んじゃえばいいかなって思って…」
P「変な方向にポジティブに…、っていうかもうアグレッシブになってる…」
乃々「じゃ、じゃあ、Pさん、さよなら…」
P「乃々ー!!」
まゆ「させませんよ!!」
P「まゆ!!」
乃々「や、やめてください!!」
まゆ「むーりぃーですよ。」
乃々「やめて!!」
まゆ「やめませんよ!!」
P「2人ともナイフから手を放せー!!」
ザクッ
乃々「え…」
まゆ「う、嘘…、Pさんに…ナイフが…」
P「持ってて良かった…」
まゆ「え!?」
乃々「少女漫画ですね。」
P「乃々がいつも頑張っているからな。ご褒美に買って来たんだが…」
まゆ「包丁が刺さってぼろぼろに…」
P「これじゃ捨てないと…」
乃々「く、ください!!」
P「乃々?」
乃々「プロデューサーが私をま、守ってくれた証だから…その…」
P「やるよ、ほら。こんなので良ければ…」
乃々「嬉しいです。」
まゆ「じゃあ、Pさん。約束は守らないといけませんよねぇ。」
P「え?」
まゆ「ずっと一緒にいるんですよね。」ニコォ
P「ソウデシタネ」
乃々と一日中ずっと一緒にいることになったが、特に何もなく平穏な日だった。
最近のPの悩みは、乃々がまゆの影響を若干受けてストーカーに走り出したことだ。
289 : VIPに... - 2013/03/27 01:57:24.02 LnPjAbjDO 143/407乃々ちゃんは終わりです。いや、全員難しいなと思いつつ次の構想を練ってます。
続いてはパッションのゆるふわ系か姉御かナターリアかという感じです
P「乃々、離れてくれ…」
乃々「むーりぃー。」
P「いや、乃々…」
乃々「プロデューサーとけ、結婚するのは、こんな私だから無理かもしれないけど…、でも、ストーカーでもいいから見守れたらいいかなって思って…」
P「逆方向に全力疾走じゃないか!?」
まゆ「まゆは、Pさんのためなら…」
P「お前は、常に全力疾走だな!!常に突っ切ってるな!!」
まゆ「うふふ…」
P「ちょっ、なんか怖い…」
ナターリア「P、おはよう!!」
P「おはよー、ナターリア。今日は何かあったか?」
ナターリア「ブラジルの友達に日本のお土産送るカラちひろに聞きに来たんだヨ。」
P「あー、税関とかか。ちひろさんなら奥にいるぞ。」
ナターリア「P、ありがト。」
P「さて、ナターリアにも…」
ナターリア「…、ソレが送れないのか。ちょっとザンネンカナ?」
ちひろ「そうねー、でもこれとこれは大丈夫だから。」
ナターリア「そっカ!ちひろ、ありがト。」
ちひろ「いいのよ。」
ナターリア「P、ナターリアはもう帰るヨ。」
P「ナターリア、これ飲んどけ。」
ナターリア「サプリメント?」
P「ああ。」
ナターリア「ありがト。じゃあ、準備があるカラ。」
P「気をつけて帰れよ。」
ナターリア「P、P、忘れモノした!!」
P「おう、ブラジルだからな。きちんと探せよ。」
ナターリア「Pありがト!!タイセツなモノだから探したいんだヨ。」
P「おお、なおさらだな。だったら手伝おうか?」
ナターリア「大丈夫だヨ、もう見つかったカラ。」
P「おっ、そうか!?なら良かった。」
ナターリア「ほら、ココに。」ガッ
P「な、何を…んんっ!?」ドスッ
ナターリア「ミ、ミソウチ…、ミゾオチだっけ?そこを打てばPも気絶するんだネ。ナターリア、ちょっと不安だったヨ。」
ナターリア「P、P、タカラモノ。ナターリアのタイセツなタカラモノ。だから、ブラジルに持って帰る。このバック小さいネ。Pを入れるのにちょっと苦労するヨ。」
P「…」
ナターリア「ウンショ、ウンショ…、Pが入ったよ。このままブラジルに帰れば…」
まゆ「」ジーッ
ナターリア「タクシー、ハネダまで!!」
ナターリア「ハネダに着いたヨ。」
まゆ「じゃあ、そのバッグの中身は日本に置いて行ってもらいましょうか。」
ナターリア「まゆ、いつの間にいたノ!?まゆはもしかしてあやめと同じニンジャ…」
まゆ「違います!!」
ナターリア「でも、Pはナターリアのタカラモノだからブラジルに持って帰るヨ。」
まゆ「手荷物検査で引っかかると思いますよぉ。」
ナターリア「大丈夫、Pはきちんとナターリアと一緒に飛行機に乗るから。」
まゆ「どういうことですかぁ?」
ナターリア「ナターリアのトモダチのお父さんが農場経営していておカネ持ち。チャーターした飛行機でPとナターリアは帰るんだヨ。」
まゆ「あら、お土産を送るだけじゃなかったんですかぁ?」
ナターリア「ダイジョウブ、Pも分かってくれるヨ。」
まゆ「大丈夫じゃないですよぉ…」
ナターリア「Pはタカラモノ、ナターリアのタカラモノ。ダカラ絶対渡せないんだヨ。」ギリッ
まゆ「Pさんの宝物が何か知っていますかぁ?」
ナターリア「分かるヨ。P、言ってたヨ。アイドルのみんながタカラモノだッテ。プロデュースできることが嬉しいッテ。」
まゆ「じゃあ、Pさんの宝物を奪うんですかぁ?」
ナターリア「…、デモ…」
まゆ「デモもストもないんですよぉ。Pさんの宝物を奪ってまで、あなたは何がしたいんですかぁ。」
ナターリア「P…、ナターリアのタカラモノダケド…、本当に持って帰ったら…、Pもナターリアもタカラモノ、なくなっちゃうネ。ナターリアが本当に好きだったのは、みんなと楽しく過ごしているPダヨ…」
まゆ「分かってくれたんですねぇ。」
ナターリア「ウン、ナターリア良いコト思い出したヨ。」
まゆ「なんですかぁ?」
ナターリア「日本はオヨメさんたくさん持てるんだヨ!!」
まゆ「?」
ナターリア「ナターリア、ライブでよく聞くヨ。まゆとリンは俺のヨメーッテ。」
まゆ「まだ日本慣れしてないんですねぇ…」
こうして、Pは事務所に帰ることが出来た。まゆからすごく怒られ、社長からは減給された。ナターリアは、あの後もいつもと変わらなかったという。
後日、まゆと響子が必死に日本語をナターリアに教えている風景がよく見られた。
