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【艦これ】龍驤「足りないもの」その6【安価】(2)
ーー
提督「…………」
龍驤「司令官、そんなに落ち込むことは無いで?」
提督「…あぁ」
龍驤「でもなぁ…皆んなの為に建てた休憩室が、まさか上の方から注意されるなんてなぁ…」
提督「俺は……そんなつもりは無かったんだ……」
龍驤「わかるで、ウチはよくわかっとる」
龍驤「でも…第三者から見たらあの部屋はただのヤリ部屋にしか見えんことも無いんよな…」
提督「…………」
龍驤「広い部屋に大きなベッド…もう完全にラブホやもんな…」
提督「……」
龍驤「まぁ、ウチらも…な。そういう目的で使ったこともあるし……」
提督「……」
龍驤「それで…今日やんな?風紀改善の為に新しい子が配属されるのは」
提督「…もうそろそろ来るだろう」
龍驤「ぜひお手柔らかにして欲しいな……」
提督「……そうだな」
?「失礼します」
下1~3高コンマ 配属されてきた艦娘とは?何か見た目に特徴があっても構いません
442 : 以下、名... - 2018/04/16 19:49:47.95 ZeIyhgVMo 247/540羽黒
メカクレ
ガチャ
羽黒「あ、あの…羽黒です……よろしくお願い…します…」
提督「…随分と前髪が長いようだが?」
羽黒「め、目を見られるのが…恥ずかしくて…」
龍驤「ちゃんと前は見えてるんやんな?」
羽黒「は、はい……大丈夫です…」
龍驤「ならええんと違う、司令官?」
提督「…そうだな」
羽黒「ありがとう…ございます……」
羽黒「さ、早速ですが…大本営からの……お達しです…」スッ
提督「…ありがとう」
羽黒「内容をか、掻い摘んで言いますと…当分、休憩室は…使用不可です…」
羽黒「それと…何人かの艦娘さんに……事情を伺います…」
提督「…了解した」
龍驤「うわ…これガチの書類や……ほんまにヤバかったんやね…」
羽黒「それでは早速ですいませんが…龍驤さん、お話出来ますか?」
龍驤「ウチがか!?」
羽黒「ご、ごめんなさい!でも…リストに名前が書いてあるので……」
龍驤「う……わかったわ…」
羽黒「すいません…それでは別室をお借りしたいのですが…」
提督「…ならここで聞き取りをすればいい。俺は出ていく」
羽黒「ありがとうございます…」
龍驤「それで羽黒……ウチに聞き取りってどんな質問なん?」
羽黒「安価」
下1~3高コンマ 質問の内容を
450 : 以下、名... - 2018/04/16 20:09:57.80 8mE0ARGBo 251/540キメセクが流行っているらしいとのうわさだが事実か
羽黒「では……うぅぅぅ…」カァァ
龍驤「なんや?なんで質問する羽黒が赤面しとんや?」
羽黒「ふぅ……あ、あのですね…この鎮守府では……キ…キメセクが流行っているらしいと噂…なんですが…何か知りませんか…?」
龍驤「キメセクぅ!?」
羽黒「ひぃっ!ごめんなさい!!」
龍驤「な、なんでそんな噂が……」
羽黒「この鎮守府には…毒物、劇薬の免許を持った艦娘さんが…居ますよね?」
龍驤「……霞のことやな」
羽黒「はい……そうなんです…」
羽黒「それで…その免許を持つ人なら…副作用の無い…気持ち良くなれる薬を調合できるらしくて…」
羽黒「休憩室では…その薬を使って皆さんキ……キメセクを…してるんじゃないですか?」
龍驤「…それは無い。100パーセント無いで。嘘やと思うんやったら今すぐ休憩室を調べてもええで」
羽黒「そこまで言うなら…本当なんですね…」
龍驤「そうや、そんなことは絶対に無い!」
羽黒「では……キメセクも…したことは無いんですね…?」
龍驤「安価」
下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他
455 : 以下、名... - 2018/04/16 20:31:24.78 /KNCMpc0o 254/540ちょっとその質問文書いた奴どついてくるから名前言うてくれへんか?
