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【艦これ】龍驤「足りないもの」その4【安価】(1)
ーー
龍驤「出撃終わったで~っと…」
神通「朝早くからご苦労様です…」
龍驤「神通?お前さんもえらい早いなぁ、出撃あったっけ?」
神通「いえ…今日はあの子が休みですから…」
龍驤「あ……そうか、そうやったね」
神通「あの子とは艦種は違いますが…練度では負けていません。だからこうやって…待機しているんです…」
龍驤「他の奴に任せたらええのに…」
神通「えぇ…昔に比べて艦娘の数も増えてきましたが…癖になってしまっているかもしれません…」
龍驤「神通と黒潮にはずっと頼らせてもらってたからなぁ…申し訳ないわ」
神通「いえ…これも務めですから…」
龍驤「ほな黒潮はいつのもとこに行っとるんやな」
神通「たまの休み…ですからね…」
龍驤「ま…そういうことやね」
下1~3高コンマ 黒潮の向かった場所やいる所等
247 : 以下、名... - 2018/03/01 18:48:02.56 dDIkKl0t0 122/505たこ焼き屋
ーー某所
黒潮「ふぅ~やっぱり屋台で食べるたこ焼きは最高やわ~」
黒潮「…まぁこんな朝からやってる店って限られるんやけど……」
黒潮「でも、ここのたこ焼きは美味しいからそれでええねん!」
黒潮「でも二舟は食べ過ぎたかな…太ってしまうかもしれんかなぁ……」
黒潮「……今日は気にしやんとこ」
黒潮「さぁ、お腹も膨れたし、そろそろ出発しよか~」
下1~3高コンマ 黒潮の向かった場所やその他を
250 : 以下、名... - 2018/03/01 19:36:50.64 iV5lm9Gf0 124/505ラーメン屋
ーー
黒潮「ん~~やっぱりこのラーメンは最高やわ~!」
黒潮「鎮守府でもラーメンは食べれるけど、やっぱりこの店の味には敵わんのよね~」
黒潮「あぁ……美味しいわぁ……」ズルズル
いらっしゃいませ~!
黒潮「うーん開店前に並んどいて正解やね。次々と人が入ってくるわ~」
黒潮「ここのラーメンは並んででも食べたいわな~」
黒潮「…………」ズルズル
黒潮「あ、すいません。替え玉お願いします~」
黒潮「う………あかん…完全に食べ過ぎたてもうた…」
黒潮「お腹が…妊婦さんみたいになっとる……」
黒潮「でも…美味しかったなぁ……」
黒潮「うん……これはやめられへんね…ウチは……この為に頑張ってると言ってもええ…」
黒潮「はぁ……満足したわぁ…」
黒潮「さて……そろそろお店出たらな……行列できとるしな…」
黒潮「食べ終わったら…退店するのがルールや……と」
下1~3高コンマ この後の展開や向かった場所等。帰宅も可
257 : 以下、名... - 2018/03/01 20:22:20.91 X3mllFa30 127/505腹ごなしに寄り道
黒潮「もう目的も済んだし後は帰るだけやけど……このお腹では帰られんわなぁ…」ぽっこり
黒潮「腹ごなしに…寄り道していこ…」
ーー
黒潮「歩いてると普段見やんもんが見れてええなぁ~たまには歩くのもええね」
黒潮「あ……あのお洒落なん…不知火によさそうやな…」
黒潮「あ……あっちには龍驤はんに……」
黒潮「あ…あっちには………」
…………
黒潮「……食い過ぎの次は…大荷物抱えることになるとはな…」ズシッ
黒潮「だってなぁ……ふと皆んなの顔が浮かんでしまうんや…」
黒潮「ウチの鎮守府はそんなに人数多く無いし……つい買うてしまうんよなぁ…」
黒潮「う、あかん……大変なことになる前に…帰らな…」
黒潮「休みなんはウチだけなんやから…誰か呼び出すことはできへんし…」
黒潮「……いや、ウチやったらいける…!これでもあの鎮守府を支えてきた駆逐艦なんや…!」グググッ
下1~3高コンマ この後起こったことやその他行動等
262 : 以下、名... - 2018/03/01 20:34:07.90 QW16XYFz0 130/505提督に会う「お、黒潮か。どうしたんだこんなところで、、、ってすごい荷物だな。手伝おうか?」
黒潮「うぐぐぐ……!」
提督「…黒潮か、どうしたんだこんなところで……ってすごい荷物だな」
黒潮「あ……司令はん…!」
提督「…とりあえず荷物を寄越せ。半分持つ」
黒潮「おぉ…!ありがとうなぁ……!」
提督「よっ……と。黒潮…この荷物……全部自分のじゃないのか?」
黒潮「そうやでぇ~全部お土産や~」
提督「…自分のものは買わないのか?」
黒潮「ウチは物より食いもんやから。心配せんでも堪能してきたで~」
提督「…そうか、ならいいんだ」
黒潮「あ、もちろん司令はんにもお土産あるで?ちょうど司令はんが持ってる袋に入ってるわ~」
提督「…この袋か?」
黒潮「そうそう。よかったから確認してみてや~」
提督「どれどれ…」
下1~3高コンマ 黒潮のお土産とは?
