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【艦これ】龍驤「足りないもの」その10【安価】(1)
ーー
医者「提督さん、診療所の完成を前倒ししてもらってありがとうございました」
提督「いえ、こちらとしても先生が居てもらえるだけで助かります」
龍驤「退院したての飛鷹とか、何人かお世話になるのは確定しとるからな~」
千歳「それで、改め確認するけど私の専門が心療内科。カウンセリングも大丈夫よ」
医者「そして私は内科。怪我の手当てや傷を縫うといった簡単な外科処置なら私も千歳もできますが、本格的な外科処置は別の病院にお願いして下さい」
提督「ええ、わかりました」
医者「診療所にあるベッドは診察用とは別に三つ。点滴等が行えますが…医務室でも同じようなことはやっていたみたいですね」
龍驤「ぶっちゃけグレーゾーンなんやけど、見逃してくれたら助かるわ…」
千歳「あとは私用に相談室が欲しかったんだけど、ここでは要らないのよね?」
提督「…誰も気にしないからな。カウンセリングはその個人の部屋でやってくれて構わない」
千歳「自分の心の中を他人に聞かれてもいいなんて、本当に素敵な鎮守府ねここは」
龍驤「足りへんもんは皆んなで補うんや。誰かの助けになれるんやったら、全力で助けたるんやで」
医者「本当にこの鎮守府で雇ってもらえて感謝です」
提督「…先生、今日からお願いしますね」
下1~3高コンマ 診療所を訪れた艦娘とその目的(治療内容)等
349 : 以下、名... - 2018/06/07 18:46:41.95 KSsHKf/s0 156/441龍田(天龍に無理矢理連れてこられた)
ーー
天龍「おう千歳、ちょっといいか?」
千歳「あら天龍。龍田を引っ張ってどうしたの?」
龍田「天龍ちゃん離して…」
天龍「ダメだ。この際だからお前にはちゃんと治療を受けてもらう」
龍田「嫌よ…」
天龍「俺が言ってるんだぞ?」
龍田「いくら天龍ちゃんの頼みでも……イヤ…」
天龍「なんでだよ龍田?」
龍田「もう……裏切られるのが怖いの…」
龍田「ここの皆んな…提督は…凄くいい人なのはわかるわ…」
龍田「だから…すぐに信じられると思う…」
龍田「けど……それでもし裏切られたら……もう私は……」
天龍「提督が裏切ると思ってんのかよ?」
龍田「天龍ちゃんにはわからないわよ!!私は信じてた提督に裏切られたの!!」
龍田「やめてって言ったのに!私は……言ったのよぉぉぉぉ!」
天龍「……千歳、頼む」
千歳「…龍田、場所を移しましょうか」
ーー龍田の部屋
龍田「…ごめんなさいさっきは叫んじゃったりして」
千歳「いいのよ、よくあることだから」
龍田「……私って酷い?」
千歳「ううん、もっと凄い子が過去に居たわよ。突然ガラスを食べ始めたり、五重人格の子とかね」
龍田「上には上がいるのね……」
千歳「でもね、その子達はちゃんと立ち直ってくれたの。だから龍田、貴女も大丈夫なのよ」
龍田「……そう」
千歳「じゃあ龍田、私とお話ししましょうか」
下1~3高コンマ カウンセリングの結果やその他起こったこと等
356 : 以下、名... - 2018/06/07 19:12:22.93 6YkcXxs60 160/441トラウマ掘り起こされて引きこもっちゃう
ーー
天龍「まだ龍田は篭ってんのか」
千歳「そうね、私を部屋から追い出してからずっと部屋に居るわ」
天龍「龍田の叫び声が聞こえたから何事かと思って来てみたら、千歳が追い出されてやがったからな」
千歳「…ごめんなさい。アプローチの仕方が良くなかったみたいなの」
天龍「気にしてねぇよ。心の病気は最適な治療法が無いのは知ってるからな」
千歳「そう言ってもらえたら助かるわ…」
千歳「泣いてるにしても静か過ぎるから、なんとか部屋は開けて欲しいのよ」
天龍「俺だけがアイツの部屋の合鍵を持ってるから、開けようと思えば開けられるぞ」
千歳「なら天龍だけ入ってあげて」
天龍「千歳は入ってこねぇのか?」
千歳「私は……嫌われちゃったみたいだから」
天龍「おいおい、専門家がそれじゃ困るぞ?」
千歳「いいのよ、今は天龍が側に居てあげるのが一番だから」
天龍「……わかったよ。龍田、入るからな」ガチャ
下1~3高コンマ 部屋の様子や龍田の状態等
360 : 以下、名... - 2018/06/07 19:39:34.86 ct+YKGHhO 163/441いたって普通そうに見えるけど明らかに暴れた跡がある
