注意
欠損表現、安価有り
スレタイに安価と入ってますが、あんまりとらないかもです
それでは始めます
元スレ
【艦これ】龍驤「足りないもの」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515586186/
パタパタ
提督「……」
パタパタパタパタ
提督「……今の足音は潜水艦の誰かか。朝早くからご苦労だ、彼女達には頭が上がらないな」
ドタドタ
提督「……」
ドタドタドタドタ!
提督「今の慌てた足音はなんだ?考えられるのは……加古の寝坊か。全くあいつは…」
…ギッ…ギッ
提督「……」
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
提督「……来たか。さて、今日もお国の為に頑張りますか~っと…」
コンコン
提督「うん、入ってくれ」
龍驤「司令官、おはよう。ほな、今日も頑張ろか!」
提督「そうだな。龍驤も秘書艦頑張ってくれ」
龍驤「任せとき~」
提督「それでだ秘書艦、早速で悪いが仕事だ。今日着任予定の艦娘をここへ案内して欲しい」
龍驤「あぁあの子やね。ちょっち待っててな!」
提督「あっ龍驤!急がなくてもいいからな!?」
龍驤「わかってるって!キミはほんまに心配症やね~」
提督「……」
龍驤「ほな、ちょっと待っててな~」
パタン
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
提督「…………そんな体なんだから、心配して当然だろう…」
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
龍驤「よいしょっと…」
龍驤「あの子はもう待合室に着いとるみたいやな。おーい」
コンコン
龍驤「司令官のとこに案内したるさかい、一緒に行こな~」
下2 今日着任する艦娘を
7 : 以下、名... - 2018/01/10 21:30:39.74 +Y3EZcRHO 5/594葛城
葛城「はじめまして、私は正規空母の……えっ!?」
龍驤「はじめまして、ウチはこの鎮守府の秘書艦の龍驤や」
葛城「あの、その身体…えぇっ!?」
龍驤「まぁ色々言いたいことはあるかもしれんけど、とりあえず執務室まで一緒に来てな~」
葛城「あ、あの!手伝いましょうか!?」
龍驤「かまへんよ、慣れてるから」
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
コンコン
龍驤「司令官、葛城を連れてきたで~」
提督「ようこそ我が鎮守府へ。ウチは正規空母は多い方ではない。早速前線に出てもらうかもしれないが、我慢してくれよ?」
葛城「それより……あの…」
提督「……ふむ、こっちが喋ってばかりなのも悪いか。なら葛城、何か質問があれば答えよう」
葛城「下2」
下2 葛城の質問内容を
13 : 以下、名... - 2018/01/10 22:01:03.06 l7oDIJyH0 8/594龍驤に関して聞きたかったが思い直して『まだ新参ですので、日を改めてにします』と言って下がる
葛城 チラッ
龍驤「……」
葛城「……まだ新参ですので、日を改めてにします。それでは…」
龍驤「まぁ待ちや葛城。ウチのこと気になってるんやろ?」
葛城「そんなこと…」
龍驤「ええで、そんな大した話やないんやから」
葛城「……」
龍驤「ウチは軽空母龍驤、それは間違いないで」
葛城「はい…」
龍驤「他の龍驤と違うのは、ただ片腕と片脚がないだけや!深く考えやんでもええで~」
葛城「……」
龍驤「あれ?リアクションが…」
提督「龍驤、これくらいにしておこう」
龍驤「そうか?ウチは別に気にせーへんで?」
提督「しかし…」
龍驤「ほら葛城、何か一つくらい質問あるやろ?ほんまにないんか?」
下2 改めて葛城の台詞を
16 : 以下、名... - 2018/01/10 22:37:01.62 UEVJGvMqo 11/594じゃあ、その、なんで、その腕と脚は……
葛城「じゃあ、その、なんで、その腕と脚は……」
龍驤「うんうん、やっぱり気になるやろ?」
葛城「……はい。出撃による怪我なら修復剤で治る筈です」
龍驤「そうや、そもそも敵さんの攻撃で身体の何処か千切れるなんて、そんなん艦娘と違うわな」
葛城「なら、その怪我は……」
龍驤「せや、出撃でしたんやない」
葛城「なら……一体…」
龍驤「いくら艦娘でもな、鉄の塊が走ってきたらあかんかったわ」
葛城「…え」
龍驤「早い話が電車に轢かれたんや。線路に落ちた子どもを助けようとして~ってやつや。ドラマとかでよくあるやろ?」
葛城「はい…」
龍驤「いや~艦娘がまさか陸で怪我とはな!お偉いさんも前代未聞や言うて驚いとったわ!」
葛城「……」
龍驤「あの日は悪天候で船が出ぇへんかって…大人しく次の日にしとけばよかったんやけどなぁ~」
龍驤「でもな、ウチは腕と脚がないだけや!それ以外に欠陥はないで!」
龍驤「あっ、せやから胸が無いのは欠損と違うからな!……って葛城もウチの仲間やんな!無い乳同士仲良くしよな!」
葛城「……」
龍驤「あれ…反応薄…」
葛城「あの……」
龍驤「ん、なんや?まだ質問あるんか?」
葛城「その…龍驤さんが助けようとした…子どもは…?」
龍驤「……」
葛城「あっ……」
提督「龍驤、辛いなら…」
龍驤「大丈夫や辛くなんてないで」
龍驤「……」
龍驤「ウチの左腕と左脚を持っていったんやから…せめて…あの子の命はなぁ…」
葛城「あ…あぁ……」
龍驤「親御さんには申し訳なかったわ…」
龍驤「腕と脚やから…司令官の好きな漫画であったやん!」
提督「…ん?」
龍驤「ほら、陣かいて命を精製するには代償が~ってやつ!」
提督「……錬金術のやつか?」
龍驤「そうそう!その世界観やったらあの子の魂くらいは引っ張ってこれたかもしれんのに…」
龍驤「ウチに錬金術が使えたらなぁ~」
葛城「……」
龍驤「まぁウチの怪我はそういう理由や!あっでもウチは全然気にしてへんで、元々こんな性格やからな!」
葛城「下2」
下2 葛城の台詞を
25 : 以下、名... - 2018/01/10 23:24:56.58 0Q+UunPIo 17/594無言、抱き締める
葛城「……」
龍驤「ん、どうしたんや葛城…?」
ガバッ
龍驤「な、なんや急に抱きついて!ウチはそんな趣味ないで、愛してるのは司令官だけや!」
葛城「……」ギュウゥゥ
龍驤「うぐぐ…離してぇな…」
葛城「……」ギュウゥゥ
龍驤「あかん…抜けられへん…」
葛城「……」
龍驤「……ありがとうな葛城。ウチのことを思ってくれてるんやね」
龍驤「でもな、ウチは弱くないから大丈夫やで」
葛城「……」
龍驤「あはは…はじめましての人にこれだけ心配されるなんて…ウチもまだまだやね~」
龍驤「…ん、ありがとう。葛城の気持ち、嬉しかったで」
葛城「龍驤さん…」
龍驤「そんな泣きそうな顔せんといてや!さぁさぁ、葛城には早速演習へ出てもらうで!」
龍驤「ほな司令官、葛城を演習場へ案内してくるわな~!」
司令官「…あぁ、気をつけてな」
龍驤「歩き慣れた所は大丈夫やって!ほな葛城いこか」
葛城「…はい」
龍驤「はよせな置いてくで~!……あれ、今の笑うところなんやけど…」
葛城「……龍驤さん、案内をお願いします。それでは提督、失礼します」
バタン
提督「…………」
提督「歩き慣れた所は大丈夫……か」
提督「なら……歩き慣れてない所は……」
提督「……龍驤」
提督「……」
29 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/01/11 00:10:06.95 cZTt2Sw9O 21/594とりあえず書きたいところは書いたので、こんな感じで進めていこうかと思います
