【関連】
【艦これ】龍驤「まだ、足りないもの」【安価】(2)

407 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 20:00:35.10 l0hX6tvE0 184/415

ーー食堂

千歳「霞ちゃん、今日もお疲れ様」

「お疲れ様。頼まれたものは全部調合しておいたわよ」

千歳「もう?流石は霞ちゃんね」

「私にはこれくらいしか取り柄がないもの」

提督「…そんなことはない。出撃や遠征でも頑張ってくれているのは知っているぞ」

「それはただの人数合わせでしょ?いいわよ別に無理に褒めようとしなくて」

提督「…無理にじゃないさ。助かっているのは事実なんだからな」

「そ……」モグモグ

408 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 20:06:39.89 l0hX6tvE0 185/415

榛名「ご馳走さま…霞ちゃん、お先に失礼するわね」

「あ、お姉さま、後で私の部屋に寄ってくれる?念の為に痛み止めを渡しておくから」

提督「…そんなの勝手に処方していいのか?」

千歳「霞ちゃんのお薬なら問題ありませんよ。それが問題なら、今まで龍驤さんと飲んでた気持ちよくなるお薬もアウトですよ?」

提督「……」

「私はお姉さまのことを大切に思ってるの。変な薬なんて渡すわけないじゃない」

榛名「私も霞ちゃんのことは大切な妹だと思っていますよ。霞ちゃん、また後でね」

「はいお姉さま」

千歳「ここの霞ちゃんは大人しいと思っていたけど、榛名さんが来てから礼儀正しさも追加された感じね」

提督「…霞には世話になりっぱなしだな」


409 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 20:08:25.00 l0hX6tvE0 186/415

ーー

榛名「さて、少し時間も経ちましたから改めて霞ちゃんの部屋に行きましょう」

榛名「霞ちゃ~ん、榛名ですよ~」コンコン



下1~3高コンマ 霞の部屋の様子やその他起こったこと等

412 : 以下、名... - 2018/06/25 20:17:12.74 H3i4Qo/pO 187/415

ちょうど薬の準備ができたところ

413 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 20:27:23.23 l0hX6tvE0 188/415

「お姉さま、ちょうど薬の準備ができたところよ」

榛名「これですか、ありがとうね霞ちゃん」

「さて……お姉さま、鍵を閉めてくれる?」

榛名「はい……大丈夫です」ガチャ

「厚手のカーテンも閉めて……と」シャッ

榛名「これで大丈夫ですね、霞ちゃん」

「……お姉さまぁぁ…」ダキッ

414 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 20:31:30.84 l0hX6tvE0 189/415

「ね、ね、お姉さま…ちゅーして、ちゅー」

榛名「榛名も霞ちゃんとしたかったんです。いきますよ…」チュッ

「んふ……」

榛名「ん…………」

(お姉さまの舌…気持ちいいよぉ……)とろーん

榛名(霞ちゃんったら、こんなに気持ち良さそうな顔して……)

(もっと、もっと……)

榛名(はい、もっと榛名を感じて下さいね)

416 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 20:36:24.22 l0hX6tvE0 190/415

ーー

「ふぁ……んん…」

榛名「霞ちゃん、気持ち良かったですか?」

「うん……大好き…お姉さま…」

榛名「じゃあ次は……」

「お姉さまと…一緒に寝たい…」

榛名「…はい、榛名と一緒に寝ましょう」

「薬飲んで、一緒に寝よ……?」

榛名「いつものお薬ですね、霞ちゃん特製の…」

417 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 20:41:21.77 l0hX6tvE0 191/415

ーー

「今日はどんな夢が見れるかしら…」

榛名「霞ちゃんはどんな夢を見たいんですか?」

「いつものやつか…もっと苦しんで死んじゃう夢かな……」

榛名「そうですか……」

「それかね……」

榛名「……榛名は…霞ちゃんと…」

「……」

榛名「霞ちゃん……?」

「すぅ……」

榛名「寝ちゃいましたか……なら榛名も…お休みなさい…」

下1~3高コンマ どちらかの夢の内容や、その他起こったこと等

420 : 以下、名... - 2018/06/25 20:45:56.57 Yr+HS5Edo 192/415

榛名
霞に絞め殺される夢

421 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 20:57:51.77 l0hX6tvE0 193/415

ーーーー

榛名「あ………!霞ちゃん……!」

「……」

榛名「もっと……!もっと榛名の首を…強く……!」

「……」ギリッ

榛名「が…………!」

「……」

榛名「息……が……」

「……」ギリギリ

榛名「…………あ……」

「……」

榛名「………………」

ーーーー

422 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 21:05:06.68 l0hX6tvE0 194/415

ーー

榛名「あ……」

「お姉さま起きた?凄く苦しそうで気持ち良さそうだったわよ」

榛名「はい……とても良い夢でした」

「お姉さまに喜んでもらえたらなら嬉しいわ」

榛名「霞ちゃんはどんな夢でしたか?」

「いつもの夢よ。毒を飲んで全身から血を吹き出して……あぁ、思い出しただけでもゾクゾクする…」

榛名「そうですか……」

「さ、スッキリしたし今日も頑張りましょう。ね、お姉さま!」

榛名「はい…」

423 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 21:07:47.30 l0hX6tvE0 195/415

ーー鎮守府内診療所

榛名「あの…千歳さんはいますか?」

千歳「あら榛名さん。先生なら今外してるけど、私に用事なの?」

榛名「えぇ、実は相談したいことがあるんです」

千歳「私に相談ってことはそういうこと?それともただ単に相談したいだけ?」

榛名「それは…私の質問内容で判断してもらえますか?」

千歳「事情があるみたいね、いいわ、なんでも聞いてあげるわよ!」

榛名「あの、霞ちゃんのことなんですが……実は…」

下1~3高コンマ 千歳への相談内容等

425 : 以下、名... - 2018/06/25 21:16:56.82 hb8mhWa50 196/415

好きな人に首を絞められる夢を見たのですが…

427 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 21:26:40.26 l0hX6tvE0 197/415

榛名「好きな人に首を絞められる夢を見たのですが…」

千歳「それは妙ね…タナトフィリアにしてはシチュエーションがはっきりし過ぎてるわ」

千歳「タナトフィリアが首を絞められる夢を見る時は、相手が分からなかったり、自分では敵わないような架空の人物のことが多いのよね」

榛名「でもあれは間違いなく……霞ちゃんでした」

千歳「榛名さんがただ霞ちゃんに絞殺されたいってことはない?」

榛名「それはありません!霞ちゃんに殺されるなら別の方法があります!」

千歳「そうなのね……うーん…」

428 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 21:31:49.22 l0hX6tvE0 198/415

千歳「……ねぇ、榛名さん、霞ちゃんとはどこまでいってるの?」

榛名「どこまでってそんな!榛名と霞ちゃんは姉妹なんです!霞ちゃんを汚すわけにはいきません!」

千歳「でもキスはしてるのよね?」

榛名「キスは愛情の表れです!いやらしい気持ちはありません!」

千歳「なるほど……原因はそれかもしれないわね」

榛名「それは、どういう……」

千歳「榛名さんは口ではそう言ってるけど、心ではそうは思ってないの」

千歳「貴女は霞ちゃんのことが好きで好きで仕方ないのね」

榛名「そんなこと…榛名は……」

429 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 21:36:23.94 l0hX6tvE0 199/415

