あやめ速報-SSまとめ-

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サルくん「柔軟な思考と閃きを手に入れろ！」

サルちゃん「ほ、本日挑戦するのはこちらのホモサピエンスのみなさんです」



姫川友紀「がんばりまーす！」

篠原礼「よろしくね」

荒木比奈「よろしくお願いしまス」

高垣楓「まずは一問キープ……ふふっ」

サルくん「華やかでいいですねー。それではサルちゃん問題を」

比奈「あのーその前に一ついいスか？」

サルくん？「何でしょう荒木さん？」

サルちゃん？「………」

比奈「いや何っていうか……ぶっちゃけプロデューサーとちひろさんスよね？　何してるんスかそんなとこで」

サルくん（P）「何のことでしょうねサルちゃん？」

サルちゃん（ちひろ）「さ、さぁ……」

比奈「……なるほど、把握したっス」

………
ちひろ（ほら、やっぱりこんな空気になっちゃったじゃないですか！　というかどうしてわたしまでこんな格好でテレビに出なきゃいけないんです！？）

P（低予算ということでセットと友紀たちのギャラで製作費がカツカツになって、司会者のギャラが払えなくなったらしいんですよねー。ディレクターに頭下げられちゃ断りきれなくて）

ちひろ（だから何で私まで！！）

P（そこは俺がねじ込みました）

ちひろ（やっぱり貴様の仕業かー！）

【この間0.3秒】
………

P「気を取り直して、サルちゃん問題をお願いします」ｷﾘｯ

ちひろ「……事前にホモサピエンスに聞いたところ、正解率は54%。それではクエスチョン」


　　【２千万円もする高級ワインが、あっという間に２万円になってしまいました。どうして？】



P「さあ最初の問題ですが高級ワインですかー。飲んでみたいですねぇ」

ちひろ「サルさんはワインが好きなんですか？」

P「嫌いではないですよ」

P「おっと荒木さん早かった、お答えをオープン！」


　　　荒木比奈

　　床にこぼれた　　　



P「残念不正解！」ﾌﾞﾌﾞｰ


比奈「そっスよねー」

P「こぼれたワインに２万円は出したくないですよねーｗｗｗ」

比奈「うぬぬ……煽り方だけは無駄に完成度高いッスね……」

礼「こういうことかしら？」ｻﾗｻﾗ

ちひろ「おぉ……？」


　　　篠原礼

　　[ﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗ]



P「篠原さん、せいかーい！！」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

礼「ふふっ、やったわ」

ちひろ「それでは篠原さんは“早抜けサルーン”へどうぞ」

P「他の正解者が出るまで、ゆっくりくつろいでください！」

友紀「やっぱり礼さんが1抜けかー」

楓「さすがに強いですね」

P「さぁ1問目ということで簡単かと思いきやみなさん苦戦していますね」

ちひろ「そうですねぇ、おや？姫川さんの答えオープン！」


　　　姫川友紀

　　落として割れた


P「残念！」ﾌﾞﾌﾞｰ!

ちひろ「先程からみなさん飲み物を粗末にしすぎです」

友紀「普段ワイン飲まないからなー」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

P「埒が開かないので早抜けサルーンの様子を見てみましょう。篠原さーん？」


―――早抜けサルーン

礼「本当にお酒もあるのね、この部屋」ｸﾞﾋﾞｯ

―――――

楓「っ」ｶﾞﾀｯ

友紀「あーっ！礼さんワイン飲んでる！」

P「2名ほど目に見えて元気になりましたね」

ちひろ「篠原さん、そちらはどうですか？」

―――――

礼「とても快適よ。ワインも美味しいわ」

―――――

P「それはよかったです。さぁ皆さんもがんばって…」

楓「…………っ！」ｶｶｶｶ

ちひろ「高垣さん張り切ってます！回答は……？」


　　　高垣楓

　　[ﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗ]


P「正解！」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!

