【関連】
【艦これ】龍驤「まだ、足りないもの」【安価】(3)
ーー
幹部「……なるほど、霞君と榛名君の関係は至って健全であるということだね」
羽黒「はい…仲の良い戦艦と駆逐艦ということです…」
幹部「霞君の首の怪我も、霞君の不注意であったと?」
羽黒「そうです…艤装の整備中の事故…です」
幹部「なるほど……ね」
羽黒「……」
幹部「…羽黒君もわかってきたようだね」ニコッ
羽黒「この鎮守府に…教えてもらったんです…」
羽黒「事実を明らかにするだけではなく…その先も見なければいけません…」
羽黒「それこそが大切なことだと…今はそう考えています…」
幹部「うむ、その通りだよ。以前の羽黒君は事実だけを抜き取っていた。勿論それは大切なことだが、それだけではダメなんだ」
幹部「やはり君をここに着任させて正解だったね」
羽黒「私もそう思います…この鎮守府に来れて…幸せです…」
幹部「全ての提督が提督君のような人物なら、監査艦なんて必要無いんだがね」
羽黒「その通りですね…」
羽黒「ところで幹部さん…どうして…わざわざここまで来てくれたんですか…?」
羽黒「これくらいの報告なら…私がそちらに行きましたよ…?」
幹部「いや、それはだね……ほら……」
幹部「駆逐棲姫君に会いに来たんだよ……」
羽黒「幹部さん…」
幹部「そ、そうだよ!これは深海棲艦と親睦を深める為だ!決してやましい気持ちがあるわけじゃない!」
羽黒「クキちゃんに…脇でおにぎりを握らせるのが…ですか…?」
幹部「……なぜ知っている?」
羽黒「逆に…なぜ誤魔化せると思ったんですか…?」
幹部「……霞君と榛名君の件の報告は受け取った。引き続き頼むよ羽黒君」ガチャ
羽黒「はぁ……私のお世話になるようなことだけは…本当にやめて下さいね…」
下1~3高コンマ 幹部が駆逐棲姫にやらせたことやその他起こったこと等
674 : 以下、名... - 2018/06/28 18:52:03.85 fsl4weWDO 315/415クキに自分の事をパパと呼ばせながら脇おにぎり
ーー駆逐棲姫の部屋
駆逐棲姫「わかった、モンドのことはパパと呼べばいいんだな」
幹部「うむ、パパの為におにぎりを作る…そんな感じの台詞を元気よく言ってくれるかい?」
駆逐棲姫「よしわかった。今日もパパの為に脇でおにぎりを作るぞ!」
幹部「……うん、非常にいいねぇ」
駆逐棲姫「あ、しまった。脇をまだ拭いてなかった」
幹部「なら私が拭こう。ちょうどアルコール消毒とハンドタオルを持っているからね」
駆逐棲姫「おお、それは丁度いいな」
幹部「じゃあいつものように腕を上げてくれるかい?」
駆逐棲姫「よしこい」スッ
幹部「流石に鎮守府で一緒にお風呂とはいかないからね。おにぎりを握るなら、こうやって清潔にしなければ…」ふきふき
駆逐棲姫「んふ……モンド…これ…なんか…」
幹部「クキ君、今日の私はパパだよ」
駆逐棲姫「ん、パパ……これ…スースーする…」
幹部「アルコール消毒は初めてかい?」
駆逐棲姫「わからないけど…脇にするのは初めてだと思う…んん…」もじもじ
幹部「もう少し待って欲しい。念入りに拭かなければいけないからね」ふきふき
駆逐棲姫「ぁん……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
684 : 以下、名... - 2018/06/28 19:08:33.77 SITdQcKY0 318/415今すぐカチコミたいけど、また暁に迷惑をかける事になるんじゃないかと悩むレ級がのぞいてる
レ級「グギギギギ……!何やってんだよオッサンは…!」
レ級「あそこにご飯を置いてあるって事は、またクキに脇おにぎりさせるつもりだろ…!」
レ級「許せねぇ…あたしのクキに…!!」
レ級「今すぐぶん殴ってやりたいけど、暁に迷惑かけるよな…」
レ級「前だってあたしのせいで暁が怒られたし……」
レ級「ぐぅぅぅ~~!」
レ級「……ここは我慢だ。暁の為にも…!」
レ級「クキも嫌がってるわけじゃない…」
レ級「落ち着け、落ち着くんだあたし……」
レ級「ふぅ……ふぅ……」
レ級「よし…少し落ち着い……あぁぁ!」
レ級「オッサンが…!クキの脇…舐めて……!!」
レ級「うぅぅぅ~~~~!!」
レ級「ふざけやがってあのオッサン……!!」
下1~3高コンマ 幹部の次の行動やその他起こったこと等
688 : 以下、名... - 2018/06/28 19:22:55.73 G4SZuvSXO 321/415脇で握った塩にぎりを対面で抱っこしながら食べさせてもらう
ーー
駆逐棲姫「パパ、全部握ったぞ」
幹部「おお……今日も素晴らしい出来だ」
駆逐棲姫「今日も私の顔見ながら食べるのか?」
幹部「いや、今日は変わったことをしてみようと思う。私の膝に座ってくれるかい?」
駆逐棲姫「……こうか?」スッ
幹部「そしてそのままこちらに向いて欲しい」
駆逐棲姫「こういうことか」クルッ
幹部「そうだ、ありがとうクキ君」
幹部「そのまま私におにぎりを食べさせてくれるかい?」
駆逐棲姫「私がか?」
幹部「……そうだ」
駆逐棲姫「それくらいどうってことない。ほら口を開けろ」
