【関連】
【艦これ】龍驤「足りないもの」その3【安価】(1)
ーー
飛鳥「……」
瑞鶴「明石、私を呼び出した理由はなんなの?」
明石「たたた試して欲しい…もももものが…あああって…」
瑞鶴「試して欲しい?まさか危ないものじゃないんでしょうね?」
明石「ちちち違います……ああああの…」
秋津洲「説明すると長いから代わりにあたしが説明するかも。明石、それでいいかも?」
明石「おおおお…お願いします……」
秋津洲「瑞鶴さんは、龍驤さんが最近義手と義足を付けてないのは知ってるかも?」
瑞鶴「えぇ知ってるわ。北上が帰ってくるまで付けないみたいね」
秋津洲「それでね、そのは間明石が暇ができるって言って、瑞鶴さんの為に補助器具を作ったかも」
瑞鶴「別に私はいらないのに。最初に断ってあるでしょ?」
秋津洲「天城の義手もある程度用意はできたから、後は瑞鶴さんだけだって言ってたかも」
瑞鶴「いいって言ったのに…」
明石「ここここれ…」スッ
秋津洲「で、完成したのがこれかも!」
瑞鶴「これ?ちょっと触らせてもらうわね」
瑞鶴「…………」さわさわ
瑞鶴「…これってバーチャルボーイの覗き込むやつじゃないの?」
秋津洲「ここでプレステVRじゃなくて、バーチャルボーイが出る辺りにジェネレーションギャップを感じるかも」
瑞鶴「うるさいわね!そんなに変わらないでしょ!」
秋津洲「でもまぁ、見た目的には間違ってないかも。これをゴーグルみたいにかけて欲しいかも」
瑞鶴「凄く重いわね…」ズシッ
明石「ままままだ…簡易的だかかから…」
瑞鶴「……装着したわよ。これでどうするの?」
秋津洲「後はスイッチを入れれば……」カチッ
瑞鶴「…………え?」
瑞鶴「え?え?……ええ?え?」
秋津洲「瑞鶴さん、あたしが今どんな顔してるかわかるかも?」ニコッ
瑞鶴「笑顔で……微笑んでるわ…」
明石「たた立ててる…ゆゆゆゆゆ指の数…わかり…ままますか…」スッ
瑞鶴「……明石が右手で三本の指を立ててるわ…」
秋津洲「流石明石かも!バッチリできてるかも!」
明石「よよよよよかった…」
瑞鶴「えぇ?あれ……え?」キョロキョロ
秋津洲「瑞鶴さん、周りの景色が白黒で見えてるかも?」
瑞鶴「えぇ……解像度の悪い写真みたいな感じで……白黒で見えるわ…」
秋津洲「詳しい原理は説明されてもよくわかんなかったかも。とりあえず、網膜にその装着で見た映像が映ってるらしいかも」
明石「ずずず瑞鶴さんは…こここここ後天性の……もも盲目…なので……ななななんとか…なり…ました」
明石「でででも…いいい色を再現…すすすするのは…むむむ難しいです……」
明石「ああああと…このききき機械…凄く…おおお重い…」
秋津洲「デメリットは確かにあるかもだけど、それでも補助器具だと思えばかなりいい感じかも?」
瑞鶴「安価」
下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他
280 : 以下、名... - 2018/02/17 19:27:19.73 1rAUKpw20 149/481ごめん、ちょっと急に景色が見えるようになって脳の処理が追い付かないっぽい……
こめかみを抑えて蹲る
瑞鶴「あ……ぅ……」ガクッ
秋津洲「瑞鶴さんどうしたかも!?」
明石「ススススススイッチ…!」
秋津洲「わ、わかったかも!」カチャ
瑞鶴「ごめん…急に景色が見えるようになって…脳の処理が追い付いてないのかも…」
秋津洲「大丈夫かも?車椅子持ってくるかも?」
瑞鶴「ううん…もう大丈夫よ…」
秋津洲「急にこれを付けるのは無理があったかも…」
明石「ごごごごめん…なさい…」
瑞鶴「…ううん、一瞬でも見えるようになったのは嬉しかったわ」
明石「こここここれは…ううう海では…つつつ使えない…かかから…」
秋津洲「あくまで日常生活の補助として使うしかないかも。でも瑞鶴さんがそんなことになるなら、もうしまっておくかも?」
瑞鶴「……それはいいわ。置いといて欲しいわね」
瑞鶴「私がこの目で何かを見て確認しないといけない日がくるかもしれないわ。その日の為にとっておいてくれない?」
明石「ははははい…!」
秋津洲「ならせめてもう少し軽くはしておくかも!」
瑞鶴「ありがとう二人共。何よりその気持ちが嬉しいわ」
秋津洲「ありがとうかも!……まぁ作ったのはほとんど明石かもだけど…」
明石「そそそそんなこと…ないでですよ…」
下1~3高コンマ この後の展開や誰かの台詞、行動他
288 : 以下、名... - 2018/02/17 19:51:39.00 KD1xuaWW0 153/481何の前触れもなく加賀登場
瑞鶴「それにしても、明石はどこでこんな技術身につけたのよ?」
明石「そそそそれは…でですね…」
加賀「そんなことより、瑞鶴が見えるようになったということが大事です」
秋津洲「うわっ!!」
瑞鶴「加賀!?なんでここに居るのよ!?」
加賀「なんでって、貴女に会いに来たに決まってるでしょう」
瑞鶴「…人前でよくそんなこと言えるわね」
秋津洲「流石は通い妻の加賀さんかも…」
加賀「私はそんな風に言われていたのね。事実だから否定はしないけど」
明石「かかかか加賀さん……?」
加賀「大丈夫よ、貴女達の邪魔はしないわ」
瑞鶴「いや、加賀がここに居るのが邪魔なのよ!」
加賀「…………」
瑞鶴「な、何よ急に黙って…」
加賀「明石、もう少しなら瑞鶴のアレは使っていいかしら?」