龍田「あら~天龍ちゃん」
天龍「……」キョロキョロ
龍田「大丈夫よ、もう平気だから~」
天龍「嘘言わなくてもいいぞ。ここには俺しか居ないからな」
龍田「……」
天龍「千歳追い出して暴れてただろ?元に戻したつもりだろうが、俺にはわかるからな」
龍田「…流石は天龍ちゃんね~」
天龍「……何がダメなんだ?」
龍田「すぐ隣に他人が居る所。誰かとすれ違うだけで頭がおかしくなりそうなの」
天龍「龍驤さんでもダメか?」
龍田「天龍ちゃん以外は無理よ」
天龍「俺と居れば他人が居てもいいんだな?」
龍田「天龍ちゃん以外は目に入らないから大丈夫よ~」
天龍「…わかったよ」
天龍「龍田、お前はどうしたいんだ?」
龍田「天龍ちゃんしかいない世界に行きたいわ~」
龍田「天龍ちゃん以外の人達は~全員死んでもいいもの~」
天龍「……提督もか?」
龍田「男は私が殺すわ。全員串刺しにして殺すの」
天龍「……俺は…どうすりゃいいんだ…」
龍田「天龍ちゃんは~私の側にずっと居てくれたらいいの~」
龍田「もう……貴女しか信じられるものは無いの…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
366 : 以下、名... - 2018/06/07 19:58:49.68 NMFeuUw0O 167/441龍田には自分かいないとダメなんだという強迫観念から、
天龍も24時間龍田から離れられなくなってしまう
天龍「龍田には……俺しか居ない……」
天龍「そんな事有り得ねぇ…けど……龍田はそう言ってる……」
天龍「俺が居なくなったら……龍田は……?」
天龍「あ……あ……あぁ…」
天龍「龍田……」
天龍「たつ…た…………」
龍田「天龍ちゃん……来て…」
天龍「……あぁ、もう離さねぇ…」ギュッ
龍田「天龍ちゃん…これで私は…私達は幸せになれるわ……」
ーー数日後
龍驤「天龍と龍田がずっと一緒におるようになって何日か経ってもうたな」
提督「…出撃や遠征も二人一緒で無いと死ぬとまで言われたからな」
千歳「ごめんなさい、まさか天龍まで引っ張られるなんて……」
提督「それくらい龍田の抱えているものは黒かったんだな」
龍驤「でもいい加減出てきてくれな健康状態も気になる。司令官、強引かもしれんけどなんとか出てきてもらおう」
提督「マスターキーはこちらにあるから部屋を開けることはできるが…」
千歳「大丈夫、今度こそ私が力になってみせるわ!」
提督「…よし、なら開けるぞ」ガチャ
下1~3高コンマ 部屋の様子や二人の状態等
371 : 以下、名... - 2018/06/07 20:16:11.89 UTjIeCKUo 170/441二人抱き合って寝てる
龍田、天龍「…………」
龍驤「静かやと思ったら寝とったんやね」
提督「それにしても二人で抱き合って寝てるとは…」
千歳「龍田は天龍が側に居て欲しい。天龍は龍田から離れたら龍田がどうにかなってしまうと、思い込んでしまってるかもしれないわね」
龍驤「なんとかならんのか?」
千歳「できないことはないけど、根気がいるわね」
提督「二人を救えるのは千歳しか居ない。なんとかしてやってくれないか?」
千歳「……いえ、ちょっと待って。もう一人救えるかもしれない人を知ってるわ。その人に頼ってみましょう」
ーー夜
龍田「天龍ちゃん…天龍ちゃん…」
天龍「龍田…離れてごめんな…」ギュッ
龍田「ずっと一緒に居てくれないと、私……」
天龍「大丈夫だ、龍田は俺が守る」
龍田「あぁぁ……私の世界は天龍ちゃんよ…」
天龍「それより龍田、早く飲もうぜ。霞がくれた睡眠薬だ」スッ
龍田「これで天龍ちゃんと夢の中でも一緒ね……」
天龍「同じ薬を飲むんだから、当然だよな」
龍田「でも天龍ちゃんが飲ませてくれないと…私飲めない…」
天龍「…そうか、これは霞が作ったやつだからか」
龍田「天龍ちゃん以外の人は…信じられないの…」
天龍「わかったよ、ちょっと待ってろ」
天龍「……ん、いくぞ」
龍田「ん……んぐっ……」
天龍「……ぷぁっ」
龍田「この薬…天龍ちゃんの味がする…これで安心ね…」
天龍「……俺も飲んだし、早く寝ようぜ」
龍田「天龍ちゃんお休みなさい。大好きよ」
天龍「龍田は俺が守ってやるからな」
下1~3高コンマ 龍田が見た夢の内容等
354 : 以下、名... - 2018/06/07 19:09:17.48 NMFeuUw0O 174/441龍田のトラウマって前の提督に襲われたことだったよね?
