2 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 22:20:43.79 mX19eKbXO 1/46

海未「まず、経緯を説明させて下さい」

海未「絵里に相談されたのです…穂乃果のことをどうすればよいかと。なんやかんやあって、絵里の思ったようにすればよい、と私とことりは促しました。そのあと、たまたまことりと二人きりになりまして…」

海未「そこで思わず誘ってしまったのですよ。『話がある。もしよかったら、今週の土曜日にどこかへいかないか』と…」

海未「結局、どこにいったらよいか、どうしたらよいか、分からなくなってしまいまして…」

元スレ
【ラブライブ!】海未「思わず誘ってしまったのです」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397913575/

3 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 22:22:26.44 mX19eKbXO 2/46

海未「少し、あなたの意見を聞いてみたいと思い、呼び出してしまいました」

真姫「へー、意外ね。海未は穂乃果が好きなんだと思ってたけど…そうじゃなかったのね」

海未「え、ええ///」

真姫「それで?何がききたいの?」

4 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 22:26:49.56 mX19eKbXO 3/46

海未「はい。最初に聞いた時は驚きでしたが、真姫はにことお付き合いしているのですよね。なのでなにか…」

真姫「ちょっ、まって!いみわかんない!///誰がそんなこといってたのよっ!」

海未「のぞ…あ、いえ、スピリチュアルな方が…」

真姫「全然隠せてないわよっ!…はぁ…ま、いいわ、それで?」

海未「はい。はじめてのデ、デート///どこにいったら良いか、アドバイス等頂ければなぁ、と」

5 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 22:30:07.29 mX19eKbXO 4/46

真姫「うーん、そういうことね…。そうねー。そういえば、あなたたちっていつも3人一緒よね?」

海未「そうですね。大体三人で行動してますね」

真姫「だったら、たまには穂乃果抜きで楽しんでくる、位の気持ちでいいんじゃない?」

真姫(ていうか、ことりは海未とだったらどこでもいい気がする…)

6 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 22:36:36.56 mX19eKbXO 5/46

海未「たしかに…。いつも穂乃果に振り回されて、気が付いたら1日が終わっていた…。なんてことばかりですし」

真姫「そ、そーね。2人でランチしてお喋りでもしてきたら?ショッピングなんかもいいんじゃない?」

海未「うーん…。わかりました!では、そのような形でことりに話をしてみます」

真姫「肩に力がはいりすぎると良くないわ。気楽にね」

海未「はい。真姫、ありがとうございます」

真姫「え、ええ。頑張ってね!」

ーーーーーーーーーーー

7 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 22:43:49.34 mX19eKbXO 6/46

海未「ふぅ…今日も一日疲れました。寝る前にことりにメールしておきましょう」

『今日もレッスンお疲れ様でした。ことり、苦手だったステップが上手くなっていましたね。陰で練習しているのでしょうか?

さて、土曜日の件ですが、11:00に駅前で良いでしょうか?ランチを食べて、午後はゆっくり買い物でもしましょう。
ことりはどこか行きたいお店はありませんか?』

海未「こ、こんな感じでいいでしょうか?メール一つにしてもなぜだか緊張しますね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

8 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 22:59:30.89 mX19eKbXO 7/46

ことり「うーん、今日もつかれたぁ♪」

ことり(寝る時間までまだちょっとある。衣装作りで余った生地でまたなにか作ろうかな)

ことり「~♪わたしは、あかい、ばらのひめよ~♪やさしくさらわれ~たい~♪」

ことり(そういえば、うみちゃん人形Vol2.0 ver.koの作成が途中だった!少しずつ進めないとね~♪)

ことり「あなたは、しろい、つきのないと~♪ふれたてがまだあ~つい~♪」

9 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:00:16.86 mX19eKbXO 8/46

ことり(紅い薔薇の姫は…真姫ちゃんっぽいよねっ♪触れたら怪我しちゃう!可愛いけどツンとしたお姫様っ♪)

ことり(月の騎士は…海未ちゃんかなっ!武道もやってて、凛々しい海未ちゃんにぴったりっ?)

ことり(………)

ことり(ことりは…なんだろう?白い……メイド?そんな使用人のところなんかにナイト様はきてくれない、よね?)

