【関連】
【艦これ】龍驤「足りないもの」【安価】(4)
1 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/01/31 18:40:41.50 C6jpFiFQO 1/493続きが見たい派が多数というか、ほとんどだったのは驚きました
結末だけ書くにしても残りが足りないというわけで2スレ目です
引き続き注意
欠損表現、安価有り
前スレ
【艦これ】龍驤「足りないもの」【安価】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515586186/
元スレ
【艦これ】龍驤「足りないもの」その2【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1517391641/
ーー
龍驤「なぁ司令官、またキミに会いたいって艦娘が来るみたいやねん」
提督「…あれだけ言ってもまだ誤解が解けないのか」
提督「俺は好んで艦娘を傷付けるような人間ではない…」
龍驤「うん、それはウチがよー知っとるで。でもな、今回のはいつもと違うんや」
龍驤「ここがちゃんとした鎮守府やからこそ、ここに来てみたいっていう要望があったねん」
提督「…どういうことだ?」
龍驤「あの…ウチみたいなのが…来るって言うたら…なんとなくわかってくれる?」
提督「…あぁ、わかった」
龍驤「その子もな、体のどっかを欠損しとるんか、それ以外で何かあるんか…なんやと思うねん」
提督「…よくは知らないのか?」
龍驤「写真とか見せて引かれたら嫌やから…って、書類は何ももらってないねん」
龍驤「でもな、ええ子やと思うから会ったってくれへん?」
提督「…龍驤が言うなら大丈夫だろう。その子を呼んできてくれ」
龍驤「わかった!ちょっち待っててなぁ~!」
下2 訪れた艦娘の名前と見た目の状況を。見た目でわからないもの(精神的や内臓系)でも可
5 : 以下、名... - 2018/01/31 18:54:36.01 K5izBlIJ0 4/493瑞鶴 盲目盲導犬と一緒
ーー
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
龍驤「司令官、連れて来たで~」
提督「よし、なら入ってきてくれ」
ガチャ
提督「……ん?」
犬「……」
提督「ゴールデンレトリバー!?ま、まさか人の形をしていない艦娘…!?」
龍驤「そんなわけないやん。これは盲導犬やで~」
提督「…冷静に考えればそうだな。盲導犬と一緒に来たということは、キミは目が見えないんだね?」
瑞鶴「……はい」
提督「…そうか、ここまで大変じゃなかったか?」
瑞鶴「この辺りは段差が多くて…少し時間がかかってしまいました。でも、この子がいるんで大丈夫です」
犬「……」
龍驤「にしてもえらい大人しいワンちゃんやね~全然吠えへんやん」
瑞鶴「盲導犬はそういう風に訓練されてるんです。この子が吠える時は、注意を促してくれたりとか私に何かあった時なんです」
龍驤「はぁ~凄いんやねぇ…」
提督「…それで瑞鶴、何故この鎮守府に来ようと思ったんだ?」
瑞鶴「それはね、この鎮守府なら障害のある艦娘も受け入れてくれると聞いたからなの」
提督「…なるほど」
龍驤「話がどんどん違ってきとるなぁ…」
瑞鶴「え…違ったんですか!?でも龍驤さんは片脚がありませんよね?」
龍驤「なんでわかるん?」
瑞鶴「足音でわかります。歩幅というか、歩くリズムが違うんです」
龍驤「…うん、ウチは確かに片脚も無いし、片腕もないねん」
瑞鶴「そうだったんですね…」
龍驤「瑞鶴、一つだけ聞いてもええかな?ウチはな、こんな身体になっても戦うのは司令官とここの皆んなの為やねん」
龍驤「瑞鶴は目が見えへんのになんで戦おうとするん?」
瑞鶴「下2」
下2 瑞鶴の台詞、行動他
18 : 以下、名... - 2018/01/31 19:57:47.14 mAM6DpUKo 8/493これ以外の生き方を知らないから
瑞鶴「私はこれ以外の生き方を知らないから」
瑞鶴「解体して普通の女の子として生活なんかもう無理なの」
瑞鶴「国からお金貰って、多くの知らない人に迷惑をかけ続けながら日々を暮らすなんて、私はそんなのできない」
瑞鶴「そんなことするくらいなら、死んだ方がマシね」
提督「…だからキミの居た鎮守府から、こっちに移ってきたいんだな?」
瑞鶴「ええ、この鎮守府には一航戦どころか、二航戦も五航戦も居ないんでしょ?そっちにとっても悪い話じゃないと思うわ」
龍驤「まぁ確かに…正規空母は喉から手が出る程欲しいわなぁ…」
瑞鶴「私の提督はもう戦わなくてもいいって言ってた。でも私は嫌なの!」
龍驤「どうする司令官?」
提督「…向こうの提督は何と言っている?」
瑞鶴「どうせ受け入れてくれる所なんてないから、こっちで大人しくしてろって」
瑞鶴「でも私は戦いたいの!艦娘としてこの命をもらった以上は、死ぬまで戦いたい!」
龍驤「…ウチは何も言えへん。司令官が決めて」
提督「下2」
下2 提督の台詞、行動他
25 : 以下、名... - 2018/01/31 20:13:45.74 K5izBlIJ0 11/493能力は実際にやってみないとわからないところもある、ここはテストをしよう
提督「…能力は実際にやってみないとわからないところもある、ここは演習でテストをしよう」
瑞鶴「実戦ってことね、任せておいて!」
龍驤「司令官、相手はどないするん?」
提督「同じ正規空母が望ましいが…龍驤、手加減してやってくれるか?」
龍驤「ウチが?…ほな北上らが作った方の義手試しに付けてみるわ!ええハンデになるん違うかな」
提督「…よし、それでやってみよう」
瑞鶴「やってやるんだから!」
ーー
龍驤「…にしても瑞鶴はどうやって海上を行き来きするんや?海には盲導犬はおらんのに…」
瑞鶴「…よし艤装オッケー!瑞鶴、出撃よ!」
瑞鶴「…………」ザザザッ
瑞鶴「……よし」ザザッ
瑞鶴「龍驤さん、この正面にちゃんと居ますね?」
龍驤「な、なんでわかるんや!?」
瑞鶴「目以外の感覚を使ったんです」
龍驤「……匂いとか?」
瑞鶴「それもありますけど、例えば肌で感じれるんです。龍驤さんが正面にいるので、風の届き方が違うんです」
瑞鶴「それと他には波の感触でもわかります。近くに誰か居てもわかりますし、遠くにいてもわかりますよ?」
龍驤「凄いんやね…」
瑞鶴「…ここまで出来るようになるまで苦労したんです。だから簡単に倒せると思わないで下さいね?」
龍驤「…わかった、ウチも本気でやったるで!」
瑞鶴「お願い…します!」ビシュッ!