カウンセリングを受けた日の夜、トラウマになった場面で天龍や龍驤、提督に助けられる夢を見る
そのお陰か、もう一度だけ信じてみようという気持ちになる龍田)まだ完治ではない
380 : 以下、名... - 2018/06/07 20:36:12.77 KSsHKf/s0 175/441>>354
天龍も出来れば龍田含む鎮守府全員で楽しくパーティーをする夢を
ーーーー
龍田「…あれ、ここって……」
「こっちに来い!」グイッ
龍田「や…ヤダ!乱暴しないで!」
「黙れ!練度も上がらないお前を生かせやってるだけ感謝しろ!」ビリビリッ
龍田「いやぁぁぁぁぁぁーー!!やめて!やめてぇ!!」
「せめて俺の性奴隷にして…………!」ドスッ
「な、何が…………」ズルッ
龍田「あ……?」
提督「龍田、大丈夫か。助けに来たぞ」
龍田「ていとく……?」
龍驤「龍田、もう大丈夫やで」
龍田「龍驤…さん……」
天龍「あのクソ野朗龍田の服破りやがって…俺のでよかったら羽織ってくれ」サッ
龍田「天龍ちゃん…」
提督「龍田、お前の事は俺達が守ってやる。だから俺達のことを信用して欲しい」
龍驤「ここには龍田を傷付ける人なんておらんのやで?」
天龍「俺以外の奴だってお前を守れる。それは龍田が一番わかってるはずだろう?」
龍田「私は……」
ーーーー
ーー
龍田「……夢…」
天龍「龍田……起きたのか…」
龍田「天龍ちゃん……私、夢を見たの…」
龍田「あの時……私が乱暴されそうになった時、天龍ちゃんと…提督と龍驤さんが助けてくれたの」
龍田「それで……俺達を信じろって言うの…」
天龍「……いい夢じゃねぇか」
龍田「……ね」
龍田「天龍ちゃんは、何か夢を見たの?」
天龍「この鎮守府の全員で、楽しくパーティしてる夢だったよ」
天龍「もちろんそこには龍田が居て、楽しそうに喋ってた」
龍田「……そう」
天龍「なぁ龍田……提督達をさ…頼ってもいいんじゃねぇか…」
龍田「……」
天龍「いきなり信じろとは言わねぇよ。でもよ……ここの奴らは…酷い奴じゃねぇだろ?」
龍田「……」
天龍「な、龍田……外…一緒に出ようぜ」
龍田「……」コクリ
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
391 : 以下、名... - 2018/06/07 20:55:48.84 wLm2p8jco 180/441食堂に全員いて皆でご飯
ーー食堂
龍田「……」
天龍「怖くねぇよ。大丈夫だ龍田」
龍田「あ…………」
ワイワイワイワイ
天龍「寝坊しちまったみてぇだな。もう全員揃ってやがったか」
龍田「……」
天龍「龍田、皆んなが怖いか?」
龍田「…まだわからないわ……」
安価「ん、あの二人は…」
下1~3高コンマ 二人に話しかけてきた人物名を。複数も可
394 : 以下、名... - 2018/06/07 21:05:18.86 snW76mP5o 182/441がんちゃん
ガングート「貴様達を見るのは久しぶりだな。ちょうどいい、ここに座れ」
龍田「ん……」
天龍「大丈夫だ龍田、座ろうぜ」
龍田「……」カタッ
ガングート「二人はいつも何を食べるんだ?」
天龍「朝食のご飯の方だ」
ガングート「おい!天龍と龍田に飯の方の朝食を頼む!」
間宮「わかりました!」
ガングート「すぐに出来るだろうからそこで待っているといい」
天龍「あぁ、そうさせてもらう」
ガングート「ふむ、やはりここの朝食も美味いな」
天龍「…そういえばガングートは鎮守府の外で同棲してるんだったよな?なんでここで朝食食ってるんだ?」
ガングート「それは…」
響「それはね、孫さんと喧嘩したからなんだ」ヒョコッ
ガングート「ちっこいの……!」
天龍「何が原因で喧嘩したっていうんだよ?」
響「喧嘩というより、正確にはガングートが一方的に怒っただけなんだけどね」
ガングート「……うるさい」
響「昨日は大変だったんだよ。夜中に起こされたと思ったら永遠語ってくるんだ」
響「私は孫が好きなのだろうか。好きだとしたら何故あんな態度を取ってしまうのかって」
ガングート「それは他言するなと言っただろう!」
響「おや、つい口が滑ってしまったようだ。悪気は無いんだよガングート」
ガングート「ほう……なら私にも考えがある」
響「……なんだい?」
ガングート「ちっこいのは以前、ネコミミとやらを着けて鏡の前で嬉しそうにしていたな」
ガングート「その時これで司令官の……と独り言も言っていたようだな?」
響「な…!隠れて見るなんて卑怯じゃないか!」
ガングート「私も見たくて見たじゃない。裸で鏡の前に立つならドアをちゃんと閉めろ」
響「わーわーわーわー!!」
電「響ちゃんが変態さんになってしまったのです…」
雷「暁の悪影響が原因よ!」
暁「なんで私に飛び火するの!」
電「真っ昼間から盛ってるのが悪いのです」
暁「違っ……!そもそもレ級が!」
レ級「あたしのせいにするな!」
わーわー
天龍「すぐこうなっちまうのか…そうだ、ここは賑やかな所なんだよ……なぁ龍田?」
龍田「安価」
下1~3高コンマ 龍田の台詞、行動他
