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【艦これ】龍驤「足りないもの」その7【安価】(4)
ーー
北上「~~で、こっちが優先だって~」
明石「わわわわわかり…ました…」
夕張「じゃあ今やってるのは後回しに?」
秋津洲「今止めるとかえってややこしいから、キリのいい所まで進めるかも」
明石「わわわわ私も…手伝うよ…」
北上「ちゃっちゃとやっちゃいましょ~」
陽炎「……」ピカッ
北上「どうしたのさ陽炎。考え事してても目立ってるけど」
陽炎「この鎮守府には色んな子が居るのは知ってるわ。皆んな色々な事情もあるのよね」
陽炎「それで皆んなで足りないものを補い合う。簡単にはできないけど、凄いことだと思うわ」
北上「それで~何が言いたいの?」
陽炎「明石さんの吃りはずっとそのままなの?治療したりカウンセリングしてる様子が無いから気になってたのよ」
夕張「それは……」
秋津洲「かも……」
明石「……」
陽炎「え…何この雰囲気……」
明石「ここここれは…私への…ばばば罰なんです…」
明石「わわわわ私は…ゆゆゆ許されないことを…しししました…」
明石「こここここうやって…生きてることも…ほほほ本当は……」
秋津洲「そんなこと言わないで!明石は大切な友達かも!」
明石「秋津洲……ちゃん…」
陽炎「え~~っと……どういうことかしら?」
夕張「私から説明しますね、実は明石さんは……」
下1~3高コンマ 明石の話を聞いた陽炎の台詞や行動他
834 : 以下、名... - 2018/05/08 20:18:59.72 +Pkd1jxco 419/491かなり大変だったのね…
陽炎「かなり大変だったのね…」
北上「大変って言葉じゃ言い表せないくらい大変だったよね~」
秋津洲「でも!昔の明石と今の明石は違うかも!」
明石「わわわ私は…」
夕張「でも実際問題、明石さんの吃音はどうにもなりませんからね…多分脳に埋め込まれた機械のせいでそうなってるんですから」
明石「はい…のののの脳の一部を…せせせせ切除したええええ影響なので…」
陽炎「本人の意思と関係無くそんな手術をするなんて…幹部って人、よっぽどなの?」
北上「どうだろうね……」
夕張「明石さんは本来なら解体…艦としては死刑を宣告されているような状況でした」
北上「それを免れてこうやって生きてるんだから、考えようによってはね~…」
陽炎「……北上さん、幹部さんの番号って知ってる?」
北上「へ?うーん……個人的にじゃなくて、工廠の艦としてなら聞いてる番号はあるけど…」
陽炎「なら教えて、今から話を聞くわ」
夕張「いいんですか?」
北上「……あたしに止める権利は無いよ。はい、これが番号ね」
陽炎「ありがとうございます」ピピピッ
秋津洲「……」
明石「あああ秋津洲ちゃん…」
秋津洲「…わかってるかも」
陽炎「……もしもし、幹部さんですか?いえ、私は最近鎮守府に来た陽炎です。それより聞きたいことがあるんです」
陽炎「いきなりですいません、でもどうしても聞きたいんです。貴方は何を思って、何が目的で明石にあんな手術をしたんですか?」
下1~3高コンマ 電話の内容やその他陽炎のリアクション等
841 : 以下、名... - 2018/05/08 20:47:18.80 y2OcISl40 422/491ああでもしないと僅かでも同じことを繰り返す可能性があったから と
ーー
幹部『…明石君に関しては、ああでもしないと僅かでも同じことを繰り返す可能性があったからね』
陽炎「だからって……」
幹部『正直明石君が提督君の鎮守府で受け入れられるとは思っていなかった。スイッチを受け取った時点で明石はサンドバッグにでもされると思っていたからね」
陽炎「……何それ?司令がそんなことすると思ってんの?」
幹部『提督君がしなくても、龍驤君は明石君に対してかなりの恨みがあったようだからね。そう考えていたんだが……』
陽炎「……アンタ失礼過ぎるわ。司令や龍驤さんは誰かを傷付けることはしないのよ!!」
幹部『……本当にその通りだ』
