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【艦これ】龍驤「足りないもの」その2【安価】(3)
ーー
瑞鶴「提督さん、居る?」ガチャ
提督「…瑞鶴か。どうしたんだ?」
瑞鶴「どうしたのかはこっちが聞きたいのよ。今日はどうしたの?西の方に出撃するはずよね?」
瑞鶴「それなのに皆んな鎮守府の中に居るし…急に皆んな休みを取ったの?」
提督「いや…少し事情があってな」
瑞鶴「それって、龍驤さんが執務室に居ないのと関係してる?」
提督「…そうだ」
瑞鶴「いつもの龍驤さんなら朝早くに出撃したり、鎮守府の何処かで元気そうな声を聞いてたけど、今日は全く聞こえないのよ」
瑞鶴「飛鳥も反応しないから、何処かの部屋にずっと居るの?」
飛鳥「……」
提督「…瑞鶴は龍驤が心の健康を崩すことがあるのは知っているな?」
瑞鶴「あぁ……そういうことなのね。でも、代わりに私達が居るじゃない。練度は及ばないけど、龍驤さんの代わりになら頑張るわよ?」
提督「…龍驤だけが調子悪いなら、瑞鶴や翔鶴に頼んでいたさ」
瑞鶴「まだ何かあったのね?」
提督「…北上も心の病を抱えているのも知っているか?」
瑞鶴「…………知らなかったわ。あんな緩い感じなのに、色々と抱えているのね」
提督「…これは俺から説明したくない。葛城や神通辺りから聞いてくれると助かる」
瑞鶴「成る程ね……龍驤さん絡みだってことはよくわかったわ。でもその二人が……」
ああああぁぁぁ~~~!!
瑞鶴「何今の声!?」
提督「……北上の叫び声だ」
瑞鶴「うそ……そんなに悪いの?」
提督「…薬が効けばかなりマシになるらしい。だからまだ効いていないんだろう」
瑞鶴「病院にはちゃんと行ってるのよね?」
提督「…本人が絶対行かないと言い張っている」
瑞鶴「なら私が無理矢理にでも連れていくわ。私が通ってる病院って神経内科もあった筈だから」
提督「…無理はするな。以前多少強引に連れて行こうとはしたんだが、もし強引に連れて行ったら工作艦としての役割を破棄する…と脅されたんだ」
瑞鶴「…………一筋縄ではいかないみたいね」
瑞鶴「……あ!もしかして今日皆んな出撃してないのって、それが原因?」
提督「…そうだ。龍驤だけならともかく、北上まで体調不良となると、艦隊が動けないんだ」
瑞鶴「確かに夕張一人じゃ厳しいでしょうね。でも明石に……」
提督「明石には艤装を任せられない」
瑞鶴「…即答ってことは、よっぽど明石のこと信頼してないのね」
提督「当たり前だ。あいつは龍驤のことを……」
瑞鶴「はいはい、そんなに怒らないで。でもそっか、今日は臨時の休みみたいなものなのね」
提督「…そう思ってくれて構わない」
提督「…俺はこの後龍驤の元へ向かう。瑞鶴も今日は好きにするといい」
瑞鶴「そう言われても…急だから困るわね」
提督「…言い忘れたが演習も無理だ。艤装を使わないトレーニングならやってくれて構わない」
瑞鶴「うーん……どうしよう…」
提督、少しいいかしら コンコン
提督「…いいぞ、入ってきてくれ」
ガチャ
雲龍「安価」
下1~3高コンマ 雲龍の台詞、行動他
681 : 以下、名... - 2018/02/08 19:30:09.43 hwAvHnXN0 325/493あら?初めましてね瑞鶴さん
雲龍「あら?初めましてね瑞鶴さん」
瑞鶴「そうね、なんだかんだで雲龍とは初めてね」
提督「…そうか二人は同じ艦隊になったこともないのか」
雲龍「彼女と私は出撃時間もまるで違うわ。挨拶が遅れてごめんなさい」
瑞鶴「それはこっちもよ。あと、私には敬語じゃなくていいから」
雲龍「そう…ならよろしく瑞鶴」
瑞鶴「よろしくね雲龍」
雲龍「そうだ提督、今日出撃がないのは、龍驤さんと北上さんの体調が悪いの?」
提督「…そうだ、二人とも寝てるよ」
雲龍「やっぱりそうだったのね…わかったわ」
瑞鶴「流石はここの古参ね。大体のことは理解してるのね」
雲龍「えぇ、二人とは付き合いも長いの」
提督「…葛城が来るまではずっと正規空母一人で頑張ってくれていたんだ。雲龍には感謝しかない」
雲龍「いいわ、それが私の仕事だもの」
提督「…そうだ、親睦を深める為にも二人で出かけてきたらどうだ?」
瑞鶴「私は嬉しいけど、本当にいいの?」
提督「…あぁ、出撃もできないしな。外出許可も出そう」
提督「それに少しくらいなら金も出してやる。どうだ?」
瑞鶴「私はいいけど…雲龍は平気?飛鳥が居るっていっても、迷惑かけると思うわ」
雲龍「迷惑をかけるくらい、そんなの気にしないわ」
瑞鶴「…じゃお言葉に甘えよっかな」
提督「…気をつけて行ってこいよ」
下1~3高コンマ 二人の向かった場所やその他
685 : 以下、名... - 2018/02/08 19:47:25.88 KxPukpah0 329/493鳳翔さんのお店
ーー
瑞鶴「ここは?鎮守府からは近いみたいだけど」
雲龍「ここは鳳翔さんのお店よ。鳳翔さん、久しぶりね」
鳳翔「あら雲龍ちゃん!それに……瑞鶴ちゃん?お友達も連れてきてくれたの?」
雲龍「彼女は別の鎮守府からこっちに来たの。私もちゃんと会うのが今日初めてなの」
瑞鶴「あの、いきなりで申し訳ないんですがここって犬は大丈夫ですか?私この子居ないと……」
鳳翔「ええ、盲導犬も大丈夫よ。はっちゃん、奥の座敷に案内してあげて」
はい、どうぞこっちに来て下さい
雲龍「瑞鶴、嫌いなものはある?」
瑞鶴「別に無いわ、なんでも食べるわよ」
雲龍「じゃあ…適当につまめるものを持ってきてもらえるかしら?」
はい、すぐに持ってきますね
雲龍「ここは安くて美味しいから、一人でもよく来るの」
瑞鶴「そうなのね…ま、時間はあるんだし、ゆっくり話しながら食べましょう」
下1~3高コンマ 食事中二人の話題、その他
691 : 以下、名... - 2018/02/08 20:03:10.93 yJ5XPq700 332/493雲龍「以前、不知火と来た酒場は
……旨いけど値が高かった」
ーー
瑞鶴「うん、美味しいわねこのサラダ」
雲龍「はっちゃん特製サラダ…ね。提督が出してくれるって言っても、そこまで高いものは食べれないから、ここは本当にいいの」
瑞鶴「このお魚も美味しいし、かなりいいお店じゃない」
雲龍「以前、不知火と来た酒場は……旨いけど値が高かったの」
瑞鶴「不知火……まだ一緒になったことないわね」
雲龍「お洒落に気を使う子なの。この前着てた猫のパーカーは可愛かったわ」
瑞鶴「私は見えないけど、今度触らせてもらおうかしら」
瑞鶴「でも酒場ってどういうところなの?行ったことないから想像できないのよ」
雲龍「そうね、カフェのお酒版…みたいな感じかしら」
瑞鶴「うーん…なんとなく想像できるような…」
瑞鶴「でもそういうとこって私は難しそうね。盲導犬連れてると、結構入れないお店多いのよ」
雲龍「そういう話は聞いたことあるけど、本当はダメなんでしょ?」
瑞鶴「ダメって言っても後で指導が入るだけで、その時私みたいなのが入れないのには変わらないの」
雲龍「……そう」
瑞鶴「ねぇ、雲龍はあの鎮守府に昔からいるのよね?一つ聞いてもいい?」
雲龍「えぇ、いいけど」
瑞鶴「古参ってことは、龍驤さんが怪我したり北上が暴れるのも知ってるのよね?」
瑞鶴「最近だと私も加わったけど……私達のことどう思ってる?」
瑞鶴「障害のある私達なんかより、やっぱりちゃんとした仲間が欲しかった?」
瑞鶴「何を言われても誰にも言わないから……正直に言って欲しいわ」
雲龍「安価」
下1~3高コンマ 雲龍の台詞、行動他
696 : 以下、名... - 2018/02/08 21:00:18.21 61/ZXNtB0 336/493昔いた世紀末系の鎮守府の人達に比べれば全然普通だと思う
雲龍「昔いた世紀末系の鎮守府の人達に比べてたら、全然普通だと思うわ」
瑞鶴「世紀末系…?」
雲龍「明日食べるものも無く、燃料弾薬は常に枯渇…大破しても一週間は治らない。そんな感じよ」
瑞鶴「壮絶ね………」
雲龍「提督はそんなところから私を救ってくれたの。だから提督を裏切ることなんてしないわ」
瑞鶴「だから、ずっと一人で出撃できたのね」
雲龍「どんなに辛いことがあっても、あの鎮守府よりはマシなの」
雲龍「瑞鶴、逆にこっちから質問いいかしら?」
瑞鶴「雲龍には私の質問に答えてもらったんだし、もちろんよ」