310 : VIPに... - 2013/03/28 01:31:53.59 96pQH6gx0 151/407ナターリア編終了です。ヤンデレねぇ…、と自分自身考えることが多いです。リクエストがあったり、面白いって言ってくれる人がいてくれたりすると本当にうれしいです。けど、もうリクエストは勘弁してください…
続いて姉御をノンストップで書きたいです。
社長「…、ドッキリ企画か。俺は常にドッキリを受けてる気分になるよ。」
P「まあ、アイドル達の行動は読めないですからねぇ。」
社長「君の行動が一番読めないんだけど。」
P「いや、常識を超えたところに新たな発想があるんですよ。」
社長「常識超える前に人に迷惑をかけないというステップを超えてくれないかな。」
P「多少の犠牲は必要なんですよ、社長。これからもよろしくお願いします。」
社長「されないから。」
P「ケチー。」
社長「普通の会社だったら解雇だよ。」
P「うちは芸能事務所ですよね。」
社長「うん、芸能事務所でも解雇だから。心に留めておいてね。」
P「分かりました!!」
社長「君の威勢のいい分かりましたは大抵わかってないんだよ!」
拓海「おっす、P。」
P「おっ、拓海!」
拓海「今日はレッスンだったよな。」
P「ん、ああ。」
拓海「じゃあ、事務所に荷物おいて行ってくるぜ。」
P「あいつは原始人かよ…。携帯で連絡取れるだろうに…」
ちひろ(こいつ一回しばき回した方がいいんじゃないだろうか…)
拓海「さて、と。荷物も置いたし、レッスンに行くか。」
P「拓海、行く前にビタミン剤でも飲まないか?」
拓海「ん、ああ。じゃあもらおうかな。」
P「ほら、これだ。」
拓海「ありがとな。」
拓海「レッスン終わったぜ。」
P「おう、お疲れ様。」
拓海「なぁ、これからちょっと付き合ってくれないか?」
P「すまん、これから書類の整理が…」
拓海「あ?」
P「いや、仕事が…」
拓海「私の言うことが聞けないのか?」
P「な、何だ…」
拓海「聞けるか、聞けないのかって聞いてるんだよ!!」
P「た、拓海…」
ガッ
ダン
P「胸ぐらを掴んで壁に叩きつけるなよ…」
拓海「なぁ、P、どうなんだ?」
P「わ、分かった、分かったから…」
P「ここは…」
拓海「私の家だ。」
P「分かる、分かる、すごく分かる。」
拓海「さ、遠慮せず入れよ。」
P「それはちょっとまずいんじゃないかなー、って。」
拓海「いいから入れって言ってんだよ!!」
P「分かった、分かったから、その拳を降ろせ!」
拓海「そうやって聞けば何もしねえよ。」
P(あれ、拓海さん。昔はこんなんじゃなかったですよね。スカウトした時はもっと優しかったよね。)
拓海「ここは私の家だ。誰の邪魔も入らない。」
P「あ、ああ…」
拓海「携帯出せ。」
P「え?」
拓海「情報の入っているカード抜け。」
P「え…」
拓海「早くしろ。」
P「こうか?」
拓海「ふんっ。」
グシャ
P「ああ、携帯が…」
拓海「文句あるか?」
P「ないです。」
拓海「なぁ、P。私はお前に感謝してる。」
P「いきなりどうした?」
拓海「走るだけが生き甲斐の私にアイドルっていう生き甲斐をくれた。」
P「お、おう…」
拓海「正直、最初はヒラヒラの衣装を着せられて嫌な気分だったよ。人前に出ることも見せ物にされてるような感じでムカついたし、レッスンもタルかった。」
P「拓海…」
拓海「でも、ファンが出来て、仲間も出来て色んなものを手に入れた。私の可能性っていうものを信じることが出来た。」
P「…」
拓海「でも、どうしても手に入れられないものが1つだけあった。」
P「な、なんだ?」
拓海「お前だよ。」
P「」
拓海「何度も衝突した。でも、Pは私をいつも守ってくれた、信じてくれた。いつの間にか、そんなお前のことをその、す、好きになっていったんだ。」
P「」
拓海「でも、考えた時私に魅力なんてなかった。ただ、ずっとPを困らせて、苦労させて。まゆとか響子みたいに家庭的じゃないし可愛い仕草ができるわけじゃない。かと言って和久井さんとかあいさんみたいに一人でなんでも出来るわけじゃない。」
P「そんなことはない…」
拓海「結局、私からアイドルを引くと残されていたのは暴力だけだった。」
P「違う…」
拓海「Pを手に入れるためにはこれだけしかなかった。」
P「違う!!」
拓海「P…」
P「違うさ、拓海には魅力がある。」
拓海「慰めないでくれ。私には、魅力なんて…」
P「だったら、なぜ俺を殴らなかった?」
拓海「殴ろうとしたし、脅すために胸ぐら掴んで壁に叩きつけた。」
P「違うよ、初めて会った時だ。」
拓海「初めて会った時…」
P「拓海と初めて会った時、拓海は誰かと喧嘩していた。」
拓海「あ、ああ…、あの時か。」
P「そばには服の乱れた特攻服の女性。喧嘩の相手は数人の男だった。普通に考えるなら、レディースの喧嘩の仲裁に男性が割って入った。と思われる場面だった。」
拓海「でも、Pは男たちがその女に乱暴しようとしていたって見抜いたんだよな。」
P「女性は無傷だが、服だけ乱れていた。おかしいだろう、喧嘩しているのにダメージは服だけだって。」
拓海「腹もおさえてないし、顔にも傷がないだったか。お前の推理は。」
P「そうだな。服だけ乱したっていうことはやることは1つ。」
拓海「まぁ、いわゆる『乱暴』ってやつだな。」
P「ああ。」
~数ヶ月前~
男A「姉ちゃんよ、大人しく身を引いた方がいいぜ。自分が可愛いだろう。」
拓海「黙れ!私はお前たちみたいなのが大嫌えなんだよ!!」
男B「生意気な女だ。俺達は空手道場の黒帯集団だぜ。勝てるわけがないだろう。」
男C「もしかして、君がそのおっきい胸で俺達の相手してくれるの?」
拓海「ふざけるな!」
P「警察に通報しないと…」
男A「ま、分からせてやるべきじゃないの?世の中、突っ張っているより身を任せた方が楽ってことをさ。」
拓海「てめえら!!」
男A「おい、お前ら。やれ。」
男B「へへっ、まずは俺からだ。」
拓海「やれるものならやってみやがれ!」
男B「じゃ、遠慮なく!!」
拓海(かわさないとヤバい!!)