安価というわけではないですが、見たいシチュエーションなんかがあれば書き込んでみて下さい、参考にします
思いつき次第投下するので、不定期ですがよろしくお願いします
ーー
葛城「はぁ…はぁ…」
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
龍驤「葛城お疲れさん。いきなり演習続きで大変やろ?」
葛城「いえ…経験値を積んで、早く海域に出てもらいたいっていう提督の気持ちもわかります」
龍驤「ごめんな、この鎮守府はホンマに空母層が薄くて…」
葛城「はい、だからこそ私に期待してくれているんですよね。その気持ちに応えられるように頑張ります!」
龍驤「そう言ってくれたら頼もしいわ!」
龍驤「そういえば、今の演習で葛城のレベルも一区切りやなぁ」
葛城「そうですね。でも、まだまだ先輩達には…」
龍驤「よっしゃ!ほなデビュー戦といこか!」
葛城「い、いきなりですか!?」
龍驤「こういうのは勢いも大事や!葛城、急いで準備するんや!」
葛城「あの、えっと…はい、わかりました」
葛城「龍驤さん、準備できました!それで、随伴艦は誰に…?」
龍驤「よっしゃ、ほな行こか」
葛城「……え?」
龍驤「ん?どうしたん?」
葛城「いや、あの…随伴艦は…」
龍驤「最大練度のウチがついて行ったる!大船に乗ったつもりでおったらええで!」
龍驤「まぁでも軽空母やから大船っちゅうわけにはいかんわな!ははは!」
葛城「……」
龍驤「あれ、ここ笑うとこなんやけど…」
葛城「あ……の…」
龍驤「ちゃんと準備もしてきてるから、心配さんでええて!」
葛城「だから義足を外してたんですね…」
龍驤「せや、流石にあれでは海の上では踏ん張れんかってん。義手は元々してないし、外すのは義足だけでええねん」
葛城「本当に大丈夫なんですか…」
龍驤「ウチのことは心配さんでええ!それより自分の心配しいや?なにせ初出撃なんやからな!」
葛城「はい…」
龍驤「危ないと思ったら即撤退するから安心し。ほな空母機動艦隊、出撃するで~!」
ーー海上
龍驤「よし、ほな偵察機飛ばして敵さんの様子探ろか」
葛城「……はい」
龍驤「緊張せんでええで、演習と同じことするだけや」
葛城「……」
龍驤「…どうしたん?」
葛城「龍驤さんはどうやって…艦載機を発着艦させるんですか?」
龍驤「ウチのことはええねん!今は葛城がメインなんやから!」
葛城「でも……その…腕じゃ…」
龍驤「…ウチみたいな巻き物タイプは左手で印を結んで、右手で艦載機を出し入れする。それは知ってるんやな?」
葛城「…はい」
龍驤「印を結んだ後は、その印は解除できへん。途中で解いてしまうと艦載機が落っこちてしまうからな」
龍驤「だから、右手で印を結んだ後、右手で艦載機は無理。せやからウチは艦載機を出されへん…と葛城は思っとるんやな?」
葛城「…その通りです」
龍驤「ならウチがこうやって片脚でバランス取ってるのも信じられへん?」
葛城「その脚で出撃なんて、何かの冗談かと思いました」
龍驤「片脚でバランス取るのって、意外と簡単なんやで?これはすぐに慣れたわ~」
龍驤「…で、肝心の艦載機やけど、印は別にいちいち結ばんでもええのも知ってる?」
葛城「雲龍姉や私の艤装みたいに、印を何かに刻んでもいいんですよね。そうすれば、力を込めるだけで印が発動します」
龍驤「デカ乳…こほん。雲龍がええ見本やね。雲龍はそれがあるから、あんな長物抱えたまま出撃できるんや」
葛城「じゃあ……龍驤さんも…?」
龍驤「最初は巻き物に印刻もうとしたけどあかんかってん。どうやっても力が定着せんでなぁ」
龍驤「それ以外にも色々と試したんやけど、龍驤の艤装と印は相性悪くて…」
龍驤「結局、艤装には印は刻めれへんかってん」
葛城「じゃあ……?」
龍驤「艤装があかんのやったら、残ってるのはこの身体や」
葛城「…………えっ!?」
龍驤「ウチは身体の印を刻んだんや」
葛城「え?あっ……へ…?」
龍驤「ほら見てみ、これがその証拠や」ペラッ
葛城「……っ!」
龍驤「上手くいくかわからん上に、一度身体に刻むと取れるかもわからんかった。だから実験としてこの千切れた脚ギリギリに刻んでん」
葛城「…それで、どうだったんですか?」
龍驤「実験は成功やったよ」
龍驤「艦載機が飛んだ時、あの時はめっちゃ嬉しかったわ。もう二度戦えれへんと思っとったから」
龍驤「…で、その後色々と実験を重ねて、怪我する前と変わらんくらいの実力には戻ったんやで!」
葛城「実験はそこで終わりじゃなかったんですか?」
龍驤「うん、どうやら身体に印を刻む場合は、脳に近ければ近い程強力になるのがわかってん」
葛城「脳に…」
龍驤「だから、ウチが今使ってる印は…顔にあんねん」
龍驤「ほら葛城、これで見えるやろ?」ベロ~
葛城「あ……」
龍驤「ウチは舌に印を刻んだんや」
龍驤「出撃中は喋り辛くなるくらいで、デメリットほほとんどないねー」
龍驤「いや、デメリットというか…結局舌以外にも身体に刻んだ印は取れんかったのはちょっち悲しかったかなぁ…」
龍驤「でも元々腕と脚無いし、そこまで気にするもんでもないわ!」
龍驤「この印が消せるんやったら、いっそ腕が生えて欲しいで!」
葛城「……」
龍驤「……あれ、ここ笑うとこなんやけど…」
葛城「下2」
下2 葛城の台詞、行動他
47 : 以下、名... - 2018/01/11 20:26:39.65 CqsEHTv8o 32/594泣いて言葉がでない
葛城「……」 ピタッ
龍驤「葛城…?急に立ち止まってどうしたん?」
葛城「……」
龍驤「お腹でも痛いんか?それともやっぱり緊張してるんか?」
葛城「……」ポロッ
葛城「ひ……ひっぐ……」
葛城「ぐ……うぅぅぅ……ぐすっ……」
龍驤「……」
葛城「ひっ……ひっぐ……うぇ……」
龍驤「……葛城は優しいんやな。他人のことで涙が流せるなんて」
龍驤「ありがとう、その気持ちが嬉しいわ」
葛城「な…なん…でぇ……」
龍驤「どうしたん、ゆっくり喋りや?待ったるから」
葛城「なんでっ……龍驤さんは…ぞごまでじで……出撃ずるんでずが……」
葛城「ただでざえ……ぞんな身体なのっ……ひっぐ……」
葛城「どうじで……ぞごまでじでぇ………」
龍驤「下2」
下2 龍驤の台詞、行動他
51 : 以下、名... - 2018/01/11 20:59:37.34 y2SQmmNm0 35/594他に、何も知らんからな
龍驤「…ウチは出撃以外に、何も知らんからな」
龍驤「解体して普通の人に紛れて生活…そんなん想像もできへん」
龍驤「ましてやウチはカタワや。人並みの生活を送れん」
龍驤「それにウチは人と違うしな!」
龍驤「だって人にはちゃんと両手と両足があるもんな!」
龍驤「傑作やで!あはははははっ!」
龍驤「……なんてな、冗談や!」
龍驤「ホンマはここの鎮守府と司令官の為や」
龍驤「こんなウチでも、明日から鎮守府に居らへんようになったらエラいことになる」
龍驤「葛城が来てくれたからまだマシやけど、それでもまだまだウチの出番はあるろね」
龍驤「それに、司令官の為やったらウチは何処にでも行けんねん!」
龍驤「だからな葛城、そんなに泣かんでええよ?」
龍驤「ウチは細かいことは気にせーへんタイプやから、もう腕と脚のことはなんとも思ってへん」
龍驤「こんな奴もおるんやな~って思っとってくれたら、それでええから」
葛城「下2」
下2 葛城の台詞、行動他
55 : 以下、名... - 2018/01/11 21:55:39.32 iCc+QwvX0 38/594ぞんなに簡単に……割り切れまぜんよぉ……
でももうずぐ敵がぐるんで……(涙を拭って声を整えて)
……今は納得しておきます!