龍驤「……ちょっとその質問文書いた奴どついてくるから名前言うてくれへんか?」
羽黒「ごめんなさい!それはできません!」
龍驤「ほんまに…ウチらのことを何と思っとるんや!」
羽黒「私はそんなことは思ってません!でも私はこの質問をしないといけないので……」
龍驤「羽黒が考えてるわけやないんやね?」
羽黒「違います!」
龍驤「……ほな羽黒に怒ってもしゃーないんやな…」
羽黒「すいません……」
龍驤「もしこの答えに納得できへんのやったら、血液検査でも何でもやったらええって言うといて!」
羽黒「わ、わかりました……」
龍驤「ほんまに…大本営は何を考えとるんや……」
羽黒「あの…龍驤さんへの質問は以上です……」
龍驤「以上っていうかキメセクしてないか聞かれただけやないか!!」
羽黒「ごめんなさい!」
龍驤「はぁ…もうええわ。羽黒、まだ質問したい子はおるんやね?」
羽黒「はい…」
龍驤「なら名前教えてくれるか?ウチが呼んできたるわ」
羽黒「お、お願いします…」
下1~3高コンマ 次の質問者のその質問内容を
463 : 以下、名... - 2018/04/16 20:52:06.95 iO0vHGKM0 257/540暁
深海棲艦のスパイ疑惑がある
ーー
暁「暁に何の用事かしら?」
羽黒「あのですね…暁さんにはある疑惑がかかっているんです…」
暁「私は何を疑われてるの?」
羽黒「深海棲艦の…スパイ疑惑があるんです…」
暁「暁が?そんな訳ないじゃない!」
羽黒「でも…貴女は深海棲艦のレ級と…親しい関係ですよね?」
暁「そうよ!レ級は大切な人なの!」
羽黒「やっぱり…そうなんですね……」
暁「それがどうしたっていうの?暁が誰を好きになってもいいじゃない!」
羽黒「でも…大本営はそうは思ってないんです……暁さん、次の質問の答えによっては…貴女を拘束する可能性があります」
暁「拘束!?暁が!?」
羽黒「はい…深海棲艦を仲間にしている鎮守府はあっても……恋人になっているなんて…聞いたことが無いそうです」
暁「う、嘘よ……私は…」
羽黒「暁さん…質問しますね?」
暁「……はい」
羽黒「安価」
下1~3高コンマ 羽黒の質問内容を
470 : 以下、名... - 2018/04/16 21:15:30.61 tZ98PWrc0 260/540あの深海棲艦を沈めるよう命じられた時、あなたはできますか?
羽黒「あの深海棲艦を沈めるよう命じられた時…貴女にそれはできますか?」
暁「そんな事…司令官が言う訳ないじゃない…」
羽黒「命令は…司令官さんからだけとは限りませんよね?」
暁「でも……」
羽黒「ごめんなさい…無回答は即拘束となってしまいますので…なんとか回答はして下さい…」
暁「そんな……」
羽黒「何も考えずに…深海棲艦と付き合っていたということは…ありませんよね…?」
暁「あ…ぅ……」
羽黒「暁さんの答えを…聞かせて下さい…」
暁「安価」
下1~3高コンマ 暁の台詞を
473 : 以下、名... - 2018/04/16 21:24:44.00 0xjcvdJI0 262/540できない
暁「そんなこと…………できないわ」
羽黒「その答えで…いいんですね?」
暁「……ええ」
羽黒「わかりました…では……」
暁「…私にとってレ級は大切な人なの。深海棲艦とかそんなの関係ないの」
暁「話せば話すほど仲良くなって、一緒に居れば居るほど愛しくなったの」
暁「そんな人を…私は沈められない」
羽黒「ですが……」
暁「確かにレ級は深海棲艦、私達艦娘の敵よ」
暁「でも私にとっては唯一無二の存在なの」
暁「そんな人を殺せって言うなら……死んだ方がマシよ」
暁「…羽黒さん、私を連れて行くならここで殺して」
暁「どうせ拘束されたらもうレ級には会えないんでしょ?」
暁「なら…もういいの。司令官や電達には悪いけど……」
暁「羽黒さん、やるなら一思いにお願いね?痛いのは嫌だから……」
羽黒「安価」
下1~3高コンマ 羽黒の台詞、行動他
480 : 以下、名... - 2018/04/16 21:40:25.61 7k/t+TMq0 265/540……覚悟は受け取りました、そうですよね