幹部「…ありがとうクキ君」
駆逐棲姫「パパの口に入れるぞ~」
幹部「……」モグモグ
駆逐棲姫「どうだ?」
幹部「相変わらず美味しいよ。この世で一番うまい」
駆逐棲姫「ただのおにぎりで大げさだな」
駆逐棲姫「だがそうやって喜んでくれるのは嬉しいぞパパ!」ニコッ
幹部「私もクキ君のおにぎりが食べられて嬉しいよ」
駆逐棲姫「残りも全部同じように食わせるのか?」
幹部「お願いするよクキ君」
駆逐棲姫「任せろ!」
駆逐棲姫「…でも食わせるのはいいけど、パパの上は座り辛いな」ゴソゴソ
幹部「む……クキ君…」
駆逐棲姫「もっと安定して座りたいな…」モゾモゾ
幹部「…………」ピクッ
駆逐棲姫「……ん?パパ、ズボンに棒でも入れてるのか?私の股間に何か硬いのが当たったぞ」
幹部「安価」
下1~3高コンマ 幹部の台詞や行動、その他起こったこと等
694 : 以下、名... - 2018/06/28 19:49:28.65 qpqXnwxE0 325/415柱時計の振り子だ、それは
幹部「柱時計の振り子だ、それは……」
駆逐棲姫「柱時計?なんだそれは?」
幹部「時計の下に振り子が付いている時計だ。電池ではなく振り子の動きによって時を刻むんだ」
駆逐棲姫「物知りなんだなパパは」
幹部「そうでも……無いさ…」
駆逐棲姫「で、なんでそれを持ってるんだ?」ギュッ
幹部「うっ!」ビクン
駆逐棲姫「この振り子が無いと時計が動かないんだろ?」ニギニギ
幹部「クキ君……!」ピクピク
駆逐棲姫「んん?この振り子……ポケットに入ってるんじゃないな…」サワサワ
幹部「くぉっ!!」
駆逐棲姫「これは……パパの股間に入ってる…いや…生えてるのか…?」ニギニギ
幹部「クキ君…!とりあえず手を離してくれ…!!」
駆逐棲姫「安価」
下1~3高コンマ 駆逐棲姫の台詞、行動他
701 : 以下、名... - 2018/06/28 20:04:09.79 vf3dSD3RO 328/415放さないとどうなるんだ?(ギュッギュッ
駆逐棲姫「放さないとどうなるんだ?」ギュッギュッ
幹部「うぅっ……!」プルプル
駆逐棲姫「震えてる…?まさか、パパにはお姉ちゃんみたいに尻尾があるっていうのか?」
幹部「そ、そうだ!私の尻尾は敏感なんだ、だからこれ以上は触らないで…」
駆逐棲姫「ならもっと触らせてくれ!お姉ちゃんの尻尾はもう無くなってしまったからな」ギュッギュッ
幹部「……!」
駆逐棲姫「知らなかったな、パパに尻尾があるなんて」
駆逐棲姫「懐かしいな、お姉ちゃんの尻尾はよく触ってたんだ。こうやって撫でたり…」ナデナデ
幹部「……」ピクピク
駆逐棲姫「下側を擦ったりしてよく遊んでたんだ」しこしこ
幹部「……クキ君」
駆逐棲姫「どうしたパパ?」
幹部「…………すまない」
駆逐棲姫「…え?」
下1~3高コンマ この後やその他起こったこと等
708 : 以下、名... - 2018/06/28 20:15:39.51 SITdQcKY0 331/415幹部への怒りが頂点に達したレ級の頭に声が聞こえてくる
「もっと怒れ…憎め…」
「人間への憎悪に心を委ねろ…」
「深海棲艦の力を取り戻し、全てを破壊しろ…」
レ級「何をしてるんだオッサンは……!!」ギリギリ
レ級「許せない……オッサン…あの人間は許せねぇ…!!」
『……怒れ…』
レ級「誰だ!?」
『もっと怒れ…憎め…』
『人間への憎悪に心を委ねろ…』
レ級「頭に直接声が……人間…あいつはクキを…!」
『深海棲艦の力を取り戻せ…』
『そして全てを破壊しするのだ…』
レ級「全て……破壊…!人間も…この鎮守府も!!」
レ級「全部……壊す……!」
下1~3高コンマ レ級は暴走した?それ以外の場合は起こったこと等
715 : 以下、名... - 2018/06/28 20:34:14.63 Mcq2Q5gmo 333/415暁に見つかる
暁「レ級、何をしてるの?」
レ級「暁……!」ブルブル
暁「どうしたのよレ級!?何があったの?私を頼っていいのよ?」
レ級「あたしは…ここの全てを……破壊……!」
暁「え……じゃあ…私のことも壊す…の…?」
レ級「…………!」
レ級「で……できるわけない…」ヘナヘナ
レ級「大好きな暁に……乱暴なんてできない…」
レ級「あたしは一体…何を考えてたんだ……」スゥッ
暁(目の色が戻った…もう大丈夫そうね)
暁「レ級、何があったのか教えてくれる?」
レ級「暁…あたしは最低だ……」
暁「大丈夫、どんなレ級だって受け入れてあげるから。貴女はこんな私を受け入れてくれたんでしょ?」
暁「何をしようとしてたって構わないの。私を見て思い留まってくれた、それが事実なのよ」
レ級「暁……ごめんなぁ……」グスッ
暁「大丈夫よ、レ級」
ーー
暁「いやいやいや!それは許せないわよ!」
レ級「ぐす……」
暁「レ級が我を忘れるくらい怒るのもわかるわ!クキちゃんにそんなことさせるなんて!」
レ級「暁もそう思うかぁ……」グスッ
暁「あったまきた!私がお説教してやるんだから!」
レ級「ありがとう暁…」
暁「ちょっと幹部さん!一体どういうことなのよ!」バターン!