明石「ははははい…すすす少しなら…」
秋津洲「何する気かも?ゴーグル使うと瑞鶴さんは頭痛くなるかも!」
加賀「すぐに済みます。瑞鶴、それを付けなさい」
瑞鶴「え……なんで…」
加賀「いいから早くしてちょうだい」
瑞鶴「……付けたわよ」カチッ
加賀「安価」
下1~3高コンマ 加賀の台詞、行動他
294 : 以下、名... - 2018/02/17 20:09:20.98 iV0WadlEO 157/481泣きながら微笑んでだきしめ
瑞鶴「え……」
加賀「私が…どんな顔してるのか…見える?」
瑞鶴「……泣いてるわね」
加賀「ちゃんと見えてるようで…よかったわ…」
瑞鶴「…ばっかじゃないの?私は泣いてないのに」
加賀「……そうね」
瑞鶴「そんな情けない顔を見せたいから、わざわざこれを付けさせたの?」
加賀「…………」ポロポロ
瑞鶴「…その涙の理由はなに?私への謝罪?それとも嬉しいから?」
加賀「…わからないの」
瑞鶴「はぁ……全く、アンタは…」
加賀「瑞鶴……抱きしめていいかしら?」
瑞鶴「…好きにしたら?」
加賀「……瑞鶴」ダキッ
瑞鶴「…………」
瑞鶴「泣きながら微笑むなんて…ますます変な表情になってるわね」
加賀「……えぇ」
瑞鶴「……アンタの顔、こうなってから見るのは初めてね」
加賀「…当たり前じゃない。目が見えなくなってるのよ」
瑞鶴「そうよね…私、何言ってるんだろ……」
加賀「もっと…強く抱いていいかしら?」
瑞鶴「……いいわよ」
加賀「瑞鶴……」ギュウゥゥ
瑞鶴「んっ……」
加賀「安価」
下1~3高コンマ 加賀の台詞、行動他、その他起こったことを
299 : 以下、名... - 2018/02/17 20:25:41.99 KD1xuaWW0 161/481|ω^)←な感じで翔鶴姉が見てる
秋津洲「二人の間にはとても入れないかも…」
明石「ははははい…」
秋津洲「でも……明石は気付いてるかも?」
明石「こここ工廠の…いいいい入口に…ししし翔鶴さんが…」
翔鶴|ω^)
秋津洲「覗き込んでるの…バレバレかも…」
明石「どどど…どうします…か?」
秋津洲「どうするも何も…二人が満足するまで見守るしかないかも…」
秋津洲「あ……!瑞鶴さんと加賀さんが!」
明石「ききききキス…!」
翔鶴「!!」
秋津洲「わわわ……凄い激しいかも…」
明石「ししし舌が…!ああああんなに…!」
秋津洲「お互い顔を見ながら……うわわ…!」
明石「ちょ、直視…できませせせん…!」
翔鶴「」ギリギリギリギリ
秋津洲「翔鶴さんの歯切りがここまで聞こえくるかも!」
明石「あわわわわわ…」
秋津洲「瑞鶴さんと加賀さんはラブラブしてるし、翔鶴さんは二人を睨んでるかも!」
明石「まままま巻き込まれ…ませんか…?」
秋津洲「……逃げるなら今のうちかも」
明石「わわわ私も…逃げます…!」
下1~3高コンマ この後の展開や誰かの台詞、行動他
306 : 以下、名... - 2018/02/17 20:44:00.50 iV0WadlEO 165/481加賀が私は貴女を一生支えていきますと宣言
秋津洲「気づかれない内にそーーっと…」
明石「あ……キキキス…終わりました…よ…」
秋津洲「へ?」
加賀「……いきなりこんなことしてごめんなさい」
瑞鶴「別に…」
加賀「今までキスは何度もしたけど、やっぱり私の顔を見られていると思うと、気分が違うわ」
瑞鶴「…そんなに変わらないでしょ」
加賀「いいえ、少なくとも私は変わるわ」
瑞鶴「…あっそ」
加賀「…今まで何度か体も重ねてきたけど、貴女には言ってなかったことがあったわね」
瑞鶴「……」
加賀「照れ臭いというのもあったのだけど、こんな日が来るんじゃないかって、ずっと待ってたの」
瑞鶴「…………」
加賀「もう私の気持ちは伝わってるのかもしれないけど、改めて言葉にするわね」
瑞鶴「……何をよ」
加賀「盲目の状態の貴女に言っても気持ちは伝わったでしょうね。でも、貴女に気持ちを伝える私の顔を、瑞鶴には見て欲しかったの」
瑞鶴「……」
加賀「……思ったよりも緊張するわね。でも覚悟は決めたわ。瑞鶴、よく聞きなさい」
瑞鶴「…はい」
加賀「正規空母加賀、私は貴女を一生支えていきます。目の代わりにしては頼りにないかもしれないけど、ずっと私を頼って下さい」
加賀「……瑞鶴のことが大好き。私と一緒になってくれる?」
瑞鶴「安価」
下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他
311 : 以下、名... - 2018/02/17 21:00:47.91 /8lr7HYno 169/481熱いキスで答える
瑞鶴「…私いろんな意味で面倒くさい女だけど、本当にいいの?」
加賀「面倒くさいのは私もよ」
瑞鶴「口も悪いし…」
加賀「私なんてツンデレよ?」
瑞鶴「目も……これが無いと何も見えないのに…」
加賀「なら私が貴女の目になるわ」
瑞鶴「……加賀」チュッ
加賀「愛してるわ瑞鶴……」チュッ
秋津洲「エンダァァァァァァァ!」
明石「ひぇ…」ビクッ
秋津洲「あ、明石ごめんかも。つい黙っていられなかったかも」
明石「びびびびっくり…しました…」
秋津洲「まさか告白シーンに遭遇するとは思わなかったかも!」
明石「ででででも…よかった…ですね…」
秋津洲「ほんとにそうかも!二人共幸せになってよかったかも!!」
バターン!