千歳「気持ちを伝えた方がいいとは言わないけど、自覚しておくのは悪いことではないわ」

千歳「特に貴女と霞ちゃんは少しこじらせると大変なことになるの。だから変に自分の気持ちを誤魔化さないで」

榛名「榛名は……」

千歳「大丈夫、そんなに深く考えなくていいの、ね?」

榛名「……そうします。ありがとうございました」

千歳「また、なんでも相談してちょうだいね」

榛名「榛名は…霞ちゃんのことを…妹としてではなく……?」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

431 : 以下、名... - 2018/06/25 21:43:05.76 aWSJuo9gO 200/415

霞の胸元とか太ももとか意識しだしちゃう

434 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 21:52:09.42 l0hX6tvE0 201/415

ーー

榛名「霞ちゃんのことが…好き………妹じゃなく…」

「お姉さまどうしたの?」

榛名「霞ちゃん……いえ、なんでもないですよ…」

「顔色が良くないみたいだけど、本当に大丈夫?」チラッ

榛名「!!え、ええ……」ドキッ

「体調が悪いなら薬があるから、いつでも言ってね?」

榛名「ありがとう…霞ちゃん」

榛名(しゃがみこんだ霞ちゃんの胸元が……決して大きくはなかったけど…でも確かに……)

436 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 21:56:14.76 l0hX6tvE0 202/415

ーー

榛名「今日は全く集中できませんでした…気付けば霞ちゃんの胸やお尻を見てしまうなんて…」

榛名「…きっと榛名は冷静ではないんです。心を落ち着かせれば、こんな邪な気持ちなんて…」

「お姉さま、どうしたの?」ホカホカ

榛名「お風呂上がりの霞ちゃん……!」

「やっぱり体調が良くないの?私の部屋で休んでいく?」

榛名「あぁ……!むちむちの太もも……!!」フラフラ

「お姉さま……?」

榛名「安価」

下1~3高コンマ 榛名の台詞、行動他

443 : 以下、名... - 2018/06/25 22:14:16.82 E4ww/F2+o 203/415

ごめなさい霞ちゃん…でも無防備な霞ちゃんが悪いんですよ

446 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 22:20:19.94 l0hX6tvE0 204/415

榛名「ごめなさい霞ちゃん…でも無防備な霞ちゃんが悪いんですよ」

「え?」

榛名「ここから近いのは…榛名の部屋ですね」ダキッ

「へ?お姉さまなんで私を抱き抱えるの?」

榛名「少し…待っていて下さいね」

「お姉さま……?」

榛名「……」スタスタ

447 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 22:23:19.29 l0hX6tvE0 205/415

ーー榛名の部屋

榛名「……」ボスッ

「きゃ……お姉さまどうしたっていうの?なんで私をベッドに寝かせたの?」

榛名「霞ちゃんが悪いんです…こんな太ももなんか晒して!」むにむに

「お姉さま!どこを触ってるの!」

榛名「あぁ……いい匂いがします…」スンスン

「や、やめて…うなじを匂わないで…」

榛名「霞ちゃん……」

「な、なに……お姉さま…?」

榛名「……いただきます」ガバッ

「あ……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

448 : 以下、名... - 2018/06/25 22:28:32.89 kYKDhWkO0 206/415

噛痕をつけてしまう直前で正気に戻り、動揺して外に出ていく

451 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 22:42:38.14 l0hX6tvE0 207/415

榛名「はぁっ…はぁっ……」グググッ

「お…姉さま……首…に…?」

榛名「あー……」

「私の…首を……噛む…の……?」

榛名「……」カプッ

「あっ…!」ビクッ

榛名「はっ……!榛名は…何を……!」

「お姉さま…?」

榛名「あ……あぁぁ……!」プルプル

榛名「わぁぁぁぁぁ~!」ガチャッ

「ま、待って!お姉さま!」

452 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 22:46:49.95 l0hX6tvE0 208/415

榛名「榛名は……!霞ちゃんを傷物にしようと……!」

榛名「あんな一方的に襲うような真似事をするなんて!」

榛名「もう榛名は霞ちゃんの姉失格です……」

榛名「霞ちゃんに嫌われてしまったなら…もうこの鎮守府にいる意味もありません…」

榛名「さようなら…霞ちゃん……」

「お姉さま!!」タタタッ

榛名「霞ちゃん…!さっきはごめんなさい!榛名はどうにかしてたんです!」

「安価」

下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他

454 : 以下、名... - 2018/06/25 22:49:43.51 IBReTnweO 209/415

待ってお姉さま!
お姉さまが望むことなら何でもするから、もう霞の前からいなくならないで!

457 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 23:03:31.28 l0hX6tvE0 210/415

「待ってお姉さま!お姉さまが望むことなら何でもするから、もう霞の前からいなくならないで!」

榛名「でも……榛名は霞ちゃんを傷付けようと…」

「それくらいいいわ!もうお姉さまがいない生活なんて考えられないの!」

榛名「でも……」

「ね、お姉さま…素直になって……」ギュッ

榛名「霞ちゃん…」

「私ね……気付いてたのよ。お姉さまが私の胸とか、お尻を見てたの…」

榛名「そうだったんですか……」

458 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 23:06:24.17 l0hX6tvE0 211/415

「お姉さまは私を妹としてじゃなく、一人の女として好きってことなのよね」

榛名「……はい」

「いいわよ、お姉さまになら……私の全部をあげる」

榛名「本当…?」

「私もお姉さまが……大好きだから」

榛名「……霞ちゃん!!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

461 : 以下、名... - 2018/06/25 23:20:51.92 9QEUq/B20 212/415

朝まで獣のようにお互いを貪り合う

462 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 23:26:07.63 l0hX6tvE0 213/415

ーー翌朝

榛名「あ……もう朝…」

「うそ……なら一晩中してたのね…」

榛名「霞ちゃんが可愛いくて……まだまだ足りません…」

「私も…もっとお姉さまに抱いて欲しい…」

榛名「でももう時間がありませんね…」

「残念ね……」

榛名「……なら最後に一つだけいいですか?」

「お姉さまの頼みなら、断ることなんてないわ」

463 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 23:30:27.41 l0hX6tvE0 214/415

榛名「霞ちゃんの首…ずっと気になってたんです…」

「しながら何回も舐めてたものね。首をどうしたいの?」

榛名「噛みたいんです」

「噛むって、軽くガブって感じ?」

榛名「いえ……肉を…噛みちぎるような……勢いで…」

「……本気?」

榛名「はい……」

「…いいわ、お姉さまの好きにして」

「手加減はいいわよ。先生もいるし、千歳さんだっているから」

榛名「霞ちゃん、もし痛かったら言ってね?」

「……言ってもやめないくせに」ボソッ

榛名「~~!」ゾクゾク

464 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 23:34:03.96 l0hX6tvE0 215/415

榛名「……いきます」カプッ

「ん……」

榛名「……!」

(あ…お姉さまの歯が…私の首の皮を……」

榛名「……」ブチッ

「あぎっ!!」

榛名「霞ちゃん!」パッ

「いいから!やめなくても大丈夫!」

榛名「でも……血が……」

「いいの……お姉さまの好きにして……」

榛名「……本当に限界なら言って下さいね」

465 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 23:39:39.63 l0hX6tvE0 216/415

榛名(白い肌に赤い血…なんて綺麗な首なんでしょう……)ペロッ

「あひゃっ!」

榛名(霞ちゃん……)スッ

(恥ずかしい…さっきも舐められたはずなのに、変な声が出るなんて…)