ちひろ「それでは高垣さん、早抜けサルーンへどうぞ」

楓「はーい♪」ﾙﾝﾙﾝ

比奈「こんな露骨に機嫌のいい楓さん久しぶりに見たっス」

友紀「お酒と聞いてヘンなテンションになってるね」

P「さてすでに二人目の正解者が出てしまったわけですが、ヒントほしいですか？」

友紀「欲しい！」

比奈「欲しいッス」

P「そうですかー」

友紀「………」

比奈「…………」

P「……………何か？」

友紀「えっ、訊いただけ！？」

P「そうですけど？」ﾎｼﾞﾎｼﾞ

友紀「ムカつく……！あの顔ホントにムカつく！」

P「というのは冗談で、そろそろ最初のヒントいっときましょうか。サルちゃん、お願いします」

ちひろ「このヒントを出すと、正解率は68%までアップします」


デデン！


　　　【グラスに注がれたときには既に2万円になっています】


P「第一ヒントですが結構デカいですよコレ」

ちひろ「どういう意味なんでしょうね？」

友紀「そんなんじゃ分からないよー！」

比奈「これは難しいッス……」

「さて、一方早抜けサルーンはどうなっているのでしょうか」

ちひろ「ちょっと呼んでみましょう。早抜けサルーンのおふたり！」



楓「はーい」

P「高垣さん早くもなじんでますねー。篠原さんはどうですか？」

礼「ようやく人が増えてホッとしてるわ。一人でいても退屈だもの」

ちひろ「残りのお二人はまだ時間がかかりそうですが、何か言いたいこととかありますか？」

礼「寂しいから、早く来てね？」

P「ありがとうございましたー」

ちひろ「さあ残りの二人もがんばって答えましょう！」



比奈「ひょっとして……」ｶｷｶｷ

P「おっと、荒木さんの筆が動きましたが？」



　　　荒木比奈

　　[ﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗ]


ちひろ「荒木さん、正解！」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

比奈「やったっス！」ｸﾞｯ

友紀「うあああああああああ！！！」

P「それでは荒木さんは早抜けサルーンへどうぞ」

比奈「はーい。友紀さん、悪く思わないでほしいッス」

P「3人目の正解者は荒木さんになりましたが……」

ちひろ「どうかしましたかサルさん？」

P「ハッキリ言ってこの結果は予想していました」

友紀「ハッキリ言いすぎだよ！」



　　　思　考　の　迷　宮　に　は　ま　り　込　む　姫　川
　　　　　　　　　　　　（テロップ）




――――早抜けサルーン


比奈「来たっスー」

楓「いらっしゃい」

礼「何か飲む？ワイン？」

比奈「じゃあそれ……あーイヤ、やっぱりソフトドリンクにするっス」

楓「ジンジャーエールならあるけど」

比奈「じゃソレで」




P「今日のサルーンは和気あいあいとしてますねえ」ﾁﾗｯ

ちひろ「昔はもっと景気よく煽ったものですけどねえ」ﾁﾗｯﾁﾗｯ

P「まあ一番煽りそうな人が残ってるからなんですけどね」ﾁﾗｯﾁﾗｯ

友紀「うるさいよ！」ｳｶﾞｰ

P「さすがにかわいそうになってきたので第二ヒント行っちゃいましょうかサルちゃん」

ちひろ「はい！このヒントを出すと正解率が91%までアップします」



デデン

　　　【ワインを注ぐためにはどうしなければならない？】



P「大大大ヒントです」

ちひろ「実際ほとんどのホモサピエンスが正解してますから」

友紀「ワインを注ぐため？そんなの………あっ」



P&ちひろ「「ターーーーイムアーーーーップ！！！！」」



友紀「うあああああああああああ！！！！！！」

P「いやー惜しい！本当に後少しだったんですけどねえ」

友紀「良く言うよ！！」

ちひろ「それでは正解を発表しましょう、こちら！」



　　【正解】


　　『栓を抜いた（「千」を抜いた）から』



P「というわけで正解は『栓を抜いたから』ということでしたー」

ちひろ「そりゃ栓を抜かなきゃワインは飲めませんよねえ」

友紀「くそー悔しいぃー！！」

【第二問】

P「ということでさっそく次の問題に参りましょう」

ちひろ「はい！」

友紀「今度は負けないぞー！」

P「それではサルちゃん、お願いします」

ちひろ「事前にホモサピエンスに聞いたところ、この問題の正解率は43%。それではクエスチョン！」


デデン！



　　　　　【何も考えずに穴の下にいると、何が見える？】



P「絵面にするとかなり悲しいというか切ないですね」

ちひろ「何がこの人をここまで追い込んだんでしょう。私とても気になります」

礼「これも簡単ね」ｻﾗｻﾗ

P「おっと篠原さん早い！回答は！？」



　　　篠原礼

　　[ﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗ]