葛城「ぞんなに簡単に……割り切れまぜんよぉ……」
龍驤「葛城は…ほんまにええ子やね…」
葛城「でももうずぐ敵がぐるんで……ふぅ……」ぐしぐし
葛城「……今はそれで納得しておきます!」
龍驤「よっしゃ、それでこそ艦娘や!さぁ、敵さんを蹴散らすで~!」
葛城「はい、龍驤さん!」
龍驤「深海棲艦、覚悟しぃや!今日のウチは一味違うで!」
ーー
ーー
葛城「派手にやられちゃったなぁ…」大破
龍驤「初めてにしては上出来やったで!」
葛城「それにしても…凄いですね龍驤さん」
龍驤「ウチが?」
葛城「私は大破したのに、龍驤さんは殆ど無傷だなんて」
龍驤「当たり前や!葛城とは練度が違うからな!」
葛城「あの回避術は練度だけではどうにかなりそうにはないです…」
葛城「龍驤さん、本当に凄かったです!」
龍驤「せやろ?もっと褒めてもええんやで!」
龍驤「まあでもウチのことを褒めるのはこれくらいにしといて、そろそろ入渠しときや?」
龍驤「練度はまだ低いからすぐ出てこれるやろうけど、それでも大破には違いない。ゆっくり休んでき」
龍驤「休むのも仕事のうちやで~」
葛城「わかりました、それではお先に失礼します!」
龍驤「うんうん、ええ後輩が入ってきてくれてよかったわ」
龍驤「さて、ウチも戻っ……しまった…」
龍驤「義足、置いてきたままやった…やってもうたなぁ…」
龍驤「いつもやとちゃんと用意しとくのに…今日は葛城の面倒見なあかんかったから…」
龍驤「……しゃーない、みっともないけど這っていこか」
龍驤「海やとうまいことバランス取れんのに、なんで陸やとこうなるんかなぁ…」ズリズリ
龍驤「誰にも見つかったら面倒臭いから…そーっと……」ズリ…ズリ…
下2 龍驤は目的地までに誰かと会った?
61 : 以下、名... - 2018/01/11 23:27:17.03 ztmrdMSAO 42/594提督に会った
龍驤「物音を立てへんように…ゆっくり…」ズリ…ズリ…
提督「……龍驤」
龍驤「あ、あら……司令官…」
龍驤「わ、わざわざ出迎えくれて嬉しいわ~」
龍驤「あっ…葛城やったら、さっき入渠したばっかりやで」
龍驤「早速大破しとったけど、見込みはあるんと違うかな」
龍驤「本人からも話聞きたいやろうけど、すぐドックから出てくると思うから暫く待っときや~」
龍驤「……ほな司令官、またあとで」
提督「……」
龍驤「な、何かなぁ?ウチに何か用?」
提督「……」しゃがみ
龍驤「……」
提督「……早く乗るんだ」
龍驤「……うん、ありがとうな」
龍驤「今日はな、葛城のことで頭がいっぱいやってん」
龍驤「だからな、決して義足隠された~とか、失くしたとかと違うねん!」
龍驤「わかってくれた、司令官?」
提督「……」
龍驤「……ほんまやで?嘘と違う」
龍驤「ん……キミの背中…あったかい…」
龍驤「…ごめんな……」
龍驤「ウチ……」
龍驤「……」
提督「下2」
下2 提督の台詞、行動他
66 : 以下、名... - 2018/01/12 00:03:52.98 EppWffSZo 46/594無言で頭を撫でる
提督「……」スッ
龍驤「…ん」
龍驤「司令官……ウチをおんぶしながら頭撫でるやなんて…そんな器用なことせんでも…」
提督「……」ナデナデ
龍驤「……はぁっ…」
龍驤「ありがとう…あったかいわ……」
龍驤「心も…満たされる……」
提督「……」ナデナデ
龍驤「んんっ……」
龍驤「司令官…」
龍驤「ウチを見捨てやんで、ありがとうな…」
龍驤「ほんまやったら……」
龍驤「ありがとう…こんなウチを…キミの側に置いてくれて…」
龍驤「ありがとう…ありがとうな…」
龍驤「……うん、しっとりするのはここまでや!」
龍驤「それより葛城のことや。葛城は人間的にもええ子やで」
龍驤「あの様子やったら直ぐにみんなと仲良くなれると思うで!」
龍驤「あの子の練度が上がるのが今から楽しみやわ~」
提督「下2」
下2 提督の台詞、行動他
70 : 以下、名... - 2018/01/12 00:42:22.09 MIV/YjQUo 49/594龍驤がそう言うなら間違いないな
提督「…龍驤がそう言うなら間違いないな」
龍驤「せや、ウチは嘘は言えへん!」
提督「その調子で葛城の面倒を見てくれるか?」
龍驤「任せとき!」
提督「だが龍驤、決して無理はするなよ?」
龍驤「大丈夫大丈夫~」
提督「……義足を忘れてコソコソ地面を這う奴のことなんか信用できん」
龍驤「うっ……」
提督「龍驤は他の奴より疲れ易いんだ。きちんと休むんだぞ?」
龍驤「そうなんよね~腕も脚も片っぽ無いのに疲れ易いなんて…」
提督「……」
龍驤「あれ、今の冗談やで?笑うとこなんやで?ここで笑わな笑うとこないのに…」
提督「……」
龍驤「もう…冗談通じやんのは辛いわ…」
ーー
黒潮「……」
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
龍驤「黒潮、何見てるん?」
黒潮「ん~ドキュメントやねぇ」
龍驤「黒潮がそんなん見てるなんて珍しいなぁ」
黒潮「他に見るもん無くてなぁ。大きいテレビあるのここだけやし、暇つぶしやねん」
龍驤「いつもは皆んなここに集まるんやけどね」
黒潮「今日はみんな忙しいみたいやわぁ」
ーー
龍驤「ふーん、両足義足のランナーか…」
黒潮「パラリンピックを目指すらしいけど、その前に会社をクビになってるねん」
龍驤「あぁ、だからこんな生活してるんやね」
黒潮「ほんでな、この人奥さんにも逃げられたんよ」
龍驤「事故で脚だけやなくて、奥さんまで失ってるんか…」
黒潮「もう俺には失うものはない…カッコエエわぁ」
龍驤「カッコええかもしれんけど、その前に奥さんがあかんわ」
黒潮「それはウチもそう思うわ」
ーー
龍驤「うわ速っ!ほんまに義足なん!?」
黒潮「最新のやつらしいわ~だからそれなりに値段もするみたいやで」
龍驤「そうやろうなぁ…」
黒潮「あっ…でもこの人世界レベルではないんや。世界一の人はどんだけ速いんやろ」
龍驤「想像できへんなぁ…」
黒潮「龍驤はんもこの義足にしたみたらどうなん?」
龍驤「いや~走れるのは魅力的やけど、流石に値段がなぁ…」
黒潮「そこはお偉いさんに頼めばいけるんと違う?」
龍驤「でもなぁ、ウチ元々走るの速いわけと違うねん」
黒潮「ほな無理か…」
龍驤「それに、ええ義足買うてくれるっちゅうんやったら、それより義手の方が欲しいかなぁ」
黒潮「そういえばなんで龍驤はんは義手してないん?」
龍驤「正直付けた所で何も変わらんくてなぁ。服も着にくいし、別にええかなって」
黒潮「なら義足も要らんのと違うん?」
龍驤「あほ、あれがなかったどうやって歩けばええねん!」
黒潮「片脚ケンケンでなんとかならんの?出撃はそれでうまいことやってるやん」
龍驤「陸と海では勝手が違うからなぁ。海では艤装が進んでくれるからなんとかなってんねん」
黒潮「そうやったんやね~」