269 : 以下、名... - 2018/03/01 21:23:01.93 w/ERfhL6O 133/505まな板
黒潮「司令はんにはまな板買うてきたんよ~」
提督「…これは間宮にでも渡しておこう」
黒潮「あぁっ!違うやん冗談やんか!もう、龍驤はんやとなんでも乗ってくれんのに!」
提督「……」
黒潮「その下に入ってるのが本物のお土産やで~」
提督「…これか?」ゴソゴソ
黒潮「そうそう!それもまな板なんやけど、料理に使うまな板のことやないねん!」
提督「これは……!」
黒潮「艦娘龍驤の写真集、MANAITAや!」
提督「こんなものが売っているのか…」
黒潮「一部の人には需要有り有りやろうからな~どう司令はん?めっちゃ嬉しいやろ?」
提督「…………」
黒潮「あれ、反応薄……」
提督「…俺は龍驤が好きなんであって、『龍驤』なら誰でもいいというわけではない」
黒潮「そうかぁ…ほなこの写真集はいらんな?」
提督「…いらないとは言っていない」
黒潮「ほら!やっぱり見たいんやろこれ?」
提督「…何も見るだけが全てじゃないだろう」
黒潮「どういうこと?写真集なんて見る以外に楽しみ方あるん?」
提督「…………」
黒潮「あ……ひょっとして、この写真集の真似を龍驤はんにしてもらう…とか?」
提督「…想像に任せる」
黒潮「……そうさせてもらうわ」
ーー
黒潮「や~~っと鎮守府に着いたわ。司令はん、手伝ってくれてありがとうな!」
提督「…これくらいなんてことない」
黒潮「これから皆んなにお土産配って……あ、ちょうどええとこにおった!」
黒潮「ほら、あんたにお土産買うてきたんやで~!」
下1~3高コンマ 誰にどんなお土産を渡した?
278 : 以下、名... - 2018/03/01 22:43:55.79 frByZsc80 138/505阿武隈
きわどい下着
阿武隈「あたしですかぁ?」
黒潮「そうや、阿武隈はんにお土産やで~!」
阿武隈「ありがとうございます~!わ~なんだろぉ~」ガサガサ
阿武隈「なんですかこれぇ~~!」
黒潮「ズバリ、きわどい下着や!」
阿武隈「こ、こんなのほとんど紐じゃないですかぁ~!」
黒潮「阿武隈はんもこういうのは一つくらい持っとかなあかんで?」
阿武隈「でもぉ~!あたし的にはハレンチ過ぎますぅ~!」
黒潮「勝負下着はそんなもんやで~」
阿武隈「勝負って…見せる相手が居ません~!」
黒潮「まぁまぁ、いざという時に、な?」
阿武隈「ううぅ~…お菓子とかだと素直に喜べたのに…」
黒潮「あ、次はあんたやで!」
下1~3高コンマ 誰にどんなお土産を渡した?
283 : 以下、名... - 2018/03/01 23:45:44.78 E1UwWvwJ0 141/505隼鷹に
福井県鯖江市の銘酒「梵」特撰純米大吟醸磨き三割八分
隼鷹「あたしにお土産かい?なら……あれに決まってるよな?」
黒潮「当たり前やん!ほらお酒やで~」
隼鷹「ひゃっはーー!」
提督「…これが一番重かったんだぞ」
隼鷹「提督が運んでくれたのかい?悪いね~」
黒潮「えーっとお酒の種類なんやけど…なんて言うたかな…」
隼鷹「いや言わなくてもいい。あたしにはわかる……」
隼鷹「黒潮、これめちゃくちゃいい酒なんだけど…これ本当に買ったのか?」
黒潮「流石にバレてもうたか。これな、あちこちで買い物したら福引き券もらってん」
提督「…それで当てたということか」
黒潮「せや!二等やったからそこそこええお酒なんやと思ってたけど、そんなにええん?」
隼鷹「酒好きのあたしが言うんだから間違いねぇ…これはいいぞ…」
黒潮「隼鷹に貰ってもろて正解やな!」
提督「…飲み過ぎは良くないから気をつけるんだぞ?」
隼鷹「わかってるよ!ちゃ~んと節度を持って飲むってぇ!」
ーー
ーー
不知火「今日は叢雲と初めて一緒に出撃する日ですね」
霞「叢雲にとってもここでの出撃は初めてのハズなのに……なんでアイツが来ないのよ!」
不知火「緊張しているのではないですか?」
霞「卯月を串刺しにするような奴よ?そんなチキンなわけないわ」
不知火「そういえばそうでしたね。しかも二回も刺しているらしいですから」
霞「本っ当、ありえないって……」
不知火「叢雲は俗に言うヤンデレという性格なんですよね?多少興味があるんですが…」
霞「ちょっと…やめなさいよ……」
不知火「そうですか、残念です。ですが叢雲も治療を受けると聞いています。それも直に治るのではないですか?」
霞「そう簡単に治れば苦労しないと思うけど…」
不知火「とにかく今は叢雲を迎えに行きましょう」
霞「寝坊してるだけなら叩き起こしてやるわ!」
不知火「叢雲、入りますよ」コンコン
下1~3高コンマ 叢雲の部屋の様子や叢雲の状態等
293 : 以下、名... - 2018/03/02 18:43:22.78 mVAP9Rx6O 146/505着替え中素っ裸
叢雲「わ、何よ!急に開けないで!」すっぽんぽん