陽炎「アンタ達は何がしたいの!?解体するような艦娘を実験台にするのが仕事なの!?」
幹部『そういうことでは…』
陽炎「うるさい!長門さんも実験台にしてたんでしょ!全部聞いてるのよこっちは!」
幹部『……』
陽炎「私はアンタ達みたいなのが一番嫌なのよ!偉そうに踏ん反りかえるだけなら猿でもできるのよ!!」
幹部『……申し訳ない』
陽炎「謝るなら明石に謝りなさいよ!!それか今すぐ明石を元に戻さない!」
幹部『……』
陽炎「無理よね?そういう手術をしたんだものね?そういう所も気に入らないのよ!!」
幹部「安価」
下1~3高コンマ 幹部の台詞、行動他
847 : 以下、名... - 2018/05/08 21:13:24.26 eQfhcH9LO 425/491それが我々の正義、だからね
どうしてもというなら直接彼らに聞いてみるといい
彼らの傷口を抉る覚悟があるのならね
幹部『それが我々の正義、だからね。どうしてもというなら直接彼らに聞いてみるといい…彼らの傷口を抉る覚悟があるのならね』
陽炎「彼ら……?」
幹部『…とにかく、そういうことだ』
陽炎「待ちなさい!まだ話は終わってないの!」
幹部『そもそも話も何も始まっていない。これで失礼するよ』
陽炎「アンタ……!それでも司令の味方なの!?」
幹部『勘違いされては困るが、我々は誰の味方でも無い』
陽炎「はあ!?ちょっとそれどういうことよ!」
陽炎「……もう!切れてるし!」
夕張「かなり怒ってようでしたけど…」
陽炎「何よあの人!我々の正義の為とか言って…」
秋津洲「…やっぱり明石はどうにもならないかも?」
陽炎「それを承知で手術したんだから当然でしょ」
明石「ややややっぱり…そうです…よよよね…」
陽炎「最後のも腹立つわ!我々は司令の味方じゃないなんて!」
北上「え……それ幹部さんが言ったの?」
陽炎「聞き間違いじゃないわよ!勘違いされては困るが、我々は誰の味方でも無い…だって!」
北上「え、え……じゃあさ…羽黒とかって…モロ敵ってこと…?」
夕張「羽黒さんは違うと思いますが、もしかしたら長門さんは…」
秋津洲「なんで長門さんは怪しいと思うかも?」
夕張「安価」
下1~3高コンマ 夕張の台詞、行動他
856 : 以下、名... - 2018/05/08 21:42:40.93 HMJtYlA80 428/491色々いじられてるんです、何かしらの洗脳操作を施されていても不思議はない
夕張「長門さんが言っていたことを覚えてますか?気が付いたら病院だった…と」
夕張「それで無くても実験台にされて色々いじられてるんです。何かしらの洗脳操作を施されていても不思議はないかと思ったんですが…」
北上「それは…一理あるね」
秋津洲「でもそれを知る方法はあるかも?」
陽炎「なんか便利な機械とか無いの?」
北上「そんな都合よく……」
夕張「それがあるんですよねぇ……」
明石「おぉ…」
北上「色々聞きたいことはあるけど…なんでそれを作ったの?」
夕張「龍驤さんやレ級がどんな調教されてるかどうか、調べる機械を作ろうとした時の産物です…」
秋津洲「ドン引きかも…」
明石「どどどどどう使うんですか…?」
夕張「脳波を測るものを改良したので、頭に着けてもらえれば大丈夫です」
陽炎「じゃあ私が長門さんを呼んでくるわ」
北上「長門が、まさか……ねぇ…」
ーー
長門 待たせたな。どうしたんだ?
北上「いやま~検査みたいなもんかな」
明石「こここここれを…」スッ
長門 頭に着けるのか、了解した
秋津洲「夕張、洗脳されてたらどうなるかも?」ヒソヒソ
夕張「このグラフが不規則に大きく乱れるんです。すぐにわかりますよ」
秋津洲「かも……」
明石「そそそそれじゃあ…いいいいきますね…」
長門 あぁ、頼む
下1~3高コンマ 長門の検査結果やその他起こったこと等
860 : 以下、名... - 2018/05/08 22:03:02.97 +Pkd1jxco 432/491特に乱れはなし
秋津洲「……どうかも?」
夕張「乱れはありませんね…」
北上「ということは長門はシロ。洗脳されてないってことか…」
長門 洗脳?何のことだ?