下1~3高コンマ 部屋の中の様子やその他起こっていたこと等
720 : 以下、名... - 2018/06/28 20:50:53.96 xQ8L8CeHO 337/415平謝りの幹部さん
何を謝られているのか判らず困惑しているクキ
幹部「クキ君、本当にすまなかった…!」
駆逐棲姫「あぁ…」
暁「クキちゃん大丈夫!?もっと変なことされてない!?」
駆逐棲姫「暁か。ちょうどいいから教えてくれ、私は一体なんでパパから謝られているんだ?」
暁「貴女…自分が何させられてたのかわかってなかったの!?」
駆逐棲姫「何って…いつも通り脇でおにぎりを握ったあと食べさせて、パパの尻尾を触ってただけだ」
暁「幹部さん最っ低……」ジトー
幹部「…申し訳ない」
暁「クキちゃん、貴女が何をさせられてたのか説明してあげるわ」
ーー
駆逐棲姫「……」
暁「監視してたレ級も我を忘れるくらい怒るのもわかったでしょクキちゃん?」
幹部「…見られていたのか」
暁「最初から見てたらしいわ。本当は怒鳴り込みたかったんだけど、私が怒られるからって我慢してたのよ!」
幹部「本当に…申し訳ない……」
暁「本当は脇でおにぎりを握るのも許してないんだからね!クキちゃんがいいって言うから見逃してただけなの!」
暁「それをいいことにクキちゃんを……!反省しなさい!司令官の上司じゃなかったらひっぱたいてるわよ!」
幹部「……すまない」
暁「クキちゃんも何か言ってやりなさい!変なことさせられて嫌だったでしょ!?」
駆逐棲姫「安価」
下1~3高コンマ 駆逐棲姫の台詞、行動他
727 : 以下、名... - 2018/06/28 21:11:40.86 vf3dSD3RO 340/415ここは好きな人と変なことしてる人は多いからいいんじゃないか
駆逐棲姫「ここは好きな奴同士で変なことしてるのが多いからいいんじゃないか?」
暁「そういう問題じゃないの!あのねクキちゃん…………ちょっと待って、なんて言ったの?」
駆逐棲姫「だからこの鎮守府には好き同士な奴で変なことしてる奴が多いじゃないか」
暁「クキちゃん、幹部さんのこと…………好きなの?」
駆逐棲姫「うん、好きだぞ」
幹部「!!」
暁「うそでしょ!?コイツいい歳した変態なのよ!?」
幹部「暁君…」
駆逐棲姫「変態なら暁もじゃないか!お姉ちゃんのお尻をあんな風にして…!」
暁「それは今関係ないでしょ!それよりも幹部さんのことよ!」
暁「クキちゃん、幹部さんへの好きはレ級とは違った好きなの?」
駆逐棲姫「もちろんだ」
暁「うそぉ……」
駆逐棲姫「暁がお姉ちゃんを好きだっていう好きと同じだ。パパなら私の側に居ていい」
幹部「……よし」グッ
暁「なに小さくガッツポーズしてるのよ!だからって許されたわけじゃないんだからね!!」
幹部「だが……被害者のクキ君は私のことを好きだと言っている。これはもう同意の上でというだ」
幹部「私ももちろんクキ君に好意はあったからね!」
暁「うそ臭い台詞を…!」
幹部「ふふふ、好きなように言いたまえ!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
736 : 以下、名... - 2018/06/28 21:32:10.55 xQ8L8CeHO 343/415翌日には足りないもの鎮守府内で知らないものはいないほどの噂に
ーー翌日
提督「幹部さん、こんな所にまで連日来てもらってありがとうございます」
幹部「提督君が用があるというなら駆けつけるに決まってるじゃないか」
幹部「何か新しい情報が入ったのかね?それともこちらで預かっている最上君達の近況を知りたいのかい?」
提督「そうではなくて……幹部さんが駆逐棲姫と付き合っているというのは本当なんですか?」
幹部「……もう知っているのかい」
提督「…この鎮守府で知らない者はいません」
幹部「そうなのか…」
提督「…幹部さんはそういう趣味だったんですね」
幹部「待て提督君、話せばわかる」
提督「…すいません、自分には理解が及びません」
幹部「まぁまぁ落ち着こうじゃないか、な?」
提督「相手が深海棲艦の時点で既にどうかと思う上に、駆逐棲姫は両脚が欠損しています」
提督「普通の人間や艦娘では味わえないような事がしたいということなんですね」
提督「あえてその道を行く……幹部さんはよっぽどのモノだったんですね…」
幹部「安価」
下1~3高コンマ 幹部の台詞、行動他
744 : 以下、名... - 2018/06/28 22:09:18.20 SITdQcKY0 346/415…私は常に深海棲艦との和平と共存への道を探っているんだ
これはその第一歩だよ
748 : 以下、名... - 2018/06/28 22:22:57.32 L0Fdrh9A0 347/415何故だろう…言ってる事は真面目なのに、変態の言い訳にしか聞こえないw
幹部「私は常に深海棲艦との和平と共存への道を探っているんだ、これはその第一歩だよ」
提督「……」
幹部「…なんだねその目は」
提督「いえ、変態の言い訳にしか聞こえないと…」
幹部「言っておくが君も大概だからな!恋人の首を絞めるなど!」
提督「あれは龍驤から言い出したことです!」
幹部「それだけじゃない!龍驤君の前は漣君と付き合っていただろう!君は真性のロリコンだ!」
提督「龍驤は合法です!」
漣「変態達…外まで聞こえてますよ…」ガチャ
幹部「漣君!私は変態ではない!」
漣「脇でおにぎりを握らせてるのに…変態じゃないとは…これいかに…」
幹部「ぐっ……!」
漣「あとは…クキ氏に…マイクロビキニ…着せてましたよね…」
幹部「なぜ知っている!?」
漣「クキ氏が…言いふらしてましたぞ…他にも…コスプレも…させてたらしいですな…」
提督「………幹部さん?」
幹部「安価」
下1~3高コンマ 幹部の台詞、行動他
752 : 以下、名... - 2018/06/28 22:34:48.87 LRd3if85O 350/415犬耳と尻尾だから猫耳よりはマシだ、セーフだ
幹部「犬耳と尻尾だから猫耳よりはマシだ、セーフだ」
提督「何故それを知っているんですか!!」
漣「あ…それは漣です…」
提督「おぉぉいっ!!」
幹部「提督君、我々は罵り合うより手を組んだ方がいいとは思わないかい?」
提督「……」
幹部「クキ君に犬耳はとても似合っていた。尻尾は腰に着けるタイプのものだが、いずれは龍驤君のようなものを着けたいと思っている」
幹部「それに……だ。私のコネで特殊な部屋を借りることもできる」
幹部「そこではラブホテルとは違って、特殊なプレイだってし放題だ」
提督「し放題……」ゴクリ
幹部「そこは匿名性も高くて盗撮盗聴の心配だって一切無いんだ。どれだけ声を上げても構わない」
幹部「もちろんコスプレだってさせたい放題だ。どうだい?私と手を組むのも悪くないだろう?」
提督「……それは…」
龍驤「ほーーん…特殊な部屋ねぇ…」
提督「龍驤…!」
駆逐棲姫「パパ…」
幹部「クキ君…!」
龍驤、駆逐棲姫「安価」
下1~3高コンマ どちらかの台詞、もしくは両方の台詞等
758 : 以下、名... - 2018/06/28 22:57:45.40 W0PPMYQPo 353/415パパはえっちで変態なことがしたいだけなのか?
