1 : ◆GITMLMX2Ow - 2013/07/13 21:32:58.89 AAZYWwh70 1/32

嫁ステマなんよ

※登場キャラの設定を一部過去作から引き継いでますが
 見なくても大丈夫ですのでご了承下さい…
 ちなみに推理でもシリアスでも戦隊物でもないタダのギャグSSです

【関連】
モバP「ディフィカルトファイブとかいう戦隊に絡まれた」
https://ayamevip.com/archives/58451906.html



 ─とある事務所…

みく「フ…フフフ…もう限界にゃ…!」

みく「ねこ、猫、ネコ…!どいつもこいつも猫!なぜにゃ!なぜ皆のあにゃんや、あーにゃんを認めてみくを認めないのにゃ…!」

みく「こうにゃったら…どんな手段を使ってでもみくのライバル…み~~~んな蹴落としてやるにゃぁ…!」

みく「猫キャラはみくの…みくだけのものにゃ…!」

 ゴロゴロ… ピカッ…  

みく「にゃ~~~~~っはっはっはっはっは!」

元スレ
モバP「『でぃふぃかるとふぁいぶ!第一話(終):猫耳怪人・みくにゃん現る!?』」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373718778/

2 : VIPに... - 2013/07/13 21:34:25.93 AAZYWwh70 2/32

──────────

 ─翌日、事務所

加蓮「あ、凛。 おはよー、ねぇねぇ、聞いた?」

「加蓮おはよ。 何の話か言ってくれないと解らないよ」

加蓮「アーニャが事務所で何者かに襲われたんだって!」

「え!? そ、それは大丈夫なの!?」

加蓮「急に後ろから襲われて…気がついた時にはソファの上で…」

「ま、まさか…そんな…嘘だよ、ね…?」

加蓮「犬耳を着けさせられてたんだって…」

「そん…な………」


「って、え?何それ?犬耳?」

加蓮「うん、正確にはなんとかウルフっていうオオカミの耳」

「加蓮、正確って意味を調べた方がいいよ」

3 : VIPに... - 2013/07/13 21:35:45.67 AAZYWwh70 3/32

──────────

「えー…と… …ごめん、意味が全く解らないんだけど…」

加蓮「ホラ、カチューシャとかについてる奴あるじゃん」

「いや、それは解るけど、なんで? なんで犬耳を?」

加蓮「犯人の趣味だったとか…?」

「でも事務所でそんな事をするのって…まさかプロデューサー…?」

加蓮「え、凛じゃないの?」

「ちょっと待って、加蓮?」

加蓮「冗談冗談」

「それにしても犬耳アーニャか…ちょっと見てみたい気もするね」

加蓮「ね。可愛いよね、絶対」

4 : VIPに... - 2013/07/13 21:37:10.50 AAZYWwh70 4/32

──────────

─────

モバP「それじゃあ、全く憶えてないのか?」

アーニャ「イズヴィニーチェ…ごめんなさい」

モバP「いや、眠らされたんだからしょうがないよ」

「災難でしたね、アーニャさん。お怪我などされませんでしたか?」

アーニャ「ダー。歩いている所を倒れたはずなのですが…怪我一つありませんでしたね」

「ふむふむ………」

モバP「どした?都…」

「犯人はどうやってアーニャさんを眠らせたんでしょうか?」

モバP「睡眠薬とか、よくドラマであるクロロホルムとかじゃないのか?」

「歩いている所となると、それは少し難しいんです」

5 : VIPに... - 2013/07/13 21:39:04.08 AAZYWwh70 5/32

──────────

「クロロホルムって、嗅いだ瞬間に気絶するようなものじゃなくて、嗅がせる麻酔はほぼ抵抗するだけの猶予があるんです。そもそもクロロホルムなんて使ったら、使われた場所に火傷を負う可能性が高いんですよ」