榛名「……」ガリッ

(あ!!いきなり…そんな強く…)プルプル

榛名(霞ちゃん、霞ちゃん……)ブチブチ

(あ……あぁ…噛みちぎられてる…私の……)

(お姉さまの口が…私の血で赤く……)

(まるで口紅を塗ったみたい……私の血でお化粧したお姉さま…凄く綺麗…)

(お姉さまになら…このまま殺されても………)

(…………)

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

468 : 以下、名... - 2018/06/25 23:45:39.88 y7tKACB40 217/415

出撃予定があるのに起きてこない榛名を見にきた川内によって失血で意識が薄れている霞が医療室へ運ばれる

470 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/25 23:58:03.51 l0hX6tvE0 218/415

川内「榛名ったら何してんだろ。今日は朝イチの出撃あるの忘れてるのかな?」

川内「珍しいこともあるもんだね…と」

川内「榛名開けるよ~出撃覚える?」ガチャ

榛名「……」

「ぅ…あ………」ドロッ

川内「な…!なにしてんのさ榛名!!」

榛名「榛名は……」ニチャッ

川内「霞の顔色がまずい…とにかく医務室へ運ばないと!話はそれからだね!」

榛名「あぁ……」

川内「アンタはとりあえず服着て!あとで霞の服も持ってきて!!」ダダダッ

471 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 00:04:08.98 fXl3HG9K0 219/415

ーー医務室

医者「命に別状はありません。失血量もそこまで多くなかったのが幸いしましたね」

川内「よかったあ…」

医者「しかし、もしあのまま榛名さんが首を噛み続けていたとしたら、とんでもないことになっていたかもしれません」

榛名「ごめんなさい…霞ちゃん…本当にごめんなさい……」ポロポロ

千歳「榛名さん、何があったの?」

榛名「自分でもわからないんです…霞ちゃんと抱き合ったあと…急に首を…噛みちぎりたくなって…」

川内「ねぇ千歳、榛名さんってタナトフィリア意外に何かあるんじゃない?」

千歳「そうかもしれないわね……」

「う……あ…お姉さま…」

榛名「霞ちゃん!?大丈夫ですか!?」

「安価」

下1~3高コンマ 霞の台詞を

472 : 以下、名... - 2018/06/26 00:07:17.27 ZGqhNDs4O 220/415

気に病まないで下さいお姉さま…。

お姉さまに殺されるんだったら…私は本望です…。

475 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 00:29:59.16 fXl3HG9K0 221/415

「気に病まないで下さいお姉さま…お姉さまに殺されるんだったら…私は本望です…」

川内「なに言ってんの霞!」

「本当に…今まで見た夢の中で最高だったわ…」

千歳「霞ちゃん、まだ夢と現実が混ざってるのね」

医者「無理もないと思うよ。失血はそれなりにあったし、夜通しだったみたいだからね」

榛名「ごめんね霞ちゃん…榛名はちゃんと…償います…」

「嫌だ…私の側にいて…お姉さま……」

川内「ま、とりあえず提督に報告してからだね」

千歳「榛名さんは本当にどうしちゃったのかしら…」

ーー

487 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 20:07:55.83 fXl3HG9K0 222/415

ーー

提督「…二人の様子はどうだ?」

千歳「霞ちゃんは安静にしてれば問題ないわ」

龍驤「傷跡は残ってしまうん?」

千歳「もしかしたらね。かなり酷い怪我だったから……」

龍驤「そうなんやね…」

提督「首を噛み千切る程の力で噛んだんだ。当然といえば当然なのか…」

488 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 20:17:22.72 fXl3HG9K0 223/415

千歳「榛名さんはすっかり落ち込んじゃって、ずっとベッドで寝てるわね」

龍驤「傷付けたから落ち込むっていうのはわかるんやけど、状況がなぁ…」

提督「…結局榛名がどうして噛み付いたのかわからないのか?」

千歳「本人もはっきりしないみたいなの。愛情の裏返しなのか、カニバリズムに目覚めたのか…」

龍驤「千歳はどう考えてるん?」

千歳「今のところは愛情の延長かと思ってるわ。でももしかしたら榛名が指を無くしてしまったことが関係してるかもしれないわね」

提督「幻肢痛の反動…か?」

龍驤「それか違和感を誤魔化すため…?」

千歳「とにかく話を聞いてみないとわからないの。提督も一緒に来てくれる?」

提督「よし、わかった」

下1~3高コンマ 榛名の様子や状況等

491 : 以下、名... - 2018/06/26 20:19:31.74 cmsxPW7/o 224/415

ハイライトオフでブツブツかすみへの謝罪を繰り返している

492 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 20:30:56.62 fXl3HG9K0 225/415

ーー

千歳「榛名さん、調子はどう?」

榛名「ごめんなさい…霞ちゃんごめんなさい…」ブツブツ

龍驤「あかん…目に見えて落ち込んどるな」

提督「目に光も無いな…」

千歳「榛名さん、提督と龍驤さんが来てくれたのよ」

榛名「提督……榛名を解体して下さい…私は霞ちゃんを……」

龍驤「そんなことしたら余計に霞が悲しむで?」

榛名「うっ……」

提督「…榛名、なんでこんなことをしたのか自分でもわからないのは本当なのか?」

榛名「はい………何故霞ちゃんの首に噛み付いたのか…全くわからないんです…」

493 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 20:41:23.74 fXl3HG9K0 226/415

龍驤「元々興味があったとかはないん?」

榛名「いえ……」

提督「…千歳、ある日突然カニバリズムに目覚めることはあり得るのか?」

千歳「何かきっかけが無いと、そういう趣向にはなりにくいと思うわ」

榛名「榛名は一体……」

龍驤「ほなやっぱり指の怪我が関係してるんかな?」

千歳「ねぇ榛名さん、もしかして怪我する前って、指を噛む癖とか無かった?」

榛名「そんな癖は無かったかと思います…」

提督「原因がはっきりしないとまた同じことが起こり得る。何か分かれば良かったんだが…」

榛名「やっぱり榛名を解体して下さい……」

龍驤「アホか、そんなこと許すわけないやろ」

「そうよ……お姉さまが解体なんて…」ガチャ

榛名「霞ちゃん!!」

「安価」

下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他

494 : 以下、名... - 2018/06/26 20:43:35.78 4W38XjGm0 227/415

私がお姉さまをお世話します

497 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 20:58:52.23 fXl3HG9K0 228/415

「私がお姉さまを…お世話します…」

千歳「大人しくしてないとだめよ霞ちゃん。その話はまた今度ね」

龍驤「足元フラついとるやん…司令官、霞部屋に戻してきたって」

提督「…霞、まだ安静にしてないといけないそうだ」スッ

「あ、やだ……お姉さま…」

提督「…後は頼んだぞ」ガチャ

榛名「霞ちゃん…ごめんなさい……ごめんなさい…」

498 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 21:02:42.45 fXl3HG9K0 229/415

龍驤「…なぁ千歳、霞の包帯血が滲んでなかったか?」

千歳「安静にしてないから傷口が開いたのかもしれないわね」

龍驤「先生もおるやろうけど、一応司令官と一緒に行ったってくれへんかな?」

千歳「先生がいれば十分だと思うけど…」

龍驤「……な?」

千歳「…そうね、ちょっとついて行ってみるわ」ガチャ

榛名「……」

龍驤「さて……これで二人っきりやね」

499 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 21:05:51.22 fXl3HG9K0 230/415