龍驤「負けへんで~!」ザザザッ!
下2 演習の結果や、その後の展開を
35 : 以下、名... - 2018/01/31 20:31:52.81 EwNFLgkuo 15/493瑞鶴は善戦したけど負ける
テストとしては合格
ーー
瑞鶴「負けちゃったかぁ…」
龍驤「ウチは使い慣れてない義手ってハンデはあったけど、もう少しで負けそうやったわ」
提督「…二人ともご苦労様」
龍驤「司令官、テストの結果やけど…文句無いわな?」
提督「…最大練度の龍驤とあそこまでやり合えたんだ。何も言うことはない」
瑞鶴「ほんとに!?いいの!?」
提督「…書類を用意しなくちゃな」
瑞鶴「大丈夫!そう言ってくれると思って、持ってきてあるんだから!」
龍驤「ちゃっかりしとるなぁ…」
提督「…向こうの提督の所はもう記入済みなのか」
瑞鶴「そうよ!だから今すぐ書いて!」
提督「…わかった、今日中に書いておく。瑞鶴は一度帰るんだろう?荷物もあるだろうし」
瑞鶴「い、いや~それが…その……」
龍驤「まさか荷物まで持ってきとるんか!?」
瑞鶴「近くの…駅のロッカーに…詰め込んであったりして…」
龍驤「最初っから来る気満々やったわけや…」
瑞鶴「あはは……」
ーー駅
加古「なんであたしが手伝わなきゃいけないのさ…」
龍驤「いっつも寝坊しとるんやし、これくらい手伝いや!」
加古「あたしだって好きで寝坊してんじゃない!」
瑞鶴「悪いわね加古?私一人でもなんとかここまで来れたから一人でいいって言ったんだけど」
龍驤「せっかくウチらの仲間になるんやから、荷物運びくらい手伝ったろうと思ってな!」
加古「だからってあたしを巻き込まないでくれよ~!」
龍驤「お…ここや。瑞鶴のロッカーはどれなん?」
瑞鶴「中央の奥の下。鍵はこれとこれよ」
龍驤「よし、ほな加古開けてくれる?」
加古「はいはい~っと」ガチャン
龍驤「大きいカバンやな…これを一人で持ってきたんかいな」
瑞鶴「色々といるモノが多かったのよ。この子もいるし、以外となんとかなったわ」
犬「……」
加古「じゃ、あたしはこの一番重いのを……ん?」
下2 加古がカバンでみつけたものや台詞、行動他
42 : 以下、名... - 2018/01/31 20:55:28.79 XOTEd7Ip0 20/493翔鶴が入ってる
44 : 以下、名... - 2018/01/31 20:56:24.21 Go9UV+JlO 21/493上(ちゃんと五体満足で生きてる)
ゴソッ
加古「…………ん?」
龍驤「どうしたん?」
加古「いや、なんか今このカバン動いた気がして…」
龍驤「まさかそんなはずないで~」
瑞鶴「いくら私でも盲導犬はカバンに入れないし、私の相棒はこの子だけよ?」
犬「……ウゥ~」
瑞鶴「え、どうしたの!?」
龍驤「なんや?何があったんや?」
瑞鶴「この子が唸ってるってことは、私に危険があるってサインなのよ!」
ゴソッ
加古「また動いたってぇ!」
犬「ウゥゥゥ~!」
瑞鶴「なになに!?何が近くにあるっていうの!?」
龍驤「ひょっとしてあれか?そのカバンに何かおるとか…」
加古「こ、怖いこと言うなよ~!」
龍驤「加古、そのカバン開けてみてぇや!」
加古「なんであたしが~!?」
龍驤「そのカバン触ってんの加古やんか!早く開けてぇや!」
犬「ウゥ~!」
瑞鶴「加古お願い!この子がこんなになってるのってよっぽどのことなのよ!」
加古「えぇ~いもうこうなったら開けてやる!何が出てきても文句言うなよ!」
ガバッ
翔鶴「……」
加古「ぎゃあぁぁぁぁ!ひ、人が入ってる!!」
龍驤「瑞鶴何を持ってきてんねん!?」
瑞鶴「私は知らないって!だ、だれが入ってたのよぉ!?」
翔鶴「下2」
下2 翔鶴の台詞、行動他
55 : 以下、名... - 2018/01/31 21:21:59.87 EwNFLgkuo 25/493誰も中にいないので早く行きましょう
翔鶴「…カバンの中には誰もいないので、早く鎮守府まで行きましょう」
加古「なんだよこいつ!?」
瑞鶴「その声…翔鶴姉?」
翔鶴「違うわ、私は翔鶴なんかじゃないわ」
瑞鶴「私が翔鶴姉の声間違えるわけないでしょ?なんでここに居るのよ!」
翔鶴「……」
瑞鶴「…そういえば翔鶴姉、カバンの中に入ってたのよね?中身、どうしたの?」
翔鶴「……隣のロッカーに詰め込んだわ」
瑞鶴「何してんのよ~!」
龍驤「あかん、隣のロッカー空や!」
瑞鶴「まさか!翔鶴姉よりによって下着とか着替え入ってる方のカバンに入ってたの!?」
翔鶴「…こっちの方が大きかったのよ」
瑞鶴「もぉぉぉ~~!」
加古「女性モノの下着に着替えなんか、盗られて当たり前だよな…」