402 : 以下、名... - 2018/06/07 21:29:53.03 bfF1e01xO 187/441クスクス笑ってる
403 : 以下、名... - 2018/06/07 21:31:03.56 ufX6nDrf0 188/441>>402+ポロポロととめどなく涙が流れ続けてる
龍田「ふふふ、本当にそうね…」クスクス
響「龍田さん……」
電「なんで…泣いてるのですか…?」
龍田「…………」ポロポロ
ガングート「……ここには貴様らの敵は居ない。好きなだけ甘えればいいんだ」
レ級「深海棲艦のあたしがいるんだぜ?普通あり得ないって!」
暁「ならその深海棲艦の恋人の私はもっとあり得ないわね!」
雷「龍田さん!私を頼ってくれていいのよ!」
電「……なのです!電も力になれるのです!」
響「だから龍田さん、私達を信用して欲しいな」
龍田「…………ぐすっ」
龍田「ありがとう……みんな…ありがとう……」ポロポロ
天龍「龍田……そうだよな、龍田には提督も…皆んなもいるんだからな」
千歳「……よかったわ、霞ちゃんの薬を使ってトラウマを克服する作戦がうまくいって」
提督「あれで龍田も天龍も、元気になってくれるはずだ」
龍驤「しかし千歳のカウンセリングであかんかったのが、薬だけで乗り越えてまうやなんて……流石は霞やな」
霞「あれくらいどうってことないわ。私が普段使ってる薬から、性的興奮を楽しむ要素を抜いただけだもの」
千歳「それが十分凄いと思うわ……」
霞「それに上手くいったのは司令のお陰でもあるわ。あの薬は自分の欲求やなってほしい現実を夢で叶えてくれるの。助けて欲しいって思わせた司令達の勝ちよ」
龍驤「別に勝ち負けや無いと思うけど…そう言ってくれたら嬉しいわ」
霞「……さて、食べ終わったし私は部屋に帰るわ」
千歳「頼んだものは全部できてたわよね?」
霞「これからやるなは個人的なヤツよ。たまには嗜好を変えたのを楽しもうと思ってるの」
龍驤「ほんまに凄いなぁ霞は」
千歳「この鎮守府で怒らせたらいけないのは彼女かもしれませんね提督」
提督「…そうかもしれないな」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
418 : 以下、名... - 2018/06/07 22:42:09.63 bfF1e01xO 193/441がんちゃん部屋に帰る
ーー
ガングート「そろそろあいつの居る部屋に帰るか……今日は出撃も無いしな…」
ガングート「だがどんな顔をすればいいのかわからん。私が勝手に飛び出してきてしまったしな」
ガングート「……私は一体どうしたというのだ!こんな事で悩んだことなどなかっというのに!」
ガングート「ええいウジウジするのは私らしくない、ここは私の部屋なんだ!」
ガングート「堂々と帰ってやる!おい、帰ったぞ!」ガチャ
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
423 : 以下、名... - 2018/06/07 23:09:01.92 UTjIeCKUo 195/441おかえりなさいと抱きつく孫ちゃん
孫「お帰りなさいガングートさ~ん」ダキッ
ガングート「貴様!いきなり私に抱き着くとは何事だ!」
孫「そんな事言わないで下さいよ~」
ガングート「ん?貴様……酔ってるのか?」
孫「酔ってなんかないですよぉ~」
ガングート「……おい、部屋の中を見せろ」グイッ
孫「あぁぁ~」
ガングート「やはりそうか、コイツ……夜通し飲んでいたな」ゴチャゴチャ
孫「うぃ~~っ」
ガングート「全く、世話が焼ける。おい、こっちに来い!」
孫「ガングートさ~ん」フラフラ
ガングート「何故私がこのようなことを……!」
ガングート「私は戦艦ガングートなんだぞ!それを酔っ払いの介護などを!」
孫「ありがとうございます~」
ガングート「貴様はここに……寝てろ!」ブンッ
孫「おぅふ…」ボスッ
ガングート「はぁ……これで終わったか…」
ガングート「…む、そういえばコイツの部屋には初めて入ったかもしれないな」
ガングート「寝室は別にしているし、以前一緒に寝てしまった時は私の部屋だったしな」
ガングート「この際だ、何か変なものが無いか見てやろう」
ガングート「私の私物でもあれば……銃殺刑にしてやる!」
下1~3高コンマ 孫の部屋にあった物等。何も無くても可
428 : 以下、名... - 2018/06/07 23:22:51.66 CvP3mHAI0 199/441ガングートが好きすぎて辛い、怒った顔も可愛いなどつらつらと下記連ねてあるガングート好き好き日記
ガングート「これは日記……どれ、中身を見てやろうじゃないか」
ガングート「何々…………な、なんだこの日記は!」
ガングート「私が好きすぎて辛い、怒った顔も可愛い……!?何を言っているんだコイツは!」
ガングート「日本の男は愛情表現が控えめじゃなかったのか!?」
孫「うぅ~ん…」
ガングート「なんなんだコイツは……それにそう思ってるなら直接言えばいいものの…」ブツブツ