不知火「着替え中でしたか、これは失礼しました」
霞「まだ着替え終わってないの?もうとっくに出撃時間なのよ?」
叢雲「それくらいわかってるわ!直ぐに行くから待ってて!」
不知火「いえ、せっかくなので手伝わせてもらいます」
叢雲「え……いいわよそんなの…」
霞「大丈夫よ、着替えさせるのは加古さんで慣れてるから」
不知火「あの人は寝坊の常習犯で、不知火達がよく着替えさせているんです」
叢雲「い、いや…一人でできるから…」
霞「もう待ってられないのよ!ほら下着はどこ?」
不知火「制服も探しましょう」ゴソゴソ
叢雲「安価」
下1~3高コンマ 叢雲の台詞、行動やその他
301 : 以下、名... - 2018/03/02 19:13:50.49 CjPv3iDG0 149/505不知火ちゃん、あたしの
スリップ踏んづけてるわ
霞「下着、下着は……」キョロキョロ
叢雲「…下着なら不知火が踏んでるそれよ」
不知火「すいません不知火の落ち度です。今拾います……?」
霞「それ……透明な布じゃないの?」
叢雲「スリップっていう下着よ。私はそれしか持ってないの」
不知火「成る程、ワンピースのような下着なんですね」ピラッ
霞「でも透明なら意味ないじゃない…」
霞「とにかく、上はこれなのよね。パンツは何処なの?」
叢雲「無いわ」
霞「はぁ!?」
叢雲「いつもノーパンタイツなのよ」
霞「なんでそんな変態じみた格好…!」
不知火「もしかして、卯月が関係しますか?」
叢雲「ええそうよ。卯月がこれが好きだって言うから、普通の下着とパンツは全部捨てたのよ」
霞「……そうなのね」
不知火「叢雲、今は卯月は居ません。その格好をする意味は無いですよ?」
叢雲「……格好くらい私の好きにさせてよ」
不知火「ですが……」
霞「見苦しいわよ叢雲、卯月との関係は考え直すんじゃないの?」
叢雲「うるさいわね!そんなことわかってるのよ!」
霞「なら普通の下着や服を買いなさい!」
叢雲「着るものは私の自由よ!!」
不知火「二人共、冷静に……」
叢雲、霞「安価」
下1~3高コンマ どちからの台詞、行動やその他
307 : 以下、名... - 2018/03/02 19:53:12.00 CjPv3iDG0 153/505叢雲「わたしのスペシャルアイテムと考えて」
叢雲「スリップは私のスペシャルアイテムと考えてくれればいいのよ!」
不知火「SPアイテムですか、なら仕方ないですね」
霞「ちょっと!?」
不知火「この鎮守府では数名の艦娘が戦闘には関係の無いものを持ち込んでいます。叢雲だけそれは認めないというものおかしいでしょう?」
霞「義手なんかとは訳が違うのよ!?」
不知火「いいえ、一緒だと思います」
霞「…………あぁそう!」
叢雲「じゃあ私はいつもの格好で出撃してもいいのね?」
不知火「いえ、スリップは認めますが、パンツを穿かないのはまた別です。それは認められません」
叢雲「でも私パンツ持ってないのよ?」
不知火「わかっています。霞、協力してもらえますか?」
霞「はぁ?私が?どうやって?」
不知火「その穿いているパンツを叢雲に貸してあげて下さい」
霞「あんた頭沸いてるの!?」
不知火「不知火に落ち度はありません」
霞「大体、なんで私なのよ!不知火が貸せばいいじゃない!」
不知火「私はスパッツを脱ぐのが時間がかかります。それに霞の部屋はここから近いでしょう?」
霞「この……!」
叢雲「私はそれでもいいわよ」
霞「はぁぁぁぁぁぁ!?」
叢雲「何?なんでそこまで嫌がるの?あ…あんたまさか…パンツ汚れてるとか……?」
霞「そんなわけないでしょ!?わかったわよ!貸せばいいんでしょ!!」ヌギヌギ
叢雲「確かに汚れてはないわね」ほかほか
不知火「それでは霞、早く替えのパンツを穿いてきて下さい」
霞「スースーする…もういやぁ……」ガチャ
不知火「……あんな内股な霞は初めて見ましたね」
叢雲「まさか他人のパンツを穿くはめになるとは思わなかったわ……それで不知火、私に用があったんでしょ?」
不知火「私がですか?」
叢雲「あんな強引に部屋を出ていかせたってことは、私と何か二人っきりで話たいことがあったんでしょ?何だったのよ?」
不知火「安価」
下1~3高コンマ 不知火の台詞、行動他
314 : 以下、名... - 2018/03/02 20:42:37.77 EkdEbE3P0 158/505「?」(特になにも考えていない顔)
不知火「?」
叢雲「あんた…霞に行かせた意味は特に無かったの……」
不知火「だからさっきも言ったじゃありませんか。霞の部屋はここから近いんです」
叢雲「いや、だからって……」
不知火「それにスパッツを脱ぐのが面倒なんです」
叢雲「あのねぇ……ならあんた、トイレはどうするのよ?限界まで我慢するっていうの?」
不知火「なんですか?不知火に落ち度でも?」
叢雲「会話になってないわよ!だ、か、ら!トイレとかはどうするの!」
不知火「……」