幹部さん
羽黒「……覚悟は受け取りました、そうですよね幹部さん」
暁「…え?あの人がここに居るの?」
幹部『いや、直接は居ないが音声はこうやって聞かせてもらっているよ』
羽黒「すいません…ここに来た時から端末のスイッチを入れていたんです…」
幹部『暁君、この事は提督君にも秘密で頼むよ?』
暁「はい……それで私は…」
幹部『さっき羽黒君が言ったように、それだけの覚悟があるのならスパイという事は無いだろう』
暁「じゃあ……」
幹部『あぁ、この話は私これで終わりだ。暁君にもう迷惑はかからないだろう』
暁「ふぁ……」ヘナヘナ
羽黒「暁さん、どうしましたか!?」
暁「よかった……レ級とずっと一緒に居れるのね…安心したら……ちょっと…」
羽黒「ごめんなさい、こんな質問をしてしまって…」
暁「もう…大丈夫なのよね?」
幹部『断言しよう、もう暁君に迷惑はかけることは無い』
暁「よかった…よかったよぉ……」グスッ
羽黒「あぁ…泣かないで下さい……質問の内容が推測されてしまうので…」
幹部『済まないが暁君、泣き止んでくれないと次の人にいけないんだ」
暁「暁は……泣いてなんか無いんだから!」ぐしぐし
羽黒「それでは…次の人を呼んできてくれますか?」
下1~3高コンマ 次の質問者とその質問内容を
486 : 以下、名... - 2018/04/16 22:11:29.13 /KNCMpc0o 268/540叢雲
提督の鬼畜行為に加担してるという噂は事実か
ーー
叢雲「私に質問だなんて…卯月に関係することかしら?」
羽黒「いえ…そうではありません。提督の鬼畜行為に加担してるという噂は…事実なのでしょうか?」
叢雲「司令官の鬼畜行為?何それ、そんなの見たことないわよ?」
羽黒「…それは本当ですか?」
叢雲「しつこいわね、見たことが無いものをどうやって手伝えばいいっていうのよ?」
羽黒「わかりました……」
羽黒「それでは…この写真を見てもらえますか?」スッ
叢雲「この写真は……」
羽黒「司令官さんが…龍驤さんの首を絞めている写真です」
叢雲「……司令官は随分激しいのね」
羽黒「そして…次はこの写真を見て下さい」スッ
叢雲「これ……!!」
羽黒「この鎮守府での写真ではありませんが…叢雲さんが卯月さんに首を絞められている写真です…」
叢雲「ど、どうやってこの写真を……!」
羽黒「この写真から推測すると…叢雲さんと司令官さんは…同じ趣味を持っているといえませんか…?」
羽黒「だからこうやって叢雲さんに…質問しているんです」
叢雲「安価」
下1~3高コンマ 叢雲の台詞、行動他
491 : 以下、名... - 2018/04/16 22:31:10.75 KXmK0BUFO 271/540いや、この写真通りなら同じ趣味なのは私と龍驤さんじゃない?
司令官さんが龍驤さんの首を絞めている写真 (加害者:提督 被害者:龍驤) で
叢雲さんが卯月さんに首を絞められている写真 (加害者:卯月 被害者:叢雲) なんだから
叢雲「いや、この写真通りなら同じ趣味なのは私と龍驤さんじゃない? 司令官が龍驤さんの首を絞めている写真と、私が卯月様に首を絞められている写真なんだから」
羽黒「えっと……でも質問内容はそうなってて…」
幹部『すまないね叢雲君、こちらの言葉足らずだよ』
叢雲「誰!?何処から声がするの?」
幹部『ここだよ、羽黒君が持っている端末から君達の会話を聞いていたんだ』
叢雲「……そう、ただの質問じゃなかったって訳ね」
羽黒「はい…後で証言と違う…と言い訳されても困りますので…」
叢雲「そういうことね、わかったわ」
幹部『ゴホン、それで質問の補足だが、どうやら上は叢雲君と提督君が出来ている前提らしい』
叢雲「はぁ!?どうして私が司令官と!?」
幹部『同じ趣味だから、だそうだ。提督君はとにかくドSで鬼畜で、手当たり次第に艦娘に手を出していることになっているんだ』
羽黒「その中でもドMな叢雲さんに…司令官さんの手伝いをさせていた…という疑惑ですね」