ちゅんちゅん♪ちゅんちゅん♪

ことり「わ!ビックリした~。海未ちゃんからメールだ///」

ことり「いつもの丁寧なメール…海未ちゃんらしいなぁ♪」

10 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:03:32.40 mX19eKbXO 9/46

ことり『お疲れ様!今日も楽しかったね? ことりは最近近くに出来た洋食屋さんで、パスタを食べてみたいです!すっごく美味しいし、お店もオシャレだって評判なんだよっ♪』

ことり「送信っと」

ことり(海未ちゃんとお出掛けなんて久しぶりだなぁ。いつも3人一緒だしね!)

ことり(ていうかこれって…デ、デートなのかな///……海未ちゃんはそんな風に思ってないよね)

11 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:06:17.85 mX19eKbXO 10/46

ことり(海未ちゃん…あのときのこと覚えてるかな…。小さい頃2人で出掛けた時のこと)

『ことりはわたしがまもりますっ!』

ことり(ことりはいまでも思ってるんだ。あなたにことりだけのナイト様でいて欲しいって)

ことり(…あれから何年も経つのにことりの気持ちに変化はないよ…。そんなことりはいけない子、ですか?)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

12 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:13:57.75 mX19eKbXO 11/46

海未(ことりとの約束の時間は…まだ全然大丈夫ですね。散歩でもしながら行きましょう)

……。

海未(………なにも考えずに歩いてたら神社に来てしまいました)

海未(お参り、していきますか…)

パンパンッ

海未「……………ふぅ」

「ずいぶん熱心やんなぁ?」

海未「希?バイトですか?」

「うん!海未ちゃん、今日だったよねー?ことりちゃんとデ…」

海未「の、希!?声が大きいですっ///」

13 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:20:39.10 mX19eKbXO 12/46

「あらあらー。ごめんごめん!」

海未「もう、口が軽いですよ!?///」

「くすくすっ♪………海未ちゃん、なにか心配ごと?」

海未「………あ、い、いえ。あの…」

「少し話てみたら?同じユニットのよしみやん?一年だけだけど人生の先輩でもある。なにかの足しになるかもよ」

14 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:31:14.15 mX19eKbXO 13/46

海未「希…。………不安なんです」

「不安?」

海未「はい…。自分の想いを伝えられるのか、伝えられたとして…私のことを受け入れてくれるのか………あの子を、ことりを傷付けてしまうのではないかと」

「………なるほどなぁ」

「…海未ちゃんはさ、困った時や迷った時はさ、いつもどうしてるん?」

海未「…?希……?」

「思った通り、勢いで行動するのも時には大事やん?自分のしたいようにしてみたらいいんよ?誰かさんを見習ってね♪」

15 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:32:29.76 mX19eKbXO 14/46

海未「………希」

「その方がうまくいく時もある……いや、海未ちゃんはその方が素敵な毎日を送れるってしってるやんな?」

海未「…はい」

「だったら、それでええんや。いつもの海未ちゃんに出来ないことはな、誰かの力を借りてもええんやで?頑張ってな!ちゃんと自分の思ってること伝えられへんかったら~…ワシワシやで~?」

海未「は、はい!わかりました…。では、そろそろいきますね。ありがとうございました!」

16 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:43:05.87 mX19eKbXO 15/46

「がんばってね~♪」

(…実はうち、ことりちゃんにも同じアドバイスをしていた!なぜなら、メンバーのほとんどが煮え切らない2人の関係に気付いていたから!どちらかが積極的になれば解決するやろ?今日のうちは冴えてるで~)

(出来ることなら海未ちゃんにワシワシはしたい!)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

17 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:43:58.49 mX19eKbXO 16/46

ことり「海未ちゃん!まった?」

海未「いえ、先程ついたばかりですから」

ことり「そう。よかった♪穂乃果ちゃんは?」

海未「ことり?今日は二人ですよ?まだ寝ぼけてるのですか?」

ことり「そ、そうだったね!慣れってこわいね…」

海未「まったく、困ったことりです。今日は二人で、デ、デートなのですから///ゆっくり楽しみましょう!」

ことり(デート!?)