龍驤「よりによって、鍵もかかってなかったしなぁ…」
瑞鶴「え?私いきなりノーパンで生活なの?これ以上ハードな暮らしになるの?」
翔鶴「…私のでよかったら穿く?」
瑞鶴「穿かないわよ!」
瑞鶴「そもそもなんでここまでついてくるのよ!」
翔鶴「心配だからに決まってるでしょう?貴女はもう戦える身体ではないの。だから大人しくしてて欲しいの」
瑞鶴「翔鶴姉、前にも言ったでしょ?私はまだ戦えるし、戦うことしか知らないの」
瑞鶴「それにもう遅いわよ?ついさっき試験には合格したんだから!」
翔鶴「え……」
龍驤「いやぁ、戦力的には問題無いし、十分戦えとった。司令官もオッケー出したから…」
瑞鶴「私はそっちの鎮守府には戻らないから!」
翔鶴「下2」
下2 翔鶴の台詞、行動他
60 : 以下、名... - 2018/01/31 21:41:55.20 h+sWl7slO 29/493なら私も戻らないわ
翔鶴「なら私も戻らないわ」
瑞鶴「翔鶴姉はちゃんと戦えるじゃない。そっちの提督が許可しないと思うわ」
翔鶴「それでも私は戻りません」
龍驤「頑固やなぁ…どないする?」
加古「いつまでもここで押し問答できないぜ?」
龍驤「公共の場やもんなぁ…瑞鶴、ここはしゃーないけど……」
ーー
提督「…それで連れて帰ってきてしまったのか」
瑞鶴「ごめんなさい、翔鶴姉って一度言い出したらキリがないの」
翔鶴「私は絶対瑞鶴と一緒に居ます!」
龍驤「司令官どないする?向こうの提督に聞いてみてもええけど、多分あかんと思うで」
提督「…確かにいきなり五航戦が居なくなるのはマズイだろう」
瑞鶴「五航戦じゃないわ、翔鶴姉だけよ。私はもう出撃させてもらえなかったんだから…」
提督「…そうか、すまない」
翔鶴「ねぇ瑞鶴、やっぱり戻らない?そうすれば何もややこしくないのよ?」
瑞鶴「嫌、絶対嫌!」
龍驤「困ったなぁ…」
下2 この後の展開や起こったことを
65 : 以下、名... - 2018/01/31 22:03:06.33 5JYIRN6/o 32/493翔鶴瑞鶴のいた鎮守府から翔鶴は返せ(瑞鶴はいらない)という連絡がきた
ーー
ガチャ
提督「…向こうの提督から返事があったぞ」
翔鶴「どうでしたか?」
提督「…やはり翔鶴は直ぐに返してくれとのことだ」
翔鶴「そんな……」
龍驤「冷静に考えたら当たり前やわなぁ」
翔鶴「瑞鶴は?瑞鶴のことは何て言ってましたか!?」
提督「…あえて向こうの提督の言葉をそのままの言葉を使うが、『いらない』そうだ」
瑞鶴「…………」
提督「…翔鶴、瑞鶴はこちらで引き取る。だからキミは帰りなさい」
翔鶴「……嫌よ」
瑞鶴「翔鶴姉、私は艦娘として生活したいの。そっちに戻っても厄介者扱いされるだけなの」
翔鶴「……」
瑞鶴「…翔鶴姉、私はこっちで頑張るから。応援してて、ね?」
龍驤「翔鶴、納得してくれへんか?」
翔鶴「下2」
下2 翔鶴の台詞、行動他
71 : 以下、名... - 2018/01/31 22:34:05.36 K5izBlIJ0 35/493瑞鶴を邪険に扱う鎮守府なんて願い下げだわ!
翔鶴「瑞鶴を邪険に扱う鎮守府なんてこっちから願い下げだわ!」
龍驤「そうは言うてもなぁ…帰る場所無くなってまうで?」
翔鶴「ならホームレスにでもなります!とにかく私はあそこに帰りませんから!」バタン!
龍驤「あぁ…怒ってどっか行きよった…」
瑞鶴「この鎮守府のことよく知らないくせに…全く、何処に行くっていうのよ」
提督「…弱ったな」
瑞鶴「ごめんね提督?翔鶴姉って私のことになると…はぁ…」
龍驤「なぁ瑞鶴、気になったんやけど、アンタがそうなった時の翔鶴って凄かったんと違うん?」
龍驤「今でさえこの状況やのに、怪我した時なんてよっぽど…」
提督「…龍驤」
瑞鶴「……」
龍驤「あ……ご、ごめんな?変な意味や無くて…」
提督「…瑞鶴、今のは聞かなかったことにしてくれ」
瑞鶴「…ううん、提督が聞きたいっていうなら、全部話すわよ」
提督「…いいのか?」
瑞鶴「うん…私が目がこうなった理由、提督には聞いて欲しい」
提督「…わかった、真剣に聞こう。そもそもそれは怪我が原因なの…か?」
瑞鶴「下2」
下2 瑞鶴の台詞、行動他
79 : 以下、名... - 2018/01/31 22:59:30.90 xRFl4LE90 38/493まぁそんな所よ。戦闘が終わって気を抜いた一瞬の隙を突かれて、大破してたイ級の砲撃が目にピンポイントに命中したの
瑞鶴「まぁそんな所よ。戦闘が終わって気を抜いた一瞬の隙を突かれて、イ級の砲撃が目にピンポイントで…ね」
提督「…修復剤では治らなかったのか?」