叢雲「え、何よ…なんで黙るのよ…」
不知火「……」
叢雲「まさかあんた…漏らして……いや、それは無いわよね…」
叢雲「オムツとか?でも……そんな風には見えないし……」ジーッ
不知火「……不知火の下半身をジロジロ見ないで下さい」
霞「穿いてきたわよ!!さぁ叢雲さっさと……ってなんでまだ着替えないのよ!」
叢雲「霞、丁度いい所に来たわね」
霞「もう……何よ!?」
叢雲「不知火って普段トイレ行ってるの?スパッツ脱いでないみたいなこと言ってるんだけど」
不知火「……」
叢雲「見た目は普通なんだけど、特殊なスパッツだったりするの?」
霞「安価」
下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他
322 : 以下、名... - 2018/03/02 22:31:18.75 xXf3gco20 162/505不知火はスパッツへのこだわりが凄いから自作のスパッツを履いてモニターテスト中なの
霞「不知火はスパッツへのこだわりが凄いから、自作のスパッツを履いてモニターテスト中なの」
叢雲「スパッツをわざわざ作ったの!?」
霞「そうよね不知火?」
不知火「……はい、そうです」
叢雲「あんたよっぽどスパッツが好きなのね…」
不知火「好きというレベルではありません。スパッツは不知火。不知火はスパッツなんです」
叢雲「よくわからないけど…拘りが凄いのは良くわかったわ」
叢雲「じゃあスパッツを穿いたままトイレに行ける改造もしてあるってことなのね」
不知火「…はい」
霞「確か見た目ではわからないチャックが着いているのよね?」
不知火「そうです。股下が空くように改造してます」
叢雲「それでパンツをずらして…か。あんた……変わってるわね…」
不知火「よく言われますが、不知火は普通のつもりです」
霞「絶対普通じゃないわよ」
叢雲「やっぱりここは変わり者が多いのね」
霞「決まってるじゃない。何言ってるのよ?」
不知火「不知火が知っている限り、普通なのは葛城さんだけです」
叢雲「ふーん……じゃあ霞も何か変わってるっていうのね?」
霞「はぁ!?なんでそうなるの!?」
叢雲「だって不知火が普通なのは葛城だけって言ったじゃない。不知火、霞って何か特徴あるのよね?」
不知火「安価」
下1~3高コンマ 不知火の台詞、行動他
329 : 以下、名... - 2018/03/02 23:13:45.80 EkdEbE3P0 166/505毒草マニア(ドクウツギとか栽培している)
不知火「叢雲は鎮守府裏の小さなビニールハウス周辺には近付くなとは聞いていませんか?」
叢雲「そういえば聞いたわね。それがどうかしたの?」
不知火「あそこには霞が育てている毒草があるんです」
叢雲「毒!?あんた何してんのよ!」
霞「だって…………」
不知火「ドクウヅキやトリカブトも育ててましたよね?」
霞「……そうよ、ちゃんと可愛いがってるわ」
叢雲「毒草を可愛がってるってあんたね……」
叢雲「ねぇ……ちょっと待って、私凄いことに気付いたのかもしれないんだけど…」
不知火「なんですか?」
叢雲「霞はここに着任したのか、移籍してきたのかは知らないわ。でも何か問題を起こしてここに厄介払いされたとしましょう」
叢雲「その原因って……あんたが毒草を使って…何か変なことしたから…とかじゃないの?」
霞「……」
叢雲「…答えられないの?」
霞「安価」
下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他
335 : 以下、名... - 2018/03/02 23:30:13.00 2I/EDSU+0 169/505毒草を飲んだ時の苦しい感じが堪らなくて……
霞「毒草を飲んだ時の苦しい感じが堪らなくて……」
叢雲「自分で飲んでるっていうの!?」
不知火「何度か病院送りにもなってるくらい、霞は筋金入りの毒草マニアなんです」
霞「今はもう病院のお世話になることはないわ。もう自分の致死量はわかってるから」
叢雲「いや…あんたねぇ……」
不知火「不知火もどうかと思いましたが、他人に飲ませるようなことはしないので、放置してるんです」
叢雲「毒草なんか飲んで何が面白いのよ…」
霞「最初はね、事故だったのよ。前の鎮守府で毒草の天ぷらを食べちゃったのがきっかけ」
霞「でも……その時の感覚が…忘れられないのよ」
霞「私の楽しみ方はね、まずは粉末にした毒草をほんの僅かな量を舐めるの。致死量はわかってるから、用意した分は全部舐めてもいいの」
霞「そうしたら…その毒草によって症状が出てくるの」
霞「この時に、ツライのとか吐き気がするのがあるから素人は気をつけないといけないわね。私はツライのは嫌だから、そういう草は育ててないの」
霞「私の育ててるのは血流が止まったりとか、発汗するやつとかばっかりなの」
霞「そしたら、ここからは気をつけないといけないんだけど、少しずつ飲むの」