雲龍「貴女がそういう質問をするってことは、やっぱり人の目が気になるの?」
雲龍「龍驤さんは気にしてないみたいだけど、貴女はそうなってまだ日が浅いでしょ」
雲龍「そもそも他人の目なんか見えないと思うのだけど……そうなってしまって貴女は受け入れられたの?」
瑞鶴「安価」
下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他
704 : 以下、名... - 2018/02/08 21:41:13.75 gY0c/jhK0 339/493気にしても仕方ないと思ったわ、今の私に出来ることを探さなきゃ提督に捨てられるって思ったわ、結果はご存じの通りだけどね
瑞鶴「気にしても仕方ないと思ったわ。今の私に出来ることを探さなきゃ提督に捨てられるって思ってたし。ま、結果はご存じの通りだけどね」
雲龍「そんなに頑張った貴女を捨てるなんて…信じられないわ」
瑞鶴「でもそのおかげで、ここでは活躍させてもらってるんだし。そういう運命だったと思ってるわ」
雲龍「運命……そうね、素敵な言葉」
瑞鶴「私と雲龍に共通してるのは、提督には感謝しかないって所ね」
雲龍「私は世紀末から救ってくれた。貴女は盲目であることを受け入れてくれた」
瑞鶴「本当に……感謝ね」
瑞鶴「はぁあ~これで提督に龍驤さんが居なかったら、惚れちゃう所なんだけどなぁ…」
雲龍「私がここに来た時から、二人は恋人だったのよ」
瑞鶴「どうやっても無理かぁ…」
雲龍「それに龍驤さんが居なかったとしたら、この鎮守府に貴女が来ることはなかったわね」
瑞鶴「それも運命……か」
雲龍「いいじゃない、貴女には加賀さんがいるんでしょう?」
瑞鶴「ブッ!!だ、誰がツンデレ空母なんか!!」
雲龍「提督が言ってたもの。加賀とは仲良くやってるみたいだって」
瑞鶴「提督め……!」
下1~3高コンマ 次の話題やその他行動を
708 : 以下、名... - 2018/02/08 22:01:27.39 9+GHdhDBo 342/493翔鶴、派生して姉妹艦について
雲龍「そういえば貴女はお姉さんも一緒に来たのよね」
瑞鶴「結果的にはそうなったわね。翔鶴姉ったら…」
雲龍「妹思いのいいお姉さんだと思うわ」
瑞鶴「いい姉だとは思うんだけど、過保護すぎるのがちょっとたまに傷よね」
雲龍「あぁ……確か貴女の荷物に紛れてここまで来ようとしたのよね?」
瑞鶴「そのおかげで私は着替えどころか下着まで無くしちゃったのよ!」
雲龍「じゃあ今下着とかはどうしてるの?」
瑞鶴「普段着はお古を皆にもらって、下着は支給品よ」
雲龍「あの色気の無い下着を穿いているの?」
瑞鶴「私は見えないし、別にいいのよ」
雲龍「でもせっかく女の子なんだし、可愛いのは持っててもいいと思うわ。この後一緒に買いに行かない?」
瑞鶴「え~でも加賀は別に何も言ってなかったし…」
雲龍「…?何故そこで加賀が出てくるの?下着の話よね?」
瑞鶴「!!!!そ、そうね!可愛いのが欲しいし買い物に付き合ってくれない!?」
雲龍「え、でも……」
瑞鶴「さぁ!!早く行きましょう!!」
ーー
瑞鶴「さぁ買い物よ!!」
雲龍「そんなに慌てる必要があったのかしら…?」
瑞鶴「なんでもいいの!とにかく普段着と下着を買うんだから!」
雲龍「わかったわ、私が貴女のを選ぶのよね?」
瑞鶴「サイズは教えた通りだから、私に似合いそうなものをお願いね」
雲龍「自信はないけど、頑張って選んでみるわ」
下1~3高コンマ 雲龍の選んだ服や下着等
716 : 以下、名... - 2018/02/08 22:34:37.82 ME1wdmqd0 346/493紫のスケスケランジェリー
雲龍「とりあえず下着を選んでみたわ」
瑞鶴「これ?……なんか手触りが変というか…薄いというか…」
雲龍「紫のスケスケランジェリーにしてみたの」
瑞鶴「ちょっと!?」
雲龍「試しに着けてみましょう。試着室に入るわよ」グイッ
瑞鶴「え、あ!ちょっと~~!」
飛鳥「……」
雲龍「貴女のことがあるから二人で試着室に入れたわね。さぁ、穿いてみて」
瑞鶴「うぅぅ…これって透けてるのよね?試着だから下着の上から穿くとはいえ…恥ずかしい…」
雲龍「慣れるしかないわ。これを買ったら直接穿くんだからね」
瑞鶴「えぇ………もう…」脱ぎ脱ぎ
瑞鶴「………どう?着けて…みたけど…」
雲龍「下2」
下2 雲龍の台詞、行動他
722 : 以下、名... - 2018/02/08 22:57:49.94 qIWh5sYrO 349/493提督に写メ送ったけど中々好反応よ
雲龍「うん…うん……」
瑞鶴「雲龍?どうしたの?」
雲龍「提督に写メを送ったのだけど、中々好反応よ」
瑞鶴「貴女は何をしてるのよ!?」
雲龍「だって男の人の反応が気になるでしょ?下着姿を見られるとしたら男性じゃない」
瑞鶴「あ、え、っと、まぁ……そうね」
雲龍「うん……成る程紐のパンツも有りなのね。瑞鶴、それも持ってくるから少し待っててちょうだい」
瑞鶴「は!?私下着姿なんだけど!?」
雲龍「外に犬もいるから大丈夫よ。すぐ戻るわ」ガラッ
瑞鶴「ちょっと!!……もう、なんなのよぉ」
瑞鶴「提督も提督で、何アドバイスしてるの…龍驤さんバレたら怒られるわよ?」
瑞鶴「はぁ…………」
瑞鶴「これ……似合ってる、のか」
瑞鶴「……喜んでくれるかな…」
瑞鶴「……うふふっ」
ーー
雲龍「結局あの下着は買ったのね」
瑞鶴「紐のやつも…似合うっていうから…」
雲龍「えぇ、間違いなく似合ってたわ」
瑞鶴「でもこれが結構いい値段したから、服は買えなかったわね」
雲龍「提督が出すっていってたから、お金は払ってくれたと思うわよ?」
瑞鶴「服くらい自分で買うからいいわよ。それより、次はどうする?」
下2 次の目的地や帰るかどうかを
729 : 以下、名... - 2018/02/08 23:30:24.77 /T1ufEEFO 353/493エステなんて行っちゃったり
ーーエステサロン
瑞鶴「雲龍、私こういう所来るの初めてなんだけど…」
雲龍「勿体ないわよ、瑞鶴は肌がキレイなんだしエステには行った方がいいわ」
瑞鶴「ねぇ、エステって……なに?」
雲龍「お肌の手入れだったり、マッサージしてくれたり、後は脱毛とかもやってるわね」
雲龍「スタッフも全員女の人だし、安心できるのよ」
瑞鶴「安心……?」
雲龍「受けるエステにもよるけど、基本的にここでは裸になるの」
雲龍「裸にタオル一枚だから、もし男の人がいたら大変でしょ?」
瑞鶴「……そうね」
雲龍「私はいつものにするけど、瑞鶴はどうする?」
瑞鶴「そんなの急に言われても…エステに来たことないのよ?」
雲龍「なら、おススメを何個か言っていくから、したいのがあれば言ってみて」
瑞鶴「…そうするわ」
下2 雲龍のエステ内容
下4 瑞鶴のエステ内容を
734 : 以下、名... - 2018/02/08 23:47:25.96 A6UypoFPo 356/493全身のオイルマッサージ
735 : 以下、名... - 2018/02/08 23:47:46.02 iJH0uqY2o 357/493豊胸マッサージ
ーー
雲龍「うぅん……はぁ…」
瑞鶴「ねぇ雲龍、大丈夫?全身オイルマッサージなんて、エロいことしか考えられないんだけど」
雲龍「思わず…声が出るくらい…気持ちいいのよ…ぁん…」
雲龍「それより…瑞鶴が豊……」
瑞鶴「雲龍、それ以上は言わなくていいわ」
雲龍「……胸のマッサージを…してほしいなんて…想像できなかったわ…」
瑞鶴「……私って人より胸無いじゃない?少しでも大きい方がいいかなって…」
雲龍「胸なんて…大きくても…邪魔なだけよ…」
瑞鶴「うるさい!アンタはどうか知らないけど、雲龍が乳デカイのは知ってるんだからね!」
雲龍「…想像に任せるわ」
瑞鶴「せめて人並みでいいから、私が胸が欲しいのよ……!」
雲龍「大きくなると…いいわね…」
瑞鶴「他人事だと思ってぇ!」
雲龍「はぁん……んん……」
瑞鶴「…ねぇ、よくここには来るの?」
雲龍「そうね…休みの度に…ここには来てるわ…」
瑞鶴「休みって言っても、そこまで多くないでしょ?正規空母は貴女一人なんだし」
雲龍「そうでも…なかったわ…今日みたいな日は…何回かあったし…休みも…定期的にあったから…」
瑞鶴「提督さんよく休ませたわね…」
雲龍「提督は…そういう人…だから…」