叢雲「ふざけないで!私は卯月様一筋なのよ!」
羽黒「ひぃっ!ごめんなさい!」
幹部『叢雲君、それは確かなんだね?』
叢雲「当たり前よっ!!」
幹部『なら叢雲君は今後一切、男性とは関係を持つことは無いと宣言もできるということだね?』
叢雲「安価」
下1~3高コンマ 叢雲の台詞を
494 : 以下、名... - 2018/04/16 22:51:54.80 dRemlpWy0 274/540当然でしょ
叢雲「当然でしょ?卯月様以外の誰かに抱かれるなんてあり得ないから」
幹部『…わかった、叢雲君の言うことを信じよう』
叢雲「ならこの話はこれで終わりね。羽黒さん、まだ私に質問はあるの?」
羽黒「いえ…もうありません…」
叢雲「なら私はもう帰らせてもらうわね」
羽黒「あの…次の人を呼んできてもらえますか…?」
叢雲「いいわ、誰を呼んでくるの?」
羽黒「えっとですね…」
下1~3高コンマ 次の質問者とその内容を
500 : 以下、名... - 2018/04/16 23:12:47.98 qhAmBEnI0 276/540ぜかまし 鎮守府での生活でおかしいことはないか
ダメなら安価下
ーー
島風「よいしょ……よいしょ…」
羽黒「島風さん…大丈夫ですか?」
島風「うん!連装砲ちゃんもいるし、大丈夫だよ!」
連装砲ちゃん「!!」
羽黒「椅子はここです…どうぞ…」
島風「ありがと!連装砲ちゃん手伝って!」
連装砲ちゃん「!!」ピョンピョン
島風「ふぅ……それで、私に質問って何?」
羽黒「貴女は…まだ正式にはここの所属ではありませんが…ここのことは良く見ていますよね?」
島風「そうだね、義足を作ってくれたからはウロウロするようになったし!」
羽黒「なら…鎮守府での生活でおかしいことは…ありませんか?」
島風「おかしいこと?」
羽黒「島風さんが思う…おかしいことや変なことがあれば…教えて下さい。どんな些細なことでも構いませんから…」
島風「安価」
下1~3高コンマ 島風の台詞を
504 : 以下、名... - 2018/04/16 23:22:58.81 /KNCMpc0o 279/540この間の変な変装した駆逐艦達と変な人?かなぁ?
島風「ここのことじゃないけど、この間の変な変装した駆逐艦達と変な人かなぁ?」
羽黒「攫われそうになった…件ですね…」
島風「そうそう、駆逐艦達は変装にしては雑だったし、あの変な人は一言も喋らなかったし…」
幹部『島風君が見たソレは人では無いんだ』
島風「おぅっ!?何処から声がするの!?」
羽黒「あ、それはですね………」
島風「ふーん端末でね…それで私が見たのは人じゃないってどういうこと?」
幹部『あれは人ならざる者、人型で無いものをそう見せているだけなんだ。だから会話をすることもできない傀儡のようなモノさ』
島風「……おう?」
羽黒「幹部さん…理解してもらえてないみたいです…」
幹部『そうか…なら君にはこの男の話をすれば理解してくれるかな?羽黒君、頼むよ』
羽黒「はい…島風さん、この写真の人は知っていますか?」
島風「あ!この人なら知ってる!私の提督が教えてくれたの!」
羽黒「なんと言って…教わったんですか?」
島風「えっとね、私の手足がまた生えるかもしれないって!そういう研究をしてる人なんだよね?」
羽黒「幹部さん……」
幹部『ふむ、やはりそうだったか』
幹部『島風君、実はこの男はとんでもない犯罪者なんだ』
島風「え…………」
羽黒「私達の国は勿論…各国でも指名手配をされているんです…」
幹部『この男は島風君のような…欠損のある艦娘に近付き、ある日突然攫っていくんだ』
羽黒「被害は既に…何人も出ているんです…」
幹部『この男の目的の全てはまだわかっていないが、島風君も狙われていたのは事実だろう』
羽黒「でも…もうその心配はありませんからね…?」
島風「安価」
下1~3高コンマ 島風の台詞、行動他
510 : 以下、名... - 2018/04/16 23:59:45.60 Q6ehXFas0 283/540騙されてたってこと?私も提督も?