明石「あ……!」
長門 これは検査ではなかったのか?どういうことだ?
北上「これは正直に言った方がいいね~……」
長門 そういうことだったのか…
夕張「すいません洗脳されているかどうか検査させて下さいとは言えませんでしたので…」
長門 気持ちはわかる、だから気にしてはいない
秋津洲「よかったかも…」
陽炎「ならこの鎮守府にいる艦娘は全員無事って考えてもいいのかしら?」
北上「朝霜とか島風は怪しいからなんとも言えない感じかな~」
長門 陽炎はそんなに幹部が信じられないのか
陽炎「当たり前でしょ!アイツは司令の味方じゃないって言い切ったんだし、警戒して当然よ!」
長門「安価」
下1~3高コンマ 長門のメッセージや行動、その他起こったこと等
865 : 以下、名... - 2018/05/08 22:16:17.61 0mwOlZSco 435/491立場上そう言わざるを得ない事もあるだろう
長門 立場上そう言わざるを得ない事もあるだろう
陽炎「でも…!」
長門 私達の敵ならば、私や羽黒を寄越す理由が無い。私はそう考える
陽炎「……」
長門 私は確かに幹部達は嫌いだ。だがそれは組織として気に入らないというだけだ
長門 本当に敵ならレ級や駆逐棲姫をどうにかしていただろうしな
陽炎「……」
長門 陽炎は一体何が気に入らないんだ?何があった?
夕張「実はですね……」
ーー
長門 そうか…明石は過去にそんなことを…
明石「わわわわ私は…許されなくて…ととと当然だと思ってます…」
秋津洲「でも…二度と治らないような手術なんて…そこまで……」
北上「仕方ないんだって、これは」
夕張「長門さんは明石さんに関しては陽炎さんと同じ意見ですか?」
長門「安価」
下1~3高コンマ 長門のメッセージや行動他
871 : 以下、名... - 2018/05/08 22:44:24.70 HMJtYlA80 438/491特定の思想に芯まで染まったものは二度とそれ抜きではモノを考えることはないと聞く
他に被害が及ばないようにするにはそれしかなかったのだろう
胸糞悪い話に変わりはないがな
長門 特定の思想に芯まで染まったものは二度とそれ抜きではモノを考えることはないと聞く
長門 他にも被害が及ばないようにするにはそれしかなかったのだろう
長門 …胸糞悪い話に変わりは無いがな
陽炎「…私はそこまで割り切れないわ」
長門 割り切ることも大切だ
陽炎「……流石はビッグセブンね」
長門 これは戦艦も駆逐艦も関係無い
陽炎「…そう」
長門 納得がいかないか。明石、少しいいか
明石「ななななな…なんです…か…」
長門 明石はどう思っている?
明石「わわわわ私は…ゆゆ許されなくて当然…」
長門 建前はいい。お前の本音を聞かせてくれ
明石「……」
長門 それが本音だというならそれでもいい。だがもしお前が思っていることがあるならば、教えてくれ
明石「安価」
下1~3高コンマ 明石の台詞、行動他
877 : 以下、名... - 2018/05/08 23:17:47.83 0mwOlZSco 441/491昔の事はもうあまり覚えていない
でもここはとても居心地がいい
ここに居られるなら私はこのままでいい
明石「むむむむ昔の事はおおお覚えていない…です…ででででもここはとても……いいい居心地がいいです…」
明石「こここここに居られるなら…わわわわ私はこのままで……」
長門 …そうなのだな
明石「はははははい…とととと友達も…いいいますから…」ニコッ
秋津洲「明石ぃ~~!」ダキッ
明石「ああああ秋津洲ちゃん…」
陽炎「はぁ……本人がそれでいいならいいか…」
北上「そうだよね~最終的には本人の意思が尊重されるよねぇ~」
夕張「そういえば秋津洲ちゃんも明石さんも、二人が仲良くなってから明るくなりましたよね」
陽炎「そうなの?」
北上「そうそう、秋津洲なんて仕事バカでさ~」
夕張「やめてっていっても工廠で寝泊まりしてましたもんね」
秋津洲「だって、仕事しないと追い出されると思ってたから…」
長門 今はそんなことはしてないか?