モバP「そ、そうなのか、良かった…アーニャに怪我が無くて…」

「そう、立っている相手を怪我ひとつ負わせず気絶させる…どうやって? …なんのために…? 謎は深まるばかり…」

アーニャ「ヤー…私も事務所も盗られた物は無いですね…本当に私に耳を付けるだけの犯行だったのでしょうか?」

モバP「とりあえず、皆には気を付けるように言っておこう、この事務所、小さい子も多いからな」

晶葉「……………」

モバP「おー、晶葉も気をつけろよ?」

晶葉「あ、あぁ、うむ…」

アーニャ「そういえば…犬の耳を付けた格好の私、どうやら撮影されていたみたいです…ホラ」

モバP「ぅゎヵゎぃぃ」

「遺留品!犯人の遺留品!」キラキラ

モバP「………」スッ

「さり気なく懐にしまわないで下さい! …これは、解いてみろという犯人からの挑戦状です!」

アーニャ「ヤー…見たければ言って下されば着けます…よ…?」

7 : VIPに... - 2013/07/13 21:40:29.57 AAZYWwh70 6/32

──────────

 ─晶葉のラボ

晶葉「みく、先日の事件の犯人…君だろう?」

みく「な~んの話かにゃ~~~?」

晶葉「とぼけないでくれ。 私が『超強力催眠スプレー ~これ一吹きでどんなアイツもお休み君~』を作っていたのを知っているのは君だけだっただろう?」

みく「晶葉チャンはもう少しネーミングセンスを身につけるといいにゃあ…」

晶葉「アイドルの護身用にも過剰だし、何より今回のような犯罪に使われそうな気がしたから試作品が一つだけココ…私のラボにあるはず…だった」

みく「あれ? 無くしちゃったのかにゃ?」

晶葉「昨日ね。 …君が持っているのだろう?」

みく「にゃはははは… その通りにゃ!」

 プシュー

晶葉「ぐっ…!しまっ…」

晶葉「くそっ…!」フラフラ バタン

みく「晶葉チャン…みくはもう戻れにゃいのにゃ…」

8 : VIPに... - 2013/07/13 21:42:23.46 AAZYWwh70 7/32

──────────

 ─翌日

モバP「ま、また眠らされたアイドルが居るって!?」

ちひろ「ええ…」

モバP「そんな…結構気を配って変質者がいないか見ていたはずなのに…」

ちひろ「一番の不審者はキョロキョロしながら幼い女の子を見てるプロデューサーさんでしたね! まぁ、誰も予想してなかったでしょう…まさか、のあさんが倒されるなんて…」