龍驤「なぁ榛名、今やと誰も聞いてないで。ここにはウチとアンタしかおらん」

榛名「……」

龍驤「霞のことで、ほんまは何か思ってることはないか?」

龍驤「ウチの口は堅いから、ここだけの話にしといたるで」

龍驤「ほんまに何であんなことをしたのかわからんのやったらそれでええよ。でも何か些細なことでもあるんやったら…教えてくれへん?」

榛名「安価」

下1~3高コンマ 榛名の台詞、行動他

501 : 以下、名... - 2018/06/26 21:08:55.89 V3EdW0NUO 231/415

霞ちゃんがとても魅力的で…目が離せなくなって…

503 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 21:20:36.04 fXl3HG9K0 232/415

榛名「霞ちゃんがとても魅力的で…目が離せなくなってしまって…」

龍驤「…それで?」

榛名「…実はさっきはそんな癖は無いと言いましたが、本当は爪を噛む癖があったんです」

榛名「前の鎮守府では金剛お姉様によく注意されていました…」

龍驤「その爪を噛むのは特定の指があったん?それとも…」

榛名「はい…失ってしまった薬指の爪です」

龍驤「やっぱりなぁ……」

504 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 21:25:02.56 fXl3HG9K0 233/415

榛名「龍驤さんは知ってたんですか?」

龍驤「いや、なんとなくわかんねん。ウチも最初慣れるまで司令官の腕とか脚を甘噛みしたり触ったりしとったからな」

榛名「じゃあこの症状は…」

龍驤「うん、欠損が原因の精神的なヤツやね。榛名の場合は元々噛み癖があったから、その欲が溜まりに溜まってたんやと思うわ」

龍驤「なんで首なんかはわからんけど、噛み付いた理由はそれやと思うで」

榛名「首なのは偶々なんです。あの日の前日に首を絞められる夢を見たのが原因かと…」

龍驤「なるほどなぁ……」

505 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 21:27:41.10 fXl3HG9K0 234/415

龍驤「…我慢できそうか?」

榛名「できません!さっきも霞ちゃんに噛み付きたくて噛み付きたくて…!!」プルプル

榛名「だから解体するしか方法が無いんです!このままでは霞ちゃんを本当に…!」

龍驤「まぁ落ち着きぃや、原因がわかってるんやったらなんとでもなるで?」

榛名「でも……」

龍驤「ほなウチがそれを克服した方法教えたろか?」

榛名「…お願いします」

龍驤「安価」

下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他

507 : 以下、名... - 2018/06/26 21:32:55.97 4W38XjGm0 235/415

義指を作る

510 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 21:42:01.59 fXl3HG9K0 236/415

龍驤「榛名はウチが二つ義手使ってるのは知ってる?」

榛名「よく動く方と、普通の義手ですよね」

龍驤「そうや、メインで使ってるのは北上が作ってくれた普通のやつやけど、予備で一つ持ってんねん」

龍驤「でもな、実はもう一つ持ってるんやで」

榛名「そうなんですか、見たことが無いので知りませんでした」

龍驤「そうや…あれは人前には出せんからなぁ…」

榛名「どういうことですか?」

511 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 21:47:07.97 fXl3HG9K0 237/415

龍驤「三つ目の義手はな、義手としては使えれへんやつやねん」

榛名「……?」

龍驤「そうやんな、わけわからんわな。ほな八つ当たり用の義手って言うたらわかってくれる?」

榛名「あ……はい」

龍驤「もう…それは酷い状態になっとるよ。壁に叩きつけたり、それこそ噛んだりとか好き放題したから」

榛名「龍驤さんでも…そんな時期はあったんですね」

龍驤「当たり前や、何回死のうと思ったかわからんで」

榛名「……」

512 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 21:51:06.25 fXl3HG9K0 238/415

龍驤「司令官のウチが八つ当たりしとる時は何も言わんし、気付かんフリもしてくれとった」

龍驤「その結果腕と脚に対する違和感は消えたんよ。まぁ司令官のおかげでもあるんやけど…」

龍驤「だからな、榛名は指のことは受け入れとるかもしれんけど、心の奥ではそうやないかもわからん」

龍驤「だから……これ、渡しとくわ」スッ

榛名「この小箱は…」

龍驤「この中には義指…いうたらええんかな?それが入っとるよ」

513 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 21:54:00.97 fXl3HG9K0 239/415

龍驤「安心してもええで、これは失敗したやつらしいから、壊してもええんや」

龍驤「榛名の好きにしたらええんやで」

榛名「榛名は……」

龍驤「ほなウチもちょっと霞の様子見てくるわな。ゆっくりしときや」ガチャ

榛名「……」カパッ

榛名「本当に…指が入っています……」

榛名「…………」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

514 : 以下、名... - 2018/06/26 21:56:09.89 5q780bpv0 240/415

虚ろな目でボロボロになるまで噛み続ける

517 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 22:10:49.18 fXl3HG9K0 241/415

榛名「……」スッ

榛名「指………」ガリッ

榛名「……」ガリガリ

榛名「…………」ゴリッ

榛名「…………」ガリッゴリゴリ

榛名「…………」ガリガリガリガリ

518 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 22:16:40.27 fXl3HG9K0 242/415

榛名「あ…この指には爪もあるんですね…」

榛名「実際に伸びるわけないですけど、ちゃんとあるのは嬉しいですね…」

榛名「……」ガジッ

榛名「…………」ガジガジ

榛名「なんで…榛名が……」

榛名「…………」

榛名「……」ガリガリ

榛名「…………」ガリガリガリガリ

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

519 : 以下、名... - 2018/06/26 22:18:46.94 cmsxPW7/o 243/415

スッキリ!
霞を見てもそれほど噛みたい衝動に駆られる事は無くなる

522 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 22:34:32.41 fXl3HG9K0 244/415

ーー後日

榛名「龍驤さん!」

龍驤「榛名、あれからどうや?」

榛名「はい!おかげさまで霞ちゃんを見ても、噛みたい衝動が出なくなったんです!」

龍驤「そうか、ほんなら良かったわ!」

榛名「これも全て龍驤さんのおかげです!」

龍驤「いやぁ、乗り切った榛名が偉いんやで。あの指痛んできたら新しいの用意してもらいな?」

榛名「実はもう…新しいのは貰ってたりします……」

龍驤「そうやったんやね…」

523 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 22:42:25.34 fXl3HG9K0 245/415

榛名「龍驤さん、それで…一つお願いがあるんです」

龍驤「ん、なに?」

榛名「この鎮守府にも金剛お姉様が居ますが、提督のことしか考えていないんです」

龍驤「……そうやね。ほんまはやめて欲しいんやけど…」

榛名「なので…龍驤さんのことをお姉様と呼んでもいいですか?」

龍驤「ウチをか!?」

榛名「はい!龍驤さんはお姉様と呼ぶに相応しい人物だと思うんです!」

龍驤「でもなぁ…」

榛名「ダメ……ですか?」

龍驤「安価」

下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他

525 : 以下、名... - 2018/06/26 22:44:25.96 zCqiS1Qv0 246/415

駄目では、ないんやけど……なんやくすぐったいわぁ

528 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 22:51:04.45 fXl3HG9K0 247/415

龍驤「駄目ではないんやけど……なんやくすぐったいわぁ」

榛名「そんなことありません、龍驤お姉様!」

龍驤「うーーん…もぞもぞするなぁ…」

榛名「ならお姉様がしっくりくるまで榛名が呼び続ければいいんですね!」

龍驤「そういう問題では無いんやけども…ま、呼び方ぐらい好きにしたらええわ」

榛名「ありがとうございます龍驤お姉様!」

529 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 22:55:32.30 fXl3HG9K0 248/415