ちひろ「正解！」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

礼「やったわ」

P「これは流石の即答でしたね」

ちひろ「何でも篠原さんは特技が『なぞなぞ』だというお話です」

P「へぇーそうなんですかぁー」

友紀＆比奈（しらじらしい……）

楓「できました」

ちひろ「おっ、高垣さんも出来たようです」

P「心なしか自信がうかがえますね。回答オープン！」



　　　　高垣楓


　　　おちつく



P「そういうことじゃないです」ブッブー

楓「違いましたか…」

比奈「これとか絶対違いまスよね……」

ちひろ「さて自信なさ気な荒木さんですがどうでしょう？」

P「回答オープン！」



　　　　荒木比奈

　　　　　人生



P「頼むからやめてください」ﾌﾞﾌﾞｰｯ

比奈「いやー暗い所に一人で居ると考えません？人生」

ちひろ「カメラ止めなくて大丈夫ですか？」

友紀「わかった！」

P「おっと姫川さん閃いたか？」

友紀「絶対コレでしょ！」

ちひろ「回答オープン！」




　　　　姫川友紀

　　　　Bクラス



P「ペナントレースの話なんてしてません」ﾌﾞﾌﾞｰｯ!!

友紀「えっ、違うの？」ｶﾞｰﾝ

ちひろ「そしてどうやら本気だったようです」

P「……早抜けサルーンの篠原さーん？」



――――早抜けサルーン

礼「呼んだ？」

P「コイツら全然ダメです」

友紀「そんなハッキリ言わなくても！」

礼「ふふっ、この手の問題は慣れが肝心なのよ。難しくはないけど、まあコツが要るわね」

ちひろ「なるほどー」

友紀「礼さん！しつもんしつもーん！」

礼「何かしら？」

友紀「そっちはお酒もあるんでしょ？」

礼「ええ」

友紀「ビールは！？」

P「おい」

礼「ええと……あるわね、少しだけど」

友紀「よっし！！」

P「えーテレビの前の皆さん、ここに座っているのは確かに『アイドル』の方々です」

ちひろ「コツが必要ということですし、ヒント行っちゃいましょうか」

P「そうですね。サルちゃんお願いします」

ちひろ「はい！このヒントを出すと、正解率が66%までアップします。こちら」


デデン！


　　　【穴の『中』ではなく『下』です】


P「さて、これはどういうことなのでしょうか」

ちひろ「確かに普通は穴の『中』と言いますよね？」

比奈「分かったっス！」ｶｷｶｷ

P「おっと荒木さんが動きました！」

ちひろ「回答は！？」




　　　荒木比奈

　　[ﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗ]



P「正解！」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

比奈「やったッス！」

ちひろ「それでは荒木さん、早抜けサルーンへどうぞ！」

――――早抜けサルーン

比奈「どうもッスー」

礼「いらっしゃい」

比奈「礼さんも既にこの部屋の主って感じッスね」

礼「たまたまよ」ﾌﾌﾌ

比奈「いやーたまたまでその風格は出せないっス」



P「篠原さんからは余裕すら感じられます」

楓「…………」

ちひろ「高垣さん、どうかしましたか？」

楓「………ダメでした」

ちひろ「ダメだった？」

楓「………試しに何も考えなかったら分かるかな、と」

P「真剣に取り組んでくださるのは非常にありがたいですが、いきなり黙られると軽く放送事故なのでご遠慮ください」

友紀「イヤだ……二問連続はイヤだ……」

ちひろ「姫川さんが必死すぎるので第二ヒントに行きましょうか」

P「そうしましょう」

友紀「分かるヒントこい！」

P「それではサルちゃん、分かるヒントをお願いします」

ちひろ「このヒントを出すと、正解率が85%までアップします」


デデン！


　　　【何も考えない状態、ズバリ何と言う？】


Ｐ「これまた大ヒントです」

ちひろ「さあこれで…」

友紀「わかったぁ！！」ｸﾜｯ

P「おっと姫川さん動いた！」



　　　　姫川友紀

　　　[ﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗ]