男B「ぐっ、こいつ…。避けやがった。」
男A「なら、これで避けられないだろ。」
女性「んーっ!?」
拓海「てめえら、人質を使うなんて卑怯だぞ!!」
男C「卑怯なんて言葉はな、この世の中を生きるために必要なもんなんだよ!!」ドゴォ
拓海「かはっ…」
男B「腹に一発。やるぅ~。」
拓海「くそっ…」
男C「おらっ」ゲシッ
拓海「ぐあっ…」
男A「おい、顔に傷を付けるなよ。そいつは上玉だからなぁ。」
拓海「ゲスどもが…」
男B「ふんっ!!」ドコッ
拓海「うぉ…」
男A「はっ…、強がっても所詮は素人だな。」
P(このままじゃ、あの女の子が…)
男A「そろそろ眠らせてやれ!」
男B「へへっ、さぁ、おねむの時間だ!!」
P「ま、待て!!」
男A「なんなんですか?私達は、この子達の喧嘩の仲裁に…」
P「う、嘘だ!!最初から聞いていたぞ!!」
男A「そうですか、なら仕方ない。やれ。」
男B「で、でも…」
男A「やったのは俺達じゃない。こいつらだ。」ニヤァ
男C「なら、遠慮なく。」
P「ウオオオオオ!!」
男A「勝てる訳がないだろ…」
P「く、くそぉ…」ボロッ
男B「色男が台無しだな…」
拓海「やめろよ…、そいつは関係ないだろ…」
男A「そうまでして、この男や女をかばうだなんてとんだお人好しだな!!」
拓海「くそっ…、てめえら、絶対許さねぇ!!」
P(こんな状態になってまで、人を庇えるなんて…)
婦警「はい、通報があって来ました。」
男A「実は、レディースの喧嘩の仲裁に入って…」
婦警「へぇ~、そうなんだ。」
男A「はい、そこの男性も…」
婦警「えいっ!」
男A「ぐあっ!!」
婦警「嘘はいけないなぁ…」
男B「このアマ、やっちまえ!!」
婦警「ふぅ…」
婦警「こんなもんかなっ。」
男A「」
男B「」
男C「」
P「ふ、婦警さんお強いんですねぇ。」
婦警「まぁ、合気道とか柔道とか空手とかの有段者だから。」
P「へぇ~。でも、なんであいつらが嘘ついてるって分かったんですか?」
婦警「通報内容と食い違っていたし、それに何より…」
拓海「くっ…」
婦警「この子が無抵抗でやられるような子じゃないもの…」
拓海「言ってくれるじゃねえか、早苗。」
早苗「ふふっ、補導は見逃してあげるわ。大方、後ろの女の子を守ってたんでしょ。」
拓海「うるせぇ!!」
早苗「じゃあ、拓海ちゃんをお願いします。私はこいつらを引き渡した後、この女の子を送って行きますから。」
P「任されました。」
拓海「…」
早苗「じゃあ、よろしくお願いしますね。」
P「はい。」
P(この子は本当に人のことを想える子だ。もし、この子がアイドルになってくれたら…)
P「ねぇ、拓海ちゃん。」
拓海「拓海でいいよ。」
P「アイドルに興味ないかな…」
―――――――――…
拓海「そんなこともあったか…」
P「ああ。その時に思ったんだ。こんなに人を想うことが出来る子なんだ。こんなに優しい子がアイドルをやったらトップを取れるって。」
拓海「P…」
P「拓海の魅力ってそんなところだと思う。だからスカウトしたんだ。」
拓海「…」
P「拓海、もしかして元特攻隊長だったからとか、柄にもないからって思っているんじゃないか?」
拓海「…」
P「確かに拓海は元特攻隊長だったし、いつもはこんなことをしないかもしれない。でも、拓海に魅力がないわけじゃない。」
拓海「そ、そんなこと…」
P「だからさ、思うんだよ。拓海はずっと意地張って生きてきてさ、そういうことに少し疲れてるんじゃないかって…」
拓海「P…」
P「だから、今日くらいはただの向井拓海になっていいんじゃないかな。」
拓海「P…、P…、P!!」ウルウル
P「拓海。」
拓海「私はずっとずっとずっとPと一緒にいたい!!」
P「拓海…」
拓海「これからもたくさん迷惑かけるかもしれないけどそれでいいの!?」
P「いいさ、一生、アイドルとして面倒見てやる。」
拓海「本当?」
P「ああ。」
拓海「P、だーいすきっ!!」ギュー!