ガングート「几帳面な性格が出ているのか、ほぼ毎日日記は付けているようだ」
ガングート「む……私が盛大に勘違いした日もちゃんとつけてある」
ガングート「事実は無かったとはいえ、反省することばかり。ガングートさんにこれ以上嫌われないように頑張る……か」
ガングート「……私の何処がいいのだ。まだ理解できん」
ガングート「ん……昨日の日付のものもあるのか」
ガングート「昨日の件に関しては私が責められていてもおかしくないが……見てみるか」ペラッ
下1~3高コンマ 孫の日記の内容を
434 : 以下、名... - 2018/06/07 23:41:46.15 snW76mP5o 202/441ガングートの事を理解できていないと反省
435 : 以下、名... - 2018/06/07 23:44:32.30 uE+gtgGvO 203/441>>434+嫌われてしまったかもしれないと
ガングート「またガングートさんを怒らせてしまった。僕はまだまだガングートさんの事は理解できていない。更に嫌われてしまう前に、ちゃんと反省しなければ…………」
ガングート「反省会からの飲酒が今まで続いていたというのか。ふん、単純な男だ」
ガングート「作る料理が美味いだけの男なんだコイツは。それ以外に取り柄なんてない」
ガングート「そのはずなのに……何故私は…こんなにもコイツが気になるのだ…」
ガングート「クソ…!理解し難い!」
ガングート「……こんな時は演習だ!主砲をぶちかませばイライラも消える!」
ガングート「鍵はかけていってやる!後は自分でどうにかしろ!」
孫「Zzz……」
ガングート「人の気も知らずにコイツは……せめての情けだ布団はかけていってやろう」
ガングート「あぁそれから目が覚めた時の為に水も用意してやらないと…………」
ーー
ーー
阿武隈「うぅ~今日も被弾しちゃいましたぁ~」中破
多摩「運が無かったにゃ。あの砲撃は仕方なかったと思ってお風呂でリフレッシュするにゃ」脱ぎ脱ぎ
阿武隈「あたしは中破してるのに、多摩さんは無傷なんて…羨ましいですぅ」脱ぎ脱ぎ
多摩「偶然にゃ。多摩だって中破や大破する時もあるにゃ」
阿武隈「じーーー……」
多摩「ひとをジロジロ見てどうしたにゃ?」
阿武隈「最近の多摩さんって、特に元気ですよねぇ」
多摩「そうかにゃ?」
阿武隈「それにお肌もつやつやしてますよねぇ」
多摩「自分じゃわからないにゃ」ツヤツヤ
阿武隈「……そんなに彼氏さんとラブラブなんですか!」
多摩「にゃ…」
阿武隈「プライベートも充実して、出撃も好成績…なんなんですか!あたしへの当て付けですか!」
多摩「そんなつもりは無いにゃ」
阿武隈「多摩さんを見てたら凄く健気だなぁって思いますよぉ!いっつもご飯とか作りに行ってあげて……なんですか?もうゴールイン間近とか言うんですかぁ!?」
多摩「安価」
下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他
450 : 以下、名... - 2018/06/09 19:05:06.79 2KfFvf2I0 207/441……いっしょにいるのが楽しすぎて
結婚なんて考えてもいなかったにゃ
多摩「……一緒にいるのが楽しすぎて、結婚なんて考えてもいなかったにゃ」
阿武隈「惚気かぁ~~~~いいなぁ~~」
多摩「そっちから聞いてきたんだにゃ」
阿武隈「あれですか、お風呂出たらまた彼氏の所に行くんですよね?」
多摩「…そうにゃ」
阿武隈「いいなぁーーー彼氏とイチャイチャする為に念入りに洗うんですよねぇ~~」
多摩「……先に入ってるにゃ」ガラッ
阿武隈「あ、待って下さいよぉ~」
ーー
多摩「お風呂でも阿武隈はしつこかったけど、入渠時間のお陰でなんとか解放されたにゃ」
多摩「今日はもう出撃は無いから、早く先生の所に行くにゃ」
多摩「とりあえず部屋に行って、掃除と…洗濯もしておくにゃ」
多摩「早く帰ってこれるなら料理の買い出しをして、遅いならご飯を作って置いておくにゃ」
多摩「先生…喜んでくれるかにゃ」
多摩「できたら夜は二人でご飯を食べたいにゃ~」
多摩「…よし、行くにゃ!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
456 : 以下、名... - 2018/06/09 19:48:58.95 SLsTEaivo 210/441夕食の後目一杯可愛がられて朝帰り
ーー夜
多摩「お帰りなさいにゃ!」
先生「ただいま、多摩さん」
多摩「今日はそんなに遅くなかったにゃね」
先生「残る仕事も無かったですし、多摩さんが待ってるって言ったら皆んな空気を読んでくれたみたいで…」
多摩「先生の職場の人達にも知られちゃってるにゃよね…」
先生「鎮守府でも自分達の関係は知られてるんですよね?」
多摩「にゃ……今日もそれで絡まれたばっかりにゃ…」
多摩「先生、先にご飯にするにゃ?」
先生「そうですね……今日のおかずは何ですか?」
多摩「それは…その……」モジモジ
先生「どうしたんですか?」