黒潮「あれ?ほなやっぱり義足の方が欲しいんと違うん?」
龍驤「それが違うねん。両腕がちゃんとあったらな、松葉杖つけるから義手の方が欲しいねん」
黒潮「片腕やったら松葉杖無理なん?」
龍驤「ほんまやったらいけるやろうけど、ウチの場合は両方左が無いからなぁ」
黒潮「へぇ~そうなんやねぇ」
龍驤「だから片脚ケンケンも無理やねん。バランスが取れれへんでなぁ」
黒潮「あ……もしかして、たまにイモムシみたいに地面這ってるのって、それが原因なん?」
龍驤「うっ……見られとったんかいな…」
黒潮「龍驤はんの見た目考えてみいや、目立って当然やわ~」
龍驤「せやんなぁ……」
黒潮「みんなビビってるというか、引いとるみたいやで?」
龍驤「わかってるんやけどなぁ、未だに義足を忘れてしまうんよ…」
黒潮「ウチは気にせぇへんけど、気にする子の方が多いんやで?」
龍驤「うん…気をつけるわな」
龍驤「…せめて両腕があれば、人らしく生活できるんやけど…」
黒潮「龍驤はんの場合は、腕の前に胸と違うか?そんなまな板やったら人の前に女として…」
龍驤「ほぉ…ウチに喧嘩売るんか?」
黒潮「ここは海の上やない。全力で走ったら龍驤はんなんか敵やないで?」
龍驤「ほぉ……黒潮も言うようになったやないか…」
黒潮「褒めてくれて嬉しいわ~」
龍驤「褒めてない!」
下2 二人の元に現れた人物名を
89 : 以下、名... - 2018/01/12 20:53:31.12 e4adfdzC0 58/594神通
神通「あの…お二人は何の話をされていたんですか…?」
龍驤「いやな、ウチに両腕があったらせめて人らしいのにな~って言うたら」
黒潮「龍驤はんは腕の前に胸やろ~っていうナイスなツッコミをした所やねん」
龍驤「ナイスと違うわ!腕のことより胸のこと言われた方が傷つくっちゅうねん!」
黒潮「だってほんまのことやん?」
龍驤「腹立つわ~!ウチとほとんど変わらへんくせに!」
黒潮「ウチはまだこれから成長する見込みがあるねん」
龍驤「ぐっ……!」
黒潮「龍驤はんはもう成長せぇへんやろうからな~」
龍驤「こいつはほんまに…!」
黒潮「悔しかったら成長してみたらええやん」
龍驤「そんなもん腕生やすより無理に決まっとるやろ!」
黒潮「おぉこわ~龍驤はんは胸と器も小さいみたいやな~」
龍驤「調子乗りおって…!神通!黒潮に何か言うたって!」
神通「下2」
下2 神通のどちからに向けた台詞、行動他
94 : 以下、名... - 2018/01/12 22:49:07.19 k8Nq9mJvO 61/594龍驤さんは背も小さいですよ
神通「いえ、龍驤さんは背も小さいですよ」
龍驤「神通も敵かいな!」
黒潮「でもなぁ、龍驤はんが背小さいのは本当のことやろ?」
神通「怪我をされる前はそこまで気にしていませんでしたが…あそこまで厚底の靴を普段履いていたんですね…」
黒潮「今みたいにスリッパ履いてたら、ウチと背変わらんもんなぁ」
龍驤「あの靴履いて義足では歩かれへんから、しゃーないねん!」
神通「だから、背も低い…と言ったんです…」
龍驤「でもやねぇ…!」
黒潮「胸もないし、器も小さいし、腕も生やされへんし…龍驤はんはあかんなぁ」
龍驤「無茶言うな!」
神通「いえ…龍驤さんを見ていたら…そんな無茶も言いたくなってしまいます」
龍驤「どういうこと?」
神通「その脚と腕で、以前と変わらない実力…信じられませんでした…」
黒潮「それはウチも思ったなぁ。龍驤はん化け物過ぎるわ~」
神通「でも…その力を取り戻す為には…多大な努力と犠牲があったんですよね…」
黒潮「努力はわかるけど、それに以上犠牲があったん?」
神通「ええ…そうなんですよね…?」
龍驤「…黒潮、これ見てみ」ペラッ
黒潮「…!!」
神通「その印は…怪我をした脚先だけではないんですよね…?」
龍驤「せや、ここ以外にも全身にあるで。使ってるのはこの舌のやつやけどな」ペロ
神通「本当に…普段は目立たないんですね…」
龍驤「口を覗き込まな見えへんやろうな~」
神通「龍驤さん…そこまでして…」
龍驤「ここには皆んなと司令官がおるから。それがウチの戦う理由や!」
神通「…本当に龍驤さんは凄いです」
龍驤「そんなこと無いで~なぁ、黒潮?」
黒潮「下2」
下2 黒潮の台詞、行動他
100 : 以下、名... - 2018/01/13 00:27:44.92 BX7D9e0So 65/594可愛いパンツはいてるやん!
もっかいみせて!
101 : 以下、名... - 2018/01/13 00:29:47.46 46Y/NayFo 66/594ちょっと言葉に詰まってから↑
黒潮「か…………可愛いパンツはいてるやん!もっかい見せてぇや!」
龍驤「何を見とんねんナニを!それは見やんでもええねん!」
神通「確かに…愛らしい下着でしたね…」
龍驤「神通まで!?」
黒潮「もしかして、司令はんからのプレゼントとか?」
龍驤「うっ、ぐ……」
黒潮「え、図星やったん?」
神通「まぁ…」
龍驤「司令官が…前にこんなん好きやっていうてたから…」
黒潮「ひゅ~!ラブラブやん!」
神通「仲がいいのは良いことですね…」
龍驤「うぅぅ…」カァァ
黒潮「龍驤はんの顔が赤くなっとるなぁ…」
神通「照れることはありませんよ…お二人はずっと親密な関係だったじゃないですか…」
龍驤「……うるさい!もう知らんわ!」
黒潮「あらら、怒って行ってしもた…」
神通「怒っているというより…照れてるんですよ…」
黒潮「そうか……」
黒潮「……」
黒潮「……神通はん、ウチ、いつも通りやったかな?」
神通「…多分龍驤さんは気付いてません」
黒潮「それやったらええんやけど…」
黒潮「なんやねんあれ…あんな…入れ墨みたいなの…」
神通「…あれが龍驤さんの覚悟です」
黒潮「覚悟………」
神通「あの印一つを身体に入れるだけでも…相当な痛みはあるはずです。それを龍驤さんは…何度も、全身に…」
黒潮「……」
神通「あれが龍驤さんなんです。あんな姿になっても最前線で戦う…」
黒潮「凄いなぁ…龍驤はん……」
神通「普段の振る舞いもそうです。あんなに明るく振る舞っていますが…心の中ではどう思っているな…」
黒潮「あれは素やとええんやけどなぁ…」
神通「こればっかりは…わかりません…」
ーー
……ねぇ
…………ねぇ
カンムスのお姉ちゃん…
私の声…聞こえてるよね…
ねぇ……
ねぇ…………
こっちはね…冷たくて…寂しいの……
ねぇ………
なんで……あの時……ちゃんと助けてくれなかったの……?
ねぇ…………
カミサマがね……私はテンゴクには行けないっていうの……
本当は…私だけがシんでなきゃいけないのに…
お姉ちゃんの……脚と腕も…持ってきちゃったから……
私ね…テンゴクに行けないんだって……
ねぇ……
ねぇ…………
そんな身体じゃ…生きてる意味なんて無いよね……?
生きてるだけでも…辛いよね……?
ねぇ……
だからさ……
早く……ここまできて……?