島風「騙されてたってこと?私も提督も?」
羽黒「島風さんは騙されていましたが…司令官さんは…」
幹部『これは話を聞いてみないとわからないな。男の正体を知っていて利用しようとしていたのか、もしくは島風君を…』
島風「やめて!私の提督はそんな人じゃないの!」
羽黒「…真相はわかりません。司令官さんの回復を待ちましょう」
幹部『彼ならきっと真実を語ってくれるだろう』
島風「提督が…私を売り飛ばそうだなんて…するわけないよね…?」
ーー
ーー
提督「…艦娘への質問は全て終わったんだな?」
羽黒「はい、ご協力ありがとうございました」
龍驤「何も問題無しっちゅうことでええんやね?」
羽黒「そうですね…ただ休憩室はしばらくの間は使えません…」
龍驤「やっぱそうやんなぁ…」
羽黒「でも、せっかく建てたので…何か別の形で再利用できないか…相談してみます…」
提督「…そうしてくれると助かるよ」
羽黒「あと…私のことで一つ聞いておきたいことがあるんです…」
龍驤「羽黒のこと?」
羽黒「実は幹部さんから…司令官さんさえよければ…ここに私を正式配備してもいいと…言われているんです…」
提督「…少し難しいかもしれないな」
龍驤「そうやね…羽黒は重巡やし……」
羽黒「あの…この鎮守府では重巡は出撃できないんでしょうか…?」
龍驤「うーん…そういうことやないねん」
提督「この鎮守府唯一の重巡…加古が原因だ」
羽黒「そういえば重巡は加古さんしか居ませんよね…」
龍驤「それは……言うてええかな司令官?」
提督「…仕方ないだろう」
龍驤「わかった。あのな、加古は他の重巡の艦娘見たら発作起こしてしまうねん」
羽黒「発作……?」
提督「…精神的なものが原因なんだ。酷い時は錯乱して暴れてしまう」
龍驤「だから加古は演習でも、相手に重巡がおったら出撃できやん」
羽黒「なんでそんなことに…」
龍驤「なんとなく…わからん?加古といえばもう一人の重巡とセットみたいなとこあるやろ?」
羽黒「まさか……」
提督「…例えに出すべきでは無いだろうが、龍驤のトラウマよりも酷いものだろう」
龍驤「あれは…しゃーないよ……」
羽黒「じゃあ私は…ここに着任はできないんですね?」
提督「…いや、せっかくだから話だけでもしてみよう」
龍驤「病院には通ってるらしいし、もしかしたら改善してるかもわからんからね」
ーー
コンコン
加古「ふぁ……提督、入るよ~」
龍驤「なんや、また昼寝か?」
加古「ん~~だって寝てたら余計なこと思い出さなくて済むし~」
龍驤「…そうか」
提督「…加古、お前に話がある。もしこの鎮守府に新しく重巡が着任するとしたら…お前はどう思う?」
加古「安価」
下1~3高コンマ 加古の台詞、行動他
527 : 以下、名... - 2018/04/17 19:57:37.96 FhGigDndO 290/540まさか…古(気を失う)
加古「重…巡………?」ブルブル
龍驤「加古、どないしたんや?」
加古「まさか…古……」フラッ
龍驤「危ない!」
提督「加古っ!」ガシッ
加古「……」
龍驤「気ぃ失ってしもたみたいやね……」
提督「すまない加古……龍驤、俺が責任持って医務室に運んでくる」
龍驤「うん…ちゃんと運んだってな…」
ーー医務室
加古「……あ…」
提督「…気がついたか?」
加古「あ……!あぁぁぁ!!」
提督「落ち着け!古鷹はここには居ない!」
加古「はぁっ…!はぁっ…!はぁっ…!」キョロキョロ
秋津洲「安心して欲しいかも、ここには私と夕張さんしか居ないかも」
夕張「ここには重巡は居ません、居るのは軽巡と水上機母艦です」
加古「……よかった…」
提督「…さっきはあんなことを言ってすまなかった」
加古「…ホントだよ。あたしが重巡ダメなの知ってるでしょ?」
夕張「そうですよ提督、なんで急に重巡を着任させるなんて言うんですか?」
提督「…実は幹部さんと繋がりのある羽黒が、こちらの返事次第で着任してもいいということなんだ」
秋津洲「ひょっとして羽黒って、皆んなに話聞いてた羽黒かも?」
提督「そうだ、その羽黒だ。こちらとしては幹部さんとの繋がりはあればある程有難い」
夕張「だから羽黒さんを…」
提督「…加古も通院でそれなりに良くなっていたと聞いていたが……まだダメだったようだな。本当にすまない」