モバP「酷い言われようなんですが…って、え、マジ?」

ちひろ「マジです」

モバP「確かに…それは想定外でした…あののあさんを…? 犯人は人間か…?」


モバP「って!そんな事より!のあさんは無事なんですか!?」

ちひろ「はい、怪我とか盗られたものとかは無かったようですが…」

9 : VIPに... - 2013/07/13 21:43:54.78 AAZYWwh70 8/32

──────────

のあ「………油断した……………………わん………」

モバP「」

のあ「……気高き銀狼のように………そういう、ことね………」

モバP「」

ちひろ「アーニャちゃんと同じように、犬耳に…」

モバP「犯人の目的は一体何なんだ…?」

10 : VIPに... - 2013/07/13 21:45:25.65 AAZYWwh70 9/32

──────────

モバP「のあさんも何も憶えてないんですか?」

のあ「そうね………言える事なんて何も、ないわ……」

モバP「そ、そうですか…それ、外さないんですか?」

のあ「私は背後を取られて眠らされた………この耳はその証。 犯人は誇るべき、それを無かった事にはしないわ………」

モバP「(気にいってるのかなあ…まぁ、カッコいいからいいけど…)」

「被害者に何も悟らせず眠らせる…同一犯の仕業でしょうね…!」

モバP「人を眠らせて犬耳付けるような変態がこの近辺に何人も居てたまるか」

「となると…襲われたアーニャさんとのあさんには何か共通点があるはず…後は薬物かショックか…眠らせた方法を特定するには…」


「聞き込み調査!開始しまーす!」

モバP「都元気だなあ…」

「そういえば、今日、晶葉さんを見ていないんですが…」

モバP「昨日、何か考え事をしながらラボに籠ってたみたいだが…」

12 : VIPに... - 2013/07/13 21:47:02.46 AAZYWwh70 10/32

──────────

─────

「ふむふむ…ふふーん…ほうほう…? なるほど…」


「そうか…犯人はこれを使って…!」

「そうなると犯人は………あの人しか………!」

 ─三十分後

 タッタッタッタッ

「プロデューサーさん!犯人…解りましたよ…!」(ドヤァ)

モバP「はっやぁ! え、マジ? 早いなオイ」

「犯人はとんでもない手掛かりを残してしまったようです…広い場所に皆を集めてもらっていいですか?」

モバP「あ、あぁ、いいぞ」

13 : VIPに... - 2013/07/13 21:48:46.98 AAZYWwh70 11/32

──────────

─────

「さて、今回皆さんにお集まり頂きましたのは…昨日、今日と連続して発生したアイドル睡眠犬耳事件について、です」

「この事件の概要は皆さん知っていると思いますので、割愛させていただくとして…」

「この事件、相手に全く気付かれる事なく相手を眠らせる方法がまずは問題でした」

モバP「そういや言ってたな」

「ですが、このスプレーを使うことで、全く不可能だったこの犯罪が一気に解決する事となったのです」

モバP「なんだそれ?」

「『超強力催眠スプレー ~これ一吹きでどんなアイツもお休み君~』です、中身は入ってませんが」

みく「!?」

「これは一吹きするだけで相手を昏倒させるノックスの十戒もマジ切れする位のインチキな薬品です」

 ※ノックスの十戒第四項:未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない

「この薬の存在を知っていたのは、製作者である晶葉さんと犯人だけ…」

14 : VIPに... - 2013/07/13 21:50:37.67 AAZYWwh70 12/32

──────────

「そう、犯人は…お前だッ! 前川みく!ババーン!」(ビシィ)

みく「にゃ、にゃにゃにゃ!? 何を根拠にそんにゃこと…」

「(決まった… ジーン)縛られてた晶葉さんに聞きました」

みく「推理要素がないにゃーーー!納得いかないにゃーーー!」

「足で証拠を集めるのも探偵です!」

みく「でも、晶葉チャンからそのスプレーを受け取っただけで犯人とは…」

モバP「そ、そうだな、それに、みくにはこんな事をする動機が…」

「猫キャラ…」

みく「ビクッ」

「最近、増えてきたと思いませんか…?」

みく「し、知らないにゃ…」

「ドリームLIVEフェスティバルで同じユニットを組んでおいて知らない、と?」

みく「ぐうっ…」

15 : VIPに... - 2013/07/13 21:52:09.51 AAZYWwh70 13/32

──────────

「アナタは焦ったはず…“このままではみくのアイデンティティが…”と」

「そこで、自分のライバルとなりそうな人たちに『猫耳以外』の耳を付けることで猫キャラから外そうとした!」

「おかしいと思ったんです。 犬耳を付けさせるのが好きな犯人が、同じ獣耳を付けているみくさんを狙わないなんて…」

みく「フ…フフフ…」

モバP「ま、まさか…みく? 違うよな…? そんなことで…」

みく「“そんなこと”じゃないにゃあ!」(ダンッ!)