秋津洲「…何の音かも?」
明石「ししし翔鶴さんが……!」
翔鶴「」
秋津洲「あぁ!!あまりのショックに倒れちゃったかも!」
明石「ははは早く医務室へ…!」
瑞鶴「加賀…あぁん……」
加賀「自分が触れる所を見ながら…悪くないでしょう?」
秋津洲「あっちでは二人がなんか組んず解れつなことしてるかもーー!!」
明石「さささ先に翔鶴さんを…!」
秋津洲「でも二人を止めないとこのままだとおっ始めちゃうかも!」
明石「あ、あわわわ……」
ーー
提督「…それで、翔鶴は何も問題ないんだな?」
秋津洲「多分直ぐ目を覚ますと思うかも」
龍驤「それで、二人が付き合うというか…一緒になるっちゅうことやね?」
加賀「えぇ、瑞鶴は私の嫁よ」
瑞鶴「嫁だなんて…恥ずかしいわよ…」クネクネ
秋津洲「瑞鶴さんが乙女の顔してるかも…」
加賀「瑞鶴とは同じ鎮守府出身だけど、今はこの子はこの鎮守府所属なの。だから提督にちゃんと報告しておきたかったの」
提督「…二人が上手くいって何よりだ」
龍驤「ウチらも祝福するで~」
瑞鶴「うん…ありがとう」
加賀「提督の公認…やりました」ドヤ
秋津洲「凄いドヤ顔してるかも…」
加賀「当たり前よ。どんな激しい海域でMVPを取るよりも嬉しいんだもの」
瑞鶴「私も…それくらい嬉しい」
秋津洲「…ラブラブ過ぎかも」
加賀「…それで提督、一つだけお願いがあるの」
提督「…なんだ?」
龍驤「ウチらが協力できることやったら、助けたるで?」
加賀「安価」
下1~3高コンマ 加賀の台詞、行動他
323 : 以下、名... - 2018/02/17 21:28:28.77 iV0WadlEO 176/481本当に難しいお願いだとわかっているけどここに転属したいわ
加賀「本当に難しいお願いだとわかっているけど、ここに転属したいわ」
龍驤「それは…」
提督「…俺がどうこうというより、そちらの提督が認めないだろう」
加賀「でしょうね。だから手伝って欲しいのよ」
龍驤「手伝う?向こうの提督説得せぇって言うんか?」
加賀「…それくらいしか思いつかないの」
瑞鶴「私も…できるなら加賀とずっと一緒に居たいけど…」
秋津洲「実際難しいかも」
提督「…言葉は悪いが、向こうの提督と俺とでは価値観が違い過ぎる。会話が成立するとは思えない」
龍驤「でも価値観が違うのは出撃とか艦娘に対してや。今回のは祝い事やし、なんとかなるんと違うか?」
加賀「私の提督は常識人ではあると思うけど、それ以前に…」
瑞鶴「出撃に関しては自分の考えが一番だと思ってるのよね」
秋津洲「そっか、瑞鶴さんも同じ鎮守府出身だから、向こうのことは良くわかってるかも」
龍驤「とりあえず向こうさんに報告しとくか?」
提督「…連絡ならしてやるぞ」
加賀「いえ…自分でやるわ」
瑞鶴「加賀…」
加賀「大丈夫よ、どんなことを言われても私は大丈夫」
瑞鶴「…私にもかわって。私もフォローするから!」
加賀「…お願いするわね」
提督「…番号はわかるな?マズイと思ったら俺に代わってくれてもいい」
加賀「えぇ…頼らせてもらうかもしれないわ」
下1~3高コンマ 電話での報告の結果やその他起こったこと等
331 : 以下、名... - 2018/02/17 21:42:34.91 LA4JBjfSo 180/481冷静を装っていたがめっちゃ喜んでくれた様だった
移転も快諾してくれた
ーー
加賀「ふぅ…認めて……くれたわね」
龍驤「声は冷静っぽかったから、無関心とか違うか?」
瑞鶴「いいえ、いつもより声が上ずっていたわ。だから多分、喜んでくれてるんじゃないかしら」
秋津洲「本当によかったかも!」
提督「…まさかこうも簡単に話が進むとは」
龍驤「異動も快諾しとったしなぁ…」
提督「…はっきり言うなら加賀がうちに加わってくれるとなると、かなり助かる」
龍驤「これで正規空母の安定した運用ができるようになるで!」
加賀「もちろん、正規空母としての役割は果たすわ」
秋津洲「でも、瑞鶴さん翔鶴さんに加賀さんまで抜けたら、向こうの鎮守府は大丈夫かも?」
提督「…そこなんだ」
