1 : 名無しさ... - 24/02/26 22:45:38 FTAJ 1/34・設定の元ネタはUNION@IRTV第9回第10回です。
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元スレ
松田亜利沙「ニュース765TV」エミリー「第112回」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1708955138/
松田亜利沙「」ペコッ
亜利沙「皆様、いかがお過ごしでしょうか」
亜利沙「ニュース765TVの時間です」
亜利沙「この番組は、劇場の細やかな日常をお伝えする番組となっております」
亜利沙「申し遅れました。わたくし、キャスターの松田亜利沙です」
亜利沙「よろしくお願いいたします」
百瀬莉緒「アシスタントの百瀬莉緒です」
エミリー「同じく助手のエミリースチュアートです」
亜利沙「本日は、この3人でお送りしたいと思います」
亜利沙「それでは、最初のニュースです」
亜利沙「松田亜利沙、超絶イケボ」
亜利沙「アイドル松田亜利沙が『銀のテーブル木苺ジャム』において」
亜利沙「超絶イケメンボイスを発していたことが明らかになりました」
亜利沙「松田亜利沙は先日の劇場での初披露で、会場中がざわめいたのがわかったとのことです」
亜利沙「なお、その後のMCでは別の意味でざわめいた模様です」
エミリー「とても格好良かったです」
莉緒「本当に、惚れちゃいそうでした」
亜利沙「わたくしも改めて録ったのを自分で聞いて驚きましたよ、あそこまで出てるとは思ってなくて」
エミリー「亜利沙さんの歌唱力は定評がありましたが、一層際立っていたと思います」
亜利沙「最近、地声もやや低めになって、低く強くが得意になってきたのもあると分析しています」
莉緒「成長ですよね。ところで、MCで別の意味でざわめいたと言うのは?」
亜利沙「ご想像の通りと言いますか、いつもの通り騒がしく……賑やかにやりましたので、歌ってる人とは別人、と感じられた方が多かったのだと」
莉緒「なるほどね」
エミリー「それも亜利沙さんの魅力ですよ」
亜利沙「そう言っていただけると助かります。今後もわたくしなりに格好良く、可愛く、そして何より親しみを持って貰えるよう精一杯頑張ります」
エミリー「応援しています」
亜利沙「続いてのニュースです。百瀬さん」
莉緒「はい」
莉緒「百瀬莉緒ら、待望の『夢にかけるRainbow』」
莉緒「アイドル百瀬莉緒、エミリースチュアートらが周年ライブで」
莉緒「『夢にかけるRainbow』を初披露したことが明らかになりました」
莉緒「これは前回、コンディション不良等で歌唱できなかったためで」
莉緒「無事に歌うことができ、みんなで喜んだとのことです」
エミリー「ひとつ憑き物が落ちた気がします。本当に良かったです」
莉緒「ですよね。琴葉ちゃんもジュリアちゃんも待望でしたから」
亜利沙「白石紬さんも含め、最高でしたよ。わたくしはまたの機会に」
莉緒「亜利沙ちゃんも万全のコンディションじゃないのに、素晴らしいパフォーマンスでしたよ。感動しました」
エミリー「ですよね! 大和撫子の鑑です!」
亜利沙「ありがたいやら申し訳ないやら……続いてのニュースです。エミリーさん」
エミリー「はい」
エミリー「エミリースチュアート、お手玉」
エミリー「アイドルエミリースチュアートがお手玉に挑戦したことが明らかになりました」
エミリー「劇場内で野球を禁じられた大和撫子永吉昴が」
エミリー「大道芸のように器用に5個の球を回していたとのことです」
エミリー「なおエミリーは上手くいかず、漫画のように頭にぶつけていた模様です」
亜利沙「なんとも微笑ましいニュースですね」
エミリー「お恥ずかしながら……しかし、こうやって失敗を笑いに変えるのが日本文化だと、奈緒さんに教えていただきましたので」
莉緒「ちなみに、琴葉ちゃんは劇場内お手玉はOK出したのよね」
エミリー「はい。ただ結局、海美さんが来てから全力投球されていたので、それは怒られてましたね」
亜利沙「満足できなかったんですね……続いてのニュースです」
亜利沙「矢吹可奈、あまい罠」
亜利沙「アイドル矢吹可奈が優雅なお茶会をしていたことが明らかになりました」
亜利沙「ただ、ドーナツ1個のカロリーを消費するのにランニング40分が必要と知り」
亜利沙「運動すれば大丈夫という作戦の、失敗を嘆いていたとのことです」
亜利沙「なお、お皿に盛られたドーナツ3つはしっかり胃袋に収めた模様です」
莉緒「……食べちゃったの? これ、周年ライブ前ですよね?」
亜利沙「まあ、レッスン含め、相当運動されてるので……あと、成長期ですし。大丈夫でしょう」
エミリー「小麦蒸し餅は意外と熱量が大きいですよね。同じくらいの満腹感を得るなら、お米の方が良いと耳にしたことがあります」
亜利沙「なるほど。勉強になります」
莉緒「まあ、お菓子も含めて、食べる量を気にしていたら大丈夫ですよ」
亜利沙「説得力ありますね。百瀬さんの場合、お酒を含めてそのプロポーションですから」
莉緒「もう、亜利沙ちゃん。私、そんなに飲んで……ないことはないけど、ライブ前はちゃんと控えてるから、大丈夫です」
エミリー「なるほど。だから公演が終わった次の日はよく仮眠室で休まれてるのですね」
莉緒「今回はこの生放送があるからちゃんと我慢しましたよ。普段は……ちょっと反省ですけど」