秋津洲「……たまにだけ」
明石「だだだダメだよ…」
秋津洲「わかってるけど……」
北上「本当に二人はさ~…そんななのに、どうやって仲良くなったのさ?」
明石、秋津洲「安価」
下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他
883 : 以下、名... - 2018/05/08 23:48:29.93 i7ThC8YQ0 444/491秋津洲
大艇ちゃんのお蔭かも
秋津洲「大艇ちゃんのお蔭かも!」
長門 あれか?工廠の隅に置かれているやつか?
秋津洲「そうかも!ここに来てからあたしはあんまり使ってないけど、明石と仲良くなれたかも!」
北上「大艇で仲良くなったってどういうこと?」
明石「せせせせ整備が…むむむ難しかったんです…」
秋津洲「あたしは人に教えるのは苦手だったから、ずっと話しあってて、それで気が付いたら今みたいになってたかも!」
夕張「秋津洲ちゃんは大艇ちゃんへの拘りが凄いですからね」
陽炎「大艇ちゃんのスペックは凄いから整備も大変なのね」
秋津洲「むぅ……大艇ちゃん「は」って言い方…ちょっと嫌かも」
陽炎「あ…ごめんなさい、そんなつもりは無かったのよ」
秋津洲「慣れてるからいいかも……」
北上「でもほんと、大艇ちゃんもお疲れだよね~」
夕張「索敵が優秀ですからね!」
長門 我々も助かっている。ちゃんと整備してあげてくれよ?
秋津洲「わかってるかも!ね、明石!」
明石「ね……秋津洲…ちゃん……!」
ーー
ーー
瑞鶴「提督、私達に大事な話って何?」
加賀「…多分私のことよね。葛城や秋津洲に…失礼なことをしたわ」
瑞鶴「あ……提督、もし加賀が罰を受けるっていうなら私にも!」
龍驤「違うから落ち着きぃや瑞鶴」
提督「…確かに加賀の事は気になるが、もう反省したんだろう?」
加賀「えぇ、もうあんなことは二度としません」
提督「…ならそれでいい」
瑞鶴「じゃあ話って何なの?」
提督「加賀と式を挙げたい…少し前にそう言っていたよな?」
瑞鶴「ええ、皆んなの前で加賀と一緒になれて幸せですって報告したいし、写真も撮って欲しいわ」
龍驤「実はな、二人には内緒やったんやけど、式を挙げれる会場を探しててん」
瑞鶴「嘘!?」
加賀「提督……ありがとうございます」
提督「礼を言われても困るんだ。実はな……」
龍驤「どこの式場もオッケーが出やんかったんよ」
瑞鶴「え……え……」
加賀「……酷い差別ね」
龍驤「もちろん同性同士やからアカンって式場もあったけど、大部分は違う理由やってん」
提督「艦娘が式を使うのは……と、いうことらしい」
瑞鶴「艦娘は式を挙げちゃいけないの……」
龍驤「そうや無くて、イメージの悪化が怖いらしいねん」
提督「他の地域でそういうことがあったそうなんだ。だから基本的に艦娘の式場利用は断っていると」
瑞鶴「イメージって……私達も女の子なのに…」
加賀「……わからなくも無いわ。戦争と式場はまるでイメージが違うものね」
龍驤「ウチらのせいでその式場に苦情殺到、なんてことになってしもうたら申し訳ないしなぁ…」
瑞鶴「じゃあ……話っていうのは……式を諦めろって話なのね……」
加賀「瑞鶴…そんなに落ち込まないで」
瑞鶴「…………えぇ」
龍驤「確かに式は諦めてもらうしか無いけど、実は二人に提案があんねん」
加賀「代わりに何かをしてくれるというの?」
提督「俺達というより二人がするんだ。勿論俺達も手伝うが、二人がメインであることをしてもらえないかと考えている」
瑞鶴「あること……?」
龍驤「ほな説明するわな。あのな…………」
ーー
加賀「この地域の行事に瑞鶴と参加…ですか」
提督「毎年恒例の行事があるんだ。まぁ祭りがメインらしいが…」
龍驤「その行事の終わりに、一組の夫婦が神様に神酒を捧げるっていうのがあるねん」
提督「ただ捧げるだけでは無くて、さながら結婚式のように神職の人もいる」
加賀「つまり神前式を挙げるってことね」
龍驤「よう知っとるな、加賀。そうや、ほぼそれやと思ってくれたらええ」
提督「簡略化はされているが、大体は神前式だと思ってくれていい」
龍驤「両家の挨拶とか、そういうもんが全部カットされてる感じやね」