18 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:46:20.50 mX19eKbXO 17/46

ことり「う、うんっ♪じゃあ、少し早いけどランチいこっか!」

海未「はいっ!案内はお任せしてしまって大丈夫ですか?」

ことり「大丈夫だよー!こっちこっちー」

海未「ああ、ことり。そんなにはしゃいで…危ないですよー!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

19 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:47:21.84 mX19eKbXO 18/46

海未「おいしい…!ことり、とても美味しいです!」

ことり「うん!おいしいね!」

海未「お店の雰囲気もいいですし…ことりはやっぱりセンスがいいですね」

ことり「そ、そんなことないよぉ///あっ!海未ちゃん、ことりのも味見してみる?はい、あーんっ♪」

海未「えぇっ!?///あ、あーんっ、はむっ、もぐもぐ…」

ことり(こ、ことり…ちょっとがんばってみた///)

20 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:49:06.33 mX19eKbXO 19/46

ことり「お、おいしいっ!?///」

海未「え、ええ///と、とても…///」

海未(か、間接キス…///いや、これくらいでしたら幼い頃からしていますし…///)

ことり「そっかー!よかったっ
///」

海未「……え、ええ///」

海未(な、なにを意識しているのでしょうか…とりあえず話題を変えて…いや!私からもことりに食べさせないのは逆に変です!私達は幼馴染なのですからこれくらいは普通です!)

21 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:49:52.70 mX19eKbXO 20/46

海未「で、では、私も…///お、お返しです。はい、あーん!」

ことり「ふぇっ!?/////////あ、あーん///むぐむぐ…///う、うん!おいしいよっ///海未ちゃんっ♪///」

ことり(あうぅ~…///海未ちゃんに食べさせられちゃった///幸せ~///)

海未「え、ええ!良かったです///」

海未(ことりのあんな笑顔が見れるなんて…///頑張って良かった…///)

23 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:57:10.37 mX19eKbXO 21/46

真姫「海未!ナイスよっ!」

海未「え?……?」

海未(今誰かに呼ばれたような…気のせいですかね?)

真姫(…危なかったわ。たまたま時間つぶしに寄ったお店に2人がいるなんてね…。さて、お土産のケーキも受け取ったし、にこちゃんのところにいかなくちゃっ!)

真姫(頑張ってね、海未。西木野真姫はクールに去るわ)


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

24 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/19 23:58:51.37 mX19eKbXO 22/46

ことり「お腹いっぱいだねっ♪」

海未「はい、大満足です!」

ことり「海未ちゃん、次どこいくー?」

海未「アクセサリーを見たいのですが宜しいですか?」

ことり「うんっ♪いこーいこー!それが終わったら、アイドルショップにいってもいい?///」

海未「ふふっ♪ことりは本当にあのお店が好きですね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

25 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:02:01.07 6eU3MxOuO 23/46

ことり「なにがほしいのー?ブレスレットとか?」

海未「特に決まっていないのですが…贈り物なので、ことりに選ぶのを手伝って頂きたいなと…」

ことり「了解♪ことり頑張って選ぶね!」

海未「とりあえずことりのセンスで選んでみてください。自分が貰ったら嬉しいもの、でよいですから」

ことり「了解っ♪うーん、どれがいいかなぁ…」

26 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:03:23.11 6eU3MxOuO 24/46

海未「……」

海未(そう、これは作戦です!ことりが欲しいものを購入し、別れ際に渡します。ベタな展開ではありますが、日頃の感謝を込めて!そしてそのまま、私の想いを…!ふふっ…なんかできる気がしてきましたね!)

ことり(海未ちゃん、すっごい見てる…///ことりプレッシャーだよぉ…頑張って選ばないと…。お母さんにでもあげるのかな?それとも…他のメンバーに…)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

27 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:04:17.63 6eU3MxOuO 25/46

ことり「海未ちゃんみてーっ!μ'sのグッズも増えてきたねっ♪」

海未「本当ですね…。やはり恥ずかしいです…///まだまだ慣れません…」

ことり「そこも海未ちゃんのいいところだよぉ♪」

海未「そうですかね…。はっ!」

ことり「え?」

海未「こ、このことりの缶バッチ…!なんですかこれは!?なんていいものなのでしょう!?くっ!これは欲しいっ!」

28 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:06:03.55 6eU3MxOuO 26/46

ことり「う、海未ちゃん?///ちょっと、はずかしいよぉ///」

海未「…あ、す、すみません…///つい…///」

ことり「海未ちゃん、この缶バッチ欲しいの?///」

海未「はい…///…このライブの時のこと、覚えていますか?」

ことり「うん…作詞、すごい大変だった。みんなにも迷惑かけて…。なにより、いつも作詞してくれてる海未ちゃん凄いなぁって思っちゃったっ!」

29 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:09:15.57 6eU3MxOuO 27/46