龍驤「そうや、戦闘中の怪我は治るはずやろ?」
瑞鶴「そうよ、私達艦娘は戦闘中の怪我は治るわよね?なら…わかるでしょ?」
提督「…陸に上がる瞬間か」
瑞鶴「そ、艤装を解除した瞬間だったの。沈めたと思ったイ級が大破で私の後ろに居たなんて…」
龍驤「そうやったんやね…」
瑞鶴「…さぁ、今度は龍驤さんの番よ」
龍驤「ウチが?面白い話やないで?」
瑞鶴「私の話も、面白くなかったでしょ?それに私だけ言うなんて不公平じゃない」
龍驤「…わかった、全部話すわな」
提督「…龍驤」
龍驤「大丈夫や司令官、今のウチは大丈夫やから」
瑞鶴「龍驤さんも出撃以外の怪我なのよね?ある程度は想像できるけど…」
龍驤「…ウチは電車に轢かれたんや」
瑞鶴「……え?」
龍驤「言うとくけど自殺しよう思って飛び込んだんと違うで?まぁ…飛び込んだのは飛び込んだんやけど…」
龍驤「ウチはな…女の子助けよう思って…電車に…な…」
龍驤「ふぅ……ふぅ…」
提督「龍驤、無理はするな」
龍驤「大丈夫、大丈夫やから。ウチは惨めなもんや、結局その女の子は助けられへんだし、左腕と左脚はなくなった」
龍驤「…これがウチの話。瑞鶴に比べたらちょっちつまらんかったわな~」
瑞鶴「下2」
下2 瑞鶴の台詞、行動他
86 : 以下、名... - 2018/01/31 23:19:01.02 IQcSncId0 42/493怪我の理由につまらないもなにもないでしょ
瑞鶴「怪我の理由につまらないもなにもないでしょ」
龍驤「…うん、そうやんな」
瑞鶴「でも…その行いは誇るべきだと思うわ。私なら無理ね」
龍驤「…ありがとうな」
瑞鶴「うん…ほんとに私、いい鎮守府に来たみたい。提督、龍驤さん、これからお願いします」ペコッ
提督「…言ってあるように、うちは正規空母は極端に少ない。出番は確実に多くなるが、覚悟はあるな?」
瑞鶴「当然よっ!」
提督「…歓迎しよう。よろしく頼むぞ瑞鶴」スッ
瑞鶴「……」
提督「おっ…とすまない。瑞鶴、手を出してもらえないか?」
瑞鶴「あぁ、手は動いた気はしたけど、握手だったのね。よろしくね提督」ガシッ
提督「…あぁ、頼りにさせてもらう」
龍驤「手が動いた気がしたって…やっぱり気配でわかるもんなん?」
瑞鶴「今のは空気の流れね。体が動くと、周りの空気も動くのよ」
龍驤「そんなんまで感じるんかいな…」
瑞鶴「慣れよ、慣れ」
瑞鶴「そうだ、いい機会だから言っておくけど、私に手を近付けるときは気をつけてね?」
瑞鶴「手が近くにあるのはわかるけど、流石にどんな形で手がそこにあるかまではわからないから、色々と誤解するの」
瑞鶴「…正直今も胸でも触られるのかと思ったわ」
提督「…すまん」
瑞鶴「いいわよ、提督はそんなことする人じゃないのがわかったから」
瑞鶴「こういうのは一番気をつけないといけないの。私は目が見えないんだし」
瑞鶴「男の人って、私みたいな体でも興奮するんでしょ?もう…嫌だなぁ…」
下2 この中の誰かの台詞、行動その他
92 : 以下、名... - 2018/01/31 23:46:38.18 K5izBlIJ0 46/493その口ぶり何か嫌な経験が?
りゅうじょう
龍驤「その口ぶりからすると…何か嫌な経験でもあるん?」
瑞鶴「…目の治療で通ってた時に、何度も痴漢されたのよ」
瑞鶴「盲導犬連れてるから、私が目が見えないの知っててやってるのよ!」
龍驤「それは酷いなぁ…でもその子には助けてもらえれへんだん?」
瑞鶴「人混みでは吠えないように訓練されてるの」
龍驤「そうやったんか…」
瑞鶴「でももう慣れたから気にしてないわ。腹は立つけど…!」
龍驤「痴漢は女の敵やな!」
瑞鶴「ねぇ龍驤さん、この後時間ある?」
龍驤「出撃はまだ後やけど、どないしたん?」
瑞鶴「今のうちに鎮守府を案内してもらいたいの。私も覚えたいし、この子にも覚えてもらうから」
犬「……」
龍驤「よっしゃ任せといて!ほな司令官、瑞鶴連れて案内してくるわな~」
提督「…あぁ、任せたぞ龍驤」
ーー
ーー
卯月「いきなり出撃なんて、司令官も酷いっぴょんね」
瑞鶴「大丈夫よ、私から志願したんだもの」
皐月「でもさぁ、本当に大丈夫なの?衝突したりしない?」
瑞鶴「急に止まらない限りは大丈夫だし、止まる時も一言言ってくれれば平気よ」
黒潮「あかんかったらすぐに言うんやで?」
瑞鶴「ええ、わかったわ。さて旗艦さん、いきましょう!」
神通「では…参りましょう…陣形は…私を旗艦に単縦陣です…」
ーー
神通「…会敵します…空母ヲ級二隻です!」
卯月「瑞鶴さんの出番っぴょん!」
瑞鶴「なるほど、確かに雲龍型じゃ、ヲ級二隻の相手は辛い…わね!」ビシュッ!