提督「いつからこの祭りがあったのかわからないくらい昔からあるらしいが、初めは本当に結婚する男女がするものだったらしい」
龍驤「でも時代の流れでそんな事も無くなって、ほんまの夫婦や無かったり、女の子同士でもやったことあるみたいやね」
提督「…以前の熊野の件で艦娘に対してまだ不信感は残っている。それを払拭し、地元にアピールする為にも二人にやってもらえたらと思っている」
龍驤「ただまぁ当然和装になるからウェディングドレスは着られへんけど…ええかな?」
提督「他に希望があるならそれを言ってくれ」
瑞鶴、加賀「安価」
下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他
897 : 以下、名... - 2018/05/09 19:55:00.86 rf9GhMoEo 453/491提督達も来て欲しい
瑞鶴
瑞鶴「特に希望はないわ。強いて言うならしっかり見ててね、私達の晴れ姿」
提督「…もちろんだ」
加賀「それで、その行事とやらはいつあるの?」
龍驤「それがな…来週やねん」
瑞鶴「来週!?」
加賀「随分と急なのね」
提督「実は今年の夫婦役はあるカップルで決まっていたんだが、つい先日別れたらしくてな…」
龍驤「それで夫婦役をどないしよって言う話がウチらの所にも回ってきて…って感じやねん」
加賀「そういう事情があったのね」
瑞鶴「ねぇ提督……それ私達でいいの?」
龍驤「なんや、自信無いんか?」
瑞鶴「そうじゃなくて、提督達がやらなくていいのって話」
加賀「そうね……提督と龍驤さんなら男女でちょうどいいわよね」
瑞鶴「私達にやらせてくれるのは嬉しいけど、提督達が我慢してない?」
加賀「提督達からこういうことはやってもいいのよ?」
龍驤、提督「安価」
下1~3高コンマ どちらの台詞、行動他
904 : 以下、名... - 2018/05/09 20:26:13.74 An8vXyTy0 456/491提督「こういう場所に、男は
出るべきじゃないのさ」
905 : 以下、名... - 2018/05/09 20:28:26.94 4FJEd1eio 457/491?
提督「こういう場所に、男は出るべきじゃないのさ」
瑞鶴「提督…話聞いてた?」
加賀「貴方と龍驤さんなら男女でちょうど良いのよ?」
龍驤「すまんなぁ、今のは司令官の言い訳や。実はな、司令官はあがり症でな…」
提督「…身内だけならまだしも、不特定多数に見られるのはよろしく無い」
瑞鶴「そんな理由で…」
龍驤「でもウチらにはカッコカリがあるけど、艦娘同士はそんなん無いやろ?」
提督「だから二人にやってもらおうと思ったんだ」
龍驤「引き受けてくれるわな?」
加賀「もちろんよ」
提督「それでは早速今日から打ち合わせをやってきてくれ」
龍驤「式までの間は出撃も制限するから、そっちを頑張ってな~」
瑞鶴「時間が無い上に私は余計に覚えることが多そうね…」
加賀「瑞鶴、私もフォローするわ」
瑞鶴「提督達がこんな機会をくれんたんだし、失敗はできないものね!」
加賀「早速行きましょう瑞鶴」
下1~3高コンマ 式までの間に起こったことやその他諸々等
909 : 以下、名... - 2018/05/09 20:46:34.84 Q8QebUWz0 460/491白無垢(レンタル品)を着た瑞鶴をみて興奮した加賀によって汚れてしまい(提督が)買い取る事になったり
加賀がなぜか羽織袴ではなく陣羽織を着るといったり
翔鶴が加賀の変わりに瑞鶴と結婚するといい始めたり
ーー式当日
龍驤「司令官…やっとこの日やね…」
提督「そうだな……」
龍驤「この一週間…ほんまに大変やったわ……」
龍驤「男役は加賀ですんなり決まったけど、羽織袴やなくて陣羽織着るって言い出すし…」
提督「そういう儀式では無いと言って無理納得させたが……それでも大変だった…」
龍驤「ほんで加賀が陣羽織がえぇって言い出したときに、じゃあ私が瑞鶴と!って瑞鶴と式しようとしたりな…」
提督「しかもこの式は過去に姉妹でやったことがあったのも…事態がややこしくなった理由の一つだな…」
龍驤「あれは酷かったわ…」
龍驤「いや…一番酷かったのはアレやな…」
提督「……そうだろう」