モバP「!?」

みく「都チャン…見事だったにゃあ…」

「認めるんですね…?」

みく「みくの野望もこれまでかにゃ…」

16 : VIPに... - 2013/07/13 21:53:28.22 AAZYWwh70 14/32

──────────

「ふふ…真実は、都のモ」

みく「なーーーんて、にゃ! 都チャン…二つ…二つ、都チャンは見落としをしたにゃ…」

「な、何を見落としたというんですか!?」

みく「みくがこれ位じゃ諦めない事…そして…みくが…“人間じゃない”ことにゃ…!」(バリバリバリ)

「なななななな!?」


みく「そう!みくの正体は猫耳怪人・みくにゃんだったにゃ!」

モバP「あんまし変わってないな。 ツメが長くなったくらいか?」

みく「Pチャンうるさいにゃ~!」

モバP「中身はみくなのな」

17 : VIPに... - 2013/07/13 21:54:54.26 AAZYWwh70 15/32

──────────

「し、しかし今更変身したって何の意味も…」

みく「おおっと!動くにゃ!」(グイ)

ありす「あ…」

みく「みくにゃんのツメは一振りで週刊誌も真っ二つにするにゃ!」

モバP「大したことないなそれ…怪人なんだからチタン位切るとか…ダイヤモンドより硬いとか…」

みく「もぉ~~~! とにかく!動いたらありすチャンの命は無いにゃ!」

ありす「名前で呼ばないで下さい、橘です」

みく「………う、動いたら……橘チャンの命は無いにゃー…」

??「(たちばなちゃんに叱られてみくちゃん、たちば、ない…ふふっ)」

モバP「(みく立場無い)」

みく「そ、その憐れむような視線を止めるにゃ!」

19 : VIPに... - 2013/07/13 21:56:45.90 AAZYWwh70 16/32

──────────

「怪人だって!?」

みく「にゃにゃ?」

「アタシに任せろ! …皆、そこをどくんだ!」

みく「あ、光チャ」

「ライダーーーー!キーーーーック!」

 ドゴァ

みく「うわわわわ! ちょ、ちょっ!? 光チャン!?」

「せいっ!」

 ブンッ

みく「う”にゃあ!? と、とまっ… ハッ! 『貴方の作戦目的とIDは!?』」

「! 正義! 仮面ライ」

みく「人質ごと蹴り殺すのが正義かにゃ!?」

「あ…ダディャーナザァーン!!」

ありす「!? ………???」(言いようのない不安感)

20 : VIPに... - 2013/07/13 21:59:02.27 AAZYWwh70 17/32

──────────

みく「あ、あっぶないにゃー…でも、これでみくの形勢逆転にゃ…!フフフ、さぁ、みくを最強の猫キャラとして崇めるにゃ!」

???「いいえ、チェックメイトですよ!」

みく「ぇぇぇ…今度はにゃに…」

???「貴方の企みは池袋博士から全て聞きました!」

 ザザッ

???「カワイイが正義だったらボクが一番正義ですよね!ディフィカルト・ピンク!」(ドヤァ)

???「じ…実は…最初から、いた、いたんですよー…フヒ…気付かれなかったけど…ディフィカルト…ブラウン…」

???「あ、私じゃ、なくて…あの、あの子が…ディフィカルト…クリアー…です…ふふ…」

???「な、なんか人が多いんですけどー… あうぅ、ディフィカルト・ブルーですけどー…帰りたい…」

???「全てを見通す瞳の力にて、汝の負いし罪を裁かん!ディフィカルト・パーフェクトエメラルドグリーン!」(キラキラ)

五人「五人揃って!会話できない戦隊!ディフィカルトファイブ!」

みく「にゃんにゃの…にゃんにゃのにゃの…?」

モバP「うわぁ…面倒くさいのきた…」

22 : VIPに... - 2013/07/13 22:00:51.19 AAZYWwh70 18/32

──────────

みく「…流石にこんなちっさい集団に負けるみくではないにゃ…」

ピンク「ふふーん!ボクらにはちゃんと戦闘手段があるんですよ!」(ドヤァ)

みく「ぇー…」

ピンク「とりあえず問答無用!(ジャキッ)必殺!ぷりてぃー☆きゅーてぃー☆ぐらびとろんかのん!」(ドヤァ)