霞「硬水で薬をちょっとずつ飲んでいくと……ある反応が現れるの」
霞「心臓がね……きゅってなるのよ」
霞「最初に舐めた分と、追加で飲んでる分の効果が重なると…凄いの」
霞「だんだん脈拍が弱くなっていくのがわかるし、心臓の鼓動も弱くなっていくの」
霞「そんな中で心臓がきゅっ…きゅっ…て。あぁぁぁもう…あの感覚は……何ものにも変えられないのよ…」
叢雲「話を聞いてる限りドMなのかと思ったけど、なんだか少し違うわね…」
不知火「薬によるタナトフィリアのようなものだと思って下さい」
叢雲「不知火…アンタ詳しいのね」
不知火「……霞が何度も病院に運ばれたんです。嫌でも詳しくなってしまいます」
叢雲「…苦労してるわね」
霞「あ、叢雲もこれを味わいたいなら、言ってくれたら協力するわよ?」
叢雲「遠慮しておくわ…」
霞「少しでも興味があるなら必ず私に言いなさいよ?下手に扱うと死ぬのもいくつかあるわ」
叢雲「なんでそんなのを普通に育ててるのよ…」
不知火「表向きには治療用ということになってますから」
霞「一応免許も持ってるわ」
叢雲「アンタ…自分が楽しむ為だけに許可取ったの?」
霞「当たり前じゃない!」
叢雲「はぁ……付き合い切れないわ…」
不知火「そうですね、スパッツ狂いに毒草マニア。それに前科持ちのヤンデレ…ここにいる三人だけでも凄く濃いです」
叢雲「前科持ちってアンタ………嘘じゃないんだけどさ…」
霞「本当にこの鎮守府に拾ってもらってよかったわ」
不知火「感謝しかありませんね」
叢雲「あのさ…ここにいる全員何か問題あるのは本当なの?」
不知火「不知火は全員と仲が良い訳ではないのでわかりません。ただ、さっきも言ったように私の知る限りでは、葛城さん以外皆さん何かありますよ?」
霞「叢雲もその仲間よ。何よ今更?」
叢雲「これは……私は凄い鎮守府に来たようね…」
ーー
345 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/03/03 00:12:08.16 CyiICD5R0 176/505ビニールハウスで毒草が育つのかどうかは知りません
引き続きネタ、コメントはどしどしお待ちしてます
ーー
叢雲「何処に居るのよ……あいつらは…」
龍驤「お、叢雲やん。ここでの初出撃はどうやった?」
神通「出撃時間に…遅れたと聞いていましたが…体調は平気なんですね…?」
叢雲「いたいた、丁度アンタ達を探してたのよ」
龍驤「ウチらか?」
神通「何か用事でしょうか…?」
叢雲「正確には神通に用事があったの。龍驤さんは…見ればわかるからいいわ」
龍驤「なんの話しなんや……?」
叢雲「まず神通、アンタは不知火とは仲良いの?」
神通「何度も同じ艦隊で出撃しているので…悪いというわけではありません…」
叢雲「そう、ならアンタも問題有りってわけね」
龍驤「だから何の話しなんや?突然ひとのことを問題有りやなんて…」
叢雲「不知火から聞いたのよ。自分が知る限りの連中は、全員何か問題有りってね」
叢雲「龍驤さんは…見たらわかるわ。五体満足じゃないものね」
龍驤「…………」
叢雲「だから誰よりも大人しい神通も何か問題があるのか気になったのよ」
神通「……はい。確かに私も……」
龍驤「叢雲の言う仲間には確かに神通も入っとる。ただし神通は克服組や。全員が全員進行形で悩んでるわけと違うからな」
叢雲「そうなの?俄かには信じられないわね。神通には何があったのか教えてくれない?」
神通「……あ…の…」
龍驤「神通、無理はええんやで」
神通「…はい」
叢雲「あら、教えてはくれないのね?」
神通「いえ……貴女になら教えます」
神通「安価」
下1~3高コンマ 神通の台詞、行動他
358 : 以下、名... - 2018/03/03 18:40:24.00 zHRNt4tvO 180/505バトルジャンキーだった
神通「私は…バトルジャンキー…でした」
叢雲「バト…ル…?」
龍驤「戦闘狂言うたら意味はわかるか?」
叢雲「……えぇ、わかったわ」
神通「あの時の私は…異常でした。敵を……沈めることが……私の…」
龍驤「神通」
神通「……もう大丈夫ですよ…龍驤さん…」ニコッ
龍驤「…うん、神通はもう大丈夫や」
叢雲「神通…アンタ、なんで…今は………」
叢雲「…いえ、それよりさっき克服組って言ったわね。神通みたいなのは他にもいるのよね?」
龍驤「そうやで、ちゃんとおるよ」
叢雲「その人を教えて頂戴。そいつにも話を聞きたいの」
神通「なぜ話しを…?」
龍驤「ええよ神通。叢雲、誰か教えたるわ」
叢雲「ちゃんと教えてよね」
龍驤「安価」
下1~3高コンマ 人物名を。鎮守府にいるメンバーは>>100プラス皐月です
365 : 以下、名... - 2018/03/03 19:24:23.44 FM6wryB50 183/505天龍
ーー
叢雲「天龍、少しいいかしら?」
天龍「なんだ?ここの事でも聞きたいのかよ?」