皐月「凄い!本当に戦えてる!」
瑞鶴「……よし!制空権は取ったわ!後は頼んだわよ!」
神通「はい、旗艦は私が…駆逐艦は、潜水艦に注意して下さい…」
黒潮「任せといて~!」
ーー
卯月「うびゃああっ!」
皐月「卯月大丈夫!?」
卯月「ギ、ギリギリ小破っぴょん!」小破
黒潮「何処や!?二隻は確実に仕留めたのに…」
卯月「いたた……あっ!!瑞鶴さん、潜水艦の雷撃が…!!」
瑞鶴「わかってるわ!11時方向からでしょ!こっちは心配しなくていいわよ!」
皐月「なんでわかるんだろ…」
黒潮「皐月、今はこっちに集中や!なんとか潜水艦を沈めるで!」
神通「…敵旗艦は終わりました。私も潜水艦に対応します…陣形を変更します…」
卯月「単横陣っぴょん!?」
神通「いえ…複縦陣にします…」
皐月「了解!」
瑞鶴「…………」キョロキョロ
瑞鶴「……私の左前の駆逐艦は誰!?」
皐月「それは僕!瑞鶴さん手伝うよ!」
瑞鶴「大丈夫、皐月だってわかれば平気よ!」
皐月「でも……」
黒潮「…!ソナーに感あり!こっちや!」
卯月「よくもうーちゃんを…覚悟するっぴょん!」
ーー
神通「無事帰投…敵を沈黙させることに成功しました…」
皐月「ほぼ全員無傷だったね!」
卯月「情けないっぴょん…小破したのは卯月だけっぴょん…」
黒潮「瑞鶴はんも中々やるなぁ~雷撃も艦載機も全部避けてたやん」
瑞鶴「でしょ?五航戦を舐めないで!」
神通「瑞鶴さん…素晴らしい活躍でした…」
瑞鶴「今回は戦闘機ガン積みだから攻撃はしてないけど、役に立てたならよかったわ!」
神通「はい…とても助かりました…」
皐月「でも一つ気になったんだけど、僕達駆逐艦の位置を何回も聞いてたのはどうして?」
黒潮「それはウチも気になったなぁ。雷撃を避けるんやったら、ウチらの位置も把握できててもおかしくないのになぁ」
瑞鶴「そうね…それは皐月と卯月のせいなのよ」
卯月「え…?卯月、まだ何もしてないっぴょんよ…?」
皐月「まだって、何かするつもりだったんだ…」
瑞鶴「ほら、二人って同じ睦月型でしょ?艤装の音が同じなのよ」
皐月「艤装の音……」
卯月「でも皐月は改二で、うーちゃんはただの改っぴょんよ?」
瑞鶴「それでも音は似てるのよ。黒潮は陽炎型だから区別できたし、神通は…軽巡だから」
神通「よく音を聞き分けられるんですね…あれだけの雑音の中で…」
黒潮「そうやなぁ、ドカドカ撃っとる音もしとるしなぁ」
瑞鶴「それも慣れ、よ」
卯月「凄いっぴょんね…」
瑞鶴「目が見えないのに出撃するって言うんだから、それなりにできる自信があるからなのよ?」
神通「頼もしい方が…仲間になってくれましたね…」
黒潮「うんうん。瑞鶴はん、もし困ったことがあったらなんでも言うてくれたらええんやで?」
卯月「うーちゃん達が全力でお助けするっぴょん!」
下2 瑞鶴の台詞、行動やこの後起こったこと等
121 : 以下、名... - 2018/02/01 19:31:42.26 a/Ao7gOX0 56/493瑞鶴「こんなに温かい言葉をかけられたのは眼を怪我して以来初めてだよ(泣」
※ただし翔鶴を除く
瑞鶴「…………」
卯月「急に黙り込んでどうしたっぴょん?」
瑞鶴「あ…ダメ……話しかけないで……」
皐月「もしかして体調が悪くなったとか?」
黒潮「人より神経尖らしとるし、やっぱり疲れ易いんやなぁ」
神通「医務室まで…運びますよ?」
瑞鶴「やだ…やめてってぇ……」
卯月「……ぴょん?」
瑞鶴「人前で泣く所なんて…見られたくないのよぉ…」グスッ
皐月「…まさか卯月が何か?」
神通「卯月さん…?」
卯月「うーちゃんは無実っぴょん!」
瑞鶴「ちが…違うのよぉ……こんなに温かい言葉…かけられたの……目を怪我してから…初めてでぇ…」
黒潮「翔鶴はんにも言われたことないん?」
瑞鶴「翔鶴姉は…別よ……こうやって…他の人に…言われたこと…なんて……」
神通「苦労…されたんですね…」
瑞鶴「みんな…口ではそれっぽい言葉は…言ってたけど……言わされてる…だけだったし…」
瑞鶴「私は…何処に居ても…厄介者で……っぐぅ………」
黒潮「うんうん、無理して喋らんでええからな?」
神通「ここには…貴女を傷付ける人はいません…」
皐月「むしろ頼りにされると思うよ!」
卯月「だから瑞鶴さん、心もゆっくり休めて下さい」
卯月「…昔のことは思い出さなくていいっぴょんよ?」
下2 瑞鶴の台詞、行動やこの後の展開を
127 : 以下、名... - 2018/02/01 20:01:19.94 7OTAXF1HO 60/493救難信号を受信
瑞鶴「?ん……うん……」グスグス
卯月「あら…余計泣いちゃったっぴょんね」
黒潮「悲しくて流す涙やないんや、このままにしといてもええわなぁ」
皐月「とりあえずさ、場所を移そうよ。食堂でデザートでも食べるのはどう?」
卯月「賛成っぴょん!」
神通「…………!」
卯月「神通さんも…ってどうしたっぴょん?」
神通「これは…救難信号です…」
卯月「ぴょん!?」
卯月「誰が出してるっぴょん?艦娘?民間人っぴょん?」
神通「…共通の救難信号です。どちらかは…わかりません」
黒潮「助けを求めとるんやったら行ったらな!」
皐月「僕も行くよ!」
卯月「うーちゃんも!」
神通「いえ…卯月さんは入渠して下さい…」
卯月「そんな!うーちゃんは大丈夫っぴょん!」
神通「いいえ…小破も立派な損傷です…認めるわけには…いきません…」
卯月「ぴょん……」
瑞鶴「わだじは出るわよ…」
神通「はい…お願いします…」
皐月「瑞鶴さん、本当に大丈夫?」
瑞鶴「出撃ずるまでには…なぎやむがら…」
神通「それでは…卯月さん以外の方は出撃準備を。万が一に備えて…弾薬も積んでいきます」
神通「そして…卯月さんは、救難信号の件を…提督に報告して下さい…」
卯月「…了解っぴょん」
ーー
瑞鶴「…うん、周りに敵は今の所いないわね」
黒潮「なんでこんな所で救難信号なんか出してるんやろうなぁ?」
皐月「近くに鎮守府も港もあるっていうのにね」
神通「きっと…ここで救難信号を出すことに…意味があったんです…」
黒潮「救難信号は…あそこや!あそこから出てるみたいやで!」
下2 救難信号を出していたのは?人物名やその物を
133 : 以下、名... - 2018/02/01 20:31:34.46 a/Ao7gOX0 65/493あぶぅ率いる第六駆逐隊