多摩「鰻とか…精がつくもので揃えてみたんだにゃ……」
先生「それは……」
多摩「今日も……可愛いがって欲しい…にゃ」
先生「わかりました、なら先にご飯ですね。お風呂は後で一緒に入りましょう」
多摩「うにゃぁ……」
ーー
先生「多摩さん、今日は泊まっていきますか?」
多摩「うんにゃ…明日の午前中に出撃があるから、帰っておきたいにゃ」
先生「わかりました、なら程々にしておかないといけませんね」
多摩「そのかわり…いっぱい愛して欲しいにゃ……」
先生「任せて下さい。私も慣れてきたと思うので、精一杯頑張りますね」
多摩「うにゃ……にゃぁ……」
先生「真っ赤な顔の多摩さんも可愛いですね」
多摩「これは……お湯が熱いからにゃ」
先生「…そういうことにしておきましょうか」
多摩「にゃ……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
463 : 以下、名... - 2018/06/09 20:08:00.20 4JPSUhDvO 214/441幸せすぎて二度寝
勿論出撃に遅れてしまいニヤニヤされながら提督と龍驤に怒られる
ーー翌日、早朝
多摩「ヤバイにゃ!まさかあのまま寝落ちするにゃんて…!」ダダダッ
多摩「今日の出撃は多摩が旗艦にゃ!絶対に遅れたらマズイにゃ!」
多摩「最悪タクシーに乗って……!」
球磨「……」
多摩「急ぐにゃ……!」ダダダッ
多摩「……にゃ?あれは…前に多摩を助けてくれた球磨にゃ?」
球磨「……」
多摩「こんな朝早くに何をしてるにゃ…」
大井「……」
多摩「大井は相変わらず車椅子に乗ってて…元気そうじゃないにゃ」
多摩「球磨は大井を散歩させてるのかにゃ?それにしては時間が早すぎるにゃ…」
球磨「……」
多摩「向こうはこっちに気付いてなかったにゃ。少し……後をつけてみるにゃ」
多摩「鎮守府へは最悪タクシーで向かうにゃ。それよりも今は球磨と大井が気になって仕方ないにゃ」
多摩「二人は…球磨はどこに行こうとしてるんだにゃ?」
下1~3高コンマ 球磨の向かった先やその他起こったこと等
470 : 以下、名... - 2018/06/09 20:20:58.82 IEsqE7ha0 217/441お墓に花を添える球磨
聞くと球磨の鎮守府の多摩は球磨の鎮守府の北上に盾にされて殉職したらしい
ーー墓地
多摩「ここは……」
球磨「多摩の墓だクマ」
多摩「気付いてたのかにゃ…」
球磨「ずっと気付いてたクマ。気配がダダ漏れだクマ」
多摩「にゃ……それより多摩の墓って…」
球磨「多摩は………殺されたんだクマ」
球磨「全部、北上のせいで……クマ達の人生は狂わされたんだクマ」
多摩「北上が……」
球磨「北上は大井を強姦した後も、何事も無かったかのように生活してたクマ。そんな態度に我慢できなかった多摩は、北上に楯突いたんだクマ」
球磨「でも……その後多摩は死んだクマ」
多摩「なんでにゃ!?」
球磨「クマが出撃中に、北上と多摩が演習中の事故で重体。その後回復することは無く……よくある話クマ」
球磨「誰も演習中の二人を見ていなかったし、事故が故意であることは証明できなかったクマ」
球磨「そもそも演習で怪我なんてしないはずなのに……クマ」
多摩「……」
大井「多摩姉……さん…」ギシッ
多摩「大井の意識が……」
球磨「多摩のことになると、大井は少し反応するクマ。ほら、このお花を供えてあげるクマ」
大井「あ……多摩姉…さん……」プルプル
球磨「………多摩、今クマ達が何を思ってるかわかるクマ?」
多摩「それは……」
球磨「…クマは北上を殺したいにゃ。アイツは今ものうのうと鎮守府で生きてるにゃ。大井の世話はクマに丸投げして」
球磨「大井の世話が嫌なんじゃないクマ。ただ……アイツは許しておけないクマ」
球磨「絶対に……殺す」
多摩「にゃあ……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
481 : 以下、名... - 2018/06/09 21:16:49.97 o1SJL4xa0 221/441多摩はこっそり北上の鎮守府に向かう
そこで北上は「あれは大井が望んだこと」と答える
球磨「…変なこと言ってすまないクマ。今のは気にしなくていいクマ」
大井「ぁ……う……」
球磨「クマ達はもう少し散歩して帰るクマ。お前も急いでたみたいだし、早く帰るクマ」
大井「……」
球磨「……それじゃクマ」キイッ
多摩「にゃ……」
多摩「そんなこと言われて……多摩は素直に帰れる性格じゃないにゃ」
ーー某鎮守府
北上「ふんふふ~ん」ザッザッ
多摩「…何してるにゃ?」
北上「おろ、どこの多摩姉?そっちこそこんな時間にどうしたの?あたしは鎮守府前で掃除だよ~」
多摩「そうにゃね、この鎮守府の多摩は『事故で死んだ』からここにはいないにゃね」
北上「……」ピタッ
北上「その事を口にするってことは、覚悟できてんの?」
北上「あれは事故ってことでもう解決してんの。何?今更蒸し返すつもり?」
多摩「じゃあ大井のことはどう説明するにゃ?」
