パリ市内 某所
黒井「ふむ、やはり本場のマカロンは一味違うな」
???「~~~!」
黒井「む?あれは高木の所の成金小娘では無いか」
黒井(トラブルの様だがここで恩を売って、765プロの妨害工作に役立てるとするか…)
黒井「…それどころではないようだな!」
元スレ
黒井「oui」伊織「de変態」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424247993/
伊織「ちょっと止めなさいよ!変態!」
男「ちょっとだけ付き合ってよ〜マドモアゼ〜ル」
伊織「なんなのよ!もう!」
黒井「そこまでだ、ムッシュ」
伊織「え?」
男「なんだアンタは?」
黒井「その娘は私の連れだ。離れて貰おう」
男「ちょっとサイン貰おうと思っただけなんだよ」
黒井「…だそうだか?」
伊織「えっと…勘違いしてたみたい…はいコレ」カキカキ
男「メルスィ!僕もちょっと強引だったよ〜ごめんね!じゃあ応援してるよマドモアゼル伊織!!」
伊織「ふぅ…」
黒井「大丈夫か?」
伊織「えぇ….」
伊織「その…ありがとう…って961プロの黒井社長!?なんでこんな所に?」
黒井「ウィ、出張ついでに観光をしてたのだよ高木の所の三流アイドルよ」
伊織「三流は余計よ!でも本当に助かったわ。アンタがいなきゃ更に話が拗れてたわ」
黒井「気にするな」
黒井「ところで貴様はなぜここにいる?」
伊織「私はちょっと纏まったオフが取れたから旅行にね」
黒井「両親はどうした?」
伊織「仕事よ。で退屈だからちょっと散歩してたらあのザマよ」
黒井「ふむ。では貴様の宿泊先まで送ろう」
伊織「えっとその前に…良かったらお茶にでも行かない?」
黒井「なに?」
伊織「勘違いしないでよね!ちょっとしたお礼よ!」
黒井「…水瀬伊織よ、食事は取ったのかね?」
伊織「えっと、まだだけど」
黒井「なら私の行きつけの店に案内しよう」
パリ市内某所 L'EPI DUP◯N
黒井「ここだ」
伊織「ビストロなのね」
黒井「ウィ。ここはリーズナブルで美味い」
店員「こんにちは!」
伊織「日本語?」
黒井「ここの店員さんは日本語が喋れるのだ」
黒井「さぁ好きな物を頼むが良い」
伊織「私はこのソーモンのソテーを貰うわ」
店員「シャケですね!」
伊織「そこはせめてサーモンでいいじゃない!」
黒井「私は鴨肉のコンフィを貰おう」
店員「はい、少々お待ち下さい!」
───
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─
伊織「美味しいじゃない!」
黒井「ウィ。言っただろうセレブな私の行きつけだ」
伊織「リーズナブルって言ってたじゃないの」
黒井「うるさい!」
───
──
─
パリ市内 某所 ホテル前
伊織「ふぅ、本当に美味しかったわ。しかもお礼のはずが出して貰っちゃって」
黒井「ここはフランスだぞ?男性が出すが当たり前だ」
黒井「では私は失礼しよう。アデュー」
伊織「まだお礼してないわよ…A bientot」
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パリ市内 LES DEUX MAG○TS
伊織「あら、黒井社長じゃない。ボンジュール」
黒井「む、水瀬伊織か」
伊織「相席いいかしら?」
黒井「構わんぞ。そこのギャルソン、ムニュを貰おうか」
伊織「それは?」
黒井「オランジーナだ。最近日本で売ってるだろう」
伊織「急に流行ったやつね」
黒井「ウィ。だが実は昔にこれと同じで瓶で売っていたんだが、販売中止になってしまってな」
黒井「日本の企業が買い取って今また再販しているわけだ」
黒井「昔はカフェや雑貨屋くらいでしか買えなかったんだぞ」
伊織「へぇ」
黒井「やはりこの瓶でなくてはダメだな!」
黒井「おっと熱くなってしまったな。注文は何にする?」
伊織「私もオランジーナにしようかしら」
黒井「なに?確か炭酸は苦手だっただろう」
伊織「なんで知ってるのよ。まぁ物は試しね」
伊織「結構炭酸が強いのね…」
黒井「フランス産は炭酸が強くて味もすっきりしているな」
伊織「でもオレンジの粒がいい味だしてるわね」
黒井「なかなかわかるではないか」
伊織「…結構おいしいかも」
───
──
─
黒井「では私は仕事があるので失礼するとしよう」
伊織「あの…本当に世話になったわね。その…ありがとう」
黒井「ウィ、では日本でまた逢おう。アデュー!」
765プロ
P「おはようございますー!」
???「これはこれは、ダメ人間の見本市に出てそうな三流プロデューサー君ではないか」
P「見本市って…ってまたあなたですか黒井社長!」
黒井「ウィ」
P「今日は一体なんの用なんですか?」
黒井「なぁに、つい先日スーパーセレブらしくヨーロッパに観光に行ったものでな」
黒井「この貧乏事務所にお土産でも恵んでやろうと思ってな」
P「ぐ…わざわざありがとうございます」
小鳥「プロデューサーさん!本場ラデ○レのマカロンですよ!」
黒井「では相変わらず私は忙しいので失礼する!アデュー!」
小鳥「お気をつけて!」
P「忙しい割にはいつも律儀にお土産持ってきてくれるよな…」
─────
───
─
赤坂 ブーブーエス
律子「では事務所に戻りましょうか」
やよいおり「は~い!」
やよい「あ!黒井社長!」
伊織「あら本当」
黒井「やよいちゃんに伊織ちゃんではないか。それに元アイドルの二流プロデューサーか」
律子「相変わらず嫌味ったらしい…」
やよい「黒井社長!いつものアレやりましょう!」
黒井「ウィ。勿論だ」
やよい「いきますよ~~!ハイ、タ~ッチ!」
やよい&黒井「イェイ!」
律子「」
伊織「えっとコレあげるわ」
黒井「これはフランス産のオランジーナではないか」
伊織「えっと、勘違いしないでよね!ちょっと箱で買っちゃったから飲みきれないだけよ!」
黒井「ではいただくとしよう」
やよい「えへへ~!」ニコニコ
黒井「勘違いするんではないぞ!伊織ちゃんが飲みきれないと言うから貰っただけにすぎんからな!」
やよい「今度は伊織ちゃんと黒井社長とみんなでもやし祭りしましょう!」
黒井「そ、そうだな」
伊織「や、やよいが言うならしょうがないわね!にひひ♪」
律子「」
おわり
37 : 1 - 2015/02/18 20:20:33.82 8eVd6RMz0 26/26
お目汚し失礼しました
黒井「ウィ」やよい「うっうー!」
https://ayamevip.com/archives/58152895.html
黒井「王者になる為には孤独でなければならない」
https://ayamevip.com/archives/58152899.html
黒井「ウィ」貴音「面妖な」
https://ayamevip.com/archives/58156257.html