駆逐棲姫「パパはえっちで変態なことがしたいだけなのか?」
駆逐棲姫「その為だけに私を受け入れたのか……?」
幹部「そんなわけないじゃないかクキ君!」
駆逐棲姫「だって…今までのはそうだったじゃないか…脇でおにぎりを握ったり…変な水着を着させられたり…」
幹部「それはだね……違うんだ…」
駆逐棲姫「何が違うんだ?」
幹部「いや…だから……あれだよ…」
龍驤「ほな幹部さんが証拠を見せるとかするしかないんと違うか?」
幹部「証拠?」
龍驤「そうや、何かを見せるんか、買ったるんかは知らんけど、いくらでも方法はあるやろ?」
龍驤「クキだけが幹部さんの特別やって教えたったらええんと違うか?」
駆逐棲姫「パパ…?」
幹部「安価」
下1~3高コンマ 幹部の台詞や行動等
763 : 以下、名... - 2018/06/28 23:20:06.81 LRd3if85O 356/415パパのお嫁さんになってくれないかと準備してた指輪を渡す
幹部「本当はこんな予定では無かったんだがな…」ゴソゴソ
駆逐棲姫「なんだ?何を出すんだ?」
幹部「クキ君、パパのお嫁さんになってくれないか?」
龍驤「それって!」
提督「指輪……」
幹部「クキ君の指には何度も触れているからね、サイズはわかっていたよ」
駆逐棲姫「その指輪…」
幹部「意味はわかるかい?どうかな、受け取ってくれるかな?」
駆逐棲姫「安価」
下1~3高コンマ 駆逐棲姫の台詞、行動他
766 : 以下、名... - 2018/06/28 23:38:09.71 SITdQcKY0 358/415涙を流しながら幹部に抱きつく駆逐棲姫
駆逐棲姫「……」ダキッ
幹部「クキ君?どうしたんだい?」
駆逐棲姫「わからない……けど涙が出て来るんだ…」ポロポロ
幹部「…クキ君、左手を出してくれるかい?」
駆逐棲姫「…ん」スッ
幹部「薬指に…と。よし、ピッタリだ」
駆逐棲姫「これが…婚約指輪……」キラッ
幹部「受け取ってもらえるかもそうだが、婚約指輪の意味が通じるかどうかも心配だったんだ。わかってくれて何よりだよ」
駆逐棲姫「多摩と北上の話を聞いたから…これを貰えるのは幸せなんだって…」グスッ
幹部「…そうかい。クキ君、これで涙を拭いてくれ」スッ
駆逐棲姫「うん……」
提督「幹部さん、本気で駆逐棲姫のことを…」
幹部「最初は娘のように思っていたんだがね。だがこんな純粋で裏のない女性は私の側に居ないと気付いたんだよ」
幹部「はっきりと言ってしまえば愛情以外にクキ君を娶る理由はある。だがクキ君以外に誰かを妻にするつもりも無い」
龍驤「ウチとしてはクキが泣くほど喜んでるんやったらそれでええと思うよ」
漣「でもクキ氏には…たった一人の肉親的な…存在がいますよね…」
龍驤「そこはどうするつもりなん?」
幹部「レ級君には誠心誠意、私の気持ちを伝えようと思う」
レ級「へぇ……」
駆逐棲姫「お姉ちゃん…」
レ級「安価」
下1~3高コンマ レ級の台詞、行動他
773 : 以下、名... - 2018/06/29 00:12:35.91 p2yBMrm10 361/415クキがいいなら私がとやかく言うつもりはない
だが、裏切ったときどうなるか、わかっているな?