榛名「なら早速親睦を深めましょう!一緒にご飯でもどうですか!?」

龍驤「えらく強引やなぁ…まぁでもそれくらいやったらええよ」

榛名「榛名が食堂までエスコートしますからね、お姉様!」

龍驤「うーん……やっぱりしっくりけぇへんけど…榛名の好きにさしたろかな」

「……」

龍驤「あ!霞………」

「……」

龍驤「これはやね、あのなぁ……」

「安価」

下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他

531 : 以下、名... - 2018/06/26 22:59:01.90 cHmY+be50 249/415

頬を膨らませている(プクー

534 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 23:06:08.99 fXl3HG9K0 250/415

「…」プクー

榛名「頬を膨らませている霞ちゃんも可愛いですよ!」

「お姉さまは私のものなのに…」

龍驤「心配せんでも霞から榛名を取るつもりは無いで?」

「……ふんっ」プクー

榛名「あぁ…拗ねてる霞ちゃんも可愛い……」

536 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 23:14:14.60 fXl3HG9K0 251/415

龍驤「霞は何が気に入らんのよ?」

「だって…龍驤さんと榛名お姉さまが姉妹になるってことは、二人もキスするんでしょ?」

榛名「!!」

龍驤「ブッ!なんでや!?」

「だって姉妹艦の間ではキスするのは普通なのよね?榛名お姉さまからそう教えてもらったもの」

龍驤「……榛名?」

榛名「安価」

下1~3高コンマ 榛名の台詞、行動他

539 : 以下、名... - 2018/06/26 23:15:47.90 cmsxPW7/o 252/415

ははは榛名は大丈夫ですすすす(ソソクサー

543 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 23:29:02.51 fXl3HG9K0 253/415

榛名「ははは榛名は大丈夫ですすすす…」タタタッ

龍驤「……逃げたな」

「お姉さま…?」

龍驤「ま、そういうことや。姉妹艦でキスなんて嘘やと思うで」

「そんな…お姉さまが嘘を言うなんて…」

龍驤「でも欺くための嘘やなくて、可愛い嘘やからええんと違うか?」

龍驤「事実この間までキス以上のことはしたことないんやろ?」

「…納得いかないわ」

544 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 23:31:29.00 fXl3HG9K0 254/415

「龍驤さんは姉妹艦が存在しないし、私はここに姉妹艦がいない。確かめようが無いじゃない!」

龍驤「でもなぁ……」

「榛名お姉さまの言うことに間違いはないの!」

龍驤「ほな誰かに聞いてみるか?ここで姉妹艦がおるって言うたら……」

下1~3高コンマ 聞きに行った人物名を

545 : 以下、名... - 2018/06/26 23:33:13.81 HcGRZtM+O 255/415

瑞鶴

548 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 23:41:28.40 fXl3HG9K0 256/415

ーー

龍驤「おった!瑞鶴、ちょっとええか?」

瑞鶴「あら、龍驤さんと……?」

「霞よ。ちょっと聞きたいことがあるの」

瑞鶴「何?二人が私に用って想像つかないわ」

龍驤「瑞鶴やないとあかんってことはないけど、パッと思いついたのが瑞鶴やってん」

瑞鶴「へぇ~。それで、質問ってなに?」

「榛名お姉さまが言ってたんだけど、姉妹艦ならキスってするわよね?それくらい普通なのよね?」

瑞鶴「安価」

下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他

551 : 以下、名... - 2018/06/26 23:43:28.91 V3EdW0NUO 257/415

私の唇は加賀だけのものよ

553 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 23:48:45.75 fXl3HG9K0 258/415

瑞鶴「私の唇は加賀だけのものよ」

龍驤「いや、そういうことや無くてな…」

瑞鶴「ごめんなさい、一般論なら私には当てはまらないわ。加賀のことは初めて会った時から気になってたし…」

龍驤「……聞く相手を間違ったっちゅうことやな」

瑞鶴「でもあくまで聞いた話なら教えてあげましょうか?姉妹艦でキスはお守り代わりにすることがあるらしいわね」

龍驤「嘘やろ!?」

「ほら!!やっぱりそうなのよ!!」

554 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/26 23:54:05.66 fXl3HG9K0 259/415

龍驤「で、でもそれは頬っぺたとかやんな?舌を絡めるようなキスではないわな?」

瑞鶴「そうね、額とか頬っぺたが主流みたいね」

龍驤「ほら!やっぱりそうや!」

「でもお姉さまとのキスは最初は頬っぺただったわよ?それから段々と激しくなっただけで…」

龍驤「激しいのをしようって言い出したのは榛名やろ?」

「それは……そうだけど…」

龍驤「榛名の奴……まさかロリコンやったとは…」

瑞鶴「たまたま相手が霞ちゃんだったんじゃない?そう言い切るのはまだ早いわよ?」

龍驤「でもアイツこの話しになったら逃げたんやで?」

瑞鶴「……クロではないけど、グレーね」

「いいの!私にとって榛名お姉さまは大切な人なの!」

龍驤「霞がそれでええんやったら、もうええか…」

ーー

565 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 19:11:58.73 6m8e3lSH0 260/415

ーー

羽黒「榛名さん…何故私に呼び出されたのかわかりますか…?」

榛名「……」

羽黒「貴女には少女趣味…つまりロリコンの疑いがかかっています…」

榛名「……」

羽黒「駆逐艦にキスを迫っていたとなれば…それは立派な犯罪です…」

榛名「……」

567 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 19:16:49.23 6m8e3lSH0 261/415

羽黒「霞ちゃんは嫌がってなかったようですが…そういう問題ではないんです…」

羽黒「ちゃんと手順を踏んで…付き合っているというなら…少ししか問題ありません」

羽黒「しかし…榛名さんはそうではなかったんですよね…?」

羽黒「姉になるという甘い言葉で…孤独だった霞ちゃんの心の隙間に入り込もうとした…」

榛名「そんなことありません!榛名は本気で霞ちゃんを妹だと思っています!」

羽黒「ならなんで…キスを要求したんですか…?姉妹間でキスは…どうなんでしょう…」

榛名「それは……」

羽黒「この件は…然るべき場所に…報告させてもらいます…」

榛名「安価」

下1~3高コンマ 榛名の台詞やその他起こったこと等

568 : 以下、名... - 2018/06/27 19:20:58.70 DBJNPFVeo 262/415

何とかなりませんか…?榛名は霞ちゃんのそばを離れたくないんです…

572 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 19:37:17.93 0FKLZid7O 263/415

榛名「何とかなりませんか…?榛名は霞ちゃんの側を離れたくないんです…」

羽黒「ダメです、特例は認められません…」

榛名「う……」

羽黒「私は監査艦なんです…真実のみを報告することが…私の使命なんです」

羽黒「戦艦榛名が駆逐艦霞に強引に迫った…これは揺るぎない事実です…」

榛名「あ…あぁ……ぁぁ……」

羽黒「これからの処分も…覚悟しておいて下さい…」

榛名「…………はい…」

573 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 19:42:30.28 6m8e3lSH0 264/415