Ｐ「………正解！！」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

友紀「やったぁ！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

Ｐ「姫川さん本日初の正解となりました」

ちひろ「それでは念願の早抜けサルーンへどうぞ！」

友紀「はーい！」ｽｯﾀｶﾀｰ

Ｐ「足どり軽いですねー」

ちひろ「よほど楽しみにしてたんでしょうね」



――――早抜けサルーン

友紀「やっほー！」

比奈「友紀さん。おめでとうッス」

礼「良かったわね。はいコレ」ｽｯ

友紀「ウヒョー！ありがとう礼さん！」ｶｼｭｯ

比奈「直はダメっすよ。ほらグラスっス」

友紀「ありがと比奈ちゃん！」ﾄｸﾄｸﾄｸ



ちひろ「自由すぎますねあの人」

Ｐ「カメラ止めてもいいですか？」


Ｐ「さて、今回は高垣さんが最後まで残ってしまいました」

楓「これかしら……」ｶｷｶｷ

ちひろ「そんなことは意にも介さず回答を続けています。こちら」




　　　　高垣楓

　　　アナゴ（穴の下へＧＯ！）



Ｐ「ご丁寧に理由も書いてますが違います」ﾌﾞﾌﾞｰｯ

ちひろ「この人はビックリするほどブレませんね」

Ｐ「ブレなさ過ぎて『何も考えずに』の部分までどっか行ってしまいましたね」

楓「一人でも私らしくあろーん………ふふふ」



　　　　思　考　の　迷　宮　に　は　ま　り　込　む　高　垣
　　　　　　　　　　　　　（テロップ）



Ｐ「高垣さん、二つ目のヒントは何でしたっけ？」

楓「えっと、『何も考えないことを何と言うか』、ですよね」

ちひろ「そうですー」

Ｐ「じゃあ、何ていいますか？」

楓「何も考えない、だから、無心になって……あ」



Ｐ＆ちひろ「「ターーーーーイムアーーーーーーップ」」



楓「残念です」

Ｐ「いい所まで行ったんですが残念でした！」

ちひろ「それでは正解がこちらです」


　　　【正解】


　　　「窓（「あなかんむり」の下に「ム+心（無心）」）」


Ｐ「というわけで正解は『窓』でしたー！！」

ちひろ「早抜けサルーンのみなさーん？」



――――早抜けサルーン

友紀「礼さん何食べたらこんなんなるのー？」ﾓﾆｭﾓﾆｭ

礼「ちょっと……友紀ちゃ…」

友紀「鶏肉？やっぱり鶏肉がいいの？」ﾓﾐﾓﾐ

Ｐ「おいカメラ止めろ」




…………しばらくお待ちください…………





Ｐ「さぁそれでは本日最後の問題です！！」

友紀「………超痛い………」ｽﾞｷｽﾞｷ

比奈「すいませんがアレは弁護出来ないっす」

Ｐ「次で最後と言うことでみなさん気合いを入れて参りましょう。サルちゃんお願いします」

ちひろ「事前にホモサピエンスに聞いたところ、この問題の正解率は38%。それではクエスチョン！」



【　「吹奏楽部」　にあって、　「美術部」　にない

　　「放送部」　　にあって、　「化学部」　にない

　　　「道路」　　にあって、　　「車」　　にない

　　　「計測」　　にあって、　　「測量」　にない

　　　　　　　　　　これって、何？　　　　　　　】



Ｐ「さて本日最後はあるなし問題ということですが」

ちひろ「難問の定番ですね」

礼「なるほど………」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