モバP「オイ、後半にエグい武器の名前入ったぞ。 そして人質無視かお前」

みく「でも全然効果無いにゃ…? お遊戯に付き合うほどみくは暇じゃ…」

 ガシャアアアアアア ガクッ

みく「に”ゃっ!? きゅ、急に体が重く…!」

ありす「前川さん、重いです。寄りかからないで下さい」

みく「む、無茶言わにゃいで」

ありす「なんですか、胸が重いとか遠まわしな自慢ですか? プロデューサーもこういうのが好きなんですか?私だって数年も経てば」

モバP「ありすが別の方向に重くなってないか?」

23 : VIPに... - 2013/07/13 22:02:21.21 AAZYWwh70 19/32

──────────

晶葉「間にあったようだね」

みく「晶葉チャン…!」

晶葉「みくには申し訳ないが…私の発明で被害が出たんだ。 作りっぱなしで投げるのは信条に反するのでね」

モバP「グラビトロンカノンって言ってたけど大丈夫なのか、アレ…」

晶葉「なに、あのスーツを着て可愛いポーズを取ると、取ってる間だけロックオンした相手に重力波を浴びせられるだけの物だ」

モバP「すいません、どこに大丈夫な要素があるんでしょうか」

晶葉「出力も低いし…何より…」

モバP「?」

ピンク「…(まずいですよ、この体勢結構キツイです…) さ、さあ!今の内ですよ!」プルプル

晶葉「…さt…ピンク、よく持つね…重力を与えられる時間が短いから大丈夫と思ったのだが」

モバP「プルプルしとる…プルプルしとる…ぶふっ…」

ピンク「な、何笑ってるんですか!カワイイボクを見て笑顔になるのは解りますが!」

モバP「いや、かわええかわええ。頑張ってる感じがするし…フヒッ…」(プルプル)

ブラウン「フヒ?」

ピンク「ふ、ふふーん! (カワイイって言われた♪)」(ドヤァ)

25 : VIPに... - 2013/07/13 22:04:01.14 AAZYWwh70 20/32

──────────

モバP「よ、よし、ブラウン、行けー!」

ブラウン「フフ…ま、任せなさい…フヒ…ピンクが作った一瞬の隙を…突くよー…」

モバP「ピンク一瞬どころかすげえ頑張って現在進行形で重力浴びせてるけどな」

ブラウン「………キ、キノコー…生やすよー…フフ…」ペタペタ

みく「うにゃー!屈辱にゃー!」

ブラウン「キノコの…胞子ー…」バファ

みく「くしゅん! ふにゃあ!嫌がらせが地味にゃー!」


みく「あ、こ、これも力が…抜け…」

晶葉「頭に植えたキノコは胞子を吸い込んだ相手の力を吸い取るナノマシンの親機だ」

モバP「えげつない!正義の味方のやることが逐一えげつない!」

26 : VIPに... - 2013/07/13 22:05:43.33 AAZYWwh70 21/32

──────────

クリアー「アブドル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベル…エス…ホリマク 我とともに来たり 我とともに滅ぶべし…」

 キィィィ…ン

モバP「うおっ、なんか飛んできた」

晶葉「作った」(ドヤァ)

モバP「そんな工作レベルでやりましたみたいな難易度じゃないよねこれ」

クリアー「せっ……… ふっ……   …はぁはぁ… ぇぃ…!  だめ…持ち上がらない…」

晶葉「………35kgあるからな」

モバP「小梅と同じ重さだな、いや、あそこで苦労してるヒーローとは関係ないけど(棒読み)」

クリアー「ゼェゼェ…あ、この子に…持って…もら…  え、触れない…?」

モバP「呪文とかポルターガイストで操れる訳じゃないのか…何故喚んだ…」

晶葉「軽量化は次回への課題にしよう」(メモメモ)

27 : VIPに... - 2013/07/13 22:07:23.62 AAZYWwh70 22/32

──────────

ピンク「それでもブルー…ブルーならきっと何とか…あれ? いない…」(AA略)