羽黒「なんて…以前の私なら、そう言ってましたね…」

榛名「え…………?」

羽黒「事実のみを明らかにする…それだけではないと、この鎮守府で教わりました…」

羽黒「実は被害者の霞ちゃんに…先に聞き取りを行なっていたんです…」

羽黒「内容は榛名さんのことと…怪我のことについてでした…」

羽黒「霞ちゃんはよくできた艦娘でした…私への答えによって、榛名さんがどうなってしまうのか…わかってるみたいでした…」

羽黒「怪我のことについても…榛名さんがやった証拠は一切無いと…強い口調で言われてしまいました…」

榛名「霞ちゃん…」

羽黒「それで榛名さんが…霞ちゃんに迫った件ですが…」

榛名「霞ちゃんは、何て答えたんですか?」

羽黒「安価」

下1~3高コンマ 霞の答えや台詞等

576 : 以下、名... - 2018/06/27 19:56:36.67 lon3pYX0o 265/415

同意の上です

577 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 20:04:06.34 6m8e3lSH0 266/415

羽黒「霞ちゃんは同意の上だから…何も問題は無いと言っていました…」

羽黒「被害者である霞ちゃんにそう言われてしまっては…こちらから動くことはできません…」

榛名「じゃあ榛名は…」

羽黒「この件については何も無かった…そうなります…」

羽黒「ここに来る前の私なら…こんな結果は認められませんでしたが…私も色々勉強したんです…」

羽黒「榛名さん…どうか霞ちゃんの側に居てあげて下さい…」

榛名「はい!ありがとうございます羽黒さん!」

羽黒「いえ…貴女が霞ちゃんを大切に思っていた結果です…」

羽黒「霞ちゃんの扱いが少しでも違えば…こうはなっていませんでした…」

578 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 20:07:30.77 6m8e3lSH0 267/415

羽黒「でも榛名さん…怪我だけはさせないであげて下さいね…」

榛名「わかっています!もう二度と霞ちゃんを傷付けたりしません!」

羽黒「その言葉…信じます…」

榛名「ありがとうございます!」

羽黒「はぁ…榛名さんと霞ちゃんみたいに…信頼し合ってるなら監査も楽なんですが…」

榛名「そうでないこともあるんですね」

羽黒「少なくとも…これから向かう鎮守府はそうではありません…」

榛名「それって…例の鎮守府ですか?」

羽黒「はい……島風ちゃんが戻っていった鎮守府です…」

579 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 20:11:50.19 6m8e3lSH0 268/415

ーー島風提督の鎮守府

五月雨「わざわざご苦労って言われたら満足か?あ?」

羽黒「貴女は相変わらずですね…」

五月雨「おかげさまで毎日出撃出撃出撃!徹夜は当たり前だからなぁ!」

羽黒「島風ちゃんが戻っても…状況は変わってないんですね…」

五月雨「たかが駆逐艦一隻で何ができんだよボケ」

羽黒「……はい」

五月雨「あぎゃぎゃぎゃぎゃ!お前が肯定したら終わりだろ!」

580 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 20:16:32.61 0FKLZid7O 269/415

島風提督「それで羽黒監査艦は何をしに来たんだ?」

羽黒「島風ちゃんの状態の確認と…この鎮守府の風紀についてです…」

島風提督「島風についてなら全て記録を残してある。好きに見ればいい」

島風提督「それから風紀についてだが…」

五月雨「毎晩日替わりで楽しんでます~って報告するか?あ?」

羽黒「やっぱり…そうなんですね…」

五月雨「当たり前だろ?このクズはバイブ代わりにしかならねぇクズなんだからな」

羽黒「司令官をそんな風に言うなんて…」

五月雨「本当のことだろ?なぁ?」

島風提督「……」

五月雨「…無視してんじゃねぇよ!!」ボゴッ

島風提督「うぐっ…!」

581 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 20:21:24.29 6m8e3lSH0 270/415

羽黒「司令官さんを躊躇いなく殴るなんて…」

五月雨「おっ、じゃあ俺は解体でこの鎮守府は崩壊。めでたくここは更地だなぁ!」

羽黒「それは…」

五月雨「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!俺はそれでもいいんだぜ?わかってんのか?」

羽黒「……」

五月雨「お前が監査がどうとかヌルいことやってる間に、こっちは明日生き延びる為に寝ないで出撃してんだよ」

五月雨「お前にここの奴全員殺す覚悟があるなら、好きに報告しとけ」

五月雨「中途半端なことすんなら…わかってるよな?あぁ!?」

羽黒「安価」

下1~3高コンマ 羽黒の台詞やその他起こったこと等

582 : 以下、名... - 2018/06/27 20:23:36.29 HzP8SfInO 271/415

そんな人手不足の島風提督鎮守府に朗報
出撃中の艦隊がドロップした新たな艦娘をつれてきた

588 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 20:33:30.90 6m8e3lSH0 272/415

羽黒「私は……」

島風「提督ーー!新しい子が来たよ~!」ガチャ

島風提督「なんだと?着任予定があるなんて聞いてないぞ?」

五月雨「ばーかドロップ艦だろ。摩耶達が戻ってきてからは初めてだな」

羽黒「超低確率のドロップが…このタイミングで…」

島風「羽黒さんが来てるなら丁度いいね!この子の登録とかお願いしまーす!」

羽黒「はい…わかりました…」

下1~3高コンマ ドロップした艦娘名を

589 : 以下、名... - 2018/06/27 20:34:03.73 DBJNPFVeo 273/415

大淀

594 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 20:45:28.46 6m8e3lSH0 274/415

大淀「提督、軽巡大淀、戦列に加わりました。艦隊指揮、運営はどうぞ……」

五月雨「クソメガネ、そんな御託はいいから出撃するぞ」

大淀「へ!?」

五月雨「おいクソビッチ、補給はしたか?」

島風「したよ!っていうかその呼び方やめてって言ってるでしょ!」

五月雨「あ~~?昨日もアンアン言ってたじゃねえか。クソビッチがウルサイせいで、こっちは徹夜二日目なんだよ!」

島風「一昨日寝てないのは貴女のせいでしょ!一晩中提督とシてたくせに!」

五月雨「はぁ~?俺がクズを使ってやってたんだ!勘違いしてんなクソビッチ!!」

595 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 20:50:42.10 6m8e3lSH0 275/415

羽黒「あの…この鎮守府は毎日…こうなんですか…?」

島風提督「これでもマシな方だ。ここに大鳳や長波が混ざると愉快だぞ」

羽黒「……」

島風提督「五月雨達は俺のせいでこうなった。だから俺は死ぬまで責任を取り続けるしかない」

島風提督「どうせこんな生活をしていれば永くは持たないだろうしな…」

五月雨「偉そうなこと言ってんじゃねぇよクズッ!!」ドガッ

島風提督「ぐっ…」

島風「やめて!提督を蹴ったりしないでっていつも言ってるでしょ!!」

五月雨「あ?俺とやんのか?元カタワに負けるわけねぇだろ?出撃の前にお前からヤッてやるよクソビッチ!!」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

596 : 以下、名... - 2018/06/27 20:52:15.71 sc6HRO7K0 276/415

五月雨が頭を打ってまともになる

603 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:02:41.67 6m8e3lSH0 277/415

島風「喧嘩なら負けないもん!五月雨こそ弱っちい癖に!!」

五月雨「なんだとおらぁぁ!!」

大淀「け、喧嘩はやめて下さい…」ビクビク

羽黒「私の前で堂々と喧嘩できるなんて…ある意味凄いです…」

島風提督「これも…日常だからな」

604 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:07:04.01 6m8e3lSH0 278/415

島風五月雨「「うぎぎぎぎぎぎ!!」」

羽黒「取っ組み合ったまま動きが止まりました…」

島風提督「五月雨が耐えるのは珍しいな……そうか、出撃直後だから島風が弱っているのか」

大淀(もうやだこんな鎮守府…)

ドスドスドスドス

島風提督「この足音は……」

武蔵「提督、女王アリ見つけた!……ん?五月雨と島風?」

島風五月雨「「ぎぃぃぃぃぃ~~!」」

武蔵「戦いごっこだな!私も仲間に入れてくれ~~!」バッ

島風五月雨「「!!」」

605 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:10:14.70 6m8e3lSH0 279/415

バターン!