レ級「クキがいいなら私がとやかく言うつもりはない。だが、裏切ったときどうなるか……わかっているな?」
幹部「…もちろんだ」
レ級「わかってるならそれでいい。クキ、よかったな」
駆逐棲姫「うん…!」
龍驤「しかし意外やな、レ級があっさり認めるやなんて」
レ級「本当はオッサンをぶちのめしたいに決まってんだろ!でも…クキが選んだんだ。あたしはそれに文句は言わない」
レ級「あたしはクキを悲しませたくないからな…!」プルプル
提督「駆逐棲姫への愛情が、幹部さんへの怒りより少し上回っているのか…」
龍驤「ギリギリ認めたって感じなんやね…」
ーー
ーー
駆逐棲姫「パパに指輪を貰ったあと、パパの家の住所を教えてもらった」
駆逐棲姫「これだけじゃ何のことかさっぱりわからなかったから、北上が地図とそこまでの行き方を書いてくれた」
駆逐棲姫「私は鎮守府以外の場所に住むとは考えていないが、妻は夫の住む場所に行ったりするらしい」
駆逐棲姫「実際多摩はそうやっていると聞いた。料理を作ったり掃除をしているらしいが、私は料理はできない。できたとして片付けだけか」
駆逐棲姫「だがそれでも行くことに意味があると思う。今までパパと会っていた場所と比べると少し遠いがなんとかなるはずだ」
駆逐棲姫「いつもみたいに外出用の大きな帽子を被って…よし、行こう」
ーー某駅
駆逐棲姫「乗り換えがあって大変だったがなんとかなったな」
駆逐棲姫「電車代もお小遣いで払えた。あとはこの地図の通りに行けばいいんだ」
駆逐棲姫「何分かかるかわからないが、いってみよ……うっ!」バタンッ
駆逐棲姫「しまった……義足が溝に引っかかった…」
駆逐棲姫「おい誰か……」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
駆逐棲姫「…そうか、ここは鎮守府ではなかった。話しで聞いていたが、本当に人間は助け合わないんだな」
駆逐棲姫「なんとか自分で抜くしか……無い!」グッ
駆逐棲姫「弱ったな…右足首が折れてしまった」
駆逐棲姫「これでは歩くことは難しいか……」
駆逐棲姫「ここが鎮守府なら車椅子があるが、そういう訳にはいかないだろう」
駆逐棲姫「……どうする」
駆逐棲姫「片足で行ける所まで行くか、このまま帰るのか……」
駆逐棲姫「しかし……今日は暑いな…」ジリジリ
駆逐棲姫「こんな暑さは…海の上でも感じたことは無いぞ……」
駆逐棲姫「あぁ…暑い……な……」
駆逐棲姫「…………」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
795 : 以下、名... - 2018/06/29 21:33:16.80 dJWJMAc1O 366/415気がついたら幹部の背中の上だった
797 : 以下、名... - 2018/06/29 21:34:36.80 j4Ja5tWJ0 367/415目が覚めると知らない天井
幹部に家まで搬送されていた
ーー
駆逐棲姫「ん…………」
幹部「気が付いたかい?」
駆逐棲姫「あれ、なんで私パパの背中に乗ってるんだ?」
幹部「提督君から連絡をもらった時は肝を冷やしたよ。クキ君がこっちに来てる可能性があるだなんて」
駆逐棲姫「だって妻はそういうものなんだろう?私は料理はできないが掃除くらいならできる」
幹部「クキ君…私の部屋の鍵はどうするつもりだったんだい?」
駆逐棲姫「……考えてなかった」
幹部「わかった、また合鍵を渡しておくよ。それ以外にも言いたいことはいくつかあるが、今はそれどころでは無い。私の部屋でゆっくりしてくれ」
駆逐棲姫「助かるぞパパ」
ーー幹部の部屋
駆逐棲姫「ここがパパの家なのか」
幹部「いくつかある内の一つさ。一番使っているのはここだがね」
駆逐棲姫「家が何個もあるのか?」
幹部「職業柄、私は様々な場所を訪問するからね。決まった家に帰るのは難しいんだ」
駆逐棲姫「よくわからないが、そういうことなんだな」
幹部「さ、クキ君はベッドに寝ていてくれ。さっきまでへばっていたんだから、疲れもあるだろう」
駆逐棲姫「うん……ちょっと横になるぞ」モソモソ
幹部「やれやれ…まさかこんなことになるとは…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
800 : 以下、名... - 2018/06/29 21:54:04.65 cybcB+Aso 370/415ちょっと寝たあと幹部さんの様子を見に行くクキ
PCの前で難しい顔して唸ってる幹部さん
ーー
駆逐棲姫「んんっ……ふぁ……っ……」
駆逐棲姫「少し寝たら良くなったな。さて、パパはどこにいった?」
駆逐棲姫「…隣の部屋にいるのか。物音がするな」
駆逐棲姫「脚は外したから…這っていくか」
駆逐棲姫「よっ……と」ドサッ
駆逐棲姫「こうやって進むのは慣れてるからな」ズリズリ
駆逐棲姫「パパ、何してるんだ?」ズリズリ
幹部「クキ君、起きたなら言ってくれたらよかったんだ!」
駆逐棲姫「そうか、なら次からそうする」
幹部「妻を床に這わせているなんて、とんだDVじゃないか…」
駆逐棲姫「なんだそれ?」
幹部「いや……なんでもないんだ」
駆逐棲姫「そうか。それよりパパ、難しい顔して何を見ていたんだ?」
幹部「パソコンだよ。帰ってきたついでに確認しておきたいことがあったからね」
駆逐棲姫「名前ばっかり見て面白いのか?」
幹部「面白ければいいんだがね…これは問題のある人物のリストなんだ」
駆逐棲姫「問題?」
幹部「素行が悪かったり、誰かを傷付けていたり…様々あるさ」
駆逐棲姫「人間は本当にくだらないのが多いんだな」
幹部「……そうだ、否定はできない」
駆逐棲姫「さっきも私が駅で義足が壊れた時に、誰も助けてくれなかった。みんな見て見ぬ振りだ」
幹部「……クキ君を無視するとは許せないね」
駆逐棲姫「それに比べて提督は凄いと思う。困ってないのに助けてくれたりするんだ」