P「拓海…」
まゆ「今日は見逃しましょうかねぇ…」
子猫「ニャーオ。」
まゆ「ダメですよぉ。ご主人様は今いいところなんですからぁ。」
328 : VIPに... - 2013/03/29 02:47:28.30 6k7DEo0DO 166/407姉御編終了です。って後半キャラ崩壊ってレベルじゃねーぞ…。
朋ちゃんの話が骨格出来たんでお次は朋ちゃんです。
P「社長、これを見てください!!」
社長「これは…」
P「東郷あい×765プロの菊地真ちゃん本です。」
社長「あー、比奈か由里子が…」
P「これ良かったんで、読みませんか?」
社長「ええっ!?これについての対応聞きに来たんじゃなくて、勧めに来たの!?」
P「ええ。」
社長「何しれっと言ってんだ。」
P「どうです、765プロでも好評らしいですよ。」
社長「流通しちゃったのかー。とりあえず、流通は765とうちだけに留めるようにして、本の対応に関してはあちらはあちらの判断に任せよう。うちはもう没収とかしないから。ただ、二度と発行させないように。」
P「はい。」
社長「だから、ちひろさん。その本を大事そうに抱えるのはやめてください。あと、P。君は減給だから。」
P「そりゃないじぇ~。」
P「社長にめちゃくちゃ怒られた。今日はついてないなぁ…」
朋「まったく、P。今日は、人の作ったものを勧めると災いってこの本に…」
P「ま、大丈夫でしょう。それより朋、今日はどうしてここに?」
朋「仕事場に来ると吉らしいよ。」
P「占いで行動するのも考えものだが…」
朋「でも…」
P「そういえば…、試供品のビタミン剤があるんだが占いが悪いからな。やめて…」
朋「ま、それくらいなら大丈夫なんじゃない。飲んでみたいな。」
P「あまり嬉々として飲むものじゃないけど。」
朋「まあ、いいじゃん。」
P「朋、占いもいいが自分で決めることを多くした方がいいぞ。」
朋「そうだね。Pの言うこともよく聞くことにするよ。」
P「自分の意思も大切なんだがなぁ…」
朋「今日の占いは…と。欲しいものに必ず障害あり。乗り越えることが出来れば欲しいものが手に入る、か。」
P「当たるも八卦当たらぬも八卦だからな。」
朋「当たってるよ!いや、当てさせる…」
P(占いに合わせてどうするんだよ…)
朋「Pを使った占いを考えたんだ。」
P「そうか。まぁ、別になんでもいいが…」
朋「Pの右手占い。早速始めましょう。Pは私の幸運の象徴だもの。きっと悪い結果が出るはずがない。」
P「えっ?」
朋「Pは私が好き、嫌い、好き、嫌い、好き!!」
P「花占いと大して変わらないから次から私の手使うのはやめてくれ。しかも両手の指だったら結果変わるだろ!!」
朋「Pは私のことが好き、嫌い、好き、嫌い…好き…っ!!」
P「な、結果変わるだろう。だから…」
朋「こんなところに私の障害があったんだぁ…」スッ
P「そのナイフでな、何をするつもりだ…」
朋「障害は乗り越えなきゃ…。その小指、切り落とす。」
P「やめろー!!」
P「ぜぇ、ぜぇ…。逃げ切れたか…」
南条「わーっ、何をしてるんだ!!止まれー!」
P「ひ、光!?」
朋「あなたがもしかして障害?2人の障害は私が乗り越えてあげるからね…」
南条「そ、そんな、ナイフを持った人間をPに近づけられるわけないだろう!!」
P(光、私のことはいい!!逃げてくれ!!)
朋「2人の障害は私が乗り越える。私は2人の障害を除去するんだ。Pは私の幸運の象徴なんだ。アイドルになれたのも、こんなに楽しい仲間に出会えたのも、こんなに人を好きなれたのもPのおかげなんだ。だから、私は欲しいものを手に入れるためにお前を除去してやる!!」
南条「ま、負けてたまるかー!!」
P「光ー!!逃げろー!!」
まゆ「何やってるんですかぁ?」ガシッ
朋「あ、あんたは…」
まゆ「光ちゃん、今のうちに逃げて!!」
光「で、でも…」
まゆ「早く!!」
光「…、分かった。まゆ、頑張って!!」
まゆ「…、ええ。」
朋「放せ、放せぇ!!」ブンッ
まゆ「っ!!」
朋「はぁ…、はぁ…、殺してやる…。佐久間まゆ、一番の障害…」
まゆ「まゆは死にません。」
朋「占いには、お前を、障害を乗り越えろって書いてあった。だから…」
まゆ「まゆの占いには何が書いてあるんですかぁ?乙女座の運勢を見てください。」
朋「それがどうしたのよ、別に変わったところなんて…、あれ?」
朋「乙女座は…あれ?こんなはずが、こんなはずが、こんなはずが、こんなはずが、こんなはずが、こんなはずが、こんなはずが、こんなはずが、こんなはずが、こんなはずが、こんなはずが、こんなはずがない!!」
まゆ「うふふ、確か運勢では今日は何事もなく平穏な1日でしたはずですよぉ。ナイフを持ったあなたに出会うのが平穏な1日といえるなら、その占いあたってますねぇ。」
朋「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ、占いは嘘はつかない…」
まゆ「占いにだって間違いはありますよぉ。」
朋「じゃあ、私は何を信じればいいの…」
まゆ「それは自分で探してください。まゆには関係ありませんから。」
朋「P…、Pなら知ってるはず…、これから何をすればいいのかはPに教えてもらえばいいんだ!!P、どこ!?」ドンッ
まゆ「きゃっ…、待って…。うぅ…転んだときに足を挫いたみたいですねぇ。待っててください、Pさん。今、行きますからぁ。」
P「光は逃げられたみたいだな…」
朋「P、見つけた…」
P「」
朋「P、教えて…。私はこれから何をすればいいの?私はどういう風に歩けばいいの?息をしてもいいの?お腹が空いてもいいの?何か食べていいの?飲んでいいの?動いていいの?話していいの?何をしたらいけないの?していいの?しなきゃいけないの?私は生きてていいの?私はあなたを好きでいいの?分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない」
P「…」
P「朋!!」
朋「教えてP。教えて教えて教えて教えて…」
P「アイドルになれたのだって、人気が出たのだって自分の実力じゃないか。だから、自分の意志でなんでも決めることができる。私はそう信じている。」