瑞鶴「凄いなぁ…提督さん」
雲龍「提督には…感謝しかないわ…世紀末鎮守府にいた頃は…肌もボロボロで…抜け毛も酷かったし…」
雲龍「こうやって…エステに通えてるだけで…幸せなの…」
瑞鶴「…うん、私もここに来れて幸せね」
雲龍「瑞鶴は…自分からここに来たんでしょ…?」
瑞鶴「だから…受け入れてくれて…ありがとうってこと…」
雲龍「……ねぇ、瑞鶴…こんな噂…知ってる?」
雲龍「また…貴女や龍驤さんみたいな艦娘が…来るかもって…」
瑞鶴「…知ってるわ。提督さんに、そういう手紙が来たって」
雲龍「その艦娘……天城かもしれないの…」
瑞鶴「天城って、貴女の妹艦よね?よかったじゃない!」
雲龍「ええ……これで雲龍型が…揃うものね」
雲龍「それで瑞鶴…もし天城が…貴女と同じだったら…仲良くしてくれる?」
瑞鶴「…当たり前じゃない!」
瑞鶴「天城が私と同じじゃなかったとしても、仲良くするに決まってるわ!」
瑞鶴「私が差別でもすると思ってるの?」
雲龍「そうね…瑞鶴は…そんな人じゃないものね…」
瑞鶴「身近な人に障害があって戸惑うかもしれないけど、全てを受け入れてあげて欲しいの」
瑞鶴「あと、決して特別扱いはやめてあげてね?」
雲龍「アドバイス…ありがとう…」
瑞鶴「どう致しまして!」
雲龍「貴女に…聞いておいて…よかったわ…」
ーー
瑞鶴「今日は予想外に休みで戸惑ったけど、いい休日になったわ!」
雲龍「えぇ、ほんとにいい一日だったわ」ツヤツヤ
瑞鶴「龍驤さん元気になってるかなぁ?」
雲龍「多分良くなってるわ。お土産でも買って帰りましょう」
瑞鶴「いいわねそれ!提督さんにも良くしてもらったし!」
雲龍「この近くに美味しいスイーツ屋さんがあるからそこに行きましょう」
瑞鶴「ええ、案内頼むわね!」
雲龍「……瑞鶴、一つ聞いていい?」
瑞鶴「え、なに?」
雲龍「……胸は大きくなりそう?」
瑞鶴「…………私も休みの度にここ通うつもり」
ーー
ーー
北上「全くさ~なんであたしが瑞鶴のお供なんてしなくちゃいけないのさ」
瑞鶴「だって今の鎮守府に移ってからは、初めてこの病院に来るんだもん。何かあった時の為に北上が居てくれたら安心でしょ?」
北上「でもさ~その間鎮守府の工廠止まっちゃうんだよ?今日は色々整備も多かったのに…」
瑞鶴「でも提督が許可したんだし、なんとかなるんでしょ。ほら、貴女はちゃんと私をエスコートして」
北上「うぇぇ~めんどくさー…犬がいるからいいじゃん…」
飛鳥「……」
ーー病院
北上「はぁ…着きましたよ~っと…」
瑞鶴「わざわざ悪かったわね。直ぐに済むと思うから、適当に待っててちょうだい」
飛鳥「……」
北上「適当って言われてもここ病院だし…ゲームでも持ってくればよかったな~」
北上「いっそのこと…寝てよっかな…」
「すいません、お連れの方ですね?案内しますのでこちらでゆっくりとしていて下さい」
北上「…はいはい」
北上「なんで移動させられたかと思ってたけど、よく考えたらあんなとこにあたしが居たら邪魔か」
北上「手すりを使って歩く人もいるだろうしね~」
北上「…でもなんでこんなとこ連れてこられたんだろ?個室みたいな…」
北上「ここしか空いてる部屋がなかったのかなぁ?」
コンコン
「失礼、貴女が北上さんですね?」ガチャ
北上「え、まぁ……はい」
「緊張なさらずにゆっくりでいいので、私の質問に答えてくださいね」
北上「はぁ……?」
「あ、申し遅れました。私はこの病院で神経内科を担当している者です」
北上「…………!!」
「本日はどうかよろしくお願いします」
北上「……あのクソアマ!!」
北上「メクラのくせにあたしを騙したのか!!」
北上「許せない……!ぶっ殺して……!!」
「落ち着いて下さい、これは提督さんにも協力してもらっているんです」
北上「はぁ!?」
「貴女にちゃんとした治療を受けてもらいたい。これは提督さんだけではなく、鎮守府の皆さんの意見なんです」
北上「……チッ」
「…どうか診察をさせて下さい」
北上「……勝手にすれば?」
下1~3高コンマ北上の病名やその深刻さを
761 : 以下、名... - 2018/02/10 18:35:30.76 b2TTfcP/0 370/493強迫性障害 かなり重症
ーー
「問診の結果、北上さんの症状はOCD、つまり…」
北上「強迫性障害でしょ……」
「…わかっていたんですか?」
北上「あたし…手ばっか洗ってたし……幻聴、幻覚も酷いし。多分…そうかなとは思ってたよ」
「ならそれがどれくらい重いものなのかも理解していますね?」
北上「…かなり重症だね」
「はい、はっきり言ってかなり悪いです」
「もっと早くに病院で治療を受けていれば、こうはならなかったんですよ?」
北上「…さっきも言ったけど、鎮守府にはあたしが居ないとダメなの。そんなホイホイ抜け出せないんだよ」
「しかし……」
北上「あんた達に強制権はない。あたしはもう帰るから」ガタッ
「待って下さい!まだ話は終わってません!」
北上「これ以上話しても無駄だって言ってるの。そっちはあたしに病名付けれたんだから満足でしょ?」
「ダメです!せめて薬を処方させて下さい!」
北上「薬なら自分で飲んでるからへーき。それじゃーね~」
ガチャ
瑞鶴「あ、北上。どう…」
北上「おいメクラ」ガッ
瑞鶴「ぅ……!」
北上「二度とこんな真似するな。わかってるよね?」
瑞鶴「ぁ………う…!」
飛鳥「ウゥゥ~~!」
北上「うるさい犬…はいはい、離せばいいんでしょ」パッ
瑞鶴「ゲホッゴホッ!…あ、貴女……!」
北上「あたし騙すくらいなんだから、一人で帰れるよね?あたしも一人で帰るから~」スタスタ
瑞鶴「…………ダメよ…」
瑞鶴「北上、このままじゃ…貴女は……」
北上「…………」
北上「……あ~~~~イライラする!!」
北上「メクラがあたしを騙したこともそうだし、提督も協力したとか…!」
北上「あたしの頭がおかしいのはわかってんの!!誰もそれに触れないで!!」
北上「あたしは……許されちゃいけないんだ。だからこの病気とは一生付き合っていく」
北上「頭がおかしくなって死ぬのが、あたしにはお似合いなんだ!」
北上「ふぅ~…ふぅ~……!」
下1~3高コンマ このあとの出来事や北上の行動など
770 : 以下、名... - 2018/02/10 19:20:57.98 /azRFmG/O 375/493飛鳥に押し倒される
北上「ひ………ひひひひ……」
北上「ど……どうせ死ぬなら……あいつも…道連れに……」
飛鳥「オンッ!」ダダダッ
北上「あ?」
飛鳥「オォンッ!」ドシッ
北上「ぅあっ!」ドサッ
飛鳥「オンッ!オンッ!」
北上「このクソ犬!あたしに何してんだ!!」
瑞鶴「あそこです!飛鳥が吠えてる所に北上は居ます!」
「わかりました!」
「拘束具用意できてます!」
「くれぐれも慎重にするんだぞ!我々が患者を傷付けたら元も子もないからな!」
「はい、わかってます!」
北上「な、なんなのさ、こんなに大勢で……」
飛鳥「オンッ!」
北上「いい加減お前はあたしの上から降りろ!」
飛鳥「オンッオンッ!」
北上「この……!」グググッ
瑞鶴「飛鳥って意外と力強いでしょ?」
北上「今度は嫌がらせ!?メクラ、とっととこのクソ犬をどかして!」
瑞鶴「……あのね北上、提督にも貴女の病名を伝えたの」
北上「な……!何勝手にしてんのさ!!」
瑞鶴「提督はね、貴女には治療に専念して欲しいみたいなの」
北上「だーかーらー!あたしが居ないと鎮守府は回らないんだよ?治療に専念なんか提督が言うはずない!」
瑞鶴「提督は……貴女を入院させることを決断したわ」
北上「う……そ……」
北上「何言ってんのさ……そんな…冗談…」
瑞鶴「多少強引な手を使っても構わないから、どうか北上を……って病院側に頼んだの」
「お願いです、どうか乱暴なことはしたくないんです」
「大人しく病院まで来てくれませんか?」
「悪いようにはしません。我々を信じて下さい」
北上「…………」
瑞鶴「北上!貴女は自分が思ってるよりも相当悪いのよ!?飲んでる薬だって、かなり強いものなんでしょ?このままじゃ貴女は……」
北上「安価」
下1~3高コンマ 北上の台詞、行動他
777 : 以下、名... - 2018/02/10 19:39:59.42 /R1We59G0 380/493やだやだやだやだやだやだ!提督!捨てないで!