黒潮「あれは…第六駆逐隊?」
皐月「そんな!?まだ戻ってなかったの!?」
神通「私達が出撃している間に…帰ってるものだと思いましたが…」
瑞鶴「…あと一人は誰?五人いると思うんだけど」
黒潮「旗艦の阿武隈はんや!」
皐月「救難信号を出してるのも阿武隈さんだね」
瑞鶴「旗艦が出してるってことは、随伴艦に何かあったのか…」
神通「もしくは…阿武隈さん本人に…何かあったのか…」
皐月「どっちにしろ、ここで救難信号を出してるのが気になるね」
黒潮「鎮守府まで戻ってこられへん理由でもあったんかなぁ?」
神通「詳しい話しは…直接聞きましょう…」
皐月「そうだね。おーい、迎えに来たよ~!」
下2 阿武隈と第六駆逐隊の様子は?その他起こっていたことでも可
138 : 以下、名... - 2018/02/01 20:48:22.38 YyUeBo7do 68/493皆無事
尻尾を切られて尋常じゃなく怒ってるレ級がいたから手がつけられなくて応援を呼んだ
阿武隈「待ってたよみんなぁ!!早く戦闘準備して!」
神通「その前に…何があったか…説明してくれますか…?」
阿武隈「ええええっとねぇ!ててて敵が!凄く強い敵対がぁ!」
響「阿武隈さんは冷静じゃないみたいだから私が説明するよ。簡単に言うとね、戦艦レ級と会敵したんだ」
黒潮「レ級!?それでよう皆んな無事やったんやな…」
雷「こっちの初撃の雷撃がクリティカルだったみたいで、いきなり大ダメージだったの!」
皐月「凄いじゃん!あのレ級相手にクリティカルなんて!」
電「でもその一撃で尻尾が千切れて…レ級が尋常じゃないくらいに暴れ出したのです」
暁「あばばばばばばばばば」ガタガタ
黒潮「よの様子やと、暁の魚雷が当たったん?」
電「…なのです」
暁「こここここここっちに…向かって…あば…あばばばばばばばばばば」
黒潮「なるほど、加勢して欲しい為の救難信号やったんやなぁ」
瑞鶴「はぁ…それだったら支援求むって通信もよこしなさいよ」
阿武隈「あ……そ、それどころじゃなかったんですぅ!」
瑞鶴「…で?肝心のレ級は何処行ったのよ?」
響「あの孤島の影に隠れてしまってからは大人しいね」
電「もしかして逃げたのでしょうか?」
雷「あの怒り方だとそれは無いわね…ここに張本人もいるし…」
暁「ぴぃっ!」
瑞鶴「でも弱ったわね…連合組むにしても、私かなり混乱するわよ?」
黒潮「あ、そうか第六駆逐隊って全員特三型やもんなぁ…」
皐月「なら側に僕がついていようか?」
瑞鶴「そうね…いいかしら神通?」
神通「はい…それでいきましょう…」
神通「私が第一艦隊旗艦で…阿武隈さん達は第二艦隊旗艦をお願いします…」
阿武隈「ま、任せて!」
響「神通さん、これからどうするんだい?」
神通「ここから逆方向に周り込んで…奇襲をかけます…」
雷「わかったわ!」
電「頑張るのです!」
暁「大丈夫…暁は立派レディだから…うん…できる…」ブツブツ
ーー
神通「もうすぐ…周り込ります…」
黒潮「やったるでぇ~!」
皐月「瑞鶴さん、第六駆逐隊は前から響、雷、電、暁だからね!」
瑞鶴「ありがとう皐月。じゃ…いくわよ!」
神通「……会敵します」
下2 レ級やその場所の様子を
148 : 以下、名... - 2018/02/01 21:14:33.02 tv1e9/MpO 74/493尻尾を撫でてる
レ級「…………」撫で撫で
皐月「…あれ何してるの?」
黒潮「尻尾を撫でてるんかなぁ?」
響「でも殆ど千切れてしまっているよ」
雷「ひょっとして痛いのかしら?」
電「敵さんだけど、ちょっと可哀想なのです…」
暁「だ、だって……」
瑞鶴「状況がよくわかんないんだけど…とにかく艦載機は出すわよ?」
神通「いえ…少し待って下さい…」
黒潮「何する気なん?」
神通「少し様子を…確かめてきます…」
皐月「ダメだよ!レ級に単艦で近付くなんて無茶だよ!」
神通「ですから…私が危険だと判断したら…瑞鶴さん、すぐに艦載機を出して下さい…」
瑞鶴「わかったわ、でも無茶はしないで」
神通「はい…」
下2 神通を見たレ級の様子や行動、その他を
153 : 以下、名... - 2018/02/01 21:29:33.60 koxoplP2o 77/493シッポドウシテクレルンダ!と怒り泣き
神通「あの……」
レ級「カンムス!アタシノシッポドウシテクレルンダ!」
神通「泣いてしまうくらい…痛かったんですね…」
レ級「アタリマエダ!シッポガチギレタンダ!メチャクチャイタイ!」グスッ
レ級「アタシハナニモシテナカッタノニ…!」
神通「…私は貴女が暴れていると…連絡を受けて…ここまで来たんですよ?」
レ級「シッポヲチギラレタンダ!アバレテトウゼンダ!」
レ級「アタシハタダ、ウミヲサンポシテタダケナノニ…!」
神通「…本当にそうですか?」
レ級「アン?」
神通「この近くに…私達の鎮守府があります…貴女の目的地は…そこなんじゃないんですか…?」
神通「貴女の目的によっては…ここで沈めなければいけません…」ガチャ
下2 レ級の台詞や行動を
158 : 以下、名... - 2018/02/01 21:48:27.30 a/Ao7gOX0 80/493ソンナコトショウジキニイウトオモッテルノ?( ̄ー ̄)ニヤリ
レ級「ソンナコト…ショウジキニイウトオモッテルノ?」ニヤリ
神通「…やはり戦闘は避けられませんね。瑞鶴さん、艦載機をお願いします」
瑞鶴「まっかせて!」ビシュッ
レ級「エ」
阿武隈「こ、今度は逃げないんだからぁ!」バシュッ
レ級「チョ、チョット…」
黒潮「砲撃も負けへんでぇ~!」
レ級「ナンデコンナニイッパイイルンダ!?」
神通「連絡を受けた…と言ったはずです。貴女を…倒す為の」
レ級「マテ!ハナシヲキイテクレ!」
神通「…それが貴女の本心とは限りません。今更…遅いです」
レ級「チガウ!アタシノモクテキハ、ナカマサガシダ!」
神通「仲間探し…ですか?」
レ級「ソウダ!アイツハ…アタシトオナジヒトガタナンダ」
レ級「ダガアルヒ、トツゼンスガタヲケシタ。アタシ二トッテ…イモウトノヨウナヤツダッタノニ…」
神通「わかりました…ゆっくりと話しを聞きましょう。ただ…瑞鶴さんの艦載機と…阿武隈さんの魚雷は…自力で避けて下さいね…」
ギュオオオォォン!