島風「いっ…………たぁ!!もう武蔵!飛び込んでくるのやめてって言ってるでしょ!」

武蔵「だって二人とも楽しそうだったから!」

島風「貴女の体重ってすごく重いんだからね!早くどいて!」

武蔵「はぁい…」スッ

島風「さぁ五月雨、続けるよ!」

五月雨「……」

島風「五月雨……?」

五月雨「……」

606 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:12:36.70 6m8e3lSH0 280/415

羽黒「あの…五月雨ちゃんが倒れた時に、頭を打ってたような気がするんですが…」

島風提督「なに?」

大淀「まさか……」

島風「え…?嘘でしょ五月雨……?」

五月雨「……」ムクッ

羽黒「あ、起きたみたいですね…」

島風「なーんだ…心配して損しちゃった」

武蔵「大丈夫か五月雨?怪我させてしまったか?」

五月雨「安価」

下1~3高コンマ 頭を打った五月雨の台詞を

608 : 以下、名... - 2018/06/27 21:15:15.97 DBJNPFVe0 281/415

ここはだれ?わたしはどこ?

610 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:21:12.48 6m8e3lSH0 282/415

五月雨「ここはだれ?わたしはどこ?」

島風提督「これは…」

羽黒「記憶喪失…でしょうか…」

島風「うそ……」

武蔵「きおくそうしつ?美味しくなさそう」

大淀「……そうですね」

612 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:23:33.45 6m8e3lSH0 283/415

羽黒「貴女の名前は五月雨です…」

五月雨「五月雨……ごめんなさいわかりません」

島風提督「ここが何をする所かわかるか?」

五月雨「いえ…」

島風「艦娘ってわかる?」

五月雨「……」フルフル

武蔵「一体どうしたんだ五月雨?」

羽黒「これは困りましたね…」

613 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:27:17.15 6m8e3lSH0 284/415

島風提督「頭を打ってなら一時的なものじゃないか?放っておけば治るだろう」

島風「わかんないよ、一生そのままの人もいるらしいし」

武蔵「頭打ったのが原因か?ならもう一回同じことすればいい!」

大淀「…いえ!五月雨さんはこのままでいいと思うます!」

羽黒「どうしてですか…?」

大淀「だってさっきまでの五月雨さんって…凄く怖いというかチンピラみたいだったじゃないですか…」

大淀「何があったのかは知りませんが…私はこのままの五月雨さんでいいと思うます!」

五月雨「安価」

下1~3高コンマ 五月雨の台詞やその他起こったこと等

614 : 以下、名... - 2018/06/27 21:28:25.40 sc6HRO7K0 285/415

記憶を失くす前の私が凶暴だったなら…これでいいと思います

617 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:36:22.43 0FKLZid7O 286/415

五月雨「記憶を失くす前の私が凶暴だったなら…これでいいです」

五月雨「きっと皆さんに迷惑もかけていたと思います。だからこれからは皆さんの為に頑張ります!」

羽黒「これがあの五月雨ちゃんなんて…」

島風「と…鳥肌が…」ゾクッ

武蔵「五月雨がそのままでいいなら、それでいいな!」

大淀「私もそれでいいと思います!」

618 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:39:59.79 0FKLZid7O 287/415

五月雨「あの…頑張るとは言いましたが、私は何をすればいいんでしょう?」

島風提督「そうだな、まずは島風にここを案内してもらう。大淀もついて行ってくれ」

大淀「はい!」

島風「ねぇ提督、せっかくだから五月雨に新しい部屋に入ってもらわない?今までの部屋に入ったら何かのきっかけで思い出しちゃうかもよ?」ヒソヒソ

島風提督「……そうだな、そうしよう。羽黒監査艦、悪いが協力してもらえないだろうか?」

羽黒「私が…ですか?」

武蔵「私はまたアリの巣見つけてくるぞ~~!」ドスドス

619 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:43:02.19 0FKLZid7O 288/415

ーー五月雨の部屋

羽黒「元々の五月雨ちゃんの部屋は…立ち入り禁止にしておいてくれ…ですか」

羽黒「そうすれば…確かにこの部屋に入ることは…無くなりますね…」

羽黒「後は…部屋の中で何かあれば回収してきて欲しい…と…」

羽黒「変わったものがあれば…それを見せた方がいいですね…」

羽黒「私は元々監査で…こういうことは慣れてますし…」ゴソゴソ

羽黒「あれ…これは…」

下1~3高コンマ 羽黒が見つけたもの等

621 : 以下、名... - 2018/06/27 21:46:53.41 wxlDvd4z0 289/415

かつての仲間たちと一緒に撮った写真がたくさん保管された分厚いアルバム

622 : 以下、名... - 2018/06/27 21:48:30.82 ORNCtOQCO 290/415

>>621
今いるメンバー以外は✕印がついてる

623 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 21:59:27.23 0FKLZid7O 291/415

羽黒「この分厚いものはアルバム…でしょうか…」ペラッ

羽黒「……この鎮守府も、皆さんの仲が良い時期があったんですね…」

羽黒「でも途中から写真にバツ印が…ついてます…」

羽黒「これは…ここから居なくなったということ…でしょうね…」

羽黒「……」ペラッ

羽黒「このアルバムは…司令官さんに渡しておきましょう…」

624 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 22:01:34.28 0FKLZid7O 292/415

羽黒「一応…他にも探しておきましょう…」

羽黒「五月雨ちゃんの部屋は散らかっていますが…整理はされているみたいですね…」

羽黒「これなら色々と…探し易いです…」

羽黒「これも…監査のお仕事です…」ゴソゴソ

下1~3高コンマ 羽黒は更に何か見つけた?何もなかった場合はその後の展開等

627 : 以下、名... - 2018/06/27 22:10:08.00 DBJNPFVe0 293/415

陣形等考察メモ

628 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 22:24:01.29 0FKLZid7O 294/415

羽黒「このファイルは何でしょう…」

羽黒「これは…陣形や戦略の考察メモ…」

羽黒「凄い…びっしりと書き込まれています…」

羽黒「これも…渡しておかなければいけませんね…」

羽黒「五月雨ちゃんは…本当はこの鎮守府と、司令官のことを一番に考えていたんですね…」

630 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 22:31:41.51 0FKLZid7O 295/415

ーー

島風提督「どうだった?何かあったか?」

羽黒「これが…ありました…」

島風提督「アルバムと、戦略メモか」

羽黒「五月雨ちゃんは…本当はこの鎮守府が大好きだったんだと思います…」

羽黒「あんな態度に…口も悪いですが…誰よりも…皆んなの無事を祈っていたんです…」

島風提督「……それくらいわかっている」

島風提督「あいつの指揮があって、今までなんとかやってこれたんだ。五月雨だけが何日も徹夜で頑張っていた」

羽黒「わかっていたからこそ…あの態度だったんですね…」

島風提督「……」

631 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 22:39:01.09 0FKLZid7O 296/415