龍驤「ウチらのせいで鎮守府壊滅!なんてなったら…責任とられへんで…」
瑞鶴「私は戦力じゃなかったけど、確かに翔鶴姉と加賀が抜けるとなると結構痛手よね」
提督「…わかった、俺がその辺りを探りながら電話してみよう」
加賀「お願いするわ」
下1~3高コンマ 向こうの提督の台詞、行動、その他を
342 : 以下、名... - 2018/02/17 22:12:11.66 wDo27BoV0 183/481これはあちらの提督瑞加賀好きの百合厨提督の可能性がありますね…
ーー
提督「…………」
龍驤「司令官どないしたんや?途中頭抱えとったけど…」
加賀「まさか…やはり認めないという返事だったの?」
瑞鶴「嫌だ!せっかく一緒になれたのに!!」
秋津洲「瑞鶴さん…」
提督「…まさかあの提督に…あんな趣味があったとは…」
龍驤「どういうことなん?」
提督「…瑞鶴、加賀。向こうの提督の好きなものは…わかるか?」
瑞鶴「好きなものって言われても…」
加賀「出撃して戦果を稼ぐことが趣味みたいな人よ。個人的な趣向は聞いたことないわね」
提督「…はぁ……」
龍驤「司令官、そんなに言いにくいことなん?」
提督「…二人共、これは俺の台詞ではないからな」
加賀「?……えぇ、わかってるわ」
提督「…向こうの提督は……筋金入りの百合好きらしい…」
秋津洲「百合?なにかもそれ?」
龍驤「……女の子同士の恋愛のことや」
秋津洲「え……じゃあ…」
提督「特に…瑞加賀は大のお気に入りだそうだ…」
加賀「瑞加賀って…そんな風に略されてるのね…」
瑞鶴「…ねぇ提督、私すっっっごく嫌なこと想像しちゃったんだけど…」
提督「…なんだ?」
瑞鶴「向こうの提督が私に冷たかったのって、出撃できないのより、加賀と仲悪いのが原因だったりする?」
提督「………そんなことは言っていた気がする」
瑞鶴「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」
提督「…もっとも、瑞鶴がそうなってしまった時点で出撃はさせないつもりだったらしいが…」
龍驤「それにしてもや…」
瑞鶴「あの…クソ提督…!」
加賀「瑞鶴、それは曙の台詞よ」
秋津洲「流石にドン引きかも…」
下1~3高コンマ この後の展開や誰かの台詞を
357 : 以下、名... - 2018/02/17 22:48:42.95 /8lr7HYno 188/481向こうの提督もお祝いにやってきた
ーー
加賀「瑞鶴、いい加減に落ち着きなさい」
瑞鶴「落ち着けるわけないでしょ!?私があんな扱いされてたのが提督の趣味が原因だったなんて!」
秋津洲「ある意味あたしより酷いかも」
龍驤「秋津洲も大概やと思うけどなぁ…」
提督「…二人を祝福してくれているのには変わりない。それでいいじゃないか」
瑞鶴「納得できるわけないでしょーー!」
ピピピピピピ…
提督「…すまん内線だ。もしもし?」
卯月『司令官!急なお客様が……あっ!もうそっちに行ったっぴょん!』
提督「急な客が?…誰だ?」
龍驤「またややこしい奴違うんか?」
瑞鶴「そんなのはどうでもいいのよ!私は今…!」
「瑞鶴!加賀!!」バターン!
秋津洲「誰かも!?」
加賀「提督!?」
秋津洲「え!じゃあこの人が…!」
「二人共よかったな!吉報を聞いて思わず飛んできてしまったぞ!」
加賀「あの鎮守府からどれだけ距離があると思ってるの?」
「そんなものはどうとでもなる!」
龍驤「こいつ……前と別人やないか…」
提督「…俺もそう思っている」
瑞鶴「…提督?そこに居るの?」
「おお瑞鶴久しぶりだな!いやぁお前加賀のことが好きだったんだな!そうと知ってたらあんな扱いはしていなかったのに…!」
瑞鶴「安価」
下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他
368 : 以下、名... - 2018/02/17 23:18:00.00 LA4JBjfSo 192/481無言でビンタ
瑞鶴「……!」バッシーーーン!
「おぶぅ!な、何を……!」
瑞鶴「……認めてくれてありがとうございます!!」ゴスッ!