シュパァァァッ!
レ級「」
神通「よく…生き残りましたね…」
レ級「ギリギリ…シッポナイカラ…ナニモデキナイシ…」HP13
黒潮「神通はん、トドメささんでええん?」
神通「このレ級は…仲間を探しているそうなんです…」
瑞鶴「情けをかけると後々面倒なことになるかもしれないわよ?」
神通「戦闘意思がないのなら…無理に戦うことはありません…それに、できれば全員…助けるんですよね…?」
電「はいっ!レ級さん、詳しい話を聞かせて欲しいのです!」
レ級「アァ…ワカッタ…」
ーー
提督「それで何故レ級を連れて帰ってきたんだ?」
電「どうも話しを聞く限り、レ級さんの探している仲間はあの深海棲艦のようなんです」
龍驤「あのって…ウチにおるあの子か?」
電「なのです!黒い帽子を被っていて…他にも特徴が一致していたのです!」
提督「…それでそのレ級はどこに?」
電「あの子に会いに行く為に、工廠にいるのです」
龍驤「危険は無いんやね?」
電「主武装の尻尾が千切れてるので、多分大丈夫なのです」
提督「また厄介なことにならなければいいが…」
ーー工廠
レ級「ココニイルノカ?」
神通「はい…ちゃんと呼んであります」
暁「な、なんで私もここにいるの…?」
黒潮「もしもの時の為や、暁の魚雷がクリティカルやったんやろ?」
暁「あれはたまたまなのに…」
ギッギッ…ギッギッ…
駆逐棲姫「誰だ?私に会いたいというのは?」
レ級「下2」
下2 レ級の台詞、行動他
169 : 以下、名... - 2018/02/01 22:53:26.00 koxoplP2o 86/493ヒサシブリ~ゲンキニシテタカ?
レ級「ヨカッタ!ブジナンダナ!」
駆逐棲姫「お姉ちゃん、久しぶりだな」
レ級「ヒサシブリダ。ゲンキニシテタカ?」
駆逐棲姫「あぁ、ここのニンゲンとカンムス達に良くしてもらっている」
レ級「ヨカッタ…ホントニヨカッタ…」
黒潮「言うてることほんまやったんやねぇ…」
神通「ならこの子もレ級…ということなんでしょうか…?」
駆逐棲姫「いやそれは違う。私は多分駆逐艦の突然変異だと思う」
暁「そういえば貴女と同型の深海棲艦って見たことないわね」
駆逐棲姫「私がお姉ちゃんって呼んでるのは、同じ人型で先輩だからだ」
黒潮「へぇ~そうやったんや」
レ級「…トコロデ、ソノヘンナノハナンダ?ナゼソレヲアシ二ツケテイル?」
駆逐棲姫「あぁ、これはギソクというものだ」
レ級「ギソク……?」
駆逐棲姫「作りものの脚だ。私は色々あって両脚が無い。だからこれを作ってもらってとても便利なんだ」
レ級「下2」
下2 レ級の台詞、行動他
173 : 以下、名... - 2018/02/01 23:18:36.34 wMNzT+0Uo 89/493私の尻尾も作れる?
レ級「ジャアワタシノシッポモ、ツクレル?」
駆逐棲姫「あ、尻尾が無い。どうしたんだ?」
レ級「アノカンムス二ヤラレタ!」ビシッ
暁「ぴいぃっ!ごめんなさい!」
駆逐棲姫「ほう…お姉ちゃんを傷付けたのか…」ズイッ
暁「ぴいぃぃぃぃっ!」
黒潮「乱暴はあかんで?」バッ
神通「いきなり先制攻撃をした…暁さんも悪いかもしれません…でも、状況が状況でしたから…」バッ
駆逐棲姫「…………」
暁「ご、ご、ご、ごめんなさい~!まさかこんなことになるなんて思わなかったの~!」
暁「だって、前にレ級と会った時は、酷い目に遭わされたし…」
レ級「ソレハアタシジャナイ!アタシハアイツト、ナカヨククラシテタダケダ!」
暁「だっでぇぇぇ~!!」ビェェン
黒潮「あかん…こうなったら暁はもう泣いてるだけや」
神通「どうしましょう…」
駆逐棲姫「ならお姉ちゃんに作りものの尻尾を作ってくれ。そうすれば私は許そう」
黒潮「とは言われても、ウチらがどうこうできることやないもんなぁ」
神通「北上さん達に…頼み込むしかありませんね…」
ーー
ーー
北上「それでさ~いきなり尻尾作ってくれって言われても…」
駆逐棲姫「作ってくれないと、私は怒る」
暁「お願いじます!作ってくれないと私が大変な目に合うの!」
北上「そうは言われても…実際難しいよ?義手義足とは訳が違うんだしさ」
駆逐棲姫「…………」ズイッ
暁「やめて!無言で近付いてこないで!」
北上「まぁ落ち着いて。それでさ、肝心のレ級はどうしてるの?」
暁「万が一治るかもしれないからって、入渠してみるらしいわ」
北上「深海棲艦が入渠かぁ…多分無理だとは思うけど…」
駆逐棲姫「無理だというなら、尚更尻尾を作ってもらうしかない」
北上「えぇ~…」
駆逐棲姫「これでも妥協してるんだ。本当ならこいつを尻尾にしてもよかったんだ」
暁「それだけは嫌ぁ!」
北上「いや、そもそも艦娘は尻尾にならないし…」
ガチャ
神通「あの…レ級さんを連れてきました…」
北上「おー入渠終わったんだ。で、尻尾は治ったの?」
下2 入渠が終わったレ級の様子や状態を
194 : 以下、名... - 2018/02/02 19:44:41.28 Ru+hozV9O 94/493艦娘と変わらない肌色+尻尾は跡形なくなってる
レ級「これは……どういうことだ?」
駆逐棲姫「その身体…!ニンゲンになったのか!?」
レ級「わからないが、この肌とか見た目は…」
暁「尻尾はどうなったの!?」
レ級「この通り、跡形もない」ペロン
神通「北上さん…これはどう思いますか…?」
北上「パッと見た感じは、艦娘に近付いたって感じかな~」
レ級「尻尾が治るどころか、こんな身体になってしまうなんて…おいお前、責任取れ!」
暁「暁には無理よ!」
駆逐棲姫「なんだと?」ズイッ