北上「やだやだやだやだやだやだ!提督!捨てないで!」
瑞鶴「提督がそんな人じゃないのは貴女がよく知ってるはずよ!」
北上「そ……そうか……あたしは…龍驤さんを…殺しちゃったから……」
北上「あたしも…殺すつもりなんだ…!」
瑞鶴「北上!私の話を聞いて!」
北上「……殺す?あたしを?提督が?」
北上「ふ…ふひっ……ふひひひひ…」
殺すのは司令官やない、ウチや
北上「ひぎぃ!!」ビクッ
よくもウチを自殺まで追い込んでくれたな?
北上「ひっひっひっひっひっ!」ガタガタ
瑞鶴「なに!?どうしたのよ!?」
「幻覚を見ているのか?」
「酷く怯えている…早く拘束具を!」
「用意できました!」
……シネ
北上「あ………あぁぁぁ……!」
自分で死なれへんのやったら……ウチが連れてってたる……
北上「やめ……!やめて……!」
「君はそっちから抑えてくれ!」
「わかりました!」
お前もウチと同じ目に合わたるからな? ガシッ
「患者確保です!」ガシッ
「こっちも抑え込みました!」ガシッ
北上「ギャアァァァァァァァァァァァァ!!!!」
瑞鶴「北上!?ねぇ、何があったの!?」
北上「」
瑞鶴「あの!一体どうなったんですか?」
「北上さんを拘束したとたんに叫び始めて、今は……」
北上「」
「目は開いているんですが、体に力が入っていないようで…壊れた人形のような…」
瑞鶴「北上……?嘘でしょ…?」
北上「」
瑞鶴「…北上は良くなるんですよね!?」
「OCDは完治が非常に難しい病気です。ですが私達も最善を尽くします」
瑞鶴「……どうか北上をお願いします」
下1~3高コンマ 北上の入院中の出来事や治療状況等
784 : 以下、名... - 2018/02/10 20:16:43.96 15R2TZWo0 384/493北上様の工房組の穴埋めに超仕事中毒の秋津洲が365日24時間常に激戦の超最前線鎮守府から派遣もとい左遷してくる
ーー
瑞鶴「北上、元気にしてる?」ガチャ
北上「……お陰様でね」
瑞鶴「こうやって普通に会話できるまで回復できたんだからよかったじゃない」
北上「そりゃ一ヶ月も何にもしなかったら、悪くはならないでしょ…」
瑞鶴「よかった、日にちがわかるようになったのね?」
北上「……あたし酷かったらしいね。何言ってるかわからないし、看護師さん殺そうとしたり、飛び降りようとしたり…」
瑞鶴「その時の記憶なんて、無い方がいいのよ。気にしないことね」
北上「…迷惑かけてごめん」
瑞鶴「いいのよ、私だってみんなに迷惑かけてるんだし」
北上「迷惑ついでに…工廠のことも謝っとくね。あたしが居ないから今、すごいことになってるでしょ?」
瑞鶴「そっか…もう体調も良くなったし、言っていいわよね。あのね北上、落ち着いて聞いてね?」
瑞鶴「貴女が入院して直ぐ、他の鎮守府からまた新しい艦娘がやってきたのよ」
瑞鶴「その子は秋津洲。超最前線鎮守府から派遣……もとい左遷してきたの」
瑞鶴「秋津洲は仕事中毒かってくらいに働いてるわ」
瑞鶴「左遷されてきたってことは何か問題があるのか…詳しくは知らないけど、多分出撃関係でしょうね」
瑞鶴「秋津洲が居た鎮守府はかなりの激戦区だったらしいし…その辺は本人に聞いてみたらいいわ」
瑞鶴「でもね北上、これは提督も言ってたんだけど、決して貴女が必要無くなったわけじゃないの」
瑞鶴「貴女の帰りは提督も皆んなも待ってる。だから早くよくなって、鎮守府に帰ってきなさいね?」
瑞鶴「……皆んなの中には私も入ってるわ。私も北上のこと、待ってるから」
北上「安価」
下1~3高コンマ 北上の台詞、行動他
790 : 以下、名... - 2018/02/10 20:41:55.91 eGkDvvvo0 388/493そっかぁ……(何処か遠くを見てるような表情)
北上「そっかぁ……」
瑞鶴「北上?」
北上「そうだよね……あたしみたいなのって…用済みだよね…」
瑞鶴「ねぇ北上、そんなことないのよ?」
北上「うん、わかってるよ龍驤さん。あたしもそっちに行くから」
北上「そっちに行ったら…ちゃんと謝らせてね?」
北上「うん…ありがとう、龍驤さん……」
瑞鶴「はぁ……北上!!」
北上「ひ……」ビクッ
北上「は、あ…え……何処から幻覚だったの?」
瑞鶴「多分貴女が龍驤さんの姿か声を聞いた辺りからよ」
北上「……そっか」
瑞鶴「でもね北上、貴女のことを皆んな待ってるのは幻覚じゃないの。貴女は鎮守府に必要なの!」
北上「うん……ありがとね瑞鶴」
北上「でもさ……こうやって瑞鶴が元気付けてくれてるのも、幻覚かどうかあたしには区別できないんだよ」
瑞鶴「……」
北上「三日前なんか、龍驤さんがあたしの首絞めてたし、それより前には瑞鶴があたしを刺し殺したの」
北上「でも昨日のおかずは煮魚だったのは本当だし…」
北上「あたし……このまま死んでいくのかな…」
北上「鎮守府に……帰りたいよ…」
北上「提督……皆んな……」
下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動やその他起こったことを
795 : 以下、名... - 2018/02/10 21:01:45.00 /R1We59G0 391/493提督と龍驤がお見舞いに
提督「…北上、俺達はいつまでも待ってるぞ」ガチャ
北上「て…いとく……」
提督「…錯乱していた状態から、こうやって普通に話せるにまで回復したんだ。きっと近い内に戻れる」
北上「でもあたしはもう……」
提督「…確かに秋津洲は休もうともせずにずっと工廠に居てくれるが、それでも北上が必要なんだ」
提督「北上は皆んなの体調や調子に合わせて艤装を調整してくれていたよな?それは日が浅い秋津洲には無理だ」
提督「そして何より…皆んなお前に会いたがってるぞ」
北上「皆んなが…あたしに…」
龍驤「そうやで、北上」
北上「……その龍驤さんは幻覚?本物?」
龍驤「アホ、本物に決まっとるやろ。信じられへんのやったら手でも握ったろか?」
北上「ううん…幻覚の龍驤さんもあたしに触ってくるし…触られる感触もあるの」
北上「きっとこの龍驤さんも…幻覚かなぁ…」
龍驤「……」
北上「ねぇ龍驤さん、あたしも死んでそっちに行くから、そしたらあたしのこと許してくれる?」
北上「あたしは生きてる限り…許されないから」
龍驤「安価」
下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他
799 : 以下、名... - 2018/02/10 21:22:11.72 eGkDvvvo0 394/493阿呆、死んだら海の底からサルベージしたるわ
龍驤「アホ、死んだら海の底からサルベージしたるわ」
北上「そんなこと言うのは……本物の龍驤さんか…」
龍驤「最初からそう言うとるやろ?」
北上「だからさぁ!もう……幻覚と現実の区別がつかないんだよぉ…」
龍驤「ならウチがそのアホになった頭でも覚えられるくらい言うたるわ!ええか、よう聞いとき!」
龍驤「ウチは北上に言われたことは許すつもりはない。どれだけウチが傷付いたか…」
龍驤「例えアンタが死んでも許さん」
北上「やっぱ……そうだよね…」
龍驤「でもな、北上には感謝の気持ちもあるんや。普段から艤装も見てくれるし、この義手義足も北上らが作ってくれたやつや」
龍驤「北上がおらんかったら、ウチはここまで元気やなかったかもしれん。それについてはお礼を言う。ありがとうな」
龍驤「こうやってお礼は言うたけど、許す許さんとなったら話は別や」
龍驤「だから北上、ウチに許して欲しかったら生きろ!」
龍驤「生きて生きて生き続けたら、ウチは許したる」
龍驤「ウチより早く死んだら絶対許さんからな!地獄の果てでも怒鳴りに行ったるわ!!」
龍驤「だから…な?もう自分を追い詰めるのは…やめてええんやで?」
北上「安価」
下1~3高コンマ 北上の台詞、行動他
805 : 以下、名... - 2018/02/10 21:39:46.78 /R1We59G0 397/493あたし…居ていいんだね…龍驤さんの…となり…に…( ?ω?)スヤァ
北上「あたし…居ていいんだね…龍驤さんの…となり…に…」
龍驤「うん……だから早く戻ってきてな?」
北上「……」( ?ω?)スヤァ
提督「…安心して眠ったようだな」
瑞鶴「今のこと、覚えてるといいんだけどね」
龍驤「覚えてないっていうんやったら、覚えるまで言うたんねん!」
提督「…そうだな、本人が認めるまで言い続けてもいいだろう」
瑞鶴「早く元気になりなさいよ……」
ーー
多摩「お邪魔するにゃ~」ガチャ
北上「げ……」
多摩「多摩の顔を見てそのリアクションってことは、何を言われるのかわかってるのかにゃ?」
北上「病院に行かなかったこと…怒ってるんでしょ?」
多摩「それしかないだろ?」
北上「う……」
多摩「あ、れ、だ、け!多摩が言ったにも関わらず、北上は無視し続けて、結果こうなってるにゃ」
北上「相当怒ってるよね?」
多摩「ブチ切れにゃ」
北上「……はい」
多摩「…と、あんまり追い詰めるのも逆効果らしいからこれくらいにしといてやる」
多摩「お前は早く治して艦隊に戻ってこい。それが北上が今できる最大の恩返しだ」
北上「あの、多摩姉…」
多摩「なんだ?」
北上「……語尾」
多摩「…興奮すると語尾が消える癖、直さなきゃいけないにゃあ」
北上「そもそも変な語尾をやめたらいいんじゃ…」