そうしたら…………
腕と脚……返してあげるから……
ねぇ………
だから早く……
ねぇ…………………
龍驤「うぁ…………」
龍驤「……またあの夢か…」
龍驤「最近は見れへんかったのに…」
龍驤「…………」
龍驤「あの夢はウチの妄想なんや。あの子がウチのことを艦娘やなんて知ってるはずがない」
龍驤「……」
龍驤「でも…………」
龍驤「あの子が潰れる瞬間に、ウチと目が合ったのは事実や……」
龍驤「あの子は死ぬ瞬間に…何を思ったんやろう…」
龍驤「中途半端に助けに行った…ウチのことを憎んどるんかな…」
龍驤「あと一秒早く気付けたら……」
龍驤「もしくは……」
龍驤「あと一秒遅かったら、ウチも楽になれとったのに……」
龍驤「…………」
龍驤「……ううん、楽になれるなんか言うたあかんな。ウチは鎮守府と司令官の為に戦うんや!」
龍驤「そうや、うん!ウチは弱音なんか吐けへんねん!」
龍驤「…………うん」
龍驤「それにしても…寝汗酷いな…」
龍驤「軽くシャワーでも浴びてこよ…」
龍驤「それで少しでも、気分も晴れるやろうし…」
ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…
下2 この後起こったことを。お風呂イベントや、誰かに遭遇した等を
118 : 以下、名... - 2018/01/13 20:31:38.93 THxdGoiFo 77/594卯月と遭遇
卯月「~~」
龍驤「卯月…ご機嫌みたいやね…」
卯月「夜中の哨戒が終わったからやっと寝られるんだぴょん!」
龍驤「そうか…ご苦労さんやな…」
卯月「龍驤さんは何でこんな夜中に………っ!」
龍驤「ウチはちょっと…シャワーでも浴びようと思ってなぁ…」
卯月「龍驤…さん……生きてる……ぴょん…?」
龍驤「なんや…失礼な奴やなぁ…」
龍驤「前に死にかけたけど…こうやって生きとるで…」
卯月「龍驤さん……鏡は見たっぴょん…?」
龍驤「いやぁ……さっき起きてからは…見てないわ…」
卯月「龍驤さんの顔……死んでる人みたいに…真っ白ぴょん…」
龍驤「……」
卯月「顔も……表情がおかしいっぴょん。龍驤さん、何かあったっぴょん?」
龍驤「なんでもないよ…気にせんといて…」
卯月「でも……」
龍驤「ええから…な?ほな卯月、お疲れ様……」
卯月「下2」
下2 卯月の台詞、行動他
122 : 以下、名... - 2018/01/13 20:53:06.86 7SgqZGx3o 80/594何か知らないけど一人で抱えてるんじゃねーぴょん、えーい!
とくすぐり攻撃
卯月「……何か知らないけど一人で抱えてるんじゃねーぴょん、えーい! 」
龍驤「あ、ちょ……」
卯月「うーちゃんのくすぐりテクを思い知るがいいっぴょん!」サワサワ
龍驤「ん……」
卯月「ほれほれ~!」モゾモゾ
龍驤「あかん…あかんってぇ……」ピクッ
卯月「龍驤さんは~~~ここっぴょんね!」
龍驤「んぁっ!あ、ほんまにあかんって~~!!」
卯月「覚悟するっぴょん!」
龍驤「あ、あはは!危ない…卯月危ないからぁ……ひひっ!」
ーー
ーー
龍驤「うぅぅぅぅ……」
卯月「龍驤さん、覚悟して裸を見せるっぴょん!」
龍驤「なんでお風呂までついてくるんやぁ…」
卯月「うーちゃんがどれだけくすぐっても訳も話そうとしない…そんな状態で放っておけるないっぴょん!」
龍驤「それは…やね……」
卯月「さぁ、覚悟して真っ裸になるっぴょん!」
龍驤「そもそも卯月には恥じらいがないんか!?なんでウチの目の前で全裸やねん!」
卯月「ここは脱衣所ぴょん。裸でも何もおかしくないっぴょん!」すっぽんぽん
卯月「それにこのうーちゃんの完璧なミニマムボディ…見られるのが嫌なわけないぴょん!」
龍驤「ウチは卯月と違うんやぁ!」
卯月「あれ…ひょっとして龍驤さん…毛とか処理してないっぴょん…?」
龍驤「なっ…!そういう意味やない!」
卯月「女の子として、無駄毛と下の毛は処理しとかないとダメっぴょんよ?」
龍驤「だからぁ…!」
卯月「龍驤さんには司令官がいるっぴょん。司令官といい感じになっても、処理してないんじゃムードが台無しっぴょん!」
龍驤「人の話を聞けっちゅうねん!」
卯月「……隙ありっぴょん!」バサッ
龍驤「あっ……!」
卯月「……」
龍驤「うぅ…だから見られたくなかったんや…こんな…汚い身体を……」
卯月「下2」
下2 卯月の台詞、行動他
127 : 以下、名... - 2018/01/13 21:19:24.98 rVHu0KskO 84/594oh…パイパン…
卯月「oh…パイパン…」
龍驤「そっちかい!……って、そっちにも触れるな!」
卯月「まさか龍驤さん、天然モノのパイパンっぴょん?」
龍驤「ぅ、ぐ……」
卯月「これはいいモノを見たっぴょん!ありがたいっぴょん」ナムナム
龍驤「人の下半身見て拝むな!!」
卯月「…龍驤さんの身体は汚くなんてないっぴょん。ほら、早くお風呂に行くぴょん!」
龍驤「……うん、わかったで」
ーー
卯月「龍驤さん、気持ちいいぴょん?」
龍驤「うん、ありがとうな。気持ちええで~」
卯月「いつもお世話になってるぴょん!背中くらい流すっぴょん!」
龍驤「片手やと背中は洗いにくくてなぁ~。卯月、助かるわ」
卯月「これくらいどうってことないぴょん!それと龍驤さん、こっちの脚の具合は大丈夫ぴょん?」
龍驤「うん、今は大丈夫やから」
卯月「それならよかったぴょん!」
龍驤「心配してくれてありがとうな…」
ーー
卯月「あ”~生き返るっぴょん…」
龍驤「オッサンみたいやな…」
卯月「失礼だぴょん!うーちゃんは可愛らしい美少女っぴょん!」
龍驤「自分で美少女言うか」
卯月「本当のことだぴょん!うーちゃん、嘘言わない!」
龍驤「はいはい…」
卯月「だから龍驤さん、身体が汚くないって言ったのは本当だぴょん」
龍驤「……」
卯月「龍驤さんは何でも一人で背負い過ぎだぴょん」
龍驤「……」
卯月「卯月にも少しくらい、わけてくれてもいいぴょんよ?」
龍驤「下2」
下2 龍驤の台詞、行動他
133 : 以下、名... - 2018/01/13 22:02:22.89 QxMV5fMK0 88/594……気持ちだけもらっとくわ
せやからアンタは、そのままのアンタでいるんやで?