島風提督「五月雨が荒れ始めたのは俺が悪い。だからあいつの暴力は全て受け入れていた」

島風提督「夜もそうだ。他の奴は断ったことがあるが、島風と五月雨だけは断ったことが無い」

島風提督「五月雨が求めるならそれに応える。それが俺にできる償いだと解釈していた」

羽黒「……そうですか」

島風提督「しかし…五月雨が記憶喪失か。このメモはあるが、どこまでやれるか…」

羽黒「大淀さんにも…頑張ってもらうしかありませんね…」

島風提督「……やるしかないな」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

633 : 以下、名... - 2018/06/27 22:42:15.89 VTPPQ30Ro 297/415

これまでギリギリでもっていた戦線が押され始める

636 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 22:55:24.21 0FKLZid7O 298/415

ーー数日後

島風「提督…あそこの海域で負けちゃった…」

摩耶「なんとか撤退はできたけどよ、もう一度制海権を取り戻すのは厳しいぜ」

伊400「しおんの所も厳しくなってきてるね…」

大鳳「深海棲艦共め…!」

長波「一対一なら勝てるのに!アイツらあたしにウジャウジャ寄ってきやがる!」

大淀「すいません…私の練度がもう少し高ければ…」

五月雨「大淀さんは悪くありません!」

637 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 23:03:54.14 0FKLZid7O 299/415

摩耶「提督、どうにかしないとこのままじゃあたし達全滅だぜ?」

大鳳「何言ってるのよハリネズミ!」

武蔵「私達やられちゃうのか?」

伊400「このままだと…ね」

武蔵「それは嫌だ!全部私が倒す!」

長波「馬鹿、自分の速力考えろ」

大淀「どこかに救援を頼めたら良いのですが…」

島風提督「まず無理だろうな。上は元々この鎮守府と俺を心中させる予定だったからな」

五月雨「このまま死を待つしか無いんでしょうか…」

島風提督「……」

下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

639 : 以下、名... - 2018/06/27 23:06:29.97 a4KOIbiuO 300/415

五月雨が記憶を取り戻す

642 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 23:15:35.97 0FKLZid7O 301/415

五月雨「こうなってしまったのは私のせいなんですよね…私が記憶を無くしてしまったから…」

島風「そんな事ないよ!」

長波「でも事実そうだよな。なんだかんだ言ってアイツの指揮は間違いは無かった」

伊400「引く時は引くし、いける時は行く…簡単だけど難しいんだよね」

大鳳「クソヤニはそれしか取り柄が無かったのにぃぃ!」

大淀「私はこの五月雨さんの方が好きですが、出撃で役に立っていたのは以前の五月雨さんだったんですね…」

五月雨「……」

643 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 23:19:40.20 0FKLZid7O 302/415

五月雨「武蔵さん、私に頭突きしてくれませんか?」

島風提督「死ぬ気か!?」

武蔵「やっていいのか?」

五月雨「はい!あ、でも凄く痛いのは嫌だから…手加減して頭突きして下さい!」

長波「そんな簡単に戻ったら世話ねぇぞ」

摩耶「でもこれで五月雨が戻ったらなんとかなるぞ!」

島風「もう…武蔵!手加減して頭突きだからね!いい!?」

武蔵「わかった!手加減して頭突きするぞ!」

五月雨「……はい、来て下さい!」

武蔵「ふんっ!」ズガッ

五月雨「!!」

伊400「五月雨ちゃん…?」

五月雨「安価」

下1~3高コンマ 記憶が戻った五月雨の台詞等

646 : 以下、名... - 2018/06/27 23:23:11.52 1uP8RVz4o 303/415

いてぇじゃねぇか馬鹿野郎

649 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 23:40:21.02 0FKLZid7O 304/415

五月雨「いっ…………てぇじゃねぇか馬鹿野郎!!」

大淀「あ…戻った……」

五月雨「あ?なんで全員こっち見てやがる?出撃はどうしたんだよ?」

島風提督「それより五月雨、××海域の制海権を奴らに奪われたんだ」

五月雨「はぁ~~!?」

伊400「しおん達も頑張ったんだけど、どんどん押されてきてるの」

五月雨「何やってんだよお前らはよぉ!!」

大鳳「だからクソヤニがどうにかしろって言ってるのよ!」

五月雨「それがモノを頼む態度か?あ?」

長波「いいから早く指揮をしろって!」

五月雨「チッ…俺も出るからな!クズも手伝え!」

島風提督「わかっている」

650 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/27 23:44:52.20 0FKLZid7O 305/415

ーー数日後

島風提督「五月雨、よく頑張ってくれた」

五月雨「お前よぉ…俺はこれで徹夜四日目だからな…」

島風提督「だがお陰でなんとか元の支配海域まで戻すことができた」

五月雨「ハッ…この鎮守府は俺が居ないと壊滅だな…」

島風提督「そうだな、本当にその可能性があるな」

五月雨「なんだ…クズのくせにわかってんだな…」

島風提督「お前の記憶が無くなっている間、俺達がどれだけ頑張ってもこうはならなかった。お前の存在の大きさを改めて感じた」

五月雨「安価」

下1~3高コンマ 五月雨の台詞、行動他

651 : 以下、名... - 2018/06/27 23:52:08.49 FtqdsSvD0 306/415

それよりよぉ、なんか変なんだよ、ヤニが不味く感じちまって吸えねぇんだよ

654 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/28 00:00:35.32 KP2/iZrf0 307/415

五月雨「それよりよぉ、なんか変なんだよ。ヤニが不味く感じちまって吸えねぇんだよ」

島風提督「記憶を失っている間は全く吸っていなかったからだろ」

五月雨「チッ……俺の唯一の楽しみだったってのによ」

島風提督「これを機に禁煙したらどうだ?」

五月雨「あ?もう一回言ってみろ。俺からヤニを取ったら何が残るっていうんだよ」

五月雨「ま、クズがタバコの代わりになるって言うならやめてやるがな!」

島風提督「…やってやろうじゃないか」

五月雨「は?」

655 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/28 00:03:34.88 KP2/iZrf0 308/415

島風提督「吸いたくなったら俺を呼べばいい」

五月雨「正気か?第一お前がヤニの代わりってどう…」

島風提督「こういうことだ」ガバッ

五月雨「んぐっ!」チュッ

島風提督「……」

五月雨「ぐ……むが……!」ジタバタ

島風提督「……」

五月雨「…………!!」

島風提督「……」

五月雨「…………」

島風提督「…ふぅ。どうだ、これで満足か?」

五月雨「安価」

下1~3高コンマ 五月雨の台詞、行動他

658 : 以下、名... - 2018/06/28 00:06:45.84 ifIG4GhTo 309/415

なにしやがる(カオマッカ)

661 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/28 00:20:33.65 KP2/iZrf0 310/415

五月雨「なにしやがる……!」キッ

島風提督「そんな赤面して睨まれても全く怖くないぞ」

五月雨「っ…!うるさい!」カオマッカ

島風提督「どうだ?俺のはタバコ代わりになりそうか?」

五月雨「……」グイッ

島風提督「お、おい……」

五月雨「前に言ったよな?俺は疲労と性欲が直結してんだ。ヤニ代わりになるっていうなら…わかってるな?」

島風提督「…あぁ」

五月雨「覚悟しろよ?四日分クズで抜きまくってやる。避妊もさせねぇからな!」

島風提督「覚悟は…してるさ」

五月雨「俺に火ぃつけやがって…覚悟しろよクズ!」

ーー

662 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/06/28 00:21:38.15 KP2/iZrf0 311/415

こういう五月雨の方がいいのかもしれません

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