叢雲「ここというより天龍のことね」
天龍「俺だぁ?まさか卯月から乗り換えようってのか?」
叢雲「そんなフザけたことを言いに来たんじゃないの」
天龍「ふざけるってお前……じゃあ何の用だよ?」
叢雲「龍驤さん達から聞いたのよ、アンタは克服組だって。天龍は何があったの?」
天龍「安価」
下1~3高コンマ 天龍の台詞、行動他
368 : 以下、名... - 2018/03/03 19:40:35.99 gDP1J09b0 185/505別に…ただ突然こんなの、おかしい、止めなきゃと思ったんだよ。
天龍「別に…ただ突然こんなの、おかしい、止めなきゃと思ったんだよ」
叢雲「だから、それは何って聞いてるの」
天龍「……お前に言う義理はねぇ」
叢雲「違うわね、本当は克服できてないから言えないんでしょ?」
天龍「…その手には乗んねぇよ」
叢雲「ふぅん……」
天龍「…………チッ、趣味悪いぞお前」
叢雲「あら、そうかしら?」
天龍「突然人のトラウマ言えっつって、教えるバカがいると思うか?」
叢雲「なら神通はバカなのね?ちゃーんと教えてくれたわよ?」
天龍「あいつ……」
叢雲「まぁ龍驤さんと一緒っていうのがあったかもしれないけど。それでも教えてくれたのよ?」
天龍「あぁ…龍驤さんと一緒なら納得だな。神通一人の時に聞いても絶対ぇ教えてなかったな」
叢雲「そんなにはっきり言い切れるの?」
天龍「当たり前だ。お前は龍驤さんの何を知ってんだよ?」
叢雲「何って、それは……」
天龍「俺は龍驤さんがあぁなっちまった時から知ってんだ。悪夢に魘されて精神イカレちまったこともな」
天龍「でもよ、龍驤さんはあんなに明るくなるまで戻ってんだ。どれだけ辛い思いをしたかお前はわかんのか?」
叢雲「……」
天龍「ここには色んな奴が居るけどよ、龍驤さんより辛い思いしてる奴はいねぇ。お前も含めてな」
叢雲「なら……天龍もってことよね?」
天龍「……」
叢雲「天龍の抱えていたものも、龍驤さんに比べたら大したことは無いのよね?なら、私にも教えられるんじゃないかしら?」
天龍「安価」
下1~3高コンマ 天龍の台詞、行動他
374 : 以下、名... - 2018/03/03 20:04:08.25 v0iGIslio 189/505龍驤さんが言えって言えば教えるさ
天龍「龍驤さんが言えって言えば教えるさ。今のお前には何があっても教えねぇよ」
叢雲「はぁ……もういいわ」
天龍「あぁ?」
叢雲「龍驤さんの所に戻るのは面倒くさいし、それなら他の人をあたるわ」
天龍「……そうかよ」
叢雲「ならこの話はこれで終わり。じゃ、私は行くわね」スタスタ
天龍「なんだよアイツ…………」
天龍「克服組…か。龍驤さん、俺のこと……そう思ってくれてたんだな…」
天龍「俺は…………いや、龍驤さんは裏切れねぇよな…」
叢雲「今の所不知火の言うことは本当みたいね。あの子にどれだけ人脈があるかは知らないけど…」
叢雲「でも駆逐艦なんだし、大抵の艦娘とは付き合いがあるはずよね」
叢雲「次に会った艦娘にも話しを聞いてみましょう」
叢雲「……そんな簡単に克服できるはずなんて無いのに…」
叢雲「一体……何が…」
下1~3高コンマ 次に会った人物名を
382 : 以下、名... - 2018/03/03 20:18:27.35 9Vfcr8+90 192/505隼鷹
ーー
隼鷹「どうしたんだ叢雲~?こんなとこウロウロしてさぁ~」
叢雲「これは分かりやすいのが来たわね」
隼鷹「なんだなんだぁ~?いきなり何言ってんだよぉ~」
叢雲「隼鷹、貴女は元アル中か何かよね?」
叢雲「どうやってそれを克服したの?やっぱり龍驤さんに比べるとアル中なんてちっぽけだって思ったから?」
隼鷹「安価」
下1~3高コンマ 隼鷹の台詞、行動他
385 : 以下、名... - 2018/03/03 20:39:35.97 FM6wryB50 194/505アル中になったのは夜恐症を誤魔化すためさ
隼鷹「どこであたしの話を聞いたか知らないけど、それは正しくはないねぇ~」
叢雲「正しくないってどういうことよ?」
隼鷹「あたしが酒を飲んでたのは、夜怖症を誤魔化す為だよ」
叢雲「夜怖…………?」
隼鷹「…あたしは夜が堪らなく怖かった。いくら寝ようとしても、夜が襲ってきてたんだ」
隼鷹「でもある日、酒を飲んで寝たら満足できる睡眠が取れたんだ。それ以来酒を飲む量が増えて……ってのが本当だ」
叢雲「なんだ、結局は精神病ってことじゃない。そんなに変わらないわよ」
隼鷹「な、なんだ?どうしたんだよ叢雲?」
叢雲「そうね…精神病なんて龍驤さんに比べたら大したことはないわ」
隼鷹「なんでそこで龍驤が出てくるんだぁ?叢雲、大丈夫なのか?」
叢雲「やっぱり欠損より大きいことはないのね……だからこうやって…」ブツブツ
隼鷹「…本当にどうしたんだ叢雲?あたしでよかったら話聞いてやろうか?」
叢雲「いいえ結構よ。変な話して悪かったわね」スタスタ