「ひゅっ」
提督「おぅ……」ブルッ
龍驤「なんで司令官が震えてんねん」
提督「いやだって…あんな全力で股間を蹴られてる所を見ると…男ならこうなるぞ…」
秋津洲「あたしにはわからないかも…」
「……」ピクピク
加賀「瑞鶴、少しやり過ぎじゃないかしら?」
瑞鶴「ふんっ!これでもまだ足りないくらいよ!!」
加賀「私もビンタの一発…と思ってたけど、瑞鶴のを見たら…そんな気も無くなったわ」
龍驤「向こうの提督ちょっと浮いとったで…どえらい力で蹴ったんやろなぁ…」
提督「……」
秋津洲「提督がとうとう目を背けたかも」
「ず……か…」
龍驤「ん?なんか言おうとしとるみたいやで」
瑞鶴「今更言い訳なんか聞きたくないわ!」
加賀「そう言わずに、言葉くらい聞いてあげましょう」
瑞鶴「加賀がそう言うなら…」
「……安価」
下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他
374 : 以下、名... - 2018/02/17 23:44:48.39 qD3WXJBVO 196/481おめでとう…そして…
ナイスキッ…ク…ご…褒美です…
ガクッ
「おめでとう…そして… ナイスキッ…ク…ご…褒美です…」ガクッ
秋津洲「気絶しちゃつたかも」
加賀「股間を蹴られて喜ぶなんて、提督はMだったのかしら…龍驤、貴女はどう思う?」
龍驤「ちょっちわかる気がするなぁ……」
提督「龍驤ぉ…」
龍驤「だって…聞かれたら答えな…」
加賀「今日一日で提督の裏の顔をいくつも知ることになったわね」
瑞鶴「こんな提督私は知らないから!!」
ーー
381 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/02/18 00:02:14.85 LkaOWVfsO 198/481瑞鶴と加賀は解決ということでいいですかね?
引き続きネタ、コメントはお待ちしてます
ーー
「これが例の装置ですか?」
瑞鶴「えぇ、これを使うと周りが見えるようになるの」
加賀「見えるようになると言っても、画質の荒い白黒テレビみたいなものなのよね?」
瑞鶴「そうよ。でも人の表情や書類を見るくらいなら問題ないわね」
加賀「でもこれを使うと頭痛がしてしまうの。先生、どうにかならないのかしら?」
「どうにか…ですか……」
瑞鶴「難しいんですか?」
「まずこんな装置は見たこともないですし…」
加賀「先生はリハビリが専門なのは知ってるわ。でもわかることがあるんじゃないかしら?」
「憶測になりますが…それでもいいでしょうか?」
加賀「構わないわ。ねぇ瑞鶴?」
瑞鶴「はい、お願いします」
「それでは…やはり原因は脳の処理が追いついていないということが考えられます」
加賀「やっぱりそうなのね。対策は無いのかしら?」
「脳を慣れさせることでしょうか。その装置を定期的に使えば、頭痛はおさまるかもしれません」
瑞鶴「定期的にかぁ…これ凄い装置なんだけど、重いのがちょっと…」
加賀「明石も頑張っているけど、中々軽くはならないみたいね」
瑞鶴「首が疲れるのよね…文句は言えないんだけど…」
加賀「私も手伝うから頑張りましょう」
「しかしこんな装置を見ることになるとは…私はただ瑞鶴さんの様子を診にきただけのつもりだったんです」
瑞鶴「ごめんね先生?でも私はこの通り元気だから!」
「えぇ、そうみたいで安心しました。ところで、ずっと気になっていたんですが、そちらの艦娘さんは……」
加賀「加賀です。瑞鶴は私の嫁よ」
瑞鶴「ちょっと!?」
加賀「嘘では無いでしょう?ちゃんと言っておかなければいけませんから」
瑞鶴「そうかもだけどぉ…」
「おめでとうございます…と言えばいいのでしょうか?」
加賀「そうよ」
瑞鶴「うう…」
「あの…それで何故瑞鶴さんと一緒に居るんでしょうか?」
加賀「先生が男の人だと知って、居ても立っても居られなかったのよ」
瑞鶴「そんな理由だったの!?先生に失礼じゃない!」
加賀「失礼なのは承知しています。だからどんな人物かを確かめたかったんです」
瑞鶴「先生はいい人でいいお医者さんなの!そんな変な目で見るわけないじゃん!」
「あはは…」
加賀「でもこの人は悪い人でないことがわかったから、安心して瑞鶴を任せられるわ」
瑞鶴「次回も何も、ずっと安心できる先生なの!ねぇ先生!?」
「そう言っていただけて嬉しいです」
瑞鶴「先生ったら全く女っ気も無いし。私が口説いちゃうおかとちょっと思ったくらいだもの」
加賀「瑞鶴、その話を詳しく聞かせなさい」ズイッ
瑞鶴「……冗談に決まってるじゃない」
加賀「浮気ですか?もうすぐに浮気なんですか?」ズイイッ
瑞鶴「だから…冗談だって……先生!フォローしてよ!」
「あ……はい…」
加賀「その反応…怪しいわね……」