楓「うーん……」

比奈「むむむ……」ｳｰﾝ

友紀「」

ちひろ「最後にして最大の難問だけあってみなさん筆が止まっています」

Ｐ「一人だけ思考すら止まっている気がしますが」

ちひろ「属性の差がでましたねー」

友紀「……………」ｶｷｶｷ

Ｐ「おーっと姫川さん無言のままペンを動かしています」

ちひろ「回答オープン」



　　　　姫川友紀

　　　　　「そ」


Ｐ「……姫川さーん？」

友紀「………うん」

Ｐ「既に分かっていると思いますが、最後の行をもう一度読んでください」

友紀「【これって、何？】」

Ｐ「あ、ゴメンその前」

友紀「【『計測』にあって、『測量』にない】」

Ｐ「もう一度はっきりと！」

友紀「『けいそく』にあって、『【そ】くりょう』にない！」

Ｐ「はいありがとうございましたー！」

友紀「これはイジメだよ！」

Ｐ「さて、ここまで怒涛の勢いで正解している篠原さんですが……」

礼「もう少しだと思うんだけど…」

ちひろ「さすがに苦戦されているようです」

Ｐ「余裕漂うたたずまいも素敵でしたが、悩ましげな表情も正直たまりまｓ」

ちひろ「それでは第一ヒントに参りたいと思います！」

比奈（ちひろさん、かぶせるのが遅いッス）

Ｐ「そ、それでは最初のヒントをサルちゃんお願いします」

ちひろ「このヒントを出すと、正解率が45%までアップします。こちら」



デデン！


　　　【　「臨時」　にあって、　「特別」　にない】




Ｐ「あるなしが一つ増えましたね」

ちひろ「どちらも似たような意味ですがどう違うんでしょう？」

比奈「………！」ﾋﾟｺｰﾝ

Ｐ「ああ、ちなみに関係のない話なんですが」

ちひろ「何でしょうサルさん」

Ｐ「国会ってありますよね」

ちひろ「国会議員の国会ですか？」

Ｐ「ええそうです。これには『臨時国会』と『特別国会』の両方があるんですよ」

比奈「げっ」

ちひろ「そういえば、ニュースで聞いたことがあります」

Ｐ「……ということで荒木さんの回答をオープン！！」

比奈「あ！ちょっ…」



　　　　荒木比奈

　　　　　国会


Ｐ「書いちゃいましたか―」ﾌﾞﾌﾞｰ

比奈「つい反射で………」

Ｐ「ついでに言うと放送部国会も道路国会もありません」

比奈「あぅぅ………」ｶｧｧ

Ｐ「さて、ここまで沈黙を保っているのは高垣さんだけとなりましたが」

楓「あっ」

ちひろ「おおっ？」

楓「わかっちゃったかも……」ｶｷｶｷ

Ｐ「おおお！『わかっちゃったかも』いただきました！！」

ちひろ「気になる回答は！？」



　　　高垣楓


　　[ﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗ]



Ｐ「…………正解！！」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!

楓「やったっ」

礼「………そういうことね」ｶｷｶｷ

ちひろ「おっとここで篠原さんも……？」



　　　篠原礼

　　[ﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗ]



Ｐ「正解！！！」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!