駆逐棲姫「あの鎮守府や周りの人間はいい人間だ。みんな提督みたいになればいいのにな」
幹部「そうだね、本当にそう思うよ。そうなれば争いなんて起こらないだろう」
駆逐棲姫「人間は難しいんだな。私達なら気に入らない奴は食べたら終わりなのに」
幹部「そういうわけにはいかないんだ…」
駆逐棲姫「そうなのか…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
810 : 以下、名... - 2018/06/29 22:38:25.80 dJWJMAc1O 375/415今日は幹部がご飯作ってくれる
ーー
幹部「せっかく私の部屋に来てもらったんだ、今日は私がご飯を作ろう」
駆逐棲姫「パパの料理か、楽しみだな」
幹部「これでも自信はあるんだ。美味い飯を食べられるようになるまでは色々工夫していたからね」
駆逐棲姫「おお~」
幹部「二人分を作るのは初めてだが、なんとかなるだろう」
駆逐棲姫「私は手伝えそうにない。大人しく待っているとしよう」
駆逐棲姫「食材はあるのか?」
幹部「それなりに揃えてある。問題はない」
駆逐棲姫「よし、なら私は机でも拭いておくか」
幹部「脚は大丈夫かい?」
駆逐棲姫「これくらいなら平気だ」
幹部「ならお願いしておくよ」
駆逐棲姫「ふきんはこれを使うからな~」
幹部「さて……妻の為に料理を頑張ろうじゃないか」
下2 作った料理と出来栄えコンマを
814 : 以下、名... - 2018/06/29 23:07:19.83 fPQy3B4mO 378/415クリームシチュー
ーー
クリームシチュー 出来栄え86
幹部「できたぞクキ君、クリームシチューだ」
駆逐棲姫「おお、美味しそうだ!」
幹部「自分でいうのもなんだが、中々上手くできたと思うぞ!」
駆逐棲姫「早く食べよう!お腹も空いたぞ!」
幹部「私もだ、作りながら涎が出そうだったからね」
駆逐棲姫「いただきます…」パクッ
幹部「どうだいクキ君?」
駆逐棲姫「おっ!凄く美味しいぞ!」
幹部「気に入ってくれたなら良かった…」
駆逐棲姫「鎮守府のクリームシチューの方が美味しいけど、私はこの味は好きだ」
幹部「本当かい?」
駆逐棲姫「うん、パパの妻になって良かったぞ!」ニコッ
幹部「…作った料理を褒めてもらうのがこんなに嬉しいとは思わなかったよ」
駆逐棲姫「パパも食べろ、冷めちゃうぞ」
幹部「そうだね、私も食べなければ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
820 : 以下、名... - 2018/06/29 23:29:21.91 cybcB+Aso 381/415普通にご飯食べて普通にお話して
久しくなかった時間に幹部さんうるうる来ちゃう
幹部「クキ君、君のいる鎮守府はどうだい?」
駆逐棲姫「凄くいい所だ。ずっとあそこに住んでもいい」
幹部「それはレ級君がいるからではないのかい?」
駆逐棲姫「それもあるけど、提督達みんながいるから。パパもこっちに住んだらどうだ?」
幹部「それは難しいかもしれないね…」
駆逐棲姫「そうなのか…なら私があそこの事を沢山話してやるからな!」
幹部「それは嬉しいね。クキ君の話しを沢山聞かせてくれ」
駆逐棲姫「いいぞ!まずは何から話してやろうか……」
ーー
駆逐棲姫「…それで陽炎が怒られたんだ。全身金色だからな」
幹部「ははは、陽炎君らしいね」
駆逐棲姫「他にもまだまだあるぞ!次は…」
幹部「うん……すまないクキ君、少し待ってくれたら嬉しいな」フイッ
駆逐棲姫「パパどうしたんだ?お腹でも痛いのか?」
幹部「いや……普通に会話をして普通に食事をする。こんな当たり前を久しく経験して無かったと思ったら、少し涙腺に来てしまったんだ…」
駆逐棲姫「るいせん?」
幹部「大丈夫だ…少し待ってくれれば涙も引っ込む」
駆逐棲姫「涙…パパは何か悲しいんだな」
駆逐棲姫「よしパパ、こっちに来てくれ」
幹部「…なぜだい?」
駆逐棲姫「いいから、それで頭をこっちにするんだ」
幹部「……わかった」
駆逐棲姫「それでパパの頭を私の膝に……」
幹部「これは…」
駆逐棲姫「膝枕だ、龍驤が提督にやってるやつだ。こうやって向き合うのがいいんだよな?」
駆逐棲姫「それでパパを抱き締める…」ギュッ
幹部「……」
駆逐棲姫「パパ、何があっても私はお前の味方だ。今この時間は誰にも邪魔されない。だからゆっくり休んでくれ」
幹部「安価」
下1~3高コンマ 幹部の台詞、行動他
824 : 以下、名... - 2018/06/29 23:50:00.90 cLMIx/YM0 385/415安心した顔で眠る幹部さん
それをみたクキちゃんもつられて眠る
幹部「あぁクキ君……君といると……魂が浄化されるようだ…」
駆逐棲姫「パパ?」
幹部「…………」
駆逐棲姫「寝てしまったのか。そういえば提督も龍驤の膝の上で寝ていたな」
駆逐棲姫「私は艦娘じゃないから艦娘の生き方はわからない。身近な艦娘の生き方を模写するしかない」
駆逐棲姫「さっきパパに言った台詞も、龍驤や多摩が言っていたのを混ぜただけだ」
駆逐棲姫「でもその結果、パパが…人間が喜んでくれたらならそれでいい」
駆逐棲姫「…なんかパパの寝顔を見てたら私も眠くなってきたな……」
駆逐棲姫「パパを抱き抱えて…このまま寝よう……」
駆逐棲姫「お休み…パパ……」
ーー
ーー食堂
龍驤「ほな今日の嫁修行は二部構成でやっていくで~」
龍驤「ウチは先生兼生徒やから、皆んなをサポートしつつ勉強させてもらうわな~」
ガングート「龍驤よ、瑞鶴やレ級が居ないのは何故だ?」
龍驤「今日のやる内容言うたら、それやったら別にいけるってことで参加はせーへんって」
北上「それで枠が空いた分、あたし達が参加させてもらってるって感じだね~」
響「そういうことだニャン」
多摩「びっくりしたにゃ、北上はもう憲兵さんとそこまでいってたのかと思ったにゃ」
北上「あの人はまだまだだね」
駆逐棲姫「龍驤、嫁と妻は違うのか?」