亜利沙「当番組のために、ありがとうございます。続いてのニュースです」
亜利沙「今年も上位独占」
亜利沙「昨年発売したアイドル曲の人気投票で、今年も弊社の曲が上位独占しました」
亜利沙「アニメのテーマソング『Rat A Tat!!!』を始め、デュオ『電波感傷』も高い人気を集めており」
亜利沙「関係者一同、感謝の思いでいっぱいです」
亜利沙「今年以降も、引き続き応援よろしくお願いします」
エミリー「数ある事務所の中で選んでいただけるのは、誇らしいですね」
莉緒「要因はわかりますか?」
亜利沙「語り出すと止まらなくなりそうなので、手短にしますが……メンバーが変わらない安心感、次々と新しいことに挑戦していく姿勢、そして高い歌唱力。このあたりが大きいと思います」
エミリー「たしかに、歌唱力は皆さん高いですよね。私も頑張らないと……」
亜利沙「上手さだけでなく、個性も大事ですから。そのあたりのバランスが抜群だと、いちファンとして思います。皆さん変わらず、自分を磨いていって貰えたら嬉しいです」
莉緒「なるほど」
亜利沙「続いてのニュースです」
亜利沙「最上静香、頭を抱える」
亜利沙「先日、39人が揃った10thライブact4にて」
亜利沙「感動的なラストに、アイドル最上静香がまたやらかしたことが明らかになりました」
亜利沙「最後にいちぽむ3人でハートを作ろうとした際、最上静香ひとり逆のポーズを取ってしまったためで」
亜利沙「裏で頭を抱えていた模様です」
エミリー「もう終わりということで、油断されたのでしょうか?」
亜利沙「ありがサンキューの時も、綺麗に締めたら気持ち良く帰れる!と、思った矢先だったようですし……そうかもしれませんね」
莉緒「静香ちゃんには申し訳ないけど、らしいと言えばらしいですよね」
亜利沙「これがわたくしたちMSのカラーになってますし、影響力は抜群です。本人はそう思われることを気にしてそうですが」
エミリー「で、でも、静香さんのお陰で、少々の失敗は大丈夫と思えますから!」
莉緒「それはフォローになってないような……」
亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」
莉緒「アシスタントの百瀬莉緒と」
エミリー「同じく助手のエミリースチュアートでした」
亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ペコッ
…………
ハイ、オツカレサマデシタ
亜利沙莉緒エミリー「お疲れ様でした」
亜利沙「お二人とも、10thライブ終わったばかりに出ていただいて、ありがとうございます!」
エミリー「いえいえ、ありがたい機会ですし、楽しかったです」
莉緒「そうよ。でも、これで心置きなく飲めるわね」
亜利沙「ライブ終わりの、何よりの楽しみを奪ってしまってすみません」
莉緒「もう、私を何だと思ってるのよ。アルコールなしでも生きて……うん、まあ、ね。大丈夫よ」
エミリー「私も成人したら、たくさん飲むようになるのでしょうか」
莉緒「えっと……そこはね。嗜むくらいがいいわよ。ワインとかね」
エミリー「日本酒や焼酎はいけませんか?」
莉緒「……嗜むくらいに、ね」
エミリー「はい。楽しみにしておきます」
亜利沙「ムフフ」
莉緒「そういえば、ライブで気になったことがあるんだけど」
亜利沙「はい、なんでしょう?」
莉緒「『アイドルは、かく語りき』じゃなくて、『Up!10sion♪Pleeeeeeeeease!』を選んだのって、亜利沙ちゃん?」
亜利沙「そうですよ」
エミリー「たしかに、私も新曲お披露目かと思ってました」
莉緒「そうよね。どういう理由で選んだの?」
亜利沙「いや、単純に10thなんで。10繋がりってだけです。曲名に10が付いてるの、ありさの曲だけなんで」
莉緒「思ったより単純ね」
エミリー「でも、他の方の楽曲も全て把握されていて……すごいでしゅ!」
亜利沙「そんなそんな……ファンとして当然のことですよ」
最上静香「生放送お疲れ様です。ちょっと良いですか?」
亜利沙「静香ちゃん! ありがとうございますぅ!」
エミリー「労い、ありがとうございます」
静香「それは良いとして……亜利沙さん、もっと取り上げるところあるでしょ? なんであれをニュースにするんですか!」
亜利沙「いやっ! いやいやいや、でもっ、最高でしたよ!」
静香「だから、そう言って何でもごまかせるわけじゃないですよ!」
エミリー「で、でも、おもしろかったですし、最後だったんで、とても印象的でした」
静香「ちょっと! エミリーも! フォローになってない!」
莉緒「まあまあ、終わったことは仕方ないじゃない。パーッと、飲んで忘れましょ」
静香「私は未成年です!」
莉緒「じゃあスイーツは? お姉さんが奢ってあげるから」
静香「え、いや、それは申し訳ないです」
莉緒「いーの、いーの、ほら、行きましょう!」
静香「あっ、えっと、はい……」
ガチャ バタン
亜利沙エミリー「……」
エミリー「あの、亜利沙さん、私、大丈夫でしょうか?」
亜利沙「どうしました?」
エミリー「良い点をお伝えようとしたのですが……静香さんには申し訳ないことを言ってしまった気がして」
亜利沙「ああ、それなら気に病まなくて大丈夫ですよ。むしろ良かったと思います」
エミリー「え?」
亜利沙「失敗は笑いに変えるのが一番ですから」
エミリー「なるほど! そうでしたね!」
おわり