龍驤「……気持ちだけもらっとくわ。せやから卯月は、そのままの卯月でいるんやで?」
卯月「龍驤さん…」
龍驤「これは……これはな、ウチだけが背負わなあかんねん。誰かに背負せたらあかん」
龍驤「ウチだけ…楽になったらあかんねん」
龍驤「でもな、その気持ちは素直に受け取るで。ありがとうな卯月」
卯月「……」
卯月「……うーちゃんはそんなことできないっぴょん」
龍驤「……」
卯月「あんな死にそうな顔した龍驤さんを見ても…どうにもできないぴょん?」
龍驤「……」
卯月「そんなの…嫌ぴょん…」
卯月「龍驤さん……」
卯月「卯月達を…信頼して欲しいっぴょん…」
龍驤「下2」
下2 龍驤の台詞、行動他
136 : 以下、名... - 2018/01/13 22:40:10.86 CD3KOAel0 91/594抱き締めて
ウチは幸せもんやな…こんな幸せでいいんかな…
龍驤「……卯月」ギュッ
卯月「……」
龍驤「ウチは幸せもんやな…こんな幸せでいいんかな…」
卯月「……」
龍驤「……アカンわな…ウチが幸せになっても…あの子が助かるわけちゃうし…」
龍驤「……」
龍驤「…………」
龍驤「う………」
龍驤「うぅぅぅぅ……」
龍驤「あのなぁ……夢であの子が出てくるねん…」
龍驤「ウチが…助けられんかった……あの子が…」
龍驤「それでな…ウチに語りかけてくるねん…」
龍驤「中途半端に…助けてしもうたから…」
龍驤「でも…最後の瞬間に…目が合ったのは…ウチで…」
龍驤「あ……あぁぁぁぁぁぁ……」
龍驤「ウチは…どうすれば……」
龍驤「わぁぁぁぁぁぁ…!」
卯月「下2」
下2 卯月の台詞、行動他
141 : 以下、名... - 2018/01/13 23:21:33.80 CD3KOAel0 94/594助けようとしてくれた人をそんな風に思うわけない!
卯月「助けようとしてくれた人をそんな風に思うわけない!」
龍驤「でも…夢であの子が……」
卯月「それはただの夢っぴょん!!」
龍驤「でも…あの子が…ウチの腕と脚を持って…語りかけてくるねん…」
卯月「……っ」
龍驤「地獄で待ってるって…ウチが早く行ったらな…あの子は天国には…行かれへん…」
龍驤「あの子の為にも……ウチは……」
卯月「…………いい加減にしろぉっ!!」
龍驤「っ…………」
卯月「そんなくだらない夢のせいで死ぬんなら、卯月も後を追ってやるぴょん!」
龍驤「やめてぇやぁ…これはウチの問題やねんってぇ…」
卯月「そもそもどうしてそんなに悩むまで放っておいたの!」
龍驤「だからぁ…これはウチの問題でぇ…ぐす…」
卯月「龍驤さんが卯月達の為に戦うなら、卯月達は龍驤さんの為に戦う!」
卯月「だからもう一人で抱えこまないで!!」
龍驤「……無理やってぇ…」
龍驤「人が一人…死んでるんやで…」
龍驤「まだ…未来のある…小さい女の子が…」
龍驤「きっと…花嫁姿も…可愛かったんやろうなぁ…」
龍驤「その未来を…ウチは…」
龍驤「あぁぁぁぁぁぁ……」
龍驤「こんなもん…みんなには重すぎる…」
龍驤「ただでさえ…この鎮守府は…人少なくて…苦労しとんのに…」
龍驤「なんでウチは…こんな情けない姿晒して生きとるんや…」
龍驤「なんであの時…死ねれへんかったんや…」
龍驤「神様…順番間違えてないか…?本当はウチが死ぬはずやったんやろ…?」
卯月「この…………!」バシッ
龍驤「ぅあ……」
龍驤「卯月…なにするんや…なんでビンタなんか…」
龍驤「あ……やっぱりウチは死ぬべきなんか…?」
卯月「……!」バシン!
龍驤「ぅ……」
卯月「龍驤さんが…生きたいっていうまで、これはやめません」
龍驤「ぁ……」
卯月「……」バシン
龍驤「…………」
卯月「…本心を晒してください。卯月達では本当に龍驤さんの力になれないんですか!?」
龍驤「下2」
下2 龍驤の台詞、行動他
147 : 以下、名... - 2018/01/13 23:56:22.15 0V+Sqrde0 99/594判らない
龍驤「判らへん…判らへんのよぉ…」
龍驤「ウチはどうしたらええのぉ……」
卯月「助けて欲しいならそう言って!!」
龍驤「……ウチにもわからへんねん!」バシャッ
卯月「龍驤さん!義足もしてないのに…!」
龍驤「うぁっ…」ベシャッ
龍驤「…………」
龍驤「うぁぁぁぁぁぁぁ……」
龍驤「嫌や……嫌やぁぁぁぁぁぁぁ……」
龍驤「ウチはどうしたらええの…」
龍驤「女の子一人救われへんウチが…」
龍驤「ぁぁぁぁぁぁ…」
龍驤「もう……全部が全部……嫌なんやぁ……」ボロボロ
卯月「……龍驤さん…」
龍驤「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
卯月「……」
卯月「……龍驤さん、死にたいですか?」
龍驤「……」
卯月「本当に…死にたいって言うなら…」
卯月「卯月が…やります…」
龍驤「……どうやって殺してくれるん?」
卯月「こうやって……」
龍驤「ん……」
卯月「首を絞めれば……簡単に…」
龍驤「……」
卯月「本当に…やりますか?」
龍驤「下2」
龍驤の台詞や行動、又はこの後の展開を
153 : 以下、名... - 2018/01/14 00:32:01.57 CoULKMpMo 103/594首を絞めているところに提督が入ってくる
龍驤「殺して……」
龍驤「ウチを殺してぇ……」
卯月「……」
龍驤「もう……嫌なんやぁ……」
卯月「……わかりました」
卯月「……」キュッ
龍驤「ぐ……」
卯月「…………」グググ
龍驤「ぅ……が……」
卯月「………………」ググググググ
龍驤「……ひゅ…」
卯月「……」
龍驤「これ…で……やっと……終われる…」
龍驤「ありがと……な…卯……月……」
卯月「……」ポロポロ
龍驤「なんで……泣いてる……ん?……ウチは……感謝……してる……で……」
卯月「……ふぐっ……」ギュゥゥ
龍驤「………ぁ………………」
龍驤「………………」
バタバタバタバタ
提督「龍驤っ!!」
龍驤「…………」
卯月「………」
提督「おい卯月!龍驤に何してるんだ!」
卯月「……遅いっぴょん…」
卯月「どうしてもっと早く…来てくれなかったっぴょん…」
卯月「お風呂に入る前に…龍驤さんにバレないように…メールしたのに…」
卯月「卯月は…龍驤さんを傷付けたくなかったのに…」
卯月「どうして……」
提督「………」
提督「……龍驤…」
提督「お前は…………」
龍驤「下2」
下2 龍驤の台詞等
158 : 以下、名... - 2018/01/14 01:01:10.02 MARovb17o 107/594アカンのや…キミの側にいたいけどウチはおったらアカンのや…
龍驤「アカンのや…キミの側にいたいけどウチはおったらアカンのや…」
龍驤「ウチは…人殺しなんや…」
龍驤「キミの側に…おられへん……」
提督「龍驤……そんなことは言わないでくれ」
龍驤「ホンマのことやんか…」
提督「違う!違うんだ龍驤!」
提督「お前が見たものは全部幻なんだ!」
提督「あの子はお前を恨んでなんかいない!」
提督「だから龍驤……もう……いいんだ…」
提督「自分を責めるのは…やめてくれ……」
提督「頼む…………」
提督「龍驤ぉ……」
龍驤「下2」
下2 龍驤の台詞他
162 : 以下、名... - 2018/01/14 01:29:17.78 G3exf//wo 110/594謝りながら泣く
龍驤「ごめん……ごめんなぁ…」
龍驤「ぐす……いつも…こうやって……迷惑かけて…」
龍驤「ごめんやでぇ……」
提督「龍驤…謝らなくていい…」
提督「だからもう…自分を責めないでくれ…」
龍驤「うん…………」
龍驤「ありがとう…司令官…」
卯月「司令官……」
提督「…卯月もすまなかった。もう少し早く来れれば…」
卯月「……うーちゃんもごめんっぴょん。龍驤さんの首…絞めたりして…」
提督「…龍驤が望んだことだ。俺がどうこう言えることではない…」