朋「違うよ。アイドルになれたのだって、Pのおかげ。人気が出たのだってPがプロデュースしてくれたから。初めてだよ、占い以外で自分を任せていいと思ったのは。」
P「朋…」
朋「自分の意志でやりたいってことがあるとしたら、ただ一つ。Pが欲しい。運勢とかそんなの関係なくPが欲しい。」
P「いや、朋。それは…」
朋「私の意志は言った。Pが欲しい。」
P「…」
朋「P、返事を聞かせて。」
P「それは…、その…」
朋「ダメなの…?」
P「…」
朋「Pが欲しい、Pが欲しい…」
P「どうしよう…」
まゆ「Pさぁん…」
P「ま、まゆ!?どうしたんだ、足なんか引きずって…」
まゆ「ちょっと挫いちゃって…。そんなことよりどうするんですかぁ?」
P「1日で効果は無くなるんだ。だから、それまで待てばいい。」
まゆ「それで1日だけ朋さんのものになってあげるんですかぁ?」
P「そ、それは…」
まゆ「まぁ、いいです。次からは覚えておいてください。常に、私達は本気なんですよぉ…」
P「まゆ…」
まゆ「今回も見逃してあげます。だから、悪用はダメですよ。」
朋「P…、P…、P…」
まゆ「呼んでますよ。行ってあげたらどうですか?」
P「すまんな、まゆ。」
まゆ「謝るくらいだったら、最初からしないでください。」ボソッ
P「朋、分かった。朋が欲しいっていうなら…」
朋「P、P、P!!」ギューッ
P「朋…」
こうして、朋とPは1日過ごすこととなった。朋にとってはまさに幸運な1日になっただろう…。あの占いはもしかしたら、あたっていたのかもしれない。
まゆにとっては今日という1日は、不運でしかなかったようだが…
344 : VIPに... - 2013/03/31 03:45:53.71 hA+Q8/xDO 177/407朋ちゃん編終了です。見切り発車が過ぎた感じがします。時間かかり過ぎ…
次は、姉妹か茄子さんか沙織ちゃんを書く予定です。
小春ちゃんの人、待ってください。まだ何も思いつきません…
社長「最近、みくにゃんのファンをやめるのが流行っているみたいだね。」
P「ええ、多分みくにゃんではなく前川みくのファンになるという意味でしょうけど。」
社長「フォローとか入れてあげてる?さすがにファンやめますはね…」
P「大丈夫です。みくがその件で相談したとき、みくは猫じゃなくても魅力的だよって言って、おっぱい揉んであげました。」
社長「みくは?」
P「泣きながら逃げました。」
社長「まゆは?」
P「鉄拳のキャラクターにも出来ないスーパーコンボを私に決めました。」
社長「まゆはいつでも正しい。」
P「こんなのってあんまりだ…」
沙織「あんの…、Pさん。どしてそんなにほっぺが赤いんですか?」
P「まゆにやられたんだ…」
沙織「大丈夫ですか?」
P「大丈夫だよ…」
沙織「本当ですか…」
P「心配はいらないさ。ところで、試供品のビタミン剤をもらったんだが飲まないか?」
沙織「いいんですか!?いやー、最近ちっと疲れることさ多くて。」
沙織「んだども、Pさん。これといった変化は感ずることはねーけども。」
P「ま、ビタミン剤だから。」
沙織「そうですか。あ、今日は休みって聞いたけんどちょっと用があって…」
P「どうしたんだ?」
沙織「実は方言のことなんだけども…」
P「お芝居の仕事では何も問題なかったと思うぞ。」
沙織「だけんど、ここで話すと伝わんないことが多くて…」
P「うーん、まぁ大丈夫だよ。これから頑張ればいいさ。」
沙織「あ、ありがとうごぜーます!!」
沙織「Pさん、あんの…」
みく「Pちゃん、またみくにゃんのファンやめるって…」
P「大丈夫だ、みく。みくのファンは減ってないよ。」
沙織「あんの…」
かな子「Pさん、体重が…」
P「気にしすぎだよ。でも気にしないのもダメだけどな。」
沙織「Pさん…」
凛「プロデューサー、ちょっとこれ。」
P「うーん、ドッキリ企画ね…。まぁ、幸子にバレないように頑張ってくれ。」
沙織「あんの…」
和久井「ちょっと、Pくんいいかしら?」
P「はい、なんですか?」
沙織「」ギリッ
沙織「Pさん…」
P「どうした?」
沙織「Pさんはとてもわりぃ子だ…」
P「おい、沙織どうしたんだ?」
沙織「Pさんはわりぃ子だ、とてもわりぃ子だ…」
P(あー、そうなるのか…)
沙織「Pさんはわりぃ子だから…、わだすがなんとかしなきゃいけね。」
P「さ、沙織!?」
ゴシャア
沙織「Pさんはわりぃ子だ…、Pさんわりぃ子だ…」ズルズル
まゆ「」ジーッ
P「ん…、ここは…」
沙織「Pさん、目が覚めただか?無理もねえだ。だって、鉄のパイプで殴られたんだ。」
P「うぅ…、沙織…」
沙織「Pさんはとてもわりぃ子だ。いつも他の女の子にばっかり目移りして…、わだすのことは見てくれね。」
P「そ、そんなことは…」
沙織「口答えするだか!?」
P「さ、沙織!?」
ガン
P「痛っ!!」
沙織「わりぃ子には体に覚えさすしかねえ。」
P(木の棒で殴らないでください、死んでしまいます。)
沙織「Pさん、わりぃ子…わりぃ子…」
P「沙織…」
沙織「Pさんはわりぃ子だから、わだすがきちんと教えてやんねといけねんだ。」
P「そ、そんな…」
ビシィ
P「痛っ!!」
沙織「口答えしたら容赦なく叩っからな!!」
P(痛いよ…物理的に…)
沙織「Pさんは、わだすだけを見てくれればいいだ。きちんと教育すてご近所さんに紹介しても恥ずかしくねえ旦那するだ。」
P「…」
沙織「Pさんはどしてこんなに物覚えが悪いんだ?」
P「それが私の唯一の欠点だって言われてるくらいだから。」
沙織「なら、なおさらだな。体に覚えさせてやるだ。」
P「許してください、お願いします…」
沙織「許すも何もねえだ。ただ、こんな浮気性の旦那にはちぃと罰がいるんでねか?」
P「うぅ…」
まゆ「Pさぁん、ここにいることは分かってるんですよぉ。早く出てきてください。」ガチャガチャ
沙織「もうこの物置小屋にいることがバレただか!?」
まゆ「Pさぁん、早く出ないと目玉をほじくりますよぉ。」
P「ヒイッ」
沙織「そんなことさせねえだ!うちのでえじな旦那様に危害を加えるやつに一発かましてくっだ!!」
P「あ、ちょっと、沙織…」
<ワダスガオマエヲタイジシテヤッダー!!