多摩「それは多摩のアイデンティティに関わるにゃ」
北上「そもそも…多摩姉は何しに来たの?」
多摩「なんにゃ?可愛い妹が入院してるっていうのに、お見舞いに来ない理由がないにゃ」
北上「いや…いつもの多摩姉なら…何か理由あるだろうし…」
多摩「……」
北上「何しに…来たの?」
多摩「安価」
下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他
815 : 以下、名... - 2018/02/10 22:13:32.93 b2TTfcP/0 402/493実は多摩も入院することになったので
多摩「……実は多摩も入院することになったので、その挨拶にゃ」
北上「嘘!?だって多摩姉元気そうじゃん!」
北上「この病院に入院するんだよね?ここって形成外科とリハビリと神経内科と…あと何かあったっけ?」
北上「見た目元気そうだし…怪我もしてないよね?」
多摩「……」
北上「もしかして…相当悪い感じのやつなの?」
多摩「下2」
下2 多摩の台詞、行動他
818 : 以下、名... - 2018/02/10 22:25:27.69 15R2TZWo0 404/493最近配属された憲兵を見ると動機がして顔が赤らむ上になんだかふわふわした気分になってくる病だにゃ…………きっと多摩は長くないのにゃ
多摩「最近配属された憲兵を見ると動機がして顔が赤らむ上になんだかふわふわした気分になってくる病だにゃ…………きっと多摩は長くないのにゃ」
北上「……それマジで言ってる?」
多摩「マジだとしたら多摩は相当ヤバいにゃ」
北上「よかったぁ…冗談か…」
多摩「でも、入院するのは本当だにゃ。多摩ずっと腰が痛いって言ってたのは覚えてるにゃ?」
北上「あぁ…そういえば言ってたね」
多摩「その件で一回精密検査をすることになったんだにゃ。入院は入院でも、検査入院ってやつにゃね」
北上「なんだ…びっくりしたぁ…」
北上「多摩姉が…変な嘘言うなんて珍しかったから…ちょっと心配したじゃん…」
多摩「…北上、多摩は冗談は言うけど、嘘は言ったことないにゃ」
北上「うん…?」
多摩「北上が入院してから…新しい憲兵さんが配属されたんだにゃ…」
北上「……まさか」
多摩「その憲兵さんが…かっこよくってにゃあぁぁ…」
北上「多摩姉が…人を好きになるなんて…」
多摩「おみゃーは多摩をなんだと思ってるんだにゃ」
北上「…それで?それをあたしに言うってことは、何かあるんでしょ?」
多摩「…どうやってアプローチすればいいと思うにゃ?」
北上「それをあたしに聞くんだ…」
多摩「仕方ないんだにゃ!鎮守府には他に球磨型は居ないし、こんなこと相談できるの北上だけなんだにゃ!」
北上「そんなこと言われてもなぁ…」
多摩「いいアドバイスくれたら、今回の件は許してやるにゃ」
北上「そうだね、え~っと…」
北上「安価」
下1~3高コンマ 北上の台詞、行動他
825 : 以下、名... - 2018/02/10 22:48:41.91 /R1We59G0 408/493胃袋を掴むとか?
北上「定番だけど…胃袋を掴むとか?」
多摩「やっぱりそういうのかにゃあ…」
北上「お弁当でも作って…持っていったら喜ぶと思うよ?」
多摩「…わかった、それを試してみるにゃ。入院中は料理の本を読みまくるかにゃ……」
北上「本読んだだけで…うまくなるかはわかんないけど…意味はあると思うよ」
多摩「……北上も手伝えにゃ。料理できるにゃよね?」
北上「でもあたしはできるってだけで…うまくはないよ」
多摩「それでも多摩よりマシなはずにゃ」
北上「……もしかして多摩姉って料理したことないの?」
多摩「………にゃ」
北上「これは…厳しいかもね…」
多摩「それでもやるしかないんだにゃ!検査入院が終わり次第猛アピールの嵐だにゃ!」
北上「やるだけ…やってみなよ~」
多摩「言われにゃくても!!」
ーー
夕張「久しぶり!元気してた?」ガチャ
北上「夕張…」
夕張「うん、顔色もいいみたいね!」
北上「ごめん…工廠のことで…迷惑かけて…」
夕張「全然気にしてないって!こっちのことはいいから、ゆっくり治してね!」
北上「…うん」
夕張「それで、今日は新人さんに挨拶してもらおうと思って連れてきたの!」
北上「新人って…秋津洲?」
夕張「そう!新しい工廠担当の秋津洲ちゃん!」
北上「そんなの…今じゃなくてもいいのに…」
夕張「こういうのは早い方がいいでしょ?ほら秋津洲ちゃん、入ってきて!」
秋津洲「安価」
下1~3高コンマ 秋津洲の台詞、行動他
833 : 以下、名... - 2018/02/10 23:31:42.69 DCftx+P60 413/493仕事の事をブツブツ呟きながら一応の挨拶
秋津洲「黒潮と不知火の艤装は一緒にやって、その後龍田さんと神通さんのを…」ブツブツ
夕張「…秋津洲ちゃん?」
秋津洲「あ、北上さんよろしくかも」
北上「…よろしく」
秋津洲「それで、その後は飛鷹さんと隼鷹さんのを…」ブツブツ
北上「えっと……秋津洲は仕事大好きな感じ…なの?」
夕張「仕事が大好きというか…仕事のことしか考えてないというか…」
夕張「前に居た鎮守府の影響らしくて…秋津洲ちゃん、ほとんど寝ないで作業してるの」
北上「うへぇ……」
夕張「北上さん…何か言ってやってくれない?」
北上「あたし?一応OCDで入院中なんだけど…まぁいいけどさ…」
秋津洲「…………」ブツブツ
北上「あのさ…秋津洲…」
秋津洲「……なにかも?」
北上「下2」
下2 北上の台詞、行動他
839 : 以下、名... - 2018/02/10 23:42:26.77 b2TTfcP/0 416/493挨拶はコミニュニケーションの基本だよー(頭ぐりぐり)
北上「挨拶は…コミニュニケーションの基本だよ…」グリグリ
秋津洲「あ、頭をぐりぐりしないで欲しいかも!」
北上「なんだ…そんな表情もできるじゃん…」
秋津洲「かも?」
北上「秋津洲…この部屋に入ってから…ずっと俯いて…難しい顔してたよ…」
秋津洲「それは帰ってからの仕事が大事だから…!」
北上「提督が…そうしろって言ったの…?」
秋津洲「……言ってないかも」
北上「あのさ…頑張るのはいいけど…無理しちゃダメだよ?」
北上「あたし達の提督は…仕事が遅いからって…怒鳴るような人じゃないし…」
北上「頑張りすぎるのも…よくないから…適度にサボるもんだよ…」
北上「それにさ…皆んなの声を無視し続けた結果…こうなったのが目の前にいるじゃん…」
北上「秋津洲も…こうはなりたくないでしょ…?」
北上「だからさ…ほどほどに…頑張って…」
秋津洲「安価」
下1~3高コンマ 秋津洲の台詞、行動他
845 : 以下、名... - 2018/02/10 23:58:40.82 DCftx+P60 419/493うーん...お仕事をしない時間ってなにをすればいいのか分かんないかも
秋津洲「うーん...お仕事をしない時間ってなにをすればいいのか分かんないかも…」
北上「なにって…そりゃゲームしたり…」
秋津洲「ゲームなんてしたことないかも」
北上「…駆逐艦達と喋ったり」
秋津洲「まだそんなに仲良くなってないかも」
北上「本…読んだりとか……」
秋津洲「本読むなら艤装の仕様書読みたいかも」
北上「夕張…あたしにはダメだ…」
夕張「諦めるの早いですよ!」
秋津洲「…ここの提督さんは仕事ができなくても、私に乱暴しないっていうのはわかってるかも」
秋津洲「でも秋津洲は、仕事以外知らないかも」
北上「乱暴って…殴られたりしてたの…?」
秋津洲「そうかも。そのおかげで前歯2本差し歯かも。ほら」イ~
北上「……最っ低…」
秋津洲「仕事もできないなら解体って脅されてたから、仕方ないかも」
秋津洲「だから私はここに来てよかったって思ってるかも」
秋津洲「秋津洲は提督に恩返ししたいかも!だから秋津洲はお仕事頑張るかも!」
北上「でもさ…提督は頑張り過ぎるのは…嫌いだよ…?」
秋津洲「かも…」
北上「工廠から出てさ…食堂でご飯でも食べてたら…嫌でも話しかけられるから…」
北上「ここは…そういう鎮守府だから…」
秋津洲「…わかった、もっと皆んなとお話ししてみるかも」
北上「今度…そうしてみてよ…」
夕張「うんうん、やっぱり秋津洲さんを連れてきてよかったです!」
ーー
ーー
秋津洲「あ……もうお昼かも…」
秋津洲「いつもみたいに早くパンでも食べて、早く仕事をしないと…」
秋津洲「でも………」
秋津洲「北上さんが言ってたこと…本当なのかな…」
秋津洲「……試してみるかも」
ーー食堂
秋津洲「…ここに来てから始めて食堂に来たかも」
秋津洲「今までずっと出来合いのものとか、片手で食べれるものばっかりだったし…」
秋津洲「…本当にこんな私に話しかけてくれるのかな?」
秋津洲「……ダメでも、今日だけにすればいいかも」
秋津洲「そうすれば…余計に傷付くこともないかも…」
秋津洲「……うん」
下1~3高コンマ 食事中の秋津洲に誰か話しかけてきた?来た場合はその人物名を。誰も来なかったも可
863 : 以下、名... - 2018/02/11 18:43:37.55 36TCLgYWO 425/493金剛
金剛「アキツシマー!食堂で食べてるなんて珍しいデスネー!」
秋津洲「…本当に話しかけられたかも」
金剛「どういうことデスか?」
秋津洲「北上さんに会いに行った時に言われたかも。食堂で食べてたら、嫌でも話しかけられるって」