海未「そ、そんなことはありませんよ。私はあの時、もっとあなたのことを助けられたらと、後悔しました。なにもアドバイス出来なかった自分が恥ずかしいです…」

ことり「そ、そんなことないよっ!海未ちゃんはことりの支えだったよ!」

海未「私なんか、慣れない接客で2人に迷惑かけてただけですよ…。秋葉原の路上で、μ'sの真ん中で、歌って踊ることりはすごくきらきらして…。あの時のことりはすごく印象的で…。私の憧れのアイドルなんです…///」

30 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:10:29.60 6eU3MxOuO 28/46


ことり「う、海未ちゃん…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

31 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:11:12.70 6eU3MxOuO 29/46

ことり(海未ちゃんがことりのことそんな風に思ってたなんて…。嬉しいような恥ずかしいような。ことりも思ってること伝えたいな…。だって、あの時…1番ことりの力になったのは海未ちゃんなんだもん…)

海未(ことり、少し元気がないですね。少し私ばかり話すぎたでしょうか?…おや、公園がありますね…)

32 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:12:02.79 6eU3MxOuO 30/46

海未「少し、休憩しましょうか?ことりはあそこのベンチに座ってて下さい。私は飲み物を買ってきます」

ことり「あ、うん…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

33 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:18:48.21 6eU3MxOuO 31/46

海未「ことりは…紅茶でいいですね。私は…コーヒーで…」

海未「…ん?」

『君可愛いねー!一緒にどこかいかない?』

『い、いえ。私待ってる人がいるので…』

『いいじゃんいいじゃん!』

『こ、困ります…』

海未「ほう、よからぬ輩がいるようですね…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

34 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:20:41.48 6eU3MxOuO 32/46

「いいじゃん、カラオケでもいこうよ」

ことり「や、はなして下さい…!」

海未「あなた、何してるんですか?」

「ん?お!あんたも可愛いじゃん!一緒に遊ぼ…うっ!?」

ことり「きゃっ!」

グルンッ!ドサッ!

ことり(う、海未ちゃんが…人を投げた!)

海未「あなたのような汚らわしい輩が、私のことりに触れないで頂きたい。今日のところは許して差し上げますが…次回はない、ですよ?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

35 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:27:27.92 6eU3MxOuO 33/46

海未「覚えていましたかっ♪そうですよ。『ことりのことは私が護ります。』今までも、そしてこれからも。あなたの隣に居続けられる限り、私が護ります。だから、泣かないで下さい」

ことり「う、海未ちゃん…///」

海未「はっ!私としたことが…///ベラベラ喋りすぎました///すみません…」

ことり「ううん…。大丈夫。…海未ちゃん。聞いて欲しい話があるの…」

36 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:30:52.37 6eU3MxOuO 34/46


海未「…ことり?はい。いいですよ」

ことり「うん、ありがとう。あのね…ことり、す、好きな人がいるの…!」

海未「え!?」

ことり「ことりにとって特別な人がいて。いつもその人のこと目で追いかけてるの。いつもその人のこと考えてるの。その人が誰かと仲良くしてると、羨ましいな、ことりのことも構って欲しいなって思ってる自分がいるの」

37 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:34:09.03 6eU3MxOuO 35/46

海未「…はい」

ことり「今はただその人と一緒にいられればいいのだけれど…。辛くて辛くて、どうしようもない時があるの」

ことり「ねえ、海未ちゃん?ことり、海未ちゃんのことが好きなの」

海未「わ、私!?///」

38 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:39:37.59 6eU3MxOuO 36/46

ことり「うん…。ごめんね?困る…よね?ことり、自分の気持ちが抑えられなくて…。だけど、ことりの気持ちを知られちゃったら、海未ちゃんに嫌われちゃうと思って。だけどもう、無理だよ。ことり、海未ちゃんと一緒にはいらればないよ!……ごめんなさいっ!」

海未「え?こ、ことり!?走って行ってしまいました…。驚いている場合ではありません!追いかけないと…!」

海未(…先に言われてしまいましたね…)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

39 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:41:39.88 6eU3MxOuO 37/46

ことり「はぁっ…はぁっ…」

ことり(うえーん、思わずにげっちゃったよぉ…次からどんな顔で会えばいいんだろっ…。せめて海未ちゃんの気持ちをちゃんと聞けばよかった。でも、こわいし…。はぁ、もっとちゃんと言えればよかったなぁ。ネガティブなことりて。いや、だなぁ)

ことり「…帰ろうかな…」

40 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:43:31.42 6eU3MxOuO 38/46

『……ことりー…!』

ことり「え…?う、海未ちゃん…追いかけてきたの?」

海未「ひ、ひどいですよ、こと、り。今日は私の、話を聞いて欲しかったの、ですから…」

ことり(海未ちゃん!こんなに息を切らせて…!)