<ヤレルモノナラヤッテミテクダサイ
<ヤーッ!
ビリビリ
バタッ
ガラッ
まゆ「ねぇ、Pさぁん。こっち向いてください。恥ずかしがらないで…」
P「」
まゆ「まぁ、Pさん教育したところで頭空っぽですから何の意味もないんですけどねぇ。」
P「アタマカラッポッテイワレター」ビエーン
まゆ(泣いているPさんも可愛いですねぇ…。これで頭空っぽでなければなおいいんですけどぉ…)
こうして、沙織の教育は終了した。Pは、金輪際沙織を怒らせないと心に誓った。
まゆに頭空っぽって言われたことがPの胸に深く突き刺さった。
362 : VIPに... - 2013/04/04 04:49:41.78 0l7RKpLDO 186/407沙織ちゃん終了です…、ちょっと引っ越しがあったのでペースがダウンしてしまいました…
次は押忍にゃん書きます。
P「ようやく傷が治りかけてきた。」
社長「君も懲りないよね。」
P「でも、まゆは以前と変わらずストーカーを続けています。」
社長「君の行為は逆にエスカレートさせてるよね。」
P「だから、傷ついてでも実行しないといけないんです!!」
社長「その言葉、違うシチュエーションで聞きたかったよ…」
有香「プロデューサー、おはようございます!!」
P「お、有香。今日はバレンタインの時の衣装の返却だったけか?」
有香「はい。すみません、道場の人たちに見せたいとわがままを言ってしまって…」
P「まぁ、有香の恩人だからな。社長も快く許してくれたし。」
有香「でも、ちひろさんがすっごく怒っていると聞いたんで…」
P「ま、まぁ…、社長がいいって言ってたから大丈夫だよ。」
有香「そうですか?」
P「有香は有香のやれることを頑張ってくれ!!」
有香「押忍!!分かりました!!」
有香「プロデューサー、実は最近悩みがあって…」
P「なんだ、言ってみろ。」
有香「実は、最近道場通いとアイドルの仕事が重なったりして疲れが取れないんですよ。」
P(ペロッ…これは…チャンス!!)
P「そうか、そうか。ちょうどいいところに来たな。試供品のビタミン剤が余ってるんだ。飲んでみるか?」
有香「いいんですか!?助かります。」
P(さらに疲れるかもしれんが…、許せ、有香!!)
有香「んんっ、と。これで楽になるといですね。」
P「体調管理はきちんとしておけよ。」
有香「はい、分かりました!!」
P(人に言えた義理でもないが。)
P(その後、有香に変わった様子が見られることはなく時間が過ぎていった。)
早苗「Pくん、帰るわね。」
P「はーい、了解しました。」
P(事務所に残ったのは私と有香だけか。)
有香「Pさん。」
P「どうした、有香?」
有香「すいません!!」ドゴッ
P「グエッ」
バタッ
有香「ふぅ、これで後は…」
カキカキ
有香「中野有香、一世一代の大勝負です!!師匠、この力をこんなことに使うことをお許しください。」
まゆ「Pさん、あなたのまゆが帰りましたよぉ。」
まゆ「あれ、誰もいないのに鍵が開けっ放しなんて不用心ですねぇ。あれ、これは何でしょうか?」
『本日○○時、事務所近くの河川敷で貴殿を待つ。そこでプロデューサーをかけて勝負されたし。』
まゆ「うふ…、笑えない冗談ですねぇ。」
「Pさんは私のものなんですからぁ…、あなたごときに賞品にされる覚えはないんですよぉ。」
有香「来ましたね、まゆちゃん。」
まゆ「ずいぶん古風な呼び出し方をするんですねぇ。メールでもよかったんじゃないんですかぁ?」
有香「自分の武道家としての誇りを捨て、ただの中野有香で勝負したかった。ただ、それだけです。」
まゆ「そこまでしてPさんを誘拐しなかったのは誉めてあげますよぉ。でも、Pさんは私のものであってみなさんにはレンタルしているだけなんですからねぇ。」
有香「そうですか、なら力づくでも奪い取る。ただそれです。」
まゆ「ふふっ、まゆはちからなんかに屈しませんよぉ。」
有香「なら、その決意を折るまでです。」
まゆ「殺す気で来てください。そうじゃないと私はPさんを手放すことなんかありません。今までもこれからも。」
有香「後悔していないみたいですね、安心しました。」
まゆ「ここに来ないほうが絶対まゆは後悔します。」
有香「その意気や良し。いざ、尋常に勝負…」
まゆ「当たりませんねぇ。本当に当てる気があるんですかぁ?」
有香「そちらも攻撃をしないとこの拳が当たりますよ!!」
まゆ「面白くない冗談ですねぇ…、当てる気もないのに。」
有香「っ…、そんなことは…」
まゆ「あなたがPさんのことを思っていれば思っているほど…」
まゆ「私に拳は当たらない。だって、アイドルがアイドルを傷つけたなんて、スキャンダルとかそんなもの関係なく…」
「Pさんは悲しみますよ…」
有香「」ゾクッ
まゆ「うふふ…、まぁ、ここで無駄な一騎討ちは終わりにしませんかぁ?」
有香「…」
有香「嫌ですよ…、自分は自分を捨てられません…」
まゆ「そうですかぁ、なら終わらせましょう。」
有香「」ピクッ
まゆ「この勝負に私は…」
「降参します。」
有香「な、何を言って…」
まゆ「Pさんはまゆのところに絶対帰って来ます。それに言いませんでしたかぁ?Pさんはレンタルしてあげてるだけだだって。だから、あなたにも貸してあげますよぉ…」