龍驤「意味は一緒やで。皆んなで勉強しあったらええ妻になれるからな?」
駆逐棲姫「よし、ならパパの為に頑張るぞ」
龍驤「ほな第一部は料理修行や!間宮さん、お願いするで~!」
間宮「はい、今日は宜しくお願いします」
ガングート「毎日料理を作っている間宮の教えなら間違いは無いだろう」
北上「そうだね~期待できるよね~」
間宮「今日は多摩さんを始め、ある程度お料理が出来る人とそうでない人がいると聞いています。なので今日は基本を中心に教えていきますが、できる人も復習になると思ってよく聞いていて下さいね」
響「わかったニャン」
多摩「にゃ……響と一緒になると多摩のアイデンティティが…」
北上「多摩姉、気にしちゃ負けだよ」
多摩「にゃ……」
駆逐棲姫「今日は何をするんだ?」
間宮「簡単な料理の作り方と、料理のコツを教えようかと思っています」
龍驤「ほな全員準備できたら、早速始めていくで~」
ガングート「孫にばっかり料理を作らせていては戦艦の名が廃る…」
北上「料理ができる女はモテるからね~」
多摩「多摩は得意料理以外は全然だから、ちゃんと基本を学びたいにゃ」
響「これはいい経験になりそうだニャン」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
858 : 以下、名... - 2018/07/01 20:08:34.77 KpgaIwfPO 390/415みんなそこそこできる中からっきしのがんちゃん
ーー
ガングート「ぐ……」ゴチャゴチャ
ガングート「何を言っているんだ間宮は…アイツの言っていることが理解できない…」
ガングート「……駆逐棲姫、お前はどうだ?」
駆逐棲姫「うむ、うまくいっているぞ。料理はそこまで難しいものでは無いんだな」
ガングート「……」プルプル
ガングート「深海棲艦に…遅れを取るなど…!」
ガングート「一体何がいけないのだ!?風向きが悪いのか!?」
多摩「にゃあ、料理に風向きなんて関係あるわけないにゃ」
ガングート「なんだと!?」
多摩「第一ここは室内にゃ。風の影響なんか出るはずないにゃ」
ガングート「偉そうに…貴様の出来は…!」
多摩「にゃ……」キラキラ
ガングート「か…完璧な出来だと…」
多摩「ガングートは大事なことがわかってないにゃ」
ガングート「なに!?」
多摩「料理というのは…」
ガングート「料理というのは?」
多摩「安価」
下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他
864 : 以下、名... - 2018/07/01 20:43:56.71 JmJXTmUwO 393/415あれこれ手を出しすぎるからゴッチャゴチャになるんだにゃ
一品だけでも良いから食べる人の事を想いながらつくるんだにゃ
多摩「あれこれ手を出しすぎるからゴッチャゴチャになるんだにゃ。一品だけでも良いから食べる人の事を想いながらつくるんだにゃ」
ガングート「……そうか」
多摩「間宮さんも言ってたにゃ、無理に全部作る必要はないって。まずは一品、しっかりと作ってみたらいいにゃ」
ガングート「間宮は次の料理の説明をしているのか……多摩、教えてくれるか」
多摩「任せるにゃ!」
ガングート「すまないな、私の為に…」
多摩「気にする必要は無いにゃ。多摩も一緒にやるにゃ」
多摩「小さじ3や、大さじ1もきちんと測って器に入れるんだにゃ」
ガングート「醤油を…小さじ3……」プルプル
多摩「すり切り一杯はさじから出た部分を指ではらうんだにゃ」
ガングート「こうか!」ザァッ
多摩「そんな勢いは無くてもいいにゃ…」
多摩「材料をちゃんと測れたら、あとは手順通りに調理にゃ。相手のことを思って料理するにゃよ」
ガングート「相手のこと…孫か……」
多摩「孫さんに美味しい料理を作ってあげたいって気持ちが大切にゃよ」
ガングート「私の料理をアイツに…」
多摩「それが大事にゃ」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
868 : 以下、名... - 2018/07/01 21:14:42.93 MawQu9nAO 396/415ガングートの料理はまずまずの出来だが一応完成する
ーー
ガングート「……よし、出来たぞ!」
多摩「完成できてよかったにゃ~」
ガングート「出来はまずまずといった所だが、完成させることができた!」
多摩「あのゴチャゴチャしてた所から、よく完成に持っていけたと思うにゃ」
ガングート「これも多摩のおかげだ、感謝する」
多摩「うにゃ~ガングートの気持ちが本物だったってことにゃー」
ガングート「……そうなのか」
多摩「にゃあ、そうなんだにゃ」
ーー
間宮「皆さんお疲れ様でした!」
駆逐棲姫「それなりに疲れたな」
北上「あたしでもなんとか料理が作れるってわかってよかったよ~」
龍驤「皆んな料理を作ることは成功したみたいやな。流石は間宮さんやね」
間宮「いえいえ、私以外に頑張ってくれた人も居ますから…ね」ニコッ
多摩「にゃ…」
響「こうやって皆んなの料理が出揃ったんだから、順位を決めてみたらどうかな?」
龍驤「そうやね…ほな間宮さん、全員に順位をつけるのはアレやから、一位だけ決めてみてくれる?」
間宮「一位ですか?そうですね…」
下1~3高コンマ 間宮のジャッジを
873 : 以下、名... - 2018/07/01 21:36:11.91 EqJ4GrfwO 399/415普段料理してるだけあって多摩
間宮「多摩さんですね。普段料理してるだけあって、手際も素晴らしかったです」
多摩「たまたまにゃ…苦手な料理は本当に苦手なんだにゃ」
駆逐棲姫「確かに多摩の作ったのは美味いな」モグモグ
北上「もう食べてるし!しかも多摩姉の食べてる!」
駆逐棲姫「響のは少し薄いな」モグモグ
響「やはりそうか、材料から水分が出るなんて計算していなかったからね」