ちひろ「立て続けに正解者が出ました！」

Ｐ「お二方は早抜けサルーンへどうぞ！」

礼「ふぅ……面目躍如と言ったところかしら」

ちひろ「タッチの差ではありましたが高垣さんが一抜けという予想外の展開になりました」

Ｐ「ビリの次に、しかもより難しい問題で一抜けというギャップがすごいですね」

ちひろ「そうですねー。それでは呼んでみましょう、高垣さーん？」



――――早抜けサルーン

楓「はい、何でしょう？」

ちひろ「最後に一抜けおめでとうございます」

楓「ふふっ、ありがとうございます」ﾆｺﾆｺ

Ｐ「いい笑顔ですねー。そんなに嬉しかったですか？」

楓「それもありますけど、スタジオで飲むお酒がことのほか美味しくて」

ちひろ「そうですかー」

Ｐ「篠原さん、全問正解おめでとうございます」

礼「ありがとう」

Ｐ「やはり特技は『なぞなぞ』というだけあって、流石です」

礼「ふふっ。こんな特技が役に立つとは思わなかったわ」

Ｐ「では残った二人にアドバイスなどお願いします」

礼「字面にとらわれちゃだめよ」

ちひろ「ありがとうございましたー！」

Ｐ「さて、篠原さんのアドバイスは果たして届いたのでしょうか」

ちひろ「では最後のヒントに行っちゃいましょうか」

友紀＆比奈「「！」」

Ｐ「そうですね、お願いします」

ちひろ「このヒントを出すと、正解率が70%までアップします」


デデン！


　　　【　「窒息」　にあって、　「充血」　にない】



ちひろ「さあこれがラストヒントです」

Ｐ「何やら恐ろしい字面が並んでいますが」

ちひろ「でも字面にとらわれちゃいけないんですよね？」

友紀「………」ﾌﾟｼｭｰ

比奈「……ぁー……」

Ｐ「さて、篠原さんのアドバイスは果たして届いたのでしょうか」

ちひろ「では最後のヒントに行っちゃいましょうか」

友紀＆比奈「「！」」

Ｐ「そうですね、お願いします」

ちひろ「このヒントを出すと、正解率が70%までアップします」


デデン！


　　　【　「窒息」　にあって、　「充血」　にない】



ちひろ「さあこれがラストヒントです」

Ｐ「何やら恐ろしい字面が並んでいますが」

ちひろ「でも字面にとらわれちゃいけないんですよね？」

比奈「あっ………！」ｶｷｶｷ

友紀「えっ！？」

Ｐ「おっと先に動いたのは荒木さん！」

比奈「コレはいけるッス！」

ちひろ「今度は正解なのでしょうか！？回答は？」



　　　　荒木比奈

　　　[ﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗ]



Ｐ「正解！！」

比奈「～～～～～！」ｸﾞｯ

ちひろ「荒木さん渾身のガッツポーズ！！……っとここで、」



Ｐ＆ちひろ「「ターーーーーイムアーーーーーーップ！！！！！」」




友紀「いやああああああああ！！！」

Ｐ「さて、最後に残ったのはまたしても姫川さんということで」

ちひろ「お約束通りでしたね！」

友紀「やめて！私がおバカみたいじゃん！」





　　　　　　思　考　の　迷　宮　に　ハ　マ　り　込　む　姫　川　
　　　　　　　　　　　　　　　　　Λ
　　　　　　　　　　　　　ま　た　し　て　も
　　　　　　　　　　　　　　 （テロップ）

Ｐ「さて、気になる正解はこちら」



　　【正解】

　　「元素の名前が含まれている
　　　（すいそうがくぶ→　水素
　　　　　ほうそうぶ　→　ホウ素
　　　　　　どうろ　　→　銅
　　　　　けいそく　　→　ケイ素）」


ちひろ「それでは姫川さん、最後に一言」


友紀「勘弁して………」

Ｐ「ありがとうございました！それではみなさんいずれまたお会いしましょう！！」ﾊﾞｲﾊﾞｲ



　　　～（スタッフロール）～


…………

…………………

…………………………

――――放送後


Ｐ「いやーかなり反響大きいみたいですよ」

ちひろ「この間の『サルヂエ』ですか？」ｵﾁｬﾄﾞｳｿﾞ

Ｐ「ええ。ディレクター小躍りしてました」ﾄﾞｳﾓ

ちひろ「まぁ」

Ｐ「出演者に関する問い合わせもすごいですよ。これでウチにももっとオファーが回ってきますよきっと！」

ちひろ「礼さんはもちろんのこと友紀ちゃんもオイシかったですよね。というかプロデューサーさん、テレビ慣れしすぎです」

Ｐ「ちひろさんほどではないですよ。俺は普段から現場は見てますから」

ちひろ「まあそうなんですけど…」

P「ちひろさんへの問い合わせもあるんですよ？　『あのカワイイ方のサルは誰だ』って」

ちひろ「えぇっ！？」

P「またやります？」ﾆﾔﾘ

ちひろ「けっこうです！！」

P「しかしまあ、外の反響もそうなんですが、事務所内の反響もすごいですね」

ちひろ「はやりましたねー、なぞなぞ」


P（オンエア終了後、事務所でなぞなぞがプチブームとなった）

P（リベンジに燃える友紀が千佳や幸子に問題を出し始めたのがきっかけだ）

（そのブームの中心となっているのが、やはりこの人）


幸子「わかりました！答えは『洞窟』ですね！」

礼「ふふっ、正解」

幸子「やった……ふ、フフン！やっぱりカワイイ僕はなぞなぞでも完璧です！」

礼「じゃあこんな問題はどうかしら？」


P（番組でも圧倒的強さを見せた、礼さん）

P（実際あれから礼さんの知名度はウナギ登りだ）

（この調子でメディア露出が増えればプロデュースもグッとラクに……）

幸子「プロデューサー！」

P「お、どうした幸子。礼さんとなぞなぞで遊んでたんじゃないのか？」ｸﾞﾋﾞｯ

幸子「そのなぞなぞについてです。どうしても分からないって言ったら、『プロデューサーに聞いてきなさい』って言われました」




幸子「朝になると大きくなって皮がむけてしまうモノって何ですか？」


P「ブフーーーーッ！！！」




おしまい