有香「…」
まゆ「では、さよなら。」
有香「私は負けたんでしょうね…。女としても…、愛するという点に関しても、そして…、いや、もう何も思わないようにしましょう…」
「私は弱い人間だから…」
P「こ、ここは…」
有香「プロデューサー、許してください。」
P「有香…?」
有香「私は弱い人間です。Pさんが欲しくて、暴力に訴えて、それでも、まゆちゃんを殴れなくて、まゆちゃんに全部見透かされて、Pさんを譲られて、散々、自らの打ちのめされたにも関わらず、まだPさんが諦められなくて…、Pさんのことが大好きで、本当に大好きで、大好きで、諦めたくなくて…」グスッ
P「有香は弱くないよ。」
有香「プロデューサー…」
P「もしかしたら、有香はいつの間にか強さってことと勝つっていうことを混同してるんじゃないかな。勝った者が強いだけじゃない。敗者だって強いさ。ただ、何かが足りなかったってだけで。永遠に勝ち続けるなんて多分不可能だと思う。勝者と敗者は常にいる。勝ったから負けたからじゃなくて、そこから何を得ることが大切なんだ。」
有香「そんな綺麗事で片付けられるものじゃ…」
P「まゆは弱い人間に私を委ねたりしない。」
有香「…!!」
P「何があったかは分からない。でも、まゆは弱い人間に自分の好きな人を預けたりしない。これだけは言えるよ。」
有香「…」
P「だから、自分が弱いだなんて思わないで大丈夫だ。」
有香「だったら、今日1日だけ私だけのプロデューサーでいてくれますか?」
P「約束する。」
有香「プロデューサー!!」ギューッ
P「ちょっ、有香痛い!!」
有香「絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対、今日は私のものですよ。プロデューサー。」
P「わかった、わかったから…」
そう言いながらPは、まゆをつい目で探してしまっていた。
翌日、まゆが異様にニコニコしているのがとてつもなく恐ろしいPであった。
376 : VIPに... - 2013/04/07 07:07:41.31 BZV5nA5DO 196/407有香ちゃん編終了です。更新速度がゴミのようだ(泣)
続いて日菜子編です。
P「いやー、参ったなー。」
乃々「」ミギウデニダキツキ
まゆ「」ヒザニノッカリ
有香「」ヒダリウデニダキツキ
ちひろ「死ねばいいのに…」
P「聞こえてますよ…」
ちひろ「聞かせてますよ。」
P「鬼、悪魔、ちひろ!!」
ちひろ「後で覚えてろよ…」
P「すみませんでした…」
まゆ「うふ…」
乃々「はぁはぁ…」
有香「えへへ…」
社長「みんな…トリップしてやがる…」
日菜子「むふふ、羨ましい光景ですね。」
P「そう思うなら変われ。」
日菜子「嫌ですよ。」
まゆ「3人とも仕事があるのでこれで失礼しますねぇ。」
日菜子「いってらっしゃい。」
P「そういえば日菜子、今日は何しに来たんだ?」
日菜子「今日は雑誌取材だったはずですけど?」
P「あー、今日の朝一の電話でさ、明日に変更になったんだよ。すまん、連絡視忘れた。」
日菜子「別にいいんですよ。」
P「そうか、ところで日菜子。サプリメントがあるんだが、使いきれなくてな。良かったら飲まないか?」
日菜子「いいんですか?じゃあ、いただきます。」
P(日菜子は実害の出るような行動は起こさないだろうし、大丈夫だろう。今度こそ。)
日菜子「むふふ…」
P「日菜子に何の変わりもないな…」
まゆ「お仕事が終わりました。」
P「お、まゆ。早かったな。」
まゆ「写真撮影は得意なんですよぉ。」
P「元読モだしな。」
日菜子「」ギリッ
「あら、日菜子ちゃん。急騰室に呼び出してどうかしたの?」
「まゆさん、実はお茶を入れようとしたら茶葉のあるところが…」
「ちょっと分かりにくいですもんねぇ。ええと、確かこの辺りに…」
ザクッ
「え…」
「あなたは悪い魔女。PさんにいつもまとわりついてPさんを…、私の王子様を惑わせる悪い魔女…」
「日菜子ちゃん…?妄想のし過ぎ…ですよぉ…」
「妄想なんかじゃない!!私の王子様なんだ!!あなたなんかに邪魔されてたまるか!!」
「Pさん…ごめんなさい…、まゆは…Pさんと…」
ザクッ
「いちいちうざいんだよ。」
日菜子「キャーッ!!まゆさんが…まゆさんが…」
P(まゆは背中と胸を刺されて死亡した。一番最初に発見したのは日菜子だった。血だまりの中で、必死にまゆを抱きかかえてまゆの名前を叫んでいた。)
日菜子「Pさん…」
P「俺が…、俺が…、凛を迎えに行くからと言って外に出てしまったのが悪いんだ。事務所に大人がいないことなんてわかっていたことなのに!!」
日菜子「そんな…、Pさんのせいじゃ…」
凛「そうだよ、プロデューサー。日菜子、大丈夫?」
日菜子「はい…、なんとか…」
凛「私がプロデューサーと一番付き合いが長いからね。プロデューサーのことは私に任せて日菜子は警察に出来る限りのことを教えて。早苗さんの元同僚だから、きっと力になってくれる。」
日菜子「はい…」
凛「私は許さない、絶対にまゆを殺したやつを見つけ出してみせる!」
日菜子「」ギリッ
「あ、凛ちゃん。実は、あのことで…」
「どうしたの?」
「あのとき、ひとつ気が付いたことがあって。」
「何!?聞かせて!!」