金剛「オーウその通りデス!食堂で一人で食事してる人なんて、見たことアリマセン!」
秋津洲「凄いかも…そんなの想像できないかも」
金剛「…前の鎮守府はそんなにギスギスしていたんデスか?」
秋津洲「ギスギスっていうか、みんな戦うことしか考えてないから、食事に時間なんてかけてる暇なかったかも」
金剛「なるホド…」
秋津洲「それに秋津洲は…まともにご飯食べれなかったかも」
金剛「それは聞き捨てなりマセン。食事を与えないというのも人権侵害デス!」
秋津洲「ううん、食事は食べさせてくれたかも。ただ、出来損ないが皆んなと同じようにご飯を食べるなって言われて、机とか床にご飯零されたかも」
金剛「……!」
秋津洲「お箸も取り上げられたから、犬みたいに食べるしかなかったかも」
金剛「許せマセン…そんなことをする提督も、黙ってみているだけの艦娘も!」
秋津洲「でも…何も出来ない秋津洲は…それくらいされて当然かも…」
金剛「そんなことないデス!秋津洲は立派な艦娘デス!」
秋津洲「うん…ここに来て皆んなに色々言われてびっくりしたかも」
秋津洲「ありがとう…なんて、生まれて初めて言われたかも…」
秋津洲「生きてて…よかったかも」
金剛「…秋津洲、もし前の鎮守府に制裁を加えられると言えば、貴女は協力してくれマスカ?」
金剛「そんな提督を野放しは…したくありまセン!」
秋津洲「安価」
下1~3高コンマ 秋津洲の台詞、行動他
870 : 以下、名... - 2018/02/11 19:56:40.82 Rv0mm3BDo 429/493運が悪いと死んじゃうからやめたほうが良いかも
秋津洲「運が悪いと死んじゃうから……やめたほうが良いかも」
金剛「私は暴力には屈しまセン!」
秋津洲「そういう問題じゃないかも。金剛さんはほぼ最大練度の艦娘に囲まれて、生き残る自信はあるかも?」
金剛「それは……」
秋津洲「…あいつらのことはもう思い出したくないから、もういいかも。それに復讐でもされたら……」
金剛「……わかりマシタ、この件は秋津洲にはこれ以上協力を求めマセン。こちらから慎重に調査シマス」
秋津洲「……かも」
天龍「なーにしんみり飯食ってんだよ!」バシッ
秋津洲「がもっ!!て、天龍……何するかも…!」
天龍「お前らがそんな顔してんのが悪ぃんだ」
明石「あああああの…」
金剛「天龍と…明石デスか?」
天龍「あぁ、工廠の隅っこでボソボソ食ってたから、無理矢理連れてきたんだ」
明石「だだだって…私は…」
天龍「飯はみんなで食う方が美味ぇんだ。そうだよな金剛?」
金剛「それには同意デス!秋津洲も明石も、ここでご飯を食べてくだサイ!」
秋津洲「でも仕事があるかも…」
明石「わわわわ私は…皆んなのままま前で…食事なななななんて…」
天龍「それならもう気にすんなって。もう誰からも何も言われなくなったろ?」
明石「ははははい…」
金剛「天龍が皆さんを説得したおかげデスね!」
天龍「確かによ、明石は許されないことをしたかもしんねぇ。でも、この明石は何もしてねぇんだ」
金剛「はい、喋り方も違いマスが、それ以前に考え方や性格も…まるで別人のようデス」
天龍「ならよ、イジメる理由は無いよな?だから俺は受け入れてやってくれって皆に言ったんだ」
金剛「その結果少しづつデスが、明石はここに溶け込んできていマス!」
明石「あああありがとう…てててて天龍…」
天龍「気にすんな!俺がそうしたかっただけだからよ!」
秋津洲「明石さんの件は私も聞いたけど、こんな優しい明石さんがあんなこと考えてたなんて想像できないかも…」
金剛「何が行われたのかはわかりまセンが、恐らく人格の上書きや、記憶の抹消といった処理がなされたのデショウ」
天龍「お前は昔のこと何も覚えてないんだよな?」
明石「ままま全く……かか幹部さんに……つつつ連れてこられたきききき記憶しか…」
天龍「ならもう明石は仲間だ!……と俺は思ってんだけどよ…」
金剛「龍驤さんと提督は、そういうわけには行かないみたいデス…」
秋津洲「恋人が殺されそうになったんだから、当然といえば当然かも」
明石「ははははい…だだだから、龍驤さささんに…スイッチをおおお押されるのは……ししし仕方ないでででです…」
天龍「あぁ…まだ押されてんのか?」
明石「……」コクリ
金剛「龍田さんはスイッチはもう無くしたと言っていましたが、それは彼女の優しさでショウ」
天龍「許してくれとは言わねぇけど…せめてスイッチを押すのは止めてやって欲しいよな…」
金剛「耐えがたい苦痛…なんデスよね?」
明石「あああ頭が…わわ割れるくらい、いいい痛い…」
秋津洲「凄く痛そうかも…」
天龍「…なぁ秋津洲、そのスイッチを無効にできねぇか?」
秋津洲「仕組みは単純だから多分できるかも。でも……それをやっていいかも?」
天龍「……だよな」
金剛「スイッチが効かないとなると、龍驤さんが明石さんに直接何かをするかもしれません…」
天龍「龍驤さんにそんなことは絶対させねぇ!」
秋津洲「解決するためには、やっぱり龍驤さんが明石さんを許すしかないかも」
金剛「龍驤さんと提督……どうにか説得できたらいいんデスが…」
龍驤「……」チラッ
ーー
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
龍驤「……司令官…」
提督「…どうした?」
龍驤「明石のこと…なんやけど……大分…馴染んできたと思えへん…?」
提督「…そうだな」
龍驤「最初は…ウチと同じで皆んな明石のこと…嫌いやったみたいやけど……今は…」
提督「…天龍達のせい……おかげで、明石の扱いも変わってきたな」
龍驤「ウチ…ウチ………どないしたらええんや…」
龍驤「ウチはあいつにゴミ扱いされた挙句、殺されかけたんや……」
提督「…あいつは俺の恋人をゴミのように扱った。それは許されることではない」
龍驤「でも……あいつはもう…前のあいつやない…」
提督「……幹部によれば明石の脳の一部を切除して、以前の記憶や思想は失っている。だが……アレは間違いなく、龍驤の敵だった明石だ…」
龍驤「でも……みんなはもう…そう思ってないんやろな……」
提督「…事実として、今の明石はあの時と比べれば別人だ…」
龍驤「ウチら…どないしたらええんやろ…」
龍驤「皆んなと同じように…受け入れたるのがええんかなぁ…」
龍驤「でも…そうしたら………」
提督「…それは俺も同じ気持ちだ」
龍驤「このまま…黙って見とくのがええんやろうけど…ふと、あいつの顔みたら…このスイッチを押したくなるねん」スッ
龍驤「あいつがもがき苦しむと…ざまぁみろって…心が晴れるんや……」
龍驤「こんなん間違ってるんやろうけど……ウチにはどうしたらええか…わからんねん…」
提督「…龍驤」
下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動やその他起こったことや誰かの台詞等
884 : 以下、名... - 2018/02/11 22:59:13.46 t4CEwbydO 440/493勘違いした朝霜がスイッチを強奪
朝霜「へへへ…いいもん見つけたぜ」
龍驤「朝霜!?」
朝霜「それ…もらったぜ!!」ヒョイ
龍驤「あ、なにをするんや!」
朝霜「ふひひ……龍驤さんばっかりズルいぜ。こんないいもん持ってんなんてさ」
提督「おい朝霜、それは……」
朝霜「わかってるって、これは例のアレだろ?」
朝霜「震えて気持ちいいヤツか、ビリビリ来る痛いヤツか…楽しみだな」
龍驤「違う、違うんやそれは…」
朝霜「どっちにしろ、ドM御用達のスケベグッズだろ?あたいにも貸してくれよ~!」
提督「…朝霜、違うんだ。それを返してくれ」
朝霜「あ……もしかして…既に付けてる?それは悪いことしたね…」
朝霜「あ、でも試しに押してみたらどうなるか見てみてみてぇな。龍驤さん一回だけ押してもいいか?」
龍驤「…!」
朝霜「その反応…やっぱりそういうグッズだったんだな」
龍驤「あ、あかん……」
朝霜「大丈夫、あたいはSじゃねえから一回押すだけだって!」
朝霜「じゃあスイッチ……オン…!」
龍驤「あかん!!押したらあかん!!」
朝霜「へ…?」
龍驤「押したら……大変なことになる……んや……」
龍驤「あ………あぁ……」
龍驤「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」ボロボロ
提督「…龍驤」ギュッ
龍驤「うぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
朝霜「え~~っと……どういうことなんだ?」
ーー
朝霜「…なるほど、そのスイッチは明石を苦しめる為のスイッチなのか」
提督「…そうだ」
朝霜「そのスイッチをあたいが押そうとしたもんだから、龍驤さんは止めたけど……」
提督「…止めてしまったことに対して…受け入れられないのか…それとも……」
龍驤「う"ぁぁぁぁ……ひ…ひっく……」
提督「…この問題は簡単には解決しない。もしかすると、一生このままかもしれないんだ…」
朝霜「安価」
下1~3高コンマ 朝霜の台詞、行動他。その他起こったことを
890 : 以下、名... - 2018/02/11 23:27:03.63 cThjIqU90 445/493朝霜
龍驤さんは優しいからさ、本当は許したいんだよ。優しすぎるから悩むんだよな?だったらいいじゃないか、許してやればさ!本能で生きようぜ!