北上「あれはそう本人が望んだんじゃないの?」
多摩「よくもまぁ嘘をペラペラと…」
北上「はぁ…あのさ、証拠でもあるわけ?大井があたしに襲われたって言ってんのは球磨だけだかんね」
北上「あたしは不幸な事故で姉を亡くした可哀想な艦娘なの。これはもう覆らない」
北上「それか喧嘩するっていうなら喜んで受けるけど?今だと誰も見てないし証拠も残らないしさ」
北上「…他所者が首突っ込んでんなよ、あ?」
多摩「安価」
下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他
489 : 以下、名... - 2018/06/09 22:14:52.89 iQ0afmDgO 225/441喧嘩は得意だけどまあここは引くにゃ
よそ者でも手出しできる存在はいるんだにゃあ
多摩「喧嘩は得意だけど、まぁここは引くにゃ」
北上「なにそれ、負け惜しみ?」
多摩「北上、よそ者でも手出しできる存在はいるんだにゃ。今にそれがわかるはずにゃ」
北上「へー楽しみにしとくね~」
多摩「……多摩はこれで帰るにゃ」
北上「二度と来るなよバーカ」
多摩「……」スタスタ
北上「キモ……なんなのさアイツ…」
北上「よそ者だけど手出し…どうせ弁護士とかその辺でしょ?」
北上「球磨が頼んだんだろうけど、もう遅いんだよね~」ギラッ
北上「もうすぐ球磨は大井を連れて戻ってくるはず。そしたら一突きで余裕だよね~」
北上「ついでに大井もヤっとかないとね。もし頭戻ったらヤバイし」
北上「いや~下準備も大変だったよね~球磨は隙見せないし、大井は病院だし」
北上「この辺りで通り魔のフリして通行人刺すのも面倒だったよね~」
北上「ま……今日でその面倒臭いのも終わるしいっか」
北上「球磨なんて一捻りだし……準備の方が大変ってよっぽどだよね」
北上「そういえば前の多摩もそうだったっけ?誰も見てない時間を作るのに右往左往して…」
北上「肝心の多摩は首をグリッて折るだけでよかったもんね~」
北上「完全犯罪は難しいってことか……ほんとストレス溜まるわ~」
北上「……さて、そろそろかな?」ギラッ
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
496 : 以下、名... - 2018/06/09 22:32:13.44 4JPSUhDvO 229/441多摩から連絡を貰った幹部さん登場
ーー
球磨「……」
北上「…来た。話かけられる前に一撃で……」
幹部「一撃でどうするのかね?」
北上「っ!!だ、誰…オッサン…ここは鎮守府で…」
幹部「私は君達の提督の上司にあたる幹部だ。聞いたことはないかい?」
北上「……ハッタリ言ってんじゃないよ」
幹部「ふむ、君にはこの勲章が見えないのかね?」キラッ
北上「…っ!!」
幹部「その隠し持ったナイフをこちらに渡しなさい。今ならまだ自首できる」
北上「…なんでナイフを持ってるなんて言い切れるの?」
幹部「その不自然な膨らみはナイフくらいしかあり得ないんだよ。いやぁ多摩君も良く見ていたね」
北上「あのクズ…」
幹部「私も偶然この近くに居て良かった。さぁ、今ならまだ間に合うんだ。早くナイフをこちらへ渡しなさい」
北上「…………」
朝霜「いっとくけどオッサンを刺そうとしても無駄だぜ?」
北上「どこから現れたのさ!?」
朝霜「あ、あたしは特務艦な。ほら」キラッ
北上「……チッ!」
朝霜「あたいと喧嘩するか?三秒で気絶させてやるぜ?」
幹部「これ以上罪が重くならない内に、投降しなさい早く!」
北上「安価」
下1~3高コンマ 北上の台詞や行動他
506 : 以下、名... - 2018/06/09 22:53:37.11 7tCGLf1z0 233/441右目が突如紅く光苦しみ出す、そして超大暴れ、魚雷が大誘爆して一帯がぶっ飛ぶ
北上「こんな所であたしは……うぐっ!!」
朝霜「なんだ仮病か?」
幹部「いや……違う、これは…」
北上「ギッ……いぃぃぃぃぃっ!!」ユラァ
朝霜「右目に赤い炎!」
幹部「深海棲艦…!そうか、彼女は寄生されていたのか!」
朝霜「普通寄生されたら直ぐに狂うだろ!?」
幹部「いや、寄生する部位によってはこういうこともありえる!彼女の場合は脳の一部からおかしくなっていったんだろう!」
朝霜「そんなのアリかよ!」
北上「あぎゃっ!ぃぃっ……がぁぁぁっ!!」ガシャン
朝霜「なんだよあのデタラメな量の魚雷は!」
幹部「艦娘としての艤装と深海棲艦の艤装が同時に出現しているのか!」
朝霜「いくらあたいでもこれは無理だ!全部捌ききれねぇよ!」
北上「い……いぃぃ…」フラフラ
幹部「なんだ…こっちを見ていないぞ?」
朝霜「アイツ……自分を制御できてねぇのか?」
北上「がぁぁぁぁっ!!」ジャキッ
朝霜「魚雷の方向が全部明後日向いてやがる…このままじゃ一つ撃ったら全部誘爆するぞ!」
幹部「発射の阻止を……!」
朝霜「そんな暇ねぇ!!オッサン、こっちに来い!!」ガバッ
幹部「くぉっ!」
朝霜「あたいも艤装展開しないと持たねぇ!!」バッ
北上「…………あは」