モバP「ブルーが一番手際良いな、この戦隊…」


モバP「…未だに決定的な戦闘手段が無いわけだが、緑がなんとかするのか?」

晶葉「良く聞いてくれた!パーフェクトエメラルドグリーンは短い時間ではあるが味方一人の能力上昇が出来るぞ!」

モバP「攻撃!攻撃しようよ!もう共通武器で光線銃持つだけでもいいじゃん!なんで補助ばっかりなの!」

晶葉「しかし、アイドルというのは個性が大事だと聞いたのだが…」

モバP「俺もそう思うよ、でもこれ戦隊だから!戦って平和を守ってこそだから!」

ピンク「うぅ…も、もう限界ですよ…」(プルプル)

28 : VIPに... - 2013/07/13 22:09:01.80 AAZYWwh70 23/32

──────────

みく「フ…フフフフ…重力がどんどん無くなっていくにゃ…!後はこのキノコを引っこ抜けば今度こそ形勢逆転にゃ…!」

モバP「くっ…なんとか、なんとかならないのか…?」


モバP「!!」

モバP「パーフェクトエメラルドグリーン!特殊能力を!」

「承知!聖なる福音を受けし運命の子は!? (解りました!どなたに使えば良いですか!?)」

モバP「光だ!」

「え? アタシ?」

「廻れ!刻の歯車よ!彼の者に闇討祓う一時の神たる力を与えん!」(キラキラ)

モバP「あの詠唱、要るのか?」

晶葉「いや、必要ないが」

「灰被り姫の祝福! (読み:シンデレラ・タイム)」(キラキラ)

モバP「ぱーふぇくとえめらるどぐりーんがたのしそうでなによりです」

29 : VIPに... - 2013/07/13 22:10:41.95 AAZYWwh70 24/32

──────────

 パァァァァァ

「お…おおおおお!? ち、力が…!力が湧いてくる!?」

モバP「光!赤いコンドルを使え!さっき飛んできた奴だ!元から筋力があるお前なら使える!」

晶葉「その効果はパーフェクトエメラルドグリーンが持っている銀時計が一周するまでの60秒だけだ!急げ!」

「し、しかしありす君が…!」

みく「そ、そうにゃ…!みくには人質が…あれ?」

モバP「いないんだよ…みく…! そう!ありすは!」


 ───ブルーと一緒に帰った…!