隼鷹「叢雲………?」
隼鷹「様子がおかしいのか…あれが叢雲の普段なのか……?」
下1~3高コンマ 叢雲の向かった場所やその状況、その他
392 : 以下、名... - 2018/03/03 21:10:10.70 c/X4jGjq0 197/505執務室
提督が懐かしそうに写真を見ている
ーー執務室
提督「……懐かしいな」
提督「この頃はまだ……」
叢雲「なにノスタルジックなことしてるのよ」ヒョイ
提督「あ、おい…!」
叢雲「ふーん…アンタと龍驤さんのツーショットねぇ…随分と前の写真を見てるのね?」
提督「…それを返してくれ」
叢雲「なんで昔の写真かわかるか当ててあげましょうか?だって龍驤さんの腕と脚が…」
提督「いいからそれを返すんだ!」
叢雲「ふーん…随分とこれに執着してるのね」
叢雲「別に取り上げようって訳じゃないんだから返すわよ。ほら」スッ
提督「…これは大切な物なんだ。気軽に触らないでくれ」
叢雲「そう、大切よね。だってここには五体満足の頃の龍驤さんが写っているものね」
提督「……」
叢雲「アンタはその頃に帰れるなら帰りたいでしょ?」
提督「…何故そう言い切る?」
叢雲「当たり前じゃない、恋人がカタワになってるのよ?誰だってそう思うに決まってるわ」
提督「安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他
397 : 以下、名... - 2018/03/03 22:28:30.97 gDP1J09b0 200/505まぁな、でもそれはもう昔の話だ、今の龍驤には今の龍驤にしかない魅力があると気付いたし、なにより共に苦楽を分かち合おうと約束したしな。何しても許してくれるし、あの身体を好き勝手出来ると考えると…
提督「…そうでも無いぞ、あの身体を好き勝手出来ると考えると…」
叢雲「アンタ……」
提督「…冗談だ。今の龍驤には以前には無い魅力があると気付いたし、なにより共に苦楽を分かち合おうと約束したんだ」
叢雲「苦楽を分かち合う…ね。そんな簡単に行くと思ってるの?」
提督「…俺と龍驤ならできる」
叢雲「おめでたいわね…アンタ、頭が足りないとか言われたことは無い?」
提督「…………」
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
龍驤「叢雲~~人の恋人にえらいこと言うてくれてるやん?」
叢雲「龍驤さん……」
龍驤「頭が足りへんとは…悪口にしても言い過ぎと違うか?」
叢雲「…確かにそれは言い過ぎたかもしれないけど、私の言った事は本当だと思うわ」
叢雲「感情を分かち合うなんて、そんな簡単にいかないもの」
龍驤「うん……成る程なぁ…」
龍驤「じゃあ叢雲…ウチに足りへんもんって何やと思う?」
叢雲「……随分な自虐ね」
龍驤「そんなつもりや無いで。ほら、言うてもええで」
叢雲「…龍驤さんは左腕と左脚が足りないわ」
龍驤「そうや、ウチは健常者と比べると五体満足やない。義肢は使っとるけど、それでも本物の腕と脚は足らんわな」
叢雲「……何が言いたいの?」
龍驤「まぁまぁ、話しは最後まで聞きや」
叢雲「…………」
龍驤「じゃあ神通に足りへんもんって何やと思う?」
叢雲「あの人は元戦闘狂なのよね。なら、心が足りないとかかしら?」
龍驤「うん、そういう考え方もあると思うで」
叢雲「じゃあ何が正解なのよ?」
龍驤「ウチはな、神通そのものに足りへんものは無いと思ってんねん」
叢雲「……はぁ?アンタが神通に足りないものは?って聞いてきたんでしょ?」
龍驤「そうや。でも、本人にそれがあるとは一言も言うてない」
龍驤「神通は戦闘狂が原因で前の鎮守府からここに移籍、もとい厄介払いされたんや」
龍驤「でも根気強く治療した結果、無事治って今やこの鎮守府の主力や!」
提督「…実際、神通にはかなり助けられている」
叢雲「神通は治ってよかったわね、と言えばいいの?」
龍驤「そうや無い。そうや無いんよ……」
叢雲「だったらなんなのよ!?」
龍驤「……気付いてくれへんか…」
叢雲「イライラするわね…なんなのよ!?」
龍驤「神通に足らんかったのは、周り奴の理解や」
龍驤「病気になった神通のことを誰も助けようとせんかったから、神通の症状は進む一方やった」
龍驤「もし誰か神通のことを気にかけとったら……」
叢雲「それで?何が言いたいの?」
龍驤「……ここまで言うても…あかんか…」
提督「…………なら後は俺から言おう」
龍驤「…うん」
提督「…人も艦娘も完璧な奴なんていない。完璧に見えてもそれはそう見えるだけだ」
提督「そうだな、完璧な奴を図形…四角形に例えよう。見た目が欠けてもいない完璧な四角形だったとしても、それはそう見せているに過ぎない」
叢雲「何故そう言い切れるの?」
提督「完璧な、完全なものなんてこの世に無い。それは叢雲にも当てはまると思わないか?」
叢雲「……」