暁「ぴっ!」
北上「まぁまぁ。それよりレ級、その状態で艤装って出せる?」
レ級「出せたとしてもショボい。あたしの主武装は全部尻尾だったし」
北上「それでもいいからさ~出してみてくれない?どうなってるか見たいんだよね~」
神通「こんな所で出して…大丈夫なんですか…?」
北上「ま~平気でしょー」
レ級「わかった、じゃあやってみるぞ……」
下2 艤装を展開しようとしたレ級の様子や状態や起こったことを
200 : 以下、名... - 2018/02/02 20:49:33.59 asUT7Iv90 97/493変形ロボのように戦艦に変形した
ズォォォォォォ
レ級「な、なんだ?あたしの艤装が集まり始めたぞ!?」
駆逐棲姫「合体してるのか?」
北上「やめてよ?ここから巨大化なんかされたらたまったもんじゃないからね!」
神通「大きくはなってない…みたいですけど…」
暁「艤装が全部一つになったわ!」
レ級「合体したところで、これじゃ使い物にならないぞ」
ガシャ…ガチャガシャ
駆逐棲姫「今度は変形し始めたぞ?」
暁「何かしらこの形…」
神通「これは…船…?」
北上「いや…ただの船じゃなくて、戦艦だね」
バァァァァン
レ級「……あたしの艤装が戦艦になった」
北上「大きさ的には3mくらいかな?」
神通「主砲の大きさも…そのままですね…」
駆逐棲姫「お姉ちゃん、これ動かせるのか?」
レ級「やってみないとわからないな」
神通「なら…試してみますか?」
北上「試すなら外でやってよね!ここで主砲でも撃たれたらとんでもないことになるんだし!」
神通「それでは…演習場に行きましょう…」
暁「あそこなら多少暴れても平気だものね!」
ーー
駆逐棲姫「さぁお姉ちゃんやってくれ!」
レ級「それよりまずこれは海に浮かぶのか?」
レ級「…やってみるしかないか」ツィー
プカプカ
神通「海には浮かぶ…みたいです…」
暁「あとは思った通りに動かせるかどうかね」
レ級「よしじゃあまずは…主砲発射!」
下2 艤装戦艦の様子や起こったこと等を
207 : 以下、名... - 2018/02/02 21:21:44.88 NlFMs6uC0 102/493主砲がビーム兵器になっていた
ビーーーーム
レ級「なんか出た!?」
暁「砲弾じゃなくてビームが出たわよ!」
ズバァァァァ…
駆逐棲姫「海が割れた…凄い威力だ」
暁「あれ?これって何か…見たことあるような…」
神通「ひょっとして………霧の艦隊…でしょうか…?」
暁「そうそれよ!あのタカオとかって人達が出してたビームにそっくりよ!」
神通「ということは…レ級さんはメンタルモデルになってしまった…ということでしょうか?」
レ級「メンタル…モデル?なんだそれは?」
駆逐棲姫「私も聞いたことはないぞ」
暁「ナノマテリアルを使った艦の分身?っていうんだったかしら?」
神通「艦そのものだったような気もしますね…」
暁「もしかして小さいのは、ナノマテリアルじゃないからかしら?」
神通「かもしれませんね…」
レ級「話が難しくてよくわからん…」
駆逐棲姫「要は主砲が撃てるということは出撃もできるということだろう」
駆逐棲姫「…で、どうするんだ?お姉ちゃんはこのままでいいのか?」
レ級「ビームはカッコいいけどな~」
暁「できればそれで納得して欲しいかなって…」
神通「どうしますか…?」
駆逐棲姫「私はお姉ちゃんのしたいようにすればいいと思う」
レ級「下2」
下2 レ級の台詞、行動他
212 : 以下、名... - 2018/02/02 22:28:28.44 8avst++m0 106/493船もいいがやっぱり自分で闘いたい
レ級「船もいいがやっぱり自分で闘いたいぞ」
駆逐棲姫「ならカンムス!早く戻せ!」
暁「無理よぉ~!なんでこうなってるかもわからないのに~!」
駆逐棲姫「なら…覚悟はできてるな?」
暁「嫌ぁ~~!」
神通「乱暴は…いけません」
駆逐棲姫「でも先にお姉ちゃんの尻尾を千切ったのはそっちだ!やられたらやり返して何が悪い!」
神通「……確かにそうかもしれません」
神通「でも…肝心のレ級さんの意見を聞いていません」
駆逐棲姫「そんなのやり返したいに決まってる!」
暁「やだ…やだぁ……」ガタガタ
神通「本人の口から直接聞きたいんです。もしそうなら…私にも考えがありますので」
神通「レ級さん…暁さんをどうしたい…ですか?」
レ級「下2」
下2 レ級の台詞、行動他
216 : 以下、名... - 2018/02/02 22:57:13.72 asUT7Iv90 109/493こんなに怯えて…かわいそうだよ、クッキー
レ級「こんなに怯えて…かわいそうだぞクキ」
神通「くき…?」
レ級「あぁ、あたしがこいつに付けた名前だ。駆逐突然変異の姫みたいな存在。略してクキ!」
駆逐棲姫「私はその名前は嫌なんだが…」
神通「ならクッキー…とかでしたら…可愛らしいのではないですか…?」
駆逐棲姫「まぁ…それならまだマシか…」
暁「じゃ、じゃあ私はもういいの…かしら?」
レ級「それとこれとは話が別だ」
暁「ひっ……」
レ級「安心しろ乱暴する気はない。ただこの尻尾が治るまでは側に居てもらおうと思うがな」
暁「もし……治らなかったら……?」
レ級「……」ニヤリ
暁「その怪しい笑顔は何よぉ~!」
駆逐棲姫「おい!お姉ちゃんを独占することは許さんぞ!」
暁「私のせいじゃ…!いや、元はといえば私なんだけど…」
駆逐棲姫「……」ズイッ
暁「無言で迫るのもやめてぇ~!」
神通「レ級さんの尻尾は…どうすれば治るのでしょうか…」
ーー