龍驤「ほな皆んなの料理をお互いに食べ比べてみよか。料理は作ったらちゃんと食べる!やね」
ガングート「今日の料理は孫には食べさせられないが、いずれはアイツに……か」
ーー
龍驤「美味しく料理も食べたし、ここからは第二部や。ここからは間宮さんに代わって特別講師として霞に加わってもらうで~」
霞「霞よ、なぜ私が来たかは後から説明するわね」
龍驤「さてと…まず本題に入る前に、クキに聞きたいことがあるんやけど、これからやることの意味わかってる?」
駆逐棲姫「暁に教えてもらったから大丈夫だ」
北上「暁が教えたって時点で不安しかないよね~」
響「姉の性癖はこじれ過ぎだからニャン」
ガングート「しかし本当にやるのか?パートナーを喜ばせる為の情報交換など…」
多摩「にゃ…本当にやるんだにゃ…」
ガングート「冗談かと思ったが、本当だったとは…」
北上「経験人数でいえばあたしがぶっちぎりだけど、普段のメンバー考えたら経験豊富な人って居ないんだよね」
龍驤「そうや、だから場合によっては北上も先生側に回ってもらうかもしれんで」
北上「了解~」
多摩「で……どうするにゃ?」
ガングート「私達のことは気にせず普段通りやってくれて構わない」
駆逐棲姫「なんとかなる」
龍驤「そうか?ほないつも通りやっていこか…」
下1~3高コンマ 会議の内容やしたこと、何が行われたか等
881 : 以下、名... - 2018/07/01 22:25:23.45 bV8TZz8J0 403/415酒を持ち込んだ馬鹿者(ガングート)の所為で、飲み会になりかける
ガングート「……待て、そんな話はシラフでは聞けない。少し酒を飲ませてもらう」ドンッ
響「待つんだガングート、ここには駆逐棲姫もいるんだニャン」
駆逐棲姫「酒……」
龍驤「でも恥ずかしい話やし、少しくらいやったらお酒もええかもしれんね」
北上「龍驤さんがそう言うなら、一杯ずつだけ飲もうか~」
多摩「今コップを用意するにゃ」
霞「せっかくだし私も頂こうかしら」
ーー
龍驤「お~このお酒美味しいやん!」
ガングート「それは孫が造ったものだ。そう言ってもらえるなら嬉しいな」
北上「飲みやすくて美味しいお酒だね~」
多摩「にゃあ~」
霞「ねぇこのまま飲み会になりそうなんだけど」
響「いいんじゃないかい?」
霞「私が来た意味が無いじゃない…別にいいんだけど…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
888 : 以下、名... - 2018/07/01 22:55:14.95 6iMmjINA0 406/415すっかり出来上がり翌日
二日酔い
ーー翌日
龍驤「うぇ…頭いたぃ……」
提督「…二日酔いだな。そんなに飲んだのか?」
龍驤「ガングートのアホが持って酒のせいや…アイツ何本持ってきとんねん…」
提督「…会で何を話したのか覚えていないのか?」
龍驤「あかんね…後半何をしたのか全く覚えてないわ…」
提督「なら他の連中もそうだろうな…」
龍驤「いや…一人だけ飲んでない奴はおったわ…」
ギッギッギッギッ…
駆逐棲姫「龍驤、調子はどうだ?」
龍驤「あかんね…頭が割れるように痛いわ…」
駆逐棲姫「他の連中もそんな感じだったぞ」
提督「…駆逐棲姫は飲まなかったのか」
駆逐棲姫「私はそういうのはよくわからないから」
提督「そうか…」
駆逐棲姫「それより龍驤、昨日借りたものを返しにきたぞ」
龍驤「昨日?ウチ何か貸したんやったっけ…?」
駆逐棲姫「これを返しに来たんだ」ゴソゴソ
下1~3高コンマ 駆逐棲姫が返しに来たものを
893 : 以下、名... - 2018/07/01 23:20:10.98 5hdfNVIco 409/415アルバム
駆逐棲姫「これだ、龍驤のお気に入りの本だ」
龍驤「!!」シュバッ
駆逐棲姫「む?頭が痛いんじゃなかったのか?素早く動けるじゃないか」
龍驤「ウチは…なんでこれを貸したんや…!」プルプル
提督「…なんの本なんだ?」
龍驤「あかん!司令官には見せられへん!」
提督「…なら仕方ないな」
提督「駆逐棲姫、龍驤に借りた本はどんなものだった?」
龍驤「司令官!?」
駆逐棲姫「龍驤に借りた本の中身を言えばいいのか?」
提督「そうだ、俺に中身を教えてくれればいい」
駆逐棲姫「そうだな…」
下1~3高コンマ 龍驤から借りた本の中身を
896 : 以下、名... - 2018/07/01 23:32:05.79 AKXB3F6DO 412/415幹部×提督の鬼畜攻め本
駆逐棲姫「幹部×提督の鬼畜攻め本というものらしい。龍驤が渡す時に説明してくれた」
提督「…………龍驤?」
龍驤「違うんや司令官…これはな、ちょっとしたスパイスのつもりやったんや…」
提督「…後でゆっくり話し合おう」
龍驤「これはあかんでぇ……」
駆逐棲姫「あぁそうだ、このアルバムも返すんだったな」スッ
提督「そのアルバムは龍驤の…」
駆逐棲姫「この本と一緒に渡されたんだ。中身はとても良かった」
駆逐棲姫「写真に写ってる艦娘がページをめくるたびに増えていって、この鎮守府がどういう歴史を歩んだかがよくわかった」
提督「…それは駆逐棲姫の為になったか?」
駆逐棲姫「艦娘と提督…人間というものが少しわかったかもしれない。感謝するぞ龍驤」
龍驤「喜んでくれたんやったらええわ~」
駆逐棲姫「それからオマケでつけてくれた本も面白かった。提督もお姉ちゃんと一緒でお尻が好きなんだな」
提督「……龍驤」
龍驤「ほんまごめん……酔うてたんよ…」
駆逐棲姫「まだ種類を持ってるんだよな?今度はまた違うのを貸してくれ」
龍驤「あぁぁぁぁ~!なんでそれを言うんやぁ~~!!」
提督「はぁ……」
ーー
903 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/07/01 23:54:56.14 02zkM+P00 415/415このスレはここまででしょうか、次回からは次スレになりそうですね
コメント、ネタはお待ちしてます