龍驤「鎮守府で試しに白無垢を着た瑞鶴をみて興奮した加賀が……その場で押し倒して……」
提督「結果……汚れた白無垢は俺が買い取り…」
龍驤「レンタルもんをよくもまぁ……」
提督「費用は加賀が後で必ず払うと言っていたが…それでもこの出費は痛い…」
龍驤「せめてレンタルやったのが救いやね。もし代々使われてるような由緒ある白無垢やったら…」
提督「やめてくれ…想像したくない……」
龍驤「せやね…」
龍驤「でもまぁ、こうやって式当日まで来れたんやから、ええんと違う?」
提督「あぁ、あとは二人が上手くやってくれることを祈ろう」
龍驤「ほんまの式や無いけど、百合提督とか赤城も見に来てくれとるみたいやね」
提督「急な日程だったのに来てくれて、感謝しかないな」
龍驤「ほな、ウチらも見守っとこか」
提督「そうだな…」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
914 : 以下、名... - 2018/05/09 21:14:05.85 pKBA02Lfo 464/491見物している人は瑞鶴と加賀に見惚れて喧騒無く式が進んで、愛を誓ったところで盛大に祝福される
ーー
ザワザワザワザワ
龍驤「えらい人が多いなあ。まぁいうても祭りやから当然か」
提督「…それにさっき聞いたんだが、地元のテレビ局も来ているらしい」
龍驤「なんでや!?」
提督「…去年は雨で限られた人数しか見れないのも影響しているらしいが、艦娘が大事な夫婦役をやることに感心があるそうだ」
龍驤「それやったら二人を綺麗に撮ったって欲しいなぁ」
ザワザワザワザワ
提督「お……まずは加賀が来たな」
加賀「……」
龍驤「よかった、ちゃんとできとるみたいやね」
提督「男役は神酒を持って運ぶんだが、今のところ問題は無さそうだな」
加賀「……」
龍驤「加賀の陣羽織も似合っとるね。男役は加賀でよかったなぁ」
提督「…ハマり役といえるな」
龍驤「まぁ普段から男役やしな…」
提督「…そうだな」
龍驤「神前に加賀が着いた…ほな次は瑞鶴か」
シーン……
龍驤「ん?なんやこの雰囲気?」
提督「あれは……」
瑞鶴「……」
龍驤「な…なんやあの……べっぴんさんは………」
提督「凄いな……元がいいというのもあるが…あれは美人という言葉では言い表せないぞ……」
龍驤「皆もそうみたいやね。息を呑んで瑞鶴を見とるわ……」
瑞鶴「……」
龍驤「酒を入れる器を持ってちゃんと歩いとる…よっぽど練習したんやろうなぁ…」
提督「……そうだろうな」
瑞鶴「……」
加賀「……」
龍驤「神前に二人が揃った。この後契りを交わして酒を注いで捧げるんやんな?」
提督「本当に夫婦の時はちゃんとキスをするらしいが、するフリでもいいらしい」
龍驤「でもあの二人やと……」
提督「…やるだろうな」
瑞鶴「……」
加賀「……」
シーン……
龍驤「あかん…ウチまで緊張してきた…あの二人のキスなんて何度も見てんのに…」
提督「お……するのようだな…」
加賀「瑞鶴……貴女を愛しています」
瑞鶴「一生…幸せにしてね」
加賀「……」グイッ
瑞鶴「ん…………」
オォ……
龍驤「凄いな、皆のため息が聞こえてくるやん」
提督「……長いな」
瑞鶴「んん……」
加賀「さぁ…続きをやりましょう」
龍驤「あ、やっと終わった……」
提督「後は神酒を捧げるだけだ」
龍驤「加賀が瑞鶴の器に酒を注ぎ入れて……」
提督「それを瑞鶴が備える…」
瑞鶴「……」コトッ
パチパチ……
パチパチパチパチパチパチ……
パチパチパチパチパチパチパチパチ……
龍驤「凄い…皆んなが拍手しとる…」
提督「ただの祭りの行事とは思えないくらい…いい式だった……」
龍驤「あの二人もホッとした表情しとるわ」
提督「良くできていたと伝えにいってやろう」
龍驤「そうやね!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
925 : 以下、名... - 2018/05/09 21:57:23.39 Q8QebUWz0 472/491式が終わり、普段の格好に戻り、外にでると、屋台のおっちゃんやにいさんからこれでもかと食べ物いっぱいもらった
良いもん見させてもらったぜ!