加古「安価」
下1~3高コンマ 加古の台詞、行動他
534 : 以下、名... - 2018/04/17 20:31:26.40 kYwkjRid0 294/540最近はまだマシだよ……古鷹でなきゃね……
加古「最近はまだマシだよ……古鷹でなきゃね……」
秋津洲「なら提督は最初から羽黒さんって言えばよかったかも?」
加古「…かな」
提督「…配慮が足りなかった。本当にすまない」
加古「いいよ…もう……」
夕張「古鷹さんじゃ無ければいいって事は、羽黒さんなら大丈夫なんですよね?正直羽黒さんが着任してくれたら嬉しいですが…」
提督「…それは俺もそう思っている」
秋津洲「でも加古さんがこの状態なら厳しいかもかも?」
提督「…そうだ、だから羽黒の件は惜しいが……」
加古「待ってよ提督…その羽黒と……話しさせて…」
夕張「いいんですか?羽黒さんも重巡なんですよ?」
加古「いい加減…あたしも向き合わなくちゃダメだからさ…」
提督「…わかった、羽黒を呼んでこよう」
夕張「加古さん、無理はしないで下さいね?」
秋津洲「霞のお薬、ここに置いておくかも!」
加古「ありがとう……」
ーー
羽黒「あの…羽黒です……」ガチャ
加古「アンタが…」
羽黒「お体は…大丈夫ですか?」
加古「なんとかね…」
羽黒「よかったです…それで……私と話しがしたいって…」
加古「うん…アンタに聞きたいことがあってさ…」
羽黒「はい…なんですか?」
加古「安価」
下1~3高コンマ 加古の台詞を
539 : 以下、名... - 2018/04/17 20:52:17.06 gXhwLsDaO 298/540今の私はこんな状態だ…
でもいつまでも状態じゃいけないと思うんだ…
だから時間がある時だけでいいからリハビリ付き合ってくれないかな?
お礼はちゃんとするからさ
541 : 以下、名... - 2018/04/17 21:11:27.77 eQN5vWZ9o 299/540>>539+流石になんでもはできないけど
加古「今のあたしはこんな状態だ…でも、いつまでも状態じゃいけないと思うんだ…」
加古「だから…時間がある時だけでいいからリハビリ付き合ってくれないか…?もちろんお礼はちゃんとするからさ」
羽黒「お礼……?」
加古「羽黒が望みのものをなんでも…とはいかないけどさ…」
羽黒「じゃあ…私はここに着任してもいいんですね…?」
加古「あぁ……よろしく頼む…」
羽黒「こ、こちらこそ!よろしくお願いします!」
加古「じゃあさ…提督、呼んできてくれないか…?」
羽黒「はい!少し待ってて下さいね!」
提督「…加古、本当にいいんだな?」
加古「うん…丁度いい機会だし…」
提督「…わかった。幹部さんにはそう返事をしておこう」
加古「やったね提督…これで待望の重巡…二隻目だ」
提督「…加古、やはりダメだと言うなら早めに言ってくれよ。俺はお前がまたあぁなってしまうのが…」
加古「…ごめん、その時の事は思い出したくないかな」
提督「…すまん」
加古「いいよ…あたしの為に今まで重巡を着任させてくれなかったのは…嬉しかったんだ」
提督「…ある程度は過去を乗り越えられたということでいいのか?」
加古「安価」
下1~3高コンマ 加古の台詞、行動他
544 : 以下、名... - 2018/04/17 21:35:21.91 kYwkjRid0 302/540なんというかこう、完全にってわけではないけどね
もう大分整ってるけどさ
いつまでも私の我が儘で一部艦種が片寄りすぎてるのは駄目だとおもうんだよね
加古「なんというかこう、完全にってわけではないけどね…」
加古「もう戦力も大分整ってるけどさ、いつまでもあたしの我が儘で一部艦種が片寄りすぎてるのは駄目だと思うんだよね」
提督「…俺はワガママだとは思っていない。加古が傷つかないことが大事なんだ」
加古「でもさ…いつまでもそう言ってられないでしょ?」
提督「だが……」
加古「早速さ、明日羽黒と出撃してみようと思うんだ」
提督「そんな急に…大丈夫なのか?」
加古「大丈夫だって、これはあたしが超えなきゃいけないもんなんだ」
提督「…無理だけはするんじゃないぞ」
加古「わかってるって!ま、明日を楽しみにしててよ!」