瑞鶴「先生!?まさか私のこと……」
「いえ、そういうわけではないんですが……私の話を聞いてくれますか?」
加賀「聞くに決まってるじゃない。場合によっては爆撃よ」
瑞鶴「やめて!一般人にそれはやっちゃダメ!」
加賀「なら浮気した空母になら…」
瑞鶴「だから何もしてないってぇ!!」
ーー
加賀「…ごめんなさい、そういう事情があったのね」
「はい、多摩さんに告……好意が私にあるという電話を突然いただいたんです」
瑞鶴「前に多摩が先生の番号聞いてきたのは、その為だったのね…」
加賀「それで、今日瑞鶴の様子を診にくるついでに、話し合いをすることになっていたのね」
「患者以外の女性と二人っきりなんて初めてですので…よければ場に居てくれませんか?」
加賀「私達でよければいいわよ」
「ありがとうございます」
瑞鶴「多摩はこの部屋にいるのよね?多摩、先生を連れてきたわよ」ガチャ
下1~3高コンマ 部屋の様子や多摩の状況、その他を
404 : 以下、名... - 2018/02/18 18:55:23.71 1ltta0EUO 207/481鬼の形相(緊張してる)
多摩 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
瑞鶴「…めちゃくちゃ機嫌悪くない?なんかオーラを感じるんだけど」
加賀「まさか約束の時間に遅れたんじゃないの?」
「それはありせん!まだ約束の時間までは余裕があります!」
多摩「……おい」
瑞鶴「ひぃ」
多摩「…何故お前達がいる?」
加賀「先生に同席を頼まれたのよ。何か不都合でもある?」
多摩「……いや」
瑞鶴「なんであんなに機嫌悪いのよ!」ヒソヒソ
加賀「虫の居所が悪いのかしら?」
「あんなに怖い人だとは思っていませんでした…電話の時とはかなりイメージが違います…」
多摩「……」
加賀「……二人はほとんど初対面なんです。私が間に入ってもいいかしら?」
「お、お願いします…」
多摩「…好きにしろ」
加賀「じゃあまずは簡単な話から……」
下1~3高コンマ 二人の話題やその他起こったことを
408 : 以下、名... - 2018/02/18 19:23:32.88 qaKyqwvG0 210/481多摩の様子がおかしい
指先がチリチリする、口の中はカラカラで、目の奥が熱そう
ーー
加賀「簡単な自己紹介や趣味の話も終わったわね。二人共どうかしら?」
「いえ、まぁ……その…はい…」
多摩「……」ゴクゴク
瑞鶴「ねぇ多摩、貴女さっきからずっと水か何かを飲んでる音がするわよ。大丈夫?」
多摩「…問題ない」パチパチ
加賀「なんでそんなに瞬きが多いの?目でも乾燥してるの?」
多摩「……なんでもない」
加賀「ずっと指先も気にしてるみたいね。ひょっとして体調でも悪いの?」
多摩「私は何も問題ないんだ」
「はい、確かに体調に問題はないと思います。ただ、緊張しているのか……機嫌が悪いのか…だと…思います」
瑞鶴「…どうする加賀?このまま二人っきりにしても多分会話なんか成り立たないわよ?」
加賀「せめて多摩がいつもの調子に戻ってくれたらいいのだけど、それも難しそうね」
多摩「……」ゴクゴク
「えぇっと……」
瑞鶴「ど、どうするのよぉ…」
下1~3高コンマ 次の展開や話題、その他起こったこと等
413 : 以下、名... - 2018/02/18 19:50:15.42 Pgc2suc3O 213/481多摩が単刀直入に
好きです。貴方は私が好きですか。と
加賀「このまま会話を続けても意味は無いでしょう。多摩、言いたいことがあるなら言いなさい」
多摩「…わかった」
瑞鶴「多摩…?様子がおかしくない?」
多摩「……覚悟を決めるにゃ」
多摩「ふぅ…ふぅ…ふぅ…ふぅ…」
加賀「…どうしたの?」
「……いけません!」
多摩「ひっひっひっひっひっ…」
「多摩さん、ゆっくり、ゆっくりと呼吸して下さい」
多摩「ひっ……ひっ……」コクリ
加賀「な、何?どうしてしまったの?」
瑞鶴「多分過呼吸ね。よほど緊張していたのかしら…」
「ん……?緊張していた…?ということは…機嫌が悪いわけではなかった…」
多摩「ひゅう……ひゅう……ありがとう、もう大丈夫です」
多摩「……先生、聞いて欲しいことがあります」
「なんでしょうか…?」
多摩「以前病院で貴方を見かけた時に……一目惚れでした」
多摩「私は貴方が好きです」
瑞鶴「もう告白!?」
加賀「無駄に話をするより、その方がいいでしょう」
多摩「貴方は…私のことが好きですか?」
「安価」
下1~3高コンマ 告白の返事や台詞、その他行動等
421 : 以下、名... - 2018/02/18 20:32:37.98 IGkX8MAN0 217/481私はまだその答えを答えられるほど貴方を知りません
だからお友達から始めてみませんか?