卯月「ぴょん…」
卯月「…司令官、あと一つだけいいっぴょん?」
提督「……なんだ?」
卯月「こっちをガン見するのはやめて欲しいっぴょん」
提督「……すまなかった」
卯月「司令官と龍驤さんはそういう関係もあるから、裸も見られてるはずぴょん。でも司令官、ここは女湯ぴょん」
提督「……」
卯月「せめてタオルを持ってくるとか、それくらいできたと思うぴょん」
提督「……その通りだ、すまない」
卯月「でもうーちゃん怒ってないぴょん。今回龍驤さんがおかしくなったのは女湯だぴょん。これは仕方ないぴょん」
卯月「だから司令官、次からは気をつけて欲しいっぴょん」
提督「…わかった」
卯月「わかってくれたら嬉しいぴょん。じゃあうーちゃん、龍驤さんの義足取ってくるぴょん」
提督「あぁ……頼む…」
ーー
ーー
葛城「龍驤さん、大丈夫ですか?」
龍驤「葛城かぁ…?」モゾモゾ
葛城「そのままでいいので、龍驤さんは動かないでください」
龍驤「うん…ごめんな…」
葛城「いえいえ。それより、体調の方はどうですか?」
龍驤「ぼちぼち…やね…」
葛城「そうですか…」
龍驤「……司令官と卯月には、情けないとこ見せてしもうたわ…」
葛城「……」
葛城「……こうやってその…体調を崩すのは、よくあるんですか?」
龍驤「それは…」
北上「今回で二回目だね~」
葛城「北上さん…」
北上「重雷装巡洋艦兼、工作艦のハイブリッド北上様だよ~」
龍驤「いつも世話かけてすまんなぁ…」
北上「ここには明石がいないからね。あたしと夕張でなんとかするしかないからさ~」
葛城「龍驤さんの義足を作ってるのも、北上さんなんですよね?」
北上「そうだよ~夕張の方が器用なんだけど、あたしはどっちかというと医療担当だからね~」
葛城「それで北上さん、前にもこんなことがあったって…?」
北上「うん、前は飛び降りようとしたんだよね~」
葛城「えっ……」
龍驤「……」
北上「この鎮守府の屋上から…ね。いや~あれは危なかったよ~」
葛城「…北上さんが助けたんですか?」
北上「ううん、フェンスに義足が引っかかったんだよ~」
龍驤「……」
北上「あれは危なかったよね~…」
葛城「北上さんは……その時にちゃんと龍驤さんを治療したんですか?」
北上「ん~完治はできなかったよね~」
葛城「どうしてなんですか!?」
葛城「なんでちゃんと治してあげないんですか!?」
北上「……葛城はさ、どうなったら完治だと思う?」
葛城「……」
北上「心はね、一度潰れると、もう治らない。治ったように見えても、それはマシになってるだけ」
北上「この病気に、完治なんてないんだよ」
葛城「そんなの……」
北上「…ま、誰がどう思おうと自由だけど。とりあえず龍驤さんは絶対安静だからね~」
龍驤「……うん、わかってるで」
北上「あと薬はちゃんと全部飲むこと。いつかみたいに誤魔化さないでね~」
龍驤「…うん」
北上「ちょうどいいからさ、葛城が見ててくれない?」
葛城「…北上さんはどこに行くんですか?」
北上「出撃。ちょこっと敵戦艦をギッタギタにしてこなくちゃいけないんだよね~」
龍驤「北上…ウチの分まですまんな…」
北上「いいっていいって。ほんじゃ、あとはよろしくね~」
龍驤「行ってしもたか…葛城にもやけど、ウチが出撃できへれへん分みんなに迷惑かけてしもうてるなぁ…」
龍驤「こんな弱いウチで…こめんな……」
葛城「下2」
下2 葛城の台詞、行動他
177 : 以下、名... - 2018/01/14 21:00:48.73 iYRS/TJy0 119/594…………私、強くなります!
龍驤さんが安心して休んでいられるようにする為に、今よりずっと強くなります
葛城「…………私、強くなります!龍驤さんが安心して休んでいられるようにする為に、今よりずっと強くなります!」
龍驤「それは心強いなぁ…そう言うてくれて、ありがとう…」
葛城「だから龍驤さん、もうこんなバカなことはしないでください」
葛城「いや、私がここにいる限りは絶対させません!覚悟しておいて下さいね!」
龍驤「あはは…これはもう下手なことはできへんね…」
葛城「当たり前です!」
葛城「だから今は…ゆっくり休んで下さい」
龍驤「…うん、そうするわな」
葛城「…龍驤さん、ごはんは食べたんですか?」
龍驤「いや…食欲がなくて…」
葛城「ダメですよ!こんな時だからこそ栄養を取らないと!」
龍驤「でもなぁ…無理して食べても吐くだけやねん…」
龍驤「北上が帰ってくるの待っとったら、点滴でもしてもらえるから心配せんでもええで…」
葛城「そんなに体調が悪いんですか…」
龍驤「大丈夫、大丈夫やからね…」
下2 この後の展開を。誰かが見舞いにくる等
181 : 以下、名... - 2018/01/14 21:52:59.74 HXIyqR3do 122/594提督がお見舞いに来た
提督「龍驤、具合はどうだ?」
龍驤「司令官…来てくれたんやね…」
葛城「提督…」
提督「葛城も来てくれていたのか」
葛城「…ちょっと来るのが遅いんじゃないんですか?」
龍驤「まぁまぁ…司令官も忙しいんや…こうやって、見舞いに来てくれるだけでも…嬉しいで…」
葛城「龍驤さんがそう言うなら…」
提督「龍驤、飯はまた食べれないのか?」
龍驤「うん…でも、大丈夫やから、心配せんといて…」
提督「…わかった」
葛城「…なんでそれで納得するんですか?」
葛城「龍驤さんがこうなるまで提督は何もしなかったくせに…」
提督「……」
龍驤「やめて…葛城、やめてぇやぁ…」
葛城「提督と龍驤さんは恋人同士なんですよね?なんで大切な人を放置できるんですか!?」
葛城「提督は本当に龍驤さんのことを大切に思っているんですか!?」
提督「下2」
下2 提督の台詞、行動他
185 : 以下、名... - 2018/01/14 22:22:10.92 HXIyqR3do 125/594大切さ、そう大切な人なんだ…俺はだから提督であり続けなければ…そうしなければ龍驤を守れないんだ
提督「大切さ、そう大切な人なんだ…俺はだから提督であり続けなければ…そうしなければ龍驤を守れないんだ…」
葛城「……」
提督「……龍驤、お前は絶対に死なせない。俺が守ってやるからな」
龍驤「……ありがとう…キミの気持ち…嬉しいよ…」
龍驤「こんなウチでも…守るって言うてくれて…」
龍驤「ウチ…幸せ者…やなぁ………」
龍驤「…………」
龍驤「……」
提督「…龍驤?」
葛城「まさか気絶したんじゃ!早く北上さんか夕張さんを…!」
提督「いや……大丈夫そうだ。安心して寝ただけみたいだな」
龍驤「……すぅ…」
葛城「よかった……でも、なんでいきなり寝ちゃったんですか?」
提督「前の時もそうだったが、龍驤は心の健康を崩すと眠れなくなるんだ」
提督「どうやら嫌な夢を見るのが原因らしい」
葛城「それって……事故のことが関係あったりしますか?」
提督「……どうやらな」
提督「龍驤が助けられなかった女の子が、早くこっちに来いと語りかけてくるらしい」
提督「龍驤の後悔からくる夢なんだろうが……」
葛城「……」
提督「龍驤が前にこの夢を見た時は凄かったんだ。幻肢痛も発症して、叫びながらのたうち回っていた」
提督「俺にできることは…龍驤を抱き締めてやることだけだった…」
提督「龍驤……」
葛城「…そもそも、どうして提督と龍驤さんは一緒に寝てないんですか?」
葛城「二人の関係は皆んな知ってます。夜に抱き締めてあげたら、龍驤さんが不安になることもないと思うんです」
提督「下2」
下2 提督の台詞、行動他
192 : 以下、名... - 2018/01/14 23:03:28.83 atRzSsUM0 129/5941.愛する人
2.めっちゃ暖かいしいい匂いがする
3.龍驤は基本俺からの誘いを断らない
ということで毎晩いたしていたら川内からすら流石に五月蝿いと…な?