ピカッ
ーー
ズズズズズズズズ…
幹部「ぅぐ……あ、朝霜君、無事か!?」
朝霜「イッテェ……陸上だとダメージ増える仕様はなんとかならねぇのか。気持ちいいからあたいはいいけどよ…」
幹部「損傷具合はどうだ!?」
朝霜「なんとか中破だ。それにしてもヒデェな、アイツのいた所を中心に壊滅状態じゃねぇか」
幹部「ここが鎮守府の入り口なのは不幸中の幸いか。あと数十メートル内側なら鎮守府も……」
朝霜「民間人にも被害は出てただろうな」
幹部「…そうだ、北上君は!」
朝霜「……死んだよ」
幹部「なぜそう言い切れる!?」
朝霜「これ、何かわかるか?あたいにへばり付いてたもんだ」ネチャッ
幹部「……そうか、木っ端微塵か」
朝霜「ハラワタが飛び散ってんだ、跡形もねぇだろ」
幹部「彼女が出していた艤装は完全なものでは無かった。だからダメージが通ってしまったのか」
朝霜「探せば脚の一部でも見つかるだろうけどな」
朝霜「……おいオッサン。あたい達でこれだけ被害出てんだ。すぐそこまで球磨来てたよな?」
幹部「しまった!!彼女達は……!」
球磨「な、何で………」
大井「…ぅあ…」
多摩「……っ!!」ボロボロ
球磨「何でクマ達の前で…盾になってるクマ……」
多摩「……怪我は…無いにゃ…?」
球磨「…おかげさまで」
多摩「なら良い…にゃ」フラッ
朝霜「おい多摩!しっかりしろ!!」ガシッ
多摩「……」
幹部「艤装の展開が間に合わなかったのかい!?」
朝霜「わかんねぇ!吹き飛ばされただけならいいけどよ、そうじゃねぇなら死ぬぞ!」
幹部「待っていたまえ!今搬送先に連絡する!」
朝霜「おいしっかりしろ!おい!」
多摩「……」
球磨「なんで…球磨なんかを庇ったんだクマ…」
朝霜「おい!聞こえてるか!多摩!!」
多摩「……」
朝霜「これは……オッサン!早く呼べよ!」
幹部「こっちは連絡済みだ!後はくるのを待つしかない!」
朝霜「クソッ…!」
下1~3高コンマ 多摩の状態やその他起こったこと等
517 : 以下、名... - 2018/06/09 23:53:18.81 kcfr27K2o 241/441先生が手当をして入院は必要だけど後遺症はなさそう
ーー病院
先生「…………さん、多摩さん…」
多摩「う…にゃ……?」
先生「多摩さん!わかりますか?」
多摩「先生……?」
先生「よかった…記憶障害も無さそうですね」
多摩「ここ…は……?」
先生「一つずつ説明するので、落ち着いて聞いて下さいね」
先生「深海棲艦と思われる個体の魚雷の爆発から、多摩さんは球磨さんと大井さんを庇いました」
先生「その時に多摩さんは艤装を展開する前に、二人の前に立ったんです。それから艤装を展開したので、タイミング的にはギリギリでした」
先生「もしあと一秒でも遅れていたら、多摩さんは……」
多摩「…ごめんにゃ。あの時は球磨と大井を助けるので精一杯だったんだにゃ」
先生「今回は間に合いましたので、多摩さんに後遺症はありません。入渠で全て治りました」
先生「頭に衝撃があったので、記憶障害の疑いがありましたが…それも大丈夫だとわかりました」
多摩「にゃ……」
先生「でも多摩さん、私がどんな気持ちだったかわかりますか?突然緊急連絡があったと思ったら、さっきまで隣で寝ていた人が運ばれてきたんです」
先生「それも…もしかしたら生死の判断を迫られるような状態だったんです」
多摩「ごめん…ごめんにゃ先生…」
先生「出撃での怪我なら私も理解できます。ですが今回のは…」
多摩「…誰かを救いたい気持ちで一杯だったんだにゃ。ごめんにゃ先生…」
先生「えぇ……多摩さんがそんな人なのは誰よりもわかっているつもりです。だから……」
多摩「え……?」
先生「安価」
下1~3高コンマ 先生の台詞、行動他
526 : 以下、名... - 2018/06/10 00:18:45.38 /MyprY/O0 245/441>>1の書きたい展開で
先生「私が貴女を守ります。これからはずっと一緒に居てくれませんか?」
多摩「それって……」
先生「…本当は今度指輪を買って言うつもりだったんですが……つい勢いで…」
多摩「……先生らしいにゃ」
先生「すいません、病院でなんて……」
多摩「本当にゃ、ロマンチックのカケラも無いにゃ」
先生「こんなプロポーズでは…ダメですか?」
多摩「安価」
下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他
532 : 以下、名... - 2018/06/10 00:26:34.79 8gQgWWOo0 247/441ほんとに…子供みたいに幼稚なんだから(泣き笑い)
多摩「ほんとに…子供みたいに幼稚にゃんだから…」ポロポロ
先生「多摩さん…」
多摩「そんな先生には…多摩がついてないとダメにゃね…」
先生「……はい、お願いします」グスッ
多摩「なんで先生が泣いてるにゃ…」
先生「だって…嬉しくて……」
多摩「そんなので多摩を守れるにゃ?」
先生「はい!一生をかけて守ってみせます!」
多摩「ふふ…頼りにしてるにゃよ、旦那さん」
ーー