「私はまだその答えを答えられるほど貴女を知りません」
多摩「ひぐぅ……」
「だから……お友達から始めてみませんか?」
多摩「こんな…私でも…友達になってくれるんですか…?」
「ええ、よろしくお願いしますね」ニコッ
瑞鶴「とりあえず断られなくてよかったわね多摩!」
加賀「これから好意を抱いてもらえるかは、貴女次第よ」
多摩「……」
加賀「多摩、どうしたの?」
下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他
424 : 以下、名... - 2018/02/18 20:57:24.91 8bbLfB2jo 219/481嬉しさの余り野生の猫みたいになる
多摩「にゃあん……」
加賀「多摩…?」
瑞鶴「これは…多摩の猫モードね!」
加賀「猫…?何なのそれは?」
瑞鶴「多摩が嬉しい時になるヤツなの!滅多に見れないらしいわ!」
多摩「うにゃ……うにゃぁぁん…」クネクネ
「これは……?」
多摩「にゃあ……」
「さっきと比べてこの変わり様…まさか、多摩さんは二重人格なんですか?」
加賀「そうじゃないわ、さっきまでは緊張してただけね」
瑞鶴「あんな怖そうな多摩さんなんて滅多に見ないわ!」
「そうだったんですね…」
加賀「素に近いのはさっきの多摩かもしれないけど、こうやって猫っぽいのが普段の多摩ね」
瑞鶴「でも二重人格なんかじゃないから安心して下さい!」
多摩「うにゃ……にゃあにゃあ…」
「安価」
下1~3高コンマ 台詞や行動その他起こったことを
431 : 以下、名... - 2018/02/18 21:34:27.89 49E0xlATO 222/481喉元こちょこちょしてみる
「……」こちょこちょ
多摩「にゃあん…!うにゃ……」
加賀「貴方…もしかして猫が好きなの?」
「えぇ……実家では猫を飼っていたんです」
瑞鶴「多摩はどう?その猫みたいな感じ?」
「私の猫とは違いますが…この反応は猫そのものですね…」ナデナデ
多摩「にゃ……」ゴロゴロ
「……こうして見ると、多摩さんは可愛いですね」
加賀「そうね、さっきまでの印象では可愛いなんて思えないわね」
多摩「うみゅ……にゃあ~……」
「さっきまでは多摩さんは軍人というか、教官らしい人だと思っていたんです」
瑞鶴「立場的には間違ってはいないけど、多摩はそんなイメージじゃないわね」
加賀「もっと猫らしいもの」
「そうだったんですか……」
下1~3高コンマ この後の展開や誰かの台詞を
438 : 以下、名... - 2018/02/18 22:02:22.69 w9dn4ClGo 225/481医者「やっぱ無理」
加賀「可愛いというのなら、多摩の気持ちに応えてあげたらいいんじゃないの?」
「いえ…やはりそれは無理です」
瑞鶴「どうして?やっぱり多摩はタイプじゃないの?」
「…これは私の問題なんです。私には妻どころか彼女が居ないのは知ってますよね?」
瑞鶴「前に言ってましたもんね。その時は出会いがないから~とか言ってたけど…」
「実は彼女が居ないのは、出会いが無いからではなかったんです」
瑞鶴「じゃあどういうこと?」
加賀「まさか……!貴方はホモだというの!?」
「それは違います!」
「違いますが……ある意味では同じかもしれません」
加賀「ホモは私の敵なのよ」
瑞鶴「でも同性愛じゃないなら、理由は何なの?」
「私は…………女性不信なんです」
瑞鶴「女性不信って?」
加賀「言葉の意味の通りよ。女の人が信用できないのよね?」
「それもありますが、私の場合は女性を恋愛対象にできないんです」
瑞鶴「それって……」
加賀「そんな症状なら、彼女ができなくて当たり前ね」
瑞鶴「でもそれを治さないと、将来結婚も何もできませんよ?」
「私に寄ってくる女性はお金目当ての人が多くて…結婚なんて考えたくもありません」
加賀「かなり重症ね」
「なので多摩さんが私のお金以外に惚れたと言ってくれたことは嬉しかったのですが……」
瑞鶴「まだ付き合うとかは考えられないんですか?」
「……無理です」
加賀「でも多摩は貴方に好意を抱いている。これは事実よ」
「……そのようですね」
瑞鶴「でもこれから多摩さんのことが好きになるかもしれませんよね?まだ可能性はあるってことですよ」
下1~3高コンマ 誰かの台詞、行動他
456 : 以下、名... - 2018/02/18 22:36:05.66 tI+HmenK0 229/481瑞鶴「一度一緒に遊びに出掛けるのはどうですか?」
瑞鶴「一度一緒に遊びに出掛けるのはどうですか?」
「デートというものですね…」
加賀「それすら抵抗があるというの?」
「女性と二人きり……考えただけで鳥肌が…」
瑞鶴「相当なものなのね…」
加賀「でもこういうのを経験しないと、多摩も納得しないんじゃないかしら」
「そうかもしれません…」
加賀「多摩は貴方のことを好きなのはわかってるでしょう?貴方の膝で寝てるくらいだものね」
多摩「すう…すう……」
「多摩さんは猫だと思えば可愛いんですが……やはり女性と考えると…」
瑞鶴「……なら、こういうのはどうかしら?デートって言っても、今の多摩さんなら一日中なんて無理だと思うの」
加賀「緊張で倒れてしまうのがオチでしょうね」
瑞鶴「だからね…………」
ーー
「多摩さん、先日以来ですね」
多摩「……そうです…ね…」