ーー
加賀「ふう…あの格好も疲れてしまったわ」
加賀「私はまだ手間はかかっていない方だけど、瑞鶴はまだまだかかりそうね」
加賀「瑞鶴の着替えが終わるまで屋台でも見て周りましょうか」
「艦娘の姉ちゃん!さっきは凄かったぜ!」
加賀「そう言ってくれると嬉しいわ」
「お礼ってわけじゃないがこれ、持ってってくれ!」
加賀「あら、いいの?」
「良いもん見させてもらったからな!」
加賀「なら遠慮なく頂いておくわ」
「姉ちゃん!これ持ってってくれ!」
「これも持っていってください!」
「これも!」
加賀「……ただ歩いていただけなのに」ドサッ
赤城「加賀、大人気ですね」
加賀「赤城……来てくれたのね」
赤城「提督も一緒に来たの。いいものを見させてもらいました」
加賀「そう言ってくれて嬉しいわ」
赤城「あの子、瑞鶴とはうまくやってるみたいね」
加賀「えぇ、こっちでは瑞鶴は不自由なく過ごせているもの」
赤城「そうですか……」
加賀「…ちょっと嫌味っぽかったかしら?」
赤城「もう…そういう所は変わってませんね」
加賀「私は何よりも大切な瑞鶴を手に入れたの。それ以外に変わるはずないわ」
赤城「あの時から、ですね」
加賀「赤城…私は幸せよ」
赤城「安価」
下1~3高コンマ 赤城の台詞、行動他
934 : 以下、名... - 2018/05/09 22:39:36.67 fkR3Jv6S0 476/491それは良かったです。
赤城「それは良かったです。ですが、あれだけ瑞鶴を嫌っていた貴女が…」
加賀「あれは嫌っていた演技です。瑞鶴が戦い続けるというから、阻止しようとしていただけです」
赤城「ふふっ、そうでしたね」
百合提督「おい赤城……ぬぁ!加賀!!」
加賀「あら、久しぶりね提督」
百合提督「素晴らしい式だった!!感動したぞ!」
加賀「そう言ってくれて感謝ね」
赤城「提督ったら式の最中ずっと泣いてたんですよ?」
百合提督「瑞加賀の式だぞ!?瑞加賀だぞ!?」
加賀「なんで二回言ったのかしら?」
赤城「もう、提督……」
加賀「でも提督には感謝しているの。私の異動を認めてくれなかったら、こうはなっていなかったもの」
加賀「改めてお礼を言わせて頂戴。ありがとう提督」
百合提督「安価」
下1~3高コンマ 百合提督の台詞、行動他
938 : 以下、名... - 2018/05/09 22:55:51.67 pKBA02Lfo 479/491礼なんていらない。
これからも二人が幸せでいてくれればいい。
百合提督「礼なんていらない。これからも二人が幸せでいてくれればいいんだ」
加賀「…ありがとう提督」
赤城「ところで加賀、瑞鶴はどうしたんですか?」
加賀「まだ着替え中よ。あの子の衣装は時間がかかるの」
赤城「なら迎えに行きましょうよ」
百合提督「そうだな、久しぶりに話しをしてみたい」
加賀「ならこれを処理しながらいきましょう」ドサッ
百合提督「加賀、そんなに腹が減っていたのか」
加賀「違うわ、これは貰ったのよ」
赤城「じゃあ私は焼きそばを……」
ーー
飛鳥「……」クイッ
瑞鶴「加賀、そこにいるの?」
加賀「えぇ、迎えに来たのよ」
瑞鶴「側にいるのは?提督とも違うけど…懐かしいような…」
百合提督「俺だ、瑞鶴」
瑞鶴「提督…」
赤城「私も居ますよ」
瑞鶴「そっか見にきてくれたのね…」
加賀「こうやって四人で集まるのも久しぶりだから話そうってなったのよ」
瑞鶴「そうね、私と加賀はこっちの鎮守府だし」
百合提督「そっちの話、聞かせてくれないか?」
赤城「私も気になりますね」