朝霜「龍驤さんは優しいからさ、本当は許したいんだよ。優しすぎるから悩むんだよな?だったらいいじゃねぇか、許してやればさ!本能で生きようぜ!」
提督「…そう簡単にはいかないんだ」
朝霜「なんでだ?本当は許したいだろ?」
提督「…そうかもしれない。だがそんな簡単に許すとなると……」
朝霜「…簡単じゃないんじゃないねぇか?」
朝霜「明石は死にそうな目に遭った上に記憶も消されてる。それに今まで何度も龍驤さんがスイッチ押してたんだろ?」
提督「……」
朝霜「皆にも酷い扱いをされてきた……もう十分なんじゃねえのか?」
提督「…だが……」
朝霜「司令、これ以上やると、本物の鬼畜提督になっちまうぜ?」
提督「……」
朝霜「龍驤さんもさ、いきなり許せとは言わねぇよ。でも、もうスイッチを押すのは止めてやってくれねぇか?」
龍驤「下2」
下2 龍驤の台詞、行動他
896 : 以下、名... - 2018/02/11 23:50:20.37 Rv0mm3BDo 448/493わかった
スイッチはもう止める
龍驤「わかった……ぐず……スイッチはもう…止める…」
朝霜「ん、それがいい。明石にとっても、龍驤さんにとってもそれが一番だよ」
龍驤「ウチ…ウチはぁ……」
朝霜「…っとまた泣き出しちまったか。司令、あとは頼んだぜー」
提督「…俺からはあんなことは言えなかった。ありがとう朝霜。」
朝霜「いいっていいって、あたいも置いてもらってる身だからな!それにお礼を言われるなら、一発ぶん殴ってくれた方が嬉しいぜ!」
提督「………考えておこう」
ーー
ーー
多摩「ふぅ~~ふぅ~~!」
「多摩さんどうしたんだろ…」
「息が荒いけど…やっぱり北上さん関係かなぁ…」
「多摩さんずっと北上さんに言ってたもんね、病院に行けって」
「無視し続けた結果入院したんだっぴょん。心中穏やかじゃないのは確かだっぴょん」
多摩「……!」ギロッ
「あわわ…聞こえたみたいだよ!」
「逃げるが勝ちっぴょん!」
「ま、待ってよ~~!」
多摩「…………」
多摩「多摩の顔はそんなに怖いのかにゃ…」
多摩「こんなに緊張したことがにゃいから、自分がどんな顔してるのかわからないにゃ…」
多摩「あの人の為にお弁当を作って、後は渡すだけなんだにゃ」
多摩「アドバイスは自称経験豊富な北上から貰ってきたにゃ」
多摩「……やるしかないにゃ」
多摩「やって………やる……!」ゴゴゴ
「うわ~多摩さん激おこだ…」
「あんな恐ろしい顔の多摩さん見たことないよ…」
ーー
多摩「……ここにゃ。ここに憲兵さんがいるんだにゃ」
多摩「こういうのは、最初が肝心だんだにゃ…」
多摩「うん、大丈夫……アドバイス通りに…」
多摩「すぅ………はぁ……」
多摩「………よし」
多摩「安価!」
下1~3高コンマ 憲兵に向けての多摩の台詞、行動他
913 : 以下、名... - 2018/02/12 20:09:55.95 C2tjBLwF0 453/493緊張のあまり語尾抜け多摩さんモードで突撃
多摩「オラァーーー!」バターン!!
憲兵「な、なんだ!?」
多摩「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ!」
憲兵「酷く息が荒く、四角い武器を持っている?まさか……暴徒化したのか!?」
憲兵「ここの艦娘は皆んな大人しいと聞いていたが…」
多摩「おいお前!!」
憲兵「なんだ!?こっちは人間といえども、一筋縄ではいかんぞ!!」
多摩「これでも、くらえ!!」パァン!!
憲兵「……!」
憲兵「……ん?」
憲兵「武器を…机に叩きつけた……?」
多摩「あ………ありがたく頂け!!」
憲兵「……は?」
多摩「……それだけだ!!」バターン!
憲兵「な、なんだったんだ……?」
憲兵「机に置かれたこれは……武器ではなく…弁当…?」
憲兵「…………差し入れだったのか…?」
ーー
多摩「に"ゃああぁぁぁああぁ!!」ゴロゴロ
北上「あのさぁ…何カチコミしてんのさ…」
多摩「だって……だって……!」
北上「ドア蹴り開けて、弁当机に叩きつけて……憲兵さんと喧嘩したかったの?」
多摩「違うんだにゃぁぁぁぁぁ……」
北上「あたしのアドバイス全無視じゃん…」
多摩「緊張して……それどころじゃなかったんだにゃ…」
北上「これじゃ弁当も食べてくれたかわかんないね…」
多摩「うにゃああぁ…」
北上「……仕方ない、緊張しちゃう多摩姉に、次の作戦を教えよう」
多摩「…どんなのだにゃ?」
北上「それはね……」
下1~3高コンマ 次の作戦内容を
920 : 以下、名... - 2018/02/12 20:40:32.93 AoDHG6Kb0 458/493ちょうどバレンタイン近いしチョコを作る
北上「ちょうどバレンタイン近いし…チョコを作るのはどう?」
多摩「チョコ……チョコレートにゃ……」
北上「溶かして…型に入れるだけだから…簡単だよ…」
多摩「チョコは…甘くて…ほろ苦い…」ブツブツ
北上「多摩姉……?」
多摩「…わかったにゃ。ありがとうにゃ北上!」
北上「あーうん…頑張ってね…」
北上「……わざわざ病院まで来て…必死なのはわかるけど…空回りしないでね…」
ーー食堂
多摩「…無理言って台所を貸してもらったにゃ」
多摩「こんないい設備を貸してもらうんだから、まともなものを作らなきゃいけないにゃ」
多摩「資料として女の子が読んでそうな本をいくつか持ってきたにゃ」
多摩「早速片っ端から読んでいくにゃ!」
多摩「…………ふんふん…」
多摩「にゃるほど…基本は型を用意するんだにゃ……」
多摩「業務用チョコと普通のチョコを買ってきておいて良かったにゃ」
多摩「他には何か……独創的なのもいいにゃ…」
多摩「おぉ…チョコケーキもいいにゃ……」
多摩「チョコ…フォンデュ?……凄いにゃ…」
多摩「にゃ!?か、身体にチョコを!?そ、そんにゃ……」
多摩「…………」
多摩「……よし、決めたにゃ!!」
下1~3高コンマ 多摩の作ったチョコの種類や形等
925 : 以下、名... - 2018/02/12 20:58:16.91 Aifi/24a0 462/493無難にココア風味クッキー
多摩「……無難にココア風味クッキーにするにゃ!」
多摩「これが一番簡単そうだし、失敗も考えたらこれがベストにゃ!」
多摩「よし、じゃあまずはクッキーの生地作りからにゃ」
多摩「これとこれを混ぜて……」
多摩「……オーブンを余熱?これに何の意味があるんだにゃ?」
多摩「型は……は、ハートとか使っちゃうかにゃ…?」
ーー
卯月「なんだか美味しそうにな匂いがしたっぴょん!」
多摩「卯月かにゃ?全く、鼻が良いにゃ…」
卯月「多摩さんがお菓子を作ってるなんて珍しいっぴょんね!」
多摩「……ちょっとした気分転換にゃ」
卯月「多摩さん、味見させて欲しいっぴょん!」
多摩「……少しだけにゃよ」
卯月「やったー!いただきますっぴょん!」
下2コンマ 数値が高ければ高いほど美味しい
932 : 以下、名... - 2018/02/12 21:24:32.47 US0vGHWl0 465/493はあっ
コンマ47 普通
卯月「うーん……普通っぴょん」
多摩「…やっぱりそう思うにゃ?」
卯月「可もなく不可もなくって感じっぴょん」
多摩「多摩も味見したけど、普通だと思ってたんだにゃ」
卯月「まさにレシピ通りって感じの味っぴょんね」
多摩「わかるのかにゃ!?」
卯月「うーちゃん実は料理が得意なんだっぴょん!」
卯月「レシピ通りに作ればマズくはならないっぴょん。でも、特別美味しくもならないんだっぴょん」
多摩「そうなのかにゃ……」
卯月「多摩さん、よかったら卯月のレシピ教えてあげるっぴょんよ?」
多摩「ほんとかにゃ!?」
卯月「た、だ、し!誰に作ってたのかを教えてくれたらの話だっぴょん!」
多摩「う…………!」
卯月「その様子だとただの気分転換じゃないっぴょんね?さぁ、どうするっぴょん!?」
多摩「安価」
下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他