「それでは予定通り、例のお店に行きましょう」
多摩「はい……お願い…します…」
加賀「二人は無事会えたみたいよ」
瑞鶴『じゃあ加賀は二人の尾行をお願い!』
加賀「任せておいて」
瑞鶴『ふふふ…まさか二人は尾行されてるなんて気付かないでしょうね!』
瑞鶴『いきなりデートっていうのは二人共レベルが高い。だから仕事の終わった夜にご飯だけ一緒に食べてもらうの!』
瑞鶴『そしてその食事をする場所は、私達が予め予約…もとい話を通しておいたお店で行う』
瑞鶴『そうすることで先生も二人っきりじゃないと安心できるし、多摩さんも緊張がほぐれるはず!』
瑞鶴『ただ!結果だけ聞いててもつまらないから、こうやって加賀には尾行してもらっているのよ!』
加賀「貴女は電話でも生き生きしてるわね」
瑞鶴『本当は私も行きたかったけど、飛鳥が先生に懐いてるから、万が一を考えて同行してないだけなんだから!』
加賀「尾行という行動を考えたら、貴女が留守番は正解ね」
瑞鶴『ねぇ、そろそろお店に着いてもいいんじゃない?』
「このお店なんですよね?」
多摩「はい……」
加賀「……えぇ、たった今着いたわ」
瑞鶴『じゃあ加賀は裏口から入って二人の様子を観察してて!』
加賀「了解したわ」
ーー料亭竜宮
加賀「あの二人は何処に座ったの?」
「あそこなのね!加賀さんは隣の部屋で聞き耳立てて欲しいの!」
加賀「わかったわ」コソコソ
加賀「さて、二人の様子は……」
「多摩さん、何から頼みますか?」
多摩「貴方の…好きなもので……」
加賀「多摩…ガチガチじゃない…本当に大丈夫かしら……」
下1~3高コンマ 食事中の出来事や台詞、会話等を
465 : 以下、名... - 2018/02/18 23:16:25.67 uzwNmawSo 236/481ガチガチの多摩を見て少し笑ってる医者
ーー
「この料理本当に美味しいですね。流石は艦娘さんが……」
多摩「は…はい……」カタカタ
「どうされましたか?」
多摩「い、いえ……なんでも…」プルプル
「……ふふふ、そんなに緊張しないで下さい。お箸もまともに持ててないじゃないですか」
多摩「う…………」
「この前とは本当にイメージが違いますね…」
多摩「……」
多摩「こんな私じゃ……貴方に釣り合いませんか?」
「そういうことではありません。ただ、そんなに緊張しないで欲しいんです」
多摩「無理……です…」
多摩「好きな人の前で……平常心でいられる程…私は……」
「…次何を頼みましょうか?」
多摩「えっと……あの…」カタカタ
加賀「…これは良くないわね。なんとか持ち直すかしないと…」
加賀「私にできることは限られているの。多摩…頑張るのよ…」
下1~3高コンマ 次の展開や誰かの台詞、行動他
474 : 以下、名... - 2018/02/18 23:43:15.96 tI+HmenK0 239/481医師が私も緊張しているから似た者同士ですねと震えている手を見せる
ーー
「多摩さん…何も緊張しているのは貴女だけではないんです」
多摩「え…?」
「私の手を見て下さい……」プルプル
多摩「左手が…震えてる…」
「…多摩さんには正直に言っておかなければいけませんね。多摩さん、聞いて欲しいことがあります」
多摩「なん…ですか……?」
「私は女性不信なんです。女性を信用することもできないですし、恋愛対象とも思えません」
「原因は過去に私が女性に騙されたことなんです。それから私はもう…女性を…」
「だからこうやって個室で二人っきりの状況というもの、かなり緊張するんです」
多摩「じゃあ…私と会うのは…嫌々だったんですね……」
「喜んでいたかと言われれば、そうではありせんね」
多摩「ごめんなさい……ごめん…なさい…」
「でも……多摩さんからは女性のあの嫌な感じがしないんです」
「緊張はしてますが、嫌悪感はありません」
多摩「じゃあ……!」
「ですが、今すぐ多摩さんと付き合えるかと言われれば、それはまた別です」
多摩「……」
「だから多摩さん…私に貴女を信じさせて下さい」
多摩「……え…」
「以前も言いましたが、ちゃんとお友達から……お願いできますか?」
多摩「安価」
下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他
479 : 以下、名... - 2018/02/18 23:59:30.75 G5YfLE8j0 243/481口を湿らそうとしてお茶を飲み損ねて盛大にむせる
答えはok
多摩「ふぅ……ふぅ……とりあえずお茶を…」スッ
多摩「…ふぐっ!ゲホっ!!…けほっ!」
「多摩さん!?」
多摩「だ、大丈夫にゃ……飲み損なっただけにゃ……」
「え、その語尾…?」
多摩「…これが多摩の普段だにゃ。先生、こちらこそお願いするにゃ」ペコリ
「…そういうことですか。こちらこそ宜しくお願いします」
多摩「絶対に…貴方に好きなってもらうにゃ!」
加賀「なんだかんだいい展開になったみたいね。私はついてこなくてもよかったじゃない…」
ーー
482 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/02/19 00:11:19.75 3ajN0DYO0 245/481まだ何人も残ってますが、全員解決させたいです
引き続きネタ、コメントはお待ちしてます