瑞鶴「…えぇ!たっぷり教えてあげるわ!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
945 : 以下、名... - 2018/05/09 23:27:33.60 dTy4sNJL0 482/491一緒に来ていた羽黒が甘酒でリバース
ーー
瑞鶴「……そっちも相変わらずで良かったわ。本当はね、ちょっと心配してたの」
瑞鶴「私と加賀、そして翔鶴姉までこっちに来ちゃったからさ」
百合提督「今ある戦力でどうにかするのが提督だ」
赤城「あれから皆んなの練度も上がったから、そこまで苦労はしてないの」
瑞鶴「そう、それを聞いたら安心したわ」
ザワザワザワザワ
加賀「…何か騒がしいわね」
赤城「どうしたんでしょう?」
「すいません!艦娘さんが突然吐いたんです!」
瑞鶴「それってうちの鎮守府の艦娘よね…」
加賀「人混みが原因なら電かしら?」
瑞鶴「電なら暁がついてるでしょ?」
「この人、どうやら甘酒でベロベロに酔ったみたいなんです!」
瑞鶴「甘酒で……どれだけ弱いのよ…」
加賀「と、なると吐いたのは……」
羽黒「ウェッ」
瑞鶴「あぁ……」
加賀「やっぱり羽黒だったのね…」
「この艦娘さんはどうすればいいですか?」
加賀「私達が持って帰るからそこに置いでおいて」
「わかりました!」
瑞鶴「ほらしっかりして羽黒、お水飲む?」
加賀「提督に迎えを頼むから待ってなさい」
羽黒「安価」
下1~3高コンマ 羽黒の台詞、行動他
950 : 以下、名... - 2018/05/09 23:42:24.48 0MdbmxDoO 486/491泣上戸に入った羽黒、百合提督に抱きつき泣きっぱなし
赤城さん怒りメーター 上昇中
羽黒「う……ぐす…」
百合提督「何か様子がおかしいぞ?」
羽黒「うわぁぁぁぁん……」ダキッ
百合提督「!?」
赤城「!!」
加賀「羽黒が泣きながら提督に抱きついたわ。この子泣き上戸なのね」
瑞鶴「それより…赤城さんの前で提督に抱きつくなんて…」
赤城「……」ゴゴゴ…
瑞鶴「感じる…一航戦オーラを感じるわ!」
加賀「可視化できそうなくらい…きてるわね」
赤城「…提督?」
百合提督「待て赤城!俺は何もしていない」
赤城「ならその小娘を引き剥がせばいいんですよねぇ……」ユラァ
百合提督「おふ……そ、そうですね…」
赤城「……ふんっ!」グイッ
羽黒「うぇぇぇ……」
赤城「それでは少し席を外します…」ズルズル
羽黒「ふぇぇ…」
加賀「……赤城、やり過ぎてはダメよ?」
赤城「やり過ぎ……?私は提督にまとわり付く害虫を駆除するだけですよ?」
加賀「ひ……」
瑞鶴「…赤城さん、ここは祭り会場です。それを忘れないで下さい」
赤城「……えぇ、もちろんよ」
羽黒「なんなんれすがぁ………」
瑞鶴「……赤城さん、前より酷くなってない?」
百合提督「この前とうとう同人誌を捨てられたよ。お気に入りの百合モノが…」
加賀「赤城はアレが無ければ、もっとマシなのに」
百合提督「それだけ愛されていると思えば我慢はできるが…」
瑞鶴「提督、浮気はしたらダメよ。殺されるわ」
百合提督「それは俺が一番わかっているさ……」
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963 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/05/10 00:11:00.44 Y9gTH4v00 491/491加古等まだ数人解決していないものがありますので、まだ続きます
それでは次スレでお会いしましょう