939 : 以下、名... - 2018/02/12 21:43:47.96 C2tjBLwF0 468/493冷静に考えて卯月がまともなレシピ教える気がしないので断っておく
多摩「……やっぱりいいにゃ」
卯月「どうしてっぴょん?」
多摩「冷静に考えて、卯月がまともなレシピなんか教える気がしないにゃ」
卯月「……中々鋭いっぴょん」
多摩「ほら、もう味見はさせないにゃ。邪魔者はとっとと出ていくにゃ」
卯月「ぶーぶーー!」
多摩「欲しかったら自分で作れにゃ!」
ーー
憲兵「艦娘の多摩に呼び出されてしまった…」
憲兵「この前の弁当も謎だったが……多摩は一体何がしたいんだ?」
憲兵「喧嘩を売られているのか…それとも…単なる差し入れなのか…」
憲兵「…行ってみればわかるだろう」
憲兵「…………この部屋か」
憲兵「軽巡多摩、ここに居るんだな?」ガチャ
下1~3高コンマ 多摩の様子や部屋の状況、用意されていたものを
945 : 以下、名... - 2018/02/12 21:56:50.26 AoDHG6Kb0 471/493自分にもリボンを巻いておくか悩んでいる多摩の姿があった
憲兵「多摩?……どうしたんだ…?」
多摩「うーん……どうするかにゃ…」
多摩「クッキーには…リボンを巻いたにゃ…」
多摩「そうにゃ………クッキーには巻いたんだにゃ…」
多摩「………多摩にも巻くかにゃ?」
多摩「プレゼントは、クッキーと多摩にゃ!なんて……」
多摩「…………」
多摩「うにゃあぁぁぁぁぁ……」
多摩「は、恥ずかし過ぎるにゃ……!」
多摩「で、でも…男の人はこういうの好きだって…」
多摩「ふぅ…ふぅ……」
多摩「…………やるかにゃ」
多摩「リボンとは違うのかにゃ……」
多摩「ええっと、ここを…こう…………」チラッ
多摩「…………あっ」
憲兵「こ、これは……?」
下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他
951 : 以下、名... - 2018/02/12 22:10:38.83 jY4mpeVuo 474/493バグって固まる多摩
憲兵「……どういう状況なのか、説明を頼む」
多摩「…………」
憲兵「多摩?聞こえなかったのか?」
多摩「…………」
憲兵「多摩?」
多摩「…………」カチーン
憲兵「……自分にリボンを巻こうとした体勢で固まっている…」
憲兵「な、なんなのか全く理解ができない…」
憲兵「ドッキリか何か…だったのか?」
憲兵「いや、それにしてはお粗末過ぎる……」
多摩「……」カチーン
憲兵「……ん?机の上に何かあるな」
憲兵「これは……自分へのプレゼント?」
憲兵「自分の名前が書いてあるし…間違い無いだろう…」
カサッ
憲兵「これは……自分への手紙?メッセージか何か…書かれているのだろうか…?」
下1~3高コンマ 憲兵への手紙の内容や書いてあったことを
956 : 以下、名... - 2018/02/12 22:26:38.59 2uwsTdEV0 477/493私のものになれ!
憲兵「私のものになれ!?……どういうことだ?」
多摩「……」カチーン
憲兵「…………」
憲兵「……もしかして?」
ガサガサ
憲兵「……やはりそうか、これは…バレンタインのプレゼント…」
憲兵「そうか……そういうことだったのか…」
憲兵「ということは、この前の弁当は…自分へのアプローチ……」
憲兵「そしてこの状況は……」
多摩「……」カチーン
憲兵「……自分も男だ、ちゃんと返事をしてやろう」
多摩「……」カチーン
憲兵「……多摩、俺の話を聞いてくれ」
多摩「ふぁ!?」
憲兵「安価」
下1~3高コンマ 憲兵の台詞、行動他
964 : 以下、名... - 2018/02/12 22:42:42.94 IvuLGojBo 480/493すまない…俺は北上さんが好きなんだ…
憲兵「よく…聞いて欲しい」
多摩「にゃ……にゃあぁ……」コクン
憲兵「すまない…俺は北上さんが好きなんだ…」
憲兵「初めて見た時から…一目惚れで……」
憲兵「だから…多摩の気持ちに応えることはできない」
憲兵「……本当に申し訳ない」
憲兵「この…クッキーは有難く頂くが…」
憲兵「……そのラッピングされた君を受け取るわけにはいかない」
憲兵「…こういうのは誤魔化すより、ちゃんと伝えた方がいいと思ったから、ストレートに言わせてもらった」
憲兵「もちろん、多摩の気持ちは嬉しかった」
憲兵「……君ならきっといい人が見つかるだろう」
多摩「安価」
下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他
974 : 以下、名... - 2018/02/12 22:56:41.62 m1RueCeuO 483/493泡吹いて倒れる
多摩「…………」
憲兵「…………多摩?」
多摩「」バターン!
憲兵「多摩!?大丈夫か!?」
多摩「」ブクブクブクブク
憲兵「い……医療班!医療班は何処だぁ!!」
ーー
北上「…………で敢え無く失恋した多摩姉は、また入院してきたと」
多摩「失恋が…こんなに辛いとは思わなかったんだにゃ…」
北上「ご飯も全く食べられなくなってたんだって?」
多摩「ご飯なんか…食べられるわけないにゃ…」
北上「初めての恋に、初めての失恋だもんね。そりゃあ辛いよ」
多摩「あぁぁぁぁぁぁ……」
北上「でもさ、男なんて星の数程いるんだよ。また新しい男が見つかるって」
多摩「…………北上」
北上「ん?どしたの?」
多摩「あの憲兵さんとは…どうなったにゃ?」
北上「どうって……」
多摩「隠さなくてもいいにゃ。お見舞いと称して憲兵さんがここに来てるのは知ってるにゃ」
北上「…………」
多摩「……どうなったんだにゃ?」
北上「安価」
下1~3高コンマ 北上の台詞、行動他
985 : 以下、名... - 2018/02/12 23:17:38.98 2uwsTdEV0 487/493振った
北上「……あの人に告白されたよ」
多摩「受けたのかにゃ?」
北上「…振ったよ」
多摩「……どうしてにゃ?多摩が惚れるくらいにはいい男にゃよ?」
北上「……多摩姉を振る男なんて、たかが知れてるんだよ」
北上「あたしを幸せにするっていうんなら、まず身内を幸せにしてもらわないとね」
多摩「本当にそれでよかったのかにゃ?」
北上「いーよ別に。さっきも言ったでしょ?男なんて星の数程いるって」
多摩「……ありがとうにゃ」
北上「多摩姉にお礼を言われる筋合いはないよ~あたしが勝手に男を振っただけなんだよ?」
多摩「それでも……にゃ」
北上「……そっか」
多摩「……北上!今日は飲むにゃ!!」
北上「あたし入院中なんだけど…」
多摩「それは多摩もにゃ!!適当に病院抜け出して、一杯やるにゃーー!」
北上「はいはい……」
下1~3高コンマ この後の展開や起こったことを
994 : 以下、名... - 2018/02/12 23:37:52.99 3Oys3uHwo 490/493多摩にまた好きな人ができた
ーー
多摩「北上!!」バターン!
北上「もう…どうしたのさ……」
多摩「またアドバイスが欲しいんだにゃ!」
北上「んぇ……なんのアドバイス…?」
多摩「多摩、また好きな人ができたんだにゃ!!」
北上「……」
多摩「今度の相手は、瑞鶴の主治医さんだにゃ!これまた多摩好みで……」
北上「……」
多摩「北上!やっぱり今回も手作り弁当がいいのかにゃ!?」
北上「つ………」
多摩「なんにゃなんにゃ!?」
北上「付き合い切れないよ……」モフッ
多摩「にゃ!?どうして布団に潜るんだにゃ!?」
多摩「北上!多摩にアドバイスを!経験豊富な北上!!」
北上「その言い方やめて~……」モゾモゾ
ーー
997 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/02/12 23:49:01.40 Un88MRTQ0 493/493これは次スレ行くしかありませんね
でも皆さん本当に続きが見たいんでしょうか?
そこだけが気になります
それでは次スレでお会いしましょう