「実はですね…、
私の王子様を狙う女が他にもいるってことに、かな・・・」
「ひ…な…こ…、まさか、あんた!?」
「お察しの通りじゃないかな。」
「あんたが…」
「付き合いが長いからって彼女面するのはやめてほしいな。」
「日菜子!!」
「でも、さよなら。凛ちゃん。ここはね、密室なの。シャワー室だから、洗剤があっても誰も怪しまない。」
「まさか…」
「そうだよ。凛ちゃんは動けない。永遠に。」
「何を言って…、!」
「粉じんにした痺れ薬。ちょっと凛ちゃんが来る前にばらまいたの。私は解毒剤飲んでるから大丈夫だけど。」
「日菜子…」
「にらまないで。最期くらい笑ってさよならしましょ。」
「ぷ…ろ…でゅ…さ…」
「どいつもこいつも…、最後にはPさんだのプロデューサーだの。私の王子様なのに!!」ギリッ
P(凛はシャワー室で見つかった。混ぜられた二つの洗剤が死亡の原因だそうだ。その上、凛は痺れ薬を吸ってたらしく身動きどころか、喋るのすらままならなかったという…)
いつき「凛ちゃん…」
P(今回の第一発見者はいつきだ。凛の死体を見て震えてしまっている。日課のシャワーを浴びようとしたら、発見したらしい。)
P「一体、誰がこんなことを!!」
早苗「大丈夫だよ、Pくん。私の元同僚達がきっと犯人を捕まえてくれるよ。」
P「だといいんですけど…」
早苗「大丈夫!!お姉さんを頼って!!」
P「早苗さん…」
日菜子「」ギリッ
「絶対にあの子たちを殺した犯人を見つけてやる。私はお姉さんなんだから、みんなのために動かないと!!」
「私にとっては動かない方が助かるんですけどね。」
ゴンッ
「だ、だれ…」
「誰でしょうねぇ…」
ゴンッ
ゴンッ
ゴンッ
ゴンッ
「まさか…、あなたが…」
ゴンッ
「王子様を守る女騎士のつもりだかなんだか知りませんけど、王子様を奪おうとしたその罪は許せません。」
P「早苗さんまで…」
ちひろ「人気のない道で撲殺でしたっけ…」
社長「…、この会社をたたむか。被害が広がるより余程いい。」
P「そ、そんな…」
ちひろ「極論過ぎですよ!!」
社長「…、そうだね。どうかしていたよ。」
ちひろ「大丈夫ですよ、私がついてます。」
P「ちひろさん…」
日菜子「」ギリギリギリギリ
「まったく…、Pさんから搾るだけ搾って。何が私がついています、ですか。」ギュウッ
「ぐあっ…、首が…、やめて…」
「悪質な人ですね、Pさんのお金だけじゃなくて心まで欲しいなんて!!」
「っ…、違っ…」
「何が違うんですか!?」
「ひ…なこちゃ…ん」ガクッ
「こいつが、Pさんを苦しめたんだ。呪縛は解けたんだ!!今度こそ、Pさんは…王子様が迎えに来てくれる!!」
P「ちひろさんまで…」
社長「もう事務所をたたもう。もう誰かが死ぬのは見たくはない。」
P「社長がそうしたいなら…」
社長「わかった。モバイルプロダクションは本日を持って閉鎖する。アイドル、プロデューサーは全員解雇。退職金は後に報告する。」
P「社長…、すいません。自分が不甲斐ないばっかりに…」
社長「私の責任だ…、社員を守るのが社長の責務だと思っていたのにな。」
P「やめてください。社長の責任では…」
社長「帰ってくれ…、悪いが何か気の利いた一言が言えるほど私は人間が出来てない。」
P「分かりました。短い間ですが、ありがとうございました。」
社長「こちらのセリフだよ。」
P「では、失礼します。」
社長「さようなら…」
日菜子「Pさん。」
P「日菜子…」
日菜子「この数日間、みんなが…」
P「それ以上は言わないでくれ。」
日菜子「Pさん…、私は不安です。いつになったらPさんが私の王子様になるのかが。」
P「日菜子?」
日菜子「周りのゴミを片付けても、Pさんは私を迎えに来てくれない。」
P「日菜子…、お前…、まさか…」
日菜子「私の想いはいつも届かないから…」
P「日菜子…」
日菜子「許せないですか、私が?」
P「許せないよ、自分が…」
日菜子「Pさん?」
P「日菜子がこんなに想ってくれているのに気づいてやれなかったなんてな…」
日菜子「Pさん…」
P「日菜子、いや、姫。私とお城に帰りましょう。」
日菜子「はい、王子様。」
―――――――――――――――…
日菜子「むふ、むふふ…」
P(日菜子が薬を飲んでから妄想の世界から帰って来ない…)
愛海「ほう…、これは…」モミモミ
P(愛海が胸を揉んでいるのにまったく気がついていない!!どんな妄想力なんだ!!)
まゆ「Pさん、今帰りました。」
P「お疲れ様。今日も家に来るのか?」
まゆ「はい、当たり前じゃないですかぁ。」
P「はい、合鍵。近所に迷惑かけるなよ。」
まゆ「分かってますよぉ。」
社長「平和だなぁ…」
日菜子「むふふ…」
398 : VIPに... - 2013/04/09 18:49:48.91 zulhUnXDO 210/407日菜子編終了です。「異性に嫌われる薬」の人みたいなヤンデレは書けないんです。あんな純粋なヤンデレは書けないんです。許してください。
次は、沙南ちゃん書きたいかなーって。調子こきました、すいません。明日からトイレに住みます。
比奈誕生日おめでとう!!今日は、ちょっと比奈とコミュニケーションしてくるよ。
続き
モバP「まゆのヤンデレを治す!」【後編】