提督「……今から俺が言うことは決してセクハラではないからな?」
葛城「……?」
提督「まず1つ、龍驤は俺の愛する人である。2つ、龍驤はめっちゃ暖かいしいい匂いがする。3つ、龍驤は基本俺からの誘いを断らない」
葛城「あっ…」
提督「……毎晩いたしていたら川内からすら流石に五月蝿いとクレームが、な」
葛城「ぅ…………」カァァァァ
提督「さらに付け加えると、龍驤の声はかなり大きい方で…」
葛城「もういいです!十分わかりましたから!」
提督「そうか、ならよかったよ」
提督「俺もできれば毎晩龍驤と寝たいとは思っている。だがな…あいつ…めっちゃいい匂いするし…」
葛城「同じ部屋でも、ベッドを離すとかじゃダメなんですか?」
提督「それがダメだったんだ…」
葛城「もう試してたんですね…」
提督「毎晩交わるのも龍驤の体力的に良くはない。別々に寝るのは悪いことだけじゃない」
葛城「でもそれで龍驤さんの危機に間に合わなかったら、本末転倒じゃないですか」
提督「……」
葛城「前の時…本当は危なかったんですよね?」
提督「…あぁ。もし義足が引っかかってなかったらあいつは…」
葛城「ならやっぱり龍驤さんと一緒に寝て下さい。提督が我慢すればいいだけの話じゃないですか!」
提督「…愛する女に手を出さないというのも、それはそれで傷付くらしい」
葛城「それは…」
提督「……と、自称経験豊富な北上はそう言っていた。俺は少しでも龍驤を傷付けたくはない」
葛城「でも…」
提督「そこまで言うなら葛城、お前の案を何か聞かせてくれ」
葛城「えぇ!?」
提督「どんな些細なことでもいい。それが龍驤の為になるかもしれないからな」
葛城「下2」
下2 葛城の台詞
197 : 以下、名... - 2018/01/14 23:56:25.22 iYRS/TJy0 133/594だ、だったら私が龍驤さんに猿轡をして、そのまま夜戦しちゃえば……(お目目グルグル状態。かつらぎは、こんらんしている!)
葛城「だ、だったら私が龍驤さんに猿轡をして、そのまま夜戦しちゃえば……」ぐるぐる
提督「……すまん、葛城にはまだこういう話は早かったようだな」
葛城「う、うるしゃい!」
提督「今の話は忘れてくれ…」
葛城「け、経験がないからって舐めないで!」
提督「おいおい…」
龍驤「んん…どうしたんやぁ…?」
提督「起こしてしまったか龍驤」
龍驤「うぅん…どういう状況…?」
提督「いやな、葛城がその…」
葛城「だったら今から試してみればいいんですよ!!」
龍驤「葛城…?どうしたん…」
葛城「龍驤さん、失礼しますね!」
龍驤「え…?」
葛城「猿ぐつわはないので、ハンカチで代用して…」
龍驤「むぐっ!?」
葛城「…できましたよ!これで龍驤さんは大声は出せません!」
龍驤「むー!うぅー!」
葛城「さぁ提督!思う存分龍驤さんを犯して下さい!」
提督「……」
葛城「今なら誰も来ませんよ!!」
龍驤「むぅぅぅぅー!」ジタバタ
下2 この後どうなった?
202 : 以下、名... - 2018/01/15 00:25:22.31 /m/P5W1KO 137/594タイミング悪く皐月が通りかかる
皐月「龍驤さん、僕もお見舞いに来たよ!」
皐月「………あれ?何なのこの状況…」
龍驤「むぅぅぅぅ~~!」
葛城「早く提督!今がチャンスなんですよ!」
提督「…………」
葛城「仕方ないですね…私が龍驤さんの服を脱がせます!」
龍驤「!!!!」
葛城「綺麗な身体…これを独占できるなんて、提督さん羨ましい…」脱がし脱がし
龍驤「うううぅ~!!」
葛城「ほら、どんどん脱げていきますよ…?」
提督「……」
皐月「ねえ司令官……これってどういう状況なの?」
提督「…途中から俺にもわからないんだ」
皐月「えぇ…」
提督「葛城が混乱していることはわかるんだが…」
皐月「このままだと龍驤さん、裸にされちゃうよ?」
提督「…皐月はどうすればいいと思う?」
皐月「下2」
下2 皐月の台詞、行動他
207 : 以下、名... - 2018/01/15 01:03:36.03 WWDh+rsN0 140/594ボクも混ざる!
皐月「なんだか楽しそうだね!僕も混ざるよ!」
龍驤「ぅぐうぅぅぅぅ~~!!」
皐月「葛城さんが上半身を脱がしてるから、僕は下を…」
龍驤「う…ぅぅぅぅ…」ふるふる
皐月「ふふ…龍驤さん可愛いね…」スルスル
龍驤「ぐぅ……」
提督「……」
皐月「あっ…龍驤さん、下の毛生えてないんだね…」
龍驤「……っ!」ブルブル
皐月「可愛い…可愛いよ……」
龍驤「…………」
葛城「龍驤さん…本当に綺麗ですよ…」
龍驤「…………」ブルブルブルブル
提督「…………」
ーー
北上「……ねぇ提督、これはどういう状況?」
提督「……」
北上「あたしが帰ってきたと思ったら…なんでこんなことになってるの?」
葛城「龍驤さん……」
皐月「可愛いなぁ……」
龍驤「……」ブルブル
北上「猿ぐつわされてる上に、全裸にされてるんだけど…」
提督「……」
北上「…提督は止めなかったの?」
提督「いや…止めるも何も、どうしてこうなったのか…」
北上「はぁ…ま、こういうのはあたしの仕事か…」
提督「……頼む」
北上「おーい二人とも~」
葛城「はぁ…はぁ…」
皐月「舐めていい?舐めていいよね?こんなに可愛いもんね?」
龍驤「……」
北上「無視とか…どれだけ夢中なんだよ~…」
北上「龍驤さんは巻き込まないように…」
北上「…よし位置はオッケー」
北上「二人とも、こっち見てくれない?」
葛城「え?」
皐月「どうしたの、僕に何か用?」
北上「…魚雷パンチ!」
葛城、皐月「ごぱぁっ!」
北上「ふぅ…」
提督「凄いな、一撃か…」
北上「これは球磨型だけが使える技。一撃で相手の意識を持っていけるんだ~」
提督「凄い技だな…」
北上「この二人はドックにでも放り投げとこ…どうせ夢かなんかだと思うでしょ。だからさ、提督は龍驤さんをお願いね~」
提督「え?」
北上「むふふ…一時間あれば足りる?」
提督「いや…龍驤はまだ体調が…」
北上「でも本人は乗り気みたいだよ?」
龍驤「……」モゾモゾ
龍驤「……」クネクネ
北上「龍驤さんを抱いて、安心させてあげなよ。提督がどれだけ龍驤さんを大切に思ってるか、わからせてあげればいいんだよ」
北上「そうすればさ、もう…あんなことしないと思うから」
提督「……」
北上「…じゃ、また一時間後ね~」ヒョイ
葛城、皐月「」
提督「空母と駆逐艦をあんなに軽々と持ち上げてしまうのか…」
龍驤「……」クネクネ
提督「なぁ龍驤…本当にいいのか?」
龍驤「…………」コクリ
提督「……わかった、北上は一時間と言っていたからな、それまでには終わらせよう」
龍驤「……んぐっ」ニコッ
ーー
217 : ◆I4lwDj9Dk4S2 - 2018/01/15 02:05:54.14 M188EtF80 148/594どうしてこうなった
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