みく「え、ええええええええええ!?」

「よーし!」

 ガシッ

「リボルケイン!食らえーーーーーーーっ!!!」

30 : VIPに... - 2013/07/13 22:11:53.96 AAZYWwh70 25/32

──────────

 ザシュウウウ

みく「ぎにゃああああああああーーーーーー!」

 バチバチ…ズボッ…チュドーーーン

モバP「なんで爆発するの」

晶葉「…お約束と言う物らしい、原理は不明だ。 私の科学力で解明できない謎の一つだよ」

 ……………

みく「ぐ………」

「へ、変身が解けて…人の姿に…?」

31 : VIPに... - 2013/07/13 22:13:38.11 AAZYWwh70 26/32

──────────

のあ「みく………貴方………」

みく「う、うるさいにゃ…」

アーニャ「ですが…」

みく「あ、あんたたちには…解らないにゃ…!笑顔で…人の居場所を奪っていく…あんたたちに…ごほっ」

のあ「…嫌いな物を真似する道化は…居はしないわ…」

アーニャ「ヤー…私、私たちは、みくが本当に可愛いと思っていました…それが、みくを悩ませていたなんて…」

みく「な、情けなんて、いらにゃいよ…!このままみくは、悪党として、自分を曲げずに死ぬにゃ…」

のあ「…それは無理ね… 今この瞬間だって、みくは私達の仲間、そういうこと…」

アーニャ「ダー…みく、また一緒に…猫の喫茶店に行きましょう…何時でも、待ってますから」

32 : VIPに... - 2013/07/13 22:15:04.32 AAZYWwh70 27/32

──────────

 ─私が馬鹿だった

みく「み、みくが…」

 ─こんな良い仲間達を敵だと思っていたなんて

みく「………」

 ─敵だったのは、弱い、弱い弱い自分の心だったんだ

みく「気付くのが…遅………がくっ」

「みくにゃーーーーーーーーーーーーーん!!!」

33 : VIPに... - 2013/07/13 22:16:29.98 AAZYWwh70 28/32

──────────

ピンク「─こうして、ボクたちの哀しい戦いは終わった…」

「─自分の居場所に固辞してしまった哀しい少女の物語は幕を下ろした…」

「─おのれ、ゴルゴム…!少女の涙を胸に秘め、光はまた歩き出す…」

モバP「締めの奪い合いするなよ」

夕焼け空に浮かんだブルーの映像「しょーりぃー…」(キラッ)

モバP「なんでブルーが締めるんだよ!? えええええ…なん、なんなん…」

34 : VIPに... - 2013/07/13 22:18:03.35 AAZYWwh70 29/32

──────────

ちひろ「はい、OKでーーーす!皆お疲れ様ー!」

みく「うにゃあ。終わったにゃー!」ガバッ

幸子「プロデューサーさん!カワイかったボクを褒めてくれてもいいんですよ!」

「この赤いコンドルって、カッコいいな! 大道具の人に言ったら貰えるかな?」

晶葉「それは本当に私が作ったヤツだよ、欲しかったら持っていくと良い」

「いいのか!? サンキュー!ハカセ!」

晶葉「刃は付いてないが、振り回して人にぶつけたりしないように頼むよ。 プラ製とはいえ当ると痛いからね」

モバP「……………」

輝子「プ、プロデューサー…どうかした?」

35 : VIPに... - 2013/07/13 22:19:19.58 AAZYWwh70 30/32

──────────

モバP「いや、もう、なんというか…」

モバP「突っ込みどころしか見当たらない…!」

ちひろ「そりゃあプロデューサーさん以外全員女の子ですからね」

モバP「誰がそんな話をしとるか!」

みく「ねぇ…、Pチャン…」

モバP「あぁ、みく、どした?」

みく「このお話、みく、犬耳を二人に付けただけだよね?」

モバP「そうだな。 みく、今回一番の被害者だよな、今回ばかりは同情するよ…」

みく「爆殺されるようなことなのにゃ…?」

モバP「俺も突っ込みたかった。 脚本書いた奴誰だ」

36 : VIPに... - 2013/07/13 22:20:41.60 AAZYWwh70 31/32

──────────

ちひろ「皆好き勝手にやらせたらこうなったんですよ。プロデューサーさんもノリノリで突っ込んでたじゃないですか」

モバP「この事務所、個性の塊みたいなもんなんですから勝手させるとどうなるか解るでしょうに…」

ちひろ「大筋だけ決めてあと全部アドリブでしたからねー…じゃあ、逆にどういったシナリオだったら良かったんですか?」

モバP「せめて…あの猫耳着けるとみくに洗脳されて、それで世界征服企むとか…」

ちひろ「うーん、それじゃあちょっと弱いですね…」

 アーデモナイコーデモナイ

みく「うにゃー…悪役はもう嫌にゃー…」

アーニャ「みく、猫の喫茶店に行きましょう。 さっきの約束、です」

のあ「いいわね………戦いの後には…癒しが必要よ………」

みく「にゃあ!行く行くー!」


みく「みーんな仲良し平和がイチバン☆ …にゃ!」


おわり

39 : ◆GITMLMX2Ow - 2013/07/13 22:24:57.88 AAZYWwh70 32/32

みくにゃん可愛い!ファンになります!
でも嫁は幸子です。

前にノリで書いた奴を戦わせてみたくなっただけです…すみません

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