ーー翌日
羽黒「あの…本当に大丈夫なんですか…?」
加古「ふぅ……ふぅ…うん、大丈夫。霞の薬も飲んだし」
霞「ちゃんと一時間前に飲んだのね?その薬は直ぐには効かないのよ?」
加古「大丈夫、ちゃんと飲んだ……」
神通「今からの出撃は…危険度の低い海域です…何かあれば即…退避しますからね…」
瑞鶴「私が居るんだから、対空は気にしなくていいわよ!」
加古「うん…ありがとうみんな……」
神通「それでは旗艦神通…出撃します…!」
下1~3高コンマ 出撃の結果やその他起こったこと等
550 : 以下、名... - 2018/04/17 22:10:05.00 tw/Zf2mv0 305/540パニックになって神通を背後から撃って大破させる
ーー
加古「フーー!フーー!」
羽黒「あの…加古さんの様子…おかしいですよね…?」
霞「パニック寸前って感じね…やっぱり薬ちゃんと飲んでなかったのね…」
瑞鶴「なら薬が効いてくるまで、なんとか時間潰してみる?」
霞「それができたらそうして欲しいけど…」
神通「なら…速度を落として…ゆっくりと索敵していきましょう…」
霞「了解!加古さん、索敵よ!零観飛ばして!」
加古「ぃぎ……!すぅ…はぁ……!観測機……!!」
羽黒「わ、私が飛ばします!」バシュッ
神通「ありがとうございます…それでは瑞鶴さんは逆方向を…」
瑞鶴「えっと……こっちね。了解!」バシュッ
加古「はっはっはっはっはっはっ!」
霞「…加古さん、ゆっくり呼吸して。過呼吸気味になってるから。ほら、ゆっくり吸って…吐いて…」
加古「ひぃっ……!ひひ…ひひひひひ……」
霞「……ダメ!加古さんは今すぐ鎮守府に戻すわ!」
瑞鶴「緊急連絡はどうする?」
霞「お願い!帰投次第加古さんはドッグ行きよ!」
神通「わかりました…鎮守府にはそのように連絡を…」
瑞鶴「敵と合わなかったのが不幸中の幸いね」
神通「元々…危険度は低いですから…それでも出会わなかったのは…………!!」
ドガンッ!!
神通「う"っ!あぁ………」大破
瑞鶴「攻撃!?何処から!?」
羽黒「敵影ありません!」
霞「敵影が無い?じゃあ誰が神通さんを攻撃したのよ!?」
瑞鶴「…………まさか」
加古「ぎひひひひひひひひひひひひひひ」ユラァ
羽黒「ひぃっ!!か、加古さん……」
瑞鶴「…霞、加古はどうなってるの?」
霞「目の焦点は合ってないし、正気を失ってるわ」
瑞鶴「それで神通は大破…って所かしら?」
神通「すい…ません……まさか…味方からの…」
瑞鶴「謝らなくていいわ、仕方ないもの。それでどうするの?」
神通「なんとか…加古さんを宥めるか…無効化して……鎮守府へ…」
瑞鶴「私と霞と羽黒とでか……霞、できると思う?」
霞「羽黒さんの頑張り次第ね」
羽黒「が…頑張ります!」
加古「ひぃ~~~~~~~!!」ガチャン
霞「……!来るわよ!!」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
557 : 以下、名... - 2018/04/17 22:40:42.93 kYwkjRid0 310/540天龍田が颯爽と登場
見事なコンビネーションで加古を簀巻きにしてアラホラサッサとドッグまで運搬していく
天龍「待ちな霞!!」
龍田「後は~私達に任せておいて~」
霞「天龍さん!?」
瑞鶴「龍田まで……」
天龍「こういうのは…天龍型の仕事だ!」
龍田「いくわよ、天龍ちゃん~」
天龍「任せとけ!」
天龍「オラァッ!」ガバッ
加古「うがっ!」
龍田「一丁上がり~~」
加古「う"ぅぅぅぅぅ!!」
羽黒「凄い、あっという間に簀巻きに…」
龍田「加古は連れて帰っておくから~貴女達は神通を護衛してきてね~」
天龍「よし、帰るぞ龍田!」
龍田「は~い、天龍ちゃん~」
瑞鶴「あの二人…流石ね」
霞「加古さんは天龍さん達に任せましょう。私達は神通さんを……」
下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
564 : 以下、名... - 2018/04/17 23:25:04.75 bCNMJS/0o 313/540加古の過去パート
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加古「よしっ!終わりっと!」