提督「…話を戻そう。その四角形だが、もしそれが欠けていれば、それはそいつにとっての弱点になる」
提督「欠けているならまだしも、足りないとなれば一大事だ。凹んでしまったらもう元には戻らない」
提督「…だが、凹んでいても、それを補う方法は一つだけある。叢雲、わかるか?」
叢雲「……そのへこみ…穴を埋めるの?」
提督「…埋まる欠損ならそれは欠損じゃない。正解は他の凹んでいる四角形を、お互いに凹んでいる所を合わせるようにすればいい」
提督「…そうすれば見た目は元の四角形になる」
叢雲「……それが分かち合うってこと?」
提督「…俺はそう考えている」
叢雲「はぁ……大した理想論ね…」
提督「…なら叢雲、神通ほどの強さを持った艦娘を、どの提督でも簡単に手放すと思うか?」
叢雲「それは……」
提督「神通はここに来て特殊な訓練をした訳ではない。彼女にはそうなる素質があったんだ」
龍驤「前の鎮守府で、神通を誰でもいいから助けたったら、こうはなってなかった」
提督「……誰にでも触れて欲しくない所というものがある。勿論、無理に触れる必要はない」
龍驤「でも自分と同じような悩みや症状があれば、それは手伝ってあげたらいいんと違うかな?」
提督「…この鎮守府では多くの艦娘が何かしらの問題を抱えていた。でもそれを他人同士…皆んなでカバーし合えば、悲観する時間は少なくなる」
龍驤「ここでは辛そうにしてる奴がおったら、我れ先にと助けが行く。でもそれは善意だけやない、自分も辛い時があったからなんや」
提督「…俺が言いたいことはわかってくれたか?」
叢雲「安価」
下1~3高コンマ 叢雲の台詞、行動他
410 : 以下、名... - 2018/03/04 00:17:12.39 u5S722r70 210/505いろいろ聞いてまわってきて、抱えているものは大小様々だけれどあるわよね、此所の艦娘達。
でもそれに囚われすぎてずっと悲観でいるようにはみえなかったわ。
……私もそうなりたいな……なれるかしら……
叢雲「いろいろ聞いてまわってきて、抱えているものは大小様々だけれどあるわよね、此所の艦娘達」
叢雲「でも…それに囚われすぎてずっと悲観でいるようには見えなかったわ……私もそうなりたいな……なれるかしら……」
龍驤「きっとなれるで。ウチらも手伝ったるから!」
提督「…心の病に完治と呼べる状況はほぼない。だが、悲観することは止められる」
龍驤「一緒に頑張っていこ、な?」
叢雲「…………はい」
提督「…素直にそう言ってくれてよかったよ」
龍驤「ほんまやね、てっきり傷の舐め合いか~みたいなの言われるかと思ったわ」
叢雲「……そう言ってたらどうしたの?」
提督「…傷の舐め合いなんてとんでもない。俺達はそれを傷とは思っていないんだ」
龍驤「ただちょっと四角形が凹んでるだけや!……ってな」
叢雲「ふふ……何よそれ…答えになってないわ……」
龍驤「やっと笑ってくれたな。叢雲の笑顔は可愛いで?」
叢雲「……ありがとう…」
提督「…そうだ、さっきのことで訂正ということでは無いが、ちゃんと言っておかなければならないことがある」
龍驤「…叢雲、その写真ら見てくれるか?」
叢雲「これって……」
提督「ここの皆んなと撮った写真だ。ここの仲間が増えていく度に撮っている」
龍驤「途中から同じとこで撮ってるやろ?それはな、夕張が来てからやねん。あいつ写真に詳しいみたいでな~」
提督「…だから俺はさっきあの時、あの頃が良かったと思って写真を見ていたわけじゃない。ただ単純に懐かしかったんだ」
龍驤「あの頃が良かったなんてとんでもない!今、こうやって毎日を過ごせてるのが一番好きや!」
提督「…まぁ龍驤は鬱がまだ残っているが……」
龍驤「司令官…それは言わんといてやぁ…」
提督「…すまん」
叢雲「ねぇ…写真って………」
提督「勿論叢雲もこの写真の中に入る。卯月が帰ってきたからと思っていたが……どうする?」
叢雲「うん…今も撮って、卯月が帰ってきても撮りたい。ダメかしら?」
龍驤「…ええに決まってるやん!」
提督「よし、なら夕張に準備してもらおう。皆んなが帰ってき次第、撮影だ」
叢雲「私……本当に……ここでなら……」
ーー
417 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/03/04 00:58:48.69 tq1Ph7/m0 215/505今日の話は本来なら、これが完結した後にエピローグというか、スレタイの足りないものというのはこういうことだったとあとがきで書こうと思っていたものでした
もしこの話が本か何かになるなら、最後の全員集合の写真は挿絵とか表紙にしたいなぁ…とか、自分の中で物語を書いた時にやる恥ずかしい妄想…したことないですかね?今日のはまさにそれでした
書きたいものというか、伝えたいものは自分なりに表現したつもりです。これでいつでもこのシリーズを終われます
一応、引き続きネタ、コメントはお待ちしてます