海未「すーっ…はーっ…ふぅ…。落ち着きました」

ことり「う、海未ちゃん?」

41 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:45:04.56 6eU3MxOuO 39/46

海未「ことり聞いてください。私も…同じ気持ちなのです」

ことり「…え?」

海未「これ、ことりへのプレゼントだったのです///」

ことり「これ…ことりが選んだ、ネックレス…」

海未「はい…。ことりに差し上げる物だったので、ことりに選んで欲しかったのです」

ことり「で、でもことり…!」

42 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:46:28.03 6eU3MxOuO 40/46

海未「私、ことりのことが好きです」

ことり「…え!?う、うそ…」

海未「本当です。ことりと同じように悩んでいたのです。ですが、私達同性ですし…お付き合いとかそういうのはよくわかりません。だけど」

ことり「………あ、あれ?ことり…。おかしいな…ぐすっ…なんで、涙……ぐすっ」

43 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:47:26.86 6eU3MxOuO 41/46

海未「だけど、これからも、ことりの笑顔を護らせて下さい。ずっと一緒に、ずっと隣にいさせて下さい…」

ことり「海未ちゃんっ!」

ギュッ!

海未「わっ!…ことり?…ふふっ。ことりはあたたかいですね…」

44 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:48:24.16 6eU3MxOuO 42/46

ことり「…今の本当?」

海未「はい、本当です」

ことり「ことりのこと…好き?」

海未「…ことり、愛してます」

ことり「…ずっと護ってくれる?」

海未「当たり前です」

ことり「…海未ちゃん」

海未「なんですか?」

ことり「…大好き」

海未「私もです」

ことり「…嬉しい…」

海未「ふふっ。でしたら泣き止んで下さい。可愛い顔が台無しですよ?」

45 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:49:14.27 6eU3MxOuO 43/46

ことり「海未ちゃんのほうが可愛いもん。かっこいいし、髪は綺麗だし…」

海未「そんなことありません。私にとっての一番はことりなんですから」

ことり「…恥ずかしくて、死んじゃうよぉ///」

海未「…ことり?そろそろ離してくれませんか?///」

ことり「……もう少しだけ…///」

海未「困ったお姫様ですね…///」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

46 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:50:09.76 6eU3MxOuO 44/46

海未「という結果になりまして…///真姫のおかげです」

真姫「ええ、甘々ね…。それはいいのだけれど…あなたたち付き合ってるの?」

海未「なんといえばよいのでしょうか?///同性同士で付き合うというのは、私もことりもよくわからなくて…///」

47 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:51:00.27 6eU3MxOuO 45/46

真姫「スピリチュアルね。だったら、海未の方からうまく恋人っぽいことしてみなさいよ!」

海未「わ、私からっ!?いったいどうしたらよいのでしょうか!真姫!教えて下さい真姫!」

真姫「えぇー?ふとした瞬間にほっぺにキスでもしてみたら?ほら?あなたいつも投げキッスしてるじゃない?」

海未「な、なるほど…!では、今日の帰り際にやってみます!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

48 : ◆TJ9qoWuqvA - 2014/04/20 00:52:05.04 6eU3MxOuO 46/46

海未(とは言って見たものの…中々難しいですね…もう分かれ道ですし)

ことり「もー!海未ちゃんきいてるー!?…そうだっ♪」

海未「あ、ごめんなさい、きいてま…むぐっ、んっ///」

ことり「ちゅっ///んっ…///海未ちゃんがことりといるのに上の空なのがわるいんだもんっ///」

海未「へっ、あ、き、キス…?///」

ことり「えへへー///また、明日ねー///ばいばーいっ♪」

海未「あっ、こと…行ってしまいました…///また、先にやられてしまいました…。私ってヘタれなんですかね…?」

海未「ふふっ。まあ、それも私らしくて、いいかもしれません♪」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

海未「思わず誘ってしまったのです」

おしまい

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