古鷹「やったね加古!」
「まーた二人が大活躍か…」
「戦艦を差し置いてMVPだもんね」
加古「あたしと古鷹にかかれば、こんなのチョロいって!」
古鷹「もう加古ったら…」
加古「古鷹~、あたし達ずっと一緒だよな!」
古鷹「はいはい、出撃終わったらちゃんと入渠してきてね?」
加古「わかってるって!」
あたしと古鷹は鎮守府のエースで、いつも二人で一緒だった。どんな難しい海域だって、古鷹となら攻略できた
鎮守府に戦艦は居たけど、それよりあたし達のコンビネーションが上回っていた。だからあたし達は出ずっぱりで殆ど休みなんてなかった
でも、それがあたし達には嬉しかった。他の鎮守府では戦艦でゴリ押しするような海域を、あたしと古鷹で攻略できたのは誇りに思っていた
でも……そう思っていたのはあたしだけだった。あたしは古鷹の事を見てるつもりでも、全てを知っているつもりでも、事実はそうじゃなかった
あたしは古鷹の事なんて、何もわかっちゃいなかった
加古「全く、古鷹が寝坊なんて……明日は雨でも降るんじゃないか?」
加古「ま、最近は出撃ばっかりだったし…無理も無いかもね」
加古「古鷹~いい加減起きなよ?」
…………
加古「も~…合鍵使っちゃうからね?」ガチャガチャ
加古「古鷹、もうとっくに起床時間……」
…………
加古「ふるたか……?」
ここから先の記憶は曖昧だ。なんとなく覚えているのは古鷹の部屋には玩具屋で売ってるように、人形がぶら下がっていたということだけだ
でも…その人形はどことなく古鷹に似て……
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
…ダメだ、思い出そうとすると体が拒否してしまう
古鷹…古鷹…古鷹…古鷹…古鷹…古鷹…
古鷹が居なくなってしまってから、あたしはおかしくなってしまったようだった。壁に話しかけたり、ご飯と会話していたらしい
それでもなんとか少し治って、改めて古鷹の話しを聞いた。
…聞くんじゃなかったと後悔した
古鷹の遺書にはあたしへの恨みがびっしりだったそうだ
あたしは古鷹と出撃できるのが嬉しくて、何度も出撃を志願した。でも古鷹はそれを快く思ってなかった
いい加減休みたい、ゆっくりしたい、休みたい……そんなことがびっしりと書いてあったらしい
そして遺書はこう締めくくられいた
『加古と出会うんじゃなかった。そうすれば私には他の人生があったはず』
『加古は許さない』
『加古だけは絶対に許さない』
提督は何度も私は悪くないと言ってくれた。出撃することが艦娘の使命だ、あたしは何も悪く無いと
でもその言葉にはあたしには届かなかった
古鷹の遺書の内容を知ったあたしは、長い間入院生活を送ることになる
その間、何か色々とあったけど全て忘れてしまった
それ以降覚えていることは、龍驤さんの前で挨拶をしたことだ
ウチでなら加古の事を受け入れられる
それまでのあたしは何を言われても届かなかったけど、その言葉には何か安心感を覚えた
そして……気付いたらあたしは龍驤さんの鎮守府に転属になっていた
あたしは他の重巡を見ると気絶してしまうようになってしまっていたが、龍驤さんの所には重巡が居なかったのが大きかったかもしれない
それから提督はあたし以外に重巡を所属させようとしなかったし、それに………………
ーー
加古「……うわっ!!」
提督「…加古、起きたか?」
加古「はぁっ!はぁっ!……ここは…」
提督「…医務室だ。お前は出撃中に錯乱して……」
加古「そっか……ごめん提督、あたしまだ…ダメだったみたい…」
提督「…いいさ、焦る必要は無い」
加古「あ……羽黒は悪くないんだ!だからアイツはこのまま…」
提督「…いいのか?もし鎮守府で鉢合わせでもしたら……」
加古「いい……これは…あたしが乗り越えなくちゃいけないんだ…」
加古「もう…あんな失敗はしない……」
ーー
574 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/04/18 00:50:30.00 QoVF2EKe0 322/540これでよかったのかはわかりません
引き続きネタ、コメントはお待ちしてます